JP2016055581A - 印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置 - Google Patents

印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置 Download PDF

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貴宏 小林
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Abstract

【課題】オペレータの負担を軽減させるとともに稼働率を向上させることを可能とした印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置を提供する。【解決手段】給紙装置10と、複数の印刷ユニット20a〜20lを備えた印刷部20と、印刷機1の回転軸方向に移動自在に支持されてシート状物に印刷されたマークを撮像するカメラ26A,26Bと、カメラ26A,26Bで撮像された画像データに基づきマークの測定位置と基準位置との差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置200と、印刷機1全体の制御を行う印刷機制御装置100とを備えた印刷機において、印刷機1を駆動し、給紙装置10がシート状物を一枚のみ供給し、印刷部20が一枚のシート状物に基準色のマークを印刷し、基準色のマークがカメラ26A,26Bと対向すると予想される位置で印刷機1の駆動を停止するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置に関する。
従来、紙(シート状物)を一枚ずつ給紙する給紙装置と、給紙装置から給紙された紙に印刷を施す印刷装置と、印刷装置で印刷された紙を排紙チェーンによって搬送し排紙パイルに排出する排紙装置と、排紙パイルに排出される前に紙に印刷された絵柄等の印刷品質を検査するカメラとを備えた印刷機が公知となっている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2012−161951号公報
ここで、例えば印刷品質の検査を、シート状物の所定の位置に印刷されたレジスター・マークを検査カメラで撮影することにより行う場合、検査カメラの左右の位置(印刷機の胴の軸方向の位置)をレジスター・マークの位置に合わせて調整する必要がある。
従来、このような検査カメラの位置調整は、オペレータがレジスター・マークの左右方向の位置と大体合っていると思われる位置まで検査カメラを手動で移動させ、その状態でこの検査カメラが撮像している画像を見ながらオペレータが寸動ボタンを押して印刷機を低速で回転させ、シート状物に印刷されたレジスター・マークが検査カメラで撮像した画像の天地方向(シート搬送方向)中央に位置するところで寸動ボタンの操作を停止して印刷機を止め、さらに検査カメラが撮像している画像を見ながら画像の左右方向の中央にレジスター・マークが位置するように再度検査カメラを左右方向に手動で移動させて微調整するようにしていた。
このようにすべての操作をオペレータが手動で行わなければならなかった為、オペレータに負担がかかり、更に、最初に移動させた検査カメラの左右方向位置がレジスター・マークの左右方向位置からずれて検査カメラによってレジスター・マークを撮像することができなかった場合、オペレータは、シート状物の搬送を最初からやり直さなければならず、かつ、検査カメラをどの方向に移動させれば良いかが分かり難く、勘で位置調整しなければならないなど、オペレータの負担になると共に、位置調整に時間がかかり、稼働率が低下する、という問題があった。
このようなことから本発明は、オペレータの負担を軽減させるとともに稼働率を向上させることを可能とした印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法は、
シート状物を供給する給紙装置と、
複数の印刷ユニットを備えて前記給紙装置から供給されたシート状物に複数の色で印刷を施す印刷部と、
印刷機の回転軸方向に移動自在に支持され、前記印刷部でシート状物に印刷された複数色のレジスター・マークを撮像する見当ずれ検出用撮像手段と、
前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データに基づき各色のレジスター・マークの測定位置と各色のレジスター・マークの基準位置を比較し、その差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置と、
印刷機の制御を行う制御装置と
を備えた印刷機において、
前記制御装置により、
印刷機を駆動し、
前記給紙装置によりシート状物を一枚のみ供給し、
前記印刷部により前記給紙装置から供給された一枚のシート状物に基準色のレジスター・マークを印刷し、
前記印刷部で印刷された基準色のレジスター・マークが前記見当ずれ検出用撮像手段と対向すると予想される位置で印刷機の駆動を停止する
ことを特徴とする。
また、第2の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法は、第1の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法において、
更に、レジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置を設定するレジスター・マーク天地方向位置設定器を設け、
前記制御装置により、前記レジスター・マーク天地方向位置設定器で設定されたレジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置が前記見当ずれ検出用撮像手段と対向する位置で前記印刷機の駆動を停止する
ことを特徴とする。
また、第3の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法は、第1又は第2の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法において、
更に表示器を設け、
前記見当ずれ検出装置により、前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データから基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置を求め、予め設定されている基準位置との差を求め、求めた差を前記表示器に表示する
ことを特徴とする。
また、第4の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置は、
シート状物を供給する給紙装置と、
複数の印刷ユニットを備えて前記給紙装置から供給されたシート状物に複数の色で印刷を施す印刷部と、
印刷機の回転軸方向に移動自在に支持され、前記印刷部でシート状物に印刷された複数色のレジスター・マークを撮像する見当ずれ検出用撮像手段と、
前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データに基づき各色のレジスター・マークの測定位置と各色のレジスター・マークの基準位置を比較し、その差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置と、
印刷機を駆動し、前記給紙装置によりシート状物を一枚のみ供給し、前記印刷部により前記給紙装置から供給された一枚のシート状物に基準色のレジスター・マークを印刷し、前記印刷部で印刷された基準色のレジスター・マークが前記見当ずれ検出用撮像手段と対向すると予想される位置で印刷機の駆動を停止するように印刷機の制御を行う制御装置と
を備えたことを特徴とする。
また、第5の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置は、第4の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置において、
更に、レジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置を設定するレジスター・マーク天地方向位置設定器を備え、
前記制御装置が、前記レジスター・マーク天地方向位置設定器で設定されたレジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置が前記見当ずれ検出用撮像手段と対向する位置で前記印刷機の駆動を停止する
ことを特徴とする。
また、第6の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置は、第4又は第5の発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置において、
更に表示器を備え、
前記見当ずれ検出装置が、前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データから基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置を求め、当該基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置と予め設定されている基準位置との差を求め、求めた差を前記表示器に表示する
ことを特徴とする。
本発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法によれば、シート状物に印刷されたレジスター・マークが見当ずれ検出用撮像手段に対向する位置で印刷機を停止させるため、オペレータは見当ずれ検出用撮像手段で撮像している画像を見ながらレジスター・マークが画像の左右方向中央に位置するように見当ずれ検出用撮像手段の左右方向の位置を調整するだけでよく、印刷機を駆動する前に検査カメラの左右方向の位置をレジスター・マークの左右方向の位置に合わせて移動させる等の必要がなくなるため、オペレータの負担を軽減することができると共に、位置調整に掛かる時間を短縮して、稼働率を向上させることができる。
本発明の実施例に係る印刷機の概略構成を示す全体図である。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の構成を示すブロック図である。 印刷機全体の概略動作を示すフローチャートである。 印刷機全体の概略動作を示すフローチャートである。 印刷機全体の概略動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る印刷機制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る見当ずれ検出装置の動作を示すフローチャートである。 図9(a)は1色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図、図9(b)は2色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図、図9(c)は3色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図、図9(d)は4色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図、図9(e)は5色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図、図9(f)は6色目の印刷ユニットで印刷されるレジスター・マークを示す説明図である。 本発明の実施例に係るレジスター・マークを示す説明図である。
以下、本発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1から図10を用いて本発明の実施例について説明する。
図1に示すように、本実施例は本発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置を両面印刷機に適用した例である。
本実施例において両面印刷機1は、多色刷りに用いられるものであり、被印刷物としての印刷用紙(シート状物)Sを供給する給紙装置10と、印刷用紙Sに印刷を行う印刷部20と、印刷された印刷用紙Sを排出する排紙装置30と、その他の付属装置とで構成されている。
給紙装置10は、多数の印刷用紙Sを積載する積載台11と、積載台11上の印刷用紙Sを印刷部20へ一枚ずつ送給するフィーダボード12と、フィーダボード12上の印刷用紙Sを三本の渡胴14を介して印刷部20の1色目の表面印刷ユニット20aの圧胴21に渡すスイング装置13とを備えている。
印刷部20は、印刷用紙Sの表面に所定の色の絵柄を印刷する1〜6色目の表面印刷ユニット20a,20c,20e,20g,20i,20kと、印刷用紙Sの裏面に所定の色の絵柄を印刷する1〜6色目の裏面印刷ユニット20b,20d,20f,20h,20j,20lと、印刷用紙Sのインキを乾燥させる乾燥ユニット20mとを備えている。
印刷ユニット20a〜20lはそれぞれ圧胴21と、該圧胴21に対接するゴム胴22と、該ゴム胴22に対接する版胴23と、インキツボ装置24a,24bおよび図示しない多数のローラからなるローラ群を有して版胴23へインキを供給するインキユニット25とを備えている。隣接する印刷ユニット20a〜20lは、隣接する圧胴21同士が対接するように配置されている。また、印刷部20には、6色目の表面印刷ユニット20kの圧胴21および6色目の裏面印刷ユニット20lの圧胴21に向けて、それぞれ見当ずれ検出用撮像手段としての表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bが設けられている。
乾燥ユニット20mは、6色目の裏面印刷ユニット20lの圧胴21に対接する搬送胴27Aと、該搬送胴27Aに対接する搬送胴27Bと、それぞれ印刷用紙Sの表面および裏面のインキを乾燥させるために搬送胴27A,27Bに対応して設けられた乾燥装置28A,28Bとを備えている。
排紙装置30は、乾燥ユニット20mの搬送胴27Bに対接する渡胴31と、渡胴31に対接する排紙胴32と、排紙胴32に掛け回された排紙チェーン33と、前後三段に設けられた排紙台34a〜34cとを備えている。
すなわち、本実施例に係る両面印刷機において、給紙装置10の積載台11からフィーダボード12上へ一枚ずつ送り出された印刷用紙Sは、スイング装置13により渡胴14に受け渡され、渡胴14から印刷部20の1色目の表面印刷ユニット20aの圧胴21に受け渡されて表面(上面)に1色目の印刷が施された後、1色目の裏面印刷ユニット20bの圧胴21に受け渡されて裏面(下面)に1色目の印刷が施され、以下、同様に2〜6色目の表面、裏面印刷ユニット20c〜20lにおいてそれぞれ印刷が施される。
そして、印刷用紙Sは、6色目の裏面印刷ユニット20lの圧胴21から乾燥ユニット20mの搬送胴27Aに受け渡され、乾燥装置28Aにより表面のインキを乾燥された後、搬送胴27Aから搬送胴27Bに受け渡され、乾燥装置28Bにより裏面のインキが乾燥される。
その後、印刷用紙Sは、搬送胴27Bから排紙装置30の渡胴31を介して排紙胴32に受け渡され、ここから排紙チェーン33に搬送されて、6色目の表面印刷ユニット20kの圧胴21および6色目の裏面印刷ユニット20lの圧胴21による搬送中にそれぞれ表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bにより印刷品質が検査された結果、正常と判断された印刷用紙Sは正紙用の排紙台34a又は34bに排出され、不良と判断された印刷用紙Sは不良紙用の排紙台34cに排紙される。
ここで、本実施例では表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bにより印刷用紙Sの印刷品質の検査を行うために、1色目の印刷ユニット20a,20bでは印刷用紙Sの表面、裏面の所定の位置(印刷用紙Sの余白部)にそれぞれ図9(a)に示す四つの基準レジスター・マーク(以下、基準マークともいう)41が印刷され、2色目の印刷ユニット20c,20dでは印刷用紙Sの表面、裏面の所定の位置にそれぞれ図9(b)に示す一つのレジスター・マーク42が印刷される。2色目の印刷ユニット20c,20dと同様に、3,4,5,6色目の印刷ユニット20e〜20lでそれぞれ印刷用紙Sの表面、裏面の所定の位置に図9(c)、(d)、(e)、(f)に示す一つのレジスター・マーク43,44,45,46が印刷される。
これにより、6色目の印刷ユニット20k,20lでの印刷を終えると、各印刷ユニット20a〜20lの天地方向及び左右方向の見当が合っていれば、印刷用紙Sには図10に示すようなレジスター・マーク47が印刷されることとなる。なお、図9及び図10中の符号40はレジスター・マーク41〜46の位置関係が分かり易いように示したものである。
図2Aおよび図2Bに示すように、印刷機全体の制御を行う印刷機制御装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、各入出力装置104〜109と、インタフェース110とがBUS線で接続されて構成されている。
このBUS線には、表面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM101、裏面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM102、表面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM103、裏面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM104、低速回転速度記憶用メモリM105、印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106、現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107、給紙装置の動作開始回転位相記憶用メモリM108、給紙装置の動作終了回転位相記憶用メモリM109、印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110が接続される。
BUS線には、さらに1色目の表面印刷ユニットの胴入れまでの回転回数記憶用メモリM111、1色目の表面印刷ユニットの胴入れ回転位相記憶用メモリM112、1色目の表面印刷ユニットの胴抜き回転位相記憶用メモリM113、1色目の裏面印刷ユニットの胴入れまでの回転回数記憶用メモリM114、1色目の裏面印刷ユニットの胴入れ回転位相記憶用メモリM115、1色目の裏面印刷ユニットの胴抜き回転位相記憶用メモリM116、表面カメラに対向するまでの回転回数記憶用メモリM117、裏面カメラに対向するまでの回転回数記憶用メモリM118、排紙完了までの回転回数記憶用メモリM119が接続される。
さらに、入出力装置104には、カメラ位置調整スイッチ111、キーボードや各種スイッチ及びボタン等の入力装置112、CRTやランプ等の表示器113、及び、フロッピー(登録商標)・ディスクドライブやプリンタ等の出力装置114が接続されている。
入出力装置105には、表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115及び裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116が接続されている。入出力装置106には、D/A変換器117を介して原動モータ・ドライバ118が接続され、この原動モータ・ドライバ118に原動モータ119と原動モータ用ロータリ・エンコーダ120が接続されている。
また、入出力装置107には、印刷機の回転位相検出用カウンタ121が接続され、この印刷機の回転位相検出用カウンタ121が原動モータ用ロータリ・エンコーダ120に接続されている。ここで、原動モータ用ロータリ・エンコーダ120は原動モータ119の出力軸の後端部分に直接取り付けられ、印刷ユニット20a〜20lが1枚の印刷用紙Sに印刷する毎に1回転し、1回転する毎にゼロ・パルスを1回出力して印刷機の回転位相検出用カウンタ121をリセットすると共に、原動モータ119が所定角度回転する毎に、原動モータ・ドライバ118及び印刷機の回転位相検出用カウンタ121にクロック・パルスを出力するようになっている。
また、入出力装置108には、印刷機の回転回数計数用カウンタ122が接続され、この印刷機の回転回数計数用カウンタ122には印刷機の原点位置検出用センサ123が接続されている。この印刷機の原点位置検出用センサ123は、両面印刷機1が1枚の印刷用紙Sを印刷する毎に1パルス出力するようになっている。また、入出力装置109には、上述した印刷機の回転回数計数用カウンタ122が接続されている。
また、インタフェース110には、給紙装置10、1色目の表面印刷ユニット20a、1色目の裏面印刷ユニット20b、及び、見当ずれ検出装置200が接続されている。なお、図示は省略するが、インタフェース110には、2〜6色目の表面印刷ユニット20c〜20l、乾燥ユニット20m、排紙装置30等も接続されている。
図3A及び図3Bに示すように、表面、裏面カメラ26A,26Bで撮像された画像データに基づき各色のレジスター・マーク41〜46の測定位置と各色のレジスター・マーク41〜46の基準位置を比較し、その差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、各入出力装置204〜209と、インタフェース210と、内部クロック・カウンタ211とがBUS線で接続されて構成されている。
このBUS線には、カウント値Y記憶用メモリM201、カウント値X記憶用メモリM202、表面カメラの撮像データ記憶用メモリM203、カメラの左右方向の画素数記憶用メモリM204、カメラの天地方向の画素数記憶用メモリM205、カウント値N記憶用メモリM206、カウント値M記憶用メモリM207、基準マークの画素データ記憶用メモリM208、基準マークの左右方向の画素数記憶用メモリM209、基準マークの天地方向の画素数記憶用メモリM210が接続されている。
BUS線には、さらに基準マークの測定位置記憶用メモリM211、基準マークの基準位置記憶用メモリM212、基準マークの左右方向のずれ量記憶用メモリM213、基準マークの左右方向のずれ量の絶対値記憶用メモリM214、基準マークの左右方向のずれ量の許容値記憶用メモリM215、内部クロック・カウンタのカウント値記憶用メモリM216、カメラの撮像時間間隔記憶用メモリM217、及び、裏面カメラの撮像データ記憶用メモリM218が接続されている。
さらに、入出力装置204には、表面カメラ26Aが接続されている。表面カメラ26Aには、入出力装置205から撮像指令及び画像データ送信指令が入力される。また、入出力装置206には、裏面カメラ26Bが接続されている。裏面カメラ26Bには、入出力装置207から撮像指令及び画像データ送信指令が入力される。
入出力装置208には、キーボードや各種スイッチ及びボタン等の入力装置212、CRTやランプ等の表示器213、及び、フロッピー(登録商標)・ディスクドライブやプリンタ等の出力装置214が接続されている。
また、入出力装置209には、内部クロック・カウンタ211が接続されている。
インタフェース210には、印刷機制御装置100が接続されている。
このように構成される本実施例の印刷機1全体の概略動作は、図4A〜Cに示す動作フローにしたがった動作となる。
すなわち、ステップP1で試し刷りを開始すると、印刷用紙Sに各印刷ユニット20a〜20lで各色に応じた所望の絵柄が印刷されると同時に、印刷用紙Sの絵柄に影響しない領域に対し、図9(a)〜(f)に示すように上述したレジスター・マーク41〜46が各色ごとの配置に応じてそれぞれ印刷される。
続いて、ステップP2では、ステップP1で印刷用紙Sに印刷された各色の絵柄の相対位置に基づいてオペレータが手動で各色の見当合せを実施し、ステップP3で印刷機1を停止して試し刷りを終了する。以上により、1〜6色目の印刷ユニット20a〜20lの見当合わせを行う。
続いて、ステップP4で表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115、裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116により印刷用紙Sの表面及び裏面におけるレジスター・マーク47の天地方向の位置(以下、単に「レジスター・マーク47の天地方向の位置」という)をそれぞれ入力し、ステップP5でカメラ位置調整スイッチ111をONにすると、ステップP6で表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115、裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116により入力されたレジスター・マーク47の天地方向の位置に基づき、搬送される印刷用紙Sの表面及び裏面に印刷されたレジスター・マーク47がそれぞれ表面及び裏面カメラ26A,26Bに対向するまでの印刷機1の回転位相を演算する。
続いて、ステップP7で印刷機1の低速運転を開始し、ステップP8で給紙装置10が印刷用紙Sを一枚のみ給紙し、ステップP9で印刷用紙Sに基準色である1色目の黒のみ(黒のレジスター・マーク(基準マーク)41含む)を印刷する。続いて、ステップP10で印刷用紙Sに印刷された表面の基準マーク41が表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相で印刷機1を停止し、ステッP11で表面カメラ26Aで印刷用紙Sの表面の黒の基準マーク41を撮像し、撮像された基準マーク41と基準位置(例えば、表面カメラ26Aの撮像領域の左右方向中央部)との差を求め、求めた差分を表示器213に表示する。
この状態において、ステップP12で、撮像された基準マーク41と基準位置との差が予め設定する許容値以内となるまでオペレータが手動で表面カメラ26Aの左右方向の位置を調整したら、ステップP13でカメラ位置調整スイッチ111をONにする。これにより、ステップP14で印刷機1の低速運転が開始される。
続いて、ステップP15で印刷用紙Sに印刷された裏面の基準マーク41が裏面カメラ26Bに対向する印刷機1の回転位相で印刷機1を停止し、ステップP16で裏面カメラ26Bで印刷用紙Sの裏面の黒の基準マーク41を撮像し、撮像された基準マーク41と基準位置(例えば、裏面カメラ26Bの撮像領域の左右方向中央部)との差を求め、求めた差分を表示器213に表示する。
この状態において、ステップP17で、撮像された基準マーク41と基準位置との差が予め設定する許容値以内となるまでオペレータが手動で裏面カメラ26Bの左右方向の位置を調整したら、ステップP18でカメラ位置調整スイッチ111をONにする。これにより、ステップP19で印刷機1の低速運転が開始される。
続いて、ステップP20で黒の基準マーク41が印刷された印刷用紙Sを排紙装置3により排紙し、印刷機1を停止する。以上のステップP4〜ステップP20の処理により、表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整を行う。
その後、ステップP21で印刷を開始し、ステップP22で図示しないティーチング・スイッチをONにする。なお、ティーチング・スイッチは、ステップP2の処理によって各色の絵柄の見当が合った状態におけるレジスター・マーク47の配置をレジスター・マーク47の基準として登録するために設けられたスイッチである。
これにより、続くステップP23では表面カメラ26Aで印刷用紙Sの表面のレジスター・マーク47を撮像し、その画像データから印刷用紙Sの表面の各色のレジスター・マーク41〜46の位置を求めて当該位置を基準位置として記憶し、ステップP24では裏面カメラ26Bで印刷用紙の裏面のレジスター・マーク47を撮像し、その画像データから印刷用紙Sの裏面の各色のレジスター・マーク41〜46の位置を求めて当該位置を基準位置として記憶する。
続いて、ステップP25で表面カメラ26Aで印刷用紙Sの表面のレジスター・マーク47を撮像し、その画像データから印刷用紙Sの表面の各色のレジスター・マーク41〜46の位置を求めて測定位置として記憶し、ステップP26で表面の各色のレジスター・マーク41〜46の測定位置と基準位置との差を求めて許容値と比較し、ステップP27で測定位置と基準位置との差が許容値以下であるか否かを判定する。
ステップP27における判定の結果、測定位置と基準位置との差が許容値以下であれば(YES)、ステップP28に移行して裏面カメラ26Bで裏面のレジスター・マーク47を撮像し、その画像データより裏面の各色のレジスター・マーク41〜46の位置を求め、測定位置として記憶する。一方、ステップP27における判定の結果、測定位置と基準位置との差が許容値より大きければ(NO)、ステップP32に移行して表示器213にエラーを表示し、ステップP33で印刷機1を停止する。
ステップP28に続いては、ステップP29で裏面の各色のレジスター・マーク41〜46の測定位置と基準位置との差を求めて許容値と比較し、ステップP30で測定位置と基準位置との差が許容値以下であるか否かを判定する。ステップP30における判定の結果、測定位置と基準位置との差が許容値以下であれば(YES)、ステップP31に移行して図示しない運転停止スイッチがONであるか否かを判定する。一方、ステップP30における判定の結果、測定位置と基準位置との差が許容値より大きければ(NO)、ステップP32に移行する。
ステップP31における判定の結果、運転停止スイッチがONであれば(YES)、ステップP33に移行する。一方、ステップP31における判定の結果、運転停止スイッチがONでなければ(NO)、ステップP25に戻る。以上のステップP21〜ステップP33の処理により印刷中における印刷用紙Sの表面及び裏面の印刷品質の検査を行う。
以上が、印刷機1全体の概略動作である。
次に、表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整の際の印刷機制御装置100の動作を図5A〜図5E,図6A〜図6Dに示す動作フローにしたがって説明する。
まず、ステップP1で表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115に表面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されたか否かを判定する。ステップP1における判定の結果、表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115に表面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されていれば(YES)、ステップP2に移行して表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115から表面レジスター・マーク47の天地方向位置を読込んで当該天地方向位置を表面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM101に記憶し、ステップP3に移行する。一方、ステップP1における判定の結果、表面レジスター・マークの天地方向位置設定器115に表面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されていなければ(NO)、ステップP3に移行する。
ステップP3では、裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116に裏面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されたか否かを判定する。ステップP3における判定の結果、裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116に裏面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されていれば(YES)、ステップP4に移行して裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116から裏面レジスター・マーク47の天地方向位置を読込んで当該天地方向位置を裏面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM102に記憶し、ステップP5に移行する。一方、ステップP3における判定の結果、裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器116に裏面レジスター・マーク47の天地方向位置が入力されていなければ(NO)、ステップP5に移行する。
ステップP5では、カメラ位置調整スイッチ111がONであるか否かを判定する。ステップP5おける判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がONであれば(YES)、ステップP6に移行して表面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM101から表面レジスター・マーク47の天地方向位置を読込む。一方、ステップP5における判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がOFFであれば(NO)、ステップP1に戻る。
ステップP6に続いては、ステップP7で表面レジスター・マーク47の天地方向位置から表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を表面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM103に記憶する。
ステップP7に続いては、ステップP8で裏面レジスター・マークの天地方向位置記憶用メモリM102から裏面レジスター・マーク47の天地方向位置の読込みを行い、ステップP9で裏面レジスター・マーク47の天地方向位置から裏面カメラ26Bに対向する印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を裏面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM104に記憶する。
ステップP9に続いては、ステップP10で低速回転速度記憶用メモリM105から低速回転速度を読込み、ステップP11で原動モータ・ドライバ118にD/A変換器117を介して低速回転速度を出力し、ステップP12で印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶する。
ステップP12に続いては、ステップP13で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP14で給紙装置の動作開始回転位相記憶用メモリM108から給紙装置10の動作開始回転位相を読込み、ステップP15で現在の印刷機1の回転位相が給紙装置10の動作開始回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP15における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が給紙装置10の動作開始回転位相と一致すれば(YES)、ステップP16に移行して給紙装置10に動作開始指令を出力する。一方、ステップP15における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が給紙装置10の動作開始回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP12に戻る。
ステップP16に続いては、ステップP17で印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶し、ステップP18で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶する。
ステップP18に続いては、ステップP19で給紙装置の動作終了回転位相記憶用メモリM109から給紙装置10の動作終了回転位相を読込み、ステップP20で現在の印刷機の回転位相が給紙装置10の動作終了回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP20における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が給紙装置10の動作終了回転位相と一致すれば(YES)、ステップP21に移行して給紙装置10に動作終了指令を出力する。一方、ステップP20における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が給紙装置10の動作終了回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP17に戻る。
ステップP21に続いては、ステップP22で印刷機の回転回数計数用カウンタ122にイネーブル信号及びリセット信号を出力し、ステップP23で印刷機の回転回数計数用カウンタ122への入出力装置109からのリセット信号の出力を停止し、ステップP24で印刷機の回転回数計数用カウンタ122からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110に記憶する。
ステップP24に続いては、ステップP25で1色目の表面印刷ユニットの胴入れまでの回転回数記憶用メモリM111から1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れまでの回転回数を読込み、ステップP26で印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れまでの回転回数と一致するか否かを判定する。
ステップP26における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れまでの回転回数と一致すれば(YES)、ステップP27に移行して印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶する。一方、ステップP26における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れまでの回転回数と一致しなければ(NO)、ステップP24に戻る。
ステップP27に続いては、ステップP28で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP29で1色目の表面印刷ユニットの胴入れ回転位相記憶用メモリM112から1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れ回転位相を読込み、ステップP30で現在の印刷機1の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れ回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP30における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れ回転位相と一致すれば(YES)、ステップP31に移行して1色目の表面印刷ユニット20aに胴入れ信号を出力する。一方、ステップP30における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴入れ回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP27に戻る。
ステップP31に続いては、ステップP32で印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶し、ステップP33で印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップPP34で1色目の表面印刷ユニットの胴抜き回転位相記憶用メモリM113から1色目の表面印刷ユニット20aの胴抜き回転位相を読込み、ステップP35で現在の印刷機1の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴抜き回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP35における判定の結果、現在の印刷機の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴抜き回転位相と一致すれば(YES)、ステップP36に移行して1色目の表面印刷ユニット20aに胴抜き信号を出力する。一方、ステップP35における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の表面印刷ユニット20aの胴抜き回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP32に戻る。
ステップP36に続いては、ステップP37で印刷機1の回転回数計数用カウンタ122からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110に記憶し、ステップP38で1色目の裏面印刷ユニットの胴入れまでの回転回数記憶用メモリM114から1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れまでの回転回数を読込み、ステップP39で印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れまでの回転回数と一致するか否かを判定する。
ステップP39における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れまでの回転回数と一致すれば(YES)、ステップP40に移行して印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶する。一方、ステップP39における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れまでの回転回数と一致しなければ(NO)、ステップP37に戻る。
ステップP40に続いては、ステップP41で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP42で1色目の裏面印刷ユニットの胴入れ回転位相記憶用メモリM115から1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れ回転位相を読込み、ステップP43で現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れ回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP43における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れ回転位相と一致すれば(YES)、ステップP44で1色目の裏面印刷ユニット20bに胴入れ信号を出力する。一方、ステップP43における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴入れ回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP40に戻る。
ステップP44に続いては、ステップP45で印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶し、ステップP46で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP47で1色目の裏面印刷ユニットの胴抜き回転位相記憶用メモリM116から1色目の裏面印刷ユニット20bの胴抜き回転位相を読込み、ステップP48で現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴抜き回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP48における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴抜き回転位相と一致すれば(YES)、ステップP49に移行して1色目の裏面印刷ユニット20bに胴抜き信号を出力する。一方、ステップP48における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が1色目の裏面印刷ユニット20bの胴抜き回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP45に戻る。
ステップP49に続いては、ステップP50で印刷機の回転回数計数用カウンタ122からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110に記憶し、ステップP51で表面カメラに対向するまでの回転回数記憶用メモリM117から表面カメラ26Aに対向するまでの印刷機1の回転回数を読込み、ステップP52で印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が表面カメラ26Aに対向するまでの印刷機1の回転回数と一致するか否かを判定する。
ステップP52における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が表面カメラ26Aに対向するまでの印刷機1の回転回数と一致すれば(YES)、ステップP53に移行して印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶する。一方、ステップP52における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が表面カメラ26Aに対向するまでの印刷機1の回転回数と一致しなければ(NO)、ステップP50に戻る。
ステップP53に続いては、ステップP54で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP55で表面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM103から表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相を読込み、ステップP56で現在の印刷機1の回転位相が表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP56における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相と一致すれば(YES)、ステップP57に移行して原動モータ・ドライバ118に停止指令を出力する。一方、ステップP56における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が表面カメラ26Aに対向する印刷機1の回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP53に戻る。
ステップP57に続いては、ステップP58で見当ずれ検出装置200に表面カメラ26Aの撮像指令を出力する(表面カメラ26Aによる撮像を行うよう指令を出力する)。これにより、図7A〜図7Eに示し後述する、見当ずれ検出装置200を利用した表面カメラ26Aの位置調整を行うことが可能となる。
続いて、ステップP59でカメラ位置調整スイッチ111がONであるか否かを判定する。ステップP59における判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がONであれば(YES)、見当ずれ検出装置200における表面カメラ26Aの位置調整処理が終了したと判断しステップP60に移行して見当ずれ検出装置200に表面カメラ26Aの撮像停止指令を出力する(表面カメラ26Aによる撮像を停止するよう指令を出力する)。一方、ステップP59における判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がONでなければ(NO)、見当ずれ検出装置200における表面カメラ26Aの位置調整処理が継続中であると判断しステップP59に戻る。
ステップP60に続いては、ステップP61で見当ずれ検出装置200から表面カメラ26Aの撮像停止指令受信完了信号が出力されたか否か(表面カメラ26Aの撮像停止指令の受信が完了したことを示す信号が出力されたか否か)を判定する。ステップP61における判定の結果、図7Dに示し後で詳述するステップP55の処理により見当ずれ検出装置200から表面カメラ26Aの撮像停止指令受信完了信号が出力されていれば(YES)、ステップP62に移行して見当ずれ検出装置200への表面カメラ26Aの撮像停止指令の出力を停止する。一方、見当ずれ検出装置200から表面カメラ26Aの撮像停止指令受信完了信号が出力されていなければ(NO)、ステップP61に戻る。
ステップP62に続いては、ステップP63で低速回転速度記憶用メモリM105から低速回転速度を読込み、ステップP64で原動モータ・ドライバ118にD/A変換器117を介して低速回転速度を出力し、ステップP65で印刷機の回転回数計数用カウンタ122からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110に記憶する。
ステップP65に続いては、ステップP66で裏面カメラに対向するまでの回転回数記憶用メモリM118から裏面カメラ26Bに対向するまでの印刷機の回転回数を読込み、ステップP67で印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が裏面カメラ26Bに対向するまでの回転回数と一致するか否かを判定する。
ステップP67における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が裏面カメラ26Bに対向するまでの回転回数と一致すれば(YES)、ステップP68に移行して印刷機の回転位相検出用カウンタ121からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM106に記憶する。一方、ステップP67における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が裏面カメラ26Bに対向するまでの回転回数と一致しなければ(NO)、ステップP65に戻る。
ステップP68に続いては、ステップP69で印刷機の回転位相検出用カウンタ121のカウント値から現在の印刷機1の回転位相を演算して当該回転位相を現在の印刷機の回転位相記憶用メモリM107に記憶し、ステップP70で裏面カメラに対向する印刷機の回転位相記憶用メモリM104から裏面カメラ26Bに対向する印刷機の回転位相を読込み、ステップP71で現在の印刷機1の回転位相が裏面カメラ26Bに対向する印刷機1の回転位相と一致するか否かを判定する。
ステップP71における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が裏面カメラ26Bに対向する印刷機1の回転位相と一致すれば(YES)、ステップP72に移行して原動モータ・ドライバ118に停止指令を出力する。一方、ステップP71における判定の結果、現在の印刷機1の回転位相が裏面カメラ26Bに対向する印刷機1の回転位相と一致しなければ(NO)、ステップP68に戻る。
ステップP72に続いては、ステップP73で見当ずれ検出装置200に、裏面カメラ26Bの撮像指令を出力する(裏面カメラ26Bによる撮像を行うよう指令を出力する)。これにより、図8A〜図8Eに示し後述する、見当ずれ検出装置200を利用した裏面カメラ26Bの位置調整を行うことが可能となる。
続いて、ステップP74でカメラ位置調整スイッチ111がONであるか否かを判定する。ステップP74における判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がONであれば(YES)、見当ずれ検出装置200における裏面カメラ26Bの位置調整処理が終了したと判断しステップP75に移行して見当ずれ検出装置200に裏面カメラ26Bの撮像停止指令を出力する(裏面カメラ26Bによる撮像を停止するよう指令を出力する)。一方、ステップP74における判定の結果、カメラ位置調整スイッチ111がONでなければ(NO)、見当ずれ検出装置200における裏面カメラ26Bの位置調整処理が継続中であると判断しステップP74に戻る。
ステップP75に続いては、ステップP76で見当ずれ検出装置200から裏面カメラ26Bの撮像停止指令受信完了信号が出力されたか否か(裏面カメラ26Bの撮像停止指令の受信が完了したことを示す信号が出力されたか否か)を判定する。ステップP76における判定の結果、図8Dに示し後で詳述するステップP110の処理により見当ずれ検出装置200から裏面カメラ26Bの撮像停止指令受信完了信号が出力されていれば(YES)、ステップP77に移行して見当ずれ検出装置200への裏面カメラ26Bの撮像停止指令の出力を停止する。一方、見当ずれ検出装置200から裏面カメラ26Bの撮像停止指令受信完了信号が出力されていなければ(NO)、ステップP76に戻る。
ステップP77に続いては、ステップP78で低速回転速度記憶用メモリM105から低速回転速度を読込み、ステップP79で原動モータ・ドライバ118にD/A変換器117を介して低速回転速度を出力し、ステップP80で印刷機の回転回数計数用カウンタ122からカウント値を読込んで当該カウント値を印刷機の回転回数計数用カウンタのカウント値記憶用メモリM110に記憶する。
ステップP80に続いては、ステップP81で排紙完了までの回転回数記憶用メモリM119から排紙完了までの印刷機1の回転回数を読込み、ステップP82で印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が排紙完了までの印刷機1の回転回数と一致するか否かを判定する。
ステップP82における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が排紙完了までの印刷機1の回転回数と一致すれば(YES)、ステップP83に移行して原動モータ・ドライバ118に停止指令を出力する。これにより、表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bの位置調整が完了する。一方、ステップP82における判定の結果、印刷機の回転回数計数用カウンタ122のカウント値が排紙完了までの印刷機1の回転回数と一致しなければ(NO)、ステップP80に戻る。
以上の動作により、印刷機制御装置100は、前述した印刷機全体の概略動作を示す図4AのステップP4から図4BのステップP20に記載された表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bの位置調整に係る関連する部分の制御を行う。尚、印刷機制御装置100は、これ以降、前述した印刷機全体の概略動作を示す図4CのステップP21からステップP33に記載された印刷中の動作に係る関連する部分の制御を行う。
次に、見当ずれ検出装置200は図7A〜図7E,図8A〜Eに示す動作フローにしたがって動作する。
すなわち、まずステップP1で印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像指令が出力されたか否か(表面カメラ26Aによる撮像を行うよう指令が出力されたか否か)を判定する。ステップP1における判定の結果、図6Aに示し上述したステップP58の処理により印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像指令が出力されていれば(YES)、ステップP2に移行して表面カメラ26Aに撮像指令を出力する。一方、ステップP1における判定の結果、印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像指令が出力されていなければ(NO)、ステップP1に戻る。
ステップP2に続いては、ステップP3で表面カメラ26Aに画像データ送信指令を出力し、ステップP4で表面カメラ26Aから撮像データが出力されているか否かを判定する。ステップP4における判定の結果、表面カメラ26Aから撮像データが出力されていれば(YES)、ステップP5に移行してカウント値Y記憶用メモリM201に1を上書きする。一方、ステップP4における判定の結果、表面カメラ26Aから撮像データが出力されていなければ(NO)、ステップP4に戻る。ここで、本実施例においてカウント値Yは、表面カメラ26A(又は裏面カメラ26B)により撮影された画像の天地方向の位置である。
ステップP5に続いては、ステップP6でカウント値X記憶用メモリM202に1を上書きし、ステップP7で表面カメラ26Aから画素データを読込んで当該画像データを表面カメラの撮像データ記憶用メモリM203の(X,Y)のアドレス位置に記憶する。ここで、本実施例においてカウント値Xは、表面カメラ26A(又は裏面カメラ26B)により撮影された画像の左右方向の位置である。
続いて、ステップP8でカウント値Xに1を加算してカウント値X記憶用メモリM202に上書きし、ステップP9でカメラの左右方向の画素数記憶用メモリM204からカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の左右方向の画素数を読込み、ステップP10でカウント値Xがカメラの左右方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP10における判定の結果、カウント値Xがカメラの左右方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP11でカウント値Yに1を加算してカウント値Y記憶用メモリM201に上書きする。一方、ステップP10における判定の結果、カウント値Xがカメラの左右方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP7に戻る。
ステップP11に続いては、ステップP12でカメラの天地方向の画素数記憶用メモリM205からカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の天地方向の画素数を読込み、ステップP13でカウント値Yがカメラの天地方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP13における判定の結果、カウント値Yがカメラの天地方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP14に移行してカウント値Y記憶用メモリM201に1を上書きする。一方、ステップP13における判定の結果、カウント値Yがカメラの天地方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP6に戻る。
ステップP14に続いては、ステップP15でカウント値X記憶用メモリM202に1を上書きし、ステップP16でカウント値N記憶用メモリM206に1を上書きし、ステップP17でカウント値M記憶用メモリM207に1を上書きする。ここで、カウント値N、カウント値Mは、それぞれ基準画像の天地方向、左右方向の位置である。
続いて、ステップP18で表面カメラの撮像データ記憶用メモリM203の(X+M−1,Y+N−1)のアドレス位置の表面カメラ26Aの画像データを読込み、ステップP19で基準マークの画素データ記憶用メモリM208の(M,N)のアドレス位置の基準マークの画素データを読込み、ステップP20で(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の表面カメラ26Aの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致するか否かを判定する。尚、基準マークの画像データは、前述した基準レジスター・マーク41を含む一定範囲(例えば、前述した40の範囲)の画像データを各カメラの画素単位で予め記憶したものである。
ステップP20における判定の結果、(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の表面カメラ26Aの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致すれば(YES)、ステップP21でカウント値Mに1を加算してカウント値M記憶用メモリM207に上書きする。一方、ステップP20における判定の結果、(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の表面カメラ26Aの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致しなければ(NO)、後述するステップP44に移行する。
ステップP21に続いては、ステップP22で基準マークの左右方向の画素数記憶用メモリM209から基準マーク41の左右方向の画素数を読込み、ステップP23でカウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP23における判定の結果、カウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP24に移行してカウント値Nに1を加算してカウント値N記憶用メモリM206に上書きする。一方、ステップP23における判定の結果、カウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP18に戻る。
ステップP24に続いては、ステップP25で基準マークの天地方向の画素数記憶用メモリM210から基準マーク41の天地方向の画素数を読込み、ステップP26でカウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP26における判定の結果、カウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数よりも大きければ(YES)、その時の(X、Y)のアドレスから(X+基準マークの左右方向の画素数−1、Y+基準マークの天地方向の画素数−1)のアドレスまでの表面カメラ26Aの画像データの各画素データが基準マークの各画素データと同じになり、(X、Y)のアドレスから始まる範囲に基準マークがあることになるので、ステップP27に移行してカウント値X記憶用メモリM202からカウント値Xを読込む。一方、ステップP26における判定の結果、カウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP17に戻る。
ステップP27に続いては、ステップP28でカウント値Xから基準マーク41の左右方向の測定位置を演算して当該測定位置を基準マークの測定位置記憶用メモリM211の左右方向のアドレス位置に記憶し、ステップP29でカウント値Y記憶用メモリM201からカウント値Yを読込み、ステップP30でカウント値Yから基準マークの天地方向の測定位置を演算して当該測定位置を基準マークの測定位置記憶用メモリM211の天地方向のアドレス位置に記憶する。
続いて、ステップP31で基準マークの測定位置記憶用メモリM211の左右方向のアドレス位置から基準マーク41の左右方向の測定位置を読込み、ステップP32で基準マークの基準位置記憶用メモリM212の左右方向のアドレス位置から基準マーク41の左右方向の基準位置を読込む。
続いて、ステップP33で基準マーク41の左右方向の基準位置から基準マーク41の左右方向の測定位置を減算して基準マーク41の左右方向のずれ量を演算し当該ずれ量を基準マークの左右方向のずれ量記憶用メモリM213に記憶し、ステップP34で基準マーク41の左右方向のずれ量から基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値を求めて当該ずれ量の絶対値を基準マークの左右方向のずれ量の絶対値記憶用メモリM214に記憶する。
続いて、ステップP35で基準マークの左右方向のずれ量の許容値記憶用メモリM215から基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値を読込み、ステップP36で基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値よりも小さいか否かを判定する。
ステップP36における判定の結果、基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値以上であれば(NO)、ステップP37に移行して表示器213に「基準マークの左右方向のずれ量」を表示する。一方、ステップP36における判定の結果、基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値よりも小さければ(YES)、後述するステップP53に移行する。
ステップP37に続いては、ステップP38で内部クロック・カウンタ211にイネーブル信号及びリセット信号を出力し、ステップP39で内部クロック・カウンタ211へのリセット信号出力を停止し、ステップP40で印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されているか否かを判定する。
ステップP40における判定の結果、図6Bに示し上述したステップP60の処理により印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されていなければ(NO)、ステップP41に移行して内部クロック・カウンタ211からカウント値を読込んで当該カウント値を内部クロック・カウンタのカウント値記憶用メモリM216に記憶する。一方、ステップP40における判定の結果、印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されていれば(YES)、後述するステップP55に移行する。
ステップP41に続いては、ステップP42でカメラの撮像時間間隔記憶用メモリM217からカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の撮像時間間隔を読込み、ステップP43で内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラの撮像時間間隔と一致するか否かを判定する。
ステップP43における判定の結果、内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の撮像時間間隔と一致すれば(YES)、ステップP2に戻る。一方、内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラの撮像時間間隔と一致しなければ(NO)、ステップP40に戻る。
また、上述したステップP20からステップP44に移行した場合は、その時の(X、Y)のアドレスから(X+基準マークの左右方向の画素数−1、Y+基準マークの天地方向の画素数−1)のアドレスまでの表面カメラ26Aの画像データのいずれかの画素データが基準マークの画素データと異なり、(X、Y)のアドレスから始まる範囲に基準マークが無いことになるので、ステップP44でカウント値Xに1を加算してカウント値X記憶用メモリM202に上書きする。
続いて、ステップP45でカメラの左右方向の画素数記憶用メモリM204からカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の左右方向の画素数を読込み、ステップP46で基準マークの左右方向の画素数記憶用メモリM209から基準マーク41の左右方向の画素数を読込み、ステップP47でカウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)よりも大きいか否かを判定する。
ステップP47における判定の結果、カウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)よりも大きければ(YES)、表面カメラ26Aの画像データの左右方向の端を超えたことになるので、ステップP48に移行してカウント値Yに1を加算してカウント値Y記憶用メモリM201に上書きする。一方、ステップP47における判定の結果、カウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)以下であれば(NO)、ステップP16に戻る。
ステップP48に続いては、ステップP49でカメラの天地方向の画素数記憶用メモリM205からカメラ(ここでは、表面カメラ26A)の天地方向の画素数を読込み、ステップP50で基準マーク41の天地方向の画素数記憶用メモリM210から基準マーク41の天地方向の画素数を読込み、ステップP51でカウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)よりも大きいか否かを判定する。
ステップP51における判定の結果、カウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)よりも大きければ(YES)、表面カメラ26Aの画像データの天地方向の端を超えたことになるので、ステップP52に移行して表示器213にエラーを表示する。一方、ステップP51における判定の結果、カウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)以下であれば(NO)、ステップP15に戻る。
また、上述したステップP36からステップP53に移行した場合は、ステップP53で表示器213に「表面カメラの位置調整完了」を表示し、ステップP54で印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されているか否かを判定する。
ステップP54における判定の結果、図6Bに示し上述したステップP60の処理により印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されていれば(YES)、ステップP55で印刷機制御装置100に表面カメラ26Aの撮像停止指令受信完了信号を出力し、ステップP56に移行する。一方、ステップP54における判定の結果、印刷機制御装置100から表面カメラ26Aの撮像停止指令が出力されていなければ(NO)、ステップP54に戻る。
そして、ステップP56では印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像指令が出力されたか否か(裏面カメラ26Bによる撮像を行うよう指令が出力されたか否か)を判定する。ステップP56における判定の結果、図6Cに示し上述したステップP73の処理により印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像指令が出力されていれば(YES)、ステップP57に移行して裏面カメラ26Bに撮像指令を出力する。一方、ステップP56における判定の結果、印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像指令が出力されていなければ(NO)、ステップP56に戻る。
ステップP57に続いては、ステップP58で裏面カメラ26Bに画像データ送信指令を出力し、ステップP59で裏面カメラ26Bから撮像データが出力されているか否かを判定する。ステップP59における判定の結果、裏面カメラ26Bから撮像データが出力されていれば(YES)、ステップP60に移行してカウント値Y記憶用メモリM201に1を上書きする。一方、ステップP59における判定の結果、裏面カメラ26Bから撮像データが出力されていなければ(NO)、ステップP59に戻る。
ステップP60に続いては、ステップP61でカウント値X記憶用メモリM202に1を上書きし、ステップP62で裏面カメラ26Bから画素データを読込んで当該画像データを裏面カメラの撮像データ記憶用メモリM218の(X,Y)のアドレス位置に記憶する。
続いて、ステップP63でカウント値Xに1を加算してカウント値X記憶用メモリM202に上書きし、ステップP64でカメラの左右方向の画素数記憶用メモリM204からカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の左右方向の画素数を読込み、ステップP65でカウント値Xがカメラの左右方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP65における判定の結果、カウント値Xがカメラの左右方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP66でカウント値Yに1を加算してカウント値Y記憶用メモリM201に上書きする。一方、ステップP65における判定の結果、カウント値Xがカメラの左右方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP62に戻る。
ステップP66に続いては、ステップP67でカメラの天地方向の画素数記憶用メモリM205からカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の天地方向の画素数を読込み、ステップP68でカウント値Yがカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の天地方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP68における判定の結果、カウント値Yがカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の天地方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP69に移行してカウント値Y記憶用メモリM201に1を上書きする。一方、ステップP68における判定の結果、カウント値Yがカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の天地方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP61に戻る。
ステップP69に続いては、ステップP70でカウント値X記憶用メモリM202に1を上書きし、ステップP71でカウント値N記憶用メモリM206に1を上書きし、ステップP72でカウント値M記憶用メモリM207に1を上書きする。
続いて、ステップP73で裏面カメラの撮像データ記憶用メモリM218の(X+M−1,Y+N−1)のアドレス位置の裏面カメラ26Bの画像データを読込み、ステップP74で基準マークの画素データ記憶用メモリM208の(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データを読込み、ステップP75で(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の裏面カメラ26Bの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致するか否かを判定する。
ステップP75における判定の結果、(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の裏面カメラ26Bの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致すれば(YES)、ステップP76でカウント値Mに1を加算してカウント値M記憶用メモリM207に上書きする。一方、ステップP75における判定の結果、(X+M−1,Y+Nー1)のアドレス位置の裏面カメラ26Bの画像データが(M,N)のアドレス位置の基準マーク41の画素データと一致しなければ(NO)、後述するステップP99に移行する。
ステップP76に続いては、ステップP77で基準マークの左右方向の画素数記憶用メモリM209から基準マーク41の左右方向の画素数を読込み、ステップP78でカウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP78における判定の結果、カウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数よりも大きければ(YES)、ステップP79に移行してカウント値Nに1を加算してカウント値N記憶用メモリM206に上書きする。一方、ステップP78における判定の結果、カウント値Mが基準マーク41の左右方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP73に戻る。
ステップP79に続いては、ステップP80で基準マークの天地方向の画素数記憶用メモリM210から基準マーク41の天地方向の画素数を読込み、ステップP81でカウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数よりも大きいか否かを判定する。
ステップP81における判定の結果、カウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数よりも大きければ(YES)、その時の(X、Y)のアドレスから(X+基準マークの左右方向の画素数−1、Y+基準マークの天地方向の画素数−1)のアドレスまでの裏面カメラ26Bの画像データの各画素データが基準マークの各画素データと同じになり、(X、Y)のアドレスから始まる範囲に基準マークがあることになるので、ステップP82に移行してカウント値X記憶用メモリM202からカウント値Xを読込む。一方、ステップP81における判定の結果、カウント値Nが基準マーク41の天地方向の画素数以下であれば(NO)、ステップP72に戻る。
ステップP82に続いては、ステップP83でカウント値Xから基準マーク41の左右方向の測定位置を演算して当該測定位置を基準マークの測定位置記憶用メモリM211の左右方向のアドレス位置に記憶し、ステップP84でカウント値Y記憶用メモリM201からカウント値Yを読込み、ステップP85でカウント値Yから基準マーク41の天地方向の測定位置を演算して当該測定位置を基準マークの測定位置記憶用メモリM211の天地方向のアドレス位置に記憶する。
続いて、ステップP86で基準マークの測定位置記憶用メモリM211の左右方向のアドレス位置から基準マーク41の左右方向の測定位置を読込み、ステップP87で基準マークの基準位置記憶用メモリM212の左右方向のアドレス位置から基準マーク41の左右方向の基準位置を読込む。
続いて、ステップP88で基準マーク41の左右方向の基準位置から基準マーク41の左右方向の測定位置を減算して基準マーク41の左右方向のずれ量を演算し当該ずれ量を基準マークの左右方向のずれ量記憶用メモリM213に記憶し、ステップP89で基準マーク41の左右方向のずれ量から基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値を求めて当該ずれ量の絶対値を基準マークの左右方向のずれ量の絶対値記憶用メモリM214に記憶する。
続いて、ステップP90で基準マークの左右方向のずれ量の許容値記憶用メモリM215から基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値を読込み、ステップP91で基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値よりも小さいか否かを判定する。
ステップP91における判定の結果、基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値以上であれば(NO)、ステップP92に移行して表示器213に「基準マークの左右方向のずれ量」を表示する。一方、ステップP91における判定の結果、基準マーク41の左右方向のずれ量の絶対値が基準マーク41の左右方向のずれ量の許容値よりも小さければ(YES)、後述するステップP108に移行する。
ステップP92に続いては、ステップP93で内部クロック・カウンタ211にイネーブル信号及びリセット信号を出力し、ステップP94で内部クロック・カウンタ211へのリセット信号出力を停止し、ステップP95で印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されているか否かを判定する。
ステップP95における判定の結果、図6Dに示し上述したステップP75の処理により印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されていなければ(NO)、ステップP96に移行して内部クロック・カウンタ211からカウント値を読込んで当該カウント値を内部クロック・カウンタのカウント値記憶用メモリM216に記憶する。一方、ステップP95における判定の結果、印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されていれば(YES)、後述するステップP110に移行する。
ステップP96に続いては、ステップP97でカメラの撮像時間間隔記憶用メモリM217からカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の撮像時間間隔を読込み、ステップP98で内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の撮像時間間隔と一致するか否かを判定する。
ステップP98における判定の結果、内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の撮像時間間隔と一致すれば(YES)、ステップP57に戻る。一方、内部クロック・カウンタ211のカウント値がカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の撮像時間間隔と一致しなければ(NO)、ステップP95に戻る。
また、上述したステップP75からステップP99に移行した場合は、その時の(X、Y)のアドレスから(X+基準マークの左右方向の画素数−1、Y+基準マークの天地方向の画素数−1)のアドレスまでの裏面カメラ26Bの画像データのいずれかの画素データが基準マークの画素データと異なり、(X、Y)のアドレスから始まる範囲に基準マークが無いことになるので、ステップP99でカウント値Xに1を加算してカウント値X記憶用メモリM202に上書きする。
続いて、ステップP100でカメラの左右方向の画素数記憶用メモリM204からカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の左右方向の画素数を読込み、ステップP101で基準マークの左右方向の画素数記憶用メモリM209から基準マーク41の左右方向の画素数を読込み、ステップP102でカウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)よりも大きいか否かを判定する。
ステップP102における判定の結果、カウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)よりも大きければ(YES)、裏面カメラ26Bの画像データの左右方向の端を超えたことになるので、ステップP103に移行してカウント値Yに1を加算してカウント値Y記憶用メモリM201に上書きする。一方、ステップP102における判定の結果、カウント値Xが(カメラの左右方向の画素数−基準マークの左右方向の画素数+1)以下であれば(NO)、ステップP71に戻る。
ステップP103に続いては、ステップP104でカメラの天地方向の画素数記憶用メモリM205からカメラ(ここでは、裏面カメラ26B)の天地方向の画素数を読込み、ステップP105で基準マークの天地方向の画素数記憶用メモリM210から基準マーク41の天地方向の画素数を読込み、ステップP106でカウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)よりも大きいか否かを判定する。
ステップP106における判定の結果、カウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)よりも大きければ(YES)、裏面カメラ26Bの画像データの天地方向の端を超えたことになるので、ステップP107に移行して表示器213にエラーを表示する。一方、ステップP106における判定の結果、カウント値Yが(カメラの天地方向の画素数−基準マークの天地方向の画素数+1)以下であれば(NO)、ステップP70に戻る。
また、上述したステップP91からステップP108に移行した場合は、ステップP108で表示器213に「裏面カメラの位置調整完了」を表示し、ステップP109で印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されているか否かを判定する。
ステップP109における判定の結果、図6Dに示し上述したステップP75の処理により印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されていれば(YES)、ステップP110で印刷機制御装置100に裏面カメラ26Bの撮像停止指令受信完了信号を出力する。一方、ステップP109における判定の結果、印刷機制御装置100から裏面カメラ26Bの撮像停止指令が出力されていなければ(NO)、ステップP109に戻る。
以上の動作により、見当ずれ検出装置200は、前述した印刷機全体の概略動作を示す図4AのステップP4から図4BのステップP20に記載された表面カメラ26Aおよび裏面カメラ26Bの位置調整に係る関連する部分の制御を行う。尚、見当ずれ検出装置200は、これ以降、前述した印刷機全体の概略動作を示す図4CのステップP21からステップP33に記載された印刷中の動作に係る関連する部分の制御を行う。
このように構成される本実施例に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置によれば、カメラ位置調整スイッチ111を一度押すと、印刷機1が低速で駆動されると共に一枚の印刷用紙Sのみに1色目の表面、裏面印刷ユニット20a,20bで印刷用紙の表面、裏面にそれぞれ基準マーク41を含む印刷が施され、その後、印刷用紙Sは、その表面に印刷された基準マーク41が、6色目の表面印刷ユニット20kの圧胴21の周方向で、表面カメラ26Aによって撮影される位置と一致する位置まで搬送される。したがって、オペレータは表面カメラ26Aで撮像した画像を見ながら基準マーク41が画像の左右方向中央に位置するまで手動で表面カメラ26Aの左右方向位置を調整するだけでよく、表面カメラ26Aの位置調整を容易に行うことができる。
また、表示器213には、表面カメラ26Aで基準マーク41を撮像して求めた表面カメラ26Aの左右方向のずれ量が表示されるので、より容易に位置調整を行うことができる。
そして、再度カメラ位置調整スイッチ111を押すと、印刷機1が低速で駆動され、印刷用紙Sは、その裏面に印刷された基準マーク41が、6色目の裏面印刷ユニット20lの圧胴21の周方向で、裏面カメラ26Bによって撮影される位置と一致する位置まで搬送される。したがって、オペレータは裏面カメラ26Bで撮像した画像を見ながら基準マーク41が画像の左右方向中央に位置するまで手動で裏面カメラ26Bの左右方向位置を調整するだけでよく、裏面カメラ26Bの位置調整を容易に行うことができる。
また、表示器213には、裏面カメラ26Bで基準マーク41を撮像して求めた裏面カメラ26Bの左右方向のずれ量が表示されるので、より容易に位置調整を行うことができる。
そして、再度カメラ位置調整スイッチ111を押すと、排紙装置30により表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整用に表面及び裏面に一色のみ絵柄が印刷された印刷用紙Sが排紙され、表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整が完了する。
このように、カメラ位置調整スイッチ111を押すごとに表面カメラ26A、裏面カメラ26Bの位置調整に最適な位置まで印刷用紙Sが搬送されるため、オペレータは従来のように印刷用紙Sが表面カメラ26A又は裏面カメラ26Bに対向する位置に搬送されるまでボタンを押し続ける等の作業を行う必要がなく、また、予めレジスター・マーク47の左右方向の位置と大体合っていると思われる位置まで表面、裏面カメラ26A,26Bを手動で移動させる必要もなく、表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整を容易に且つ確実に行うことができる。
また、表面カメラ26A又は裏面カメラ26Bで撮像したレジスター・マーク47の測定位置と基準位置(左右方向中央位置)とを比較し、その差を表示器213に表示することにより、オペレータに移動方向及び移動量を知らせることが可能となるため、オペレータがより簡単に表面、裏面カメラ26A,26Bの左右方向位置調整を行えるようになった。
このように、本発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置によれば、オペレータの負担を軽減させるとともに稼働率を向上させることができる。
なお、上述した実施例では、表面、裏面カメラ26A,26Bの位置調整の際に、1色目の表面、裏面印刷ユニット2a,2bでのみ印刷用紙Sに印刷を施す例を示したが、例えば2〜6色目の表面、裏面印刷ユニット2c〜2lのいずれかの表面、裏面印刷ユニットの組み合わせでのみ印刷用紙Sに印刷を施す等としてもよい。その他、本発明に係る印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、撮像手段を備えてシート状物に施された印刷の品質を検査する見当ずれ検出装置を備えた印刷機に適用して好適なものである。
1 印刷機
10 給紙装置
20 印刷部
30 排紙装置
20a〜20l 印刷ユニット
26A,26B カメラ
41 基準マーク
47 レジスター・マーク
100 印刷機制御装置
111カメラ位置調整スイッチ
115 表面レジスター・マークの天地方向位置設定器
116 裏面レジスター・マークの天地方向位置設定器
213 表示器
200 見当ずれ検出装置

Claims (6)

  1. シート状物を供給する給紙装置と、
    複数の印刷ユニットを備えて前記給紙装置から供給されたシート状物に複数の色で印刷を施す印刷部と、
    印刷機の回転軸方向に移動自在に支持され、前記印刷部でシート状物に印刷された複数色のレジスター・マークを撮像する見当ずれ検出用撮像手段と、
    前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データに基づき各色のレジスター・マークの測定位置と各色のレジスター・マークの基準位置を比較し、その差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置と、
    印刷機の制御を行う制御装置と
    を備えた印刷機において、
    前記制御装置により、
    印刷機を駆動し、
    前記給紙装置によりシート状物を一枚のみ供給し、
    前記印刷部により前記給紙装置から供給された一枚のシート状物に基準色のレジスター・マークを印刷し、
    前記印刷部で印刷された基準色のレジスター・マークが前記見当ずれ検出用撮像手段と対向すると予想される位置で印刷機の駆動を停止する
    ことを特徴とする印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法。
  2. 更に、レジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置を設定するレジスター・マーク天地方向位置設定器を設け、
    前記制御装置により、前記レジスター・マーク天地方向位置設定器で設定されたレジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置が前記見当ずれ検出用撮像手段と対向する位置で前記印刷機の駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法。
  3. 更に表示器を設け、
    前記見当ずれ検出装置により、前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データから基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置を求め、予め設定されている基準位置との差を求め、求めた差を前記表示器に表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法。
  4. シート状物を供給する給紙装置と、
    複数の印刷ユニットを備えて前記給紙装置から供給されたシート状物に複数の色で印刷を施す印刷部と、
    印刷機の回転軸方向に移動自在に支持され、前記印刷部でシート状物に印刷された複数色のレジスター・マークを撮像する見当ずれ検出用撮像手段と、
    前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データに基づき各色のレジスター・マークの測定位置と各色のレジスター・マークの基準位置を比較し、その差が許容値より大きい場合に警告を発する見当ずれ検出装置と、
    印刷機を駆動し、前記給紙装置によりシート状物を一枚のみ供給し、前記印刷部により前記給紙装置から供給された一枚のシート状物に基準色のレジスター・マークを印刷し、前記印刷部で印刷された基準色のレジスター・マークが前記見当ずれ検出用撮像手段と対向すると予想される位置で印刷機の駆動を停止するように印刷機の制御を行う制御装置と
    を備えたことを特徴とする印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置。
  5. 更に、レジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置を設定するレジスター・マーク天地方向位置設定器を備え、
    前記制御装置が、前記レジスター・マーク天地方向位置設定器で設定されたレジスター・マークのシート状物内の天地方向の位置が前記見当ずれ検出用撮像手段と対向する位置で前記印刷機の駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項4記載の印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置。
  6. 更に表示器を備え、
    前記見当ずれ検出装置が、前記見当ずれ検出用撮像手段で撮像された画像データから基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置を求め、当該基準色で印刷されたレジスター・マークの測定位置と予め設定されている基準位置との差を求め、求めた差を前記表示器に表示する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整装置。
JP2014185915A 2014-09-12 2014-09-12 印刷機の見当ずれ検出用撮像手段の位置調整方法及び装置 Pending JP2016055581A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111869342A (zh) * 2018-03-23 2020-10-30 株式会社富士 元件安装装置

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