JP2011136464A - 印刷機の駆動制御方法及び駆動制御装置 - Google Patents

印刷機の駆動制御方法及び駆動制御装置 Download PDF

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Masahiro Ishiwatari
政弘 石渡
Mikio Matsumoto
幹生 松本
Tatsuhiko Yokochi
辰彦 横地
Hiromitsu Numauchi
裕光 沼内
Kenji Hayashi
憲司 林
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Abstract

【課題】第1及び第2の渡胴を同期制御することができ、オフセット印刷部から凹版印刷部に印刷物を受け渡す際、毎回正確な位置で紙を受け渡すことができるようになり、印刷障害を防止して稼働率を向上させる。
【解決手段】オフセット印刷部20と凹版印刷部30をそれぞれ別のオフセット印刷部原動モータ1Aと凹版印刷部原動モータ1Bで駆動して同期制御すると共に、オフセット印刷部及び凹版印刷部原動モータ用ロータリ・エンコーダ8A,8Cに加えてオフセット印刷部の最後に位置する渡胴23e及び凹版印刷部の最初に位置する渡胴23fに更なるロータリ・エンコーダ8B,8Dを設け、それぞれの印刷部20,30のあるべき回転位相とオフセット印刷部の最後に位置する渡胴23eと凹版印刷部の最初に位置する渡胴23fの実際の回転位相の差に応じてオフセット印刷部原動モータ1A及び凹版印刷部原動モータ1Bの回転速度を補正するようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、枚葉印刷機等印刷機の駆動制御方法及び駆動制御装置に関する。
従来、枚葉印刷機等印刷機、特に、証券印刷機では、オフセット印刷と凹版印刷を一度に行う為にオフセット印刷部と凹版印刷部を備え、それらの印刷部を一つの原動モータで駆動していた。
その為、原動モータにかかる負荷が大きく、原動モータとして容量の大きいものを使用しなければならなかった。その結果、高価なモータを使用しなければならないと共に、駆動系の剛性も必要とされ、更に大型化する為、ますます容量の大きいモータを使用しなければならず、高速化にも対応することができない、という問題があった。
特開2006−305903号公報
そこで、特許文献1のように、オフセット印刷部(紙流れ方向上流側の処理ユニット群)と凹版印刷部(紙流れ方向下流側の処理ユニット群)をそれぞれ別の原動モータで駆動するようにし、かつ、2つの原動モータを速度及び位相の同期制御するようにすることが考えられる。
しかしながら、凹版印刷部の凹版胴と圧胴間の印圧が大きく、両胴の表面が接触して印圧がかかっている状態と両胴の切欠部が対向して印圧がかかっていない状態の間の負荷変動が大きく、凹版印刷部の原動モータと凹版印刷部の最初の渡胴間のギア・トレイン内のバックラッシュによる回転ムラが発生し、オフセット印刷部の最後の渡胴から凹版印刷部の最初の渡胴に紙を受け渡す際、正確な位置で紙を受け渡せなくなり、印刷障害が発生し、更に回転ムラが大きくなると、紙のくわえミスや紙端部の折れ等が発生し、復帰までに多大な時間がかかる、という問題が発生する。
また、同様なことが、オフセット印刷部の各胴の切欠部、特に、最後に位置する渡胴の切欠部の存在による質量のバラツキ及び凹版印刷部の各胴の切欠部、特に、最初に位置する渡胴の切欠部の存在による質量のバラツキや、オフセット印刷部での版胴とゴム胴間の負荷変動(詳細には、版胴の周面とゴム胴の周面が接し、その印圧がかかっている状態と、版胴とゴム胴の切欠部が対向し、印圧がかかっていない状態の間の負荷変動)により発生する。
また、各印刷部の回転位相を検出する為の回転位相検出器は、それぞれの回転位相を検出するロータリ・エンコーダのゼロ・パルスでリセットされるが、凹版印刷部の駆動系にウォームギア機構が介装され、端数が出て完全に同じ位置でリセットできず、その分の誤差が累積してしまうと共に、前記回転ムラによりリセット位置が微妙にズレ、誤差が発生してしまう、という第2の問題もあった。
そこで、本発明の目的は、オフセット印刷部と凹版印刷部をそれぞれ別の原動モータで駆動して同期制御すると共に、オフセット印刷部の最後に位置する渡胴及び凹版印刷部の最初に位置する渡胴に更なる回転位相検出手段を設け、オフセット印刷部の最後に位置する渡胴と凹版印刷部の最初に位置する渡胴の実際の回転位相の差を検出し、その回転位相差に応じて速度補正することにより、上記問題を解決することにある。
また、オフセット印刷部の最後に位置する渡胴に設けた原点位置検出器によってすべての回転位相検出手段をリセットすることにより、上記第2の問題を解決すると共に、ギア比等により計算上割り切れない場合の計算上の誤差も、累積しないようにすることにもある。
上記の課題を解決するための印刷機の駆動制御方法は、
オフセット印刷を行うオフセット印刷部と、
凹版印刷を行う凹版印刷部と、
前記オフセット印刷部で印刷された印刷物を凹版印刷部に受け渡す第1の渡胴と、
前記オフセット印刷部で印刷された印刷物をオフセット印刷部から受け取る第2の渡胴と、
各印刷部の回転速度を設定する速度設定手段と
を備えた印刷機において、
前記オフセット印刷部を駆動する第1の原動モータと、
前記凹版印刷部を駆動する第2の原動モータと、
前記第1の渡胴の回転位相を検出する第1の回転位相検出手段と、
前記第2の原動モータの回転位相を検出する第2の回転位相検出手段と、
前記第2の渡胴の回転位相を検出する第3の回転位相検出手段と、
前記第1の回転位相検出手段より前記第2の渡胴のあるべき回転位相を求める回転位相算出手段と、
を備え、
前記速度設定手段に設定された回転速度と、前記回転位相算出手段からの前記第2の渡胴のあるべき回転位相と、前記第2の回転位相検出手段からの前記第2の原動モータの回転位相と、前記第3の回転位相検出手段からの前記第2の渡胴の回転位相より、前記第2の原動モータの回転速度を制御する、
ことを特徴とする。
また、
前記第1の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第1の保持部と、
前記第1の原動モータによって駆動される第1の被駆動手段と、
前記第1の被駆動手段を介して前記第1の原動モータによって回転駆動され、前記第1の渡胴を駆動する第2の被駆動手段と、
前記第2の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第2の保持部と、
前記第2の原動モータによって駆動される第3の被駆動手段と、
前記第3の被駆動手段を介して前記第2の原動モータによって回転駆動され、前記第2の渡胴を駆動する第4の被駆動手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、
更に、前記オフセット印刷部に設けられ、前記オフセット印刷部の回転位相の原点位置を検出する原点位置検出手段を備え、
前記第1の回転位相検出手段及び第2の回転位相検出手段が、前記原点位置検出手段からの信号によって、原点位置にリセットされる、
ことを特徴とする。
また、
前記第1の渡胴又は前記第2の渡胴に、前記第2の保持部又は前記第1の保持部が当接しないようにする爪逃がし機構を備える、
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための印刷機の駆動制御装置は、
オフセット印刷を行うオフセット印刷部と、
凹版印刷を行う凹版印刷部と、
前記オフセット印刷部で印刷された印刷物を凹版印刷部に受け渡す第1の渡胴と、
前記オフセット印刷部で印刷された印刷物をオフセット印刷部から受け取る第2の渡胴と、
各印刷部の回転速度を設定する速度設定手段と
を備えた印刷機において、
前記オフセット印刷部を駆動する第1の原動モータと、
前記凹版印刷部を駆動する第2の原動モータと、
前記第1の渡胴の回転位相を検出する第1の回転位相検出手段と、
前記第2の原動モータの回転位相を検出する第2の回転位相検出手段と、
前記第2の渡胴の回転位相を検出する第3の回転位相検出手段と、
前記第1の回転位相検出手段より前記第2の渡胴のあるべき回転位相を求める回転位相算出手段と、
を備えると共に、
前記速度設定手段に設定された回転速度と、前記回転位相算出手段からの前記第2の渡胴のあるべき回転位相と、前記第2の回転位相検出手段からの前記第2の原動モータの回転位相と、前記第3の回転位相検出手段からの前記第2の渡胴の回転位相より、前記第2の原動モータの回転速度を制御する制御装置を備えた、
ことを特徴とする。
また、
前記第1の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第1の保持部と、
前記第1の原動モータによって駆動される第1の被駆動手段と、
前記第1の被駆動手段を介して前記第1の原動モータによって回転駆動され、前記第1の渡胴を駆動する第2の被駆動手段と、
前記第2の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第2の保持部と、
前記第2の原動モータによって駆動される第3の被駆動手段と、
前記第3の被駆動手段を介して前記第2の原動モータによって回転駆動され、前記第2の渡胴を駆動する第4の被駆動手段と、
を更に備えたことを特徴とする。
また、
更に、前記オフセット印刷部に設けられ、前記オフセット印刷部の回転位相の原点位置を検出する原点位置検出手段を備え、
前記第1の回転位相検出手段及び第2の回転位相検出手段が、前記原点位置検出手段からの信号によって、原点位置にリセットされる、
ことを特徴とする。
また、
前記第1の渡胴又は前記第2の渡胴に、前記第2の保持部又は前記第1の保持部が当接しないようにする爪逃がし機構を備える、
ことを特徴とする。
上述した本発明に係る印刷機の駆動制御方法及び装置によれば、各々別個に回転駆動される第1の渡胴と第2の渡胴の回転位相差(位置偏差)に応じて第2の原動モータの回転速度を制御することにより、第1及び第2の渡胴を同期制御することができ、オフセット印刷部から凹版印刷部に印刷物を受け渡す際、毎回正確な位置で印刷物を受け渡すことができるようになり、印刷障害を防止して稼働率を向上させることができる。
本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。 枚葉印刷機の概略構成を示す側面図である。 枚葉印刷機の駆動分離部を示す平面図である。 枚葉印刷機の駆動分離部における渡胴間の平面図である。
以下、本発明に係る印刷機の駆動制御方法及び駆動制御装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1A及び図1Bは本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図、図2A及び図2Bは本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置のハード・ブロック図である。
図3A乃至図3Eは本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図、図4A乃至図4Dは本発明の一実施例におけるオフセット印刷部駆動制御装置の動作フロー図、図5A乃至図5Eは本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図、図6A乃至図6Fは本発明の一実施例における凹版印刷部駆動制御装置の動作フロー図である。
図7は枚葉印刷機の概略構成を示す側面図、図8は枚葉印刷機の駆動分離部を示す平面図、図9は枚葉印刷機の駆動分離部における渡胴間の平面図である。
図7に示すように、本実施例において、枚葉印刷機(証券印刷機)10は、図示しない給紙部に連続するオフセット印刷部20とこれに続く凹版印刷部30とこれに続く図示しない排紙部とを有する。
オフセット印刷部20は更に、第1色目から第4色目のオフセット表面印刷ユニット20a〜20d及びオフセット裏面印刷ユニット20e〜20hと、表面乾燥ユニット20i及び裏面乾燥ユニット20jと、ロータリースクリーン印刷ユニット20kと、乾燥ユニット20l、とからなる。
また、オフセット印刷部20は、9個の圧胴21a〜21iと3個の乾燥胴22a〜22cと3個の渡胴23b〜23dとが同径でかつ紙流れ方向に略水平に配列されると共に、そのうちの最前部(第1色目)の圧胴21aには給紙部からの紙を当該オフセット印刷部20に受け渡す渡胴23aが対接される一方、最後部の渡胴23dにはオフセット印刷部20から凹版印刷部30へ紙を受け渡す渡胴23eが対接される。
第1色目から第4色目のオフセット表面印刷ユニット20a〜20d及びオフセット裏面印刷ユニット20e〜20hの各圧胴21a〜21hにはゴム胴24を介して版胴25がそれぞれ対接される。また、表面乾燥ユニット20i及び裏面乾燥ユニット20jと乾燥ユニット20lの各乾燥胴22a〜22cの周面には3連からなる乾燥装置26がそれぞれ対向される。また、ロータリースクリーン印刷ユニット20kの圧胴21iにはロータリースクリーン胴27が対接される。
従って、オフセット印刷部20においては、渡胴23aを介して給紙部から受け渡された紙(印刷物)は、第1色目から第4色目のオフセット表面印刷ユニット20a〜20d及びオフセット裏面印刷ユニット20e〜20hで両面オフセット印刷が施された後、表面乾燥ユニット20i及び裏面乾燥ユニット20jで乾燥処理される。次いで、ロータリースクリーン印刷ユニット20kでスクリーン印刷が施された後、乾燥ユニット20lで乾燥されて渡胴23eより後述する凹版印刷部30へ受け渡される。
一方、凹版印刷部30は、オフセット印刷部20の圧胴21a〜21i,乾燥胴22a〜22c及び渡胴23b〜23dの倍径の大きさである圧胴31に、該圧胴31と同径の凹版胴32が対接される。この凹版胴32にはインキング装置33の4個のインキ着けローラ33a〜33dが対接されると共にワイピング装置34のワイピングローラ34aが対接される。また、前記圧胴31には、オフセット印刷部20の渡胴23eと対接してオフセット印刷部20からの紙を凹版印刷部30に受け渡す渡胴23fが対接されると共に、当該凹版印刷部30から排紙部へ紙を受け渡す排紙胴35が対接される。
従って、凹版印刷部30においては、オフセット印刷部20で両面オフセット印刷とスクリーン印刷が施された紙に凹版印刷を施して排紙部に排紙する。
尚、前記圧胴21a〜21i,31と乾燥胴22a〜22cと渡胴23a〜23fと排紙胴35には、それぞれ切欠部内において、紙を保持するくわえ爪装置等の保持部が装着され、搬送される紙が各胴間において受渡しされるようになっている。
例えば、オフセット印刷部20の渡胴23eと凹版印刷部30の渡胴23fとの間では、図9に示すように、互いの切欠部46,48内にくわえ爪装置47,49がそれぞれ装着されると共に、これらのくわえ爪装置47,49における多数の爪47a,49aの逃がし機構が設けられる。
渡胴23eの逃がし機構としては、その胴周面の渡胴23fの爪49aに対応する位置に環状溝50が形成され、これらの環状溝50に受取側の大きく突出する爪49aの先端部が挿入されることで、互いの干渉(当接等)が回避されるようになっている。一方、渡胴23fの逃がし機構としては、その胴径がベアラ29の径より寸法Lだけ小径に形成され、受取側の爪49aより突出量が小さい受渡側の爪47aの先端部との干渉(当接等)が回避されるようになっている。尚、図9中28は渡胴23eのベアラ、29は渡胴23fのベアラである。
そして、本実施例では、図8に示すように、オフセット印刷部20はベルト4A等の巻掛け伝動装置を介してオフセット印刷部原動モータ1Aにより駆動される一方、凹版印刷部30はウォームギア機構(第3の被駆動手段)4Bを介して凹版印刷部原動モータ1Bにより駆動される。
即ち、オフセット印刷部20の最後の渡胴(第1の渡胴)23eのギア(第2の被駆動手段)40aと凹版印刷部30の最初の渡胴(第2の渡胴)23fのギア(第4の被駆動手段)40bとは噛み合ってはいなく、前記渡胴23eのギア40aは乾燥胴22a〜22cのギア42や渡胴23b〜3dのギア43を介してオフセット印刷部20の最初の圧胴21aのギア(第1の被駆動手段)41と噛み合ってオフセット印刷部20のギア・トレインを構成し、前記オフセット印刷部原動モータ1Aの駆動力を伝達する一方、凹版印刷部30の最初の渡胴23fのギア40bは圧胴31のギア44を介して凹版印刷部30の凹版胴32のギア45と噛み合って凹版印刷部30のギア・トレインを構成し、前記凹版印刷部原動モータ1Bの駆動力を伝達するようになっている。尚、図8中5A,5Bは原動ピニオンである。
また、オフセット印刷部20の最初の圧胴21aのギア41と反対側の胴軸端に、カップリング7Aを介してオフセット印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Aが取り付けられると共に、オフセット印刷部20の最後の渡胴23eのギア40aと反対側の胴軸端に、カップリング7Bを介してオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ(第1の回転位相検出手段)8Bが取り付けられている。
また、凹版印刷部30の凹版印刷部原動モータ1Bに、カップリング7Cを介して凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ(第2の回転位相検出手段)8Cが取り付けられると共に、凹版印刷部30の最初の渡胴23fのギア40bと反対側の胴軸端に、カップリング7Dを介して凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ(第3の回転位相検出手段)8Dが取り付けられている。
また、前記オフセット印刷部20の最後の渡胴23eに、当該渡胴23eの原点位置を検出する原点位置検出器(原点位置検出手段)6が設けられている。尚、原点位置検出器6は、オフセット印刷部20の最後の渡胴23eが1回転する毎にその原点位置でパルスを1回出力し、後述するオフセット印刷部の最後の渡胴の現在位置検出用カウンタ519、凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614をリセットするように設けられている。
また、前記オフセット印刷部原動モータ1Aは、後述するオフセット印刷部駆動制御装置(回転位相算出手段、制御装置)500により駆動制御されると共に、前記凹版印刷部原動モータ1Bは、後述する凹版印刷部駆動制御装置(制御装置)600により駆動制御される。
そして、本実施例において、前記オフセット印刷部原動モータ1Aと凹版印刷部原動モータ1Bとは、前記オフセット印刷部駆動制御装置500において設定される回転速度に基づき同期制御が行われるようになっている。
図1A及び図1Bに示すように、オフセット印刷部駆動制御装置500は、CPU501、ROM502及びRAM503の他に、各入出力装置504〜508及びインタフェース509がBUS(母線)で接続されて構成されている。
このBUSには、設定回転速度記憶用メモリM501、緩動回転速度記憶用メモリM502、現在の指令回転速度記憶用メモリM503、前回の指令回転速度記憶用メモリM504、凹版印刷部駆動制御装置に現在の指令回転速度及び凹版印刷部の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相を送信する時間間隔記憶用メモリM505、オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM506、オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相記憶用メモリM507、凹版印刷部の回転位相の補正値記憶用メモリM508が接続されている。
また、BUSには、凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM509、凹版印刷部の最初の渡胴の回転位相の補正値記憶用メモリM510、凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM511、増速時の回転速度修正値記憶用メモリM512、修正した現在の指令回転速度記憶用メモリM513、減速時の回転速度修正値記憶用メモリM514、オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ及び凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダに接続されたF/V変換器の出力記憶用メモリM515、オフセット印刷部及び凹版印刷部の現在の回転速度記憶用メモリM516、及び、内部クロック・カウンタ510が接続されている。
さらに、入出力装置504には、印刷機同期駆動スイッチ511、オフセット印刷部単独駆動スイッチ511A、印刷機駆動停止スイッチ512、キーボードや各種スイッチ及びボタン等の入力装置513、CRTやランプ等の表示器514、及び、フロッピー(登録商標)・ディスクドライブやプリンタ等の出力装置515が接続されている。
入出力装置505には、回転速度設定器516が接続されている。入出力装置506には、D/A変換器517及びオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518を介してオフセット印刷部原動モータ1Aが接続されている。オフセット印刷部原動モータ・ドライバ518は、速度制御の為、オフセット印刷部原動モータ1Aに連結駆動されるオフセット印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Aに接続されている。
入出力装置507には、オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519が接続され、このオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519にオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Bがクロック・パルスを出力するように接続されると共にオフセット印刷部の最後の渡胴に設けられた原点位置検出器6が接続され、オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519が現在のオフセット印刷部の最後の渡胴の回転位相に応じたカウント値を有するようになっている。
また、入出力装置508には、A/D変換器520及びF/V変換器521を介して、上述したオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Bが接続されるとともに、A/D変換器522及びF/V変換器523を介して凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Cが接続されている。
そして、インタフェース509が凹版印刷部駆動制御装置600に接続されている。
また、図2A及び図2Bに示すように、凹版印刷部駆動制御装置600は、CPU601、ROM602及びRAM603の他に、入出力装置604〜606,608,609及びインタフェース607がBUS(母線)で接続されて構成されている。
このBUSには、現在の指令回転速度記憶用メモリM601、凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM602、凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM603、凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM604、凹版印刷部の現在の回転位相記憶用メモリM605、凹版印刷部の現在の回転位相の差記憶用メモリM606、凹版印刷部の現在の回転位相の差の絶対値記憶用メモリM607、凹版印刷部の現在の回転位相の差の許容値記憶用メモリM608、及び、凹版印刷部の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブル記憶用メモリM609が接続されている。
またこのBUSには、指令回転速度の第1の補正値記憶用メモリM610、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM611、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相記憶用メモリM612、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相の差記憶用メモリM613、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相の差の絶対値記憶用メモリM614、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相の差の許容値記憶用メモリM615、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブル記憶用メモリM616、指令回転速度の第2の補正値記憶用メモリM617、指令回転速度記憶用メモリM618、及び、凹版印刷部設定回転速度記憶用メモリM619が接続されている。
さらに、入出力装置608には、凹版印刷部単独駆動スイッチ615、凹版印刷部駆動停止スイッチ616、キーボードや各種スイッチ及びボタン等の入力装置617、CRTやランプ等の表示器618、及び、フロッピー(登録商標)・ディスクドライブやプリンタ等の出力装置619が接続されている。
入出力装置609には、凹版印刷部回転速度設定器620が接続されている。
入出力装置604には、D/A変換器611及び凹版印刷部原動モータ・ドライバ612を介して凹版印刷部原動モータ1Bが接続されている。凹版印刷部原動モータ・ドライバ612は、速度制御の為、凹版印刷部原動モータ1Bの軸に一体的に連結されて内蔵された凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Cに接続されている。
入出力装置605には、凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613が接続され、この凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613に上述した入出力装置508に接続された凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Cがクロック・パルスを出力するように接続されると共にオフセット印刷部の最後の渡胴に設けられた原点位置検出器6が接続され、凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613が現在の凹版印刷部の回転位相に応じたカウント値を有するようになっている。
入出力装置606には、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614が接続され、この凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614に凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Dがクロック・パルスを出力するように接続されると共にオフセット印刷部の最後の渡胴に設けられた原点位置検出器6が接続され、凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614が現在の凹版印刷部の最初の渡胴の回転位相に応じたカウント値を有するようになっている。
そして、インタフェース607がオフセット印刷部駆動制御装置500に接続されている。
以下に、上述したオフセット印刷部駆動制御装置500、凹版印刷部駆動制御装置600の動作について説明する。
オフセット印刷部駆動制御装置500は、図3A乃至図3E及び図4A乃至図4Dに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1で回転速度設定器516に設定回転速度が入力されたか否かを判断し、設定回転速度が入力されていれば(Y)、ステップP2で回転速度設定器516より設定回転速度を読込むとともにこれをメモリM501に記憶する。一方、設定回転速度が入力されていなければ(N)、後述するステップP3に移行する。
ステップP2に続いては、ステップP3で印刷機同期駆動スイッチ511がONとなっているか否かを判断し、ONとなっていれば(Y)、ステップP4で凹版印刷部駆動制御装置600に原点合わせ開始の指令を送信する。一方、印刷機同期駆動スイッチ511がONとなっていなければ(N)、後述するステップP91に移行する。
ステップP4に続いては、ステップP5でメモリM502より緩動回転速度を読込んだ後、ステップP6で現在の指令回転速度記憶用メモリM503及び前回の指令回転速度記憶用メモリM504に緩動回転速度を上書きする。次いで、ステップP7で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)510のカウントを開始する。
続いて、ステップP8で凹版印刷部駆動制御装置600に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM505より読込んだ後、ステップP9で内部クロック・カウンタ510のカウント値を読込む。
続いて、ステップP10で「内部クロック・カウンタ510のカウント値=凹版印刷部駆動制御装置600に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP11でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM506に記憶する。一方、上記等式が成立しなければ(N)、後述するステップP26に移行する。
ステップP11に続いては、ステップP12でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519のカウント値よりオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM507に記憶した後、ステップP13で凹版印刷部30の回転位相の補正値をメモリM508より読込み、次いで、ステップP14でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の回転位相の補正値を加算し、凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM509に記憶する。
続いて、ステップP15で「凹版印刷部の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP16で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相より360°を減算し、減算結果を凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM509に上書きした後、ステップP17でオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相をメモリM507より読込む。一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP17に移行する。
続いて、ステップP18で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値をメモリM510より読込んだ後、ステップP19でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値を加算し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM511に記憶する。
続いて、ステップP20で「凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP21で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相より360°を減算し、減算した結果を凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM511に上書きした後、ステップP22で現在の指令回転速度(緩動)をメモリM503より読込む。一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP22に移行する。
続いて、ステップP23で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM509より読込んだ後、ステップP24で凹版印刷部駆動制御装置600に、現在の指令回転速度(緩動)及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信し、次いで、ステップP25でオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518にD/A変換器517を介して現在の指令回転速度(緩動)を出力し、ステップP7に戻る。
また、ステップP10からステップP26に移行した場合は、ステップP26で凹版印刷部駆動制御装置600より原点合わせ完了信号が送信されているか否かを判断し、原点合わせ完了信号が送信されていれば(Y)、ステップP27で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)510のカウントを開始する。一方、原点合わせ完了信号が送信されていなければ(N)、ステップP8に戻る。
ステップP27に続いては、ステップP28で凹版印刷部駆動制御装置600に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM505より読込んだ後、ステップP29で内部クロック・カウンタ510のカウント値を読込む。
続いて、ステップP30で「内部クロック・カウンタ510のカウント値=凹版印刷部駆動制御装置に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP31で設定回転速度をメモリM501より読込む。一方、上記等式が成立しなければ(N)、後述するステップP52に移行する。
ステップP31に続いては、ステップP32で現在の指令回転速度記憶用メモリM503に、設定回転速度を上書きした後、ステップP33で現在の指令回転速度をメモリM503より読込み、次いで、ステップP34で前回の指令回転速度をメモリM504より読込む。
続いて、ステップP35で「現在の指令回転速度=前回の指令回転速度」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP36でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM506に記憶する。一方、上記等式が成立しなければ(N)、後述するステップP85に移行する。
ステップP36に続いては、ステップP37でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519のカウント値よりオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM507に記憶した後、ステップP38で凹版印刷部30の回転位相の補正値をメモリM508より読込み、次いで、ステップP39でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の回転位相の補正値を加算して凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM509に記憶する。
続いて、ステップP40で「凹版印刷部の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP41で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相より360°を減算して減算結果を凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM509に上書きした後、ステップP42でオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相をメモリM507より読込む。一方、ステップP40で上記等式が成立しなければ(N)、ステップP42へ移行する。
続いて、ステップP43で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値をメモリM510より読込んだ後、ステップP44でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値を加算して凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM511に記憶する。
続いて、ステップP45で「凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP46で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相より360°を減算し、減算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM511に上書きした後、ステップP47で現在の指令回転速度をメモリM503より読込む。一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP47に移行する。
続いて、ステップP48で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM509より読込んだ後、ステップP49で凹版印刷部駆動制御装置600に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する。
続いて、ステップP50でオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518にD/A変換器517を介して現在の指令回転速度を出力した後、ステップP51で前回の指令回転速度記憶用メモリM504に現在の指令回転速度を上書きし、次いで、ステップP27に戻る。
なお、ステップP30からステップP52に移行した場合は、ステップP52で印刷機駆動停止スイッチ512がONとなっているか否かを判断し、印刷機駆動停止スイッチ512がONとなっていれば(Y)、後述するステップP53に移行する。一方、印刷機駆動停止スイッチ512がONとなっていなければ(N)、ステップP28に戻る。
また、ステップP35からステップP85に移行した場合は、ステップP85で増速時の回転速度の修正値をメモリM512より読込んだ後、ステップP86で前回の指令回転速度に増速時の回転速度修正値を加算し、修正した現在の指令回転速度を演算するとともに演算結果をメモリM513に記憶する。次いで、ステップP87で設定回転速度をメモリM501より読込む。
続いて、ステップP88で「設定回転速度>修正した現在の指令回転速度」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP89で現在の指令回転速度記憶用メモリM503に修正した現在の指令回転速度を上書きしてステップP36に戻る。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP36に戻る。
また、ステップP52からステップP53に移行した場合は、ステップP53で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)510のカウントを開始した後、ステップP54で前回の指令回転速度をメモリM504より読込む。
続いて、ステップP55で「前回の指令回転速度=0」であるか否かを判断し、この等式が成立しなければ(N)、ステップP56で減速時の回転速度の修正値をメモリM514より読込んだ後、ステップP57で前回の指令回転速度から減速時の回転速度修正値を減算し、修正した現在の指令回転速度を演算するとともに演算結果をメモリM513に記憶する。一方、上記等式が成立すれば(Y)、ステップP90で現在の指令回転速度記憶用メモリM503にゼロを上書きした後、後述するステップP62に移行する。
ステップP57に続いては、ステップP58で「修正した現在の指令回転速度<0」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP59で修正した現在の指令回転速度記憶用メモリM513にゼロを上書きした後、ステップP60で修正した現在の指令回転速度をメモリM513より読込み、次いで、ステップP61で現在の指令回転速度記憶用メモリM503に修正した現在の指令回転速度を上書きする。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP61に移行する。
続いて、ステップP62で凹版印刷部駆動制御装置600に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM505より読込んだ後、ステップP63で内部クロック・カウンタ510のカウント値を読込む。
続いて、ステップP64で「内部クロック・カウンタのカウント値=凹版印刷部駆動制御装置に現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP65でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM506に記憶する。一方、上記等式が成立しなければ(N)、ステップP62に戻る。
ステップP65に続いては、ステップP66でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ519のカウント値よりオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM507に記憶した後、ステップP67で凹版印刷部30の回転位相の補正値をメモリM508より読込み、次いで、ステップP68でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の回転位相の補正値を加算し、凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM509に記憶する。
続いて、ステップP69で「凹版印刷部の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP70で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相より360°を減算し、減算結果を凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM509に上書きした後、ステップP71でオフセット印刷部20の最後の渡胴23eの現在の回転位相をメモリM507より読込む。一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP71に移行する。
続いて、ステップP72で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値をメモリM510より読込んだ後、ステップP73でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相に凹版印刷部30の最初の渡胴23fの回転位相の補正値を加算し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM511に記憶する。
続いて、ステップP74で「凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相≧360°」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP75で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相より360°を減算し、減算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM511に上書きした後、ステップP76で現在の指令回転速度をメモリM503より読込む。一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP76に移行する。
続いて、ステップP77で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM509より読込んだ後、ステップP78で凹版印刷部駆動制御装置600に、現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を送信し、次いで、ステップP79でオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518にD/A変換器517を介して現在の指令回転速度を出力する。
続いて、ステップP80で前回の指令回転速度記憶用メモリM504に現在の指令回転速度を上書きした後、ステップP81でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8B及び凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Cに接続されたF/V変換器521,523よりA/D変換器520,522を介してその出力を読込むとともにこれをメモリM515に記憶し、ステップP82でオフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8B及び凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ8Cに接続されたF/V変換器521,523の出力よりオフセット印刷部及び凹版印刷部の現在の回転速度を演算するとともに演算結果をメモリM516に記憶する。
続いて、ステップP83で「オフセット印刷部及び凹版印刷部の現在の回転速度=ゼロ」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP84で凹版印刷部駆動制御装置600に駆動停止指令を送信し、オフセット印刷部駆動制御装置500による制御を終了する。一方、上記等式が成立しなければ(N)、ステップP53に戻る。
なお、ステップP3から移行したステップP91では、オフセット印刷部単独駆動スイッチ511AがONとなっているか否かを判断し、ONとなっていれば(Y)、ステップP92で設定回転速度記憶用メモリM501から設定回転速度を読込む一方、ONとなっていなければ(N)、ステップP1に戻る。
続いて、ステップP93で現在の指令回転速度記憶用メモリM503に、設定回転速度を上書きした後、ステップP94で現在の指令回転速度を現在の指令回転速度記憶用メモリM503から読込む。
続いて、ステップP95でオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518に、現在の指令回転速度を出力した後、ステップP96で印刷機駆動停止スイッチ512がONとなると、ステップP97でオフセット印刷部原動モータ・ドライバ518に、停止指令を出力してステップP1に戻る。
以上の動作フローによって、オフセット印刷部駆動制御装置500は凹版印刷部駆動制御装置600に対して原点合わせ開始指令、駆動停止指令を送信するとともに一定時間間隔で回転速度及びあるべき仮想の回転位相を送信する。
また、凹版印刷部駆動制御装置600は、図5A乃至図5E及び図6A乃至図6Fに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でオフセット印刷部駆動制御装置500より原点合わせ開始指令が送信されているか否かを判断し、原点合わせ開始指令が送信されていれば(Y)、直ぐにステップP2へ移行する一方、原点合わせ開始指令が送信されていなければ(N)、後述するステップP106に移行する。
ステップP2では、オフセット印刷部駆動制御装置500より現在の指令回転速度(緩動)及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相が送信されているか否かを判断し、これらが送信されていれば(Y)、後述するステップP3に移行する。一方、送信されていなければ(N)、ステップP2に戻る。
ステップP3では、オフセット印刷部駆動制御装置500より現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を受信するとともに、それぞれを現在の指令回転速度記憶用メモリ601及び凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM602及び凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM603に記憶する。
続いて、ステップP4で凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM604に記憶した後、ステップP5で凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値より凹版印刷部30の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM605に記憶し、次いで、ステップP6で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。
続いて、ステップP7で「凹版印刷部の仮想の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP8で凹版印刷部30の現在の回転位相をメモリM605より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP11に移行する。
ステップP8に続いては、ステップP9で「凹版印刷部30の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP10で凹版印刷部30の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の現在の回転位相記憶用メモリM605に上書きした後、ステップP11で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP11に移行する。
続いて、ステップP12で「凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP13で凹版印刷部30の現在の回転位相をメモリM605より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP16に移行する。
ステップP13に続いては、ステップP14で「凹版印刷部30の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP15で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM602に上書きした後、ステップP16で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP16に移行する。
続いて、ステップP17で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相より凹版印刷部30の現在の回転位相を減算し、凹版印刷部30の現在の回転位相の差を演算するとともに演算結果をメモリM606に記憶した後、ステップP18で凹版印刷部30の現在の回転位相の差より凹版印刷部30の現在の回転位相の差の絶対値を演算するとともに演算結果をメモリM607に記憶し、次いで、ステップP19で凹版印刷部30の現在の回転位相の差の許容値をメモリM608より読込む。
続いて、ステップP20で「凹版印刷部30の現在の回転位相の差の絶対値≦凹版印刷部30の現在の回転位相の差の許容値」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP21で指令回転速度の第1の補正値記憶用メモリM610にゼロを上書きした後、ステップP22で凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM611に記憶する。
一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP93に移行し、凹版印刷部30の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルをメモリM609より読込んだ後、ステップP94で凹版印刷部30の現在の回転位相の差をメモリM606より読込み、次いで、ステップP95で凹版印刷部30の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、凹版印刷部30の現在の回転位相の差より指令回転速度の第1の補正値を求め、これをメモリM610に上書きし、ステップP22に移行する。
続いて、ステップP23で凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614のカウント値より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM612に記憶した後、ステップP24で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。
続いて、ステップP25で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP26で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相をメモリM612より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP29に移行する。
ステップP26に続いては、ステップP27で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP28で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相記憶用メモリM612に上書きした後、ステップP29で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP29に移行する。
続いて、ステップP30で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP31で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相をメモリM612より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP34に移行する。
ステップP31に続いては、ステップP32で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP33で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM603に上書きした後、ステップP34で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP34に移行する。
続いて、ステップP35で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相を減算し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差を演算するとともに演算結果をメモリM613に記憶した後、ステップP36で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の絶対値を演算するとともに演算結果をメモリM614に記憶し、次いで、ステップP37で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の許容値をメモリM615より読込む。
続いて、ステップP38で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の絶対値≦凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の許容値」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP39で指令回転速度の第2の補正値記憶用メモリM617にゼロを上書きした後、ステップP40で現在の指令回転速度(緩動)をメモリM601より読込む。
一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP96に移行し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルをメモリM616より読込んだ後、ステップP97で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差をメモリM613より読込み、次いで、ステップP98で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差より指令回転速度の第2の補正値を求め、これをメモリM617に上書きし、ステップP40に移行する。
続いて、ステップP41で指令回転速度の第1の補正値をメモリM610より読込んだ後、ステップP42で指令回転速度の第2の補正値をメモリM617より読込み、次いで、ステップP43で現在の指令回転速度(緩動)に指令回転速度の第1及び第2の補正値を加算し、指令回転速度を演算するとともに演算結果をメモリM618に記憶する。
続いて、ステップP44で凹版印刷部原動モータ・ドライバ612にD/A変換器611を介して指令回転速度を出力した後、ステップP45で指令回転速度の第1の補正値をメモリM610より読込む。
続いて、ステップP46で「第1の指令回転速度の補正値=0」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP47で指令回転速度の第2の補正値をメモリM617より読込む。一方、上記等式が成立しなければ(N)、ステップP2に戻る。
ステップP47に続いては、ステップP48で「指令回転速度の第2の補正値=0」であるか否かを判断し、この等式が成立すれば(Y)、ステップP49でオフセット印刷部駆動制御装置500に原点合わせ完了信号を送信する。一方、上記等式が成立しなければ(N)、ステップP2に戻る。
ステップP49に続いては、ステップP50に移行し、オフセット印刷部駆動制御装置500より現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相が送信されているか否かを判断し、これらが送信されていれば(Y)、直ぐにステップP51に移行する。一方、送信されていなければ(N)、後述するステップP99に移行する。
ステップP51では、オフセット印刷部駆動制御装置500より現在の指令回転速度及び凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相及び凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相を受信し、それぞれを現在の指令回転速度記憶用メモリM601及び凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM602及び凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM603に記憶する。
続いて、ステップP52で凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM604に記憶した後、ステップP53で凹版印刷部の現在の回転位相検出用カウンタ613のカウント値より凹版印刷部30の現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM605に記憶し、次いで、ステップP54で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。
続いて、ステップP55で「凹版印刷部の仮想の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP56で凹版印刷部30の現在の回転位相をメモリM605より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP59に移行する。
ステップP56に続いては、ステップP57で「凹版印刷部30の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP58で凹版印刷部30の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の現在の回転位相記憶用メモリM605に上書きした後、ステップP59で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP59に移行する。
続いて、ステップP60で「凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP61で凹版印刷部30の現在の回転位相をメモリM605より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP64に移行する。
ステップP61に続いては、ステップP62で「凹版印刷部30の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP63で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM602に上書きした後、ステップP64で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相をメモリM602より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP64に移行する。
続いて、ステップP65で凹版印刷部30の仮想の現在の回転位相より凹版印刷部30の現在の回転位相を減算し、凹版印刷部30の現在の回転位相の差を演算するとともに演算結果をメモリM606に記憶した後、ステップP66で凹版印刷部30の現在の回転位相の差より凹版印刷部30の現在の回転位相の差の絶対値を演算するとともに演算結果をメモリM607に記憶し、次いで、ステップP67で凹版印刷部30の現在の回転位相の差の許容値をメモリM608より読込む。
続いて、ステップP68で「凹版印刷部30の現在の回転位相の差の絶対値≦凹版印刷部30の現在の回転位相の差の許容値」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP69で指令回転速度の第1の補正値記憶用メモリM610にゼロを上書きした後、ステップP70で凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614よりカウント値を読込むとともにこれをメモリM611に記憶する。
一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP100に移行し、凹版印刷部30の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルをメモリM609より読込んだ後、ステップP101で凹版印刷部30の現在の回転位相の差をメモリM606より読込み、次いで、ステップP102で凹版印刷部30の現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、凹版印刷部30の現在の回転位相の差より指令回転速度の第1の補正値を求め、これをメモリM610に上書きし、ステップP70に移行する。
続いて、ステップP71で凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用カウンタ614のカウント値より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相を演算するとともに演算結果をメモリM612に記憶した後、ステップP72で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。
続いて、ステップP73で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP74で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相をメモリM612より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP77に移行する。
ステップP74に続いては、ステップP75で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP76で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相記憶用メモリM612に上書きした後、ステップP77で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP77に移行する。
続いて、ステップP78で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相<10°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP79で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相をメモリM612より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、後述するステップP82に移行する。
ステップP79に続いては、ステップP80で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相>350°」であるか否かを判断し、この不等式が成立すれば(Y)、ステップP81で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相に360°を加算し、加算結果を凹版印刷部の最初の渡胴の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM603に上書きした後、ステップP82で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相をメモリM603より読込む。一方、上記不等式が成立しなければ(N)、ステップP82に移行する。
続いて、ステップP83で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの仮想の現在の回転位相より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相を減算し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差を演算するとともに演算結果をメモリM613に記憶した後、ステップP84で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差より凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の絶対値を演算するとともに演算結果をメモリM614に記憶し、次いで、ステップP85で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の許容値をメモリM615より読込む。
続いて、ステップP86で「凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の絶対値≦凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差の許容値」であるか否かを判断し、この等不等式が成立すれば(Y)、ステップP87で指令回転速度の第2の補正値記憶用メモリM617にゼロを上書きした後、ステップP88で現在の指令回転速度をメモリM601より読込む。
一方、上記等不等式が成立しなければ(N)、ステップP103に移行し、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルをメモリM616より読込んだ後、ステップP104で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差をメモリM613より読込み、次いで、ステップP105で凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差−指令回転速度の補正値変換テーブルを用いて、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの現在の回転位相の差より指令回転速度の第2の補正値を求め、これをメモリM617に上書きし、ステップP88に移行する。
続いて、ステップP89で指令回転速度の第1の補正値をメモリM610より読込んだ後、ステップP90で指令回転速度の第2の補正値をメモリM617より読込み、次いで、ステップP91で現在の指令回転速度に指令回転速度の第1及び第2の補正値を加算し、指令回転速度を演算するとともにこれをメモリM618に記憶する。
続いて、ステップP92で凹版印刷部原動モータ・ドライバ612にD/A変換器611を介して指令回転速度を出力した後、ステップP50に戻る。以後、この動作を繰り返す。
また、ステップP50からステップP99に移行した場合は、ステップP99でオフセット印刷部駆動制御装置500より駆動停止指令が送信されているか否かを判断し、駆動停止指令が送信されていれば(Y)、ステップP1に戻る。一方、駆動停止指令が送信されていなければ(N)、ステップP50に戻る。
なお、ステップP1から移行したステップP106では、凹版印刷部回転速度設定器620に凹版印刷部30の設定回転速度が入力されたか否かを判断し、入力されていれば(Y)、ステップP107で凹版印刷部回転速度設定器620より、凹版印刷部設定回転速度を読込み、凹版印刷部設定回転速度記憶用メモリM619に記憶する一方、入力されていなければ(N)、後述するステップP108に移行する。
続いて、ステップP108で凹版印刷部単独駆動スイッチ615がONとなっているか否かを判断し、ONとなっていれば(Y)、ステップP109で凹版印刷部設定回転速度記憶用メモリM619から凹版印刷部30の設定回転速度を読込む一方、ONとなっていなければ(N)、ステップP1に戻る。
続いて、ステップP110で現在の指令回転速度記憶用メモリM601に、凹版印刷部30の設定回転速度を上書きした後、ステップP111で現在の指令回転速度記憶用メモリM601から現在の指令回転速度を読込む。
続いて、ステップP112で凹版印刷部原動モータ・ドライバ612に、現在の指令回転速度を出力した後、ステップP113で凹版印刷部駆動停止スイッチ616がONとなると、ステップP114で凹版印刷部原動モータ・ドライバ612に停止指令を出力して、ステップP1に戻る。
以上の動作フローによって、凹版印刷部駆動制御装置600はオフセット印刷部駆動制御装置500からの原点合わせ開始指令と駆動停止指令に応じて、オフセット印刷部駆動制御装置500から入力される凹版印刷部30の最初の渡胴23fのあるべき回転位相と、凹版印刷部30の最初の渡胴23fの実際の回転位相との回転位相差(位置偏差)をそれぞれ検出し、検出したこれらの回転位相差に応じて凹版印刷部原動モータ1Bの回転速度を補正することにより、凹版印刷部原動モータ1Bをオフセット印刷部原動モータ1Aに対し同期制御する。
このように本実施例では、オフセット印刷部20と凹版印刷部30をそれぞれ別の原動モータ1A,1Bで駆動して同期制御すると共に、オフセット印刷部20の最後に位置する渡胴23e及び凹版印刷部30の最初に位置する渡胴23fにそれぞれカウンタ519,614及びロータリ・エンコーダ8B,8Dを設け、オフセット印刷部20の最後に位置する渡胴23eの実際の回転位相より求めた凹版印刷部30及び凹版印刷部30の最初に位置する渡胴23fのあるべき回転位相と、凹版印刷部30及び凹版印刷部30の最初に位置する渡胴23fの実際の回転位相との差をそれぞれ検出し、検出されたそれらの回転位相差に応じて凹版印刷部原動モータ1Bの回転速度を補正するようにしている。
これにより、オフセット印刷部原動モータ1Aとオフセット印刷部30の最後に位置する渡胴23e間のギア・トレイン内のバックラッシュによる回転ムラ、及び、凹版印刷部原動モータ1Bと凹版印刷部30の最初に位置する渡胴23f間のギア・トレイン内のバックラッシュによる回転ムラを考慮して制御を行うことができ、オフセット印刷部20より凹版印刷部30に紙を受け渡す際、毎回正確な位置で紙を受け渡すことが可能になる。
また、オフセット印刷部20の最後に位置する渡胴23eに設けた原点位置検出器6よりの信号を利用してすべてのカウンタ519,613,614をリセットすることにより、各印刷部20,30の回転位相を検出する為のカウンタ519,613,614がリセットされる位置が統一されるため、オフセット印刷部20より凹版印刷部30に紙を受け渡す際に誤差が発生することを防止できる。即ち、ウォームギア機構4Bのギア比等により計算上割り切れない場合の計算上の誤差も、累積しないのである。
また、オフセット印刷部20の最後の渡胴23eと凹版印刷部30の最初の渡胴23fとの間では、互いの切欠部46,48内にくわえ爪装置47,49がそれぞれ装着されると共に、これらのくわえ爪装置47,49における多数の爪47a,49aの逃がし機構(前述した環状溝50や寸法L参照)が設けられているので、前述した原点合わせや停止動作が何ら支障なく行える。
また、オフセット印刷部20と凹版印刷部30をそれぞれ別の原動モータ1A,1Bで単独駆動することができるので、各印刷部20,30において、ブランケット洗浄やインカー洗浄等の印刷準備作業を個別に行える。この際、オフセット印刷部20の最後の渡胴23eと凹版印刷部30の最初の渡胴23f間に設けられた前述したくわえ爪装置47,49における多数の爪47a,49aの逃がし機構により、オフセット印刷部20と凹版印刷部30は何ら支障なく単独駆動が可能となる。
なお、上述した実施例では、ロータリ・エンコーダ8A,8Cをそれぞれオフセット印刷部20の最初の圧胴21a、凹版印刷部30の凹版印刷部原動モータ1Bの軸に一体的に連結して設ける例を示したが、例えば、オフセット印刷部20がオフセット印刷部原動モータ1Aのギアにより直接駆動されている場合には、ベルト4Aを介する場合と異なり、オフセット印刷部原動モータ1Aとオフセット印刷部の間にスリップが発生しない為、ロータリ・エンコーダ8Aをオフセット印刷部原動モータ1Aの軸に一体的に連結して設けると共に、凹版印刷部30が凹版印刷部原動モータ1Bによりベルトを介して駆動される場合は、ロータリ・エンコーダ8Cを凹版胴32に連結して設けてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。また、本発明の実施例では、凹版印刷部30をオフセット印刷部20に同期させる例を示したが、逆に、オフセット印刷部20を凹版印刷部30に同期させるようにしてもよいことは、言うまでも無い。
本発明は、枚葉印刷機等証券印刷機の駆動制御方法及び駆動制御装置に適用可能である。
1A オフセット印刷部原動モータ
1B 凹版印刷部原動モータ
4A ベルト
4B ウォームギア機構
6 原点位置検出器
8A オフセット印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ
8B オフセット印刷部の最後の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ
8C 凹版印刷部の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ
8D 凹版印刷部の最初の渡胴の現在の回転位相検出用ロータリ・エンコーダ
10 枚葉印刷機
20 オフセット印刷部
20a〜20d 第1色目から第4色目のオフセット表面印刷ユニット
20e〜20h 第1色目から第4色目のオフセット裏面印刷ユニット
20i 表面乾燥ユニット
20j 裏面乾燥ユニット
20k ロータリースクリーン印刷ユニット
20l 乾燥ユニット
21a〜21i 圧胴
22a〜22c 乾燥胴
23a〜23f 渡胴
30 凹版印刷部
31 圧胴
32 凹版胴
500 オフセット印刷部駆動制御装置
600 凹版印刷部駆動制御装置

Claims (8)

  1. オフセット印刷を行うオフセット印刷部と、
    凹版印刷を行う凹版印刷部と、
    前記オフセット印刷部で印刷された印刷物を凹版印刷部に受け渡す第1の渡胴と、
    前記オフセット印刷部で印刷された印刷物をオフセット印刷部から受け取る第2の渡胴と、
    各印刷部の回転速度を設定する速度設定手段と
    を備えた印刷機において、
    前記オフセット印刷部を駆動する第1の原動モータと、
    前記凹版印刷部を駆動する第2の原動モータと、
    前記第1の渡胴の回転位相を検出する第1の回転位相検出手段と、
    前記第2の原動モータの回転位相を検出する第2の回転位相検出手段と、
    前記第2の渡胴の回転位相を検出する第3の回転位相検出手段と、
    前記第1の回転位相検出手段より前記第2の渡胴のあるべき回転位相を求める回転位相算出手段と、
    を備え、
    前記速度設定手段に設定された回転速度と、前記回転位相算出手段からの前記第2の渡胴のあるべき回転位相と、前記第2の回転位相検出手段からの前記第2の原動モータの回転位相と、前記第3の回転位相検出手段からの前記第2の渡胴の回転位相より、前記第2の原動モータの回転速度を制御する、
    ことを特徴とする印刷機の駆動制御方法。
  2. 前記第1の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第1の保持部と、
    前記第1の原動モータによって駆動される第1の被駆動手段と、
    前記第1の被駆動手段を介して前記第1の原動モータによって回転駆動され、前記第1の渡胴を駆動する第2の被駆動手段と、
    前記第2の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第2の保持部と、
    前記第2の原動モータによって駆動される第3の被駆動手段と、
    前記第3の被駆動手段を介して前記第2の原動モータによって回転駆動され、前記第2の渡胴を駆動する第4の被駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷機の駆動制御方法。
  3. 更に、前記オフセット印刷部に設けられ、前記オフセット印刷部の回転位相の原点位置を検出する原点位置検出手段を備え、
    前記第1の回転位相検出手段及び第2の回転位相検出手段が、前記原点位置検出手段からの信号によって、原点位置にリセットされる、
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷機の駆動制御方法。
  4. 前記第1の渡胴又は前記第2の渡胴に、前記第2の保持部又は前記第1の保持部が当接しないようにする爪逃がし機構を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷機の駆動制御方法。
  5. オフセット印刷を行うオフセット印刷部と、
    凹版印刷を行う凹版印刷部と、
    前記オフセット印刷部で印刷された印刷物を凹版印刷部に受け渡す第1の渡胴と、
    前記オフセット印刷部で印刷された印刷物をオフセット印刷部から受け取る第2の渡胴と、
    各印刷部の回転速度を設定する速度設定手段と
    を備えた印刷機において、
    前記オフセット印刷部を駆動する第1の原動モータと、
    前記凹版印刷部を駆動する第2の原動モータと、
    前記第1の渡胴の回転位相を検出する第1の回転位相検出手段と、
    前記第2の原動モータの回転位相を検出する第2の回転位相検出手段と、
    前記第2の渡胴の回転位相を検出する第3の回転位相検出手段と、
    前記第1の回転位相検出手段より前記第2の渡胴のあるべき回転位相を求める回転位相算出手段と、
    を備えると共に、
    前記速度設定手段に設定された回転速度と、前記回転位相算出手段からの前記第2の渡胴のあるべき回転位相と、前記第2の回転位相検出手段からの前記第2の原動モータの回転位相と、前記第3の回転位相検出手段からの前記第2の渡胴の回転位相より、前記第2の原動モータの回転速度を制御する制御装置を備えた、
    ことを特徴とする印刷機の駆動制御装置。
  6. 前記第1の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第1の保持部と、
    前記第1の原動モータによって駆動される第1の被駆動手段と、
    前記第1の被駆動手段を介して前記第1の原動モータによって回転駆動され、前記第1の渡胴を駆動する第2の被駆動手段と、
    前記第2の渡胴に設けられ、印刷物を保持する第2の保持部と、
    前記第2の原動モータによって駆動される第3の被駆動手段と、
    前記第3の被駆動手段を介して前記第2の原動モータによって回転駆動され、前記第2の渡胴を駆動する第4の被駆動手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の印刷機の駆動制御装置。
  7. 更に、前記オフセット印刷部に設けられ、前記オフセット印刷部の回転位相の原点位置を検出する原点位置検出手段を備え、
    前記第1の回転位相検出手段及び第2の回転位相検出手段が、前記原点位置検出手段からの信号によって、原点位置にリセットされる、
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷機の駆動制御装置。
  8. 前記第1の渡胴又は前記第2の渡胴に、前記第2の保持部又は前記第1の保持部が当接しないようにする爪逃がし機構を備える、
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷機の駆動制御装置。
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