JP4255465B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4255465B2
JP4255465B2 JP2005246066A JP2005246066A JP4255465B2 JP 4255465 B2 JP4255465 B2 JP 4255465B2 JP 2005246066 A JP2005246066 A JP 2005246066A JP 2005246066 A JP2005246066 A JP 2005246066A JP 4255465 B2 JP4255465 B2 JP 4255465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lottery
special symbol
display
symbol
pseudo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005246066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007054507A5 (ja
JP2007054507A (ja
Inventor
敏博 内ヶ島
隆寛 内ヶ島
俊雄 鵜飼
正吾 巽
達也 海野
Original Assignee
株式会社高尾
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高尾 filed Critical 株式会社高尾
Priority to JP2005246066A priority Critical patent/JP4255465B2/ja
Publication of JP2007054507A publication Critical patent/JP2007054507A/ja
Publication of JP2007054507A5 publication Critical patent/JP2007054507A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255465B2 publication Critical patent/JP4255465B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
弾球遊技機には、例えば第1種パチンコ機のように、始動口に遊技球が入球した時に抽出される乱数によって大当りか否かを抽選し、その抽選結果を特別図柄により報知し、また該特別図柄と同期して変動及び確定表示される疑似図柄により報知するものがある。例えば特開2000−084190号公報(特許文献1)には、主制御部の処理負担を軽減するために図柄制御装置にて当否を表す当否図柄に関連付けられた疑似図柄を表示する構成が開示されている。
なお、特別図柄は主制御装置の制御により7セグなどを使用して小さく表示し、疑似図柄は表示制御装置の制御により液晶などを使用して大きく表示する構成にし遊技者に疑似図柄を見せるようにするのが一般的である。
特別図柄と疑似図柄の関係は、特別図柄が変動するときには必ず疑似図柄も変動し、特別図柄が変動開始すると疑似図柄も同時に変動開始し、特別図柄の変動が終了すると疑似図柄の変動も終了するようになっている。
また、従来のパチンコ遊技機には、特別図柄、疑似図柄のほかに普通図柄があり、該普通図柄を使用し、始動口に設けられた羽根を開放させるか否かの抽選結果を報知している。
また、最近では、始動口を複数設けた弾球遊技機も開発されている。なお、この複数の始動口を設けた弾球遊技機は、どの始動口に遊技球が入球しても同じ特別図柄が変動する構成になっている。
特開2000−084190号公報
従来の弾球遊技機は、特別図柄の擬似的な演出を行う疑似図柄を設け、その疑似図柄の表示を表示制御装置にて制御することで、遊技の進行を司る主制御装置に負担をかけずに、複雑な演出が細かく表示することができ、かつてよりも趣向性に富んだ弾球遊技機を実現した。
しかし、どのような状態でも特別図柄が変動すれば疑似図柄も必ず変動する構成であったので、例えば変動表示の早期に外れが判明するような、遊技者に期待感を生じさせない変動でも疑似図柄を表示することになり、演出効果としては無駄或いは無意味になることが多かった。
また、せっかく、同じ抽選結果を特別図柄と疑似図柄の2種類の図柄で報知しているのに、その構成を趣向性の向上に活かしきれていなかった。
請求項1記載の弾球遊技機は、
第1始動口及び第2始動口と、
主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
を備え、
前記主制御装置は、
遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(第1抽選)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(第2抽選)、前記第2特別図柄表示装置を制御して、前記第1抽選の実施から前記第1特別図柄の確定表示までの経過時間よりも短時間で前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
前記サブ制御装置は、前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせる
ことを特徴とする。
遊技球が第1始動口に入球すると第1抽選が行われ、その結果が第1特別図柄表示装置の第1特別図柄で表示され、遊技球が第2始動口に入球すると第1抽選と同確率で第2抽選が行われ、その結果が第2特別図柄表示装置の第2特別図柄で表示されるが、第2抽選の実施から第2特別図柄の確定表示までの経過時間(第2特別図柄の変動時間)は、第1抽選の実施から第1特別図柄の確定表示までの経過時間(第1特別図柄の変動時間)よりも短い。
また、主制御装置は、第1抽選又は第2抽選を実施したときは、その抽選の結果を示す抽選結果データ、疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ及び抽選の結果が第1抽選によるものなのか第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを送信し、サブ制御装置は、第1抽選の実施に基づく表示制御コマンドを受信したときに限って、受信した表示制御コマンドに基づいて演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。即ち、第2特別図柄の変動については疑似図柄が表示されない。
従って、特別図柄を2つにしても、弾球遊技機全体の制御負担は特別図柄が1個の従来の弾球遊技機とほとんど変わらないが、突然大当たりが発生するような演出などの従来になかった斬新な演出が可能になり、趣向性に富んだ弾球遊技機を実現できる。
抽選の結果が第1抽選によるものなのか第2抽選によるものなのかが判別可能なデータは、抽選の結果を示すデータに含まれる構成でもよいし、専用のデータとして送るようにしてもよい。
また、常時、2つの疑似図柄を表示する構成にすると、遊技者は常に2つの異なる疑似図柄を見ることになってしまうので、集中力が分散され、逆に本来の面白みを味わうことが出来なくなってしまうが、本構成のように特別図柄を2つ設けても、片方の特別図柄の疑似図柄のみを表示するようにしたので、集中力が分散されず、本来の弾球遊技機の面白みを長い間感じさせることが可能になる。
請求項2記載の弾球遊技機は、
常時入球可能な第1始動口と、
閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になる第2始動口と、主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
を備え、
遊技状態には、通常状態と開放延長状態とがあり、開放延長状態では前記第2始動口の開放時間の上限が前記通常状態での前記第2始動口の開放時間の上限よりも長くされており、
前記主制御装置は、
遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(第1抽選)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(第2抽選)、前記第2特別図柄表示装置を制御して前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
前記サブ制御装置は、
前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、
前記通常状態時には、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、
前記開放延長状態時には、前記表示コマンドが前記第2抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせる
ことを特徴とする。
この弾球遊技機は常時入球可能な第1始動口と、閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になる第2始動口とを備えており、遊技状態には、通常状態と開放延長状態とがあり、開放延長状態では前記第2始動口の開放時間の上限が前記通常状態での前記第2始動口の開放時間の上限よりも長くされている。
なお、普通図柄抽選は、遊技球が普通図柄始動手段に検出された時に乱数を抽出して、該乱数に基づいて当たり外れを抽選することで行われる。この普通図柄抽選の結果は普通図柄にて遊技者に報知される。また、普通図柄始動手段は特別図柄のための始動口(第1始動口、第2始動口)とは別に設けられており、遊技球が進入しても賞球は払出されない、通過ゲートとされるのが普通である。
第2始動口の開放時間の上限というのは、最大でも上限の時間までしか開放されないということで、例えば第2始動口に規定個数の入球があれば上限の時間未満でも閉鎖される構成も可能である。
第1始動口は、常時入球可能であるが入球の難易度が変化することはない。一方、第2始動口は、閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になり、しかも通常状態と開放延長状態とで開放時間の上限が異なる。
通常状態では開放時間の上限を0.3秒程度として開放延長状態では開放時間の上限を3〜4秒程度とする、一般的な設定であると、通常状態では第1始動口への入球頻度が相対的に高く、開放延長状態では第2始動口への入球頻度が相対的に高くなる。請求項2記載の弾球遊技機でも入球頻度がこのようになる設定が望ましい。
そして、サブ制御装置は、通常状態時には、第1抽選による表示制御コマンドを受信したときに限って、この表示制御コマンドに基づいて演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、開放延長状態時には、第2抽選による表示制御コマンドを受信したときに限って、受信した表示制御コマンドに基づいて演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせるので、遊技状態に応じて入球頻度が相対的に高い方の抽選結果の報知が特別図柄と疑似図柄とで行われる。
従って、特別図柄を2つにしても、弾球遊技機全体の制御負担は特別図柄が1個の従来の弾球遊技機とほとんど変わらず、遊技状態に応じて主となる抽選に対して遊技者に報知でき、遊技者は集中して遊技を楽しむことが出来る。
抽選の結果が第1抽選によるものなのか第2抽選によるものなのかが判別可能なデータは、抽選の結果を示すデータに含まれる構成でもよいし、専用のデータとして送るようにしてもよい。
サブ制御装置に現在の状態(通常状態なのか開放延長状態なのか)を認識させるには、表示制御コマンドの中に現在の状態を示すデータを含ませる構成でもよいし、遊技状態が変化したときに表示制御コマンドとは別に状態が変化したことを示すデータを主制御装置からサブ制御装置に送る構成にしてもよい。
請求項3記載の弾球遊技機は、
常時入球可能な第1始動口と、
閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になる第2始動口と、主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
を備え、
遊技状態には、通常状態と開放延長状態とがあり、開放延長状態では前記第2始動口の開放時間の上限が前記通常状態での前記第2始動口の開放時間の上限よりも長くされており、
前記主制御装置は、
遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(第1抽選)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(第2抽選)、前記第2特別図柄表示装置を制御して前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
前記第1抽選又は前記第2抽選を実施すると疑似図柄によるリーチ演出を行うか否かを決定するリーチ決定手段を備えており、
前記サブ制御装置は、
前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ、前記リーチ決定手段の決定結果を判別可能なデータ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、
前記通常状態時には、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、前記表示制御コマンドが前記第2抽選によるものであった場合、前記第2抽選の結果が当たりのとき及び前記リーチ決定手段によりリーチ演出を行うと決定されたときに限って、該受信した表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、
前記開放延長状態時には、前記表示コマンドが前記第2抽選によるものであった場合、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、前記表示制御コマンドが前記第1抽選によるものであった場合、前記第1抽選の結果が当たりのとき及び前記リーチ決定手段によりリーチ演出を行うと決定されたときに限って、該受信した表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる
ことを特徴とする。
請求項2の構成であると、常に片方の特別図柄に対しての疑似図柄のみを表示するので、他方の抽選結果が期待できるものであった場合でも、遊技者にそのことを疑似図柄で良好に伝えることができないが、請求項3の構成にすれば、第1抽選の結果が当たりのとき及びリーチ決定手段によりリーチ演出を行うと決定されたときには、サブ制御装置が受信した表示制御コマンドに基づいて演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、疑似図柄の変動表示中に疑似図柄による周知のリーチ表示(例えば2つの疑似図柄が同じ図柄で停止又は仮停止して、残りの一つの疑似図柄が変動している表示状態)を行わせ、このリーチ表示とあわせてキャラクタ等による、遊技者に期待感を抱かせるための演出表示、つまりリーチ演出が行われる。なお、リーチ演出では、リーチ表示は必須であり、キャラクタ等による演出表示については特段の制限はない。すなわち、リーチ演出とは、リーチ表示が含まれる表示態様である。請求項3の構成であると、他方の抽選に対しては結果が期待できるもの(当たり又はリーチ)であった場合には、これも疑似図柄で良好に表示できるから、遊技者は集中が分散せずに、しかも、期待感がある抽選の報知を見逃すことはなくなる。
抽選の結果が第1抽選によるものなのか第2抽選によるものなのかが判別可能なデータは、抽選の結果を示すデータに含まれる構成でもよいし、専用のデータとして送るようにしてもよい。
サブ制御装置に現在の状態(通常状態なのか開放延長状態なのか)を認識させるには、表示制御コマンドの中に現在の状態を示すデータを含ませる構成でもよいし、遊技状態が変化したときに表示制御コマンドとは別に状態が変化したことを示すデータを主制御装置からサブ制御装置に送る構成にしてもよい。
請求項1〜3の弾球遊技機は、第1抽選のための第1特別図柄と第2抽選のための第2特別図柄があるが、両方の表示が重複すると、疑似図柄がどちらに対応しているか分かりにくくなり遊技者が混乱するおそれがある。
しかし、請求項4記載のように、請求項1〜3のいずれか記載の弾球遊技機において、前記主制御装置は、第1特別図柄の変動表示中又は確定表示中は、第2特別図柄の変動表示を行わせず、第2特別図柄の変動表示中又は確定表示中は、第1特別図柄の変動表示を行わせない構成にすれば、第1抽選と第2抽選の結果が同時に当たりになってしまうのを防止できる。
なお、この請求項4の構成では、特別図柄の表示(つまり抽選)は、第1始動口、第2始動口に関係なく、単純に入球した順序に実行する構成でよい。
なお、請求項1〜4の弾球遊技機においては、第1始動口に遊技球が入球したことによる第1抽選が当たりのときに遊技者に与えられる特典(例えば大当たり遊技)と第2始動口に遊技球が入球したことによる第2抽選が当たりのときに遊技者に与えられる特典(例えば大当たり遊技)は同一のものにするのが望ましい。
また、請求項1〜4の弾球遊技機においては、いわゆる保留記憶については、始動口毎(特別図柄毎)に上限値範囲(例えば第1抽選、第2抽選とも4個ずつ)で保留記憶が可能な構成にするのが望ましい。
更に、請求項1〜3の弾球遊技機においては、第1特別図柄の変動と第2特別図柄の変動表示を並行的に実施可能な構成にしてもよい。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
図1は弾球遊技機の一種である、本実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明を省略する。
遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には7セグメントの特別図柄表示装置9及び4個のLEDからなる特別図柄保留記憶表示装置10が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。
センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当たり、普通図柄表示装置7に当たりの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。
また、大入賞口14の左右には、ガイドレール2bに沿うようにして普通入賞口16が配置されている。
このパチンコ機の電気的構成は、図2のブロック図に示すとおり、主制御装置40を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置40、払出制御装置45、発射制御装置44、音声・ランプ統合制御装置46、演出図柄制御装置47は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御装置40には、下皿の満タンスイッチ、球タンクの球切れスイッチ、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球して特定領域に進入した遊技球を検出するVスイッチ14a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14b、普通入賞口16に入球した遊技球を検出する普通入賞口スイッチ16a等の検出信号が入力される。
主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置45及び音声・ランプ統合制御装置46に出力する。
また主制御装置40は、図柄中継基板41を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄保留記憶表示装置10及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置40は、大入賞口ソレノイド51を制御することで大入賞口14の開閉を制御し、Vソレノイド52を制御することで大入賞口14内の特定領域の開閉を制御し、普通役物ソレノイド53を制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力され、また図柄変動や大当たり等の管理用の信号が盤用外部接続端子に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
主制御装置40と払出制御装置45とは双方向通信が可能である。
払出制御装置45は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて賞球モータを稼働させて賞球を払い出させる。賞球として払い出される遊技球を計数するための賞球センサーの検出信号は払出制御装置45と主制御装置40とに入力され、払出制御装置45と主制御装置40の双方で賞球の計数が行われる。
パチンコ機にプリペイドカードユニット(CRユニット)が付属する場合、払出制御装置45は、CRユニット及びCR精算表示装置と通信して、球貸ソレノイドを制御して貸球の払い出しも行う。貸球として払い出される遊技球の計数は、球貸しセンサーの検出信号に基づいて払出制御装置45が行う。
また、払出制御装置45は、主制御装置40から送られてきたコマンドを中継して発射制御装置44に送信する。
発射制御装置44は、払出制御装置45経由で主制御装置40から送られてくるコマンド、タッチスイッチのタッチ信号、発射ハンドルの回動量信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射モータを制御することで遊技球の発射を制御する。
音声・ランプ統合制御装置46はサブ制御装置に該当し、主制御装置40から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置47に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。
音声・ランプ統合制御装置46と演出図柄制御装置47とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置47は、音声・ランプ統合制御装置46から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置40から送信されてきたものと音声・ランプ統合制御装置46が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
次に、このパチンコ機の基本仕様を図3に従って説明する。なお、この図中で始動口1とあるのは第1始動口11を、始動口2は第2始動口12を示す。
通常確率状態と高確率状態とは特別図柄の大当たり確率によって区別され、通常確率状態と時間短縮状態とは特別図柄の平均変動時間及び普通図柄の平均変動時間の違い、即ち図柄の変動時間の長短で区別される。
変動短縮機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、特別図柄の平均変動時間は約6秒、最短変動時間は約5秒になる。また、通常確率状態でも、特別図柄の変動開始時に保留記憶が2個以上あると、その特別図柄の変動について変動短縮機能が作動して、変動時間は上記と同様になる。
開放延長機能は時間短縮状態及び高確率状態で作動し、その場合、第2始動口12の開放時間の上限が基底時間の0.3秒(未作動時)から4秒に延長される。但し、規定数(本実施例では3個)の入球があれば、上限時間に達していなくても閉鎖される。
特別図柄の大当たり確率は、通常確率状態(1/499)と高確率状態(1/49.1)とで異なるが、第1始動口11と第2始動口12とでは差がない。
普通図柄の当たり確率は、通常確率状態、時間短縮状態及び高確率状態とも同じ(1/2)である。
特別図柄の平均変動時間、特別図柄の最短変動時間、普通図柄の平均変動時間及び第2始動口12の開放時間(上限)は、図示並びに上述のとおりである。
特別図柄が大当たりしたときに高確率状態になる確率(いわゆる確変突入率)は各状態とも同じ(9/10)である。
1入賞あたりの賞球数は図示の通りであり、普通図柄作動ゲート17は通過口であるので賞球はない。
次に、主制御装置40が、メインルーチンのサブルーチンとして行う各処理に従って、パチンコ機の動作を説明する。
図4に示す入力チェック処理では、主制御装置40は、第1始動口スイッチ11aの検出信号と第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S11)。
肯定判断なら、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S12)。
保留記憶が満杯でなければ(S12:NO)、上記の各乱数を特別図柄保留記憶として記憶し、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数を1増加させる(S13)。既に4個の保留記憶があれば(S12:YES)保留記憶せず、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数も増やさない。
なお、特別図柄の保留記憶数の増減は音声・ランプ統合制御装置46を経由して演出図柄制御装置47に伝えられ、演出図柄表示装置6の画面6aにて、図11に例示するとおり、特別図柄保留記憶表示装置10の点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。
図5に示す当否判定処理では、主制御装置40は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S21)。
否定判断で、特別図柄の変動中でなく(S22:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S23:NO)、特別図柄保留記憶(上記、S13による保留記憶)があるか否かを判断する(S24)。
この保留記憶があれば(S24:YES)、特別図柄保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その特別図柄保留記憶は保留記憶から消去し)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S25)。
肯定判断であれば(S25:YES)、読み込んだ大当たり判定用乱数を確変テーブルに記録されている当たり値と照合し(S26)、否定判断であれば、読み込んだ大当たり判定用乱数を通常テーブルに記録されている当たり値と照合する(S27)。
本実施例の場合、大当たり判定用乱数は0〜490の整数値のいずれかであり、確変テーブルに記録されている当たり値は7、47、89、127、167、199、239、317、353、476の10個、通常テーブルに記録されている当たり値は7だけであるから、大当たり判定用乱数が当たり値のいずれかと一致する確率、すなわち大当たりの確率はS26なら1/49.1、S27なら1/490である。
S26又はS27の判定で当たりなら(S28:YES)、大当たり図柄決定用乱数によって大当たり図柄を決定し(S29)、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S30)。
また、外れのときは(S28:NO)、外れ図柄を決定するが(S31)、このとき、リーチ判定用乱数に基づいてリーチ表示の有無を決める。そして、変動パターンを決定する(S32)。
本実施例の場合、S29で決定される大当たり図柄は、通常大当たりを示す「X」と確変大当たりを示す「Y」とがあり、そのいずれかに決定される。また、S31で決定される外れ図柄は、「−」である。
S30又はS32に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当たり、確変大当たり、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)を音声・ランプ統合制御装置46に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の変動表示を開始させる(S33)。
従って、変動開始コマンドに基づけば大当たり図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。
変動開始コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置46は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置47に変動開始コマンドを送る。
図8(a)に示すように、演出図柄制御装置47は、変動開始コマンドを受信すると(S201:YES)、大当たりを示すコマンドか(S202)、又はリーチ表示を示すコマンドか(S203)を判断する。
S202又はS203で肯定判断なら、確定図柄及び変動パターンに基づいて確定表示する疑似図柄及び変動演出を決定し(S204)、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる(S205)。
確定図柄と疑似図柄の対応は、図10(b)に示すとおり、通常大当たりの「X」に対しては偶数のぞろ目、確変大当たりの「Y」に対しては奇数のぞろ目、外れ図柄の「−」に対してはそれら以外である。また、図10(a)に示すとおり、変動演出の表示パターンはA〜J表示パターンの10種類あり(表示しないは含まれない。)、そのいずれかに決定される。
しかし、S202及びS203でともに否定判断なら、S204〜S205は実行しない。すなわち、疑似図柄の変動表示を行わない。
主制御装置40は、特別図柄の変動中であれば(S22:YES)、図6(a)に示すように図柄変動時間(S30又はS32の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判断する(S34)。
肯定判断なら図柄停止コマンドを音声・ランプ統合制御装置46に出力し、また特別図柄表示装置9を制御して確定図柄を確定表示させる(S35)。
図柄停止コマンドを受信した音声・ランプ統合制御装置46は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置47に図柄停止コマンドを送る。
図8(b)に示すように、演出図柄制御装置47は、図柄停止コマンドを受信すると(S206:YES)、演出図柄表示装置6を制御して、S204で決めておいた疑似図柄を確定表示させる(S207)。
但し、上述のS202及びS203でともに否定判断で疑似図柄の変動表示を行わなかったときは、図柄停止コマンドを受信しても(S206:YES)、疑似図柄の確定表示(S207)は行わない。この場合、図柄停止コマンドは、特別図柄が確定表示されたことの通知にすぎない。
主制御装置40は、確定表示させた特別図柄が大当たりになる表示であれば(S36:YES)、確定図柄表示設定(S37)を行い、条件装置作動開始処理(S38)により、大当たりフラグをセットする。
続いて、確変フラグがセットされているか否かを判定し(S39)、肯定判断なら確変フラグをクリアする(S40)。否定判断なら、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定し(S41)、肯定判断なら時短フラグをクリアする(S42)。
確定表示させた特別図柄が大当たりにならない表示(つまり外れ)のときは(S36:NO)、確定図柄表示設定(S43)を行い、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定する(S44)。
肯定判断なら時短回数カウンタを−1して(S45)、このカウンタの値が0になったなら(S46:YES)、時短フラグをクリアする(S47)。S44又はS46で否定判断ならリターンする。
S23で確定図柄の表示中であれば(S23:YES)、図6(b)に示すように、確定図柄表示設定(S37又はS43)で設定された確定図柄表示時間を経過したか否かを判断し(S48)、経過していれば(S48:YES)、確定図柄表示終了処理(S49)により特別図柄表示装置9を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、また音声・ランプ統合制御装置46経由で演出図柄制御装置47に指示して、疑似図柄の確定表示を終了させる。
但し、演出図柄制御装置47は、上述のS202及びS203でともに否定判断で疑似図柄の変動表示を行わず、当然ながら疑似図柄の確定表示も行わなかったときは、確定表示の終了を指示されても特段の処理は行わない。つまり、この場合、確定表示の終了コマンドは、特別図柄が確定表示が終了したことの通知にすぎない。
図7に示す特別遊技処理では、主制御装置40は、条件装置の作動中か否かを大当たりフラグに基づいて判断する(S51)。
条件装置の作動中なら(S51:YES)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S52)。
大入賞口14の開放中でなく(S52:NO)、大当たり開始演出中でなく(S53:NO)、インターバル中でもなく(S54:NO)、大当たり終了演出中でもなければ(S55:NO)、大当たり図柄及び大当たりした状態を記憶し(S56)、大当たり開始演出処理(S57)により、音声・ランプ統合制御装置46に大当たり開始コマンドを送信し、また大入賞口14を開放させる。
音声・ランプ統合制御装置46は大当たり用の音声及びランプの演出を開始し、また演出図柄制御装置47に大当たり開始コマンドを送る。大当たりコマンドを受信した演出図柄制御装置47は、演出図柄表示装置6を制御して大当たり開始演出(いわゆるファンファーレ画面)を表示させる。上記大入賞口14の開放は、この大当たり開始演出を待って行われる。
S53、S54又はS55で肯定判断のときはリターンする。
S52で肯定判断のときは大入賞口14への入賞球が10個になったか否かをカウントスイッチ14bの検出信号に基づいて判断し(S58)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S59)。S59で否定判断ならリターンし、S58又はS59で肯定判断なら大入賞口14を閉鎖させる(S60)。
続いて、最終ラウンドであったか否かを判断し(S61)、否定判断なら遊技球が特定領域を通過していたか否かをVスイッチ14aからの入力信号に基づいて判断する(S62)。肯定判断なら大当たりインターバル処理(S63)により、音声・ランプ統合制御装置46にインターバルコマンドを送信し、音声・ランプ統合制御装置46からインターバルコマンドを受信した演出図柄制御装置47の制御で演出図柄表示装置6の画面表示が変更されるのを待って、大入賞口14を開放させる。
S61で肯定判断又はS62で否定判断のときは大当たり作動は継続しないので、大当たり終了演出処理(S64)を実行してから、条件装置停止処理(S65)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
そして、S35で特別図柄表示装置9に確定表示させS56で記憶した大当たりした図柄が確変図柄であれば(S66:YES)、確変フラグ作動処理(S67)を行い、確変フラグをセットする。
確変図柄でないときは(S66:NO)、S56で記憶した大当たりした状態が高確率状態であれば(S68:YES)、時短フラグ作動処理(S69)により時短フラグをセットし(時間短縮状態の開始)、時短回数カウンタを設定値(例えば100)にセットする。高確率状態でなければ(S68:NO)、リターンする。
以上の通り、本実施例のパチンコ機では、確定図柄が大当たり図柄のとき、又はリーチ表示を行う変動パターンのときが疑似図柄表示実行条件に合致し、演出図柄表示装置6による疑似図柄の変動表示が行われる。
即ち、疑似図柄による演出表示でリーチにならずに外れが表示される変動開始コマンドを主制御装置40が送信した場合、特別図柄の変動表示は行われるものの、演出図柄表示装置6による疑似図柄の変動表示を行わない。どのような状態でも特別図柄が変動すれば疑似図柄も必ず変動するわけではなく、変動表示の早期に外れが判明するような、遊技者に期待感を生じさせない変動では疑似図柄を表示しないから、演出効果として効率的になるうえ、より趣向性に富んだ弾球遊技機を実現できる。
また、演出図柄表示装置6による疑似図柄の変動表示を行うか否かを、変動開始コマンドに基づいて演出図柄制御装置47が行うので、主制御装置40は大当たりか否かの抽選を実行したときは、いつも変動開始コマンドを生成して送信すればよく、変動開始コマンドを生成するか否か、或いはこれを送信するか否かの判断処理を行う必要がない。つまり、主制御装置40の構成は従来と同様のままでよく、新規な負担が掛からない。
なお、演出図柄表示装置6にて疑似図柄の変動表示を行わないとき(特別図柄が変動中でないとき及びS202及びS203でともに否定判断のとき)は、図11に例示するように、S26、S27の大当たり抽選の結果とは無関係な画像が画面6aに表示される。図示の例は、実施例1のパチンコ機をモチーフにしたアニメーション画像であるが、例えば遊技履歴、次期機種の宣伝、ホールの広告、営業上のルール、テレビ、インターネット等の画像などを表示してもよい。
[変形例]
図10(a)に示すように、変動演出の表示パターンにA〜J表示パターンの他に「表示しない」を含めれば、図8(a)に示した図柄変動処理を図9(a)のように変形してS202及びS203を撤廃できる。
この場合、S204での変動演出を決定では、大当たり又はリーチ外れのときは上述と同様にA〜J表示パターンのいずれかに決定し、リーチ無し外れのときは「表示しない」に決定する。
また、実施例1及び上記の変形例では、疑似図柄表示実行条件に合致するか否かの判断、すなわち演出図柄表示装置6による疑似図柄の変動表示を行うか否かを、変動開始コマンドに基づいて演出図柄制御装置47が行っているが、これを主制御装置40で行うこともできる。
その場合、疑似図柄を表示させないことを示す非表示コマンドを変動開始コマンドと共に送信し、演出図柄制御装置47は、図9(a)と同様の処理を行い、非表示コマンドを受信したときは、S204で「表示しない」を選択する構成にすればよい。
或いは、疑似図柄表示実行条件に合致しなければ、主制御装置40が変動開始コマンドを送信しない構成のときも、変動演出の表示パターンに「表示しない」を含めずに、図9(a)と同様の処理を行えばよい。この場合、演出図柄制御装置47が疑似図柄の変動表示を行うか否かを判断する必要がなくなる。
[実施例2]
実施例1は第1始動口11に入球したときも第2始動口12に入球したときも、特別図柄表示装置9にて特別図柄の変動表示及び確定表示を行っているが、特別図柄の表示を別々に行う例を実施例2として説明する。なお、パチンコ機の実施例1と共通の部分については同符号を使用して説明を省略する。
図12に示すように、本実施例のパチンコ機では、第1始動口11用の第1特別図柄表示装置9a及び第1特別図柄保留記憶表示装置10aと第2始動口12用の第2特別図柄表示装置9b及び第2特別図柄保留記憶表示装置10bを備えている。第1特別図柄表示装置9a及び第2特別図柄表示装置9bの構造は実施例1の特別図柄表示装置9と同じであり、第1特別図柄保留記憶表示装置10a及び第2特別図柄保留記憶表示装置10bの構造は実施例1の特別図柄保留記憶表示装置10と同じである。
このパチンコ機の基本仕様は図13に示すとおりで、多くの部分は実施例1(図3参照)と同じである。また、第1特別図柄表示装置9aに表示される第1特別図柄(図中、「第1特図」)の平均変動時間及び最短変動時間は実施例1の特別図柄と同じである。しかし、第2特別図柄表示装置9bに表示される第2特別図柄(図中、「第2特図」)の平均変動時間及び最短変動時間は1秒と、ごく短時間になっている。
次に、主制御装置40が、メインルーチンのサブルーチンとして行う各処理に従って、パチンコ機の動作を説明する。
[入力チェック処理]
図14に示すように、入力チェック処理は第1始動口11用と第2始動口12用がある。
図14(a)に示す入力チェック処理(始動口1用)では、主制御装置40は、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S101)。
肯定判断なら、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S102)。
この保留記憶が満杯でなければ(S102:NO)、上記の各乱数を第1特別図柄保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留記憶表示装置10aの点灯数を1増加させる(S103)。既に4個の保留記憶があれば(S102:YES)保留記憶せず、第1特別図柄保留記憶表示装置10aの点灯数も増やさない。
なお、第1特別図柄の保留記憶数の増減は音声・ランプ統合制御装置46を経由して演出図柄制御装置47に伝えられ、演出図柄表示装置6の画面6aにて、図16に例示するとおり、第1特別図柄保留記憶表示装置10aの点灯数と同数の疑似保留表示がなされる。
図14(b)に示す入力チェック処理(始動口2用)では、主制御装置40は、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S105)。
肯定判断なら、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S102)。
この保留記憶が満杯でなければ(S106:NO)、上記の各乱数を第2特別図柄保留記憶として記憶し、第2特別図柄保留記憶表示装置10bの点灯数を1増加させる(S107)。既に4個の保留記憶があれば(S106:YES)保留記憶せず、第2特別図柄保留記憶表示装置10bの点灯数も増やさない。
なお、第2特別図柄の保留記憶数は演出図柄表示装置6の画面6aには表示されない。
[入賞順番処理]
この実施例2では、第1特別図柄と第2特別図柄が同時に変動せず、始動口に入った順番に変動するので、その順番(始動口1か始動口2か)も記憶する必要があり、主制御装置40は、その順番を記憶するための入賞順番処理を実行する。
図15に示すように、入賞順番処理では、まず、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S111)。肯定判断なら、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S112)。
第1始動口11に入球したときは(S112:YES)、第1特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S113)。
この保留記憶が満杯でなければ(S113:NO)、記憶順番領域の空き領域に第1始動口11への入球(始1)を記憶する(S115)。図15(b)に示すとおり、記憶順番領域には8個の領域があり、順位1(図中「古い」で示す)から順位8(図中「新しい」で示す)へと、入球の順序に従って記憶される。従って、ここでは空き領域の中で最も順位が高い(順位1に近い)位置に(始1)を記憶する。
一方、第1始動口11ではなく第2始動口12に入球していれば(S112:NO)、第2特別図柄保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S114)。
この保留記憶が満杯でなければ(S114:NO)、記憶順番領域の空き領域に第2始動口11への入球(始2)を記憶する(S115)。
S115での順位記憶は、第1特別図柄保留記憶と第2特別図柄保留記憶とを同じ記憶順番領域に記憶するので、図15(b)に示すように、第1始動口11の入球記憶(始1)と第2始動口11の入球記憶(始2)とが、入球順序に従って混在する。
ただし、第1特別図柄保留記憶(始1)も、第2特別図柄保留記憶(始2)も、それぞれ上限(満杯)は4個であるから、既に4個の第1特別図柄保留記憶があれば(S113:YES)、たとえ記憶順番領域に空きがあっても記憶せず、同様に、既に4個の第2特別図柄保留記憶があれば(S114:YES)、たとえ記憶順番領域に空きがあっても記憶しない。
また、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)の変動表示が行われると、図15(b)に示すように、その変動表示に対応する順位1の記憶が抹消され、順位2以下がそれぞれ1順位ずつ上位にシフトされる。
[当否判定処理]
第1特別図柄と第2特別図柄とが同時に変動する構成の場合、第1始動口11に遊技球が入球して保留記憶された第1特別図柄保留記憶についての当否判定処理(始動口1用)及び第2始動口12に遊技球が入球して保留記憶された第2特別図柄保留記憶についての当否判定処理(始動口2用)は、実施例1の当否判定処理(図5及び図6参照)と同様に行われる。
但し、主制御装置40のメインルーチンには、当否判定処理(始動口1用)と当否判定処理(始動口2用)とが別々のサブルーチンとして組み込まれており、例えば当否判定処理(始動口1用)を実行してから当否判定処理(始動口2用)を実行する(この逆の順番でも構わない)。
一方、本実施例のように第1特別図柄と第2特別図柄とが同時に変動することはなく、始動口(第1始動口又は第2始動口)に入った順に変動する構成の場合は、実施例1の当否判定処理(図5及び図6参照)と同様の当否判定処理が行われる。
但し、S24で肯定判断のときに判定の対象となる保留記憶は、保留記憶領域に記憶されている順番に従う(最も古いものが判定対象となる)ので、第1特別図柄保留記憶のときもあれば第2特別図柄保留記憶のときもある。
なお、上述したように第2特別図柄の平均変動時間及び最短変動時間は1秒であるから(図13参照)、上記2つの場合とも、図5に示すS30、S32の変動パターンは、そのような短い変動時間が選択される。
また、図5に示すS33で送信される変動開始コマンドには、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドか、第2特別図柄に対しての変動開始コマンドかが判るデータが含まれている。
[変動表示]
特別図柄の変動表示及び確定表示のための、主制御装置40による第1特別図柄表示装置9a及び第2特別図柄表示装置9bの制御は実施例1での特別図柄表示装置9の制御と同様である。なお、大当たり遊技中には、どちらの特別図柄も変動しない。また、どちらの特別図柄が当たった場合でも、同じ演出図柄表示装置6にて、大当たり遊技に関わるラウンド数や入賞個数の表示等を行う。
但し、演出図柄制御装置47による演出図柄表示装置6の制御(疑似図柄の変動表示及び確定表示)については、実施例1とは異なる。
本実施例の場合、図17(a)に示すように、演出図柄制御装置47は、変動開始コマンドを受信したときは(S211:YES)、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドか否かを判断する(S212)。
肯定判断なら、確定図柄及び変動パターンに基づいて確定表示する疑似図柄及び変動演出を決定し(S213)、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる(S214)。
しかし、S212で否定判断、即ち第2特別図柄に対しての変動開始コマンドなら、S213〜S214は実行しない。つまり、第2特別図柄については疑似図柄の変動表示を行わない。
また、図17(b)に示すように、演出図柄制御装置47は、図柄停止コマンドを受信すると(S215:YES)、演出図柄表示装置6を制御して、S213で決めておいた疑似図柄を確定表示させる(S216)。
但し、上述のS212で否定判断で疑似図柄の変動表示を行わなかったときは、図柄停止コマンドを受信しても(S215:YES)、疑似図柄の確定表示(S216)は行わない。この場合、図柄停止コマンドは、第2特別図柄が確定表示されたことの通知にすぎない。
なお、図17の場合は第2特別図柄に対してのコマンドであれば、疑似図柄及び変動演出を決定しない構成にしているが、図9(図10の表示しない)のような構成にしてもよい。
[演出図柄表示装置6による表示例]
第1特別図柄の変動表示に対しては疑似図柄の変動表示が行われるが、第2特別図柄の変動表示に対しては疑似図柄の変動表示を行わないので、演出図柄表示装置6の表示は図18〜19に例示するようなものになる。
例えば第1特別図柄の変動表示に対応する疑似図柄の変動表示(A)〜確定表示(B)、次の疑似図柄の変動表示の開始(C)で疑似保留表示数が1減り、リーチ表示(D)、リーチアクション(E)〜(F)、確定表示(G)、さらに次の疑似図柄の変動表示の開始(H)〜確定表示(I)のようになる。
ところが、第2特別図柄が大当たりになると、疑似図柄の変動表示が行われないで突然に「大当たり」の報知画面が演出図柄表示装置6に表示される(図19(J))。しかも、その「大当たり」の報知画面の直前は外れの疑似図柄が確定表示されていたのであるから(図19(I)参照)、遊技者は、突然の大当たりで驚くことになる。
以上のように、本実施例のパチンコ機は、第1始動口11及び第2始動口12と、主制御装置40によって制御される第1特別図柄表示装置9a及び第2特別図柄表示装置9bと、演出図柄制御装置47によって制御される演出図柄表示装置6とを備え、主制御装置40は、遊技球が第1始動口11に入球すると当たり外れを抽選し(第1抽選)、第1特別図柄表示装置9aを制御して第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、また第1抽選の結果を示す抽選結果データ及び疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データが含まれた変動開始コマンドを送信し、遊技球が第2始動口12に入球すると、第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(第2抽選)、第2特別図柄表示装置9bを制御して、第1抽選の実施から前記第1特別図柄の確定表示までの経過時間よりも短時間で第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
演出図柄制御装置47は、第1抽選の実施に基づく変動開始コマンドを受信したときに限って、受信した変動開始コマンドに基づいて演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。
従って、特別図柄を2つにしても、パチンコ機全体の制御負担は特別図柄が1個の従来のパチンコ機とほとんど変わらないが、突然大当たりが発生するような演出などの従来になかった斬新な演出が可能になり、趣向性に富んだパチンコ機になる。しかも、第2特別図柄の疑似保留表示を行わない構成であるから突然大当たりといった演出が、より遊技者を驚かす演出になる。
また、常時、2つの疑似図柄を表示する構成にすると、遊技者は常に2つの異なる疑似図柄を見ることになってしまうので、集中力が分散され、逆に本来の面白みを味わうことが出来なくなってしまうが、本実施例のように特別図柄を2つ設けても、片方の特別図柄の疑似図柄のみを表示するようにしたので、集中力が分散されず、本来のパチンコ遊技の面白みを長い間感じさせることが可能になる。
[実施例3]
実施例2は第2特別図柄に対応する疑似図柄の表示を一切行わない構成であるが、遊技状態によっては第1特別図柄に対応する疑似図柄を表示せずに第2特別図柄に対応する疑似図柄を表示する例を実施例3として説明する。なお、パチンコ機の構成は実施例2と同じであるから同符号を使用して図示及び説明を省略する。
このパチンコ機の基本仕様は図20に示すとおりで、おおむね実施例2(図13参照)と同じであるが、第2特別図柄表示装置9bに表示される第2特別図柄(図中、「第2特図」)の平均変動時間及び最短変動時間が実施例2とは異なっている。
主制御装置40が、メインルーチンのサブルーチンとして行う各処理の内、入力チェック処理は実施例2(図14又は図15参照)と同様に行われる。
ただし、図14のS103、S107又は図15のS115で第1特別図柄保留記憶、第2特別図柄保留記憶が増えると、図21に例示するとおり、演出図柄表示装置6の画面6aには、第1特別図柄保留記憶表示装置10aの点灯数と第2特別図柄保留記憶表示装置10bの点灯数の合計数の疑似保留表示がなされる。
その疑似保留表示の変化の例を図22にて説明する。
まず、第1特別図柄保留記憶(始1で示す)と第2特別図柄保留記憶(始2で示す)とが(a)のようにあるとする。なお、始1、始2は説明の都合上記載したものであり、これらの文字が表示されるわけではない(その他、始1、始2を区別可能な文字や図形なども一切表示されない。)。
第1特別図柄の変動表示が開始されると、疑似保留表示が1減る(b)。
第2始動口12に入球して第2特別図柄保留記憶(始2)が1増えると、疑似保留表示も1増える(c、g)。
第1始動口11に入球して第1特別図柄保留記憶(始1)が1増えると、疑似保留表示も1増える(d、e)。
但し、始1が既に4個あれば(満杯なら)、第1始動口11に入球しても第1特別図柄保留記憶(始1)は増えず、疑似保留表示も増えない(f)。この点は、第2特別図柄保留記憶(始2)も同様である。
このように、第1特別図柄保留記憶(始1)と第2特別図柄保留記憶(始2)の疑似保留表示が混在するので、遊技者が疑似保留表示の何番目が始1であるか、始2であるかを判断するのはきわめて困難である。
第1特別図柄保留記憶及び第2特別図柄保留記憶についての当否判定処理は実施例2と同様に行われる。
特別図柄の変動表示及び確定表示のための、主制御装置40による第1特別図柄表示装置9a及び第2特別図柄表示装置9bの制御も実施例2と同様である。
但し、演出図柄制御装置47による演出図柄表示装置6の制御(疑似図柄の変動表示及び確定表示)については、実施例2とは異なる。
本実施例の場合、図23(a)に示すように、演出図柄制御装置47は、変動開始コマンドを受信したときは(S221:YES)、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドか否かを判断する(S222)。
第1特別図柄に対しての変動開始コマンドであり(S222:YES)、通常確率状態であれば(S223:YES)、確定図柄及び変動パターンに基づいて確定表示する疑似図柄及び変動演出を決定し(S225)、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる(S226)。
また、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドではなく、つまり第2特別図柄に対しての変動開始コマンドであり(S222:NO)、開放延長状態(時間短縮状態又は高確率状態)であれば(S224:YES)、同様にS225〜S226を実行する。
なお、S225の変動演出の決定は、第1特別図柄の疑似図柄なら図24(a)に示すA〜J表示パターンの10種類のいずれかを決定し、第2特別図柄の疑似図柄なら図24(b)に示すK〜U表示パターンの10種類のいずれかを決定する。
このように、通常確率状態のときは第1特別図柄の変動表示に対応して疑似図柄の変動表示が行われ、開放延長状態のときは第2特別図柄の変動表示に対応して疑似図柄の変動表示が行われる。
なお、通常確率状態、時間短縮状態又は高確率状態のどの状態であるかを示すデータが主制御装置40から与えられるので、演出図柄制御装置47は、このデータに基づいて上記S223、S224の判断を行う。
以上のように、本実施例のパチンコ機は、第1始動口11及び第2始動口12と、主制御装置40によって制御される第1特別図柄表示装置9a及び第2特別図柄表示装置9bと、演出図柄制御装置47によって制御される演出図柄表示装置6とを備え、遊技状態には、第2始動口12の開放時間が基底時間までに制限される通常状態と第2始動口12の開放時間が基底時間よりも長い延長時間までに制限される開放延長状態とがあり、主制御装置40は、遊技球が第1始動口11に入球すると当たり外れを抽選し(第1抽選)、第1特別図柄表示装置9aを制御して第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、遊技球が第2始動口12に入球すると、第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(第2抽選)、第2特別図柄表示装置9bを制御して第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、演出図柄制御装置47は、通常状態時には、第1抽選の結果を示す第1抽選結果データ及び疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データが含まれた変動開始コマンドを受信したときに限って、受信した変動開始コマンドに基づいて演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、開放延長状態時には、第2抽選の結果を示す第2抽選結果データ及び疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データが含まれた変動開始コマンドを受信したときに限って、受信した変動開始コマンドに基づいて演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。
つまり、通常確率状態では常時入球可能な第1始動口11の方が第2始動口12よりも入球頻度が相対的に高く、開放延長状態では第1始動口11よりも第2始動口12の方が入球頻度が相対的に高く、その遊技状態に応じて入球頻度が相対的に高い方の抽選結果の報知が特別図柄と疑似図柄とで行われる。
従って、特別図柄を2つにしても、パチンコ機全体の制御負担は特別図柄が1個の従来の弾球遊技機とほとんど変わらず、遊技状態に応じて主となる抽選に対して遊技者に報知でき、遊技者は集中して遊技を楽しむことが出来る。
そして、特別図柄を2つにしても、パチンコ機全体の制御負担は特別図柄が1個の従来のパチンコ機とほとんど変わらないが、突然大当たりが発生するような演出などの従来になかった斬新な演出が可能になり、趣向性に富んだパチンコ機になる。
また、常時、2つの疑似図柄を表示する構成にすると、遊技者は常に2つの異なる疑似図柄を見ることになってしまうので、集中力が分散され、逆に本来の面白みを味わうことが出来なくなってしまうが、本実施例のように特別図柄を2つ設けても、片方の特別図柄の疑似図柄のみを表示するようにしたので、集中力が分散されず、本来のパチンコ遊技の面白みを長い間感じさせることが可能になる。
[実施例4]
実施例3は遊技状態に応じて第1特別図柄の疑似図柄又は第2特別図柄の疑似図柄を択一的に表示する例であるが、これに実施例1又は2で説明した、大当たり又はリーチ外れのときに疑似図柄を表示する構成を組み合わせることができるので、その一例を実施例4として説明する。なお、以下に説明する図25に関わる部分を除けば、パチンコ機の構成及び動作は実施例3と同じであるから同符号を使用して図示及び説明を省略する。
図25(a)に示すように、演出図柄制御装置47は、変動開始コマンドを受信したときは(S231:YES)、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドか否かを判断する(S232)。
第1特別図柄に対しての変動開始コマンドであり(S232:YES)、通常確率状態であれば(S233:YES)、確定図柄及び変動パターンに基づいて確定表示する疑似図柄及び変動演出を決定し(S237)、演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる(S238)。
また、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドではなく、つまり第2特別図柄に対しての変動開始コマンドであり(S232:NO)、開放延長状態(時間短縮状態又は高確率状態)であれば(S234:YES)、同様にS225〜S226を実行する。
さらに、第1特別図柄に対しての変動開始コマンドであるが(S232:YES)、通常確率状態ではないとき(S233:NO)及び第2特別図柄に対しての変動開始コマンドであるが(S232:NO)、開放延長状態ではないとき(S234:NO)には、大当たりを示すコマンドか(S235:YES)又はリーチ外れを示すコマンドであれば(S236:YES)、同様にS225〜S226を実行する。
このように、通常確率状態のときは第1特別図柄の変動表示に対応して疑似図柄の変動表示が行われ、開放延長状態のときは第2特別図柄の変動表示に対応して疑似図柄の変動表示が行われる。更に、大当たり又はリーチ外れであれば、通常確率状態のときには第2特別図柄の変動表示に対しても疑似図柄の変動表示が行われ、開放延長状態のときには第1特別図柄の変動表示に対しても疑似図柄の変動表示が行われる。
以上の通り、このパチンコ機は、実施例3と同様のパチンコ機において、
主制御装置40は、第1抽選又は前記第2抽選を実施すると、疑似図柄の変動表示中にリーチ表示を行うか否かを決定し、リーチ表示を行うと決定するとリーチを指示するデータが含まれた変動開始コマンドを送信する構成であり、演出図柄制御装置47は、通常状態時には、第1特別図柄の変動開始コマンドを受信したときだけでなく、第2特別図柄の変動開始コマンドを受信したときも、第2抽選の結果が当たりのとき及びリーチを指示するデータが含まれていれば、受信した変動開始コマンドに基づいて演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、開放延長状態時には、第2特別図柄の変動開始コマンドを受信したときだけでなく、第1特別図柄の変動開始コマンドを受信したときも、第1抽選の結果が当たりのとき及びリーチを指示するデータが含まれていれば、受信した変動開始コマンドに基づいて演出図柄表示装置6を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる。
実施例3の場合は、常に片方の特別図柄に対しての疑似図柄のみを表示するので、他方の抽選結果が期待できるものであった場合でも、遊技者にそのことを疑似図柄で良好に伝えることができないが、実施例4の構成にすれば、他方の抽選に対しては結果が期待できるもの(当たり又はリーチ)あった場合には、これも疑似図柄で良好に表示できるから、遊技者は集中が分散せずに、しかも、期待感がある抽選の報知を見逃すことはなくなる。
[実施例3、4の変形例]
実施例3又は4において、図26(a)に示すように、通常確率状態では第1特別図柄の疑似保留表示を行い、開放延長状態では第2特別図柄の疑似保留表示を行う構成にしてもよい。
また、図26(b)に示すように、どの遊技状態にあっても第1特別図柄及び第2特別図柄の疑似保留表示を行う構成にしてもよい。
両方の疑似保留表示を行う場合、図26(c)に示すように、通常確率状態では第1特別図柄の疑似保留表示を相対的に大きく、開放延長状態では第2特別図柄の疑似保留表示を相対的に大きく表示する構成にしてもよい。
また実施例3又は4において、通常確率状態でも開放延長状態でも、第1特別図柄及び第2特別図柄の疑似図柄を表示する構成、つまりどちらかの特別図柄が変動すれば、必ず疑似図柄も変動する構成にしてもよい。
この場合、図27に例示するように、通常確率状態では第1特別図柄の疑似図柄を大きく表示し(a)、開放延長状態では第2特別図柄の疑似図柄を大きく表示する(b)とよい。
[その他]
各実施例の演出図柄制御装置47が請求項に記載のサブ制御装置に該当するが、音声・ランプ統合制御装置46がコマンドやデータを送信することで演出図柄制御装置47を介して演出図柄表示装置6を制御している(音声・ランプ統合制御装置46がサブ制御装置に該当する)とも言える。また、演出図柄制御装置47の機能(全部又は一部)を音声・ランプ統合制御装置46に集約してもよい。
実施例2〜4では、第1特別図柄、第2特別図柄に関係なく入球した順に抽選(変動)する構成(例えば4回連続で第1特別図柄が変動する場合などもある)にしているが、第1特別図柄、第2特別図柄が並行的に変動する構成、例えば第1特別図柄が変動中であり、第1特別図柄の保留記憶が存在しても、遊技球が第2始動口12に入球すると直ぐに第2特別図柄の変動を開始する構成にしてもよい。
疑似図柄は、各実施例に示した数字図柄に限定されるわけではなく、例えばキャラクタなどでもよい。
[捕捉]
第1始動口11と第2始動口12で賞球数が違う訳
第1始動口11と第2始動口12では、遊技球が入球したとに起因する抽選確率が同じで、抽選が当りの場合に発生する遊技上の価値(大当たり遊技)も同じであるが、遊技球が始動口に入ったときに払出される賞球数が異なっている。
遊技者の要望としては、当然、良く大当たりして沢山の賞球が出るパチンコ機で遊技したいと思っている。しかし、そのようなパチンコ機では遊技店の経営が成り立たない。つまり、遊技者と遊技店とでバランスが取れたパチンコ機であらねばならない。
そこで、考えられるのは、遊技者にとって有利な状態(大当たり状態、高確率状態、時短状態)は、より遊技者にとって有利な状態にし、逆に遊技者にとって不利な状態(通常確率状態)は、より遊技者にとって不利な状態にすることである。このような構成なら、遊技者の要望に答えつつ、従来通り遊技者と遊技店でバランスが取れた遊技機が作れるようになる。
遊技者に有利な状態をより有利な状態にする方法としては、従来、確変大当たりになる確率は1/2(確変大当たり/全ての大当たり)であるが、それを2/3などにし、確変大当たりが出やすくする等が考えられる。
一方、遊技者に不利な状態をより不利な状態にする方法としては、通常確率状態の大当たり確率を低くし、遊技球が始動口に入賞した時に払い出す賞球数を少なくすることが考えられる。しかし、始動口に遊技球が入賞した時に払い出す賞球を少なくしてしまうと、高確率状態中になかなか大当たりが発生しなかった場合に、高確率状態にも係わらず遊技球を多く使ってしまうことになるので遊技者が有利な状態ではなくなってしまう。
そこで、始動口を複数設け、一方の始動口だけは普通図柄が当たったことで開放される可変入賞装置(例えば電動チューリップ)にして、その可変の始動口に遊技球が入賞した時に払い出す賞球数を多く、可変ではない始動口に遊技球が入賞した時に払い出す賞球数を少なく設定することで上記の高確率遊技中の球減りの問題が解決できる。
高確率遊技中は、普通図柄の変動時間の短縮と普通図柄が当ったことで開放する可変入賞装置の開放時間が延長されるので、可変入賞装置の始動口に多くの遊技球が入賞することになる。通常確率状態は、普通図柄の変動時間が長いほか、普通図柄が当ったことで開放される羽根の開放時間が短いので、ほとんど可変入賞装置の始動口には遊技球は入賞しない。
実施例1の遊技盤の正面図。 実施例1のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例1のパチンコ機の仕様説明図。 実施例1の主制御装置が実行する入力チェック処理のフローチャート。 実施例1の主制御装置が実行する当否判定処理のフローチャート(1)。 実施例1の主制御装置が実行する当否判定処理のフローチャート(2)。 実施例1の主制御装置が実行する特別遊技処理のフローチャート。 実施例1の演出図柄制御装置が実行する図柄変動処理及び図柄変動停止処理のフローチャート。 実施例1の演出図柄制御装置が実行する図柄変動処理及び図柄変動停止処理の変形例フローチャート。 実施例1の演出表示パターンと疑似図柄の説明図。 実施例1の疑似保留表示の説明図。 実施例2の遊技盤の正面図。 実施例2のパチンコ機の仕様説明図。 実施例2の主制御装置が実行する入力チェック処理のフローチャート。 実施例2の主制御装置が実行する入力チェック処理の変形例フローチャート。 実施例2の疑似保留表示の説明図。 実施例2の演出図柄制御装置が実行する図柄変動処理及び図柄変動停止処理の変形例フローチャート。 実施例2の疑似図柄の表示説明図(1)。 実施例2の疑似図柄の表示説明図(2)。 実施例3のパチンコ機の仕様説明図。 実施例3の疑似保留表示の説明図。 実施例3の疑似保留表示の変化説明図。 実施例3の演出図柄制御装置が実行する図柄変動処理及び図柄変動停止処理の変形例フローチャート。 実施例3の演出表示パターンの説明図。 実施例4の演出図柄制御装置が実行する図柄変動処理及び図柄変動停止処理の変形例フローチャート。 実施例3、4の変形例の説明図(1)。 実施例3、4の変形例の説明図(2)。
符号の説明
1・・・遊技盤、
3・・・遊技領域、
6・・・演出図柄表示装置、
9・・・特別図柄表示装置、
9a・・・第1特別図柄表示装置、
9b・・・第2特別図柄表示装置、
10・・・特別図柄保留記憶表示装置、
10a・・・第1特別図柄保留記憶表示装置、
10b・・・第2特別図柄保留記憶表示装置、
11・・・第1始動口、
12・・・第2始動口、
14・・・大入賞口、
40・・・主制御装置、
46・・・音声・ランプ統合制御装置、
47・・・演出図柄制御装置。

Claims (4)

  1. 第1始動口及び第2始動口と、
    主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
    サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
    を備え、
    前記主制御装置は、
    遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(以下、「第1抽選」という。)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
    遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(以下、「第2抽選」という。)、前記第2特別図柄表示装置を制御して、前記第1抽選の実施から前記第1特別図柄の確定表示までの経過時間よりも短時間で前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
    前記サブ制御装置は、前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせる
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 常時入球可能な第1始動口と、
    閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になる第2始動口と、主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
    サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
    を備え、
    遊技状態には、通常状態と開放延長状態とがあり、開放延長状態では前記第2始動口の開放時間の上限が前記通常状態での前記第2始動口の開放時間の上限よりも長くされており、
    前記主制御装置は、
    遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(以下、「第1抽選」という。)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
    遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(以下、「第2抽選」という。)、前記第2特別図柄表示装置を制御して前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
    前記サブ制御装置は、
    前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、
    前記通常状態時には、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、
    前記開放延長状態時には、前記表示コマンドが前記第2抽選によるものであった場合に限り、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせる
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 常時入球可能な第1始動口と、
    閉鎖時は入球不可能で普通図柄抽選で当たると開放されて入球容易になる第2始動口と、主制御装置によって制御される第1特別図柄表示装置及び第2特別図柄表示装置と、
    サブ制御装置によって制御される演出図柄表示装置と
    を備え、
    遊技状態には、通常状態と開放延長状態とがあり、開放延長状態では前記第2始動口の開放時間の上限が前記通常状態での前記第2始動口の開放時間の上限よりも長くされており、
    前記主制御装置は、
    遊技球が第1始動口に入球すると当たり外れを抽選し(以下、「第1抽選」という。)、前記第1特別図柄表示装置を制御して該第1抽選の結果を示す第1特別図柄を確定表示させ、
    遊技球が第2始動口に入球すると、前記第1抽選と同確率で当たり外れを抽選し(以下、「第2抽選」という。)、前記第2特別図柄表示装置を制御して前記第2抽選の結果を示す第2特別図柄を確定表示させる構成であり、
    前記第1抽選又は前記第2抽選を実施すると疑似図柄によるリーチ演出を行うか否かを決定するリーチ決定手段を備えており、
    前記サブ制御装置は、
    前記主制御装置から送られる前記抽選の結果を示すデータ、前記特別図柄の疑似演出を行う疑似図柄の変動時間を指定する変動時間データ、前記リーチ決定手段の決定結果を判別可能なデータ及び前記抽選の結果が前記第1抽選によるものなのか前記第2抽選によるものなのかが判別可能なデータが含まれた表示制御コマンドを受信し、
    前記通常状態時には、前記表示コマンドが前記第1抽選によるものであった場合、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、前記表示制御コマンドが前記第2抽選によるものであった場合、前記第2抽選の結果が当たりのとき及び前記リーチ決定手段によりリーチ演出を行うと決定されたときに限って、該受信した表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせ、
    前記開放延長状態時には、前記表示コマンドが前記第2抽選によるものであった場合、受信した前記表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して前記疑似図柄の変動表示を行わせ、前記表示制御コマンドが前記第1抽選によるものであった場合、前記第1抽選の結果が当たりのとき及び前記リーチ決定手段によりリーチ演出を行うと決定されたときに限って、該受信した表示制御コマンドに基づいて前記演出図柄表示装置を制御して疑似図柄の変動表示を行わせる
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の弾球遊技機において、
    前記主制御装置は、第1特別図柄の変動表示中又は確定表示中は、第2特別図柄の変動表示を行わせず、第2特別図柄の変動表示中又は確定表示中は、第1特別図柄の変動表示を行わせない
    ことを特徴とする弾球遊技機。
JP2005246066A 2005-08-26 2005-08-26 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4255465B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246066A JP4255465B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246066A JP4255465B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 弾球遊技機

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005329220A Division JP4255468B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 弾球遊技機
JP2008295745A Division JP4832497B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 弾球遊技機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007054507A JP2007054507A (ja) 2007-03-08
JP2007054507A5 JP2007054507A5 (ja) 2008-05-22
JP4255465B2 true JP4255465B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=37918485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005246066A Expired - Fee Related JP4255465B2 (ja) 2005-08-26 2005-08-26 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4255465B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138736A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Sankyo Co Ltd 遊技機

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4907452B2 (ja) * 2007-06-29 2012-03-28 株式会社三共 遊技機
JP2009011501A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Samii Kk 弾球遊技機
JP4895942B2 (ja) * 2007-08-23 2012-03-14 株式会社ソフイア 遊技機
JP5855446B2 (ja) * 2011-12-21 2016-02-09 株式会社平和 遊技機
JP5213283B2 (ja) * 2011-12-27 2013-06-19 サミー株式会社 弾球遊技機
JP6417505B2 (ja) * 2013-05-27 2018-11-07 株式会社高尾 遊技機
JP6122734B2 (ja) * 2013-08-20 2017-04-26 株式会社平和 遊技機
JP5820452B2 (ja) * 2013-11-05 2015-11-24 株式会社ソフイア 遊技機
JP5849269B2 (ja) * 2014-03-25 2016-01-27 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6517557B2 (ja) * 2015-03-24 2019-05-22 株式会社三共 遊技機
JP6723696B2 (ja) * 2015-07-10 2020-07-15 株式会社平和 遊技機
JP6561263B2 (ja) * 2015-07-21 2019-08-21 株式会社高尾 弾球遊技機
JP6021035B2 (ja) * 2015-09-03 2016-11-02 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6094980B2 (ja) * 2015-10-21 2017-03-15 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016083462A (ja) * 2016-01-22 2016-05-19 株式会社平和 遊技機
JP2016198623A (ja) * 2016-09-06 2016-12-01 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6647639B1 (ja) * 2019-03-26 2020-02-14 株式会社大都技研 遊技台
JP6664674B1 (ja) * 2019-03-26 2020-03-13 株式会社大都技研 遊技台
JP2019122877A (ja) * 2019-05-14 2019-07-25 株式会社ニューギン 遊技機
JP2019122876A (ja) * 2019-05-14 2019-07-25 株式会社ニューギン 遊技機
JP2019130396A (ja) * 2019-05-14 2019-08-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP6862017B2 (ja) * 2020-02-03 2021-04-21 株式会社大都技研 遊技台
JP2021171119A (ja) * 2020-04-21 2021-11-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000070474A (ja) * 1998-09-02 2000-03-07 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2003047731A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Sophia Co Ltd 遊技機
JP4501422B2 (ja) * 2003-12-11 2010-07-14 株式会社竹屋 遊技機
JP2005185728A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sankyo Kk 遊技機
JP4614310B2 (ja) * 2004-01-30 2011-01-19 株式会社高尾 弾球遊技機
JP3111594U (ja) * 2004-04-07 2005-07-28 株式会社高尾 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138736A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Sankyo Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007054507A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255465B2 (ja) 弾球遊技機
JP4255468B2 (ja) 弾球遊技機
JP5954898B2 (ja) 弾球遊技機
JP4716515B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5497406B2 (ja) 遊技機
JP2007252718A (ja) 遊技機
JP4743497B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3118008U (ja) 弾球遊技機
JP2008183433A (ja) 弾球遊技機
JP5116179B2 (ja) 弾球遊技機
JP5405776B2 (ja) 遊技機
JP4289557B2 (ja) 遊技機
JP4832497B2 (ja) 弾球遊技機
JP2006122400A (ja) パチンコ遊技機及びこれに用いる表示装置
JP2019150081A (ja) 弾球遊技機
JP7309187B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009172057A (ja) 遊技機
JP2019150337A (ja) 弾球遊技機
JP7200188B2 (ja) 遊技機
JP2011092604A (ja) パチンコ遊技機
JP6936201B2 (ja) 遊技機
JP4448908B2 (ja) 弾球遊技機
JP2005304922A (ja) 弾球遊技機
JP2020058942A (ja) 遊技機
JP5448017B2 (ja) パチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4255465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150206

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150206

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees