図1は本発明の実施例1を示すオフセット枚葉印刷機の全体概略構成図、図2は図1のII部の拡大図、図3はロータリ・スクリーン装置の断面図、図4は版胴の版万力装置の断面図、図5は作用説明図、図6はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置のブロック図、図7はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置のブロック図、図8(a)乃至図8(d)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図9(a)及び図9(b)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図10(a)乃至図10(c)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図11はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図12(a)及び図12(b)はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図、図13(a)及び図13(b)はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図、図14はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図である。
図1に示すように、オフセット枚葉印刷機(他の印刷方法の枚葉印刷機)の給紙部10には、給紙台11が設けられている。給紙部10には、給紙台11上のシート状物である枚葉紙1を印刷部20に一枚ずつ送給するフィーダボード12が設けられている。フィーダボード12の先端には、印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aに枚葉紙1を渡すスイング装置13が設けられている。
前記印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aのスイング装置13より回転方向下流側には、ゴム胴22aが対接している。ゴム胴22aの圧胴21aより回転方向上流側には、版胴23aが対接している。版胴23aのゴム胴22aより回転方向上流側には、インキ供給装置24aが設けられている。版胴23aのインキ供給装置24aより回転方向上流側には、給水装置25aが設けられている。
前記第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aのゴム胴22aより回転方向下流側は、渡胴26aを介して、第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bに対接している。この第二オフセット印刷ユニット20bは、前記第一オフセット印刷ユニット20aと同様にして、ゴム胴22b、版胴23b、インキ供給装置24b、給水装置25b等を備えている。
また、第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bのゴム胴22bより回転方向下流側は、渡胴26bを介して、第三オフセット印刷ユニット20cの圧胴21cに対接している。この第三オフセット印刷ユニット20cも、前記第一,二オフセット印刷ユニット20a,20bと同様にして、ゴム胴22c、版胴23c、インキ供給装置24c、給水装置25c等を備えている。
さらに、第三オフセット印刷ユニット20cの圧胴21cのゴム胴22cより回転方向下流側は、渡胴26cを介して、第四オフセット印刷ユニット20dの圧胴21dに対接している。この第四オフセット印刷ユニット20dも、前記第一〜三オフセット印刷ユニット20a〜20cと同様にして、ゴム胴22d、版胴23d、インキ供給装置24d、給水装置25d等を備えている。
図1及び図2に示すように、第四オフセット印刷ユニット20dの圧胴21dのゴム胴22dより回転方向下流側には、エアを吹き出して枚葉紙1の搬送を案内する案内装置27aを下方に配設されているスケルトン胴(ソリッド胴)からなる渡胴26dを介して、スクリーン印刷ユニット(輪転式孔版印刷機)20eの圧胴100が対接しており、当該圧胴100は、以下のような構造となっている。
図2に示すように、圧胴100の外周面には、当該圧胴100の軸心方向に沿った切欠き部(枚葉紙保持部)100aが当該圧胴100の周方向に沿って等間隔で複数(図示例では2箇所)形成されている。圧胴100の前記切欠き部100aの当該圧胴100の回転方向上流側(周方向一方側)には、当該圧胴100の外周面よりも当該圧胴100の軸心寄りに位置する段部が当該圧胴100の軸心方向に沿って形成されている。圧胴100の前記段部には、爪台101が当該圧胴100の軸心方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。
前記圧胴100の前記切欠き部100a内には、爪軸102が当該圧胴100の軸心方向に沿って長手方向を向けるようにして配設されており、当該爪軸102は、当該圧胴100に対して回転可能に支持されている。上記爪軸102には、爪103が先端側を前記爪台101上に位置させるようにして当該爪軸102の軸心方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。
つまり、上記圧胴100は、前記圧胴21a〜21dや前記渡胴26a〜26dや、後述する渡胴26eや搬送胴28や排紙胴31に対して、軸心と前記爪台101との間の距離を同一に設定し、軸心と外周面上との間の距離を大きく設定することにより、爪103を閉じた時に爪台101や爪103が外周面よりも外側に突出しないようにして、後述するロータリ・スクリーン202と爪台101又は爪103とが衝突しないようになっているのである。
また、図1及び図2に示すように、スクリーン印刷ユニット20eの前記圧胴100の前記渡胴26dより回転方向下流側には、ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴(回転体)が対接しており、当該ロータリ・スクリーン装置200は、以下のような構造となっている。
図2及び図3に示すように、絵柄に応じた小孔をエッチングした薄い円筒状の版材であるスクリーン(孔版)202の両端部を中空胴である円筒型のフランジ205でそれぞれ支持したロータリ・スクリーン胴の当該スクリーン202の内側には、径方向へ移動できるように両端側をフレーム300側へエアシリンダ305を介して支持されて特殊インキ2を供給するスキージシャフト203と、当該スキージシャフト203から供給された特殊インキ2を上記スクリーン202の前記小孔から前記圧胴100側に供給するスキージ204(図5参照)と、が設けられている。
そして、上記ロータリ・スクリーン装置200の前記ロータリ・スクリーン胴は、以下のような構造により駆動回転可能及び着脱可能にフレーム300間に支持されている。
即ち、図3に示すように、対をなすフランジ205には段付き筒状のホルダ206がそれぞれ連結され、これらのホルダ206の小径筒部がベアリング302を介して偏心軸受301にそれぞれ回転自在に支持されている。これらの偏心軸受301はフレーム300にそれぞれ回転自在に支持される。
そして、前記偏心軸受301は、図示しない着脱用アクチュエータにより回転駆動され、この偏心回転により前記ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴が圧胴100に対し着脱される。図5に、印刷停止時にロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴が圧胴100に対し脱した状態が示されている。
また、本実施例では、ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴が専用の駆動モータ(第2のモータ)98により、原動モータ(第1のモータ)68で駆動されるオフセット枚葉印刷機とは別個に回転駆動されるようになっている。図3に示すように、一方のホルダ206の小径筒部に固結された歯車303が駆動モータ98の出力軸に固結された歯車304と噛合している。尚、ロータリ・スクリーン胴に対向する圧胴100は、従来のオフセット枚葉印刷機と同様に、ギア・トレインを介してオフセット枚葉印刷機の原動モータ68で回転駆動されるようになっている。
そして、印刷中では、後述するオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置(制御手段)50及びロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置(制御手段)80により、スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aと前記圧胴100の切欠き部(枚葉紙保持部)100aとが回転下では常に対向するように、前記駆動モータ98と原動モータ68とが同期制御される。
また、スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aは、前記版胴23a(〜23d)の版万力装置(版保持部)402にも対応する部分であり、これに回転位相を同期させてもよい。版万力装置402は、図4に示すように、版胴23a(〜23d)の切欠き401内にそれぞれくわえ板403a,403bと万力台404a,404bとからなるくわえ側版万力と尻側版万力とが背中合わせに埋設されてなるものである。
従って、本オフセット枚葉印刷機では、給紙部10の給紙台11からフィーダボード12上へ一枚ずつ送り出された枚葉紙1をスイング装置13で印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aに受け渡す一方、当該第一オフセット印刷ユニット20aのインキ供給装置24aおよび給水装置25aからインキおよび湿し水を版胴23aに供給し、当該版胴23aからゴム胴22aに供給すると、上記枚葉紙1は、ゴム胴22aからインキを転写されて第一色目の印刷を施された後、渡胴26aを介して第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bに受け渡され、上記第一オフセット印刷ユニット20aと同様に、当該第二オフセット印刷ユニット20bにおいて第二色目の印刷を施され、以下同様に、第三,四オフセット印刷ユニット20c,20dにおいて第三,四色目の印刷を施される。
そして、上記枚葉紙1は、前記渡胴26dを介してスクリーン印刷ユニット20eの圧胴100の前記爪台101及び爪103にくわえ替えされ、当該スクリーン印刷ユニット20eのロータリ・スクリーン装置200において、スクリーン202が圧胴100の回転に連れて回転し、スキージシャフト203からの特殊インキ2がスキージ204により当該スクリーン202の前記小孔から刷り移されて供給されることにより、当該スクリーン202の上記小孔に対応した特殊インキ2の厚盛り印刷が行われた後、当該圧胴100から前記渡胴26eを介して乾燥ユニット20fの搬送胴28に受け渡され、乾燥用ランプ29からのUVにより、印刷された特殊インキ2が乾燥された後、排紙部30の排紙胴31に受け渡され、前記排紙爪を介して排紙チェーン34の走行移動により搬送され、排紙台35上に排紙される。
そして、本実施例では、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置(制御手段)50及びロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置(制御手段)80は、停止指令により原動モータ68の回転速度の減速を開始し、ロータリ・エンコーダ(第1の回転速度検出手段)71の検出する回転速度がゼロになった時、駆動モータ98の同期制御を解除し、その後、駆動モータ98を制御して前記スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置で前記ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴を停止するようになっている。
図6に示すように、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、CPU51とROM52とRAM53と入出力装置54〜59とインタフェース60とがBUS線で接続されている。
前記BUS線には、内部クロック・カウンタ61の他に、緩動回転速度用メモリM1、オフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2、オフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3、原点合わせ準備時間用メモリM4、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5、オフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタのカウント値用メモリM6、オフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置用メモリM7が接続されている。
前記BUS線には、さらに、ロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置用メモリM9、オフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10、増速時の回転速度修正値用メモリM11、減速時の回転速度修正値用メモリM12、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM13、現在のオフセット枚葉印刷機の回転速度用メモリM14、現在のロータリ・スクリーン胴の回転速度用メモリM15が接続されている。
入出力装置54には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやフロッピー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置55には、回転速度設定器65が接続される。
入出力装置56には、D/A変換器66を介してオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67が接続され、この原動モータ・ドライバ67にオフセット枚葉印刷機の原動モータ68とオフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続される。
入出力装置57には、A/D変換器69及びF/V変換器70を介して前記オフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続されると共に、同じくA/D変換器72及びF/V変換器73を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ(第2の回転速度検出手段)74が接続される。
入出力装置58には、オフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75が接続され、このカウンタ75に前記オフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続される。
入出力装置59には、オフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76を介してオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ77が接続されると共に、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ79が接続される。そして、インタフェース60には、後述するロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80が接続される。
図7に示すように、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、CPU81とROM82とRAM83と入出力装置84〜89とインタフェース90とがBUS線で接続されている。
前記BUS線には、オフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置用メモリM3、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタのカウント値用メモリM4、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置用メモリM5、モータ軸の現在位置の差用メモリM6、モータ軸の現在位置の差の絶対値用メモリM7が接続されている。
前記BUS線には、さらに、モータ軸の位置の差の許容値用メモリM8、モータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値用メモリM10、緩動回転速度用メモリM11、ロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12、ロータリ・スクリーン胴の設定回転速度用メモリM13が接続されている。尚、ロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12に記憶されているロータリ・スクリーン胴の停止位置は、図5のように、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置である。
入出力装置84には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置92とCRTやランプ等の表示器93とプリンタやフロッピー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置94が接続される。入出力装置85には、ロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95が接続される。
入出力装置86には、D/A変換器96を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97が接続され、この駆動モータ・ドライバ97にロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98とロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。
入出力装置87には、A/D変換器99及びF/V変換器100を介して前記ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。入出力装置88には、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101が接続され、このカウンタ101に前記ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。
入出力装置89には、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ79が接続される。そして、インタフェース90には、前述したオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50が接続される。
このように構成されるため、オフセット枚葉印刷機に対してロータリ・スクリーン胴を同期制御するにあたって、先ずオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、図8(a)〜図8(d),図9(a)及び図9(b),図10(a)〜図10(c),図11に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1で同期運転スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP2でオフセット枚葉印刷機駆動スイッチがONされたか否かを判断し、否であれば後述するステップP118に移行する。ステップP2で可であれば、ステップP3でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動解除信号が出力される。次に、ステップP4でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がONされると、ステップP5でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ準備開始指令が送信される。
次に、ステップP6で緩動回転速度用メモリM1より緩動回転速度が読み込まれると、ステップP7でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2に緩動回転速度が書き込まれる。次に、ステップP8でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に緩動回転速度が書き込まれると、ステップP9でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に指令(緩動)回転速度が送信される。
次に、ステップP10でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力されると、ステップP11で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始される。次に、ステップP12で原点合わせ準備時間用メモリM4より原点合わせ準備時間が読み込まれると、ステップP13で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
ステップP14で内部クロック・カウンタ61のカウント値が原点合わせ準備時間以上になると、ステップP15でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ準備完了指令が送信される。次に、ステップP16でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ開始指令が送信されると、ステップP17で緩動回転速度用メモリM1より緩動回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP18でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2に緩動回転速度が書き込まれると、ステップP19で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始される。次に、ステップP20でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP21で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP22で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったか否かを判断し、可であればステップP23でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP24でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP25でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP26でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP27でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。
次に、ステップP28で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP29でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP30でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP31でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力される。その後ステップP19に戻る。
前記ステップP22で否であれば、ステップP32でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80よりモータ軸の原点合わせ完了信号が送信されたか否かを判断し、可であればステップP33でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80よりモータ軸の原点合わせ完了信号が受信される。次に、ステップP34でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP35で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP36で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったら、ステップP37でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP38でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP39でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP40でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP41でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP42で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP43でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP44でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP45でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力され、その後、ステップP46でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度を書き込んだ後、後述するステップP60に移行する。
前記ステップP32で否であれば、ステップP47で印刷機の停止信号が入力されたか否かを判断する。ここで否であればステップP20に戻り、可であればステップP48でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP49で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP50で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったら、ステップP51でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP52でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP53でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP54でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP55でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP56で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP57でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP58でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP59でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力される。その後、後述するステップP87に移行する。
次に、前述したステップP60で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始された後、ステップP61で回転速度設定器65に設定回転速度が入力されると、ステップP62で回転速度設定器65より設定回転速度を読込み、メモリM2に記憶する。次に、ステップP63でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定回転速度を読込んだ後、ステップP64でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10より前回の指令回転速度を読込む。
次に、ステップP65で読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度=読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度か否かを判断し、可であればステップP66でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度を書き込んだ後、ステップP75に移行する。
前記ステップP65で否であればステップP67で読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度>読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度か否かを判断し、可であればステップP68で増速時の回転速度修正値用メモリM11より増速時の回転速度修正値を読込む。次に、ステップP69でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度に読み込んだ増速時の回転速度修正値を加算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を演算し、メモリM13に記憶した後、ステップP70でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に演算で求めた修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を書き込み、ステップP75に移行する。
前記ステップP67で否であればステップP71で減速時の回転速度修正値用メモリM12より減速時の回転速度修正値を読込んだ後、ステップP72でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度から読み込んだ減速時の回転速度修正値を減算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を演算し、メモリM13に記憶する。次に、ステップP73で修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度<0か否かを判断し、可であればステップP74で修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度をゼロに書換えた後、前述したステップP70に移行する一方、否であればステップP70に直接移行する。
次に、ステップP75でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP76で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP77で内部クロック・カウンタ61のカウント値≧ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP78でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される一方、否であればステップP76に戻る。次に、ステップP79でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP80でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。
次に、ステップP81で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP82でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。次に、ステップP83でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP84でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度が出力される。
次に、ステップP85でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を書き込んだ後、ステップP86で印刷機の停止スイッチがONか否かを判断し、可であればステップP87に移行する一方、否であればステップP60に戻る。
次に、前述したステップP87でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2にゼロを書き込んだ後、ステップP88で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始されたら、ステップP89でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10より前回の指令回転速度が読み込まれる。次に、ステップP90で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度=0か否かを判断し、可であればステップP91でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3にゼロが書き込まれたら、後述するステップP98に移行し、否であればステップP92で減速時の回転速度修正値用メモリM12より減速時の回転速度修正値が読み込まれる。
次に、ステップP93でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度から読み込んだ減速時の回転速度修正値を減算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が演算され、メモリM13に記憶されたら、ステップP94で前記修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度<0か否かを判断し、可であればステップP95で前記修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度をゼロに書き換えてから、ステップP96でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に演算で求めた修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が書き込まれ、否であればステップP96に直ぐ移行する。その後、ステップP97でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10に演算で求めた修正した指令回転速度が書き込まれる。
次に、前述したステップP98で、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれたら、ステップP99で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。次に、ステップP100で内部クロック・カウンタ61のカウント値≧ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP101でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75からカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される一方、否であればステップP99に戻る。
次に、ステップP102でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されたら、ステップP103でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP104で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されてから、ステップP105でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP106でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想のモータ軸の現在位置が送信されたら、ステップP107でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度が出力される。次に、ステップP108でオフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74に接続されたF/V変換機70,73の出力を読込んだ後、ステップP109で読込んだオフセット枚葉印刷機の原動モータ及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータのロータリ・エンコーダ71,74に接続されたF/V変換器70,73の出力より、現在のオフセット枚葉印刷機及びロータリ・スクリーン胴の回転速度を演算し、メモリM14,15にそれぞれ記憶する。
次に、ステップP110で演算で求めた現在のオフセット枚葉印刷機及びロータリ・スクリーン胴の回転速度=0か否かを判断し、可であればステップP111でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に同期運転停止指令を送信する一方、否であればステップP88に戻る。次に、ステップP112でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80より同期運転停止信号が送信されると、ステップP113でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80より同期運転停止信号を受信する。
次に、ステップP114でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がOFFされると、ステップP115でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動信号を出力する。次に、ステップP116で同期運転スイッチがOFFされたか否かを判断し、可であればステップP1に戻る一方、否であればステップP117でオフセット枚葉印刷機駆動スイッチがONされたか否かを判断される。ここで、可であればステップP3に戻る一方、否であればステップP116に戻る。以上のステップにより、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、オフセット枚葉印刷機の原動モータ68とロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を同期運転するように制御する。
次に、前述したステップP118で回転速度設定器65に設定回転速度が入力されたか否かを判断し、可であればステップP119で回転速度設定器65より設定回転速度を読込んでメモリM2に記憶した後、ステップP120に移行する一方、否であればステップPステップP120に直に移行する。
次に、ステップP120でオフセット枚葉印刷機の駆動スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP121でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動解除信号を出力する一方、否であればステップP1に戻る。次に、ステップP122でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がONされると、ステップP123でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3にオフセット枚葉印刷機の設定回転速度を書き込む。
次に、ステップP124でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を読込んだ後、ステップP125でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度を出力する。次に、ステップP126で印刷機の停止スイッチがONされると、ステップP127でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に停止指令を出力した後、ステップP128でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がOFFされる。次に、ステップP129でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動信号を出力した後、ステップP1に戻る。以上のステップにより、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、オフセット枚葉印刷機の原動モータ68を単独駆動するように制御する。
次にロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、図12(a)及び図12(b),図13(a)及び図13(b),図14に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備開始指令が送信されたか否かを判断し、否であれば後述するステップP61に移行し、可であればステップP2でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備開始指令が受信される。次に、ステップP3でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がONされ、ステップP4でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より指令(緩動)回転速度が送信されると、ステップP5でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より指令(緩動)回転速度が受信され、メモリM1に記憶される。
次に、ステップP6でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれたら、ステップP7でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が書き込まれる。次に、ステップP8でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力され、ステップP9でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備完了指令が送信されると、ステップP10でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備完了指令が受信される。次に、ステップP11でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ開始指令が送信されると、ステップP12でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ開始指令が受信される。
次に、ステップP13でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP14でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50からオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が受信され、メモリM1及びメモリM3に記憶される。次に、ステップP15でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値が読み込まれ、メモリM4に記憶されたら、ステップP16で前記読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM5に記憶される。
次に、ステップP17で前記受信したロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置と演算で求めたロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置より、モータ軸の現在位置の差が演算され、メモリM6に記憶されたら、ステップP18で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差よりモータ軸の現在位置の差の絶対値が演算され、メモリM7に記憶される。次に、ステップP19でモータ軸の位置の差の許容値用メモリM8よりモータ軸の位置の差の許容値が読み込まれたら、ステップP20で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差の絶対値が読込んだモータ軸の位置の差の許容値以下か否かを判断する。
前記ステップP20で可であれば、ステップP21でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれたら、ステップP22でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が書き込まれる。次に、ステップP23でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力されると、ステップP24でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50にモータ軸の原点合わせ完了信号が送信される。その後、後述するステップP31に移行する。
前記ステップP20で否であれば、ステップP25でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9よりモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルが読み込まれたら、ステップP26でモータ軸の現在位置の差用メモリM6よりモータ軸の現在位置の差が読み込まれる。次に、ステップP27でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、モータ軸の現在位置の差よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を求め、メモリM10に記憶されたら、ステップP28でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1より指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP29で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度に求めたロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度が演算され、メモリM2に記憶されたら、ステップP30でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力される。その後、前述したステップP13に戻る。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98のオフセット枚葉印刷機の原動モータ68に対する原点位置合わせが行なわれる。
前述したステップP31でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されたか否かを判断し、ここで、否であればステップP48で、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より同期運転停止指令が送信されたか否かを判断する。
前記ステップP31で可であれば、ステップP32でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50からオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が受信され、メモリM1及びメモリM3に記憶される。次に、ステップP33でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値が読み込まれ、メモリM4に記憶されたら、ステップP34で前記読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM5に記憶される。
次に、ステップP35で前記受信したロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置と演算で求めたロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置より、モータ軸の現在位置の差が演算され、メモリM6に記憶されたら、ステップP36で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差よりモータ軸の現在位置の差の絶対値が演算され、メモリM7に記憶される。次に、ステップP37でモータ軸の位置の差の許容値用メモリM8よりモータ軸の位置の差の許容値が読み込まれたら、ステップP38で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差の絶対値が読込んだモータ軸の位置の差の許容値以下か否かを判断する。
前記ステップP38で可であれば、ステップP39でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれたら、ステップP40でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が書き込まれる。次に、ステップP41でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力されて、ステップP31に戻る。
前記ステップP38で否であれば、ステップP42でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9よりモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルが読み込まれたら、ステップP43でモータ軸の現在位置の差用メモリM6よりモータ軸の現在位置の差が読み込まれる。次に、ステップP44でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、モータ軸の現在位置の差よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を求め、メモリM10に記憶されたら、ステップP45でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP46で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の指令回転速度に求めたロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度が演算され、メモリM2に記憶されたら、ステップP47でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力される。その後、ステップP31に戻る。
前記ステップP48で否であればステップP31に戻る一方、可であればステップP49でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50から同期運転停止指令が受信される。次に、ステップP50でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50に同期運転停止信号が送信された後、ステップP51で緩動回転速度用メモリM11より緩動回転速度を読込む。
次に、ステップP52でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2に緩動回転速度を書き込んだ後、ステップP53でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力する。次に、ステップP54でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値を読込み、メモリM4に記憶した後、ステップP55で読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりモータ軸の現在位置を演算し、メモリM5に記憶する。
次に、ステップP56でロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12よりロータリ・スクリーン胴の停止位置を読込んだ後、ステップP57でモータ軸の現在位置=ロータリ・スクリーン胴の停止位置か否かを判断し、可であればステップP58でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に停止指令を出力する一方、否であればステップP54に戻る。次に、ステップP59でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がOFFされると、ステップP60でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動信号を出力する。その後、ステップP1に戻る。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98をオフセット枚葉印刷機の原動モータ68に同期するように制御すると共に、ロータリ・スクリーン胴が、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置で停止するように制御する。
次に、前述したステップP61でロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95に設定回転速度が入力されたか否かを判断し、可であればステップP62でロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95より設定回転速度を読込み、メモリM13に記憶した後、ステップP63に移行する一方、否であればステップP63に直に移行する。
前記ステップP63でロータリ・スクリーン胴の単独駆動スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP64でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動解除信号を出力する一方、否であればステップP1に戻る。次に、ステップP65でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がONされると、ステップP66でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にロータリ・スクリーン胴の設定回転速度を書き込む。
次に、ステップP67でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度を読込んだ後、ステップP68でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力する。次に、ステップP69でロータリ・スクリーン胴の停止スイッチがONされると、ステップP70で緩動回転速度用メモリM11より緩動回転速度を読込み、次いで、ステップP71でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2に緩動回転速度を書き込む。
次に、ステップP72でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力した後、ステップP73でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値を読込み、メモリM4に記憶する。次に、ステップP74で読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりモータ軸の現在位置を演算し、メモリM5に記憶した後、ステップP75でロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12よりロータリ・スクリーン胴の停止位置を読込む。
次に、ステップP76でモータ軸の現在位置=ロータリ・スクリーン胴の停止位置か否かを判断し、可であればステップP77でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に停止指令を出力する一方、否であればステップP73に戻る。次に、ステップP78でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がOFFされると、ステップP79でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動信号を出力し、ステップP1に戻る。以後、これを繰り返すのである。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を単独駆動するように制御すると共に、ロータリ・スクリーン胴が、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置で停止するように制御する。
このようにして本実施例では、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50及びロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、停止指令により原動モータ68の回転速度の減速を開始し、ロータリ・エンコーダ71の検出する回転速度がゼロになった時、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98の同期制御を解除し、その後、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を制御してスクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置で前記ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴を停止するようになっている(図5参照)。
このように、スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置でロータリ・スクリーン胴が停止されるので、絵柄が無い部分(孔無し部分)Aからインキが落ちることが無い。
依って、使用できるインキの種類や孔の大きさに自由度が増し、印刷物の多様化が図れると共に、印刷停止時にはロータリ・スクリーン胴も停止することができるので、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97による消費電力も低減できることに加えて、モータ及びモータ軸受け部の耐久性の向上も図れる。
図15は本発明の実施例2を示すオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置のブロック図、図16はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置のブロック図、図17(a)乃至図17(d)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図18(a)及び図18(b)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図19(a)乃至図19(c)はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図20はオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置の動作フロー図、図21(a)及び図21(b)はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図、図22(a)及び図22(b)はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図、図23はロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置の動作フロー図である。
これは、実施例1におけるオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50及びロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、停止指令により原動モータ68の回転速度の減速を開始し、ロータリ・エンコーダの検出する回転速度がゼロでない所定の回転速度以下になった時、駆動モータ98の同期制御を解除し、その後、駆動モータ98を制御して前記スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置で前記ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴を停止するようになっている例である。
図15に示すように、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、CPU51とROM52とRAM53と入出力装置54〜59とインタフェース60とがBUS線で接続されている。
前記BUS線には、内部クロック・カウンタ61の他に、緩動回転速度用メモリM1、オフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2、オフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3、原点合わせ準備時間用メモリM4、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5、オフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタのカウント値用メモリM6、オフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置用メモリM7が接続されている。
前記BUS線には、さらに、ロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置用メモリM9、オフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10、増速時の回転速度修正値用メモリM11、減速時の回転速度修正値用メモリM12、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM13、現在のオフセット枚葉印刷機の回転速度用メモリM14、現在のロータリ・スクリーン胴の回転速度用メモリM15、ロータリ・スクリーン胴の同期運転を停止する回転速度用メモリM16が接続されている。
入出力装置54には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置62とCRTやランプ等の表示器63とプリンタやフロッピー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置64が接続される。入出力装置55には、回転速度設定器65が接続される。
入出力装置56には、D/A変換器66を介してオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67が接続され、この原動モータ・ドライバ67にオフセット枚葉印刷機の原動モータ68とオフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続される。
入出力装置57には、A/D変換器69及びF/V変換器70を介して前記オフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続されると共に、同じくA/D変換器72及びF/V変換器73を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。
入出力装置58には、オフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75が接続され、このカウンタ75に前記オフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71が接続される。
入出力装置59には、オフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76を介してオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ77が接続されると共に、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ79が接続される。そして、インタフェース60には、後述するロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80が接続される。
図16に示すように、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、CPU81とROM82とRAM83と入出力装置84〜89とインタフェース90とがBUS線で接続されている。
前記BUS線には、オフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置用メモリM3、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタのカウント値用メモリM4、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置用メモリM5、モータ軸の現在位置の差用メモリM6、モータ軸の現在位置の差の絶対値用メモリM7が接続されている。
前記BUS線には、さらに、モータ軸の位置の差の許容値用メモリM8、モータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値用メモリM10、緩動回転速度用メモリM11、ロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12、ロータリ・スクリーン胴の設定回転速度用メモリM13が接続されている。尚、ロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12に記憶されているロータリ・スクリーン胴の停止位置は、図5のように、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置である。
入出力装置84には、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置92とCRTやランプ等の表示器93とプリンタやフロッピー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置94が接続される。入出力装置85には、ロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95が接続される。
入出力装置86には、D/A変換器96を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97が接続され、この駆動モータ・ドライバ97にロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98とロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。
入出力装置87には、A/D変換器99及びF/V変換器100を介して前記ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。入出力装置88には、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101が接続され、このカウンタ101に前記ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74が接続される。
入出力装置89には、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78を介してロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ79が接続される。そして、インタフェース90には、前述したオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50が接続される。
このように構成されるため、オフセット枚葉印刷機に対してロータリ・スクリーン胴を同期制御するにあたって、先ずオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、図17(a)〜図17(d),図18(a)及び図18(b),図19(a)〜図19(c),図20に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1で同期運転スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP2でオフセット枚葉印刷機駆動スイッチがONされたか否かを判断し、否であれば後述するステップP119に移行する。ステップP2で可であれば、ステップP3でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動解除信号が出力される。次に、ステップP4でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がONされると、ステップP5でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ準備開始指令が送信される。
次に、ステップP6で緩動回転速度用メモリM1より緩動回転速度が読み込まれると、ステップP7でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2に緩動回転速度が書き込まれる。次に、ステップP8でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に緩動回転速度が書き込まれると、ステップP9でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に指令(緩動)回転速度が送信される。
次に、ステップP10でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力されると、ステップP11で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始される。次に、ステップP12で原点合わせ準備時間用メモリM4より原点合わせ準備時間が読み込まれると、ステップP13で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
ステップP14で内部クロック・カウンタ61のカウント値が原点合わせ準備時間以上になると、ステップP15でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ準備完了指令が送信される。次に、ステップP16でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に原点合わせ開始指令が送信されると、ステップP17で緩動回転速度用メモリM1より緩動回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP18でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2に緩動回転速度が書き込まれると、ステップP19で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始される。次に、ステップP20でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP21で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP22で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったか否かを判断し、可であればステップP23でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP24でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP25でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP26でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP27でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。
次に、ステップP28で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP29でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP30でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP31でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力される。その後ステップP19に戻る。
前記ステップP22で否であれば、ステップP32でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80よりモータ軸の原点合わせ完了信号が送信されたか否かを判断し、可であればステップP33でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80よりモータ軸の原点合わせ完了信号が受信される。次に、ステップP34でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP35で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP36で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったら、ステップP37でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP38でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP39でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP40でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP41でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP42で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP43でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP44でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP45でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力され、その後、ステップP46でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度を書き込んだ後、後述するステップP60に移行する。
前記ステップP32で否であれば、ステップP47で印刷機の停止信号が入力されたか否かを判断する。ここで否であればステップP20に戻り、可であればステップP48でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP49で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP50で内部クロック・カウンタ61のカウント値がロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔以上になったら、ステップP51でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定(緩動)回転速度が読み込まれる。次に、ステップP52でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に設定(緩動)回転速度が書き込まれると、ステップP53でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される。
次に、ステップP54でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP55でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP56で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP57でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP58でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP59でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令(緩動)回転速度が出力される。その後、後述するステップP87に移行する。
次に、前述したステップP60で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始された後、ステップP61で回転速度設定器65に設定回転速度が入力されると、ステップP62で回転速度設定器65より設定回転速度を読込み、メモリM2に記憶する。次に、ステップP63でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2より設定回転速度を読込んだ後、ステップP64でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10より前回の指令回転速度を読込む。
次に、ステップP65で読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度=読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度か否かを判断し、可であればステップP66でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度を書き込んだ後、ステップP75に移行する。
前記ステップP65で否であればステップP67で読込んだオフセット枚葉印刷機の設定回転速度>読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度か否かを判断し、可であればステップP68で増速時の回転速度修正値用メモリM11より増速時の回転速度修正値を読込む。次に、ステップP69でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度に読み込んだ増速時の回転速度修正値を加算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を演算し、メモリM13に記憶した後、ステップP70でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に演算で求めた修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を書き込み、ステップP75に移行する。
前記ステップP67で否であればステップP71で減速時の回転速度修正値用メモリM12より減速時の回転速度修正値を読込んだ後、ステップP72でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度から読み込んだ減速時の回転速度修正値を減算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を演算し、メモリM13に記憶する。次に、ステップP73で修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度<0か否かを判断し、可であればステップP74で修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度をゼロに書換えた後、前述したステップP70に移行する一方、否であればステップP70に直接移行する。
次に、ステップP75でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれると、ステップP76で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。
次に、ステップP77で内部クロック・カウンタ61のカウント値≧ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP78でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75よりカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される一方、否であればステップP76に戻る。次に、ステップP79でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されると、ステップP80でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。
次に、ステップP81で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されると、ステップP82でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。次に、ステップP83でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP84でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度が出力される。
次に、ステップP85でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を書き込んだ後、ステップP86で印刷機の停止スイッチがONか否かを判断し、可であればステップP87に移行する一方、否であればステップP60に戻る。
次に、前述したステップP87でオフセット枚葉印刷機の設定回転速度用メモリM2にゼロを書き込んだ後、ステップP88で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)61のカウントが開始されたら、ステップP89でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10より前回の指令回転速度が読み込まれる。次に、ステップP90で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度=0か否かを判断し、可であればステップP91でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3にゼロが書き込まれたら、後述するステップP98に移行し、否であればステップP92で減速時の回転速度修正値用メモリM12より減速時の回転速度修正値が読み込まれる。
次に、ステップP93でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度から読み込んだ減速時の回転速度修正値を減算し、修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が演算され、メモリM13に記憶されたら、ステップP94で前記修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度<0か否かを判断し、可であればステップP95で前記修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度をゼロに書き換えてから、ステップP96でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3に演算で求めた修正したオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が書き込まれ、否であればステップP96に直ぐ移行する。その後、ステップP97でオフセット枚葉印刷機の前回の指令回転速度用メモリM10に演算で求めた修正した指令回転速度が書き込まれる。
次に、前述したステップP98で、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔用メモリM5よりロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔が読み込まれたら、ステップP99で内部クロック・カウンタ61のカウント値が読み込まれる。次に、ステップP100で内部クロック・カウンタ61のカウント値≧ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想の現在位置を送信する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP101でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75からカウント値が読み込まれ、メモリM6に記憶される一方、否であればステップP99に戻る。
次に、ステップP102でオフセット枚葉印刷機のモータ軸位置検出用カウンタ75のカウント値よりオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM7に記憶されたら、ステップP103でロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値用メモリM8よりロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値が読み込まれる。次に、ステップP104で前記演算で求めたオフセット枚葉印刷機のモータ軸の現在位置に、読込んだロータリ・スクリーン胴の現在位置の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が演算され、メモリM9に記憶されてから、ステップP105でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP106でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴の仮想のモータ軸の現在位置が送信されたら、ステップP107でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度が出力される。次に、ステップP108でオフセット枚葉印刷機の原動モータ用ロータリ・エンコーダ71及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ用ロータリ・エンコーダ74に接続されたF/V変換機70,73の出力を読込んだ後、ステップP109で読込んだオフセット枚葉印刷機の原動モータ及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータのロータリ・エンコーダ71,74に接続されたF/V変換器70,73の出力より、現在のオフセット枚葉印刷機及びロータリ・スクリーン胴の回転速度を演算し、メモリM14,15にそれぞれ記憶する。
次に、ステップP110でロータリ・スクリーン胴の同期運転を停止する回転速度用メモリM16よりロータリ・スクリーン胴の同期運転を停止する回転速度を読み込んだ後、ステップP111で演算で求めた現在のオフセット枚葉印刷機及びロータリ・スクリーン胴の回転速度≦ロータリ・スクリーン胴の同期運転を停止する回転速度か否かを判断し、可であればステップP112でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80に同期運転停止指令を送信する一方、否であればステップP88に戻る。次に、ステップP113でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80より同期運転停止信号が送信されると、ステップP114でロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80より同期運転停止信号を受信する。
次に、ステップP115でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がOFFされると、ステップP116でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動信号を出力する。次に、ステップP117で同期運転スイッチがOFFされたか否かを判断し、可であればステップP1に戻る一方、否であればステップP118でオフセット枚葉印刷機駆動スイッチがONされたか否かを判断する。ここで、可であればステップP3に戻る一方、否であればステップP117に戻る。以上のステップにより、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、オフセット枚葉印刷機の原動モータ68とロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を同期運転するように制御する。
次に、前述したステップP119で回転速度設定器65に設定回転速度が入力されたか否かを判断し、可であればステップP120で回転速度設定器65より設定回転速度を読込んでメモリM2に記憶した後、ステップP121に移行する一方、否であればステップPステップP122に直に移行する。
次に、ステップP121でオフセット枚葉印刷機の駆動スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP122でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動解除信号を出力する一方、否であればステップP1に戻る。次に、ステップP123でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がONされると、ステップP124でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3にオフセット枚葉印刷機の設定回転速度を書き込む。
次に、ステップP125でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM3よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度を読込んだ後、ステップP126でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に指令回転速度を出力する。次に、ステップP127で印刷機の停止スイッチがONされると、ステップP128でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67に停止指令を出力した後、ステップP129でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ドライバ67の起動信号がOFFされる。次に、ステップP130でオフセット枚葉印刷機の原動モータ・ブレーキ用回路76に作動信号を出力した後、ステップP1に戻る。以上のステップにより、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50は、オフセット枚葉印刷機の原動モータ68を単独駆動するように制御する。
次にロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、図21(a)及び図21(b),図22(a)及び図22(b),図23に示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備開始指令が送信されたか否かを判断し、否であれば後述するステップP61に移行し、可であればステップP2でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備開始指令が受信される。次に、ステップP3でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がONされ、ステップP4でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より指令(緩動)回転速度が送信されると、ステップP5でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より指令(緩動)回転速度が受信され、メモリM1に記憶される。
次に、ステップP6でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれたら、ステップP7でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が書き込まれる。次に、ステップP8でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力され、ステップP9でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備完了指令が送信されると、ステップP10でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ準備完了指令が受信される。次に、ステップP11でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ開始指令が送信されると、ステップP12でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より原点合わせ開始指令が受信される。
次に、ステップP13でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されると、ステップP14でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50からオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が受信され、メモリM1及びメモリM3に記憶される。次に、ステップP15でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値が読み込まれ、メモリM4に記憶されたら、ステップP16で前記読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM5に記憶される。
次に、ステップP17で前記受信したロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置と演算で求めたロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置より、モータ軸の現在位置の差が演算され、メモリM6に記憶されたら、ステップP18で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差よりモータ軸の現在位置の差の絶対値が演算され、メモリM7に記憶される。次に、ステップP19でモータ軸の位置の差の許容値用メモリM8よりモータ軸の位置の差の許容値が読み込まれたら、ステップP20で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差の絶対値が読込んだモータ軸の位置の差の許容値以下か否かを判断する。
前記ステップP20で可であれば、ステップP21でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が読み込まれたら、ステップP22でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度が書き込まれる。次に、ステップP23でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力されると、ステップP24でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50にモータ軸の原点合わせ完了信号が送信される。その後、後述するステップP31に移行する。
前記ステップP20で否であれば、ステップP25でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9よりモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルが読み込まれたら、ステップP26でモータ軸の現在位置の差用メモリM6よりモータ軸の現在位置の差が読み込まれる。次に、ステップP27でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、モータ軸の現在位置の差よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を求め、メモリM10に記憶されたら、ステップP28でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1より指令(緩動)回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP29で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の指令(緩動)回転速度に求めたロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度が演算され、メモリM2に記憶されたら、ステップP30でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力される。その後、前述したステップP13に戻る。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98のオフセット枚葉印刷機の原動モータ68に対する原点位置合わせが行なわれる。
前述したステップP31でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が送信されたか否かを判断し、ここで、否であればステップP48で、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50より同期運転停止指令が送信されたか否かを判断する。
前記ステップP31で可であれば、ステップP32でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50からオフセット枚葉印刷機の指令回転速度及びロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置が受信され、メモリM1及びメモリM3に記憶される。次に、ステップP33でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値が読み込まれ、メモリM4に記憶されたら、ステップP34で前記読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置が演算され、メモリM5に記憶される。
次に、ステップP35で前記受信したロータリ・スクリーン胴のモータ軸の仮想の現在位置と演算で求めたロータリ・スクリーン胴のモータ軸の現在位置より、モータ軸の現在位置の差が演算され、メモリM6に記憶されたら、ステップP36で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差よりモータ軸の現在位置の差の絶対値が演算され、メモリM7に記憶される。次に、ステップP37でモータ軸の位置の差の許容値用メモリM8よりモータ軸の位置の差の許容値が読み込まれたら、ステップP38で前記演算で求めたモータ軸の現在位置の差の絶対値が読込んだモータ軸の位置の差の許容値以下か否かを判断する。
前記ステップP38で可であれば、ステップP39でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれたら、ステップP40でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が書き込まれる。次に、ステップP41でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力されて、ステップP31に戻る。
前記ステップP38で否であれば、ステップP42でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブル用メモリM9よりモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルが読み込まれたら、ステップP43でモータ軸の現在位置の差用メモリM6よりモータ軸の現在位置の差が読み込まれる。次に、ステップP44でモータ軸の現在位置の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、モータ軸の現在位置の差よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を求め、メモリM10に記憶されたら、ステップP45でオフセット枚葉印刷機の指令回転速度用メモリM1よりオフセット枚葉印刷機の指令回転速度が読み込まれる。
次に、ステップP46で前記読込んだオフセット枚葉印刷機の指令回転速度に求めたロータリ・スクリーン胴の指令回転速度の補正値を加算し、ロータリ・スクリーン胴の指令回転速度が演算され、メモリM2に記憶されたら、ステップP47でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度が出力される。その後、ステップP31に戻る。
前記ステップP48で否であればステップP31に戻る一方、可であればステップP49でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50から同期運転停止指令が受信される。次に、ステップP50でオフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50に同期運転停止信号が送信された後、ステップP51で緩動回転速度用メモリM11より緩動回転速度を読込む。
次に、ステップP52でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2に緩動回転速度を書き込んだ後、ステップP53でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力する。次に、ステップP54でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値を読込み、メモリM4に記憶した後、ステップP55で読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりモータ軸の現在位置を演算し、メモリM5に記憶する。
次に、ステップP56でロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12よりロータリ・スクリーン胴の停止位置を読込んだ後、ステップP57でモータ軸の現在位置=ロータリ・スクリーン胴の停止位置か否かを判断し、可であればステップP58でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に停止指令を出力する一方、否であればステップP54に戻る。次に、ステップP59でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がOFFされると、ステップP60でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動信号を出力する。その後、ステップP1に戻る。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98をオフセット枚葉印刷機の原動モータ68に同期するように制御すると共に、ロータリ・スクリーン胴が、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置で停止するように制御する。
次に、前述したステップP61でロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95に設定回転速度が入力されたか否かを判断し、可であればステップP62でロータリ・スクリーン胴用回転速度設定器95より設定回転速度を読込み、メモリM13に記憶した後、ステップP63に移行する一方、否であればステップP63に直に移行する。
前記ステップP63でロータリ・スクリーン胴の単独駆動スイッチがONされたか否かを判断し、可であればステップP64でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動解除信号を出力する一方、否であればステップP1に戻る。次に、ステップP65でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がONされると、ステップP66でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2にロータリ・スクリーン胴の設定回転速度を書き込む。
次に、ステップP67でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2よりロータリ・スクリーン胴の指令回転速度を読込んだ後、ステップP68でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力する。次に、ステップP69でロータリ・スクリーン胴の停止スイッチがONされると、ステップP70で緩動回転速度用メモリM11より緩動回転速度を読込み、次いで、ステップP71でロータリ・スクリーン胴の指令回転速度用メモリM2に緩動回転速度を書き込む。
次に、ステップP72でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に指令回転速度を出力した後、ステップP73でロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101よりカウント値を読込み、メモリM4に記憶する。次に、ステップP74で読込んだロータリ・スクリーン胴のモータ軸位置検出用カウンタ101のカウント値よりモータ軸の現在位置を演算し、メモリM5に記憶した後、ステップP75でロータリ・スクリーン胴の停止位置用メモリM12よりロータリ・スクリーン胴の停止位置を読込む。
次に、ステップP76でモータ軸の現在位置=ロータリ・スクリーン胴の停止位置か否かを判断し、可であればステップP77でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97に停止指令を出力する一方、否であればステップP73に戻る。次に、ステップP78でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97の起動信号がOFFされると、ステップP79でロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ブレーキ用回路78に作動信号を出力し、ステップP1に戻る。以後、これを繰り返すのである。以上のステップにより、ロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を単独駆動するように制御すると共に、ロータリ・スクリーン胴が、ロータリ・スクリーン202の孔無し部分Aが下側になる位置で停止するように制御する。
このようにして本実施例では、オフセット枚葉印刷機の駆動制御装置50及びロータリ・スクリーン胴の駆動制御装置80は、停止指令により原動モータ68の回転速度の減速を開始し、ロータリ・エンコーダ71の検出する回転速度がゼロでない所定の回転速度以下になった時、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98の同期制御を解除し、その後、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98を制御してスクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置で前記ロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴を停止するようになっている(図5参照)。
このように、スクリーン202における絵柄が無い部分(孔無し部分)Aが下側となるような位置でロータリ・スクリーン胴が停止されるので、絵柄が無い部分(孔無し部分)Aからインキが落ちることが無い。
依って、使用できるインキの種類や孔の大きさに自由度が増し、印刷物の多様化が図れると共に、印刷停止時にはロータリ・スクリーン胴も停止することができるので、ロータリ・スクリーン胴の駆動モータ98及びロータリ・スクリーン胴の駆動モータ・ドライバ97による消費電力も低減できることに加えて、モータ及びモータ軸受け部の耐久性の向上も図れる。
また、本実施例では、ロータリ・エンコーダ71の検出する回転速度がゼロでない所定の回転速度以下で同期制御を解除するので、実施例1より早期にロータリ・スクリーン装置200のロータリ・スクリーン胴を停止させることができるという利点もある。