JP4637983B2 - 印刷機の胴を位置決めする装置、この装置を有する印刷機、および印刷機を運転する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提項に記載されたような、胴が支持部材内に回転可能に支持され、印刷物を案内する胴に対しておよびその際様々な位置へ調節可能なユニットをこの支持部材と共に構成している印刷機における、少なくとも1つの胴を選択的に位置決めする装置に関し、また、請求項13の前提項に記載されたように、調節経路に沿って様々な位置に調節可能な胴を有する位置決め装置を備え、この胴が印刷物を案内する胴と協働する、印刷機を運転する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の位置決め装置は、印刷機の内部で動作位置と、停止位置またはメンテナンス位置への胴の調節に用いられる。
【0003】
例えば、米国特許出願明細書第4617865号では印刷機用の塗布装置が記載されている。この装置は、レール上を走行可能な、供給ローラを有する枠を備えている。この枠はボールねじ伝動装置により走行可能であり、この場合、ボールねじナットが、モータにより、リンクチェーンを介し回転する状態で駆動可能となっている。ボールねじナット、モータ、およびリンクチェーンは、この枠内に支持され、そしてこの枠と共に走行可能となっている。この枠および胴は、リンクチェーンによって保持されていない。
【0004】
さらに、ドイツ特許特許出願明細書第69022419T2号(米国特許出願明細書第4934305号)では、別の塗布装置が記載されている。この塗布装置における、塗布装置を引き戻すための引き戻し装置は、巻き上げユニットとして構成することができる。この場合、例えばチェーンまたは歯付きベルトのような、形状接合された引張り手段は備えられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の位置決め装置は、それぞれの応用の場合にはよく適しているが、他の応用の場合に対しては利用することができない。
【0006】
したがって本発明の目的は、印刷機に用いるための新たな位置決め装置を提供することにある。
【0007】
ドイツ特許第69022419号に記載されたこの装置は、版を正確に位置決めできるようにすることを目的として、好適には周辺部見当調節および側部見当調節のために取り付けることが可能である。しかし、この装置を備える印刷機を運転するための方法については示されていない。本装置の始動のために必要な調節過程の時間的な経過は最適化されておらず、この結果、準備時間のための時間の無駄を低減することができない。したがって、さらに、本発明の目的は、位置決め装置を備える印刷機を運転するための、もしくは、位置決め装置を始動するための、時間を最適化するステップを有する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、これらの目的は、請求項1および13の特徴を有する装置と方法によって達成される。各従属項はさらに他の特徴を含んでいる。印刷機内で、少なくとも1つの胴を選択的に位置決めする本装置、すなわち、この胴が支持部材内に回転可能に支持されており、そして異なる位置へ調節可能なユニットを支持部材と共に構成している本装置は、この胴およびこのユニットをこれらの位置へ調節する引張り手段を備える引張り伝動装置を特徴としており、この場合、この引張り手段にぶら下がったこのユニットは、この引張り手段によって保持されている。このユニットは、完全に固定されていない状態で、例えば昇降機に相応して、または、例えば傾斜した平面上に置かれて補助的に案内される状態で、引張り手段にぶら下がっているか、もしくは、引張り手段によって保持されている。引張り手段は、チェーンまたはロープまたはベルトであることが可能である。引張り手段は、支持部材に固定されることができ、そしてまた、有端式の引張り手段であることができる。引張り伝動装置は、電動化されていることが好ましい。
【0009】
本発明による装置の他の好適な実施態様は、引張り伝動装置が嵌合による引張り伝動装置であり、そしてまた、特にチェーン伝動装置であることを特徴としている。
【0010】
引張り伝動装置のグループには、例えば巻き上げ装置や、摩擦による嵌合状態で作用するVベルト伝動装置の他に、駆動ホイールおよび/またはガイドローラ、そしてまた引張り手段が嵌合した状態で互いにかみ合っている、嵌合による引張り伝動装置も含まれる。
【0011】
嵌合による引張り伝動装置のグループには、歯付きベルトにかみ合う歯車を有する歯付きベルト伝動装置の他に、チェーンにかみ合うチェーンホイールを有する好適なチェーン伝動装置も含まれる。
【0012】
この嵌合による引張り伝動装置によって、ユニットの非常に正確な位置決め、そしてまた、比較的広い調節経路にわたるユニットの調節が可能である。他の実施態様は、引張り手段がリンクチェーンであることを特徴としている。
【0013】
このリンクチェーンの場合、個々のチェーンリンクは、例えばローラチェーンの場合がそうであるように、リンクにより互いに接続されている。
【0014】
他の実施態様は、引張り手段の端部が、ばねを介して支持部材に接続されていることを特徴としている。
【0015】
この支持部材もしくはこのユニットは、この双方の引張り手段端部を接続する接続リンクを形成していることが好ましい。この場合、この引張り手段は、回転しない無端式の引張り手段である。引張り手段の第1の端部は、ユニットを上方から保持することが可能であり、そしてまた、ばね付勢されない状態で支持部材に接続されているか、もしくは支持部材に固定されている。第2の引張り手段端部は、第2の引張り手段端部と支持部材との間の接続リンクを形成し支持部材に固定されたばね弾性を有する部材、すなわち例えば圧縮ばねのような部材に接続されることが可能である。例えば、第2の引張り手段端部は、コイルばねのばね端部に接続されることが可能であり、この場合、他方のコイルばね端部が支持部材に固定される。このようにして、ユニットを持ち上げない引張り手段端部は、ばね付勢された状態で支持部材に吊り下げらることができるとともに追従されることができる。しかし、この引張り手段は、例えば閉じた歯付きベルトのような、回転するエンドレス式の引張り手段でもあることが可能である。
【0016】
他の実施態様は、引張り手段が、少なくとも2つの歯車によって案内されることを特徴としている。引張り手段は、2つの以上の歯車上を走行することが好ましい。これらの歯車は、引張り手段に嵌合した状態でかみ合い、そしてまた、例えば、歯車またはチェーンホイールであることが可能である。1つのホイールは、駆動されることが可能であり、そしてまた、引張り手段を駆動することが可能である。これらの歯車は引張り手段を案内し、そしてまた、この引張り手段を例えば他の進行方向に反転させることができる。他の実施態様は、胴が塗工物を印刷物上へ塗布するためのインキ着け胴である、ということを特徴としている。
【0017】
この塗工物は、粒状のトナーであるか、または、好ましくは、例えば印刷インキまたはニスのような塗布液であることが可能である。このインキ着け胴は、例えばゴムフランケット胴または版胴のような、印刷を行う胴、または、例えばニスブランケット胴またはニス版胴のようなニス引きされた胴であることが可能である。しかし、この胴はまた、インキ着け胴ではなく、印刷物を処理するための、工具を配置した加工処理胴、すなわち例えば、断裁胴、溝形成胴、さん孔胴、押し抜き胴、カレンダ胴、清掃胴、または、型押し胴であることも可能である。
【0018】
他の実施態様は、少なくとも1つの別の胴が支持部材内に回転可能に支持されていることを特徴としている。
【0019】
胴と、支持部材内に支持された他の胴は、互いに軸平行に、そしてまた、互いに周囲側が接触状態にあるか、または互いに周囲外套面が非常にわずかな間隔を備える状態で配置されていることが好ましい。例えば、胴はインキ着け胴であることが可能であり、そしてまた、他の胴は、このインキ着け胴上に取り付けられこのインキ着け胴に塗布液を送る配量ローラまたはラスターローラであることが可能である。
【0020】
他の実施態様は、支持部材が、案内部材上に置くことが可能となっていることを特徴としている。
【0021】
この支持部材もしくはこのユニットは、引張り伝動装置により降下させられることが可能であり、そしてまた、この際、案内部材上へ載せられるとともにこの案内部材から再び持ち上げられることが可能である。案内部材は、ストッパが作用する場合、ユニットがこのストッパに対して、例えば実質的に垂直な調節の際に、上方から下方へ当接することが可能である。案内部材は、例えば、支持部材を上に置くことが可能なレールの形で構成されることが可能である。
【0022】
他の実施態様は、支持部材が、案内部材としての機能を有する少なくとも1つのローラ上に置くことが可能であることを特徴としている。
【0023】
このローラは、偏心した偏心軸受のまわりを回転可能な偏心ローラとして形成されることが可能である。ユニットを上に置くことが可能なこの偏心ローラまたは他のローラは、ピボット軸受のまわりをピボット運動可能なローラとしても構成されることが可能である。他の実施態様は、支持部材が、胴と共に、引っ張り伝動装置により、直線状の、そしてまた正確にまたは概ね垂直な運動方向に、これらの位置へ選択的に昇降可能である、という特徴を有している。
【0024】
この位置決め装置が、印刷物に加工もしくはこの印刷物に塗布を行う仕上げ加工ユニットの一部であり、そしてまた、例えばニス引きユニット内に組み込まれている場合、この構成は、支持部材と胴とから構成されるユニットの、そしてまた、必要な構造的空間のアクセス容易性に関して非常に好ましい。
【0025】
本発明による装置は、ウエブ状の、または枚葉紙状の印刷物を印刷する輪転印刷機であってオフセット印刷機として形成することができる輪転印刷機に利用可能である。本発明の根底にある目的は、さらに、請求項12の特徴を有する方法によって達成される。印刷機、特に、前述のように構成された位置決め装置を有する印刷機であって、位置決め装置、すなわち、調節経路に沿って様々な位置へ調節可能な印刷物搬送胴と協働するような胴を有する位置決め装置を備えた印刷機を運転するための本方法は、以下のステップaないしdの少なくとも2つのステップが実行されること、そしてまた、この2つのステップが、少なくとも部分的に同時に実行されることを特徴としている。
【0026】
a)印刷物を案内する胴の回転角を特定の位置へ調節するステップ
b) 調整経路に沿って調節可能な胴の回転角を特定の位置へ調節するステップ
c) 調節経路に沿って調節可能な胴の周囲見当を調節するステップ
d)調節可能な胴を、位置決め装置によって調節経路に沿って第1の胴位置から第2の胴位置へ調節するステップ。
【0027】
この調節可能な胴は、直線状の調節経路に沿って相応する位置へ調節可能であることが好ましい。この場合、本方法を実行するための引張り伝動装置を有する、本発明による装置を用いることができる。しかし、本方法は、さらに、別の手法で構成された位置決め装置を備える印刷機にも用いることができる。胴は、例えば、この種の位置決め装置により、相応する位置へ揺動させられることが可能である。本発明による方法の利点は、印刷機の試運転のために必要な複数の調節過程における時間的なオーバーラップもしくは並列的な経過から生じる。個々の調節過程a)〜d)を駆動する、印刷機の様々な駆動装置は、電子的な制御装置により互いに同期して、そしてまた、これらの実行されるステップにしたがって時間的に制御されることが可能であることが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、好適な実施形態に基づいて本発明を説明する。 図1では、仕上げ加工ユニット3を有する、縦列構成の枚葉紙オフセット輪転印刷機として形成された印刷機1が示されている。仕上げ加工ユニット3は、図示するように、好ましくは枚葉紙搬送方向76にみて第1の印刷ユニット2の前方に配置されているかもしくは最後尾の印刷ユニット2の後方に配置されている。印刷機1は、さらに複数の仕上げ加工ユニット3を備えることができる。仕上げ加工ユニット3は、モジュール式に形成されており、多種多様なユニット50が仕上げ加工ユニット3のフレーム53へ選択的に取り付けることができるようになっている。例として、ユニット50は、印刷物における例えばニス引きのような塗工やまたは例えば打ち抜きのような処理に用いることができ、そしてまた、印刷モジュール、型押しモジュール、ナンバリングモジュール、または他の仕上げ加工モジュールであることも可能である。図1では、圧胴4上に置かれた枚葉印刷物上へ塗布液を塗布するためのインキ着け胴7をそれぞれ備える、印刷物にニス引きを行うための塗工ユニットとして形成された2つのユニット50が示されている。動作位置62(図2)にあるユニット50は、インキ着け胴7に高粘性の塗布液を供給する供給装置8,9,51を備えている。供給装置8,9,51は、塗布液を汲み出す浸漬ローラ9が浸漬される、塗布液を貯える容器51から構成されており、この場合、浸漬ローラ9には、塗布液を塗布胴7上へ移す配量ローラ8が取り付けられている。このユニット50は、高く持ち上げられたメンテナンス位置54で示される別のユニット50、すなわち、その支持部材6内にインキ着け胴7の傍らで同じく少なくとも1つの別の胴8が回転可能に支持されている別のユニット50によって交換可能となっている。さらにこのユニット50の場合、支持部材6内に支持されたこの別の胴8は、インキ着け胴7にその周囲側で接触している。後に述べたこのユニット50の場合、供給装置8,52は、低粘性の塗布液を供給するために適したものとされており、そしてまた、ラスターローラ8とこのラスターローラ8に取り付けられチャンバ内ドクターブレード52とから構成されている。このユニット50は、例えばニスのような塗布液の性質に応じ、印刷機1の作業者によって仕上げ加工ユニット3内へ取り付けることができ、また、印刷製品のインライン仕上げ加工のために選択的に利用することができる。
【0029】
図2では、図1で示された仕上げ加工ユニット3がさらに詳細に示されている。この仕上げ加工ユニット3は、少なくともインキ着け胴7を選択的に位置決めするための位置決め装置を備えており、この場合、インキ着け胴7は、支持部材6内に回転可能に支持されているとともに、支持部材6と共に、様々な位置54,55,62へ調節可能なユニット50を構成している。ユニット50もしくは支持部材6は、伝動装置25ないし28により第1の運動方向に沿って調節可能であり、また、この際に案内部材18,19上へ載せられることが可能になっている。案内部材18,19上に載っているユニット50は、案内部材18,19によって案内される状態で第2の運動方向に沿って調節することができる。ユニット50は、伝動装置25ないし28により、参照符号54で示されるメンテナンス位置および交換位置から参照符号55で示される停止位置へ、垂直な方向に調節することが可能である。位置55では、ユニット50が案内部材18,19上に載っており、そして、インキ着け胴7が、印刷物を案内する胴4に対して、もしくはこの印刷物を案内する胴4上に置かれた印刷物に対して、最小の間隔を有している。ユニット50は、調節可能な支持物として形成された案内部材18,19によって位置55から参照符号62で示される動作位置へ案内され、この位置では、インキ着け胴7が印刷物を案内する胴4と共働し、またこの胴4上へ置かれた印刷物上へ塗布液を塗布する。位置54から位置55へのユニット50のこの調節は、概ねまたは正確に垂直な方向に行われるとともに、位置55から位置62への調節は、垂直方向からそれる方向に行われる。支持部材6は、胴7ないし9の軸方向にずらせて配置された2つの側壁から構成されており、この2つの側壁の間に胴7ないし9が配置されて回転可能に支持されている。案内部材18,19は、偏心軸受36のまわりに回転可能な少なくとも1つの偏心器19を備えている。さらに、案内部材18,19は、少なくとも1つのローラ18、19を備えている。この少なくとも1つのローラ18、19は、偏心器19それ自体であることが可能である。図2で示された装置の場合、偏心器19は、1つのローラとして形成されており、また、水平に対して傾斜した案内部材表面46を有する支持部材6が載っている付加的なローラ18を有している。偏心器19は、旋回軸受38のまわりを旋回可能な旋回レバー39内に支持されている。ユニット50は、旋回レバー39の旋回により、位置55から位置62へ、また、ふたたびこの逆へ調節可能となっている。旋回レバー39として形成され軸受プレート39に対するユニット50の相対位置は、偏心器19が偏心軸受36のまわりに回転することにより調節可能となっており、そしてこれにより、動作位置62で、胴4に対する胴7の距離を調節することもしくは印刷物厚さに合わせることが可能である。偏心軸受36は、軸受プレート39内に支持されたピボットと、このピボット上に置かれそのピボット軸40のまわりにレバー43によって回転可能なブッシュとから構成されている。このピボットもしくはピボット軸40は、このブッシュ上に回転可能な状態で置かれたローラ19の回転軸41に対応するブッシュ中心に対して偏心している。
【0030】
他の構成では、ピボットおよびブッシュは互いに回転不能に接続することができ、そして、このピボットを軸受プレート39内に回転可能に支持することができる。偏心軸受は、様々な構造形状で用いられ、そしてまたここに示したもの以外に、機能的に同等な他の構造形状を用いることができる。旋回軸受11の旋回軸12は軸41と、そしてこの旋回軸受11の偏心軸13は軸40に、また旋回軸受11を調節するレバー14はレバー43にそれぞれ匹敵する。旋回軸受11の機能および目的については後述する。偏心器19は、例えば電動モータとして形成された調整駆動装置37によって回転可能となっており、この場合、調整駆動装置37は、偏心器19をレバー43を介して回転させるようになっている。ローラ18は、フレーム53の側壁に回転可能に支持されている。案内部材18,19は、2つまたは複数のローラ18および2つまたは複数のローラ19よりなり、それぞれ同軸に一直線に並んだ状態で、また図面平面に対して互いに垂直方向にずれた状態で配置されているととともに、それらのローラ上にユニット50が両側へ傾くことがない状態で上に載っていることが好ましい。この場合、この2つのローラ19の同時の回転は、調整駆動装置37によってレバー44を介して回転してこの2つのローラ19を連結駆動する同期軸45を介して可能となっている。支持部材6は、表面47ないし49、すなわち、この支持部材6をローラ19上で支持する2つの領域47,48と、この支持領域47,48の間にあってローラ19の周囲表面に対して距離を置いて非接触の領域49とを有する表面47ないし49を備えている。角度をなす状態で連続する直線状の2つの支持領域47,48に代わり、全ての表面47ないし49もまた、円弧状の凹面に湾曲した状態とすることができる。伝動装置25ないし28は、胴7もしくはユニット50を位置54,55へ調節し、引張り手段25を備える引張り伝動装置25ないし28として形成されており、この場合、ユニット50は、引張り手段25に吊り下げられた状態で保持されている。引張り伝動装置25ないし28は、形状接合式の引張り伝動装置として形成されており、このうちの引張り手段25は、この引張り手段25に形状接合式の少なくとも2つ、また例えば3つの歯車26ないし28によって案内される。伝動装置25ないし28は、特に、引張り手段として用いられるリンクチェーンを有するチェーン伝動装置として構成されており、この場合、歯車26ないし28は、チェーン25にかみ合うスプロケットホイールであってこれを介してチェーン25が走行する。ユニット50が持ち上げられる際に負荷がかからない、下方からユニット50へ向かって案内されるチェーン端30が、ばね20を介して支持部材6に連結されるかもしくはこの支持部材6に掛けられている一方で、ユニット50が持ち上げられる際に負荷がかかる、上方からユニット50へ向かって案内されるチェーン端29は、ばね付勢されない状態で支持部材6に固定されている。引張り伝動装置25ないし28は、例えば電動モータであることが可能な調整駆動装置16により、駆動ホイール26を介して駆動され、この結果、支持部材6は、胴7とともに引張り伝動装置25ないし28により、直線状の概ね垂直な運動方向に、位置54,55へ選択的に昇降可能となっている。案内部材18,19と同様に、引張り伝動装置25ないし28もまた2重化された構造を有しており、この場合、前述のチェーン伝動装置に実質的に等しいユニット50を昇降させるためのこの種の別の引張り伝動装置25ないし28が、図面平面に対し垂直方向に離れて配置されている。この別の引張り手段伝動装置における、このユニットが持ち上げられる際に追従する負荷のかからない引張り手段端部は、ばね付勢されない状態でユニット50へ掛けることができる。図示しないこの別の引張り伝動装置は、同じく、駆動ホイール26のように同期軸35に固定された駆動ホイールを備えており、この結果、この2つの引張り伝動装置は、連結駆動され、平行に作用する状態で調整駆動装置16によって共同に駆動されることが可能となっている。支持部材6は、旋回レバー10により、フレーム53にロックすることができ、この場合、このロックされた旋回レバー10は、このロック状態が保たれる際に旋回軸受11のまわりを旋回することが可能である。旋回レバー10および支持部材6は、着脱可能で形状接合する連結部23,24を介して互いに連結可能となっており、この場合、旋回レバー10は、支持部材6に、もしくはこの支持部材6に固定された部分に引掛けられる。旋回レバー10のフック状の構造に代わるものとして、この配置の可能な反転の際に支持部材6もまた、旋回レバー10もしくはこの旋回レバー10に固定された部分を捕捉するためのフック部材を備えることができる。ここに示した形状接合的な連結部23,24は、支持部材6に固定されたボルト23、すなわち、この連結の際に旋回レバー10に形成されたつめ24によって部分的に包囲されているボルト23から構成されている。旋回軸受11は、調節の際に旋回軸受11の旋回軸12が移動するような状態で調節可能となっている。例えば、旋回軸受11は、ローラ19を移動するための偏心軸受36に相当可能な偏心軸受として形成されている。旋回軸受11は、調整駆動装置15として取り付けられた、例えば空気のような圧力流体によって作用可能な作動シリンダにより、ばね21の復原作用に対し、二重レバー14を介して調節可能となっている。旋回レバー10は、リンクガイド17とこのリンクガイド17内で案内されるピン22とを備えるカム伝動装置17,22により旋回可能である。旋回レバー10を支持部材6に連結するか、もしくは引掛けて留めるような旋回軸受11のまわりの旋回レバー10の旋回運動を駆動するために、カム伝動装置17,22が形成されている。リンク17は、チェーン端30で引張り手段25に固定されており、リンク17内で案内される部材22は、旋回レバー10に固定されたピンとして形成されている。リンク17の案内路形状は湾曲しており、少なくとも部分的に、位置54、55間の調節経路に沿うユニット50の第1の運動方向に対して平行になっていない。ロック装置10ないし20,22ないし24は、案内部材18,19のように、ユニット50の両側で2重化された構造で備えることができる。
【0031】
前述の、仕上げ加工ユニット3の個々の機能については、さらに以下、関連させて例示的に説明する。印刷機1の作業者は、ユニット50をアクセス性が良好な位置54にある仕上げ加工ユニット3内へ取り付け、このユニット50をチェーン端29,30に接続する。この後、調整駆動装置16が作動状態にされ、この結果、ユニット50は、このユニット50の表面46ないし48がローラ18,19上に載るまで、位置54から降下させられる。降下している間、ユニット50は、実質的に自由な状態で引張り手段25に吊り下げられており、図面平面において右および左へ最小限だけ揺動することができる。ローラ33は、水平方向に移動した状態でユニット50の重心に作用するチェーンと、図面平面内において僅かに傾斜したユニット50との場合は壁63に当接し、また、他の実施形態にあっては、重心に作用するチェーン、およびこのチェーンに静止状態で吊り下げられたユニット50とともに、壁63に対してわずかな間隔を有することができる。ユニット50が降下する間、リンク17の溝はピン22を越えて押し下げられ、このピン22は下方に向かって開放したこの溝のくさび状の端部内へリンク17内に向かって導入される。引張り手段25によって引かれるリンク17がさらに動いた場合、旋回レバー10の調節が、つめ24がボルト23をまだ囲んでいない(非ロック状態となっている)図示しない旋回レバー位置から、つめ24およびボルト23が互いに形状接合状態となっている(ロック状態となっている)図2で示された旋回レバー位置へと行われる。引張り手段25は、ユニット50が案内部材18,19上へ載せられた後、旋回レバー10をそのロック位置へ旋回させるためにばね20の張り経路を利用してばね20を引っ張る。旋回レバー10のフック状の端部がボルト23を囲むとともに、ピン22が、図2で示されたその休止位置に達すると、この旋回して係合する過程は終了する。チェーン25に固定されたリンク17は、チェーン端30と全く同じようにばね付勢される状態でユニット50に吊り下げられており、この結果、リンク17は、ばね20が伸張される際に伸張方向に相応して1つの部分がユニット50から引離される。既に行われた、旋回レバー10を支持部材6にロックすることと、ユニット50が案内部材18,19上に確実に載ることは、この後に調整駆動装置15を介して行われる。すなわち、この調整駆動装置15が非動作状態になり、例えば空気圧シリンダとして形成された調整駆動装置15が排気されることにより行われ、この結果、ばね21が旋回軸受11の偏心する移動を元の位置に調節する。旋回軸受11のこの調節により、旋回レバー10は、最小限だけ旋回軸受11の方向もしくは下方へ引かれ、この結果、図2で示されているように、つめ24の上方にある内側面がボルト23の周囲面上へ強く押し付けられることにより、このロックが確実に行われる。このロックは、ボルト23にこの内側面を押し付けることによって、摩擦による係合状態または形状接合状態で確実に行われることが可能である。上方にあるこの内側面が直線状の輪郭を有している場合には、摩擦によるかみ合った状態でこの確実なロックが行われ、この結果、旋回レバー10が図2に関して左へ旋回する際、ボルト23とこのボルト23に押圧されたこの内側面との間で作用する表面押圧もしくは摩擦は、つめ24がボルト23から滑ることを阻止するとともに、旋回される旋回レバー10にボルト23としたがってユニット50とが連結された状態のままとなるように作用する。上方にあるこの内側面が、旋回レバー10の調節の際に下方へ向かって上からボルト23を両側で囲んでつかむような、下方へ向かって開口する凹部として形成されている場合には、形状接合状態でこの確実なロックが行われる。例えば、この内側面は、上方を向く半分のボルト周囲のまわりに収まるような、ボルト直径に合わせられた凹状のカーブを備えることができ、この結果、ボルト23は、旋回レバー10が左へも右へも旋回する際、つめ24から滑り出ることがないようになっている。偏心軸受11の大きい減速比により、ばねロッドに作用する圧縮ばねとして形成されたばね21を介して、旋回レバー10により案内部材18,19上に保持されたユニット50を固定するための高い張力を得ることが可能になっている。ユニット50が確実に固定されると、調整駆動装置16は非動作状態にすることができる。案内部材18,19上に載っているユニット50は、軸受プレート39がその旋回軸受38のまわりに旋回することにより、案内部材18,19によって案内される状態で、第2の運動方向に沿って圧胴4上へ、位置55(停止位置)から位置62(動作位置)へ移動される。この移動は、以下、印刷ユニットの場合における一般的な表現にならって印刷シフトとも称される。圧胴4の周囲面に対し、位置62にあるインキ着け胴7の周囲面が離隔していること、もしくは、圧胴4上に置かれた塗布される枚葉印刷物に対してインキ着け胴7を押圧することは、偏心軸受36の回転により可能となっており、この場合、ローラ19の中心およびこれによりローラ19上で支持されるユニット50が移動される。電動式ステップモータとして形成された調整駆動装置37により非常に精密に行われるこの調節は、以下、印刷セットとも称される。ユニット50は、この印刷シフトの場合も、この印刷セットの場合も、案内部材18,19の調節可能な部材すなわちローラ19によって移動され、そしてまた、この際、旋回レバー10のフック状の端部が旋回軸受11のまわりに旋回する際に描く想像上の軌道に沿って、概ね接線上を移動させられる。旋回軸受11に対し半径方向に行われるこの印刷シフトおよび印刷セットの際のユニット50の些細な相対運動は、ばね21の再調節作用により確実に補正される。ばね21は、旋回レバー10の長いサイズにより、もしくは、旋回軸受11に対するロック点の大きい間隔により、ユニット50が案内部材18,19上でスライド移動する際、単に僅かに、スライド移動方向に応じてさらに引張られるか、もしくは引っ張りを緩められる。例えば、調整駆動装置37のような、印刷シフトおよび印刷セットを行う駆動装置は、この調節力の他に、初期張力によって生じる転がり摩擦に対し、案内部材18,19の接触面内でわずかに打ち勝たねばならない。ユニット50のロック解除および取り出しは、実際には反対の手法にしたがい逆の順序で行われる。空気圧シリンダ15は、ロック解除のために空気で負荷されており、ロック装置23,24は、偏心軸受11を介し、力がかからない状態になる。引き続き、モータ16はチェーン25を駆動し、そして、リンク17が掛かっているばね20の引張りを緩める。これにより、旋回レバー10は、その図示された位置から、図面平面に関して左へ離れる状態で旋回し、この結果、ボルト23は解放される。ここで反対の方向へチェーン25を駆動するモータ16は、ユニット50が案内部材18,19から離れるようにするともに、第1の運動方向に沿って、ユニット50のストッパ31がフレーム53のストッパ32に当接するとともに作業者がユニット50を仕上げ加工ユニット3から取り外すことができるようなアクセス性が良好なメンテナンス位置54へ戻るような移動を行うようになっている。空気圧シリンダ15の代わりとして、ロックを解除するために、本装置の他の構成ではチェーン運動も利用することができる。
【0032】
胴7が、印刷物を案内する胴4と共働する場合、および、例えば、胴4上に置かれた枚葉印刷物上に塗布液を塗布する場合、胴7は、歯車56,57を介する伝動技術連結により、駆動装置59によって胴4に同期して駆動される。駆動装置58は、胴7の角度調節に用いられるとともに、例えば胴7の清掃や場合により胴外套交換のようなメンテナンス作業の際に胴7を駆動し、この場合、ユニット50、したがって胴7は、ここではアクセス性が良好なメンテナンス位置54にある。
【0033】
図3および図4では、印刷機1を運転するための方法が示されており、この場合、印刷機1は、印刷物を案内する胴4と協働する、異なる位置54,55へ調節経路に沿って調節可能な胴7を有する位置決め装置を備えている。この方法は、以下のステップaないしdにおける少なくとも2つのステップによって行われること、そしてまた、この2つのステップは、少なくとも部分的に同時に行われることを特徴としている。
a)印刷物を案内する胴4を、特定の回転角度位置(位相位置)へ調節するステップ。
b)調節経路に沿って調節可能な胴7を特定の回転角度位置(位相位置)へ調節するステップ。
c)調節経路に沿って調節可能な胴7の周囲見当を調節するステップ。
d)胴7を、位置決め装置により調節経路に沿って第1の胴位置から第2の胴位置へ調節するステップ。
【0034】
この方法の長所は、時間的なオーバーラップから、もしくは、印刷機1の試運転のために必要な多数の調節過程の並列進行から得られる。個々の調節過程aないしdを駆動する、印刷機1の様々な駆動装置16,58,59(図2)は、例えばプログラム可能な電子的な制御装置61(図1)によって、互いに同期して、この実行するステップにしたがい時間的に制御されることができることが好ましい。この方法の場合、このステップaないしdの少なくとも3つのステップが実行されることができ、かつ、この実行される少なくとも3つのステップのうち、少なくとも2つが、少なくとも部分的に同時に実行されることが可能である。特定の応用の場合にあっては、特にステップcの実行を省略することができる。
【0035】
他の変形例にあっては、4つのステップaないしdの全てが実行され、そして、これらのステップのうち少なくとも2つのステップが、少なくとも部分的に同時に実行されることができる。
【0036】
他の変形例は、少なくとも3つまたは4つの実行されるステップaないしdのうち、少なくとも3つが、少なくとも部分的に同時に実行されるようになっている。
【0037】
さらに他の変形例は、4つのステップaないしdの全てが少なくとも部分的に同時に実行されるようになっている。
【0038】
それぞれこれらの少なくとも部分的に同時に実行されるステップから、少なくとも2つのステップを、概ね同時に、すなわち正確にまたはほぼ同時に、開始することができる。これらの少なくとも部分的に同時に実行されるステップのうち少なくとも3つのステップの実行もまた、概ね同時に開始することができる。
【0039】
他の変形例によると、4つのステップaないしdの全ての実行を概ね同時に開始するようにすることができる。
【0040】
本方法の他の変形例にあっては、ステップaないしdによってそれぞれ実行されるこれらのステップ(2つ、3つ、または、全4つのステップ)の他に、さらに別のステップeが実行されるようになっている。
e)調節可能な胴7を、この胴を回転駆動する駆動装置58(図2)から連結解除するステップ。
【0041】
ステップeの実行は、時間的にステップbの後に開始することができる。そこで、ステップbによる胴7の回転角調節は、駆動装置58が胴7に連結されている場合、この駆動装置58により駆動される。この場合、連結部60(図2)は、駆動装置58の連結および連結解除に用いられる。ステップeの実行は、時間的にステップdの終了後、または、ステップcの終了後にも開始することができる。ステップeの実行は、時間的に、ステップaないしdにおけるそれぞれ実行されるステップの全てが終了した後にも行うことができる。本方法の他の変形例では、時間的にステップdの後に別のステップfの実行が開始するされるようになっている。
f)調節経路に沿って第2の胴位置から第3の胴位置へ胴7を調節するステップ。
【0042】
ステップfの実行は、時間的に、それぞれ実行されるステップaないしdの全てが終了した後に開始することができる。さらにまた、ステップfの実行は、時間的にステップeの終了後に開始することができる。
【0043】
本方法の他の変形例では、ステップeの終了後に、別のステップgの実行を開始することができる。
g)印刷物を案内する胴4の回転角度調節に関して、胴7の回転角度位置の精密調整もしくは微調節を行うステップ。
【0044】
ステップgは、少なくとも部分的、時間的にステップfと共に実行されることができる。さらにまた、このステップgは、正確に同時にステップfと共に実行されることができ、この場合、これらのステップは、並列して進行するとともに同時に開始され終了する。
【0045】
図3では、プログラムのフローチャートが示されており、仕上げ加工ユニットもしくは印刷機1内における前述の様々な調節過程は、このフローチャートにしたがい、プログラム可能な電子的な制御装置61によって制御可能である。図2で示されたユニット50が位置54から位置55へ下降する間におけるこれらの個々のステップの時間的な順序については、以下、プログラムレベル64ないし75に基づき例示的に説明する。プログラムレベル64は、プログラムのスタートを内容としており、この場合、位置54から位置55へのユニット50の下降が開始される。後続のプログラムレベル65ないし69は、並列的に処理され、この場合、プログラムレベル65では、圧胴4の位相位置が、この圧胴4を回転駆動する印刷機1の主駆動装置59により調節されるとともに固定される。プログラムレベル66では、インキ着け胴7の位相位置が、ユニット50に組み込まれたインキ着け胴7を回転駆動する駆動装置58、すなわちユニット50と共に走行可能な駆動装置58によって同じく調節されるとともに位置決めされる。プログラムレベル67では、インキ着け胴7の周囲見当調節が行われ、この場合、例えば、このインキ着け胴7の上にあるニス引き版が、見当が正確な状態で調節される。プログラムレベル68では、ユニット50が、メンテナンス位置54から、このメンテナンス位置54と停止位置55との間にある中間位置(図2では詳細に示さず)へ降下させられる。この中間位置では、駆動に合わせて胴7に接続され例えばこの胴7のジャーナル上に置かれた歯車56は、駆動に合わせて胴4に接続され例えばこの胴4のジャーナル上に置かれた歯車57に対して、まだかみ合っておらず、そしてまた、胴7は、詳細に示していない保護装置により、回転しないように固定されている。この場合、歯車56,57の歯のかみ合いに対して場合によっては必要な非常にわずかな胴7の回転遊びがまだ存在するようにすることができる。プログラムレベル69では、プログラムレベル65ないし68で行われる個々の機能1ないし4の他に、他の個々の機能5ないしnを備えることがことができる。プログラムレベル70では、個々の機能1ないしn、もしくはプログラムレベル65ないし69が終了したかどうかの問い合わせが行われる。プログラムレベル71は、プログラムレベル70にしたがう条件がまだ満たされていない場合にプログラムによって実行される閉ループを示している。過程1ないしnの全てが終了すると、プログラムレベル72で胴駆動装置58の連結の解除が行われる。駆動に合わせて、例えば電動モータのような駆動装置58にインキ着け胴7を接続することは、連結部60の解放により解除される。後続のプログラムレベル73では、ユニット50が、中間位置から図2で示された停止位置55へ降下させられる。インキ着け胴7に対して同軸に配置された歯車56の歯の、印刷物を案内する胴4に対して同軸に配置された歯車57の歯に対するかみ合いのかならずしも必要でない精密な位置決めは、プログラムレベル73に対して並列的に行うことができ、また、歯車56は、ユニット50の降下により、歯車57とかみ合うようになる。このプログラムは、プログラムレベル75により終了する。駆動装置58と胴7もしくは歯車56との間に、わずかなフリーホイール遊びを有するフリーホイールが組み込まれている場合、胴7からの駆動装置58の連結解除は、歯車56,57の歯が既に互いにかみ合わされているとき、後の時点になってからでも行われる。歯車56,57は、停止位置55でも動作位置62でも互いにかみ合っている。ユニット50の動作位置62から停止位置55への、このユニット50の調節経路は、この際に歯車の歯がかみ合った状態から外れるほどには大きくない。胴7が、印刷物を案内する胴4と共働する場合、また、例えば、胴4上に置かれた枚葉印刷物上に塗布液を塗布する場合、胴7は、伝動技術連結により、歯車56,57を介して駆動装置59によって胴4に同期して駆動される。駆動装置58は、胴7の角度調節に用いられるとともに、例えば胴7の清掃や万一の場合の胴外套交換のようなメンテナンス作業の際に胴7を駆動し、この場合、ユニット50およびこれにより胴7は、ここではアクセス性が良好なメンテナンス位置54にある。 胴外套は、例えば、仕上げ加工ユニット3がニス引きユニットである場合に、ニス引き板であることが可能である。インライン式に運転される仕上げ加工ユニット3が、枚葉印刷物を変形させる、すなわち例えば刻印または打ち抜き加工を施す仕上げ加工ユニットである場合、胴外套は、これに応じて工具を備えることができる。ナンバリングユニットまたは型押しユニットとして構成された仕上げ加工ユニット3の場合、胴外套は、版であることが可能である。胴外套交換は、自動または半自動式に行うことができ、そして、例えば胴外套の洗浄のような胴7の清掃は、手動で、または清掃装置によって自動的に行うことができる。胴外套交換の場合も清掃の場合も、胴7、および、場合によっては支持部材6内に支持されたユニット50に含まれる清掃対象の他の胴8,9は、駆動装置58によって駆動される。
【0046】
図4では、印刷機1の運転の際に実行されるとともに時間的に互いに同調させられる様々なステップaないしhの時間的な経過を表わすタイミングチャートが示されている。このステップaないしhは、水平に延びる断続的な濃色領域としてわかりやすく示されている。このグラフの縦座標軸上に、このようにしてこれらのステップが示されている一方で、横座標軸は、同じ大きさの11個の時間単位に区分されており、この場合、時間単位に実際に対応する継続時間は、例えば10秒とすることができるが、個々のステップの順番の説明にとっては重要でない。ステップaないしdはプログラムレベル65ないし68に対応し、ステップeないしgはプログラムレベル72ないし74に対応し、ステップhは、プログラムレベル64、75を一括して表わしている。ここでは、ステップaないしd、そしてまたステップfおよびgは、それぞれ同時に開始される、ということが示されている。ステップaないしdの全ては、時間単位2ないし5にわたって並列にもしくは同時に実行される。これらのステップの時間的なオーバーラップは、この考え方の下では少なくとも部分的に同時と理解されるべきであり、このオーバーラップは、ステップbが時間単位4の終りとともに終了し、ステップcが時間単位4の始まりとともに開始されるとした場合、ステップbおよびcの場合にも該当するものと考えられる。この例示的に説明されたケースでは、ステップbおよびcが、少なくとも時間単位4の間に同時に実行される。このタイミングチャートでは、ステップe、f、gは、ステップaないしdの終了の後に、また、ステップfおよびgは、ステップeの終了の後に開始される、ということがさらに示されている。ステップfおよびgは、正確に同時に実行され、すなわち、これらのステップは、単に時間的にオーバーラップするだけでなく、それぞれ共通の時点で開始されるとともに終了する。
【0047】
図5では、図2で示された装置の変形された実施形態における本質的な部分が示されている。旋回レバー10を旋回させるための図2で示されたカム伝動装置の代わりとして、図5による変形された実施形態の場合は旋回レバー10がレバー伝動装置により旋回されるようになっている。図5で示された装置は、より見えやすくするために図5では不完全に示されているとしても、参照符号14,15,17,21,22(図2)で示すような、この変形された実施形態の場合に欠けている部分にいたるまで、同じ構成で図2で示された全ての部分を含んでいる。図5で再び図示された、図2からの部分にあっては、参照符号が同じように用いられている。
【0048】
旋回レバー10の旋回は、フレーム側に支持されて旋回レバー10にリンク接続されたロッド82上に置かれたコイルばね83の作用に抗し、時計回り方向に対して反対に行われる。旋回レバー10を支持部材6から時計回り方向に対して反対方向に解除する旋回運動は、調整駆動装置85によって駆動され、そして偏心軸受11を調節するレバー78を介して行われるようになっている。この場合、このレバー78は、ここではフレームに固定されたリンク装置80のまわりを旋回可能なレバー77を押圧し、このレバー77は、旋回レバー10に固定されたストッパ81へ再び押圧されるようになっている。調整駆動装置85は、圧縮空気を作用させることが可能な作動シリンダであってピストンロッドが入り込む際に最初に偏心カム軸受11の調節を行う作動シリンダとして形成されており、この結果、旋回レバー10はその長手方向にわずかに上方へ移動させられる。また、この旋回レバー10は、続いて部分78,79,81を介して旋回レバー10をばね83の作用に抗して軸受11のまわりに旋回させ、この結果、旋回レバー10および支持部材6が係合解除される。レバー77は、一本アーム式のレバーとして、すなわち、リンク装置80内のレバー端に下方へ向かって緩く吊り下げられた状態で支持されるとともに、レバー78に固定されたローラ79が、長いレバーアームを形成する他のレバー端をこのリンク装置80上へ押圧するような一本アーム式のレバーとして形成されており、この結果、レバー77の短いレバーアームを提供する、レバー77の両方のレバー端間に置かれたレバー77のレバー領域が、ストッパ81に対して当接し、旋回レバー10に固定されたこのストッパ81を介して、旋回レバー10を調節する。ばね83は、ロッド82のまわりに巻かれた、圧縮により付勢されることが可能なコイルばねとして形成されている。ロッド82は、回転継手およびスライドリンク88を介してフレーム53内に支持されており、旋回レバー10にリンク接続されている。支持部材6から連結状態を解除された旋回レバー10は、図5で一点鎖線により示されている。旋回レバー10および支持部材6のロックは、逆の手法にしたがって行われる。2方向に作用する作動シリンダ85における圧縮空気の作用を切り換える際、フレームに固定された状態で支持されたばね83のばね力は、フレーム53内に旋回可能にかつスライド移動可能に支持されたロッド82を介して、旋回レバー10に作用し、この結果、旋回レバー10は、時計回り方向に旋回させられ、支持部材6に固定されたボルト23に対して当接する。時計回り方向への旋回レバー10のこの運動は、緩衝器84によって緩衝される状態で行われ、これにより、ボルト23への旋回レバー10のこの当接は、非常に柔らかく行われる。緩衝器84は、ピストンロッドがロッド82により形成されているかまたはこのロッド82に連結されたピストン緩衝器として形成されている。旋回レバー10をその長手方向に下方へ向かって引く、偏心軸受11の移動により、つめ24の内側面がボルト23の上面側へ押圧され、また、この偏心軸受11の移動は、作動シリンダ85のピストンロッドを外へ送り出すような、作動シリンダ85の圧縮空気の作用であって、ロック解除に関して反対に作用する作動シリンダ85の圧縮空気の作用によって得られる。センサ87は、印刷機1の電子制御装置61に、旋回レバー10と支持部材6との現在の連結状態について信号を送ることに用いられる。旋回レバー10および支持部材6が、ユニット50が下方へ移動する際に配置通りに連結されていない場合、例えば、制御装置61が、駆動装置59を制御する回路を遮断することによって、駆動装置59(図2)は制御装置61によって非動作状態にされる。センサ87は、支持部材6に取り付けられており、旋回レバー10によって作動可能であるとともに旋回レバー10と支持部材6との正確なロックを検出する、電気マイクロスイッチとして形成されている。案内部材86は、フレーム53内へねじ止めされた頭付きねじであって、旋回レバー10の長孔内で案内され、また、旋回レバー10を図面平面に対して垂直方向に傾くことがないように保つねじとして構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置が組み込まれている仕上げ加工ユニットを有する印刷機を示す図である。
【図2】本発明による装置を有する仕上げ加工ユニットを詳細に示す拡大図である。
【図3】プログラム可能な電子的制御装置により仕上げ加工ユニット内における様々な調節過程の制御可能なプログラムを示すフローチャートである。
【図4】印刷機の運転の際に実行され、時間的に連続して同期している、様々なステップの時間的な経過を表わすタイミングチャートである。
【図5】本装置の旋回レバーを旋回させるためのレバー伝動装置を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷機
2 印刷ユニット
3 仕上げ加工ユニット
4 圧胴
5 枚葉紙搬送胴
6 支持部材
7ないし9 胴
10 旋回レバー
11 旋回軸受
12,13 軸
14 二重レバー
15,16 調整駆動装置
17 リンクガイド
18 ローラ
19 偏心器
20,21 ばね
22 ピン
23 ボルト
24 つめ
25 チェーン
26ないし28 スプロケットホイール
29,30 チェーン端部
31,32 ストッパ
33 ローラ
34 案内部材
35 軸
36 偏心軸受
37 調整駆動装置
38 旋回軸受
39 旋回レバー
40,41 軸
42 ストッパ
43,44 レバー
45 軸
46 表面
47,48 支持する領域
49 非接触領域
50 ユニット
51 容器
52 チャンバ内ドクターブレード
53 フレーム
54,55 位置
56,57 歯車
58,59 駆動装置
60 連結部
61 制御装置
62 位置
63 壁
64ないし75 プログラムレベル
76 枚葉紙搬送方向
77,78 レバー
79 ローラ
80 リンク装置
81 レバーストッパ
82 ロッド
83 ばね
84 緩衝器
85 調整駆動装置
86 案内部材
87 センサ
88 スライドリンク
aないしd ステップ
Claims (13)
- 胴(7)が支持部材(6)内に回転可能に支持され、印刷物を案内する胴(4)に対しておよびその際様々な位置(54,55)へ調節可能なユニット(50)を前記支持部材(6)と共に構成している、印刷機(1)における、少なくとも1つの胴(7)を選択的に位置決めする装置において、
前記胴(7)および前記ユニット(50)を前記位置(54,55)へ調節し、引張り手段(25)を含む引張り伝動装置(25から28)を有しており、前記ユニット(50)が前記引張り手段(25)にぶら下がった状態で前記引張り手段(25)によって保持されていることを特徴とする装置。 - 前記引張り伝動装置(25から28)が、嵌合による引張り伝動装置である、特にチェーン伝動装置である、請求項1に記載の装置。
- 前記引張り手段(25)がリンクチェーンである、請求項1または2に記載の装置。
- 前記引張り手段(25)の1つの端部が、ばね(20)を介して前記支持部材(6)に接続されている、請求項3に記載の装置。
- 前記引張り手段(25)が、前記引張り手段(25)と嵌合する少なくとも2つの歯車(26,28)によって案内されるようになっている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装置。
- 前記胴(7)が、印刷物上に塗工物を塗布するための塗布胴である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置。
- 少なくとも1つの他の胴(8,9)が前記支持部材(6)内に回転可能に支持されている、請求項3から6のいずれか1項に記載の装置。
- 前記支持部材(6)が、案内部材(18,19)上へ置くことが可能となっている、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
- 前記支持部材(6)が、前記案内部材(18,19)として機能する少なくとも1つのローラ上へ置くことが可能となっている、請求項8に記載の装置。
- 前記支持部材(6)が、前記胴(7)と共に前記引張り伝動装置(25から28)によって、直線状の、かつ概ね垂直な運動方向に前記位置(54,55)へ選択的に昇降可能である、請求項3から9のいずれか1項に記載の装置。
- 前記引張り伝動装置(25から28)がチェーン伝動装置である、請求項2に記載の装置。
- 請求項1から11のいずれか1項にしたがって構成された少なくとも1つの装置を有する印刷機。
- 調節経路に沿って異なる位置(54,55)へ調節可能な胴(7)であって、印刷物を案内する胴(4)と協働する胴(7)を有する位置決め装置を備えた印刷機(1)を運転する方法において、
a)印刷物を案内する胴(4)の回転角を特定の位置へ調節するステップ、
b)前記調整経路に沿って調節可能な胴(7)の回転角を特定の位置へ調節するステップ、
c)前記調節経路に沿って調節可能な胴(7)の周囲見当を調節するステップ、
d)前記胴(7)を前記位置決め装置によって前記調節経路に沿って第1の胴位置から第2の胴位置へ調節するステップ、
の少なくとも2つのステップが実行され、この2つのステップが少なくとも部分的に同時に実行されることを特徴とする、印刷機を運転する方法。
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