JP2008284180A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008284180A
JP2008284180A JP2007132346A JP2007132346A JP2008284180A JP 2008284180 A JP2008284180 A JP 2008284180A JP 2007132346 A JP2007132346 A JP 2007132346A JP 2007132346 A JP2007132346 A JP 2007132346A JP 2008284180 A JP2008284180 A JP 2008284180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming state
state
game
special symbol
executed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007132346A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Inaba
一浩 稲葉
Makoto Hirota
誠 廣田
Shigemitsu Ando
繁光 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takao Co Ltd filed Critical Takao Co Ltd
Priority to JP2007132346A priority Critical patent/JP2008284180A/ja
Publication of JP2008284180A publication Critical patent/JP2008284180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】大当たり後に段階的な特典遊技を付与、制御することで、適度な遊技バランスと興趣性を維持することを目的とする。
【解決手段】大当たり終了後に遊技者にとって有利となりうる特典遊技状態を付与し、その特典遊技状態時に再び大当たりするとさらに有利度の変化した特典遊技が付与される。ただし有利度にも一定の上限を持たせることで、過度な射幸性を抑えつつも、異なる遊技目的を持たせて期待感を持続できる興趣ある遊技を提供する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、大当たり時の遊技状態によって複数の特典遊技状態が付与される遊技機の動作制御に関するものである。
従来のパチンコ遊技機等の遊技機では、遊技球が始動口に入賞することで液晶表示装置等の表示装置により特別図柄が作動し、該特別図柄が所定の組み合わせとなった場合に遊技者にとって有利な大当たり遊技が作動し、その後特典遊技が付与されるものが数多く存在する。
特典遊技には主に特別図柄の表示された内容によって、例えば大当たり抽選確率を高確率にして当たりやすい状態にする確率変動状態や、特別図柄の変動時間を短縮する時短状態となるものがある。確率変動状態や時短状態時には、可変式の羽根を利用して始動口への入球を行いやすく制御する場合が多い。その結果遊技者は持ち球を減らすことなく遊技を行うことが可能となる。
また、確率変動状態や時短状態時に大当たりすることによって、新たな特典遊技が付与されるものも提案されていて、多種にわたる遊技性を実現している。
特開平9−206443号公報 特開平9−182846号公報 特開平9−122317号公報
しかしながら、確率変動状態により大当たりの連続性を持たせることは遊技者への興趣を高めることとなるが、同時に通常遊技状態時の大当たり確率が(大当たりの連続性の低い遊技機と比較して)低くなり、長時間にわたって大当りしないことによる過多な不快感や負担を与えかねない。
逆に通常遊技状態時に大当たりしやすくすると一度に獲得できる出玉性能を抑えなければホール経営の採算がとれなくなり、遊技者の期待感を持続しづらい特性となる。
特別図柄のあらかじめ定められた特定の図柄によって確率変動状態や時短状態を付与するものについては、遊技者にとってどんな図柄で大当たりするかという一意的な展開を求めるのみとなる。
また、時短などの特典が状態推移によって付与されるものもあるが、その状態推移の条件の契機が単一的で興趣に欠け、遊技者の期待感を持続しにくい。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、適度な期待感を持続させながら遊技できるように段階的な状態推移を設けて、それぞれの状態毎に異なる目的を持たせた遊技状態を創出することを目的とする。
請求項1に記載の遊技機は、
第1特定領域の入球を検出することで当否抽選を行う普通図柄制御手段と、当否抽選の結果の表示を行う普通図柄表示手段と、前記普通図柄制御手段の当否結果により遊技球を受け入れやすい状態と受け入れにくい状態に制御可能で、第2特定領域への入球を行うとともに遊技球を受け入れやすい状態を継続的に行う開放延長手段を有した普通電動役物と、第2特定領域の入球を検出することで当否抽選を行う特別図柄制御手段と、当否結果の表示を行う特別図柄表示手段と、前記特別図柄表示手段が特定の表示形態の場合、通常状態から遊技者にとって有利となる特別遊技状態へ制御可能な特別遊技実行手段と、前記特別図柄制御手段の当否抽選の当たり確率を大当たり後などの特定の契機により低確率状態から高確率状態へ移行する確率変動手段とを備える遊技機において、
前記特別図柄制御手段による当否抽選を確率変動手段の終了契機までは高確率状態となる遊技状態Aと、前記特別図柄制御手段による当否抽選は低確率状態であって、かつ前記普通電動役物の開放延長手段により開放延長機能が開放延長終了契機まで作動する遊技状態Bと、前記特別図柄制御手段による当否抽選は低確率状態で行われかつ前記普通電動役物の開放延長機能が作動しない通常遊技状態とを備え、
通常遊技状態で特別図柄表示手段が特定の表示様態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、
前記遊技状態Aで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bが実行され、前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bが実行され、かつ前記遊技状態Aと前記遊技状態Bのうち少なくとも一方の有利度が変化することを特徴とする。
ここでいう有利度の変化とは、遊技状態Aまたは遊技状態Bの終了契機(所定の変動回数など)の増減、遊技状態の確率の変更、遊技状態Bの開放延長機能の動作様態の変更などである。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bの有利度が高められた遊技状態BBが実行され、
さらに該遊技状態BBで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態BBが実行されることを特徴とする。
有利度が高められる方法としては、開放延長機能の終了契機(所定の変動回数など)が延長されるというものが一般的であるが、開放延長機能の向上、たとえば普通電動役物への入球が遊技状態Bよりも容易になったり、1回の変動時間が遊技状態Bよりも短縮されて単位時間あたりの変動回転効率が向上するといった方法でもよい。
請求項3に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aの有利度が高められた遊技状態AAが実行され、該遊技状態AAの終了後は前記遊技状態Bが実行され、
さらに該遊技状態AAで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態AAが実行され、前記遊技状態AAの終了後は前記遊技状態Bの有利度が高められた遊技状態BBが実行されることを特徴とする。
有利度が高められる方法としては、確率変動時に普通電動役物の開放延長機能が作動しない状態から作動する状態になるものが一般的であるが、確率変動手段の終了契機が延長されたり、大当たり確率が遊技状態Aよりも高く設定されるといった方法でもよい。
請求項1の発明によれば、段階的な特典遊技を設けることで大当りしやすい状態と通常遊技状態とのバランスを図ることにより通常遊技状態時の大当り確率を必要以上に低くする必要がないため、過度な遊技者の負担を強いることがない。また有利度の異なる特典遊技を獲得しながら遊技展開を楽しむことができて、遊技中の期待感を持続できる。
請求項2の発明によれば、特典遊技状態の有利度に上限を設けることで過剰な射幸心を抑制するとともに、特典遊技状態を維持するという意欲に興趣が変化し、期待感を維持できる。
請求項3の発明によれば、遊技状態Aと遊技状態Bのそれぞれに異なる特典遊技状態の有利度を設けることで特典遊技状態の段階的な遊技意欲の訴求が期待できて、奥深い遊技性を実現できる。
(実施例1)
以下に、本発明の好適な実施形態を図1〜図12を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
図1は、遊技機の代表例であるパチンコ機10の正面図であり、いわゆるカード式パチンコ機と呼ばれるものである。前記パチンコ機10は、遊技店の遊技機設置島に設置固定するための外枠11にヒンジ機構12を上下に設け、前面枠13を開閉可能に軸着している。また、前面枠13の前面からは遊技盤14の遊技領域を透視するためのガラスを装備したガラス枠15が開閉可能に螺着されている。
前面枠13の下方には、遊技球を整列流下させながら発射装置に誘導するための上皿16が配設されている。また、上皿16には、球貸ユニットを操作するための球貸ボタン17a、カード返却ボタン17b、カード残金表示部17cが設けられている。
上皿16の下方には、下皿18が配設されており、前記下皿18には、上皿16からオーバーフローしてきた賞球、あるいは貸球が流出する流出口18aおよび貯留された遊技球を球箱等に排出するための下皿球抜きレバー18bを有している。そして、下皿18の右端部には、発射レバー19を有した発射ハンドル20が装着されており、前記発射レバー19を遊技者が回転操作することで遊技球を遊技盤14の任意の位置に発射することができる。
パチンコ機10の左一側には球貸ユニット36が縦長状に取付けられている。前記球貸ユニット36は、カード挿入口37と表示ランプ38とを有し、カード挿入口37にカードを挿入すれば、表示ランプ38が点灯すると共に、上皿16に配設されている球貸ユニット操作パネル17のカード残金表示部17cに残金が表示される。そして、残金が表示されていれば、球貸ボタン17aを押すことにより上皿16にある流出口から所定数の貸球が排出される。また、カード返却ボタン17bを押すことにより残金を記録済みのカードがカード挿入口37から返却されるようになっている。
図2に示す遊技盤14は、周囲をガイドレール21により円形状に外囲され、前記ガイドレール21に囲まれた領域が遊技領域22となる。なお、遊技領域22には、複数の誘導釘がほぼ全域にわたって設けられており、前記誘導釘によって遊技領域22に発射された遊技球を任意の位置に誘導する。遊技領域22の略中央部にはセンター役物23が装着されている。前記センター役物23の中央部には、液晶表示装置24が装着されており、液晶表示装置24の上部にはドットマトリクスの普通図柄表示部34および4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示部34aが設置され、下部には2個の7セグメントLEDによる特別図柄表示部33および4個のLEDからなる特別図柄保留記憶表示部33aが設置されている。
また、センター役物23の周囲には風車26、普通図柄始動用ゲート27、サイドランプ28、センター役物の下部には第1始動口29と第2始動口30、そしてガイドレール21の最下部にはアウト口25が配設されている。
第1始動口29は常時入球可能な入賞口である。第2始動口30は一対の羽根を備えた、いわゆる電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化する。第2始動口30の上部には第1始動口29があるため、第2始動口30が閉鎖状態のときは、第2始動口30へは遊技球が入球しない。しかし、遊技球が普通図柄始動用ゲート27を通過すると普通図柄の当否抽選が行われ、当たると普通図柄表示装置34に当たりを示す普通図柄の確定表示が行われ、第2始動口30の羽根が開放されて入球しやすくなる。
第1始動口29および第2始動口30に入球すると遊技制御基板44内(図3、図4参照)にある主制御部に搭載されたCPUが当否抽選を行う。当否抽選の結果に基き、特別図柄表示部33へ変動時間や表示形態の指示が送信される。特別図柄表示部33は主制御部からの指示に従って図柄が作動し、あらかじめ定められた表示形態を表示する。この特別図柄表示部33の変動時間や表示形態に連動して、遊技機に備わっている複数の装置によるさまざまな演出効果を行う。液晶表示装置24では、複数の図柄やキャラクタを表示し、演出効果を高める。同様に盤面電飾表示部76や本体電飾表示部77(図4参照)ではLEDやランプの点滅によって、スピーカー部32からは演出状況に応じた音を出力することによって演出効果を高める。
次に、図3のパチンコ機10の裏面図および図4の電気的構成を示すブロック図を用いて、パチンコ機10の裏面の構成について説明する。図3に示すように、パチンコ機10の裏面には、機構盤40が装着されており、該機構盤40には、遊技盤14が着脱自在に装着される。前記機構板40の上部には、賞球あるいは貸球として排出するための遊技球を貯留する球タンク41が設けられ、パチンコ機10が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球タンク41に供給される。そして、球タンク41の下方には、賞球用樋と貸球用樋が形成され、それらの樋に遊技球を分流しながら流下させるタンクレール43が設けられており、タンクレール43の下流端はカーブ樋を介して払出機構部42内にある賞球払出装置71、貸球払出装置72により上皿16に排出することができる。
機構板40の略中央部には、遊技制御用のCPU等が搭載された遊技制御基板44を収納した基板ケース45が配設されている。また、基板ケース45の下方には、賞球払出装置71、貸球払出装置72を制御して、賞球あるいは貸球の排出を行う払出制御基板46が配設されている。前記基板ケース45の左方には、スピーカー部32からの音声発生を制御するための音制御基板73、遊技盤14面に設けられる遊技効果を高めるためのランプ等の点灯方法を制御するランプ制御基板74が備わっている演出制御基板47が設けられている。また、遊技制御基板44の上部には、画像制御基板48が設けられている。
機構板40の下部右側には、外部から供給される電力から複数の直流電圧を生成する電源回路が搭載された電源基板49が設けられ、電源基板49の左方には、遊技球を発射するための発射装置を制御する発射制御基板50が払出制御基板46と隣接した位置に設けられている。また、機構盤40の右上隅部には、遊技に関する各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた外部接続端子板51が設置されている。
続いて、前述したパチンコ機10の電気的構成について、図4のブロック図を用いて説明する。パチンコ機10の電気回路は、図示するように、遊技制御基板44、中継基板70、払出制御基板46、発射制御基板50、音制御基板73、ランプ制御基板74及び画像制御基板48から構成されている。
遊技制御基板44は、遊技の進行に関する遊技制御を行い遊技制御回路が設けられており、各種基板への命令を司っている。また、各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。また、大当りか否かを遊技者に告知するための特別図柄を表示する特別図柄表示部33の制御も行う。
周知のため図は省略するが、各種スイッチには第1始動口29に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ29a、第2始動口30に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ30a、普通図柄始動用ゲート27を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ27a、大入賞口31に入球した遊技球を検出するカウントスイッチ31aなどがある。
払出制御基板46は、遊技球の払い出しに関する払出制御を行う払出制御回路が設けられており、賞球払出装置71や貸球払出装置72を駆動制御するためのものである。賞球払出装置71は、遊技機10の内部に備えられた球切モータを駆動して、入賞があった場合に賞球としての遊技球を上皿16に払い出す装置である。貸球払出装置72は、上皿16に設けられた前述の球貸ボタン17aが遊技者に操作された場合に、内部に備えられた球切モータを駆動して遊技者に球貸としての遊技球を払い出す装置である。
中継基板70は、遊技制御基板44から送信されてきたコマンドを、音制御基板73、ランプ制御基板74および画像制御基板48へ送信する。仕様によっては、より統一性のある演出とするために、遊技制御基板44から送信されてきたコマンドを中継基板70で一旦保持し、演出をとりまとめ、各制御基板へ統一的な演出となるように詳細なコマンドを送信する場合もある。
画像制御基板48は、画像制御プログラムを記憶したROM、演算等の作業領域として働くRAM及び中央演算装置CPUを中心とした論理演算回路(画像制御回路)を有するように構成されており、液晶表示装置24に備わっている演出表示部75に各種演出画像を表示制御するためのものである。
音制御基板73は、音源IC及びアンプ等から構成されており、中継基板70を介して遊技制御基板44からの指令を受けて、スピーカー部32を駆動制御するためのものである。
ランプ制御基板74は、主としてトランジスタ等の駆動素子から構成されており、中継基板70を介して遊技制御基板44からの指令を受けて、本体電飾表示部77や、盤面電飾表示部76に存在する各種ランプ類及びLED類を点灯表示させるためのものである。
遊技制御基板44に設けられた遊技制御回路について説明する。遊技制御回路にはCPU、RAM、ROM、外部入出力回路からなる基本回路が設けられている。RAMには現在の遊技状態を示すフラグが記憶されており、遊技状態には、通常確率により抽選遊技が行われる通常遊技状態、高確率により抽選遊技が行われる確率変動状態(以降確率変動を略して確変という)、通常確率により抽選遊技が行われるが変動時間を短縮し、かつ始動口の開放延長機能が作動する時間短縮状態(以降時間短縮を略して時短という)がある。フラグには確変中であることを示す確変フラグ、時短中であることを示す時短フラグがあり、確変フラグ、時短フラグのどちらも成立していない状態を通常遊技状態としている。また、確変の変動回数をカウントするための確変カウンタ、時短の変動回数をカウントする時短カウンタの値もRAMの記憶領域に確保されている。
RAMに記憶されるフラグはこのほかに、特典1状態フラグ、特典2状態フラグ、特典3状態フラグがある。これらのフラグは大当たり時の遊技状態によって成立の有無が決定される。
特典1状態フラグはすべての遊技状態時における大当たり時に必ず成立し、この特典1状態フラグが成立していると大当たり後に確変フラグが成立する。この確変フラグは確変カウンタの値が0になるとOFFされると同時に特典1状態フラグもOFFされる。
特典2状態フラグは、確変中の大当たり、つまり特典1状態フラグ成立中に大当たりとなった場合に成立する。この特典2状態フラグが成立していると大当たり後の時短フラグが成立する。ただし、時短フラグよりも確変フラグが優先されるので、確変フラグがOFFとなってはじめて時短遊技が行われる。この特典2遊技状態フラグにより得られる時短遊技を後述の特典3遊技状態フラグにより得られる時短遊技と区別するため、時短Aと呼ぶ。この時短フラグは時短カウンタの値が0になるとOFFされ、同時に特典2遊技状態フラグもOFFされる。
特典3状態フラグは、時短Aの遊技状態時、つまり特典2遊技状態フラグ成立中に大当たりとなった場合に成立する。この特典3状態フラグが成立していると大当たり後の時短フラグが成立する。ただし、時短フラグよりも確変フラグが優先されるので、確変フラグがOFFとなってはじめて時短遊技が行われる。また、特典3状態フラグ成立時の時短回数は、特典2状態フラグ成立時に付与される時短回数より多く付与される(図11(b)参照)。この時短Aよりも時短回数の多い時短遊技を時短Bと呼ぶ。前述と同様に時短カウンタの値が0になると時短フラグと特典3遊技状態フラグはOFFされる。
なお、時短Bの遊技状態時に大当たりとなった場合は、再び特典3状態フラグが成立する。
図5に示すのは遊技制御基板44のCPUが実行するメインルーチンのフローチャートである。
遊技制御基板44は、CPUが行う4ms毎の割り込みを実行し、まず当該割り込み処理が正常か否かを判断し(S1)、正常割り込みなら(S1:YES)、大当たり判定乱数の初期値を決定するための初期値乱数更新処理(S2)を行う。乱数の大きさは3967で、値は0〜3966をとる。
次に大当たり判定用乱数更新処理(S3)を行う。乱数の大きさは3967で、値は0〜3966をとる。1回の割り込み毎にインクリメントされ、周期が1周すると、初期値乱数更新処理による初期値を参照し、その初期値を起点として更新が行われる。
続けて大当たり図柄の大当たり図柄決定用乱数更新処理(S4)が行われ、大当たりした場合の停止図柄が決定される。その後、普通図柄の当否抽選を行うための普通図柄決定用乱数更新処理(S5)、リーチ判定用乱数更新処理(S6)、変動パターン決定用乱数更新処理(S7)、入賞確認処理(S8)、当否判定処理(S9)及び各入出力処理(S10)を順次行い、その後次回の割り込み処理が発生するまでの残余時間は初期値用乱数更新処理(S11)を繰り返す。
入賞確認処理(S8)では、上述した第1始動口スイッチ29a、第2始動口スイッチ30a、カウントスイッチ31aなどの検出信号を入力し、また入力の種類によっては(例えば第1始動口スイッチ29a、第2始動口スイッチ30aの検出信号等)、対応する乱数の読み込みや記憶(保留記憶)が行われる。
入賞確認処理(S8)の一部である始動入賞確認処理及び当否判定処理(S9)については、詳細を後述する。
各入出力処理(S10)では、入賞確認処理(S8)は入力される以外のスイッチ類の信号入力、入賞確認処理(S8)や当否判定処理(S9)で生成したコマンドの出力、大入賞口を開閉させるための大入賞口ソレノイド、第2始動口の羽根の開放を行うための普通役物ソレノイド、特別図柄表示部33、普通図柄表示部34、特別図柄保留記憶表示部33a、普通図柄保留記憶表示部34a等の動作を制御するための出力等が行われる。
正常割り込みでなければ(S1:NO)、初期設定(S12)を行い、S2〜S10を行うことなく初期値用乱数更新処理(S11)に移行する。
図6に示すのは始動入賞確認処理のフローチャートである。
この処理では、遊技制御基板44は、第1始動口スイッチ29a又は第2始動口スイッチ30aの検出信号に基づいて、第1始動口29又は第2始動口30に遊技球が入賞したか否かを判断する(S15)。
肯定判断なら、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S16)。
保留記憶が満杯でなければ(S16:NO)、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を読み込んで、これらを特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示部33aの点灯数を1増加させる(S17)。既に4個の保留記憶があれば(S16:YES)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示部33aの点灯数も増やさない。
図7〜図8に示す当否判定処理について説明する。遊技制御基板44は、条件装置の作動中か否かを判断し(S21)、肯定判断であれば特別遊技処理へ移行する(S21:YES)。
否定判断で、特別図柄の変動中でなく(S22:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S23:NO)、特別図柄保留記憶(上記、S17による保留記憶)があるか否かを判断する(S24)。
この保留記憶があれば(S24:YES)、確変フラグがオンされているか(高確率状態か)否かを判定する(S25)。
否定判断であれば(S25:NO)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、読み込んだ大当たり判定用乱数を通常テーブルに記録されている当たり値と照合する(S26)。
肯定判断であれば(S25:YES)、特別図柄保留記憶の中で最も古いものを読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、読み込んだ大当たり判定用乱数を確変テーブルに記録されている当たり値と照合する(S27)。
本実施例の場合、大当たり判定用乱数は0〜3966の整数値のいずれかであり、通常テーブルに記録されている当たり値は20個、確変テーブルに記録されている当たり値は200個であるから、大当たり判定用乱数が当たり値のいずれかと一致する確率、すなわち大当たりの確率は通常テーブル使用(S26)なら20/3967、確変テーブル使用(S27)なら200/3967である。
S26又はS27の判定で当たりなら(S28:YES)、大当たり図柄決定用乱数によって大当たり図柄を決定し(S29)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S30)。
大当たり図柄には、特別図柄表示部33に示される特別図柄(EL、EP、FE、FH、HF、HP、LF、PE、PL、LH)があり、大当たり図柄決定用乱数に基づいてこれらのいずれか1つが選択される。
一方、外れのときは(S28:NO)、外れの特別図柄が−−(バー、バー)の1種類だけであるために選択処理は必要としない。このため、変動パターン決定用乱数による変動パターンの決定(S31)が行われる。また、リーチ判定用乱数に基づいてリーチ表示の有無を決める。
なお、液晶表示装置24には特別図柄の結果に連動した擬似図柄が表示される。特別図柄が大当たり図柄で停止するとき、擬似図柄は、それぞれ111、000等の3桁揃いで停止表示される。特別図柄がはずれを示す場合には、大当たり図柄に対応する3桁揃い以外の疑似図柄が表示される。
S30またはS31に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には、大当たり、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)を画像制御基板48、音制御基板73、ランプ制御基板74に出力し、また特別図柄表示部33を制御して特別図柄の変動表示を開始させる(S32)。従って、変動開始コマンドに基づけば大当たり図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。
変動開始コマンドを受信した音制御基板73、ランプ制御基板74は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行う。
画像制御基板48は、変動開始コマンドを受信すると、確定図柄及び変動パターンに基づいて確定表示する疑似図柄及び変動演出を決定し、液晶表示装置24を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。
遊技制御基板44は、特別図柄の変動中であれば(S22:YES)、図柄変動時間(S30またはS31の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判断する(S41)。
肯定判断なら図柄停止コマンドを画像制御基板48、音制御基板73、ランプ制御基板74に出力し、液晶表示装置24に確定図柄を確定表示させる(S42)。
図柄停止コマンドを受信した音制御基板73、ランプ制御基板74は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させる。画像制御基板48は、図柄停止コマンドを受信すると、液晶表示装置24を制御して、変動開始コマンドに従って決めておいた疑似図柄を確定表示させる。
遊技制御基板44は、確定表示させた特別図柄が大当たりになる組合せであれば(S43:YES)、確定図柄表示設定(S44)を行い、条件装置作動開始処理(S45)により、大当たりフラグをセットする。
続いて、大当たり時の特典遊技状態を記憶する(S46)。この特典遊技状態とは、大当たり終了後に付与される遊技者にとって有利となる遊技状態であり、確変中、時短A、時短Bが存在する。なお、時短Aと時短Bの違いは、時短回数カウンタの初期値の違いである。確変中、時短中のどちらでもない状態は通常時である。
特典遊技状態の判定方法は、特典状態フラグ(図10、図11参照)の成立状況から判断する。特典状態フラグを参照して、特典遊技である確変、時短A、時短Bのいずれのフラグが成立しているかを判断する。いずれの特典状態フラグも成立していない状態での大当り時には、S46における大当り時の特典遊技状態を「通常時」として記憶する。確変中の大当り時は特典1状態フラグが成立しているので、大当り時の特典遊技状態を「特典1遊技状態」として記憶する。時短Aでの大当り時には特典2状態フラグが成立しているので、大当り時の特典遊技状態を「特典2遊技状態」として記憶する。同様に時短Bでの大当り時には特典3状態フラグが成立しているので、大当り時の特典遊技状態を「特典3遊技状態」として記憶する。
なお、特典遊技として確変と時短の両方が付与されている場合の確変中は、特典1状態フラグと特典2状態フラグ、または特典1状態フラグと特典3状態フラグが重複して成立している。この確変中に大当りすると、特典1状態フラグを参照するため大当り時の特典遊技状態を「特典1遊技状態」として記憶され、特典2状態フラグ、または特典3状態フラグは無効となる。
その後、各種状態フラグ(特典1状態フラグ、特典2状態フラグ、特典3状態フラグ、確変フラグ、時短フラグ、確変回数カウンタ、時短回数カウンタ)のクリアを行う(S47)。つまり特別遊技状態(大当り中)は、大当り時の特典遊技状態が記憶されているのみで、その他の確変や時短に関する情報はすべてリセットされる。
確定表示させた特別図柄が大当たりにならない組み合わせのときは(S43:NO)、はずれを確定させるための確定図柄表示設定(S48)を行う。そして、確変フラグがセットされているときは(S49:YES)、確変回数カウンタの値を−1して(S50)、この確変回数カウンタの値が1以上であれば確変は継続され(S51:NO)、確変回数カウンタの値が0となれば(S51:YES)確変フラグおよび後述する特典1状態フラグを終了させる(S52、S53)。
確変フラグがセットされておらず(S49:NO)、時短フラグがセットされていない場合(S54:NO)は通常遊技として特別遊技処理へ進む。時短フラグがセットされているときは(S54:YES)、時短回数カウンタの値を−1して(S55)、この時短回数カウンタの値が0となれば(S56:YES)、時短フラグの終了(S57)および、成立している特典状態のフラグである後述する特典2状態フラグまたは特典3状態フラグが終了(S58)する。
時短回数カウンタの値が1以上のとき(S56:NO)は時短遊技が継続され、特別遊技処理に進む。
S23で確定図柄の表示中であれば(S23:YES)、確定図柄表示設定(S44またはS48)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断し(S59)、経過していれば(S59:YES)、確定図柄表示終了処理(S60)により特別図柄表示部33を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、また画像制御基板48に指示して、疑似図柄の確定表示を終了させる。
図9に示す特別遊技処理では、遊技制御基板44は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S61)。
条件装置の作動中なら(S61:YES)、大入賞口31が開放中か否かを判断する(S62)。
大入賞口14の開放中でなく(S62:NO)、大当たり開始演出中でなく(S63:NO)、インターバル中でもなく(S64:NO)、大当たり終了演出中でもなければ(S65:NO)、大当たり開始演出処理(S66)により、中継基板70を介し、画像制御基板48、音制御基板73、ランプ制御基板74に大当たり開始を示すコマンドを送信し、また大入賞口31を開放させる。
音制御基板73、ランプ制御基板74は大当たり用の音声及びランプの演出を開始し、また画像制御基板48に大当たり開始を示すコマンドを送る。大当たりコマンドを受信した画像制御基板48は、液晶表示装置24を制御して大当たり開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。上記大入賞口31の開放は、この大当たり開始演出を待って行われる。
S63、S64又はS65で肯定判断のときはリターンする。
S62で肯定判断のときは大入賞口31への入賞球が10個になったか否かをカウントスイッチ31aの検出信号に基づいて判断し(S67)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S68)。S68で否定判断ならリターンし、S67またはS68で肯定判断なら大入賞口31を閉鎖させる(S69)。
続いて、最終ラウンドであったか否かを判断する(S70)。
S70で否定判断なら大当たりインターバル処理(S71)により、画像制御基板48、音制御基板73、ランプ制御基板74にインターバルコマンドを送信し、インターバル中の演出処理を行ったあと、ふたたび大入賞口31を開放すべく処理に移行する。
S70で肯定判断のときは大当たり作動は継続しないので、大当たり終了演出処理(S72)を実行してから、条件装置停止処理(S73)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
そして、S46で記憶しておいた大当り時の特典遊技状態を参照し、確変回数カウンタ、時短回数カウンタのセットを行い(S75)、確変フラグと時短フラグをセットする(S76)。
図10においてパチンコ遊技機の遊技状態がどのように推移するかをタイムチャートにて説明する。なお、該タイムチャートによる説明はわかりやすくするために、時間軸に対する遊技球の発射タイミング、大当たり遊技の時間、図柄変動の変動時間、各種始動口に入球する間隔がすべて一定に行われていることとする。
タイミングt0は確変フラグ、時短フラグ、特典状態を示す各種フラグがすべてOFFの状態で特別遊技状態がONとなったとき、つまり遊技状態が通常時であるときに大当たりが発生した状況を示す。大当たりが終了すると(t1)、図11(a)の大当り時の特典状態が通常時である場合の欄に示すように、特典1状態フラグと確変フラグがONされる。このとき図11(b)に示すように確変回数カウンタに10がセットされる。確変回数カウンタは特別図柄の変動を行う毎に1ずつ減算されてゆき、大当たりを引けずに確変回数カウンタが0となったときt2に示すように特典1状態フラグと確変フラグがOFFになり、特典遊技が終了し通常遊技状態に戻る。
特典1状態フラグがONの状態時に大当たりを引いた場合は(t3)、大当たり終了後に特典1状態フラグと特典2状態フラグがONされる(t4)。特典2状態フラグがONの状態時は時短フラグもONとなり、図11(b)に示すように時短回数カウンタに40がセットされる。ただし、確変フラグON時は優先的に確変回数カウンタの減算を行い、確変回数カウンタの値が0になったあと(t5)、時短回数カウンタの減算が開始される。そして時短回数カウンタの値が0となるまでに大当たりを引けなかった場合は特典2状態フラグと時短フラグがOFFとなり、特典が終了し通常遊技状態に戻る(t6)。
特典2状態フラグがONの状態時に大当たりを引いた場合は(t7)、大当たり終了後に特典1状態フラグと特典3状態フラグがONされる(t8)。特典3状態フラグがONの状態時は時短フラグもONとなり、図11(b)に示すように時短回数カウンタに90がセットされる。ただし、確変フラグON時は優先的に確変回数カウンタの減算を行い、確変回数カウンタの値が0になったあと(t9)、時短回数カウンタの減算が開始される。そして時短回数カウンタの値が0となるまでに大当たりを引けなかった場合は特典3状態フラグと時短フラグがOFFとなり、特典が終了し通常遊技状態に戻る(t11)。
特典3状態フラグがONの状態時、例えばt10のタイミングに大当たりを引いた場合、タイムチャートには記載していないが再び大当たり終了後に特典1状態フラグと特典3状態フラグがONとなる。つまり特典3遊技状態より有利度の高い遊技状態を設けず、これ以降はその遊技状態を維持することを目的とした遊技になる。
複数の遊技状態を持ち、条件によって特典遊技が変化するが、実際は非常にシンプルなしくみで成り立っている。
図12(a)は大当り後における特典遊技状態の移行を示す図である。各ステップは、大当り後の特典遊技状態を示している。この図からもわかるように、通常時からの大当りはステップ1に移行し、確変中(特典1遊技状態)での大当りはステップ2に移行し、時短中(特典2遊技状態、特典3遊技状態)での大当りはステップ3に移行する。このように遊技状態と特典との関係はシンプルなので、遊技者が混乱するといった心配はない。
(実施例2)
実施例1では特典遊技状態として確変中、時短A、時短Bの3種類を備えた遊技に関する制御について説明を行ったが、変形例として実施例1の一部条件を変更した変形形態について説明する。実施例1における確変中の始動口の開放延長の作動条件は一定であったが、この開放延長の有無の条件を付加することで、より奥深い遊技性を実現することができる。
なお、本変形形態も基本的な構成要素においては実施例1に記載の遊技機と同様であるので、同一語句の説明は省略する。
確変中の始動口の開放延長の有無を区別するために、開放延長なしの確変状態となるフラグを特典1A状態フラグ、開放延長ありの確変状態となるフラグを特典1B状態フラグとする。
遊技状態が通常時であるときに大当りすると、特典1A状態フラグが成立して、大当り終了後には特典遊技状態として始動口の開放延長機能が作動しない確変が付与される(ステップ1)。この確変は10回の変動回数分継続し、その間に大当りしなければ通常遊技状態に戻る。この確変中に大当りした場合は、特典1A状態フラグと特典2状態フラグが成立する。
特典1A状態フラグと特典2状態フラグが成立していると、大当り終了後には10回の開放延長機能が作動しない確変と、確変終了後には40回の時短が付与される(ステップ2)。
特典2状態フラグ成立時の時短遊技中に大当りすると、特典1B状態フラグと特典2状態フラグが成立する。大当り終了後は始動口の開放延長機能が作動する確変と、確変終了後には40回の時短が付与される(ステップ3)。
特典1B状態フラグ成立時の確変遊技中に大当りすると、特典1B状態フラグと特典3状態フラグが成立する。大当り終了後は始動口の開放延長機能が作動する確変と、確変終了後には90回の時短が付与される(ステップ4)。
特典3状態フラグ成立時の時短遊技中に大当りすると、特典2状態フラグ成立時の時短遊技中と同様に、大当り終了後は始動口の開放延長機能が作動する確変と、確変終了後には40回の時短が付与される(ステップ3)。
このように、大当り時の特典遊技状態によってどのステップに移行するかが決定されるので、実施例1と同様に遊技者が混乱するといった心配はなく、それでいて過度な出玉性能を要することなく遊技者の期待感の持続を促すことができる。
パチンコ機の正面図。 パチンコ機の盤面図。 パチンコ機の裏面図。 パチンコ機の電気的構造を示すブロック図。 主制御基板のCPUが実行するメインルーチンのフロー。 始動入賞確認処理に関するフロー。 当否判定処理に関するフロー1。 当否判定処理に関するフロー2。 特別遊技処理に関するフロー。 遊技状態と特典遊技の関係を示すタイムチャート。 大当り時の遊技状態における各種フラグの成立状況を示す表。 実施例1および実施例2の大当り後における特典遊技状態の移行を示す図。
符号の説明
10…パチンコ機、11…外枠、12…ヒンジ機構、13…前面枠、14…遊技盤、15…ガラス枠、16…上皿、17…球貸ユニット操作パネル、17a…球貸ボタン、17b…カード返却ボタン、17c…カード残金表示部、18…下皿、18a…流出口、18b…下皿球抜きレバー、19…発射レバー、
20…発射ハンドル、21…ガイドレール、22…遊技領域、23…センター役物、24…液晶表示装置、25…アウト口、26…風車、27…普通図柄始動用ゲート、28…サイドランプ、29…第1始動口、
30…第2始動口、31…大入賞口、32…スピーカー、33…特別図柄表示部、36…球貸ユニット、37…カード挿入口、38…表示ランプ、
40…機構板、41…球タンク、42…払出機構部、43…タンクレール、44…遊技制御基板、45…基板ケース、46…払出制御基板、47…演出制御基板、48…画像制御基板、49…電源基板、
50…発射制御基板、51…外部接続端子板、
70…中継基板、71…賞球払出装置、72…貸球払出装置、73…音制御基板、74…ランプ制御基板、75…演出表示部、76…盤面電飾表示部、77…本体電飾表示部

Claims (3)

  1. 第1特定領域の入球を検出することで当否抽選を行う普通図柄制御手段と、当否抽選の結果の表示を行う普通図柄表示手段と、
    前記普通図柄制御手段の当否結果により遊技球を受け入れやすい状態と受け入れにくい状態に制御可能で、第2特定領域への入球を行うとともに遊技球を受け入れやすい状態を継続的に行う開放延長手段を有した普通電動役物と、
    第2特定領域の入球を検出することで当否抽選を行う特別図柄制御手段と、当否結果の表示を行う特別図柄表示手段と、
    前記特別図柄表示手段が特定の表示形態の場合、通常状態から遊技者にとって有利となる特別遊技状態へ制御可能な特別遊技実行手段と、
    前記特別図柄制御手段の当否抽選の当たり確率を特定の契機により低確率状態から高確率状態へ移行する確率変動手段と、
    を備える遊技機において、
    前記特別図柄制御手段による当否抽選を確率変動手段の終了契機までは高確率状態となる遊技状態Aと、
    前記特別図柄制御手段による当否抽選は低確率状態であって、かつ前記普通電動役物の開放延長手段により開放延長機能が開放延長終了契機まで作動する遊技状態Bと、
    前記特別図柄制御手段による当否抽選は低確率状態で行われかつ前記普通電動役物の開放延長機能が作動しない通常遊技状態とを備え、
    通常遊技状態で特別図柄表示手段が特定の表示様態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、
    前記遊技状態Aで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bが実行され、
    前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bが実行され、かつ前記遊技状態Aと前記遊技状態Bのうち少なくとも一方の有利度が変化することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態Bの有利度が高められた遊技状態BBが実行され、
    さらに該遊技状態BBで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aが実行され、前記遊技状態Aの終了後は前記遊技状態BBが実行されることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1に記載の遊技機において、前記遊技状態Bで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態Aの有利度が高められた遊技状態AAが実行され、該遊技状態AAの終了後は前記遊技状態Bが実行され、
    さらに該遊技状態AAで前記特別図柄表示手段が特定の表示形態となった場合、特別遊技状態の終了後は前記遊技状態AAが実行され、前記遊技状態AAの終了後は前記遊技状態Bの有利度が高められた遊技状態BBが実行されることを特徴とする遊技機。
JP2007132346A 2007-05-18 2007-05-18 遊技機 Pending JP2008284180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007132346A JP2008284180A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007132346A JP2008284180A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008284180A true JP2008284180A (ja) 2008-11-27

Family

ID=40144468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007132346A Pending JP2008284180A (ja) 2007-05-18 2007-05-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008284180A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161068A (ja) * 2010-02-11 2011-08-25 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2011206258A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2016154915A (ja) * 2016-04-28 2016-09-01 株式会社三共 遊技機
JP2021069782A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161068A (ja) * 2010-02-11 2011-08-25 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2011206258A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2016154915A (ja) * 2016-04-28 2016-09-01 株式会社三共 遊技機
JP2021069782A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5398152B2 (ja) 遊技機
JP2007061589A (ja) 弾球遊技機
JP6803064B2 (ja) 遊技機
JP6894126B2 (ja) 遊技機
JP2009095470A (ja) 遊技機
JP2014176587A (ja) 弾球遊技機
JP2009072468A (ja) 遊技機
JP6201115B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003205100A (ja) 弾球遊技機
JP5405776B2 (ja) 遊技機
JP2008284180A (ja) 遊技機
JP2004313590A (ja) 遊技機
JP6643552B2 (ja) 弾球遊技機
JP5116179B2 (ja) 弾球遊技機
JP4639741B2 (ja) 遊技機
JP5805164B2 (ja) 遊技機
JP2009172057A (ja) 遊技機
JP4832497B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001079171A (ja) 遊技機
JP2011092604A (ja) パチンコ遊技機
JP2020000301A (ja) 遊技機
JP7341450B2 (ja) 弾球遊技機
JP7412761B2 (ja) 弾球遊技機
JP7282354B2 (ja) 弾球遊技機
JP7423059B2 (ja) 遊技機