JP4618705B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置に関する。
従来より、半導体基板や表示装置用のガラス基板等(以下、単に「基板」という。)の製造の様々な段階において基板に対する熱処理が行われており、熱処理方法の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal Process、以下、「RTP」という。)が利用されている。RTPでは、処理室内の基板をハロゲンランプ等で加熱して短時間で所定の温度まで昇温することにより、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、従来の電気炉による長時間の熱処理では困難であった処理を実現することができる。
このような熱処理装置では、基板に対する処理の不均一性を抑制するために、熱処理時の基板の温度分布を均一化する技術が提案されている。また、複数のランプの経時変化等による劣化を検出して基板の処理不良を防止する技術も提案されている。例えば、特許文献1では、サイズが異なる半球状の反射ミラーにより構成される多層ミラー構造を有する光照射部に個別に制御される複数のランプを設け、さらに、各ランプの出射光量をモニタする光センサを各反射ミラー間に設けることにより、基板の熱分布の均一性を確保するとともに、ランプの劣化を早期に発見する技術が開示されている。
なお、特許文献2には、センサ内部の黒体にて吸収した光のエネルギーを電気信号に変換するカロリーメータであって、放射線の短いパルスに対応できる高速応答性を有するカロリーメータが開示されている。
特開平11−135449号公報 特開2002−357660号公報
ところで、ランプを用いる熱処理装置では、ランプの劣化や光が入射する処理室の窓の汚損等により基板の表面に到達する光のエネルギーが減少する恐れがある。特に、近年、基板の加熱源としてフラッシュランプを用いてさらに短時間で基板を加熱する技術も提案されており、このようなフラッシュランプを用いる熱処理装置では、フラッシュランプからの閃光により空気中に浮遊する有機物等が炭化して処理室の窓の表面に付着することがある。
処理室の窓の汚損等に起因する処理室内への光エネルギーの減少は、ランプから出射される光エネルギーをランプ近傍でモニタする手法では把握することはできない。また、フラッシュランプの照射時間は極めて短く、一般的に使用される光センサを用いる方法や基板を透過した赤外線を観察する方法、基板の表面のスペクトル分布を求める方法等では光エネルギーを精度良く計測することができないため、フラッシュランプの経時変化等による劣化や故障を検出することも困難である。処理室内に照射される光のエネルギーが低下したまま基板の処理が行われた場合、基板の処理不良が発生する恐れが生じる。
一方、フラッシュランプを用いる熱処理装置では基板の加熱が極めて短時間で行われるため、熱処理時の基板の表面温度をリアルタイムに測定することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、熱処理時に基板に照射される光の処理室内におけるエネルギーを計測することを目的としている。さらに、熱処理時の基板の表面温度を求めることも目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板に光を照射することにより前記基板を加熱する熱処理装置であって、基板が処理される空間を形成するチャンバ本体と、前記チャンバ本体の内部において基板を予備的に加熱するヒータと、フラッシュランプを有し、前記チャンバ本体の内部の基板に光を照射する光照射部と、前記チャンバ本体の内部において前記光照射部からの光が入射する入射部と、前記入射部に入射する光のエネルギーを計測する計測部と、前記計測部からの出力に基づいて、前記光照射部からの光が照射される基板の表面温度を求める演算部とを備え、前記フラッシュランプからのフラッシュ光の照射により基板が加熱され、前記計測部により熱処理時のフラッシュ光のエネルギーが計測され、前記演算部が、前記入射部に入射する光の第1エネルギー密度から基板の中央に照射される光の第2エネルギー密度を求める手段と、前記第2エネルギー密度および前記ヒータによる加熱温度に基づいて前記基板の表面温度を求める手段とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱処理装置であって、前記入射部に入射する光を前記チャンバ本体の内部から前記チャンバ本体の外部に配置された前記計測部へと導く光導出構造をさらに備え、前記入射部の入射面が前記光照射部に対向する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の熱処理装置であって、前記光導出構造が、石英ロッドを備え、前記入射部が、前記石英ロッドの先端に形成されたプリズムである。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記入射部が、前記チャンバ本体の内部において基板の側方に配置される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記計測部がカロリーメータである
本発明では、基板の表面温度を短時間で昇降することが可能な熱処理装置において、熱処理時に光照射部から照射される光のチャンバ本体の内部におけるエネルギーを計測することができ、予備的に加熱された基板の光照射時の表面温度を正確に求めることができる。
請求項2の発明では、チャンバ本体の内部における光のエネルギーを安定して計測することができる。
請求項3の発明では、チャンバ本体の内部の光を簡単な構造で外部へと導き出すことができる。
請求項4の発明では、基板に照射される光のエネルギーをより正確に求めることができる。
請求項5の発明では、光のエネルギーを精度良く計測することができる
図1は、本発明の一の実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す図であり、熱処理装置1は半導体基板9(以下、「基板9」という。)に光を照射して加熱を伴う処理を行う装置である。
熱処理装置1は、略円筒状の内壁を有するチャンバ側部63、および、チャンバ側部63の下部を覆うチャンバ底部62を備え、これらにより基板9が熱処理される空間(以下、「チャンバ」という。)65を形成するとともに上部に開口(以下、「上部開口」という。)60が形成されたチャンバ本体6が構成される。
また、熱処理装置1は、上部開口60に装着されて上部開口60を閉塞する閉塞部材である透光板61、チャンバ本体6の内部において基板9を保持するとともに予備的に加熱する略円板状の保持部7、保持部7をチャンバ本体6の底面であるチャンバ底部62に対して昇降する保持部昇降機構4、チャンバ本体6の内部の保持部7に保持される基板9に透光板61を介して光を照射することにより基板9を加熱する光照射部5、チャンバ本体6の内部の光のエネルギーを測定する光測定部2、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
透光板61は、例えば、石英等により形成され、光照射部5からの光を透過してチャンバ65に導くチャンバ窓として機能する。チャンバ底部62およびチャンバ側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバ側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐久性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
チャンバ底部62には、保持部7を貫通して基板9をその下面(光照射部5からの光が照射される側とは反対側の面)から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバ本体6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバ側部63は、基板9の搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ663により開閉可能とされる。チャンバ側部63の搬送開口部66とは反対側の部位にはチャンバ65に処理ガス(例えば、窒素(N)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、あるいは、酸素(O)ガス等)を導入する導入路81が形成され、片方の端は弁82を介して図示省略の給気機構に接続され、もう一方の端はチャンバ側部63の内部に形成されるガス導入チャンネル83に接続される。また、搬送開口部66にはチャンバ内の気体を排出する排出路86が形成され、弁87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバ本体6をガス導入チャンネル83の位置でZ方向に垂直な面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入チャンネル83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバ側部63の全周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入チャンネル83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84からチャンバ65内へと供給される。
また、光測定部2は、図1に示すように、チャンバ側部63の搬送開口部66と反対側の部位に設けられ、光のエネルギーを計測する計測部であるカロリーメータ24、チャンバ本体6の内部の光をチャンバ本体6の内部からチャンバ本体6の外部に配置されたカロリーメータ24へと導く光導出構造20、カロリーメータ24からの出力に基づいて各種演算を行う演算部25、および、演算部25における各種演算に必要な情報を記憶する記憶部26を備える。
光導出構造20は、ガス導入チャンネル83の上方((+Z)側)にてチャンバ側部63を貫通してチャンバ本体6に取り付けられる直径10mmの第1石英ロッド21を備え、第1石英ロッド21のチャンバ65側の先端に形成されたプリズムは、チャンバ本体6の内部において光照射部5からの光が入射する入射部210となる。光導出構造20は、第1石英ロッド21に接着されるプリズム22、および、プリズム22に接着される直径10mmの第2石英ロッド23をさらに備え、第2石英ロッド23はカロリーメータ24に接続される。
図3ないし図5は、第1石英ロッド21のチャンバ65(図1参照)側の先端部である入射部210を示す図であり、それぞれ(−Y)側から見た正面図、(+Z)側から見た平面図、(+X)側から見た右側面図である。図3ないし図5に示すように、入射部210は、Z方向に垂直であって光照射部5(図1参照)に対向する入射面211、および、入射面211の下方((−Z)側)において入射面211に対して約45°の傾斜を有する反射面212を備え、チャンバ本体6の内部において後述の処理位置(すなわち、基板9に光照射部5から光を照射して加熱を伴う処理を行う位置)に位置する保持部7上の基板9の側方に基板9と同じ高さ(すなわち、光照射部5から基板9と同じ距離)に配置される。
カロリーメータ24は内部に光を吸収する黒体(図示省略)を有し、カロリーメータ24では、入射した光が黒体により吸収されて熱エネルギーとして放出され、この熱エネルギーが電圧等の電気信号に変換されることにより入射した光のエネルギーが計測される。
演算部25は、入射部210に入射する光照射部5からの光のエネルギー密度から、基板9の中央部に照射される光のエネルギー密度を求めるエネルギー密度算出部251、並びに、基板9の中央部に照射される光のエネルギー密度、および、保持部7による予備加熱温度に基づいて、基板9の中央部における表面温度を求める表面温度算出部252を備える。
保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される。)、固定板44、ボールねじ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバ本体6の下部であるチャンバ底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の開口(以下、「下部開口」という。)64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64に挿入され、保持部7の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールねじ45が挿入されたナット46が固定されており、移動板42は、チャンバ底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールねじ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールねじ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って移動する。この結果、シャフト41が図1中のZ方向に移動し、シャフト41に接続された保持部7が、基板9の熱処理時にチャンバ本体6の内部にて滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールねじ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇したとしても、メカストッパ451の上端がボールねじ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7は透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバ本体6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールねじ45を回転して保持部7の昇降が行われる。
チャンバ底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバ底部62の下面に接続される。ベローズ47のもう一方の端にはベローズ下端板471が取り付けられ、ベローズ下端板471はシャフト41に取り付けられる鍔状部材411にねじ止めされてチャンバ65を気密状態に保つ。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ底部62に対して上昇する際にはベローズ47は収縮され、下降する際にはベローズ47が伸張される。
保持部7は、基板9を予備加熱(いわゆる、アシスト加熱)するホットプレート71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が基板9を保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有し、保持部7(ホットプレート71)の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。サセプタ72は石英(窒化アルミニウム(AlN)等であってもよい。)により形成され、上面には基板9の位置ずれを防止するピン75が設けられる。サセプタ72は、下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に載置されることにより、ホットプレート71からの熱エネルギーを拡散するとともに、メンテナンス時にはホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
図6は、保持部7およびシャフト41を示す断面図である。ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74を有し、上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線76が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図7は、ホットプレート71を示す平面図である。図7に示すように、ホットプレート71は同心円状の4つのゾーン711〜714に分割されており、それぞれのゾーン間には間隙が形成されている。ゾーン711〜714にはそれぞれ独立する抵抗加熱線76が周回するように配設され、これらの抵抗加熱線76により各ゾーンが個別に加熱される。
最も内側のゾーン711には、熱電対を用いてゾーン711の温度を計測するセンサ710が設けられ、センサ710は略円筒状のシャフト41(図6参照)の内部を通り制御部3に接続される。ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測されるゾーン711の温度が所定の温度になるように、ゾーン711に配設される抵抗加熱線76への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3によるゾーン711の温度制御はPID(Proportional,Integral,Differential)制御により行われている。また、他のゾーン712〜714に配設される抵抗加熱線76への電力供給量は、ゾーン711に対する電力供給量に基づき、予め求められている対応関係(ゾーン711に対する電力供給量と、他のゾーン712〜714をゾーン711と同じ温度にするために必要な電力供給量との対応関係)より決定される。ホットプレート71では、基板9の熱処理(複数枚の基板9を連続的に処理する場合は、全ての基板9の熱処理)が終了するまでゾーン711の温度が継続的に計測され、ゾーン711〜714の温度が制御されて目標温度に維持される。
ゾーン711〜714にそれぞれ配設される抵抗加熱線76は、シャフト41の内部を通り電力供給源(図示省略)に接続され、電力供給源から各ゾーンまでの間、電力供給源からの2本の抵抗加熱線76は、図8の断面図に示すように、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体762を充填したステンレスチューブ763の内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
図1に示す光照射部5は、複数(本実施の形態においては30本)のキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という。)51、リフレクタ52および光拡散板53を有する。複数のフラッシュランプ51は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向(図1中のY方向)が保持部7に保持される基板9の主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ51の上方にそれら全体を覆うように設けられ、その表面はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。また、光拡散板53は、表面に光拡散加工を施した石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けて光照射部5の下面に設置される。熱処理装置1では、メンテナンス時に光照射部5をチャンバ本体6に対して相対的に上昇させて(+X)方向へと移動する照射部移動機構55がさらに設けられる。
熱処理装置1では、基板9の熱処理時にフラッシュランプ51およびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバ本体6および光照射部5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバ本体6のチャンバ側部63およびチャンバ底部62には水冷管が設けられており、光照射部5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。また、透光板61と光照射部5(の光拡散板53)との間隙には圧縮空気が供給され、光照射部5および透光板61を冷却するとともに、間隙に存在する有機物等を排除して熱処理時における光拡散板53および透光板61への付着を抑制する。
図9は、基板9を熱処理する際の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。本実施の形態では、基板9はイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、熱処理装置1による熱処理により添加された不純物の活性化が行われる。以下、図9および他の図を適宜参照しながら基板9を熱処理する工程について説明し、その後、基板9の熱処理工程と並行して行われるチャンバ本体6の内部の光のエネルギーを計測して基板9の表面温度を求める工程について説明する。
熱処理装置1により基板9が熱処理される際には、まず、保持部7が図1に示すようにチャンバ底部62に近接した位置に配置される。以下、図1における保持部7のチャンバ65内における位置を「受渡位置」という。保持部7が受渡位置にあるとき、支持ピン70の先端は、保持部7を貫通して保持部7の上方に位置する。次に、弁82および87が開かれてチャンバ65内に常温の窒素ガスが導入される(ステップS11)。続いて、搬送開口部66が開放され、制御部3により制御される搬送ロボット(図示省略)により搬送開口部66を介して基板9がチャンバ65内に搬入され(ステップS12)、複数の支持ピン70上に載置される。
図10は、図2に示すチャンバ本体6を抽象的に示す図である。基板9の搬入時におけるチャンバ65への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスはチャンバ65内において図10中に示す矢印85の方向へと流れ、図1に示す排出路86および弁87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバ65に供給された窒素ガスの一部は、ベローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバ65には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスのパージ量は基板9の処理工程に合わせて様々に変更される。
基板9がチャンバ65内に搬入されると、図1に示すゲートバルブ663により搬送開口部66が閉鎖され(ステップS13)、保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ65の上下方向(図1中のZ方向)の中央部近傍の位置(以下、「中間位置」という。)まで上昇する(ステップS14)。このとき、基板9は支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、サセプタ72に保持される。保持部7は、ホットプレート71の内部(図6に示す上部プレート73と下部プレート74との間)に配設された抵抗加熱線76により予め所定の温度に加熱されており、基板9は保持部7(サセプタ72)と接触することにより予備加熱され(ステップS15)、基板9の温度が次第に上昇する。保持部7では、サセプタ72によりホットプレート71からの熱エネルギーが拡散されるため、基板9は均一に予備加熱される。
中間位置において約1秒間の予備加熱が行われた後、図11に示すように保持部7が透光板61に近接した位置(以下、「処理位置」という。)まで保持部昇降機構4により上昇し(ステップS16)、この位置でさらに約60秒間の予備加熱が行われ、基板9の温度が設定された予備加熱温度まで上昇する(ステップS17)。予備加熱温度は、基板9に添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
その後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御により光照射部5から基板9へ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS18)。このとき、光照射部5のフラッシュランプ51から放射される光の一部は光拡散板53および透光板61を透過して直接チャンバ65内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてから光拡散板53および透光板61を透過してチャンバ65内へと向かい、これらの光の照射により基板9の加熱(以下、予備加熱と区別するため、基板9の表面温度を処理温度まで上昇させる加熱を「主加熱」という。)が行われる。主加熱が光の照射により行われることによって、基板9の表面温度を短時間で昇降することができる。
光照射部5、すなわち、フラッシュランプ51から照射される光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光であり、フラッシュランプ51からの光により主加熱される基板9の表面温度は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度まで上昇し、基板9に添加された不純物が活性化された後、急速に下降する。このように、熱処理装置1では、基板9の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、基板9に添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、基板9中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう。)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。
また、主加熱の前に保持部7により基板9を予備加熱しておくことにより、フラッシュランプ51からの光の照射によって基板9の表面温度を処理温度まで速やかに上昇させることができる。
主加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し(ステップS19)、基板9が保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ663により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され(ステップS20)、支持ピン70上に載置された基板9は搬送ロボットにより搬出され(ステップS21)、熱処理装置1による基板9に対する一連の熱処理動作が完了する。
既述のように、熱処理装置1による基板9の熱処理時には窒素ガスがチャンバ65に継続的に供給されており、そのパージ量は、保持部7が処理位置に位置するとき(すなわち、中間位置での約1秒間の予備加熱後に処理位置に移動してから、光の照射後の約10秒間の待機が終了するまでの間)には30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには40リットル/分とされる。
熱処理装置1では、新たな基板9に対して同じ熱処理を行う場合には、基板9をチャンバ65内に搬入して光の照射を行った後に基板9をチャンバ65内から搬出する動作(ステップS12〜S21)が繰り返される。また、新たな基板9に対して異なる熱処理を行う場合には、新たな熱処理に合わせて各種設定(窒素ガスのパージ量等)を行う間、保持部7は処理位置まで上昇して待機する。このように、透光板61の温度を熱処理が継続的に行われているときとほぼ同じ温度に維持することにより、新たな熱処理時においても基板9の処理品質を維持することができる。
次に、基板9の熱処理工程と並行して行われるチャンバ本体6の内部の光のエネルギーを計測して基板9の表面温度を求める工程について、図12に示す光測定部2の動作の流れに沿って説明する。
熱処理装置1では、既述のように、図9に示すステップS11〜S17の動作が行われた後、図11に示す処理位置に位置する保持部7上の基板9へ向けて光照射部5から光が照射される(ステップS18)。このとき、光照射部5からの光はチャンバ65内へと向かい、基板9を主加熱するとともに、光測定部2の入射部210の入射面211(図3参照)に入射する。
入射部210に入射した光は、反射面212(図3参照)により(−X)方向へと反射されて光導出構造20の第1石英ロッド21によりチャンバ本体6の外部へと導かれ、プリズム22により(−Z)方向へと反射されて第2石英ロッド23によりカロリーメータ24へと導かれる(ステップS31)。
カロリーメータ24にて受光された光はカロリーメータ24の内部の黒体に吸収され、電気信号に変換されてエネルギーが計測される(ステップS32)。計測された光のエネルギーは演算部25へと送信され、演算部25において入射面211の面積で除され、さらに所定の補正係数が掛け合わされて入射部210に入射する光のエネルギー密度(以下、「入射部エネルギー密度」という。)が求められる(ステップS33)。
図13は、予め別途行われた計測作業において、光測定部2にて計測される光のエネルギー(J)(以下、「入射部計測エネルギー」という。)と、処理位置における基板9の中央部に相当する位置にて計測される光のエネルギー(J)(以下、「中央部計測エネルギー」という。)との関係を示す図である。この計測作業では、熱処理装置1において、処理位置における基板9の中央部に相当する位置にカロリーメータ24と同型のもう1つの補助カロリーメータが一時的に設置され(このとき、保持部7はチャンバ本体6から取り外されており、計測終了後に再度取り付けられる。)、光照射部5から光を照射してカロリーメータ24および補助カロリーメータで光のエネルギーが計測され、計測により求められた入射部計測エネルギーと中央部計測エネルギーとの関係が記憶部26に記憶される。
図13中に直線101にて示すように、入射部計測エネルギーと中央部計測エネルギーとはおよそ比例関係にあるため、入射部210に入射する光のエネルギーを計測することにより、処理位置における基板9の中央部に照射される光のエネルギーを容易に求めることができる。熱処理装置1では、ステップS33で求められた入射部エネルギー密度、および、記憶部26に予め記憶されている直線101を示すデータから、演算部25のエネルギー密度算出部251により基板9の中央部に照射される光のエネルギー密度(以下、「中央部エネルギー密度」という。)を求めることが可能とされている(ステップS34)。
図11に示す光測定部2では、入射面211(図3参照)が既述のように処理位置における基板9の主面と同じ高さに配置されている。具体的には、保持部7の側面とチャンバ側部63との間において、光照射部5から入射面211までの距離(本実施の形態では、垂直方向(Z方向)の距離)と、基板9の光が照射される側の主面までの距離とが等しくなるように入射部210が配置される。これにより、光照射部5から照射される光のエネルギーのうち、チャンバ65内の乱反射光の影響の程度が入射部210と基板9とで同程度とされる。なお、処理位置において照度分布が平滑化されるようにリフレクタ52の形状やフラッシュランプ51の配置が調整されており、このような光照射部5の構造も、中央部エネルギー密度の精度に寄与している。
図14は、光照射部5から基板9に照射される光のエネルギー密度(J/cm)と、光照射後の基板9の表面のシート抵抗(Ω/□)との関係を示す図であり、予め実験により求められたものである。図14中の実線106は、基板9を保持部7により400℃まで予備加熱した後に光を照射した場合のエネルギー密度とシート抵抗との関係を示し、破線107および細実線108はそれぞれ、予備加熱の温度が450℃および500℃の場合のエネルギー密度とシート抵抗との関係を示す。線106〜108は、基板9を各予備加熱温度(400℃,450℃,500℃)まで加熱した後に、エネルギー密度を様々に変更した光を照射して表面のシート抵抗を計測(基板9の表面から10nm(ナノメートル)ないし15nmの範囲のシート抵抗を計測)して求められたものである。なお、図14に示す線106〜108は、ベア基板に対して求められたものである。
ところで、加熱時の基板9の表面温度が等しければ、得られるシート抵抗も等しくなることから、例えば、図14中において一定のシート抵抗を示す線109に注目すると、線109と線106〜108とのそれぞれの交点116〜118における基板9の表面温度は等しいといえる。図14に示すように、エネルギー密度が23J/cm以上の範囲では、線106〜108は直線状であって互いにほぼ平行であり、さらに、交点116と117との間の距離、および、交点117と118との間の距離がほぼ等しく、約1.89J/cmとなっている。したがって、基板9を光の照射により所定の温度まで加熱する場合、予備加熱温度が50℃低ければ、照射する光のエネルギー密度を約1.89J/cm高くすればよいといえる。以上のことから、基板9の予備加熱温度をTa(℃)、基板9の中央部に照射される光のエネルギー密度をEc(J/cm)とすると、光が照射される際の基板9の中央部における表面温度Tc(℃)を、数1のように表すことができる。
Figure 0004618705
熱処理装置1では、数1に示す関係が予め記憶部26に記憶されており、エネルギー密度算出部251にて求められた基板9の中央部に照射される光のエネルギー密度、および、保持部7による基板9の予備加熱温度から基板9の中央部における表面温度が表面温度算出部252により求められる(ステップS35)。なお、熱処理装置1では、求められる基板9の表面温度が基板9の溶融温度に等しくなるようにフラッシュランプ51の出力を設定して基板9に光を照射すると基板9の表面が溶融することが確認されている。処理対象となる基板はパターンが形成された基板でもよく、対象基板の種類毎に図14および数1に示す関係が予め求められて記憶部26に記憶される。
以上のように、光測定部2では、カロリーメータ24からの出力に基づいて基板9の中央部エネルギー密度が求められ、光照射部5からの光が照射される基板9の中央部における表面温度が演算部25により求められる。
以上、熱処理装置1の構成および動作について説明してきたが、熱処理装置1では、熱処理時に光照射部5から照射される光のチャンバ本体6の内部におけるエネルギーを光測定部2により計測することができ、この計測結果に基づいて基板9の中央部における表面温度を求めることができる。特に、保持部7により基板9が予備的に加熱される場合であっても、基板9の中央部における表面温度を正確に求めることができる。そして、光エネルギーや基板9の表面温度をモニタすることにより、フラッシュランプ51の劣化や故障、透光板61の汚損等に起因する基板9の表面温度の低下(すなわち、チャンバ本体6の内部における光照射部5からの光のエネルギーの低下)を検知して基板9の処理不良を防止することができ、歩留まりの向上による生産コストの低減を図ることができる。
また、光測定部2では、光のエネルギーを計測する計測部としてカロリーメータ24が用いられているため、照射時間が極めて短く、かつ、エネルギー密度が高いフラッシュランプ51からの光であっても、光のエネルギーを精度良く計測することができる。さらに、光導出構造20によりカロリーメータ24がチャンバ本体6の外部に配置されるため、チャンバ65内の環境(高温、高密度電磁波等の処理の種類に応じた環境)の影響を受けることなく、チャンバ本体6の内部における光のエネルギーを安定して計測することができる。
光導出構造20では、先端に入射部210が形成された第1石英ロッド21を用いてチャンバ本体6の内部の光を廉価かつ簡単な構造で外部へと導き出すことができる。また、第1石英ロッド21および第2石英ロッド23が用いられることにより、入射部210に入射した光の全反射を利用し、減衰を抑制して確実にチャンバ本体6の外部へと導き出すことができる。さらに、入射部210が処理位置における基板9の側方に配置されるため、基板9に照射される光のエネルギーをより正確に求めることができる。
熱処理装置1では、光照射部5からの光の照射により基板9を加熱し、基板9の表面温度を短時間で昇降することができるため、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化等、長時間の熱処理では困難な処理を実現することができる。また、光源としてフラッシュランプ51が用いられており、基板9の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、さらに短時間での熱処理が必要とされる処理を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、光照射部5では、フラッシュランプ51の数、配列または形状は上記実施の形態に示したものに限定されず、熱処理される基板9の大きさ等の諸条件に合わせて適宜変更が可能である。また、キセノンフラッシュランプに代えて、クリプトンフラッシュランプが用いられてもよい。
保持部7および保持部7を支持して昇降させるシャフト41の構造は、基板9の周囲の閉塞空間の容積を小さくするという観点からはいわゆるT字型構造であることが好ましいが、これに限定されるわけではない。
入射部210は、第1石英ロッド21と独立した別個のプリズムやミラーであってもよい。なお、半導体の基板9が赤外線を吸収しない性質であることを考慮すると、入射部210は赤外線を透過しにくい材料で形成されることが好ましいが、光照射部5から照射される光のスペクトル分布がほとんど赤外領域に存在しない場合には、赤外線に対する性質はあまり重要ではない。第1石英ロッド21はチャンバ底部62を貫通してチャンバ本体6に取り付けられてもよく、石英以外のガラスで形成されてもよい。光導出構造20は、入射部210に入射した光の減衰を抑制して確実にカロリーメータ24へと導くことができれば、必ずしも石英ロッドとプリズムとで構成される必要はなく、例えば、光ファイバ等が用いられたり、導光部材を用いずにミラー等によりチャンバ65外へと導かれてもよい。
入射部210の入射面211は、必ずしも処理位置における基板9の主面と同じ高さとされる必要はなく、入射部210に入射する光のエネルギー密度と基板9の中央部における光のエネルギー密度との相関関係が予め精度良く求められるのであれば、入射部210は、チャンバ本体6の内部において基板9への熱処理の障害とならない任意の位置に配置されてもよい。
比較的低温において基板を処理する場合、例えば、LCDやレティクル等のガラス基板を処理する場合は、カロリーメータ24はチャンバ本体6の内部に配置されてもよい。この場合、光導出構造20は省略される。なお、カロリーメータ24をチャンバ本体6の内部に配置する場合、カロリーメータ24は基板9を処理する閉塞空間から隔離されることが好ましい。
熱処理装置1では、装置の正常稼働時におけるカロリーメータ24からの出力(入射部210に入射する光のエネルギー)を基準値として記憶部26に予め記憶しておき、基板9の中央部における表面温度に代えてカロリーメータ24からの出力を基準値と比較することにより、フラッシュランプ51の劣化や故障、透光板61の汚損等に起因するチャンバ本体6の内部における光照射部5からの光のエネルギーの低下が検知されてもよい。
熱処理装置1では、基板9に対する不純物の活性化処理以外に、半導体基板、あるいは、液晶表示装置やプラズマ表示装置等のフラットパネル表示装置用のガラス基板に対して、酸化、アニール、CVD等の様々な加熱を伴う処理が行われてよい
一の実施の形態に係る熱処理装置の構成を示す図である。 ガス路を示す断面図である。 第1石英ロッドの入射部側の先端部を示す正面図である。 第1石英ロッドの入射部側の先端部を示す平面図である。 第1石英ロッドの入射部側の先端部を示す右側面図である。 保持部およびシャフトを示す断面図である。 ホットプレートを示す平面図である。 抵抗加熱線を示す断面図である。 処理時の熱処理装置の動作の流れを示す図である。 ガスの流れを示す図である。 熱処理装置の構成を示す図である。 基板の表面温度を求める光測定部の動作の流れを示す図である。 入射部計測エネルギーと中央部計測エネルギーとの関係を示す図である。 基板に照射される光のエネルギー密度と基板のシート抵抗との関係を示す図である。
1 熱処理装置
5 光照射部
6 チャンバ本体
7 保持部
9 基板
20 光導出構造
21 第1石英ロッド
24 カロリーメータ
25 演算部
51 フラッシュランプ
65 チャンバ
210 入射部
251 エネルギー密度算出部
252 表面温度算出部
S11〜S21,S31〜S35 ステップ

Claims (5)

  1. 基板に光を照射することにより前記基板を加熱する熱処理装置であって、
    基板が処理される空間を形成するチャンバ本体と、
    前記チャンバ本体の内部において基板を予備的に加熱するヒータと、
    フラッシュランプを有し、前記チャンバ本体の内部の基板に光を照射する光照射部と、
    前記チャンバ本体の内部において前記光照射部からの光が入射する入射部と、
    前記入射部に入射する光のエネルギーを計測する計測部と、
    前記計測部からの出力に基づいて、前記光照射部からの光が照射される基板の表面温度を求める演算部と、
    を備え、
    前記フラッシュランプからのフラッシュ光の照射により基板が加熱され、前記計測部により熱処理時のフラッシュ光のエネルギーが計測され
    前記演算部が、
    前記入射部に入射する光の第1エネルギー密度から基板の中央に照射される光の第2エネルギー密度を求める手段と、
    前記第2エネルギー密度および前記ヒータによる加熱温度に基づいて前記基板の表面温度を求める手段と、
    を備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1に記載の熱処理装置であって、
    前記入射部に入射する光を前記チャンバ本体の内部から前記チャンバ本体の外部に配置された前記計測部へと導く光導出構造をさらに備え、
    前記入射部の入射面が前記光照射部に対向することを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項2に記載の熱処理装置であって、
    前記光導出構造が、石英ロッドを備え、
    前記入射部が、前記石英ロッドの先端に形成されたプリズムであることを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置であって、
    前記入射部が、前記チャンバ本体の内部において基板の側方に配置されることを特徴とする熱処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱処理装置であって、
    前記計測部がカロリーメータであることを特徴とする熱処理装置。
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