JPS60244556A - 多色刷輪転印刷機の版胴交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、この１発明は一複数の版胴を有する多色刷輪転印刷機
の版胴交換装置に関するものである。

上記のような多色刷の輪転印刷機においては、印刷パタ
ーンの変更に応じてその都度数百−におよぶ重さの版胴
を交換するようにしている。

ところで、従来の版胴交換装置は、印刷機の上方にレー
ルを敷設し、そのレールに沿って版胴吊り下げ用のチェ
ンブロックを移動可能に設け、作業者の押釦スイッチの
操作によりこのチェンブロックのレールに沿った移動と
一版胴を吊り下げる作動とによって使用済の版胴と次に
使用す不版胴の交換を行なうようにしており一交換に非
常に時間を要し一作業能率が悪く、危険であるという欠
ｄがあった。

そこで−この発明は上記の欠点を解決し、版胴の交換を
きわめて能率よく安全に行なうことができるようにした
版胴交換装置を提供することを目的としている。

上記の目的を達成するため−この発明によれば一複数の
版胴を配置した多色刷輪転印刷機におし）で、前記各版
胴の長手方向の両側上部に水平方向に長く延びる案内部
材をそれぞれ設け−さらに版胴のシャフトの端部を支持
可能でしかも上下方向に移動可能な軸受を備えた版胴吊
下げ装置を前記各版胴に対応して一対設けて、この版胴
吊下げ装置を前記案内部材に沿って移動可能に支持し、
前記版胴のシャフトに対する垂直方向の両側部には版胴
昇降搬送用のコンベヤをそれぞれ配置して、このコンベ
ヤに版胴のシャフトの両側部を支持可能でしかも上下方
向に移動可能な軸受をそれぞれ設は一前記版胴吊下げ装
置の軸受または版胴昇降搬送用コンベヤの軸受の少なく
とも一方の上下方向への移動で版胴吊下げ装置の軸受に
支持されている版胴を版胴昇降搬送用コンベヤの軸受が
受け取ることのできるように、またはこれとは反対の受
け取りのできるようにしたものである。

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図に示すように一多色刷の輪転印刷機１は一圧胴２
を支持するサイドフレーム３に複数のベッド４を設け、
その各ベッド４上に版胴支持台５をスライド可能に支持
し、上記版胴支持台５に設けた軸受６で版胴７のシャフ
ト８を回転可能に支持しである。

なお、版胴支持台５は、圧胴２に向けてスライド可能に
支持され、その版胴支持台５に設けた軸受６は、上下に
分割し得る構造となり（第７図参照）、その軸受６を分
割することによって、版胴７を上方向に引き上げること
ができる。

前記各版胴７の長手方向の両側上部には一版胴７の軸芯
に対して直交方向に長く延びるレール９が水平に敷設さ
れている。このレール９は一第３図に示すように、二本
を一組とし一片面に設けた案内溝１０が対向するように
して平行に設けられている案内部材であり、上記案内溝
１０に沿って版胴吊下げ装置２０がスライド可能に支持
されている。

上記吊下げ装置２０は、第２図乃至第４図に示すように
、モータ支持台２１を備え、そのモータ支持台２１の両
側面に取付けたローラ２２がレール９の案内溝１０に嵌
め込まれている。

モータ支持台２１の下端には、案内筒２３の上部が固定
され、その案内筒２３の内側に支持体嵌合筒２４が嵌合
されている。この支持体嵌合筒２４は、自重で降１する
ようになっており、上部に設けた段部２５と案内筒２３
の内面下部に設けたストッパ２６との係合によって支持
体嵌合筒２４は抜は止めされる。また、案内筒２３と支
持体嵌合筒２４には一上下方向に長く延びる軸受案内孔
２７が設けられている。

前記モータ支持台２１の上面には一モータ２８と、ギヤ
ケース２９とが支持され、そのギヤケース２９の内側に
は、上記のモータ２８によって回転駆動されるウオーム
３０と、これに噛合するウオームホイール３１とが設け
られている。

上記のウオームホイール３１は一定位置において回転可
能になり、その中心にはねじ孔３２が設けられ−このね
じ孔３２にねじ係合するねじ棒３３の上部がギヤケース
２９を貫通して上方に突出している。またーねじ棒３３
の下端部は、モータ支持台２１に形成した支持体嵌合孔
３４内に臨み、その下端には軸受支持体３５が固定され
ている。

この軸受支持体３５の下端部は一前記支持体嵌合筒２４
内に位置し、その下端に固定した軸受３６は一支持体嵌
合筒２４および案内筒２３の軸受案内孔２７から外方に
突出している。また、軸受３６は、支持体嵌合筒２４の
頂板２イと係合して支持体嵌合筒２４が降下するのを防
止している。

上記の構成から成る吊下げ装置２０は一移動装置４，０
を駆動することによって、案内部材であるレール９に沿
って移動するようになっている（第１図参照）。

移動装置４０は、各レール９の両端部下方に一対のスプ
ロケツ）４１．４４を取付は−その一対のスプロケット
４１．４１間にかけ渡したチェノ４２の両端部を前記案
内筒２３の上部に取付けたチェノ連結具４３（第４図参
照）に連結しである。

前記レール９の外端部、すなわち印刷機１を挾む両側方
には、第１図に示すように、版胴７の昇降用搬送用エレ
ベータコンベヤ５０，５０が配置されている。このコン
ベヤ５０は、複数のスプロケット５１を上下に配置し、
そのスプロケット５１間にエンドレスチェン５２をかけ
渡してチェノ５２の一部にレール９に対して直交する垂
直走行部５３を形成し−そのチェノ５２に複数の軸受５
４を取付けた構成であり、各コンベヤ５０の上部側方に
はコンベヤ５０の駆動装置５５が配置されている。

各チェノ５２に取付けた軸受５４は、圧胴２の中心を挾
む両側方の版胴７の数に応じてそれぞれ適宜に決定し、
第１図のように、圧胴２の左側に二本の版胴７を、右側
に三本の版胴７を配置しである場合には、左側エレベー
タコンベヤ５０の軸受５４の数は四つ以上、右側エレベ
ータコンベヤ５０の軸受５４の数は六つ以上とするのが
好ましい。

前記チェノ５２の垂直走行部５３の下部側方には一部５
図および第６図に示すように一ローラ支持アーム６０が
配置されており、そのローラ支持アーム６０の先端部か
ら一対のローラ支持板６１が起立し、そのローラ支持板
６１間に複数のローラ６２が回転可能に支持されている
。また−一対のローラ支持板６１の一端部間には位置決
め板６３が設けられ、一対のローラ支持板６１の他端部
からローラ６２上に版胴支持ブロック６４を乗り込ませ
て位置決め板６３に当接すると、その版胴支持ブロック
６４に支持された版胴７の軸芯がエレベータコンベヤ５
０の軸受５４の移道軌跡と直交するようになっている。

前記ローラ支持アーム６０の前方には、レール６５が敷
設されている。このレール６５は一ローラ支持アーム６
０の長さ方向に対して交差方向に長＜延び、そのレール
６５に沿ってトロッコ６６が移動可能に支持されている
。

上記トロッコ６６の上面には、一対のローラ支持板６７
が起立し、そのローラ支持板６７で複数の案内ローラ６
８が回転可能に支持されている。

実施例で示す版胴交換装置は上記の構造から成り一次に
その作用を説明する。

いま、第５図および第６図に示すように、トロッコ６６
のローラ６８上に位置する版胴支持ブロック６４で次に
使用する版胴７のシャフト８を支持し−そのトロッコ６
６をエレベータコンベヤ５０の方向に向けて移動し、ト
ロッコ６６上の一対のローラ支持板６７とローラ支持ア
ーム６０上の一対のローラ支持板６１とが直線状に並ぶ
状態でトロッコ６６を停止させて版胴支持ブロック６４
をローラ支持アーム６０上のローラ６２上に乗り込ませ
、その版胴支持ブロック６４を位置決め板６３に当接し
て位置決めしたのち、エレベータコンベヤ５０のチェノ
５２を第５図の矢印方向に移動させると一上記チエン５
２に取付けた軸受５４が版胴支持ブロック６４に支持さ
れている版胴７のシャフト８に両側下側から係合してそ
の版胴７を上方向に搬送する。

以上の操作を繰り返し行なうことによって、エレベータ
コンベヤ５′０の軸受５４で次に使用する複数の版胴７
を支持することができる。この場合。

版胴７を支持する軸受５４の上には空の軸受５４が位置
するよう版胴７の支持位置を規制する。また、この版胴
７の交換準備は一印刷機１の運転中に行なうようにする
。

上記のような準備作業の終了後に、版胴７の交換を行な
うようにする。その交換に際しては、停止状態にある圧
胴２から使用済の版胴７を離反し、次に、移動装置４０
を駆動して吊下げ装置２０をレール９に沿って版胴方向
に移動させる。その吊下げ装置１０が使用済の版胴７の
上方に近接したとき、移動装置４０を停止し、そして第
２図に示す吊下げ装置２０のモータ２８を駆動する。

上記モータ２８の駆動により、ウオーム３０を介してウ
オームホイール３１が回転するため、ねじ棒３３が軸方
向に移動し−そのねじ棒３３を下降させ、ねじ棒３３の
下端の軸受３６が使用済版胴７のシャフト８の下方に位
置すると−モータ２８を停止し一次に移動装置４０を作
動して上記軸受３６がシャフト８の下方に臨む位置でそ
の移動装置４０を停止し、そしてモータ２Ｂの作動によ
つてねじ棒３３を上昇させることにより、上記軸受３６
が使用済版胴７のシャフト８の両側下側に係合し、使用
済の版胴７を吊り上げることができる（第７図参照）。

この場合、版胴支持台５上の軸受６は予め上下に分割し
て版胴７の吊り上げに支障のないようにしておく。

次に、軸受３６に支持された使用済の版胴７を上記コン
ベヤ５ｏの空の軸受５４の上方の位置に臨ませるように
、モータ２８及び移動装置４０を適宜作動させた後、さ
らに、この軸受３６を下降させるか−又は−このコンベ
ヤ５０を作動させて軸受５４を上昇させると使用済版胴
７のシャフト８が空の軸受５４に受け取られて支持され
る（第８図参照）。

このようにして、使用済の版胴７をエレベータコンベヤ
５０の軸受５４で支持したのち、吊下げ装置２０をエレ
ベータコンベヤ５０の移動を邪魔しない位置に退避せし
め、それよりエレベータコンベヤ５０の垂直走行部５３
を上方向に移動し。

版胴７を所定の位置まで移動させたのち一次に使用する
版胴７を吊下げ装置２０で抄い上げて受取り、その吊下
げ装置２０を移動装置４０の駆動によりレール９に沿っ
て移動させる。吊下げ装置２０で支持された版胴７が版
胴支持台５の軸受６の上方に臨む位置まで吊下げ装置２
０を移動させたのち、その吊下げ装置２０を作動して軸
受３６を下降させると、次に使用される版胴７のシャフ
ト８が版胴支持台５の軸受６で支持され、版胴７の交換
が完了する。

さらに、エレベータコンベヤ５０の軸受５４で支持され
ている使用済の版胴７は一チェン５２の垂直走行部５３
の下降によってローラ支持アーム６０のローラ６２上に
予め待機させている版胴支持ブロック６４上に載置せし
め−その版胴支持ブロック６４をトロッコ６６上のロー
ラ６８上に乗り込ませて版胴７の収納部に搬送する。

なお−吊下げ装置２０に支持されている版胴７が装置に
接触、衝突することなく−シかも最短時間で搬送される
ような軸受３６の一移動軌跡を予めめておいて、この各
軌跡を制御装置に記憶させておき−この制御装置からの
信号に基ついて一対応する軸受３６を垂直方向に移動さ
せるための吊下げ装置２０及び水平方向に移動させるた
めの移動装置４０を同時に作動させると共に、この軸受
３６の移動に軸受５４の移動を連動させるようにエレベ
ータコンベヤ５０を制御することにより、これらの動き
を全自動で行うこともできる。

以上のように−この発明にょる版胴交換装置は、゛版胴
吊下げ装置及び版胴昇降用コンベヤの双方の版胴支持用
軸受で自動的に版胴の交換をできるようにした構造であ
るので、極めて能率よくしかも安全にこれらの作業を行
える。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る版胴交換装置の一実施例を示
す正面図、第２図は同上の吊下げ装置を示す正面図、第
３図は第２図の縦断側面図−第４図は第３図の■−■線
に沿った断面図、第５図は同上のエレベータコンベヤの
下部を示す縦断正面図−第６図は第５図の側面図−第７
図は使用済版胴の吊上げ状態を示す正面図−第８図は同
上吊下げ装置で支持した版胴をエレベータコンベヤの軸
受に載置する状態の正面図である。 ７・・版胴、９・・レール、２ｏ・吊下げ装置−３６・
軸受、５０・・エレベータ−コンベヤ、５３・・・垂直
走行部、５４・・・軸受 特許出願人　レンゴー株式会社 同　代理人　鎌　１）文　二 第、８図・′ 手続補正書（自利 昭和６０年　５月１３日 特許庁長官志賀　学　殿 １、事件の表示　力猷 昭和５９年特許願第１００８６０号 ２、発明の名称 多色刷輪転印刷機の版胴交換装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　大阪市福島区大開４丁目１番１８６号氏名（名称
）レンゴー株式会社 昭和　年　月　日　（発送日） ６、補正により増加する発明の数 ７、補正の対象 明細書 】 補正の内容 １　明細書第コ頁第ｇ行目の「版胴を交換する」を［版
胴を輪転印刷機本体が入り組んで狭い空間内で交換する
」に補正します。 ２　同第２頁第１Ｏ行目の「レールに治って」を「レー
ルに沿って一対の」に補正します。 ３　同第コ頁第１／行目から第７２行目の「作業　者の
」を「二人の作業者のそれぞれの」に補正します。 ４　同第２頁第７５行目の「行なうようにしており、」
を下記の通り補正し寸す。 記 下げられた版胴は揺れ動き、印刷機本体に接触して印刷
機本体を壊したり、版胴に傷を付けることとなる。この
ようなことを避けて交換作業を行なうとすれば、」 ５　同第２頁第１Ｏ行目の「防止している。」と第７２
行目の「上記の」との間に「なお、対応する一対の吊下
げ装置２０のモータ２８ｔ／：Ｌお互の同調を取って駆
動されるようになっている。」を加入します。 ６　同第７頁第２０行目の「連結しである。」の次に下
記の文を加入します。 記 「この移動装置４０け、駆動側と操作側のそれぞれに設
けられており、駆動側と［桑作側にそれぞれ一対設けら
れてい−るスプロケット４１のいずれか一方に共通する
駆動軸（図示省略）をモータ（図示省略）によって駆動
して、それぞれの移動装置４０を同調して駆動させるよ
うにしている。」 ７　同第７頁第７行目から第７０行目の「構成であり、
・・・・・配置されている。」を下記の通り補正します
。 記 ｒ＋＊成である。なお、軸受５４は一対のチェノ５２に
それぞれ対称位置に取付けられている。 一対のコンベヤ５０の上部にはコンベヤ５０の共通する
一つの、駆動装置５５が配置されており、一対のコンベ
ヤ５０を同調して駆動するようになっている。」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の版胴を配置した多色刷輪転印刷機において、前記
   各版胴の長手方向の両側上部に水平方向に長く延びる案
   内部材をそれぞれ設は−さらに版胴のシャフトの両端部
   を支持可能でしかも上下方向に移動可能な軸受を備えた
   版胴吊下げ装置を前記各版・胴に対応して一対設けて、
   との版胴吊下げ装置を前記案内部材に沿って移動可能に
   支持し、前記版胴のシャフトに対する垂直方向の両側部
   には版胴昇降搬送用のコンベヤをそれぞれ配置して、こ
   のコンベヤに版胴のシャフトの両側部を支持可能でしか
   も上下方向に移動可能な軸受をそれぞれ設け、前記版胴
   吊下げ装置の軸受または版胴昇降搬送用コンベヤの軸受
   の少なくとも一方の上下方向への移動で版胴吊下げ装置
   の軸受に支持されている版胴を版胴昇降搬送用コンベヤ
   の軸受が受け取ることのできるように、またはこれとは
   反対の受け取りのできるようにしたことを特徴とする多
   色刷輪転印刷機の版胴交換装置。