JP2002092694A - 自動取引装置および媒体処理装置 - Google Patents

自動取引装置および媒体処理装置

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JP2002092694A
JP2002092694A JP2000280543A JP2000280543A JP2002092694A JP 2002092694 A JP2002092694 A JP 2002092694A JP 2000280543 A JP2000280543 A JP 2000280543A JP 2000280543 A JP2000280543 A JP 2000280543A JP 2002092694 A JP2002092694 A JP 2002092694A
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Kiyotaka Setoguchi
清高 瀬戸口
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払込書および通帳を処理できる複合媒体処理
ユニットにおいて、媒体の取り込み後速やかにその媒体
の種類に応じた処理手順を開始することを可能とし、処
理効率を改善する。 【解決手段】 取込機構20によって媒体の取り込みが
行われる領域に各々異なる位置での媒体の通過を検知す
るための複数のセンサSC01〜SC10を配設してお
き、これらのセンサの出力に基づき当該媒体の種類の判
定、スキューの判定、不適格媒体の判定などの鑑査を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関において用いられる自動取引装置および媒体処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、銀行等の金融機関においては、紙
幣や硬貨の預金および出金処理を自動的に受け付ける現
金自動預出金機(以下、単にATMと称する)が広く利
用されている。
【0003】このATMに搭載されるユニットの一つ
に、払込書や通帳などの異種媒体を取り込んで夫々の媒
体種に応じた処理を行う複合媒体処理ユニットがある。
この複合媒体処理ユニットでは、払込書の取り込みか
ら、書面イメージの読み込み、文字認識、印字、収納ま
での払込書に対する一連の処理と、通帳の取り込みか
ら、磁気ストライプの読み取り、印字、返却、ならびに
新規通帳の発行といった通帳に対する一連の処理とが実
行される。したがって、このような複合媒体処理ユニッ
トでは、挿入された媒体の種類を識別し、識別した媒体
の種類に応じた処理手順を決定している。
【0004】媒体の識別方法には、取込機構によって基
準搬送位置まで搬送されてきた媒体について、その種類
を複数の光センサの明暗のパターンに基づいて識別する
方法や、媒体のイメージをスキャナで読み込み画像処理
を通じて媒体の種類を識別する方法などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記既知の媒
体識別方法は、いずれも取込機構による取り込みを終え
た媒体に対して行われており、媒体の種類に応じて処理
手順を切り替える複合媒体処理ユニットにとっては、媒
体の識別が完了するまで処理の起動を待機しなければな
らず、このことは媒体処理の効率化(高速化)の妨げと
なっていた。
【0006】また、通帳の磁気ストライプの読み取り、
および払込書のイメージからの文字認識の精度は、取込
機構によって媒体が1枚ずつ正しい姿勢で取り込まれな
ければ保証されない。しかし、取込機構までの媒体の投
入は利用者の手作業であり、このとき媒体が傾いて挿入
されたり複数重ねて挿入されても、取込機構は媒体の取
り込みを行ってしまう。このことに起因して磁気ストラ
イプの読み取りエラーや文字認識エラーが発生し、効率
が低下するという問題があった。
【0007】さらに、取込機構では挿入された媒体を無
条件に取り込むことから、不適切な媒体もユニット内に
取り込まれ、内部ではじめてその不都合が検知されてリ
カバリが行われる。したがって、このような点からも時
間のロスがうまれ、効率の低下をきたす。
【0008】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、媒体の取り込み後速やかにその媒体の種類に応
じた処理手順を開始でき、処理の効率化を図ることので
きる自動取引装置および媒体処理装置の提供を目的とし
ている。
【0009】また、本発明は、媒体のスキューを早期に
検出して、速やかにその媒体を放出することのできる信
頼性の高い自動取引装置および媒体処理装置の提供を目
的とする。
【0010】さらに、本発明は、不適格媒体の取り込み
を防止することのできる信頼性の高い自動取引装置およ
び媒体処理装置の提供を目的とする。
【0011】さらに、本発明は、挿入された通帳の開閉
状態を早期に検出することのできる自動取引装置および
媒体処理装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の媒体処理装置は、外形の異なる複数の種
類の媒体を挿入可能な挿入口と、前記挿入口より挿入さ
れた前記媒体を取り込む取込機構と、前記取込機構によ
って取り込まれた前記媒体に対して該媒体の種類に応じ
た処理を行う処理部と、前記取込機構による前記媒体の
取り込みが行われる領域内で前記媒体の鑑査を行う媒体
鑑査手段とを有することを特徴とする。
【0013】本発明は、取込機構による媒体の操作を許
容する媒体搬送領域内で、その媒体のたとえば種別、ス
キュー、不適格媒体の判定といった鑑査を行うことによ
って、取込機構による媒体の取り込み後速やかに、その
媒体の種類に応じた処理手順を起動させることができ、
処理効率を高めることができるとともに、スキューや媒
体不適格の早期発見が可能となり、これらのエラー媒体
を取込機構を通じて速やかに放出することができる。
【0014】また、本発明の媒体処理装置は、外形の異
なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、前記挿入
口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構と、前記
取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該媒体
の種類に応じた処理を行う処理部と、前記取込機構によ
る前記媒体の取り込みが行われる領域内の複数の箇所で
前記媒体の通過を個別に検出する複数の検知器と、前記
複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類を判
定するための判定手段とを有することを特徴とする。
【0015】本発明は、複数の検知器により、取込機構
による媒体の操作を許容する媒体搬送領域内の複数の箇
所で媒体の通過を個別に検知し、この検知結果に基づい
て媒体の種類を判定することによって、取り込まれた媒
体の種類に応じた処理手順を起動させることができ、処
理効率を高めることができる。
【0016】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の媒体処理装置は、外形の異なる複数の種類の媒体を
挿入可能な挿入口と、前記挿入口より挿入された前記媒
体を取り込む取込機構と、前記取込機構によって取り込
まれた前記媒体に対して該媒体の種類に応じた処理を行
う処理部と、前記取込機構による前記媒体の取り込みが
行われる領域内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に
検出する複数の検知器と、前記複数の検知器の検知結果
に基づいて前記媒体の種類の判定およびスキュー判定を
行うための判定手段とを有することを特徴とする。
【0017】本発明は、複数の検知器により、取込機構
による媒体の操作を許容する媒体搬送領域内の複数の箇
所で媒体の通過を個別に検知し、この検知結果に基づい
て媒体の種類の判定およびスキュー判定を行うことによ
って、取り込まれた媒体の種類に応じた処理手順を起動
させることができ、処理効率が向上するとともに、取り
込み時に媒体のスキューを判定して媒体を速やかに放出
することが可能になることで、取り込み後の媒体の処理
においてスキューによるエラーが生じることを防止する
ことができる。
【0018】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の媒体処理装置は、処理されるべき媒体として払込書
および通帳を挿入可能な挿入口と、前記挿入口より挿入
された前記媒体を取り込む取込機構と、前記取込機構に
よって取り込まれた前記払込書に対する処理を行う払込
書処理部と、前記取込機構によって取り込まれた前記通
帳に対する処理を行う通帳処理部と、前記取込機構によ
る前記媒体の取り込みが行われる領域内で前記媒体の鑑
査を行う媒体鑑査手段とを有することを特徴とする。
【0019】本発明は、取込機構による媒体の操作を許
容する媒体搬送領域内で、その媒体のたとえば種別、ス
キュー、不適格媒体の判定といった鑑査を行うことによ
って、取込機構による媒体の取り込み後速やかに、その
媒体の種類に応じた払込書処理部/通帳処理部を起動さ
せることができ、処理効率を高めることができるととも
に、スキューや媒体不適格の早期発見が可能となり、こ
れらのエラー媒体を取込機構を通じて速やかに放出する
ことができる。
【0020】また、上記目的を達成するために、本発明
の媒体処理装置は、処理されるべき媒体として払込書お
よび通帳を挿入可能な挿入口と、前記挿入口より挿入さ
れた前記媒体を取り込む取込機構と、前記取込機構によ
って取り込まれた前記払込書に対する処理を行う払込書
処理部と、前記取込機構によって取り込まれた前記通帳
に対する処理を行う通帳処理部と、前記取込機構による
前記媒体の取り込みが行われる領域内の複数の箇所で前
記媒体の通過を個別に検出する複数の検知器と、前記複
数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類を判定
するための判定手段とを有することを特徴とする。
【0021】本発明は、複数の検知器により、取込機構
による媒体の操作を許容する媒体搬送領域内の複数の箇
所で媒体の通過を個別に検知し、この検知結果に基づい
て媒体の種類を判定することによって、取込機構による
媒体の取り込み後速やかに、その媒体の種類に応じた払
込書処理部/通帳処理部を起動させることができ、処理
効率を高めることができる。
【0022】また、上記目的を達成するために、本発明
の媒体処理装置は、処理されるべき媒体として払込書お
よび通帳を挿入可能な挿入口と、前記挿入口より挿入さ
れた前記媒体を取り込む取込機構と、前記取込機構によ
って取り込まれた前記払込書に対する処理を行う払込書
処理部と、前記取込機構によって取り込まれた前記通帳
に対する処理を行う通帳処理部と、前記取込機構による
前記媒体の取り込みが行われる領域内の複数の箇所で前
記媒体の通過を個別に検出する複数の検知器と、前記複
数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類の判定
およびスキュー判定を行うための判定手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0023】本発明は、複数の検知器により、取込機構
による媒体の操作を許容する媒体搬送領域内の複数の箇
所で媒体の通過を個別に検知し、この検知結果に基づい
て媒体の種類の判定およびスキュー判定を行うことによ
って、媒体の取り込み後速やかに、その媒体の種類に応
じた払込書処理部/通帳処理部を起動させることがで
き、処理効率を高めることができるとともに、取り込み
時に媒体のスキューを判定して媒体を速やかに放出する
ことが可能になることで、取り込み後の媒体の処理にお
いてスキューによるエラーが生じることを防止すること
ができる。
【0024】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の媒体処理装置は、処理されるべき媒体として払込書
および複数の種類の通帳を挿入可能な挿入口と、前記挿
入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構と、前
記取込機構によって取り込まれた前記払込書に対する処
理を行う払込書処理部と、前記取込機構によって取り込
まれた前記通帳に対して該通帳の種類に応じた処理を行
う通帳処理部と、前記取込機構による前記媒体の取り込
みが行われる領域内の複数の箇所で前記媒体の通過を個
別に検出する複数の検知器と、前記複数の検知器の検知
結果に基づいて前記媒体の種類の判定、スキュー判定、
および前記媒体が通帳である場合の該通帳の開閉状態の
判定を行うための判定手段とを有することを特徴とす
る。
【0025】本発明は、前記の発明と同様の効果が得ら
れるとともに、媒体が通帳であると判定された場合にそ
の通帳が開いた状態にあるか閉じた状態にあるかを判定
することができ、夫々の場合においての通帳処理部内で
の処理を決定することができる。
【0026】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の自動取引装置は、複合媒体処理ユニットを備えた自
動取引装置において、前記複合媒体処理ユニットが、外
形の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、前
記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
と、前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対し
て該媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、前記取込
機構による前記媒体の取り込みが行われる領域内で前記
媒体の鑑査を行う媒体鑑査手段とを有することを特徴と
する。
【0027】また、上記目的を達成するために、本発明
の自動取引装置は、複合媒体処理ユニットを備えた自動
取引装置において、前記複合媒体処理ユニットが、外形
の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、前記
挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構と、
前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、前記取込機構
による前記媒体の取り込みが行われる領域内の複数の箇
所で前記媒体の通過を個別に検出する複数の検知器と、
前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
を判定するための判定手段とを有することを特徴とす
る。
【0028】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の自動取引装置は、複合媒体処理ユニットを備えた自
動取引装置において、前記複合媒体処理ユニットが、外
形の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、前
記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
と、前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対し
て該媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、前記取込
機構による前記媒体の取り込みが行われる領域内の複数
の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数の検知器
と、前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の
種類の判定およびスキュー判定を行うための判定手段と
を有することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は本発明の一実施形態である現金自動
預出金機(以下、単にATMと称する)の外観図であ
る。
【0031】同図に示すように、このATM100は、
磁気カードのデータを読み取るカードユニット101、
払込書および通帳などの異種媒体に対する各種処理を行
う複合媒体処理ユニット102、紙幣の受け入れや払い
出しなどの処理を行う紙幣ユニット103、硬貨の受け
入れや払い出しなどの処理を行う硬貨ユニット104
と、そして利用者の操作入力の受け入れと利用者への案
内メッセージの表示を行うタッチパネルなどからなる操
作パネル105で構成される。
【0032】図2に、上記複合媒体処理ユニット102
の構成を示す。同図に示すように、複合媒体処理ユニッ
ト102は、利用者からの払込書、通帳などの媒体の投
入を受け入れる接客口1と、この接客口1より投入され
た媒体を自動で取り込む取込機構20と、取り込まれた
払込書に記載された文字を光学的に読み込むOCR部2
と、払込書および通帳への印字を行う印字部3と、印字
を終えた払込書を収納する媒体収納部4と、通帳に貼り
つけられた磁気ストライプに対してリード/ライトを行
う磁気ストライプリード/ライト部5と、通帳(200
0号通帳)のページめくり操作を行うページめくり機構
6と、新規通帳の発行を行う通帳発行部7とを備えて構
成される。
【0033】取込機構20は、取込用のローラ対である
搬送ローラ21とピンチローラ22とからなり、接客口
1から投入された媒体をローラ間に捕捉しつつ自転する
ことによって媒体の取り込みを行う。ピンチローラ22
は取り込む媒体の厚みに応じて搬送ローラ21の周面に
対して進退自在に支持されている。
【0034】本ATM100における払込処理は次のよ
うに行われる。
【0035】まず、タッチパネルなどからなる操作パネ
ル105上で、利用者が、画面ガイダンス、音声ガイダ
ンス等の指示に従い払込書の取引を選択する。払込取引
が選択されると、複合媒体処理ユニット102内の異物
挿入防止シャッタ(挿入ガイド板)が開き、複合媒体処
理ユニット102は媒体受入待機の状態となる。
【0036】複合媒体処理ユニット102に接客口1よ
り払込書が挿入されたことが後述のセンサによって判別
されると、取込機構20の搬送ローラ21およびピンチ
ローラ22が駆動されて払込書の取り込みが開始され
る。
【0037】この後、取込機構20によって取り込まれ
た払込書に対してOCR部2で払込書のイメージの読み
込みが行われる。読み込まれたイメージは図示しない文
字認識部に送られ、この結果、払込書に記入された払込
先口座番号、金額などの取引データが取得されるととも
に、必要な記入欄の文字の有無等の確認が行われる。続
いて、操作パネル105に、読み取られた払込書のイメ
ージと文字認識の結果とが並んで表示される。利用者は
その表示内容に間違いがないことを確認後、操作パネル
105上の確認キーを押す。すると紙幣ユニット10
3、硬貨ユニット104への現金の投入、カードユニッ
ト101へのカードの投入が利用者に対して指示され、
以後、払込先の口座への払込などの取引が行われる。
【0038】また、通帳により精算を行う場合は、複合
媒体処理ユニット102への通帳の投入が利用者に指示
されるとともに、払込書の場合と同様に、異物挿入防止
シャッタが開いて複合媒体処理ユニット102は媒体受
入待機の状態となる。そして通帳が挿入されたことが後
述のセンサによって判別されると、取込機構20による
通帳の取り込みが開始される。この後、取込機構20に
よって取り込まれた通帳の磁気ストライプが磁気ストラ
イプリード/ライト部5によって読み込まれ、これによ
って取得した利用者の情報を基にその利用者がもつ口座
から払込先の口座への払込などの取引が行われる。
【0039】取引が完了すると、通帳は印字部3へ移動
され、この印字部3によって取引結果が記帳される。さ
らにこの後、通帳は磁気ストライプリード/ライト部5
へ戻され、ここで通帳の磁気ストライプへの取引結果の
記録が行われた後、取込機構20を介して接客口1へ返
却される。この後、払込書が印字部3へ移動され、印字
部3で払込書への取扱日時、取扱局などの必要な情報印
字がなされる。印字を終えた払込書は媒体収納部4に搬
送されて収納される。
【0040】次に、この複合媒体処理ユニット102の
取込機構20の詳細について説明する。図3は取込機構
20の周辺の平面図および側面図である。
【0041】同図に示すように、搬送ローラ21とピン
チローラ22との組み合わせで構成される媒体取込用の
ローラ対21,22は、払込書、通帳(縦/横型通帳、
2000号通帳)などの外形の異なる複数の種類の媒体
の取り込み操作に備え、搬送路の幅方向に複数(本例で
は3組)並設されている。各々のローラ対21,22は
互いに独立しており、各々のピンチローラ22は搬送ロ
ーラ21との間を通過する媒体の厚さに応じて各々独立
して進退するようになっている。
【0042】また、取込機構20には、複合媒体処理ユ
ニット102の待機時などに異物挿入防止シャッタとし
て機能するとともに、接客口1への媒体の挿入時に媒体
の先端を取込機構20のローラ対21,22の間へ案内
するための挿入ガイド板23が設けられている。
【0043】そして、図3に示すように、この取込機構
20によって媒体の取り込みが行われる領域には、各々
異なる位置での媒体の通過を検知するための複数のセン
サSC01〜SC10が配設されている。センサには、
たとえば本実施形態では光透過型センサが用いられてい
る。夫々のセンサの役割は以下の通りである。
【0044】SC01は、払込書(半券有り)Paの左
先端を検知するセンサである。SC02は、挿入された
媒体の右寄せの状態を検知するためのセンサである。S
C03とSC04は、挿入された媒体の有無検知用なら
びに通帳Pb,Pcのスキュー検知用のセンサである。
SC05およびSC06は、払込書(半券有り)Paの
スキュー検知用のセンサである。SC07は、払込書P
aの保守用穴を検知するセンサである。SC08とSC
09は、払込書Paのスキュー検知用、ならびに縦/横
型通帳Paと2000号通帳Pcとの判定用のセンサで
ある。そしてSC10は、縦/横型通帳Paおよび20
00号通帳Pcの長さ測定用のセンサである。なお、符
号31に示すラインは、利用者がマニュアルで媒体を挿
入する際の限界である。すなわち、取込機構20の起動
前、媒体は接客口1を通じて、その先端が搬送ローラ2
1に突き当たる位置までマニュアルで挿入されるように
なっている。
【0045】次に、本実施形態の複合媒体処理ユニット
102の機構制御部の構成について説明する。図4に、
かかる機構制御部の構成を示す。
【0046】同図に示すように、複合媒体処理ユニット
102のシステムボード41には、CPUボード43、
データ処理ボード44、I/Oポート45,46などが
搭載されており、これらは内部バス47を通じて相互に
通信を行う。また、CPUボード43はATM100の
総合制御部42と通信可能である。
【0047】データ処理ボード44は、磁気ストライプ
リード/ライト部5によるリード/ライトデータの処理
を行うとともに、印字部3の印字パターンデータの生成
処理などを行う。磁気ヘッドドライバボード48は、デ
ータ処理ボード44で生成された磁気ヘッド用の記録デ
ータに基づいて磁気ストライプリード/ライト部5の磁
気ヘッド49を駆動し、かつ磁気ヘッド49によって通
帳Pb,Pcの磁気ストライブから読み出された信号の
処理を行う。印字ドライブボード50はデータ処理ボー
ド44によって生成された印字パターンデータに基づい
て印字部3の印字ドットヘッド51を駆動する。
【0048】また、システムボード41のI/Oポート
45にはOCR部2が接続され、別のI/Oポート46
には、搬送モータ、ソレノイドなどの各種駆動系へのド
ライブ信号を供給したり、各センサSC01〜SC10
の出力を監視するドライバボード52が接続されてい
る。ドライバボード52で得られた各センサSC01〜
SC10の検知信号はI/Oポート45、内部バス47
を通じてCPUボード43に送られる。CPUボード4
3に搭載された図示しないメモリには、少なくとも、各
センサSC01〜SC10の検知信号に基づいて、以下
に説明する手順を実行するファームウェアが格納されて
いる。
【0049】次に、本実施形態の複合媒体処理ユニット
102において、媒体の取り込みを行う際の動作を説明
する。図5に、この媒体の取り込み時の処理フローを示
す。
【0050】複合媒体処理ユニット102は、媒体の受
入待ち状態にあるものとする(ステップ101)。ま
ず、利用者は、接客口1から、媒体を搬送路の右端に寄
せた状態で複合媒体処理ユニット102内に挿入する。
このとき媒体は、その先端が取込機構20の搬送ローラ
21に突き当たる位置31(図3)までマニュアルで挿
入される(ステップ102)。
【0051】ここで、センサSC02の出力の明暗によ
って、媒体が搬送路の右端に寄せてセットされているか
どうかの確認が行われる(ステップ103)。なお、媒
体がセンサの光を遮断するときのセンサの出力は”
暗”、その他の場合は”明”であるとする。
【0052】センサSC02の出力が”暗”であること
が確認されることによって媒体が搬送路の右端に正しく
セットされていることが判定され、同時にセンサSC0
3とセンサSC04の各出力がともに”暗”であること
が確認できたところで(ステップ104)、媒体の種類
の判定、スキューの判定、不適格媒体の判定などの鑑査
が開始される。媒体が右寄せ状態にない場合、あるいは
センサSC03とセンサSC04の各出力が同時に”
暗”となっていない場合は媒体の鑑査は開始されない。
【0053】媒体の鑑査は以下のように行われる。図6
に示すように、SC01,SC02,SC03,SC0
4の各センサの出力が同時に”暗”になったとき(ステ
ップ103のYES→ステップ104のYES→ステッ
プ105のYES)、その媒体を払込書(半券有り)P
aであると判定する(ステップ106)。なお、センサ
SC05とセンサSC06の出力は、先端角が折れた払
込書(半券有り)Paが挿入された場合に必ずしも”
暗”とはならない。
【0054】また、図7、図8に示すように、SC0
2,SC03,SC04の各センサの出力が同時に”
暗”で、かつセンサSC01の出力が”明”のとき(ス
テップ103のYES→ステップ104のYES→ステ
ップ105のNO→ステップ107のYES)、その媒
体が通帳であることが判定される(ステップ108)。
なお、センサSC06の出力は媒体の状況によって明と
暗の両方が状態が発生する。
【0055】また、センサSC02とセンサSC04の
各出力が同時に”暗”となり、かつセンサSC01とセ
ンサSC03の各出力が同時に”明”になったとき(ス
テップ103のYES→ステップ104のYES→ステ
ップ105のNO→ステップ107のNO)、その媒体
を払込書(半券無し)Paであると判定する(ステップ
109)。なお、センサSC06の出力は払込書(半券
無し)Paの先端角が折れている場合は必ずしも”暗”
とはならない。
【0056】ステップ106で、媒体が払込書(半券有
り)Paであると判定されると、搬送ローラ21のモー
タが駆動され、媒体の取り込みが開始される(ステップ
110)。この媒体の取り込み中に、センサSC05の
出力が”暗”の期間とセンサSC06の出力が”暗”の
期間とのずれ量を求め、このずれ量を基にスキューの有
無の判定を行うとともに、センサSC08およびセンサ
SC09の各出力が”暗”の時間を測定して媒体の長さ
を判定する(ステップ111)。
【0057】測定されたずれ量が決められた値以上であ
る場合はスキュー有りとみなして媒体の取り込みを中止
し、取込機構20の搬送ローラ21を逆回転させること
によって直ちにその媒体を接客口1に放出する。また、
測定された媒体の長さが払込書(半券有り)Paと一致
しない場合は、その媒体を不適格媒体とみなして取り込
みを中止し、その媒体を放出する(ステップ112)。
【0058】測定されたずれ量が決められた値未満で、
かつ判定された媒体の長さが払込書(半券有り)Paの
長さと一致する場合、その媒体は正常な払込書(半券有
り)Paとしてユニット102内で処理される(ステッ
プ113)。
【0059】また、ステップ108で、媒体が通帳であ
ると判定されると、搬送ローラ21のモータが駆動さ
れ、媒体の取り込みが開始される(ステップ114)。
この媒体の取り込み中に、センサSC03の出力が”
暗”の期間とセンサSC04の出力が”暗”の期間との
ずれ量を求め、このずれ量を基にスキューの有無の判定
を行う(ステップ115)。測定されたずれ量が決めら
れた値以上である場合はスキュー有りとみなして取り込
みを中止し、取込機構20の搬送ローラ21を逆回転さ
せて直ちにその媒体を接客口1に放出する(ステップ1
16)。
【0060】測定されたずれ量が決められた値未満であ
る場合はスキュー無しとみなし、続いて、その通帳が縦
/横型通帳Pbであるか、2000号通帳Pcであるか
を判別するために、センサSC08およびセンサSC0
9の出力を評価する(ステップ117)。ここで、セン
サSC08の出力とセンサSC09の各出力がともに”
暗”であるならば、当該通帳が縦/横型通帳Pbである
と判定される(ステップ118)。また、センサSC0
8の出力が”明”で、センサSC09の出力が”暗”で
あるなら、当該通帳が2000号通帳Pcであると判定
される(ステップ119)。
【0061】このようにして通帳の種類が判定された
後、次にその通帳が開いているかどうかをチェックする
ために、通帳の搬送方向の長さをセンサSC010の出
力により検出する(ステップ120,121)。
【0062】挿入された通帳が縦/横型通帳Pbである
ことが判定され(ステップ118)、かつこれが閉じて
挿入されたことが検出されたならば(ステップ122の
YES)、媒体の取り込みを中止し、利用者に縦/横型
通帳Pbを開いた状態で改めて挿入させるために、取込
機構20の搬送ローラ21を逆回転させて媒体を放出す
る(ステップ123)。また、縦/横型通帳Pbが開い
ていることが検出されたならば、この縦/横型通帳Pb
をユニット102内で正常運用する(ステップ12
4)。
【0063】また、挿入された通帳が2000号通帳P
cであることが判定され(ステップ119)、かつこれ
が閉じて挿入されたことが検出されたならば(ステップ
125のYES)、ページめくり機構6による2000
号通帳Pcのページめくり操作が行われる(ステップ1
26)。また、2000号通帳Pcが開いていることが
検出されたならば、この2000号通帳Pcをユニット
102内で正常運用する(ステップ127)。
【0064】媒体のスキュー検出の様子を図9に示す。
同図(a)に示すように、媒体Pがスキューをともなっ
て搬送されてきた場合の、スキュー検出用のセンサSC
05およびセンサSC06の各出力は同図(b)のよう
になる。すなわち、センサSC05の出力がOFF
(明)からON(暗)に立ち上がるタイミングと、セン
サSC06の出力がOFF(明)からON(暗)に立ち
上がるタイミングとの時間のずれ量はスキュー量に比例
するので、このずれ量をたとえば搬送モータの出力パル
スなどによりカウントすることによってスキュー量に応
じた値が得られ、このスキュー量に応じた値が規定値よ
り大きい場合、スキューエラーが判定される。
【0065】また、図10に示すように、センサSC1
0の出力を用いた媒体Pの長さ検出についても同様に、
センサSC10の出力がON(暗)の時間をたとえば搬
送モータの出力パルスなどによりカウントすることによ
って、媒体Pの長さに応じた値が得られる。
【0066】以上説明したように、本実施形態によれば
次のような効果が期待される。
【0067】取込機構20によって媒体の取り込みが行
われる領域に各々異なる位置での媒体の通過を検知する
ための複数のセンサSC01〜SC10を配設してお
き、これらのセンサの出力に基づき当該媒体の種類の判
定、スキューの判定、不適格媒体の判定などの鑑査を行
うことで、取込機構20によって媒体を取り込んだ後速
やかに、その媒体の種類に応じた処理手順を起動させる
ことができる。すなわち、媒体が払込書であれば、これ
を取込機構20で取り込んだ後、直ちにOCR部2へ搬
送して払込書のイメージの読み込みを開始でき、また、
媒体が通帳ならば、これを取込機構20で取り込んだ
後、直ちに磁気ストライプリード/ライト部5へ搬送し
て磁気ストライプの読み込みを開始することができる。
これにより、処理効率を高めることができる。また、ス
キューや媒体不適格の早期発見が可能となり、これらの
エラー媒体を速やかに放出することができる。よって、
エラー処理の効率も向上する。
【0068】なお、本発明は払込書と通帳を処理できる
複合媒体処理ユニット102への適用に限定されるもの
でなく、外形の異なる複数の種類の媒体を処理するあら
ゆる装置に適用することができる。また、対象となる媒
体は払込書、通帳の類に限らない。
【0069】また、取込機構20によって媒体の取り込
みが行われる領域内に配設されるセンサの数やレイアウ
トは、処理する媒体の外形、種類とその媒体の種類の組
み合わせに依存しており、本実施形態の態様に限定され
るものではない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
取込機構による媒体の操作を許容する媒体搬送領域内
で、その媒体のたとえば種別、スキュー、不適格媒体の
判定といった鑑査を行うことによって、取込機構による
媒体の取り込み後速やかに、その媒体の種類に応じた処
理手順を起動させることができ、処理効率を高めること
ができるとともに、スキューや媒体不適格の早期発見が
可能となり、これらのエラー媒体を取込機構を通じて速
やかに放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である現金自動預出金機の
外観図である。
【図2】図1の中の複合媒体処理ユニットの構成を示す
図である。
【図3】図2の複合媒体処理ユニットにおける取込機構
の周辺の平面図および側面図である。
【図4】図2の複合媒体処理ユニットの機構制御部の構
成を示すブロック図である。
【図5】図2の複合媒体処理ユニットにて媒体の取り込
みを行う際の処理の流れ図である。
【図6】図2の複合媒体処理ユニットに払込書(半券有
り)が挿入された様子を示す図である。
【図7】図2の複合媒体処理ユニットに縦/横型通帳が
挿入された様子を示す図である。
【図8】図2の複合媒体処理ユニットに2000号通帳
が挿入された様子を示す図である。
【図9】媒体のスキュー検出の方法を示す図である。
【図10】媒体の長さ検出の方法を示す図である。
【符号の説明】
1 接客口 2 OCR部 3 印字部 4 媒体収納部 5 磁気ストライプリード/ライト部 6 ページめくり機構 20 取込機構 41 システムボード 42 総合制御部 43 CPUボード 44 データ処理ボード 102 複合媒体処理ユニット P 媒体 Pa 払込書 Pb 縦/横型通帳 Pc 2000号通帳 SC01〜SC10 センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可
    能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    で前記媒体の鑑査を行う媒体鑑査手段とを有することを
    特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可
    能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    を判定するための判定手段とを有することを特徴とする
    媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可
    能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    の判定およびスキュー判定を行うための判定手段とを有
    することを特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 処理されるべき媒体として払込書および
    通帳を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記払込書に対する
    処理を行う払込書処理部と、 前記取込機構によって取り込まれた前記通帳に対する処
    理を行う通帳処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内で前記媒体の鑑査を行う媒体鑑査手段とを有すること
    を特徴とする媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 処理されるべき媒体として払込書および
    通帳を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記払込書に対する
    処理を行う払込書処理部と、 前記取込機構によって取り込まれた前記通帳に対する処
    理を行う通帳処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    を判定するための判定手段とを有することを特徴とする
    媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 処理されるべき媒体として払込書および
    通帳を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記払込書に対する
    処理を行う払込書処理部と、 前記取込機構によって取り込まれた前記通帳に対する処
    理を行う通帳処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    の判定およびスキュー判定を行うための判定手段とを有
    することを特徴とする媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 処理されるべき媒体として払込書および
    複数の種類の通帳を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記払込書に対する
    処理を行う払込書処理部と、 前記取込機構によって取り込まれた前記通帳に対して該
    通帳の種類に応じた処理を行う通帳処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    の判定、スキュー判定、および前記媒体が通帳である場
    合の該通帳の開閉状態の判定を行うための判定手段とを
    有することを特徴とする媒体処理装置。
  8. 【請求項8】 複合媒体処理ユニットを備えた自動取引
    装置において、前記複合媒体処理ユニットが、 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内で前記媒体の鑑査を行う媒体鑑査手段とを有すること
    を特徴とする媒体処理装置。
  9. 【請求項9】 複合媒体処理ユニットを備えた自動取引
    装置において、前記複合媒体処理ユニットが、 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    を判定するための判定手段とを有することを特徴とする
    自動取引装置。
  10. 【請求項10】 複合媒体処理ユニットを備えた自動取
    引装置において、前記複合媒体処理ユニットが、 外形の異なる複数の種類の媒体を挿入可能な挿入口と、 前記挿入口より挿入された前記媒体を取り込む取込機構
    と、 前記取込機構によって取り込まれた前記媒体に対して該
    媒体の種類に応じた処理を行う処理部と、 前記取込機構による前記媒体の取り込みが行われる領域
    内の複数の箇所で前記媒体の通過を個別に検出する複数
    の検知器と、 前記複数の検知器の検知結果に基づいて前記媒体の種類
    の判定およびスキュー判定を行うための判定手段とを有
    することを特徴とする自動取引装置。
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JP4620382B2 (ja) * 2004-06-07 2011-01-26 沖電気工業株式会社 シャッタ機構および該機構を具備する自動取引装置

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