JPH0750359Y2 - 原紙掛け機 - Google Patents

原紙掛け機

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Publication number
JPH0750359Y2
JPH0750359Y2 JP2338193U JP2338193U JPH0750359Y2 JP H0750359 Y2 JPH0750359 Y2 JP H0750359Y2 JP 2338193 U JP2338193 U JP 2338193U JP 2338193 U JP2338193 U JP 2338193U JP H0750359 Y2 JPH0750359 Y2 JP H0750359Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
base paper
roll base
roll
transport
support arm
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2338193U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0673016U (ja
Inventor
隆 小長谷
Original Assignee
静岡工機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 静岡工機株式会社 filed Critical 静岡工機株式会社
Priority to JP2338193U priority Critical patent/JPH0750359Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コルゲートマシンにお
ける原紙掛け機に係るものであり、ロール原紙が短時間
で交換でき、しかも操作上の安全性が高く、製造コスト
が低廉な原紙掛け機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール原紙の左右両搬送コンベア間に機
枠を設け、該機枠に左右一対の回動軸を回動自在に並設
し、この回動軸にロール原紙を回転自在に保持するコア
チャック付きの支持アームを装着した原紙掛け機が公知
である(例えば、実開昭54−122277号公報,実
公平4−52208号公報)。
【0003】また、中央及び左右の搬送コンベアを床に
並設し、各搬送コンベア間に固定した前後一対の軸受け
に回動軸を回動自在に支持させ、この左右の回動軸にロ
ール原紙を回転自在に保持するコアチャック付きの支持
アームを装着し、この支持アームの傾斜角度を45°に
限定すると共に、搬送コンベア上のロール原紙をリフタ
ーにより上昇させたり、支持アームに保持したロール原
紙を搬送用コンベア上に下降させたりするリフターを、
各搬送コンベアに配設した原紙掛け機が特開昭64−6
4950号公報に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前者の原紙掛け機は、
一方の回動軸の支持アームに支持させたロール原紙を原
紙掛け機の上方に装備したスプライサーを介してコルゲ
ートマシンに供給し、他方の回動軸の支持アームに予め
支持さて置いた別のロール原紙の先端を、スプライサー
により供給中の原紙に接続して、引続きコルゲートマシ
ンに原紙を供給するものであるが、切り離されたロール
原紙を一方の搬送レール上に移し、これを所定の場所に
搬送して、この搬送レールを空にした後、新たなロール
原紙を載せて搬入しなければならないので、ロール原紙
の交換に時間が掛かる。そのため段ボールの生産ライン
が高速化し、また低ロット生産に伴う紙質、紙巾等のオ
ーダー変更が頻繁化している現今のコルゲートマシンに
は対応できないので、止むを得ずコルゲートマシン側の
走行速度を低下させている。
【0005】後者の原紙掛け機は、3本の搬送コンベア
の内の1本を搬出用とし、使用後のロール原紙を移す間
に、空になった搬送コンベアに次のロール原紙を搬入
し、回動軸を反転してこのロール原紙を直ちに保持して
待機させることにより、原紙の交換に要する時間を短縮
することは可能となるが、ロール原紙を昇降するための
リフターを各搬送コンベアに使用するため、製造コスト
が高価となり、またリフターの操作時に危険が伴うとい
う欠点がある。
【0006】本考案は、ロール原紙が短時間で交換で
き、しかもロール原紙の掛け外し作業が安全にできる原
紙掛け機を安価に提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の原紙掛け機は、
ロール原紙の中央搬送レールと、その左右両搬送レール
とを床に並設し、各搬送レール間には、それぞれ前後一
対の横移動装置を配設し、各横移動装置に設けた軸受け
に左右両回動軸の前後両端を支持させ、この回動軸には
ロール原紙を回転自在に保持するコアチャック付きの支
持アームを装着したことを特徴とする。
【0008】
【作用】例えば図5(a)に示すように、左側の搬送レ
ール1に沿って回動軸12の外側に搬入したロール原紙
15を、左の回動軸12の支持アーム16により回転自
在に支持させ、その上方に設置した公知のスプライサー
(図示せず)を介してコルゲートマシンに供給する。オ
ーダーの変更のとき、或いは左のロール原紙15が終端
に達したとき、予め右側の搬送レール1により搬入し、
支持アーム16により回転自在に支持されて待機してい
た右のロール原紙15の先端を左のロール原紙15にス
プライサーにより接続してコルゲートマシンに連続的に
供給する。
【0009】スプライサーにより切断され、且つ小径と
なった左のロール原紙15は、図5(b)に示すように
回動軸12の内側への回動により、中央の搬送レール1
上に移されるのであるが、ロール原紙15の径の大きさ
応じて回動軸12を左方向に移動すると、コアチャック
18の中心、即ちロール原紙15の中心が中央の搬送レ
ール1の中心線上Lに一致するため、径の異なったロー
ル原紙15を搬送レール1上に正確に載置させ、排出で
きるのである。
【0010】図5(c)に示すように、空になった左の
搬送レール1に直ちに新たなロール原紙15を搬入し、
このロール原紙15の径に応じて回動軸12を外側に回
動すると共に、右方向へ移動すると、コアチャック18
の中心がロール原紙15の中心、即ち搬送レール1の中
心線L上に一致するため、径の異なったロール原紙15
を支持アーム16に正確に保持し、次のオーダー変更等
による紙継ぎに対処することができるのである。
【0011】図5(c)に示す状態において、右側のロ
ール原紙15が終端に達したとき、或いはオーダー変更
のとき、左のロール原紙15の先端を右のろーるげんし
15にスプライサーにより接続して前記工程が繰り返さ
れるのである。
【0012】尚、上記左右の搬送レール1はロール原紙
15の搬入に、中央の搬送レール1はロール原紙15の
搬出に使用する場合を示したが、中央の搬送レール1を
搬入に、左右の搬送レール1を搬出に使用することもあ
る。
【0013】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。符号1は中央及びその左右の搬送レール
であり、床面に掘設したピット2内に一定の間隔を保っ
て平行に装着されている。各搬送レール1内にはチェー
ン3がエンドレスに張設され、このチェーン3に各搬送
レール1上を走行する受け皿4の下端が連結されてい
る。
【0014】符号5は左及び中央の搬送レール1,1間
と、右及び中央の搬送レール1,1間におけるピット2
内に、前後方向へ一定の間隔を隔てて装着した横移動装
置である。この4箇所の横移動装置5は、図4に示すよ
うにモーター6により正逆回転する螺軸7と移動用レー
ル8とを左右方向に平行に設け、上記螺軸7には軸受け
9の下端に設けた連結板10のネジ孔を螺合し、移動用
レール8には軸受け9の下端に設けた突部11を移動自
在に嵌合している。尚、上記横移動装置1は、この構成
のものに限られるものではなく、例えば螺軸7に代えて
油圧シリンダを使用し、そのピストンロッドを軸受け9
の連結板10に接続したものでも良い。
【0015】各搬送レール1,1,1間に突出した前後
一対の軸受け9,9には左右の回動軸12,12の前後
両端を回動自在に支持させている。この回動軸12,1
2の一端は、カップリング13を介して油圧モーター1
4にそれぞれ連結している。また回動軸12,12には
ロール原紙15を保持する一対の支持アーム16,16
を軸方向に進退自在に装着し、両支持アーム16,16
には、これを同時に進退させる間隔調整用油圧シリンダ
ー17のピストンロッドが連結している。上記支持アー
ム16,16の先端内側面には、それぞれコアチャック
18を回転自在に対設し、各コアチャック18の回転軸
19は支持アーム16,16に設けた回転制動装置20
に連結している。
【0016】
【効 果】本考案の原紙掛け機は、中央及び左右の搬送
レールを並設し、その間に支持アームを設けた左右両回
動軸を配設することにより、使用を終えたロール原紙を
搬入用の搬送レールから直ちに搬出用の搬送レールに移
し、搬入用の搬送レールに新たなロール原紙を搬入し得
るように構成したから、ロール原紙の交換に要する時間
を短縮することができ、従って段ボールの生産ラインが
高速化し、また低ロット生産に伴うオーダー変更が頻繁
化した現今のコルゲートマシンに充分に適応することが
できる。
【0017】上記ロール原紙の掛け外しに際し、回動軸
を横移動装置により左右に移動させることにより、支持
アームにおけるコアチャックの中心を搬送レールの中心
線上に一致させて支持アームを回動させることができる
ので、巻き径が相違したロール原紙をコアチャックによ
り正確に保持したり、搬送レール上の受け皿に正確に載
置することができる。
【0018】本考案の原紙掛け機は、ロール原紙の掛け
外しの際に、コアチャックの中心を搬送レールの中心線
上に一致させるための構造が簡単なため、低コストで製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示すA−A線の断面図である。
【図3】図1に示すB−B線の拡大断面図である。
【図4】同上実施例における横移動装置の正面図であ
る。
【図5】同上実施例における回動軸の作動順序を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 中央及び左右の搬送レール 4 受け皿 5 横移動装置 6 モーター 7 螺 軸 8 移動用レール 9 軸受け 10 連結板 11 突 部 12 左右の回動軸 13 カップリング 14 油圧モーター 15 ロール原紙 16 支持アーム 18 コアチャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール原紙の中央搬送レールと、その左
    右両搬送レールとを床に並設し、各搬送レール間には、
    それぞれ前後一対の横移動装置を配設し、各横移動装置
    に設けた軸受けに左右両回動軸の前後両端を支持させ、
    この回動軸にはロール原紙を回転自在に保持するコアチ
    ャック付きの支持アームを装着したことを特徴とする原
    紙掛け機。
JP2338193U 1993-03-26 1993-03-26 原紙掛け機 Expired - Lifetime JPH0750359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2338193U JPH0750359Y2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 原紙掛け機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2338193U JPH0750359Y2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 原紙掛け機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0673016U JPH0673016U (ja) 1994-10-11
JPH0750359Y2 true JPH0750359Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=12108956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2338193U Expired - Lifetime JPH0750359Y2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 原紙掛け機

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JPH0673016U (ja) 1994-10-11

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