JP4420380B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、処理室内において基板に処理を行う処理装置に関する。
従来より、半導体基板や表示装置用のガラス基板等(以下、単に「基板」という。)の製造段階では、基板に対する様々な処理が処理室内において行われている。例えば、酸化膜の形成工程等では処理室内の基板に対して加熱を伴う処理が一般的に行われており、熱処理の手法の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal Process、以下、「RTP」という。)が利用されている。RTPでは、処理室内の基板をハロゲンランプ等で加熱して短時間で所定の温度まで昇温することにより、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、従来の電気炉による長時間の熱処理では困難であった処理を実現することができる。近年、基板の加熱源としてフラッシュランプを用いて、さらに短時間で基板を加熱する技術も提案されている。また、基板を処理室内において処理する代表的な他の装置としては、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置やプラズマ装置等を挙げることができる。
処理室内において基板に処理を行うこれらの処理装置では、基板の表面に不要な粒子が付着して基板の品質を劣化させることがないように処理室内を清浄に保つ必要があり、処理室内のメンテナンスを容易に行うための様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、処理室内で基板を支持するサセプタを真空槽に取り付ける際に、先端部が非円形に成形されたサセプタの支柱を真空槽内から外部に突出させ、この支柱の先端部を非円形の挿入孔を有する位置決めプレートに装着することにより、サセプタの位置決めを容易に行う技術が開示されている。
また、特許文献2では、処理室の天井部を形成する上部電極ユニットが上部アセンブリおよび下部アセンブリから構成されており、処理室内のメンテナンスを行う際に、上部アセンブリおよび下部アセンブリをロック機構により接合し、昇降機構により上昇させて処理室を開放する技術が開示されている。
特開平10−237658号公報 国際公開WO01/088971号パンフレット
ところで、処理室内のメンテナンスを行う際には、処理室内の部品類を取り出さなければできない作業もある。特に、フラッシュランプを用いて熱処理を行う熱処理装置では、フラッシュランプからの閃光により極めて短時間に基板の表面温度を上昇させるため、表面の急速な熱膨張により基板が粉々に割れて処理室内に飛散することがあり、このような場合、処理室内をメンテナンス(清掃)して装置を復旧するためには基板を保持する保持部等の重量部品を含む多数の部品を取り外して処理室内から取り出す必要がある。さらに、メンテナンスの終了後には取り出した部品を正確に位置決めした上で再度処理室内に取り付け、装置の動作確認等の調整作業をする必要もあり、作業者の負担が大きく、多大な作業時間を要していた。また、近年の基板の大型化に伴って処理室内の部品(特に基板を保持する保持部)も大型化しているため、これらの部品の脱着を要するメンテナンスにさらなる労力および時間が必要とされている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板を保持する保持部を取り外すことなく処理室内のメンテナンスを行うことを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板に処理を行う処理装置であって、基板を処理する空間を形成するとともに上部に開口が形成されたチャンバ本体と、前記開口に装着されて前記開口を閉塞する閉塞部材と、前記チャンバ本体の内部において基板を保持する保持部と、前記保持部に保持される基板に前記閉塞部材を介して光を照射することにより前記基板を加熱する光照射部と、前記閉塞部材の前記開口への非装着時に、前記保持部の下面を前記開口のエッジの上面よりも高い位置へと移動する昇降機構とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の処理装置であって、前記チャンバ本体の下部に前記保持部よりも小さいもう1つの開口が形成されており、前記昇降機構が、前記もう1つの開口に挿入されて前記保持部の前記下面に接続されるとともに昇降するシャフトを備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の処理装置であって、前記昇降機構が、基板の処理時に前記保持部を前記チャンバ本体の内部にて昇降させる駆動部を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の処理装置であって、 前記昇降機構により、前記保持部の前記下面が前記開口の前記エッジの前記上面よりも100mm以上高い位置へと移動する。
請求項に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の処理装置であって、前記光照射部がフラッシュランプを備える。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の処理装置であって、手動にて、前記保持部の前記下面が前記開口の前記エッジの前記上面よりも高い位置へと移動される。
本発明では、保持部を取り外すことなくチャンバ本体の内部のメンテナンスを行うことができるとともに基板の表面温度を短時間で昇降することができる
請求項2の発明では、基板の周囲の閉塞空間の容積および容積の変動を小さくすることができる。
請求項3の発明では、処理装置の構造を簡素化することができる。
請求項4の発明では、作業者がチャンバ本体の内部に手を差し入れてメンテナンスを行うことができる。
請求項の発明では、基板の表面温度を極めて短時間で昇降することができる。
請求項の発明では、保持部を安全に上昇することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す図であり、熱処理装置1は半導体基板9(以下、「基板9」という。)に光を照射して加熱を伴う処理を行う装置である。
熱処理装置1は、略円筒状の内壁を有するチャンバ側部63、および、チャンバ側部63の下部を覆うチャンバ底部62を備え、これらにより基板9を熱処理する空間(以下、「チャンバ」という。)65を形成するとともに上部に開口(以下、「上部開口」という。)60が形成されたチャンバ本体6が構成される。
また、熱処理装置1は、上部開口60に装着されて上部開口60を閉塞する閉塞部材である透光板61、チャンバ本体6の内部において基板9を保持するとともに基板9を予備的に加熱する略円板状の保持部7、保持部7をチャンバ本体6の底面であるチャンバ底部62に対して昇降する保持部昇降機構4、保持部7に保持される基板9に透光板61を介して光を照射することにより基板9を加熱する光照射部5、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
透光板61は、例えば、石英等の赤外線透過性を有する材料により形成され、光照射部5からの光を透過してチャンバ65に導くチャンバ窓として機能する。チャンバ底部62およびチャンバ側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバ側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
チャンバ底部62には、保持部7を貫通して基板9をその下面(光照射部5からの光が照射される側とは反対側の面)から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバ本体6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバ側部63は、基板9の搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ663により開閉可能とされる。チャンバ側部63の搬送開口部66とは反対側の部位にはチャンバ65に処理ガス(例えば、窒素(N2)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、あるいは、酸素(O2)ガス等)を導入する導入路81が形成され、片方の端は弁82を介して図示省略の給気機構に接続され、もう一方の端はチャンバ側部63の内部に形成されるガス導入チャンネル83に接続される。また、搬送開口部66にはチャンバ内の気体を排出する排出路86が形成され、弁87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバ本体6をガス導入チャンネル83の位置でZ方向に垂直な面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入チャンネル83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバ側部63の全周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入チャンネル83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84からチャンバ65内へと供給される。
図1に示す保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される。)、固定板44、ボールねじ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバ本体6の下部であるチャンバ底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の開口(以下、「下部開口」という。)64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64に挿入され、保持部7(ホットプレート71)の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールねじ45が挿入されたナット46が固定されており、移動板42は、チャンバ底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールねじ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールねじ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って移動する。この結果、シャフト41が図1中のZ方向に移動し、シャフト41に接続された保持部7が、基板9の熱処理時にチャンバ本体6の内部にて滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールねじ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇したとしても、メカストッパ451の上端がボールねじ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7は透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバ本体6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールねじ45を回転して保持部7の昇降が行われる。図示の便宜上、ハンドル491は図1中熱処理装置1の基板搬出入側に描かれているが、Y軸方向の側面に位置するのが好ましい。
チャンバ底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバ底部62の下面に接続される。ベローズ47のもう一方の端にはベローズ下端板471が取り付けられ、ベローズ下端板471はシャフト41に取り付けられる鍔状部材411にねじ止めされてチャンバ65を気密状態に保つ。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ底部62に対して上昇する際にはベローズ47は収縮され、下降する際にはベローズ47が伸張される。
保持部7は、基板9を予備加熱(いわゆる、アシスト加熱)するホットプレート71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が基板9を保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有し、保持部7(ホットプレート71)の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。サセプタ72は石英(窒化アルミニウム(AlN)等であってもよい。)により形成され、上面には基板9の位置ずれを防止するピン75が設けられる。サセプタ72は、下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に載置されることにより、ホットプレート71からの熱エネルギーを拡散するとともに、メンテナンス時にはホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
図3は、保持部7およびシャフト41を示す断面図である。ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74を有し、上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線76が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図4は、ホットプレート71を示す平面図である。図4に示すように、ホットプレート71は同心円状の4つのゾーン711〜714に分割されており、それぞれのゾーン間には間隙が形成されている。ゾーン711〜714にはそれぞれ独立する抵抗加熱線76が周回するように配設され、これらの抵抗加熱線76により各ゾーンが個別に加熱される。
最も内側のゾーン711には、熱電対を用いてゾーン711の温度を計測するセンサ710が設けられ、センサ710は略円筒状のシャフト41(図3参照)の内部を通り制御部3に接続される。ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測されるゾーン711の温度が所定の温度になるように、ゾーン711に配設される抵抗加熱線76への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3によるゾーン711の温度制御はPID(Proportional,Integral,Differential)制御により行われている。また、他のゾーン712〜714に配設される抵抗加熱線76への電力供給量は、ゾーン711に対する電力供給量に基づき、予め求められている対応関係(ゾーン711に対する電力供給量と、他のゾーン712〜714をゾーン711と同じ温度にするために必要な電力供給量との対応関係)より決定される。ホットプレート71では、基板9の熱処理(複数枚の基板9を連続的に処理する場合は、全ての基板9の熱処理)が終了するまでゾーン711の温度が継続的に計測され、ゾーン711〜714の温度が制御されて目標温度に維持される。
ゾーン711〜714にそれぞれ配設される抵抗加熱線76は、シャフト41の内部を通り電力供給源(図示省略)に接続され、電力供給源から各ゾーンまでの間、電力供給源からの2本の抵抗加熱線76は、図5の断面図に示すように、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体762を充填したステンレスチューブ763の内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
図1に示す光照射部5は、複数(本実施の形態においては30本)のキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という。)51、リフレクタ52および光拡散板53を有する。複数のフラッシュランプ51は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向(図1中のY方向)が保持部7に保持される基板9の主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ51の上方にそれら全体を覆うように設けられ、その表面はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。また、光拡散板53は、表面に光拡散加工を施した石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けて光照射部5の下面に設置される。熱処理装置1では、メンテナンス時に光照射部5をチャンバ本体6に対して相対的に移動する照射部移動機構55がさらに設けられる。照射部移動機構55の構成および動作の詳細については後述する。
図6は、基板9を熱処理する際の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。本実施の形態では、基板9はイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、熱処理装置1による熱処理により添加された不純物の活性化が行われる。
熱処理装置1により基板9が熱処理される際には、まず、保持部7が図1に示すようにチャンバ底部62に近接した位置に配置される。以下、図1における保持部7のチャンバ65内における位置を「受渡位置」という。保持部7が受渡位置にあるとき、支持ピン70の先端は、保持部7を貫通して保持部7の上方に位置する。次に、弁82および87が開かれてチャンバ65内に常温の窒素ガスが導入される(ステップS11)。続いて、搬送開口部66が開放され、制御部3により制御される搬送ロボット(図示省略)により搬送開口部66を介して基板9がチャンバ65内に搬入され(ステップS12)、複数の支持ピン70上に載置される。
図7は、図2に示すチャンバ本体6を抽象的に示す図である。基板9の搬入時におけるチャンバ65への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスはチャンバ65内において図7中に示す矢印85の方向へと流れ、図1に示す排出路86および弁87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバ65に供給された窒素ガスの一部は、ベローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバ65には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスのパージ量は基板9の処理工程に合わせて様々に変更される。
基板9がチャンバ65内に搬入されると、図1に示すゲートバルブ663により搬送開口部66が閉鎖され(ステップS13)、保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ65の上下方向(図1中のZ方向)の中央部近傍の位置(以下、「中間位置」という。)まで上昇する(ステップS14)。このとき、基板9は支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、サセプタ72に保持される。保持部7は、ホットプレート71の内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に配設された抵抗加熱線76により予め所定の温度に加熱されており、基板9は保持部7(サセプタ72)と接触することにより予備加熱され(ステップS15)、基板9の温度が次第に上昇する。保持部7では、サセプタ72によりホットプレート71からの熱エネルギーが拡散されるため、基板9は均一に予備加熱される。
中間位置において約1秒間の予備加熱が行われた後、図8に示すように保持部7が透光板61に近接した位置(以下、「処理位置」という。)まで保持部昇降機構4により上昇し(ステップS16)、この位置でさらに約60秒間の予備加熱が行われ、基板9の温度が設定された予備加熱温度(以下、「設定温度」という。)まで上昇する(ステップS17)。設定温度は、基板9に添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
その後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御により光照射部5から基板9へ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS18)。このとき、光照射部5のフラッシュランプ51から放射される光の一部は光拡散板53および透光板61を透過して直接チャンバ65内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてから光拡散板53および透光板61を透過してチャンバ65内へと向かい、これらの光の照射により基板9の加熱(以下、予備加熱と区別するため、基板9の表面温度を処理温度まで上昇させる加熱を「主加熱」という。)が行われる。主加熱が光の照射により行われることによって、基板9の表面温度を短時間で昇降することができる。
光照射部5、すなわち、フラッシュランプ51から照射される光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光であり、フラッシュランプ51からの光により主加熱される基板9の表面温度は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度まで上昇し、基板9に添加された不純物が活性化された後、急速に下降する。このように、熱処理装置1では、基板9の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、基板9に添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、基板9中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう。)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。
また、主加熱の前に保持部7により基板9を予備加熱しておくことにより、フラッシュランプ51からの光の照射によって基板9の表面温度を処理温度まで速やかに上昇させることができる。
なお、熱処理装置1では、基板9の熱処理時にフラッシュランプ51およびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバ本体6および光照射部5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバ本体6のチャンバ側部63およびチャンバ底部62には水冷管が設けられており、光照射部5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。また、透光板61と光照射部5(の光拡散板53)との間隙には圧縮空気が供給され、光照射部5および透光板61を冷却する。
主加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し(ステップS19)、基板9が保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ663により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され(ステップS20)、支持ピン70上に載置された基板9は搬送ロボットにより搬出され(ステップS21)、熱処理装置1による基板9に対する一連の熱処理動作が完了する。
既述のように、熱処理装置1による基板9の熱処理時には窒素ガスがチャンバ65に継続的に供給されており、そのパージ量は、保持部7が処理位置に位置するとき(すなわち、中間位置での約1秒間の予備加熱後に処理位置に移動してから、光の照射後の約10秒間の待機が終了するまでの間)には30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには40リットル/分とされる。
熱処理装置1では、新たな基板9に対して同じ内容の熱処理を行う場合には、基板9をチャンバ65内に搬入して光の照射を行った後に基板9をチャンバ65内から搬出する動作(ステップS12〜S21)が繰り返される。また、新たな基板9に対して異なる熱処理を行う場合には、新たな熱処理に合わせて各種設定(窒素ガスのパージ量等)を行う間、保持部7は処理位置まで上昇して待機する。このように、透光板61の温度を熱処理が継続的に行われているときとほぼ同じ温度に維持することにより、新たな熱処理時においても基板9の処理品質を維持することができる。
ところで、フラッシュランプを用いて行う熱処理においては、フラッシュランプからの光の照射により極めて短時間に基板の表面温度を上昇させるため、光が照射された側の表面の急速な熱膨張により基板が粉々に割れて飛散することがまれにある。熱処理装置1においてこのような基板9の破損が起きた場合、基板9の破片はチャンバ65内に広く飛散し、保持部7とチャンバ底部62との間にも入り込み、チャンバ65内のメンテナンス(清掃)が必要となる。
図9および図10は、メンテナンス時の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。また、図11および図12は、光照射部5、チャンバ本体6および照射部移動機構55を示す図である。以下、図9ないし図12、並びに、他の図面を参照しながら、メンテナンス時における熱処理装置1の動作について説明する。
熱処理装置1のメンテナンスが行われる際には、まず、制御部3(図1参照)の制御により図11に示す照射部移動機構55が駆動される。図11に示す照射部移動機構55は、チャンバ本体6に対する上下方向(Z方向)の位置が固定されたコの字型の支持板56、支持板56の上面に設けられる複数(本実施の形態では光照射部5の対角線上に2個)のエアシリンダ57、および、支持板56を移動可能に保持して図11中のX方向へと導く一対のガイドレール58を有する。支持板56のコの字型の内周縁は、光照射部5の外周縁よりわずかに大きく形成されている。複数のエアシリンダ57は、光照射部5に固着された複数のブラケット54に連結される。また、ガイドレール58は熱処理装置1のフレーム(図示省略)に固定されている。
制御部3により照射部移動機構55が駆動されると、図12に示すエアシリンダ57のシリンダロッド571、および、シリンダロッド571の両側に設けられる2本のロッドガイド572が上昇し、ブラケット54を介して連結される光照射部5がチャンバ本体6に対して上昇する(ステップS31)。そして、光照射部5が上昇した状態で、手動で(あるいは別途設けられた駆動機構により)光照射部5を支持板56と共にガイドレール58に沿って水平方向((+X)方向)へと移動し、光照射部5が図13中に二点鎖線にて示すチャンバ本体6上の位置から実線にて示す位置(以下、「退避位置」という。)へと退避される(ステップS32)。続いて、透光板61の縁をチャンバ本体6へと押さえ付けるリング状の部材が取り外され、透光板61がチャンバ本体6から作業者により取り外されて(ステップS33)、チャンバ本体6の上部開口60が開放される。
次に、図13に示すベローズ下端板471とシャフト41の鍔状部材411とを連結する取付ピンが外されてベローズ47のシャフト41への固定が解除され(ステップS34)、移動板42に設けられたメカストッパ451も取り外される(ステップS35)。
その後、保持部昇降機構4のモータ40の電磁ブレーキが解除され(ステップS36)、手動昇降部49によりボールねじ45が回転されて保持部7が上昇して図14に示すように上部開口60を通過してチャンバ本体6の外部の所定の位置(以下、「メンテナンス位置」という。)へと移動する(ステップS37)。保持部7は、熱処理装置1のフレームに取り付けられているプランジャ(図示省略)により移動板42が係止されることによってメンテナンス位置に固定される。
このように、図14に示す熱処理装置1では、保持部昇降機構4により保持部7が上昇し、透光板61(図13参照)の上部開口60への非装着時に、保持部7の下面77(基板9を保持する側とは反対側の主面)が上部開口60のエッジの上面69よりも高い位置へと移動され、保持部7とチャンバ本体6との間に上下方向(図14中のZ方向)に広がる間隙601が形成される。熱処理装置1では、この間隙601からチャンバ本体6の内部(チャンバ65)のメンテナンスを行うことができる。
間隙601の幅(すなわち、保持部7の下面77から上部開口60のエッジの上面69までのZ方向に関する距離)は、作業者がチャンバ本体6の内部に手首から先を入れてメンテナンスを行うことができるという観点から、少なくとも100mm以上とされることが好ましい。すなわち、保持部昇降機構4により、保持部7の下面77が上部開口60のエッジの上面69よりも100mm以上高い位置へと移動されることにより、作業者がチャンバ本体6の内部に手を差し入れてメンテナンスを行うことができる。
また、チャンバ65が広いために作業者が腕を入れて作業を行うことが必要な場合は、間隙601の上下幅が150mm以上とされることが好ましい。また、例えば、基板9が表示装置用の大型のガラス基板の場合には、チャンバ65がさらに広くなるため、間隙601から作業者が頭を入れてチャンバ本体6の内部を目視するために、間隙601の上下幅は300mm以上とされることが好ましい。熱処理装置1では、間隙601の上下幅が150mm以上(約157mm)とされ、作業者がチャンバ本体6の内部に腕を入れてメンテナンスを行うことができる。
なお、熱処理装置1では、間隙601を大きくするためにはシャフト41を図14中のZ方向に長くする必要があるため、保持部7の上昇は必要最小限に抑えられることが好ましい。例えば、間隙601に手や腕を入れるのみであれば、間隙601の上下幅は300mm以下で十分であり、頭を入れるのであれば600mm以下とされることが好ましい。
メンテナンスの終了後は、まず、移動板42を係止するプランジャが外されて、図13に示すように保持部7がメンテナンス位置から受渡位置へと移動する(ステップS41)。保持部7は、保持部昇降機構4の手動昇降部49により下降されてもよく、保持部7やシャフト41等の自重と保持部昇降機構4の抵抗とによりゆっくりと安全に下降してもよい。続いて、メカストッパ451が移動板42に取り付けられ(ステップS42)、ベローズ下端板471とシャフト41の鍔状部材411とが取付ピンにより連結されてベローズ47がシャフト41に取り付けられた後(ステップS43)、保持部昇降機構4のモータ40に電力が供給されて電磁ブレーキがかけられる(ステップS44)。
次に、透光板61がチャンバ本体6に取り付けられて透光板61の縁がリング状の部材で固定され、チャンバ本体6の上部開口60が閉塞される(ステップS45)。光照射部5は支持板56と共にガイドレール58に沿って水平方向((−X)方向)へと手動で(あるいは駆動機構により)移動し、退避位置からチャンバ本体6上へと移動する(ステップS46)。その後、制御部3により照射部移動機構55のエアシリンダ57が制御され、光照射部5がチャンバ本体6に対して下降し、図1に示す状態(ただし、基板9は存在しない。)となってメンテナンスが終了する(ステップS47)。
以上のように、熱処理装置1では、保持部7の下面77が上部開口60のエッジの上面69よりも高い位置へと移動されて保持部7とチャンバ本体6との間に間隙601が形成されるため、保持部7を取り外すことなくチャンバ本体6の内部のメンテナンスを行うことができる。この結果、熱処理装置1のメンテナンスに要する作業時間および労力を削減することができ、生産性の向上を実現することができる。
また、熱処理装置1では、保持部7より小さい断面を有する1本のシャフト41により保持部7が支持され昇降する構造(いわゆる、T字型構造)とされるため、例えば、保持部7と同程度の大きさの断面を有するシャフトが設けられる場合と比べて、ベローズ47の内部の容積を小さくすることができ、基板9の周囲の閉塞空間の容積および容積の変動を小さくして効率良く処理を行うことができる。このような、T字型構造を有する熱処理装置1のチャンバ本体6の内部において基板9が破損した場合、基板9の破片は保持部7の直下のチャンバ底部62上にまで飛散することがあるが、熱処理装置1では、保持部7を取り外すことなく保持部7の直下のチャンバ底部62のメンテナンスを行うことができるため、メンテナンスに要する作業時間および労力を大幅に削減することができる。
さらに、熱処理装置1では、基板9の熱処理時の保持部7の昇降、および、メンテナンス時の保持部7の昇降が同一の保持部昇降機構4により実現されるため、装置の構造を簡素化することができる。
熱処理装置1では、光照射部5からの光の照射により基板9を加熱し、基板9の表面温度を短時間で昇降することができるため、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化等、長時間の熱処理では困難な処理を実現することができる。また、光源としてフラッシュランプ51が用いられており、基板の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、さらに短時間での熱処理が必要とされる処理を実現することができる。
保持部昇降機構4では、メンテナンス時に手動昇降部49により手動で保持部7が移動されるため、保持部7をメンテナンス位置まで安全に上昇することができ、作業者の身体の挟み込み等を防止し、安全なメンテナンスを実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、光照射部5では、フラッシュランプ51の数、配列または形状は上記実施の形態に示したものに限定されず、熱処理される基板9の大きさ等の諸条件に合わせて適宜変更が可能である。また、キセノンフラッシュランプに代えて、クリプトンフラッシュランプが用いられてもよく、フラッシュランプでないハロゲンランプ等の他の光源が用いられてもよい。
基板9に光を照射する光源がハロゲンランプである場合等、基板9の熱処理がフラッシュランプ51を用いた熱処理と比べて比較的長い時間で行われる場合には、基板9全体の熱処理結果を均質化するために、保持部7がシャフト41を中心としてチャンバ65内で回転する構造とされてもよい。
保持部7および保持部7を支持して昇降させるシャフト41の構造は、基板9の周囲の閉塞空間の容積を小さくするという観点からはいわゆるT字型構造であることが好ましいが、これに限定されるわけではない。
保持部昇降機構4では、作業者の安全管理の観点から、メンテナンス時には手動昇降部49により手動で保持部7が昇降されることが好ましいが、他の安全対策が施されている場合には、モータ40あるいは他の駆動部により保持部7がメンテナンス位置まで上昇されてもよい。
チャンバ65を気密状態とするベローズ47は、保持部7の全昇降範囲(受渡位置からメンテナンス位置まで)に対応する自由長を有するものとされてもよく、この場合、メンテナンス時にベローズ47をシャフト41に対して脱着する工程が省略可能となる。
間隙601の上下方向の幅は上記実施の形態で説明した大きさには限定されず、メンテナンス時に保持部7の下面77が上部開口60のエッジの上面69よりも高い位置であれば、間隙601から何らかの道具(例えば、吸引ポンプに接続されたホース等)を用いてチャンバ本体6の内部の清掃等のメンテナンスを行うことができる。
熱処理装置1では、基板9に対して、不純物の活性化処理以外にも、酸化、アニール、CVD等の様々な加熱を伴う処理が行われてよい。また、基板9の予備加熱が省かれてもよい。処理される基板は半導体基板のみならず、液晶表示装置やプラズマ表示装置等のフラットパネル表示装置用のガラス基板に対する処理にも利用することができる。
一の実施の形態に係る熱処理装置の構成を示す図である。 ガス路を示す断面図である。 保持部およびシャフトを示す断面図である。 ホットプレートを示す平面図である。 抵抗加熱線を示す断面図である。 処理時の熱処理装置の動作の流れを示す図である。 ガスの流れを示す図である。 熱処理装置の構成を示す図である。 メンテナンス時の熱処理装置の動作の流れを示す図である。 メンテナンス時の熱処理装置の動作の流れを示す図である。 光照射部、チャンバ本体および光照射部の移動機構を示す図である。 光照射部、チャンバ本体および光照射部の移動機構を示す図である。 熱処理装置の構成を示す図である。 熱処理装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 熱処理装置
4 保持部昇降機構
5 光照射部
6 チャンバ本体
7 保持部
9 基板
40 モータ
41 シャフト
49 手動昇降部
51 フラッシュランプ
60 上部開口
61 透光板
64 下部開口
65 チャンバ
69 上面
77 下面
S11〜S21,S31〜S37,S41〜S47 ステップ

Claims (6)

  1. 基板に処理を行う処理装置であって、
    基板を処理する空間を形成するとともに上部に開口が形成されたチャンバ本体と、
    前記開口に装着されて前記開口を閉塞する閉塞部材と、
    前記チャンバ本体の内部において基板を保持する保持部と、
    前記保持部に保持される基板に前記閉塞部材を介して光を照射することにより前記基板を加熱する光照射部と、
    前記閉塞部材の前記開口への非装着時に、前記保持部の下面を前記開口のエッジの上面よりも高い位置へと移動する昇降機構と、
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置であって、
    前記チャンバ本体の下部に前記保持部よりも小さいもう1つの開口が形成されており、
    前記昇降機構が、前記もう1つの開口に挿入されて前記保持部の前記下面に接続されるとともに昇降するシャフトを備えることを特徴とする処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の処理装置であって、
    前記昇降機構が、基板の処理時に前記保持部を前記チャンバ本体の内部にて昇降させる駆動部を備えることを特徴とする処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の処理装置であって、
    前記昇降機構により、前記保持部の前記下面が前記開口の前記エッジの前記上面よりも100mm以上高い位置へと移動することを特徴とする処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の処理装置であって、
    前記光照射部がフラッシュランプを備えることを特徴とする処理装置。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の処理装置であって、
    手動にて、前記保持部の前記下面が前記開口の前記エッジの前記上面よりも高い位置へと移動されることを特徴とする処理装置。
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