JP4587984B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
等、基になる変動時間は遊技に大きな影響を与えるので、遊技機全体を司る主制御装置にて決定(制御)する必要がある。
遊技球が始動口に入球すると大当り決定乱数が含まれる複数種類の乱数を取得する乱数取得手段と、
該乱数取得手段にて取得した前記複数種類の乱数を上限個数までの範囲内で記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶されている前記大当り決定乱数を用いて遊技者に有利な状態である大当り状態にするか否かの大当り抽選を行う抽選手段と、
特別図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定する変動時間決定手段と、
前記大当り状態でない場合に、特別図柄表示装置を制御して前記変動時間にわたって前記特別図柄を変動表示させてから前記大当り抽選の結果を示す特別図柄を確定表示させる特別図柄表示制御手段と、
前記大当り抽選の結果及び前記決定した変動時間を指定するコマンドを表示制御コマンドとして送信するコマンド送信手段と
を有する主制御装置と、
前記表示制御コマンドを受信すると、演出表示装置を制御して、前記特別図柄が変動している間、疑似図柄の演出表示を行わせるサブ制御装置と
を備えるパチンコ遊技機において、
前記乱数取得手段によって取得される複数種類の乱数には、変動パターン決定用第1乱数と変動パターン決定用第2乱数とが含まれ、
前記変動時間決定手段は、前記抽選手段による前記大当り抽選の抽選結果が当たりであってもはずれであっても、前記変動時間を、複数種類ある基本変動時間から選択した一つの基本変動時間と、複数種類ある付加変動時間から選択した一つの付加変動時間とを合せた時間として決定する構成であり、
少なくとも前記記憶手段に記憶された前記変動パターン決定用第1乱数と前記大当り抽選の抽選結果とに基づいて前記基本変動時間を選択し、少なくとも該選択された前記基本変動時間と前記記憶手段に記憶された前記変動パターン決定用第2乱数とに基づいて前記付加変動時間を選択するようにした
ことを特徴とするパチンコ遊技機。
また、このパチンコ遊技機では、基本変動時間と付加変動時間とが互いに異なる乱数値に基づいて選択されるので、その結果として決定される変動時間がよりランダムになる。
なお、「少なくとも前記変動パターン決定用第1乱数と前記大当り抽選の抽選結果とに基づいて」とは、前記変動パターン決定用第1乱数と前記大当り抽選の抽選結果を必須とすればよく、また「少なくとも該選択された前記基本変動時間と前記変動パターン決定用第2乱数とに基づいてとは、選択された前記基本変動時間と前記変動パターン決定用第2乱数とを必須とすればよく、これらの他に抽選結果、リーチの有無、保留記憶数等を加味して、基本変動時間、付加変動時間を選択してもよい。
また、この請求項1記載のパチンコ遊技機は、前記主制御装置は、前記乱数取得手段にて取得した大当り決定乱数を上限個数までの範囲内で記憶する記憶手段を備え、前記乱数取得手段によって取得される複数種類の乱数には、変動パターン決定用乱数が含まれ、前記変動時間決定手段は、少なくとも前記変動パターン決定用乱数と前記大当り抽選の抽選結果とに基づいて前記基本変動時間を選択し、該選択された前記基本変動時間と前記記憶手段に記憶されている大当り決定乱数の個数とに基づいて前記付加変動時間を選択するよう構成されている。
なお、「以前に選択した付加変動時間」は、1回前の付加変動時間であっても、数回前の付加変動時間であってもよい。例えば、以前に選択した付加変動時間が特定のものであった場合にフラグを立てておき、そのフラグを参照に今回の付加変動時間を選択するなどできる。
前記サブ制御装置は、前記疑似図柄の演出内容が異なる複数の部分演出パターンを組み合わせて前記表示制御コマンドで指定された前記変動時間に合致する演出パターンを構成し、該構成した演出パターンに基づいて演出表示装置を制御して前記疑似図柄の演出表示を行わせることを特徴とするパチンコ遊技機(変形発明c)であっても、請求項1のパチンコ遊技機と同様に、変動時間の種類を増やさずに、様々な演出が可能になり、趣向性の高い遊技機が出来る。また、主制御装置に負担がかからない。
[実施例]
図1は本実施例のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。なお、このパチンコ遊技機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明を省略する。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。第2始動口12は一対の羽根を備えた、いわゆる電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化する。
また、大入賞口14の左右には、ガイドレール2bに沿うようにして普通入賞口16が配置されている。
払出制御装置45は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて賞球モータを稼働させて賞球を払い出させる。賞球として払い出される遊技球を計数するための賞球センサーの検出信号は払出制御装置45と主制御装置40とに入力され、払出制御装置45と主制御装置40の双方で賞球の計数が行われる。
発射制御装置44は、払出制御装置45経由で主制御装置40から送られてくるコマンド、タッチスイッチのタッチ信号、発射ハンドルの回動量信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射モータを制御することで遊技球の発射を制御する。
を作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。
演出図柄制御装置47は、音声・ランプ統合制御装置46から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置40から送信されてきたものと音声・ランプ統合制御装置46が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
図3に示すのは主制御装置40が実行するメインルーチンのフローチャートである。
各入出力処理(S11)では、入賞確認処理(S9)は入力される以外のスイッチ類の信号入力、入賞確認処理(S9)や当否判定処理(S10)で生成したコマンドの出力、大入賞口ソレノイド51、普通役物ソレノイド53、特別図柄表示装置9、普通図柄表示装置7、特別図柄保留記憶表示装置10、普通図柄保留記憶表示装置8等の動作を制御するための出力等が行われる。
図4に示すのは始動入賞確認処理のフローチャートである。
保留記憶が満杯でなければ(S16:NO)、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数1、変動パターン決定用乱数2等を読み込んで、これらを特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S17)。既に4個の保留記憶があれば(S16:YES)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
否定判断で、特別図柄の変動中でなく(S22:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S23:NO)、特別図柄保留記憶(上記、S17による保留記憶)があるか否かを判断する(S24)。
否定判断であれば(S25:NO)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、読み込んだ大当たり判定用乱数を通常テーブルに記録されている当たり値と照合する(S26)。
大当たり図柄は、図9(a)に示す確変当たりの特別図柄(EL、EP、FE、FH、HF、HP、LF、PE、PL、LH)と図9(b)に示す通常当たりの特別図柄(EF、EH、FL、FP、HE、HL、LE、LP、PF、PH)とがあり、大当たり図柄決定用乱数に基づいてこれらのいずれか1つが選択される。
に表示される疑似図柄である。大当たり図柄(確変当たりの特別図柄、通常当たりの特別図柄)については、それぞれ111、000等の3桁揃いの疑似図柄が対応し、外れの特別図柄については、大当たり図柄に対応する3桁揃い以外の疑似図柄が表示される。
図柄停止コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置46は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置47に図柄停止コマンドを送る。演出図柄制御装置47は、図柄停止コマンドを受信すると、演出図柄表示装置6を制御して、変動開始コマンドに従って決めておいた疑似図柄を確定表示させる。
そして、確変フラグがセットされている(高確率状態)ときは(S53:YES)、特別遊技処理に進む。
)。
S23で確定図柄の表示中であれば(S23:YES)、図6(b)に示すように、確定図柄表示設定(S44又はS52)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断し(S59)、経過していれば(S59:YES)、確定図柄表示終了処理(S60)により特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、また音声・ランプ統合制御装置46経由で演出図柄制御装置47に指示して、疑似図柄の確定表示を終了させる。
条件装置の作動中なら(S61:YES)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S62)。
S62で肯定判断のときは大入賞口14への入賞球が10個になったか否かをカウントスイッチ14aの検出信号に基づいて判断し(S68)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S69)。S69で否定判断ならリターンし、S68又はS69で肯定判断なら大入賞口14を閉鎖させる(S70)。
本実施例のパチンコ遊技機では、2ラウンド目が最終ラウンドになる大当たりと15ラウンド目が最終ラウンドになる大当たりとがあり、その区別は大当たり図柄に基づいて決まる。具体的には、確変当たりの特別図柄のLHが2ラウンドの大当たり、それ以外の確変当たりの特別図柄と通常当たりの特別図柄が15ラウンドの大当たりである。
たりフラグをクリアする)。
以上が主制御装置40が実行する処理の概要である。次に、変動パターンの決定手順について詳述する。
次に変動パターンの選択(決定)の具体的な例を示す。
まず、変動パターン選択用表の変動パターン用乱数の欄において乱数1がn(任意整数)/1021、乱数2がn(任意整数)/601と記載されているのは、それぞれ変動パターン決定用乱数1、変動パターン決定用乱数2による振分確率を示している。
これは、変動パターン乱数1の全値中の107個(例えば0〜106)が選択に当選し(107/1021の確率で選択され)、ここで変動パターン乱数1が当選した場合には、変動パターン乱数2がどの値でも(601/601)、変動パターン特図61が選ばれるということである。
、同じく6/601の確率で(例えば変動パターン乱数2が0〜5であると)変動パターン特図172が選ばれる、ことを示している。
上の例では、
変動パターン特図60・・・・・101.600秒
変動パターン特図103・・・・109.900秒
変動パターン特図141・・・・118.200秒
変動パターン特図172・・・・126.500秒
である。
本実施例においては、変動パターン乱数2に基づいて選択される付加変動時間は0秒、8.3秒、16.6秒、24.9秒の4種類であり、振分けが4つのときは上述したとおりである。
変動パターン乱数2での振分けが3つのときは、付加変動時間は0秒、8.3秒、16.6秒の3種類の中から選択される。表4の始めを例にすると、下記の通りである。
2種類をさらに細かく振分ける(細かな表示内容が違ってくる)ので、実際に演出図柄表示装置6に表示されるパターンの種類は、さらに増える。
予め記憶しておく変動パターンは基本変動の61種類と付加変動の4種類、合計65種類だけでいいので、主制御装置40の負担が少ないまま、多くの演出が可能になる。また、例えば171種類全部を記憶しておく構成にすると、時間的に振分けが出来なくなるほか、短時間では選択にムラが出てしまう。
主制御装置40からサブ制御装置(音声・ランプ統合制御装置46)に送信する表示制御コマンドの詳細は、図27〜35に示す通りであり、上述のようにして変動パターン特図mmm(1〜172のいずれか)が選択されると、同番号の演出パターンmmmを指定する表示制御コマンドが送信される。例えば図27の最初を例にすると、変動パターン特図1が選択されたときには、演出パターン1を指定する表示制御コマンドの40H00Hが送信される。
また、基本変動時間の61種類(変動パターン特図1〜61)までの表示制御コマンドが基礎になっており、残りの111種類の変動パターン特図(変動パターン特図62〜172)に対する表示制御コマンドは、これら基礎になる表示制御コマンドのMODE側に付加変動時間に対応した値を足した値になっている。
変動パターン特図60(基本変動時間:101.6秒、付加変動時間:0秒)は、
こうした表示制御コマンドを受信すると、音声・ランプ統合制御装置46(サブ制御装置)は、上述したように演出図柄制御装置47を介して演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
[実施例2]
音声・ランプ統合制御装置46(サブ制御装置)が、主制御装置40から送られてくる表示制御コマンドによって、基本変動時間と付加変動時間とを認識できると、演出図柄表示装置6で表示される基本変動時間分の疑似図柄の演出表示と付加変動時間分の疑似図柄の演出表示とを区別できる。その一例を実施例2として説明する。なお、パチンコ遊技機の構成、動作等は、以下の説明に関わる部分を除いて実施例1と同様である。
図36〜37に示す例では、Aは前回の停止図柄、B〜Eまでで1変動、図36のF〜図37のOまでで1変動である。
しかし、F、G、Hのように高速変動(図37、I)が始まる前にキャラクタが出現するときがある。このキャラクタの出現は当り変動のときに出現しやすいように設定している。また、1回出現するよりも2回、2回出現するよりも3回出現するほうが当たる確率を高くしている。つまり、このキャラクタの出現が大当り予告となっている。
高速変動(A)から始まり左停止(B)、右停止でリーチになり(C)、一旦は222(通常図柄)で停止するが(F)、鬼のキャラクタが出現して大当りした図柄(2)を再び変動させる(G、H)。そして、3(確変図柄)で停止した後(I〜J)、「大当り」という文字が表示される(K)。
[変形例1]
付加変動時間を保留記憶数に対応して選択する構成にできるので、その一例を説明する。なお、パチンコ遊技機の構成、動作等は、以下の説明に関わる部分を除いて実施例1と同様である。
[変形例2]
また、付加変動時間を以前に決定した付加変動時間によって選択する構成も可能であるので、そのいくつかの例を説明する。なお、パチンコ遊技機の構成、動作等は、以下の説明に関わる部分を除いて実施例1と同様である。
このような構成にすることで、連続予告など遊技者に期待感を持たす演出が可能になる。
[実施例3]
付加変動時間がない構成であっても、実施例1、2等と同様に本願発明の課題を解決できるので、その一例を実施例3として説明する。なお、パチンコ遊技機の構成、動作等は、以下の説明に関わる部分を除いて実施例1と同様である。
従来、主制御装置から送られてくる表示制御コマンドが変動時間20秒を表すものであった場合、サブ制御装置は、演出G、H、Iの中から1つの演出パターンを選択するが、本実施例の構成は、主制御装置40から送られてくる表示制御コマンドが変動時間20秒を表すものであった場合、前用演出A〜Hの中から1つ、中用演出I〜Pの中から1つ、後用演出Q〜Xの中から1つ選択して合計が20秒になる演出を行う。なお、前用演出から選択せずに中用演出と後用演出で合計が20秒になるものを選択する構成であってもよい。
3・・・遊技領域、
4・・・遊技釘、
5・・・センターケース、
6・・・演出図柄表示装置、
9・・・特別図柄表示装置、
11・・・第1始動口、
12・・・第2始動口、
14・・・大入賞口、
40・・・主制御装置、
46・・・音声・ランプ統合制御装置(サブ制御装置)、
47・・・演出図柄制御装置。
Claims (1)
- 遊技球が始動口に入球すると大当り決定乱数が含まれる複数種類の乱数を取得する乱数取得手段と、
該乱数取得手段にて取得した前記複数種類の乱数を上限個数までの範囲内で記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶されている前記大当り決定乱数を用いて遊技者に有利な状態である大当り状態にするか否かの大当り抽選を行う抽選手段と、
特別図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定する変動時間決定手段と、
前記大当り状態でない場合に、特別図柄表示装置を制御して前記変動時間にわたって前記特別図柄を変動表示させてから前記大当り抽選の結果を示す特別図柄を確定表示させる特別図柄表示制御手段と、
前記大当り抽選の結果及び前記決定した変動時間を指定するコマンドを表示制御コマンドとして送信するコマンド送信手段と
を有する主制御装置と、
前記表示制御コマンドを受信すると、演出表示装置を制御して、前記特別図柄が変動している間、疑似図柄の演出表示を行わせるサブ制御装置と
を備えるパチンコ遊技機において、
前記乱数取得手段によって取得される複数種類の乱数には、変動パターン決定用第1乱数と変動パターン決定用第2乱数とが含まれ、
前記変動時間決定手段は、前記抽選手段による前記大当り抽選の抽選結果が当たりであってもはずれであっても、前記変動時間を、複数種類ある基本変動時間から選択した一つの基本変動時間と、複数種類ある付加変動時間から選択した一つの付加変動時間とを合せた時間として決定する構成であり、
少なくとも前記記憶手段に記憶された前記変動パターン決定用第1乱数と前記大当り抽選の抽選結果とに基づいて前記基本変動時間を選択し、少なくとも該選択された前記基本変動時間と前記記憶手段に記憶された前記変動パターン決定用第2乱数とに基づいて前記付加変動時間を選択するようにした
ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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