JPH0667612B2 - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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JPH0667612B2
JPH0667612B2 JP62211812A JP21181287A JPH0667612B2 JP H0667612 B2 JPH0667612 B2 JP H0667612B2 JP 62211812 A JP62211812 A JP 62211812A JP 21181287 A JP21181287 A JP 21181287A JP H0667612 B2 JPH0667612 B2 JP H0667612B2
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隆志 飴矢
隆義 河原
利幸 河合
信夫 河原
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、巻出側から巻取側へ連続して水平に移送され
るシートを、版胴及び圧胴の対でニップして印刷する印
刷機に関するものである。
[従来の技術] 巻出側から巻取側へ連続して水平に移送されるシート
を、版胴及び圧胴の対でニップして印刷する印刷機は、
従来、広く実用に供されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、この印刷機においては、版胴を、第17図及び
第18図において示すように、軸1に装着されている版胴
本体2に印版3を巻装して構成、すなわち、版胴本体2
に設けられている切欠部4に、適当な押え具及びボルト
等を介して着脱し得るように印版3の両端を固着せしめ
て構成している関係上、印版2の有効長さ(印刷に利用
し得る長さ)Lが、外周長さπDよりも短くなり、この
為、版胴及び圧胴を連続回転させて印刷するとパターン
が不連続になり、先に印刷されたパターンと続いて印刷
されるパターン間に、無駄な余白部分の発生が余儀無く
され、シートの有効利用化が妨げられていた。特に、例
えば、プラスチックフィルムシートのような高価なシー
トに印刷する場合においてこの欠点が顕著であった。
そこで、版胴が、第19図において示されているように、
印刷中断位置(印刷パターン終り位置)へ回転される
と、版胴から圧胴を離別せしめ、かつ版胴が、第20図に
おいて示されているように、印刷開始位置へ回転される
と、版胴に対して圧胴を圧接せしめる圧胴逃し装置と、
版胴から圧胴が離別された際に、シートに先に印刷され
たパターンと続いて印刷するパターン間の間隔を小さく
するようにシートを巻出側へ引き戻すシート引き戻し装
置とを装着してシートの有効利用化を図っていたが、前
記シート引き戻し装置を、ダンサーローラを介してシー
トを巻出側へ引き戻し得るように構成していたので、高
精度にパターン間隔を調整するのが困難であった。
すなわち、このシート引き戻し装置においては、ダンサ
ーローラを下方へ移動させてシートを巻出側へ引き戻す
から、引き戻し後において、ダンサーローラを上方へ移
動させて元の位置へリターンさせねばならないが、シー
ト移送速度を印刷速度(版胴の回転速度)と等速に制御
しながら元の位置へリターンさせるのが難しく、この
為、高精度にパターン間隔を調整するのが困難であっ
た。
本発明は、このようなことに着目し、これを解決すべく
各方面から鋭意検討の結果、シート引き戻し装置を、圧
胴と同方向へ回転駆動される第1ローラと、版胴と同方
向へ回転駆動される第2ローラとの対でシートをニップ
しながら両ローラを水平に移動せしめてシートを巻出側
へ引き戻し得るように構成すればよいことを見い出した
のである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明に係る印刷機は、巻出側から巻取側へ
連続して移送されるシートをニップして印刷する版胴及
び圧胴の対と、前記版胴が印刷中断位置へ回転されると
前記版胴から圧胴を離別せしめ、かつ前記版胴が印刷開
始位置へ回転されると前記版胴に対して圧胴を圧接せし
める圧胴逃し装置と、前記版胴から前記圧胴が離別され
た際に、前記シートに先に印刷されたパターンと続いて
印刷するパターン間の間隔を小さくするように前記シー
トを前記巻出側へ引き戻すシート引き戻し装置とを備え
た印刷機において、前記シート引き戻し装置を、前記圧
胴と同方向へ回転駆動される第1ローラと、前記版同と
同方向へ回転駆動される第2ローラとの対で前記シート
をニップしながら両ローラを水平方向へ移動せしめて前
記シートを前記巻出側へ引き戻し得るように構成したこ
とを特徴とするものである。
[実施例] 以下、実施例について図面に基づいて述べると、正面図
である第1図において、5は版胴、6は圧胴、7はイン
ク供給装置、8a,8bはサクションボックス、9a〜9dはフ
リーローラ、10はガイドを夫々示し、これらのフリーロ
ーラ9a〜9d等でシート11を支持し、左側の巻出側から右
側の巻取側へ向ってシート11を水平に連続移送し得るよ
うに設けられている。
なお、移送に際し、シート11はサクションボックス8a,8
bを介して所定に緊張されるが、このボックス8a,8bは、
底から吸気し得るように設けられており、そして、イン
ク供給装置7は、インク壷12から駆動ローラ13群を介し
て版胴5に装着されている印版へインクを供給し得るよ
うに装着されている。
次に、版胴5は、第2,3図において示されているよう
に、左右の縦フレーム14a,14bに、軸受15を介して回転
し得るように装着されている軸1に固着された版胴本体
2と、版胴本体2の一端にボルト16で固着された平歯車
17と、図示されていないが、版胴本体2の外周面上に、
第17,18図に基づいて上述したように巻装された印版と
で構成されている。
なお、版胴5は、第3図において示されている一端を、
第1図において手前側に位置させるように配設されてい
ると共にモータ18(第1図参照)を介して駆動され得る
ように装着、すなわち、モータ18及びベルト伝動機構19
を介して回転駆動され得るように装着されている軸20に
固着の平歯車に、版胴本体2の一端にボルト16で固着さ
れている平歯車17を噛み合わしている。
一方、圧胴6は、第4,5図において示されているように
縦フレーム14a,14bに軸受21を介して回転し得るように
装着された偏心軸22に、軸受23を介して回転し得るよう
に装着された圧胴本体24と、圧胴本体24の一端にボルト
25で固着された平歯車26とで構成されている。
なお、偏心軸22は、軸受21が嵌着されている部分の軸心
と、軸受23が嵌着されている部分の軸心とを偏心させて
いる。
この為、第6図において示されているように、軸受23が
嵌着されている部分の軸心(圧胴6の軸心)をC、軸受
21が嵌着されている部分の軸心Oとすると、偏心軸22を
左回りに所定角度(θ)回転させることにより、軸心C
をC1の所へ変位させることができて版胴5から圧胴6を
離別、すなわち、鎖線で示す位置へ圧胴6を位置させる
ことができ、かつ偏心軸22を右回りに所定角度(θ)回
転させることにより、鎖線で示す位置の圧胴6を、版胴
5に圧接せしめる位置へ位置させることができる。
また、圧胴6を版胴5に圧接すると、版胴本体2の一端
に固着されている平歯車17に、圧胴本体24の一端に固着
されている平歯車26を噛み合わすことができ、従って、
版胴5と等しい外径の圧胴6を、版胴5と等速に回転駆
動することができる。
なお、版胴5に対する圧胴6の圧接及び離別は、第4図
の右側面図である第7図においてその主要部分が示され
ている圧胴逃し装置30を介して行われるが、この圧胴逃
し装置30は、縦フレーム14aに固着されているブラケッ
トに固着されたソレノイド31と、ピン32を介して一端が
ソレノイド31の可動子33と連繋されると共に他端がピン
34を介して第1アーム35と連繋されたリンク36と、第7
図のX−X矢視図である第8図において示されているよ
うに、第1アーム35に装着された第1コロ37と、下端が
縦フレーム14aに螺着され、かつ上端に第1アーム35を
装着したピン38と、一端がピン39を介して第1アーム35
に連繋されると共に他端に引っ張りバネ40の一端を係止
せしめたバネプレート41と、下端が縦フレーム14aに螺
着され、かつ上端に引っ張りバネ40の他端を軽視せしめ
たピン42と、縦フレーム14aに固着されているストッパ
ーブラケット43に螺着された第1ストッパー44と、第7
図のY−Y矢視図である第9図において示されているよ
うに下端が縦フレーム14aに螺着されたピン45と、ピン4
5の上端部に装着された第2アーム46と、第2アーム46
に固着された爪47と、第7図のZ−Z矢視図である第10
図において示されているように、第2アーム46に装着さ
れた第2コロ48と、第3アーム49、エンドプレート50及
びボルト51等を介して圧胴6の偏心軸22に装着された第
4アーム52(第4図参照)と、第4アーム52に装着され
たピン53(第10図参照)と、ピン53を介して一端が第4
アーム52に連繋されると共にピン54(第9図参照)を介
して他端が第2アーム46に連繋されたバネリンク55と、
下端が縦フレーム14aに螺着されたピン56(第7図参
照)と、一端がピン53の上端部に係止されると共に、他
端がピン56の上端部に係止された引っ張りバネ57と、縦
フレーム14aに固着されているストッパーブロック58に
固着された第2ストッパー59と、版胴5が固着されてい
る軸1に固着されたカム60(第2図参照)及びセンサー
ドッグ61(第3図参照)と、第3図において示されてい
るように縦フレーム14aに固着されているブラケット62
に固着された近接スイッチ63とで構成されている。
而して、第7図において示されているように、版胴5が
固着されている軸1が右回りに回転駆動されると、軸1
に固着されているカム60が右回りに回転され、カム60の
突起部が第2コロ48に当接する。すると、第2アーム46
がピン45を支点として左回りに揺動されると共に第4ア
ーム52が右回りに回転され、このアーム52と一緒に偏心
軸22が右回りに回転される。この為、第6図に基づいて
上述したように圧胴6の軸心C1がCの所へ変位され、圧
胴6が版胴5に圧接される。
なお、第2アーム46がピン45を支点として左回りに揺動
されると、ソレノイド31の可動子33が突出されて第1ア
ーム35がピン38を支点として右回りに揺動され、第1ア
ーム35に装着されている第1コロ37で第2アーム46の爪
37が係止される。この為、カム60が更に回転されて第2
コロ48との当接が解除されても、第2アーム46は右回り
に揺動しないで図示の状態に静止される。
なお、上述した圧胴6の圧接は、版胴5が、第20図にお
いて示されているように、印刷開始位置へ回転されると
行われると共にソレノイド31の可動子33の突出は、第3
図において示されているように、センサードッグ61が近
接スイッチ63の所へ回転されると行われる。
また、突出された可動子33は、版胴5が、第19図におい
て示されているように、印刷中断位置(印刷パターン終
り位置)へ回転されるまでそのままに保たれる。すなわ
ち、近接スイッチ63からの検出信号は、エンコーダ94
(第2図参照)より一定時間(版胴5が印刷中断位置へ
回転されるまでの時間)制御回路に保持される。
そして、版胴5が印刷中断位置へ回転されると、信号保
持が解除され、これに基づいてソレノイド31の可動子33
が没される。すると、第1アーム35がピン38を支点とし
て左回りに揺動されて第1コロ37による爪47のロックが
解除され、引っ張りバネ57の作用により第2アーム46が
ピン45を支点として右回りに揺動されると共に、第4ア
ーム52と一緒に偏心軸22が左回りに回転される。
この為、第6図に基づいて上述したように圧胴6の軸心
CがC1の所へ変位され、圧胴6が版胴5から離別され
る。なお、この際、第4アーム52が第2ストッパー59に
衝突して過度に揺動されるのが防止され、従って、圧胴
6の軸心Cの変位を正確に行うことができる。
引き続いて、圧胴6が離別されたままの状態で版胴5が
回転駆動され、第20図において示すように印刷開始位置
へ回転されると、上述したようにカム60の突起部が第2
コロ48に当接し、以下同様の工程を経て版胴5に対して
圧胴6を圧接することができる。
なお、このようにして版胴5に対して圧胴6を圧接及び
離別させることにより、シート11に次々と不連続にパタ
ーンを印刷することができるが、この際、シート引き戻
し装置65(第1図参照)により、パターン間の間隔を小
さくするように調整されて印刷することができる。
次に、このシート引き戻し装置65について述べると、こ
の引き戻し装置65は、第1図の拡大図である第11図及び
第11図の平面図である第12図において示されている固定
ベース66と、このベース66上に固着されたレール67a,67
bと、ベース66上に固着された軸受68a,68bで支持された
ネジ軸69と、ネジ軸69に嵌着されたストッパー70,71
と、ベース66に固着されているブラケット72に固着され
たモータ73と、モータ73の出力軸に固着されたプーリ74
と、ネジ軸69の一端に固着されたプーリ75と、プーリ74
とプーリ75とに掛け渡されたベルト(図示されていな
い)と、第11図の右側面図である第13図において示され
ているように、レール67a,67bと係合されるガイド76a,7
6bを横フレーム77aの下面に固着すると共にネジ軸69と
係合されるボールネジ型軸受78を横フレーム77bの下面
に固着し、かつ両横フレーム77a,77bの側端に縦フレー
ム79a,79bを固着せしめて構成された可動フレーム構造
体80と、第1ローラ81及び第2ローラ82と、第1ローラ
81が装着されている軸83の一端に固着されたプーリ84
と、第13図の右側面図である第14図において示されてい
るように、縦フレーム79bに固着されたモータ85と、モ
ータ85の出力軸に固着されたプーリ86と、プーリ84とプ
ーリ86とに掛け渡されたベルト87と、第13図の左側面図
である第15図及び第15図の左側面図である第16図におい
て示されているローラ逃し装置88と、第7図において示
されているように、縦フレーム14aに固着されているブ
ラケット89に固着された光電管センサー90と、第4アー
ム52に固着されたセンサードッグ91と、第2図において
示されているように、版胴5が固着されている軸1の一
端に固着された平歯車92と、縦フレーム14aに固着され
ているブラケット93に固着されたエンコーダ94と、エン
コーダ94の軸に固着されて平歯車92と噛み合わされた平
歯車95とで構成されている。
なお、第1ローラ81は、軸受96,97を介して回転し得る
ように縦フレーム79a,79bに装着されている軸83に固着
されたローラ本体98と、ローラ本体98の一端に固着され
た平歯車99とで構成されている。また、第2ローラ82
は、軸受100a,100bを介して回転し得るように縦フレー
ム79a,79bに装着されている偏心軸101に、軸受102,103
を介して回転し得るように装着されたローラ本体104
と、ローラ本体104の一端に固着された平歯車105とで構
成され、かつ偏心軸101は、軸受100a,100bが嵌着されて
いる部分の偏心と、軸受102,103が嵌着されている部分
の偏心(ローラ82の軸心)とを偏心させている。
この為、上述した圧胴6と同じように、偏心軸101を所
定角度回転させることにより、第2ローラ82を第1ロー
ラ81に対して圧接及び離別させることができるが、これ
は、ローラ逃し装置88(第15図参照)により行われる。
なお、ローラ逃し装置88は、可動フレーム構造体80の縦
フレーム79aに固着されたソレノイド106と、ソレノイド
106の可動子107に一端が連繋されると共に他端がアーム
108に連繋されたリンク109と、縦フレーム79aに固着さ
れた近接スイッチ110a,110bと、アーム108に一端が係止
されると共に他端がアジャスター111に係止された引っ
張りバネ112とで構成され、かつアーム108に固着されて
いる割り型軸受113により、第2ローラ82が装着されて
いる偏心軸101の一端を支持している共に、ナット115a,
115bを介して縦フレーム79aに固着されているブラケッ
ト114にアジャスター111を装着している。
この為、この逃し装置88によると、版胴5と一緒に回転
される軸1に固着の平歯車92(第2図参照)及びこの歯
車92に噛み合わされている平歯車95を介して回転角度信
号が入力されるエンコーダ94からソレノイド106(第15,
16図参照)へ制御信号を送り、これに基づいてソレノイ
ド106の可動子107を出没制御してアーム108を揺動させ
ることにより、第2ローラ82を第1ローラ81に対して圧
接及び離別させることができる。
詳しくは、版胴5を、第20図において示されている印刷
開始位置から第19図において示されている印刷中断位置
へ回転させるように軸1が回転されると、エンコーダ94
からソレノイド106へ可動子107を突出する制御指令が送
られ、第15図において下方へ没されている可動子107が
上方へ突出される。すると、アーム108が、右回りに揺
動され、軸101(第13,16図参照)が右回りに回転されて
第2ローラ82が第1ローラ81に圧接される。
そして、この圧接により、第13図において示されている
ように、ローラ本体98に固着されている平歯車99に、ロ
ーラ本体104に固着されている平歯車105を噛み合わすこ
とができ、従って、モータ85(第14図参照)を介して常
時回転駆動されている第1ローラ81と等しい外径の第2
ローラ82を、第1ローラ81と等速に回転駆動することが
できる。なお、第1ローラ81は、圧胴6と同方向へ回転
駆動され、かつ第2ローラ82は、版胴5と同方向へ回転
駆動されるが、両ローラ81,82は版胴5の回転速度と等
速に回転される。
また、前記圧接に際し、近接スイッチ110bの所にアーム
108の一端が位置されると可動子107の突出が停止され、
かつその検出信号が制御回路に一定時間保持されて可動
子107は突出されたままに保たれる。すなわち、後述す
るように両ローラ81,82でシート11をニップして巻出側
へ引き戻す時間中、可動子107は突出されたままに保た
れ、そして、巻出側へ引き戻し得ると、検出信号の保持
が解除されて可動子107は下方へ没される。
第15図においては、可動子107が下方へ没された態様が
示されているが、この状態においては、第2ローラ82
が、第1ローラ81から離別され、かつアーム108の一端
が近接スイッチ110aの所に位置されて検出信号が制御回
路に保持されている。なお、この検出信号の保持は、上
述したようにエンコーダ94からソレノイド106へ可動子1
07を突出する制御指令が送られると解除される。
次に、シート11の巻出側への引き戻し態様について述べ
ると、これは、両ローラ81,82が装着されている可動フ
レーム構造体80を移動制御することにより行われる。
可動フレーム構造体80は、版胴5が、第20図において示
されている印刷開始位置から第19図において示されてい
る印刷中断位置へ回転されまでの間においては、第1図
において示されているように、版胴5及び圧胴6に接近
して位置されているが、版胴5が、第19図において示さ
れている印刷中断位置へ回転され、版胴5から圧胴6が
離別、すなわち、上述したように、ソレノイド31(第7
図参照)の可動子33が没され、第4アーム52が左回りに
回転されると、このアーム52に固着されているセンサー
ドッグ91が一緒に回転され、光電管センサー90の光線を
遮断する。すると、モータ73(第11,12図参照)が起動
し、ネジ軸69を回転駆動する。この為、ボールネジ型軸
受78を介してネジ軸69と係合されている可動フレーム構
造体80が、レール67a,67bで案内されて巻出側へ移動さ
れる。
なお、モータ73は、第1ローラ81に対して第2ローラ82
が圧接されるとほぼ同時に起動され、かつ設定された一
定距離移動すると停止される。また、センサードッグ61
が近接スイッチ63の所へ回転されると、ソレノイド106
の可動子107が下方へ没され、第2ローラ82がローラ81
から離別される。
而して、シート11を、両ローラ81,82でニップしながら
巻出側へ引き戻すことができるが、この引き戻しストロ
ークは、先に印刷されたパターンと続いて印刷するパタ
ーン間の間隔を小さくするように調整される。
なお、シート11を巻出側へ引き戻すに際し、圧胴6と同
方向へ回転駆動される第1ローラ81と、版胴5と同方向
へ回転駆動される第2ローラ82とでシート11をニップ
し、かつ両ローラ81,82を水平に移動せしめて引き戻す
から、巻取側へ向って連続移送されるシート11の移送速
度を変化させずに印刷時のそれと同一速度に保ちなが
ら、先に印刷されたパターンと続いて印刷するパターン
同士間の間隔を高精度に調整することができる。
続いて、モータ73が再び起動され、ネジ軸69が逆回転駆
動され、可動フレーム構造体80が元の位置(第1図にお
いて示されている位置)へ移動される。これは、版胴5
が第19図において示されている印刷中断位置から第20図
において示されている印刷開始位置へ回転されるまでの
間において行われる。
以下、可動フレーム構造体80が元の位置(第1図におい
て示されている位置)へ移動された状態において、圧胴
逃し装置30を介して版胴5に圧胴6が圧接され、先に印
刷されたパターンに接近させて次のパターンを印刷する
ことができる。
[発明の効果] 上述の如く、本発明によると、巻出側から巻取側へ連続
して水平に移送されるシートを版胴及び圧胴の対でニッ
プして印刷する印刷機に関し、巻取側へ向って連続移送
されるシートの移送速度を変化させずに印刷時のそれと
同一速度に保ちながら、先に印刷されたパターンと続い
て印刷するパターン同士間の間隔を高精度に調整するこ
とができ、従って、印刷の高速化を保ちつつ印刷パター
ン同士間の間隔を高精度に調整することができる印刷機
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は印刷機の正面図、第2図は版胴の一端の装着態
様を示す図、第3図は版胴の他端の装着態様を示す図、
第4図は圧胴の一端の装着態様を示す図、第5図は圧胴
の他端の装着態様を示す図、第6図は版胴に対する圧胴
の圧接、離別態様を示す図、第7図は第4図の右側面
図、第8図は第7図のX−X矢視図、第9図は第7図の
Y−Y矢視図、第10図は第7図のZ−Z矢視図、第11図
は第1図の一部拡大図、第12図は第11図の平面図、第13
図は第11図の右側面図、第14図は第13図の右側面図、第
15図は第13図の左側面図、第16図は第15図の左側面図、
第17図は版胴の斜視図、第18図は版胴の側面図、第19図
は版胴が印刷中断位置へ回転された態様を示す図、第20
図は版胴が印刷開始位置へ回転された態様を示す図であ
る。 5……版胴,6……圧胴,11……シート,30……圧胴逃し装
置,81……第1ローラ,82……第2ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 信夫 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目25番9号 (堀内ビル)東レエンジニアリング株式 会社名古屋事業場内 審査官 吉村 和彦 (56)参考文献 特開 昭61−15159(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻出側から巻取側へ連続して水平に移送さ
    れるシートをニップして印刷する版胴及び圧胴の材と、
    前記版胴が印刷中断位置へ回転されると前記版胴から圧
    胴を離別せしめ、かつ前記版胴が印刷開始位置へ回転さ
    れると前記版胴に対して圧胴を圧接せしめる圧胴逃し装
    置と、前記版胴から前記圧胴が離別された際に、前記シ
    ートに先に印刷されたパターンと続いて印刷するパター
    ン間の間隔を小さくするように前記シートを前記巻出側
    へ引き戻すシート引き戻し装置とを備えた印刷機におい
    て、前記シート引き戻し装置を、前記圧胴と同方向へ回
    転駆動される第1ローラと、前記版胴と同方向へ回転駆
    動される第2ローラとの対で前記シートをニップしなが
    ら両ローラを水平に移動せしめて前記シートを前記巻出
    側へ引き戻し得るように構成したことを特徴とする印刷
    機。
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