JP4620382B2 - シャッタ機構および該機構を具備する自動取引装置 - Google Patents

シャッタ機構および該機構を具備する自動取引装置 Download PDF

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本発明は、自動取引装置等において通帳やカードを挿入または排出する挿入排出口に設けられるシャッタ機構およびシャッタ機構を具備する自動取引装置に関する。
従来、金融機関等で使用されている自動取引装置においては、通帳の処理を行う通帳処理部を有しており、通帳処理部には外部から通帳を挿入するための、および内部から排出するための挿入排出口が設けられている。挿入排出口には外部から異物を挿入されないように、通常、シャッタが設けられている。
他方、通帳処理部では通帳に取引内容を印字するようになっているが、使用中の通帳の印字領域が満杯になると新通帳を発行する。そのために通帳処理部には未使用の通帳を収納する収納部が具備されている。新通帳を発行する際、この収納部から未使用の通帳が繰り出され、所定項目の印字および磁気ストライプへの書込みが行われて顧客に発行される。装置の小型化を図るために、通帳収納部が上記の挿入排出口に近接して配設されている場合、あるいは収納部を多く配設している場合、未使用の通帳を収納部から繰り出す際に、収納部から繰り出した通帳をシャッタでガイドして通帳を退避部に送り込むようにしている。このような装置を開示するものとして、例えば、特開平2−21008号公報に開示するものが挙げられる。
特開平2−21008号公報
しかしながら上記従来の装置においては、シャッタをロックする機構を有していないので、挿入排出部から異物が挿入される可能性があった。本発明はこれに鑑みてなされたもので、媒体をガイドする機能を有しつつ、確実に異物の侵入を防止するシャッタ機構および装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、媒体の挿入排出部に回動可能に設けられ、挿入排出部への異物の挿入を防止するシャッタ部を有するシャッタ機構において、前記シャッタ部を回動させて前記挿入排出部に接続する媒体搬送路に進入または該媒体搬送路から退避させる回動機構と、前記シャッタ部を前記媒体搬送路に進入させた状態で該シャッタ部をロックするロック機構とを設け、前記シャッタ部は前記媒体搬送路とで排出される媒体を抜き取り可能に押さえ、前記シャッタ部と前記媒体搬送路とで押さえられていた媒体が抜き取られると、前記シャッタ部が回動して前記媒体搬送路に進入し、前記ロック機構により前記シャッタ部がロックされることを特徴とする。
また、前記ロック機構は、前記シャッタ部が前記媒体搬送路にある媒体に接触しているときは前記シャッタ部をロックしておらず、前記媒体搬送路にある媒体が抜き取られたときに前記シャッタ部が回動するのに伴って該シャッタ部をロックするようにするとさらによい。
上記構成の本発明によれば、シャッタ部を媒体搬送路に進入させた状態でロックするロック機構を設けたので、挿入排出口から異物が挿入されるのを防止することができるとともに、媒体を排出する際に、シャッタ部で媒体を押さえ、媒体が抜き取られるとシャッタ部が媒体搬送路に進入し、ロック機構によりシャッタ部がロックされるようにしたので、媒体が抜き取られた後、確実に異物の挿入を防止することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。図1は本発明の各実施の形態における媒体処理装置を示す概略側面図、図2は自動取引装置を示す概観図である。図2において、本発明の実施の形態に係る自動取引装置1は、顧客が操作して種々の取引を行うもので、自動取引装置1には、カード挿入排出口2、通帳挿入排出口3、紙幣挿入排出口4、硬貨挿入排出口5、顧客操作部6および接近検知器7が設けられている。カード挿入排出口2は、ここから顧客のカードが挿入または排出されるもので、この内部にはカード処理部が設けられている。
通帳挿入排出口3は、ここから顧客の通帳が挿入または排出されるもので、この内部には後述する通帳処理部が設けられている。紙幣挿入排出口4は、ここから紙幣が挿入又は排出されるもので、その内部には紙幣入出金部が設けられている。硬貨挿入排出口5は、ここから硬貨が挿入又は排出されるもので、その内部には硬貨入出金部が設けられている。接近検知器7は、顧客が自動取引装置1に接近したことを超音波を用いて検知するもので、顧客までの距離や位置を割り出すことが可能である。
図1は媒体処理装置としての通帳処理部を示す。図1において、通帳処理部10には通帳挿入排出口3に接続して通帳搬送路11が設けられている。通帳搬送路11に沿って搬送ローラ(12a、12b、13a、13b、・・・19a、19b)がそれぞれ対で配設されている。また通帳搬送路11に沿って磁気ヘッド20、21が配設されており、磁気ヘッド20は書き込み用のヘッドであり、磁気ヘッド21は読み取り用のヘッドである。さらに通帳処理部10には、改頁部22、印字部23および通帳収納部24a〜24dが設けられている。
改頁部22には通帳の頁を捲る機構が設けられている。印字部23には印字ヘッド25とプラテン26が設けられ、印字ヘッド25により通帳の印字欄に取引内容等を印字する。通帳収納部24a〜24dには未使用の通帳27が収納されている。これらの未使用の通帳27は、使用中の通帳の印字欄が満杯になった場合に、新規通帳として発行するものである。各通帳収納部24a〜24dには通帳27を繰り出すための繰り出しローラ29a〜29dが設けられている。
通帳挿入排出口3の近傍にはシャッタ30が回転可能に配設されている。シャッタ30は、自動取引装置1が待機中の場合等に異物が通帳挿入排出口3から挿入されないようにするためのシャッタ機能と未使用の通帳27を繰り出す場合のガイド機能とを具備している。ガイド機能について説明すると、通帳収納部24a内の通帳27が繰り出しローラ29aにより繰り出された場合、繰り出された通帳27は搬送ローラ12a、12bにより搬送され、さらにシャッタ30によりガイドされてスイッチバック退避路28へ送られ、通帳27の全体が通帳収納部24aから出ると、通帳27は逆方向へ搬送されて、通帳搬送路11へ送り込まれる。
図3は第1の実施の形態のシャッタ機構を示す概略側面図である。図3において、シャッタ30は支点31を中心にシャッタレバー32と一体に回動するように図示しない装置のサイドフレームに取り付けられている。シャッタ30は通帳搬送路11を遮る位置と通帳搬送路11の上方へ退避する位置との間を回動する。シャッタレバー32の上端部32aには突起部33が形成され、下端部32bには丸穴34が形成されている。丸穴34には引張りスプリング35が係止され、スプリング35はシャッタレバー32を常に反時計回り方向に回動するように付勢している。また下端部32bの近傍には開閉検知センサ36が設けられている。開閉検知センサ36は透過型の光センサで構成され、シャッタレバー32の下端部32bが光を遮断することを検知することによりシャッタ30が閉じられている(通帳搬送路11を塞いでいる)ことを検出する。
装置の図示しないフレームには回転部材37が支点38を中心に回転可能に設けられている。図4は回転部材を示す斜視図である。図3、図4において、回転部材37は本体部39とカム部40を有し、本体部39の所定の位置にはストッパ部41が形成されている。カム部40は本体部39からシャッタレバー32側に一段高く形成され、ストッパ部41も同様に一段高く形成されている。シャッタレバー32の突起部33は、図4に示すように、カム部40およびストッパ部41の側壁に接触可能になるように配設されている。シャッタレバー32が常にスプリング35により付勢されているので、突起部33は常にカム部40の側壁に当接している。
図3において、回転部材37の支点38にはギア42が取り付けられ、ギア42はアイドルギア43と噛み合い、アイドルギア43はモータ45のモータギア44と噛み合っている。モータ45を回転することにより回転部材37が回転し、回転部材37が回転することにより、突起部33がカム部40に接しているシャッタレバー32は支点31を中心に回動する。カム部40の回転量によりシャッタレバー32の回動量が変化し、シャッタレバー32の回動量に応じてシャッタ30は開閉動作をする。
またモータ45を回転することにより、図示しない機構を介して搬送ローラ12bが上下方向に移動する。図3に示すようにシャッタ30が閉じているときには、搬送ローラ12bは下げられて上側の搬送ローラ12aから離れている。そして後述するように、モータ45を回転してシャッタ30を開けたとき、即ち、シャッタ30を通帳搬送路11より上方に移動したときには、搬送ローラ12bは上側の搬送ローラ12aに接触するように動作する。
図5はシャッタ機構を制御するための制御系を示すブロック図である。図5において、制御部50は通帳処理部10の動作全体を制御するもので、制御部50は上位制御部51に接続されている。上位制御部51は自動取引装置1を制御する制御部で、制御部50は上位制御部51からの指示により動作する。制御部50にはモータ駆動回路52、53および開閉検知センサ36が接続されている。モータ駆動回路52は図3に示すモータ45を駆動する回路で、モータ駆動回路53は搬送ローラ12a、12bを駆動するモータ54を駆動する。制御部50の制御機能はこれ以外にもあるが、図5には本実施の形態に関する部分のみを示した。
次に第1の実施の形態の動作を説明する。図6は第1の実施の形態の動作を示すフローチャート、図7、図8は第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
顧客が自動取引装置1に接近すると、顧客操作部6に操作ガイダンスが表示され、顧客はそのガイダンスに従って取引種別を選択する。なお顧客が取引種別を選択する前の待機状態においては、シャッタ機構は図3に示す状態にあり、シャッタ30は閉じた状態で、シャッタレバー32の突起部33は回転部材37のストッパ部41の内側にあって回転部材37が時計回り方向への回転をストッパ部41により阻止されている状態、即ちロック状態にある。顧客が通帳を使用する取引を選択すると(ステップ1)、上位制御部51からの指示により制御部50はモータ45を所定量正回転させる(ステップ2)。ここで正回転というのは、図3における時計回り方向のことで、これにより回転部材37は図3に示す状態から時計回り方向に回転する。
回転部材37が回転すると、ストッパ部41は突起部33に対向する位置から移動してロック状態は解除される。突起部33はカム部40の側壁に当接し続け、カム部40の回転によりカム部40に押されてシャッタレバー32を時計回り方向に回転させる方向に移動する。これによりシャッタレバー32は時計回り方向に回動し、同時にシャッタ30も同方向に回動する。回転部材37は、図7に示すように、シャッタ30が通帳搬送路11を開けるまで回転し、シャッタ30が通帳搬送路11を開けた位置で回転を停止する。
このときシャッタレバー32の下端部32bは開閉検知センサ36から外れる。下端部32bが開閉検知センサ36から外れたことにより、制御部50はシャッタ30が開いていることを検知する。またこのとき搬送ローラ12bは上側の搬送ローラ12aに接触した状態になる。
顧客が媒体(通帳)Pを通帳挿入排出口3から挿入すると、図示しない検知センサにより挿入が検知され、制御部50はモータ駆動回路53を駆動してモータ54を回転し、搬送ローラ12aを回転させる。これにより通帳Pは装置内部へ吸入され、取引に応じた処理が行われる。
装置内部への通帳Pの吸入が図示しない検知センサにより検知されると(ステップ3)、制御部50はモータ45をステップ2のときとは逆方向に所定量回転させる(ステップ4)。これにより回転部材37、シャッタレバー32およびシャッタ30は図3に示す状態に戻る。この状態では異物を通帳挿入排出口3から挿入しようとしても、シャッタレバー32がロックされているので、挿入された通帳Pの処理を行っている間、通帳挿入排出口3から異物が挿入されるのを防止することができる。
通帳処理部10において挿入された通帳Pに対して処理が完了すると、完了の通知が上位制御部51から制御部50へ送られる(ステップ5)。完了通知を受けた制御部50は、ステップ2と同様に、モータ45を所定量正回転させる(ステップ6)。回転部材37、シャッタレバー32、シャッタ30および搬送ローラ12bは再び図7に示す状態になり、この状態で通帳Pは通帳挿入排出口3へ排出される。通帳Pは先端部を通帳挿入排出口3から若干突出した状態まで搬送して停止される。この状態では通帳Pは搬送ローラ12aと搬送ローラ12bとで保持している。
通帳Pが通帳挿入排出口3まで搬送されてきたことが図示しない検知センサにより検知されると(ステップ7)、制御部50はモータ45を一定量逆回転させる(ステップ8)。モータ45の逆回転により回転部材37は反時計回り方向に回転し、シャッタレバー32はカム部40に追随して同方向へ回ろうとする。しかしながら通帳搬送路11に通帳Pがあるので、シャッタ30が通帳Pに当接してシャッタレバー32の回動が阻止される。この状態を図8に示す。モータ45は回転部材37が図8に示す位置まで回転した位置で停止される。
このとき回転部材37のストッパ部41はシャッタレバー32の突起部33をロックしない位置にあり、搬送ローラ12bは上部の搬送ローラ12aから離れ、また開閉検知センサ36はシャッタレバー32を検知していない状態にある。開閉検知センサ36がシャッタレバー32を検知していないことにより、制御部50はシャッタ30が完全に閉まっていないと、および通帳Pが抜き取られていないと判断している。またこのとき通帳Pはスプリング35の引張り力によりシャッタ30と通帳搬送路11の下部との間に抜き取り可能に挟まれている。シャッタ30が通帳Pを押さえているので、通帳Pの通帳挿入排出口3からの落下を防ぐことができる。
顧客により通帳Pが抜き取られと、シャッタ30の回動を阻止するものがなくなるので、シャッタ30はシャッタレバー32とともに反時計回り方向に回動し、シャッタ30は通帳搬送路11を閉じ、突起部33はカム部40の側壁に当接する。またシャッタレバー32の回動により開閉検知センサ36がシャッタレバー32の下端部32bを検知し(ステップ9)、これにより制御部50は通帳Pが抜き取られたと判断し、モータ45をさらに逆回転させ(ステップ10)、回転部材37を図3に示す位置へ移動させる。これによりシャッタ30は閉じた状態でロックされる。
以上のように第1の実施の形態では、装置が待機状態にあるとき、および通帳が装置内部に挿入されて処理が行われている間、シャッタ30をロックしているので、待機時および処理時に異物が装置内に挿入されるのを防止することができる。
上記第1の実施の形態では、通帳の処理が完了した後、通帳Pが抜き取り位置まで搬送され、顧客が通帳Pを抜き取ると、シャッタレバー32が回動し、開閉検知センサ36がシャッタレバー32を検知してからモータ45でカム部40を回転してロック状態にしている。即ち、通帳の抜き取りからロックするまでに時間がかかり、この間に異物が挿入されないとも限らない。この点を改良した第2の実施の形態を次に説明する。
図9は第2の実施の形態のシャッタ機構を示す概略側面図である。第2の実施の形態のシャッタ機構は、シャッタをロックするロック機構が第1の実施の形態と異なる。図9において、第1の実施の形態と同様に、シャッタ30とシャッタレバー32が一体に支点31を中心に回動可能に設けられている。また回転部材37がモータ45により回転可能に設けられ、回転部材37にはカム部材40が形成されている。しかしながら回転部材37にはストッパ部は設けられていない。
回転部材37の上部にはシャッタロックレバー60が支点61を中心に回転自在設けられている。シャッタロックレバー60はロック時にシャッタ30の動作を固定するもので、下辺部に矩形の切欠き部62が形成されている。シャッタロックレバー60は、その下辺部63が回転部材37のカム部40の側壁に当接する位置に設けられている。
その他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。即ち、モータ45が回転すると、図示しない機構により下側の搬送ローラ12bが上下動して上側の搬送ローラ12aに接離し、その接離のタイミングは回転部材37のカム部40の位置と連動している。シャッタ30が通帳搬送路11を閉じているときは、下側の搬送ローラ12bは上側の搬送ローラ12aに接している場合と離れている場合の2つの場合がある。なお第2の実施の形態ではシャッタレバー32の下端部32bを検知する開閉検知センサは設けられていない。
次に第2の実施の形態の動作を説明する。図10は第2の実施の形態の動作を示すフローチャート、図11乃至図14は第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。なお以下の動作の説明において、図5の第1の実施の形態の制御ブロック図を流用する。
顧客が自動取引装置1に接近すると、顧客操作部6に操作ガイダンスが表示され、顧客はそのガイダンスに従って取引種別を選択する。なお顧客が取引種別を選択する前の待機状態においては、シャッタ機構は図9に示す状態にあり、シャッタ30は閉じた状態で、シャッタレバー32の突起部33がシャッタロックレバー60の切欠き部62の内側にあって、シャッタレバー32の時計回り方向への回転が阻止されている状態、即ちロック状態にある。なおこのとき下側の搬送ローラ12bは上側搬送ローラ12aから離れている。顧客が通帳を使用する取引を選択すると(ステップ11)、上位制御部51からの指示により制御部50はモータ45を所定量正回転させる(ステップ12)。ここで正回転というのは、図9における時計回り方向のことで、これにより回転部材37は図9に示す状態から時計回り方向に回転する。
回転部材37が回転すると、シャッタロックレバー60の下辺部63に当接するカム部40の回転によりシャッタロックレバー60が押し上げられる。この状態を図11に示す。シャッタロックレバー60が押し上げられることにより、シャッタレバー32の突起部33が切欠き部62から抜け出てロック状態が解除される。
回転部材37はさらに回転し、突起部33はカム部40の側壁に当接し続け、カム部40の回転によりカム部40に押されてシャッタレバー32を時計回り方向に回転させる方向に移動する。これによりシャッタレバー32は時計回り方向に回動し、同時にシャッタ30も同方向に回動し、図12に示すように、通帳搬送路11を搬送可能に開ける。また下側搬送ローラ12bは上側搬送ローラ12aに接近する。最終的に回転部材37は、図13に示す位置まで回転し、このとき通帳搬送路11は開けられた状態で、下側搬送ローラ12bは上側搬送ローラ12aに接している。この状態で回転部材37は回転を停止する。
顧客が媒体(通帳)Pを通帳挿入排出口3から挿入すると、図示しない検知センサにより挿入が検知され、制御部50はモータ駆動回路53を駆動してモータ54を回転し、搬送ローラ12aを回転させる。これにより通帳Pは装置内部へ吸入され、取引に応じた処理が行われる。
装置内部への通帳Pの吸入が図示しない検知センサにより検知されると(ステップ13)、制御部50はモータ45をステップ12のときとは逆方向に所定量回転させる(ステップ14)。これにより回転部材37、シャッタレバー32およびシャッタ30は図9に示す状態に戻る。この状態では異物を通帳挿入排出口3から挿入しようとしても、シャッタレバー32がシャッタロックレバー60によりロックされているので、挿入された通帳Pの処理を行っている間、通帳挿入排出口3から異物が挿入されるのを防止することができる。
通帳処理部10において挿入された通帳Pに対して処理が完了すると、完了の通知が上位制御部51から制御部50へ送られる(ステップ15)。完了通知を受けた制御部50は、ステップ12と同様に、モータ45を所定量正回転させる(ステップ16)。回転部材37、シャッタレバー32、シャッタ30、シャッタロックレバー60および搬送ローラ12bは再び図13に示す状態になり、この状態で通帳Pは通帳挿入排出口3へ排出される。通帳Pは先端部を通帳挿入排出口3から若干突出した状態まで搬送して停止される。この状態では通帳Pは搬送ローラ12aと搬送ローラ12bとで保持している。
通帳Pが通帳挿入排出口3まで搬送されてきたことが図示しない検知センサにより検知されると(ステップ17)、制御部50はモータ45を所定量逆回転させる(ステップ18)。モータ45の逆回転により回転部材37は反時計回り方向に回転し、シャッタレバー32はカム部40に追随して同方向へ回ろうとする。しかしながら通帳搬送路11に通帳Pがあるので、シャッタ30が通帳Pに当接してシャッタレバー32の回動が阻止される。この状態を図14に示す。モータ45は回転部材37が図14に示す位置、即ち、図9に示す位置と同じ待機位置で停止される。
このときシャッタロックレバー60は先端部64の下辺部64aがシャッタレバー32の突起部33に当接して回動を阻止されている。また下側搬送ローラ12bは上側の搬送ローラ12aから離れている。またこのとき通帳Pはスプリング35の引張り力によりシャッタ30と通帳搬送路11の下部との間に抜き取り可能に挟まれている。シャッタ30が通帳Pを押さえているので、通帳Pの通帳挿入排出口3からの落下を防ぐことができる。
顧客により通帳Pが抜き取られと、シャッタ30の回動を阻止するものがなくなるので、シャッタ30はシャッタレバー32とともに反時計回り方向に回動し、シャッタ30は通帳搬送路11を閉じ、突起部33はカム部40の側壁に当接する。またシャッタレバー32の回動によりシャッタロックレバー60が時計回り方向に回動し、図9に示すように突起部33はシャッタロックレバー60の切欠き部62内に入り込み、ロック状態になる。なお通帳Pの抜き取りは図示しない検知センサにより検知される(ステップ19)。
上記の説明では、シャッタロックレバー60の回動動作は自重により行われるものとしたが、スプリング等の付勢手段を設けてシャッタロックレバー60を常時カム部40もしくは突起部33に当接させるようにしてもよい。
以上のように第2の実施の形態では、装置が待機状態にあるとき、および通帳が装置内部に挿入されて処理が行われている間、シャッタ30をロックしているので、待機時および処理時に異物が装置内に挿入されるのを防止することができるという効果に加えて、通帳処理が完了して通帳が顧客により抜き取られると、通帳の抜き取りをセンサで検知することなく、抜き取りの直後にシャッタ30でロックできる効果を得られる。
本発明の各実施の形態における媒体処理装置を示す概略側面図である。 自動取引装置を示す概観図である。 第1の実施の形態のシャッタ機構を示す概略側面図である。 回転部材を示す斜視図である。 シャッタ機構を制御するための制御系を示すブロック図である。 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 第1の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態のシャッタ機構を示す概略側面図である。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。 第2の実施の形態の動作を示す動作説明図である。
符号の説明
3 通帳挿入排出口
10 通帳処理部
11 通帳搬送路
30 シャッタ
32 シャッタレバー
37 回転部材
40 カム部
41 ストッパ部
60 シャッタロックレバー

Claims (2)

  1. 媒体の挿入排出部に回動可能に設けられ、挿入排出部への異物の挿入を防止するシャッタ部を有するシャッタ機構において、
    前記シャッタ部を回動させて前記挿入排出部に接続する媒体搬送路に進入または該媒体搬送路から退避させる回動機構と、
    前記シャッタ部を前記媒体搬送路に進入させた状態で該シャッタ部をロックするロック機構とを設け、
    前記シャッタ部は前記媒体搬送路とで排出される媒体を抜き取り可能に押さえ、前記シャッタ部と前記媒体搬送路とで押さえられていた媒体が抜き取られると、前記シャッタ部が回動して前記媒体搬送路に進入し、前記ロック機構により前記シャッタ部がロックされることを特徴とするシャッタ機構。
  2. 上記請求項1のシャッタ機構を有する自動取引装置。
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