JP5855446B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
図3は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
図13を用いて、主制御基板100のメイン処理を説明する。
メインCPU100aは、初期化処理として、電源投入に応じて、メインROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM100cに記憶されるフラグ等を初期化したり、副制御基板200に送信する各種のコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶したりする。
次に、メインCPU100aは、第1変動パターン乱数および第2変動パターン乱数を更新する変動パターン乱数更新処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数および大当たり乱数を更新する際に参照される初期値乱数の更新を行う。以降は、所定の割込み処理が行われるまで、ステップS2とステップS3との処理を繰り返し行う。
図14を用いて、主制御基板100のタイマ割込処理を説明する。
まず、メインCPU100aは、各種タイマカウンタを更新(カウントアップ)するタイマ更新処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数、大当たり乱数、普通図柄乱数を更新する処理を行う。具体的には、それぞれの乱数カウンタを1加算して、乱数カウンタを更新する。なお、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の初期値乱数の値から乱数を更新する。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18a、第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口検出スイッチ22a、ゲート検出スイッチ24a、大入賞口検出スイッチ28aに入力があったか否か判定する入力制御処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄、特別電動役物の制御を行うための特図特電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普通図柄、普通電動役物の制御を行うための普図普電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22、大入賞口28に遊技球が入球したか否かを確認するとともに、遊技球の入球があった場合には、それぞれに対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板120に送信する。
次に、メインCPU100aは、外部情報データ、第2始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、各表示器80、82、84、86、88、90の表示データを作成する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS700で作成した各データの信号を出力させるポート出力処理、および、上記各ステップでメインRAM100cの演出用伝送データ格納領域にセットされたコマンドを送信するコマンド送信処理を行う。
まず、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が一般入賞口18に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる一般入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が大入賞口28に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる大入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新するとともに、大入賞口28に入球した遊技球を計数するための大入賞口入球カウンタを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第1始動口20に入球したか否かを判定して、大当たりの抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図16を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第2始動口22に入球したか否かを判定する。なお、この第2始動口検出スイッチ入力処理は、各種データの記憶領域を異にする点を除いて、上記ステップS330の第1始動口検出スイッチ入力処理と同じである。
次に、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから信号が入力されたか、すなわち、遊技球がゲート24を通過したか否かを判定する。このゲート検出スイッチ入力処理については、図17を用いて後述する。
まず、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか否かを判定する。第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS330−2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−1において、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、賞球のために用いる賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、保留記憶領域に記憶されている第1保留数(X1)が4未満であるか否かを判定する。その結果、第1保留数(X1)<4と判定した場合にはステップS330−4に処理を移し、第1保留数(X1)≧4と判定した場合には第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−3において、第1保留数(X1)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留数(X1)に「1」加算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された特別図柄乱数を取得して、第1保留記憶領域にある第1記憶部から第4記憶部まで、順に特別図柄乱数が記憶されていない空きの記憶部を検索し、空いている記憶部のうちもっとも番号(序数)の小さい記憶部に、取得した特別図柄乱数を記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された大当たり乱数を取得するとともに、当該取得した大当たり乱数を、上記ステップS330−5で特別図柄乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新された変動パターン乱数を取得するとともに、上記ステップS330−5およびステップS330−6で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、新たに第1保留が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットし、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたか否かを判定する。その結果、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS350−2に処理を移し、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−1において、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が4未満であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)<4と判定した場合にはステップS350−3に処理を移し、普図保留数(Y)=4と判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−2において、普図保留数(Y)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)に「1」加算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された普通図柄乱数を取得して普通図柄保留記憶領域に記憶する。なお、普通図柄保留記憶領域は、第1記憶部〜第4記憶部の4つの記憶部を有しており、普通図柄乱数が取得されると、第1記憶部から順に普通図柄乱数が記憶されていない空きの記憶部が検索され、空いている記憶部のうちもっとも番号(序数)の小さい記憶部に、取得した普通図柄乱数が記憶される。以下では、普通図柄保留記憶領域の記憶部に記憶された普通図柄乱数を普図保留とよぶ。
まず、メインCPU100aは、特図特電データの値をロードする。この特図特電データとしては、特別図柄変動処理の実行を示すデータ「00」と、特別電動役物制御処理の実行を示すデータ「01」と、特別遊技終了処理の実行を示すデータ「02」と、が設けられている。
上記ステップS410において、ロードした特図特電データが「00」であると判定した場合には、まず、メインCPU100aは、特別図柄の変動表示を開始するための特別図柄変動開始処理を実行する。この特別図柄変動開始処理については、図20を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、特別図柄の変動表示を停止するための特別図柄変動停止処理を実行する。この特別図柄変動停止処理については、図22を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、停止後処理を実行する。この停止後処理については、図23を用いて後述する。
メインCPU100aは、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されているかを判定する。その結果、第1保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−2に処理を移し、第1保留は記憶されていないと判定した場合にはステップS420−13に処理を移す。
上記ステップS420−1において、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留に基づいて決定された特別図柄(以下、「第1特別図柄」とよぶ)の変動表示中であるかを判定する。その結果、第1特別図柄の変動表示中であると判定した場合にはステップS420−13に処理を移し、第1特別図柄の変動表示中ではないと判定した場合にはステップS420−3に処理を移す。
上記ステップS420−2において、第1特別図柄は変動表示中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留記憶領域に記憶されている第1保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第1保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第1保留数(X1)から「1」減算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、特別図柄判定テーブル(図4参照)および図柄種別判定テーブル(図5参照)のうち、現在の遊技状態に対応するテーブルを選択する。そして、上記ステップS420−3において処理領域に複写された特別図柄乱数および大当たり乱数と、それぞれ選択したテーブルとに基づいて、いずれかの特別図柄を決定するとともに、当該決定した特別図柄に対応するデータ(情報)を、メインRAM100cの第1特別図柄バッファに記憶する。また、この第1特別図柄決定処理においては、現在の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定したときの遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−4で決定された第1特別図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、決定された第1特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合にはステップS420−6に処理を移し、決定された第1特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS420−8に処理を移す。
上記ステップS420−5において、決定された第1特別図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、第2特別図柄バッファに記憶された図柄情報が大当たり図柄に係る情報であるかを判定する。
上記ステップS420−6において、第2特別図柄バッファに記憶された図柄情報が大当たり図柄に係る情報であると判定した場合には、メインCPU100aは、第1特別図柄バッファに記憶された大当たり図柄に係る情報(データ)を、ハズレ図柄に係る情報(データ)、すなわち、ハズレ図柄Xに対応するデータに書き換える。このことからも明らかなように、大当たりに係る第2特別図柄の変動表示中に、第1特別図柄の変動表示を開始する場合において、第1特別図柄として大当たり図柄が決定された場合には、強制的にハズレ図柄に書き換えられることとなる。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−4で決定された特別図柄の種別を示す図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、決定された特別図柄の種別に係る情報が、変動演出の開始時に副制御基板200に伝送されることとなる。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−3において処理領域に上書きされた変動パターン乱数を、第1変動パターンコマンド決定テーブルおよび第2変動パターンコマンド決定テーブルに基づいて判定することにより特1変動パターンを決定する。なお、以下では、第1特別図柄についての変動パターンを特1変動パターンとよび、第2特別図柄についての変動パターンを特2変動パターンとよぶ。この変動パターン決定処理については、図21を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第1特別図柄表示器80において、特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、第1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第1特別図柄表示器80が点滅表示されることとなる。なお、ここで制御される点滅表示とは、第1特別図柄表示器80において「−」が所定の間隔で点滅することをいうものである。また、第1特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1保留が1つ減ることを示すように、第1特別図柄保留表示器84が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421で導出した合計変動時間を変動時間カウンタにセットする。
次に、メインCPU100aは、時短回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が時短遊技状態であることを示す時短遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、時短遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、時短遊技状態が終了するまでの残り変動回数を示す時短回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている時短回数から「1」減算した値を新たな時短回数として記憶することとなる。なお、時短回数を更新した結果、時短回数=0となった場合には、同時に時短遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、時短遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS420−12に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、高確回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、高確遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた高確回数記憶領域を更新する。この高確回数記憶領域には、高確率遊技状態が終了するまでの残り変動回数を示す高確回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている高確回数から「1」減算した値を新たな高確回数として記憶することとなる。なお、高確回数を更新した結果、高確回数=0となった場合には、同時に高確遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、高確遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS420−13に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されているかを判定する。その結果、第2保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−14に処理を移し、第2保留は記憶されていないと判定した場合には当該特別図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS420−13において、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第2特別図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、第2特別図柄の変動表示中であると判定した場合には当該特別図柄変動開始処理を終了し、第2特別図柄の変動表示中ではないと判定した場合にはステップS420−15に処理を移す。
上記ステップS420−14において、第2特別図柄は変動表示中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、第2保留記憶領域に記憶されている第2保留をシフトする処理を行う。具体的には、第2保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第2保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第2保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第2保留数(X2)から「1」減算した値を新たな第2保留数(X2)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、特別図柄判定テーブル(図4参照)および図柄種別判定テーブル(図5参照)のうち、現在の遊技状態に対応するテーブルを選択する。そして、上記ステップS420−15において処理領域に複写された特別図柄乱数および大当たり乱数と、それぞれ選択したテーブルとに基づいて、いずれかの特別図柄を決定するとともに、当該決定した特別図柄に対応するデータ(情報)を、メインRAM100cの第2特別図柄バッファに記憶する。また、この第2特別図柄決定処理においては、現在の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定したときの遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−16で決定された第2特別図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、決定された第2特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合にはステップS420−18に処理を移し、決定された第2特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS420−20に処理を移す。
上記ステップS420−17において、決定された第2特別図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、第1特別図柄バッファに記憶された図柄情報が大当たり図柄に係る情報であるかを判定する。その結果、第1特別図柄バッファに記憶された図柄情報が大当たり図柄に係る情報であると判定した場合にはステップS420−19に処理を移し、第1特別図柄バッファに記憶された図柄情報は大当たり図柄に係る情報ではないと判定した場合にはステップS420−20に処理を移す。
上記ステップS420−18において、第1特別図柄バッファに記憶された図柄情報が大当たり図柄に係る情報であると判定した場合には、メインCPU100aは、第2特別図柄バッファに記憶された大当たり図柄に係る情報(データ)を、ハズレ図柄に係る情報(データ)、すなわち、ハズレ図柄Yに対応するデータに書き換える。このことからも明らかなように、大当たりに係る第1特別図柄の変動表示中に、第2特別図柄の変動表示を開始する場合において、第2特別図柄として大当たり図柄が決定された場合には、強制的にハズレ図柄に書き換えられることとなる。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−16で決定された特別図柄の種別を示す図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、決定された特別図柄の種別に係る情報が、変動演出の開始時に副制御基板200に伝送されることとなる。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−15において処理領域に上書きされた変動パターン乱数を、第1変動パターンコマンド決定テーブルおよび第2変動パターンコマンド決定テーブルに基づいて判定することにより特2変動パターンを決定する。なお、この変動パターン決定処理については、図21を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第2特別図柄表示器82において、特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、第2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第2特別図柄表示器82が点滅表示されることとなる。また、第2特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2保留が1つ減ることを示すように、第2特別図柄保留表示器86が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421で導出した合計変動時間を変動時間カウンタにセットする。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−11と同様に、時短回数更新処理を行う。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−12と同様に、高確回数更新処理を行い、当該特別図柄変動開始処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、始動口種別(第1始動口または第2始動口)、特別図柄決定処理によって決定された特別図柄の種別、現在設定されている遊技状態、時短回数等を判定し、第1変動パターンコマンド決定テーブル(図8参照)を選択する。
次に、メインCPU100aは、処理領域に記憶された第1変動パターン乱数と、上記ステップS421−1で選択した第1変動パターンコマンド決定テーブルとに基づいて、第1変動パターン(コマンド)を決定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2で決定された第1変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、始動口種別(第1保留または第2保留)、特別図柄決定処理によって決定された特別図柄の種別、上記ステップS421−3で決定された第1変動パターン、現在設定されている遊技状態、時短回数等を判定し、第2変動パターンコマンド決定テーブル(図9、図10参照)を選択する。
次に、メインCPU100aは、処理領域に記憶された第2変動パターン乱数と、上記ステップS421−4で選択した第2変動パターンコマンド決定テーブルとに基づいて、第2変動パターン(コマンド)を決定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−5で決定された第2変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2で決定された第1変動パターン(コマンド)に対応付けられた変動時間と、上記ステップS421−5で決定された第2変動パターン(コマンド)に対応付けられた変動時間とから合計変動時間を導出する。
メインCPU100aは、第1特別図柄表示器80において特別図柄が変動表示中であるか、すなわち、第1特別図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、第1特別図柄が変動表示中であると判定した場合にはステップS430−2に処理を移し、第1特別図柄は変動表示中ではないと判定した場合にはステップS430−6に処理を移す。
上記ステップS430−1において、第1特別図柄が変動表示中であると判定した場合には、メインCPU100aは、特1変動時間(ステップS420−10でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、特1変動時間が経過したと判定した場合にはステップS430−3に処理を移し、特1変動時間は経過していないと判定した場合にはステップS430−6に処理を移す。
上記ステップS430−2において、特1変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS420−4で決定され、第1特別図柄バッファに記憶された第1特別図柄を、第1特別図柄表示器80に停止表示するための停止表示データをセットする。これにより、第1特別図柄表示器80に第1特別図柄が停止表示され、遊技者にいずれの遊技利益が付与されるかが報知されることとなる。
次に、メインCPU100aは、第1特別図柄が確定したことを示す特1図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして第1特別図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに第1特別図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、第2特別図柄表示器82において特別図柄が変動表示中であるか、すなわち、第2特別図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、第2特別図柄が変動表示中であると判定した場合にはステップS430−7に処理を移し、第2特別図柄は変動表示中ではないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS430−6において、第2特別図柄が変動表示中であると判定した場合には、メインCPU100aは、特2変動時間(ステップS420−22でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、特2変動時間が経過したと判定した場合にはステップS430−8に処理を移し、特2変動時間は経過していないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS430−7において、特2変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS420−16で決定され、第2特別図柄バッファに記憶された第2特別図柄を、第2特別図柄表示器82に停止表示するための停止表示データをセットする。これにより、第2特別図柄表示器82に第2特別図柄が停止表示され、遊技者にいずれの遊技利益が付与されるかが報知されることとなる。
次に、メインCPU100aは、第2特別図柄が確定したことを示す特2図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして第2特別図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに第2特別図柄を停止表示する時間をセットする。
メインCPU100aは、特1停止表示時間(ステップS430−5でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、特1停止表示時間が経過していないと判定した場合にはステップS440−3に処理を移し、特1停止表示時間が経過したと判定した場合にはステップS440−2に処理を移す。
上記ステップS440−1において、特1停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示された第1特別図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示され第1特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合にはステップS440−5に処理を移し、停止表示された第1特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS440−3に処理を移す。
上記ステップS440−2において、停止表示された第1特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、特2停止表示時間(ステップS430−10でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、特2停止表示時間が経過していないと判定した場合には当該停止後処理を終了し、特2停止表示時間が経過したと判定した場合にはステップS440−4に処理を移す。
上記ステップS440−3において、特2停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示された第2特別図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示された第2特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合にはステップS440−5に処理を移し、停止表示された第2特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には当該停止後処理を終了する。
上記ステップS440−2またはステップS440−4において、停止表示された第1特別図柄または第2特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、当該停止表示された特別図柄とは他方の特別図柄が変動表示中であるかを判定する。具体的には、停止表示された第1特別図柄が大当たり図柄であった場合には、第2特別図柄が変動表示中であるかを判定し、停止表示された第2特別図柄が大当たり図柄であった場合には、第1特別図柄が変動表示中であるかを判定する。つまり、ここでは、大当たり図柄が停止表示された場合に、さらに変動表示中の特別図柄があるかを判定することとなる。その結果、変動表示中の特別図柄があると判定した場合にはステップS440−6に処理を移し、変動表示中の特別図柄はないと判定した場合にはステップS440−7に処理を移す。
上記ステップS440−5において、変動表示中の特別図柄があると判定した場合には、メインCPU100aは、図柄強制停止処理を実行する。具体的には、第2特別図柄の変動表示中に、第1特別図柄表示器80に大当たり図柄が停止表示された場合には、第2特別図柄バッファに記憶されている第2特別図柄を、残り変動時間とは無関係に第2特別図柄表示器82に停止表示させる。また、第1特別図柄の変動表示中に、第2特別図柄表示器82に大当たり図柄が停止表示された場合には、第1特別図柄バッファに記憶されている第1特別図柄を、残り変動時間とは無関係に第1特別図柄表示器80に停止表示させる。
次に、メインCPU100aは、高確遊技フラグおよび時短遊技フラグをオフする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別電動役物制御処理が実行されるように、特図特電データに「01」をセットする。これにより、大当たり図柄が停止表示した後に特別遊技(大当たり遊技)が開始されることとなる。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を確認し、遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットして当該停止後処理を終了する。
メインCPU100aは、まず、特別遊技(長当たり遊技または短当たり遊技、以下、特別電動役物制御処理の説明において同じ)を開始するにあたってオープニング開始処理を実行する。メインCPU100aは、特別遊技の開始にあたって、まずオープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。なお、すでにオープニングコマンドが送信されている場合には、そのままステップS450−2に処理を移すこととなる。
次に、メインCPU100aは、現在、オープニング中であるか、すなわち、オープニング時間が経過したかを判定する。その結果、オープニング時間が経過していると判定した場合にはステップS450−3に処理を移し、オープニング時間は経過していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−2において、オープニング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、特別遊技実行処理を行う。ここでは、停止表示されている特別図柄の種別に応じて、作動テーブル1、2のいずれかをセットするとともに、当該セットしたテーブルを参照して、大入賞口開閉ソレノイド28cの通電制御が行われることとなる。
次に、メインCPU100aは、大入賞口28の全開閉が終了したかを判定する。その結果、大入賞口28の全ての開閉が終了したと判定した場合にはステップS450−5に処理を移し、大入賞口28の全ての開閉が終了していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−4において、大入賞口28の全開閉が終了したと判定した場合には、メインCPU100aは、エンディング開始処理を実行する。ここでは、エンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。なお、すでにエンディングコマンドが送信されている場合には、そのままステップS450−6に処理を移すこととなる。
次に、メインCPU100aは、エンディング時間が経過したか否かを判定する。その結果、エンディング時間が経過したと判定した場合にはステップS450−7に処理を移し、エンディング時間は経過していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−6において、エンディング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別遊技終了処理が実行されるように、特図特電データに「02」をセットし、当該特別電動役物制御処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、停止図柄と大当たり当選時の遊技状態とに基づいて、図7に示す遊技状態設定テーブルを参照して時短遊技フラグおよび高確遊技フラグを設定する。また、時短遊技フラグをオンする場合には、同時に時短回数の設定を行うとともに、高確遊技フラグをオンする場合には、同時に高確回数の設定を行う。このように、特別遊技(長当たり遊技または短当たり遊技)の終了後には、新たに遊技状態が設定されることとなる。
次に、メインCPU100aは、遊技状態を確認し、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。この遊技状態指定コマンドは、上記各ステップで設定された高確遊技フラグ、高確回数、時短遊技フラグ、時短回数に係る情報を有している。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該特別遊技終了処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データの値をロードする。この普図普電データは、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」と、が設けられている。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=10と判定した場合にはステップS520−2に処理を移し、普図普電データ=10ではないと判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−1において、普図普電データ=10と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が1以上であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)≧1と判定した場合にはステップS520−3に処理を移し、普図保留数(Y)<1と判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−2において、普図保留数(Y)≧1と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)から「1」減算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、普通図柄保留記憶領域に記憶されている普図保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている普通図柄乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に普通図柄乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を1つ番号(序数)の小さい記憶部にシフトさせる。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普通図柄保留記憶領域に記憶された普図保留は、記憶された順に処理領域に書き込まれることとなる。つまり、普通図柄保留記憶領域に記憶された乱数は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、当選判定処理に用いられることとなる。
次に、メインCPU100aは、処理領域に複写された普通図柄乱数の当選判定処理を行う。具体的には、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、図11(a)に示す普通図柄判定テーブル1を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。また、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合には、図11(b)に示す普通図柄判定テーブル2を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS520−5の当選判定処理の結果が当選であるか否かを判定する。その結果、当選の判定結果が得られた場合にはステップS520−7に処理を移し、当選ではなくハズレの判定結果が得られた場合にはステップS520−8に処理を移す。
上記ステップS520−6において、判定結果が当選であると判定した場合には、メインCPU100aは、当たり図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
一方、上記ステップS520−6において、判定結果がハズレであると判定した場合には、メインCPU100aは、ハズレ図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれに設定されているかを確認するとともに、現在の遊技状態に応じて普図変動時間をセットする。具体的には、図12(a)に示すように、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、普図変動時間カウンタに10秒をセットし、時短遊技状態である場合には普図変動時間カウンタに1秒をセットする。
次に、メインCPU100aは、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄の変動表示が行われる場合には、普通図柄表示器88が点滅表示を開始する。また、普通図柄の変動表示が開始するのと同時に、普図保留が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示器90が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技状態バッファに記憶する。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図普電データに「11」をセットし、当該普通図柄変動開始処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=11と判定した場合にはステップS530−2に処理を移し、普図普電データ=11ではないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−1において、普図普電データ=11と判定した場合には、メインCPU100aは、普図変動時間(ステップS520−9でセット)が経過したかを判定する。その結果、普図変動時間が経過したと判定した場合にはステップS530−3に処理を移し、普図変動時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−2において、普図変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄表示器88に普通図柄を停止表示するための停止表示データをセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして普通図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄停止後処理が実行されるように、普図普電データに「12」をセットし、当該普通図柄変動停止処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=12と判定した場合にはステップS540−2に処理を移し、普図普電データ=12ではないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了する。
上記ステップS540−1において、普図普電データ=12と判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS530−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS540−3に処理を移す。
上記ステップS540−2において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS540−5に処理を移し、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合にはステップS540−4に処理を移す。
上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通電動役物制御処理が実行されるように、普図普電データに「13」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
一方、上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄ではない(ハズレ図柄である)と判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=13と判定した場合にはステップS550−2に処理を移し、普図普電データ=13ではないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−1において、普図普電データ=13と判定した場合には、メインCPU100aは、普通電動役物が制御中であるか、すなわち、すでに始動口開閉ソレノイド22cが通電制御中であるかを判定する。その結果、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、ステップS550−5に処理を移し、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合にはステップS550−3に処理を移す。
上記ステップS550−2において、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄の変動開始時の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれであったかを判定する。
次に、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御を開始すべく、上記ステップS550−3において確認した遊技状態に応じて通電制御データをセットする。具体的には、普通図柄の変動開始時の遊技状態が非時短遊技状態であった場合には始動口開閉ソレノイド22cの通電制御データとして、開放回数=1回、1回の開放時間=0.1秒となる通電制御データをセットする。また、普通図柄の変動開始時の遊技状態が時短遊技状態であった場合には、開放回数=2回、1回の開放時間=2.9秒となる通電制御データをセットする。
また、上記ステップS550−2において、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS550−4でセットされた制御時間を経過したかを判定する。その結果、制御時間を経過したと判定した場合にはステップS550−6に処理を移し、制御時間は経過していないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−5において、制御時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御を停止する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
図31は、副制御基板200のメイン処理を説明するフローチャートである。
サブCPU200aは、電源投入に応じて、サブROM200bからメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM200cに記憶されるフラグ等の初期化、設定処理を行う。
次に、サブCPU200aは、各演出乱数を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1001の処理を繰り返し行う。
図32は、副制御基板200のタイマ割込処理を説明するフローチャートである。副制御基板200には、所定の周期(2ms)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU200aはタイマ割込処理プログラムを読み込んで当該タイマ割込処理を開始する。
まず、サブCPU200aは、副制御基板200で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。副制御基板200においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
次に、サブCPU200aは、実行中の演出進行状況に応じて、演出操作装置56の操作の受け付け可否を判定するとともに、演出操作装置検出スイッチ56aの信号のチェックを行う。そして、演出操作装置検出スイッチ56aから操作信号が入力されたときに、演出操作装置56の操作受け付け中であった場合には、演出操作装置56が操作されたことを画像制御基板210に送信すべく、送信バッファにコマンドを格納する。
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの送信バッファにセットされているコマンドを画像制御基板210や電飾制御基板220へ送信し、タイマ割込処理を終了する。
変動パターンコマンドを受信したと判定した場合には、まず、サブCPU200aは、発展前演出決定処理を行う。この発展前演出決定処理については、図34を用いて後述する。
次に、サブCPU200aは、発展後演出決定処理を行う。この発展後演出決定処理については、図35を用いて後述する。
まず、サブCPU200aは、上記ステップS1001で更新された第1演出乱数を取得する。
次に、サブCPU200aは、受信した第1変動パターンコマンドを解析する。
次に、サブCPU200aは、受信した第1変動パターンコマンドの種別、現在の遊技状態等に基づいて、1の発展前演出決定テーブルを選択する。この発展前演出決定テーブルは、遊技状態ごとに多数設けられており、受信した第1変動パターンコマンドの種別、現在の遊技状態等に基づいて、対応する1の発展前演出決定テーブルが選択されることとなる。なお、発展前演出決定テーブルは、演出表示部50aに表示する画像の内容や、演出役物装置52の可動態様、演出照明装置54の点灯態様、音声出力装置58の音声出力態様等が演出乱数に対応付けて記憶されたものであり、その具体的な構成は上記の変動パターンコマンド決定テーブルと同様である。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1220−3で選択された発展前演出決定テーブルと、上記ステップS1220−1で取得した第1演出乱数とに基づいて、発展前演出パターンを決定する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1220−4で決定された発展前演出パターンに対応する発展前演出実行コマンドをサブRAM200cの所定領域にセットする。ここでセットされた発展前演出実行コマンドは、画像制御基板210および電飾制御基板220に送信され、画像制御基板210および電飾制御基板220において、受信したコマンドに基づく各種の演出が実行制御されることとなる。なお、「なし(0秒)」の第1変動パターンコマンドを受信した場合には、上記ステップS1220−4において、発展前演出パターン=「なし」が決定され、発展前演出が実行されないことを示すコマンドがセットされる。
まず、サブCPU200aは、上記ステップS1001で更新された第2演出乱数を取得する。なお、第2演出乱数は0〜99の範囲内から取得されることとなる。
次に、サブCPU200aは、受信した第2変動パターンコマンドを解析する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1230−2の解析結果に対応する情報、すなわち、現在変動表示中の第2変動パターンをサブRAM200cの変動中パターンバッファに記憶する。これにより、現在、主制御基板100において、いずれの第2変動パターンに基づいて特別図柄が変動表示されているかが、副制御基板200において把握されることとなる。なお、本実施形態においては、第1特別図柄および第2特別図柄が同時に変動表示される。したがって、サブRAM200cには、特1変動中パターンバッファおよび特2変動中パターンバッファが設けられており、第1特別図柄についての第2変動パターンコマンドを受信した場合には、第2変動パターン情報が特1変動中パターンバッファに記憶され、第2特別図柄についての第2変動パターンコマンドを受信した場合には、第2変動パターン情報が特2変動中パターンバッファに記憶されるようにしている。このように、副制御基板200においては、特1変動中パターンバッファおよび特2変動中パターンバッファによって、第1特別図柄および第2特別図柄が、いずれの第2変動パターンに基づいて変動表示されているのかが把握されている。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1230−3で特1変動中パターンバッファおよび特2変動中パターンバッファのいずれか一方に第2変動パターンを記憶した場合に、いずれか他方に記憶されている第2変動パターンを確認する。具体的には、上記ステップS1230−3で特1変動中パターンバッファに第2変動パターンを記憶した場合には、特2変動中パターンバッファに記憶されている第2変動パターンを確認し、上記ステップS1230−3で特2変動中パターンバッファに第2変動パターンを記憶した場合には、特1変動中パターンバッファに記憶されている第2変動パターンを確認する。
次に、サブCPU200aは、受信した第2変動パターンコマンドの種別、現在の遊技状態等に基づいて、1の発展後演出決定テーブルを選択する。この発展後演出決定テーブルは、遊技状態ごとに多数設けられており、受信した第2変動パターンコマンドの種別、現在の遊技状態等に基づいて、対応する1の発展後演出決定テーブルが選択されることとなる。なお、発展後演出決定テーブルは、演出表示部50aに表示する画像の内容や、演出役物装置52の可動態様、演出照明装置54の点灯態様、音声出力装置58の音声出力態様等が演出乱数に対応付けて記憶されたものであり、その具体的な構成は上記の変動パターンコマンド決定テーブルと同様である。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1230−5で選択された発展後演出決定テーブルと、上記ステップS1230−1で取得した第2演出乱数とに基づいて、発展後演出パターンを決定する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1230−6で決定された発展後演出パターンに対応する発展後演出実行コマンドをサブRAM200cの所定領域にセットする。ここでセットされた発展後演出実行コマンドは、画像制御基板210および電飾制御基板220に送信され、画像制御基板210および電飾制御基板220において、受信したコマンドに基づく各種の演出が実行制御されることとなる。
また、上記実施形態における特別図柄乱数および大当たり乱数が本発明の図柄判定用乱数に相当する。なお、上記実施形態では、特別図柄乱数によって大当たりの当選可否を決定した後に、大当たり乱数によって図柄を決定することとしたが、例えば、大当たりの当選可否を判定することなく、直接、図柄のみを決定することとしてもよい。
また、上記実施形態において、図15に示すステップS330およびステップS340の処理を実行するメインCPU100aが本発明の乱数記憶手段に相当する。
また、上記実施形態において、図22に示す処理を実行するメインCPU100aが本発明の図柄変動表示手段に相当する。
また、上記実施形態における大当たり図柄が本発明の特定の図柄に相当し、特別遊技が遊技利益に相当し、図24に示す特別電動役物制御処理を実行するメインCPU100aが本発明の遊技利益付与手段に相当する。
なお、図36に示す演出画像パターンが第1変動演出画像に相当し、図37に示す演出画像パターンが第2変動演出画像に相当する。
また、上記実施形態における画像制御基板210が本発明の画像表示手段に相当する。
なお、上記実施形態においては、第1特定画像の表示中に第2特定画像が決定された場合に、第1特定画像に差し替えて、または、第1特定画像に重畳して演出表示部50aに第2特定画像を表示させることとした。しかしながら、例えば、第1特定画像の表示中に第2特定画像が決定された場合に、演出表示部を分割して第1特定画像と第2特定画像との双方を表示させることとしてもよい。いずれにしても、演出表示部に表示させる演出画像として、第1特定画像と第2特定画像とが決定された場合において、第2特定画像が少なくとも表示される構成であれば、その表示態様は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態において、図21の変動パターン決定処理を実行するメインCPU100aが本発明の変動パターン決定手段に相当する。
また、上記実施形態における始動口開閉ソレノイド22cが本発明の始動可変入賞装置に相当する。
また、上記実施形態において、図26に示す処理を実行するメインCPU100aが本発明の始動可変入賞装置制御手段に相当する。なお、上記実施形態においては、当たり図柄が決定されるとともに、当該当たり図柄の変動表示が停止表示されたことを開放条件として始動口開閉ソレノイド22cを制御することとしたが、開放条件は予め設定されていればよく、その具体的な内容は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態における非時短遊技状態が本発明の非特定遊技状態に相当し、時短遊技状態が本発明の特定遊技状態に相当する。
20 第1始動口
22 第2始動口
22c 始動口開閉ソレノイド
28 大入賞口
50a 演出表示部
100 主制御基板
100a メインCPU
100b メインROM
100c メインRAM
200 副制御基板
200a サブCPU
200b サブROM
200c サブRAM
Claims (4)
- 遊技球が流下する遊技領域と、
前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能に設けられた第1始動領域および第2始動領域と、
前記第1始動領域への遊技球の進入を条件として、遊技者に付与する遊技利益が対応付けられた図柄を決定するための図柄判定用乱数を取得して第1保留として記憶部に記憶し、前記第2始動領域への遊技球の進入を条件として、前記図柄判定用乱数を取得して第2保留として記憶部に記憶する乱数記憶手段と、
始動条件の成立により、前記記憶部に記憶された図柄判定用乱数を読み出して、予め設定された判定条件にしたがって前記図柄を決定する図柄決定手段と、
前記図柄決定手段によって前記図柄が決定された場合に、当該決定された図柄を、予め設定された変動時間の経過時に停止表示させる図柄変動表示手段と、
前記図柄変動表示手段によって特定の図柄が停止表示された場合に、当該停止表示された図柄に対応付けられた遊技利益を遊技者に付与する遊技利益付与手段と、
前記第1保留に基づいて前記図柄決定手段が前記図柄を決定した場合に、当該図柄の変動表示中に演出表示部に表示する第1変動演出画像を決定するとともに、前記第2保留に基づいて前記図柄決定手段が前記図柄を決定した場合に、当該図柄の変動表示中に演出表示部に表示する第2変動演出画像を決定する変動演出画像決定手段と、
前記変動演出画像決定手段によって決定された前記第1変動演出画像および前記第2変動演出画像を同一の演出表示部に表示させる画像表示手段と、
を備え、
前記図柄決定手段が図柄を決定する際の判定条件は、
前記第1保留に基づいて図柄を決定するときの第1判定条件と、前記第2保留に基づいて図柄を決定するときの判定条件であって前記第1判定条件よりも遊技者に有利に設定された第2判定条件と、が設けられ、
前記図柄決定手段は、
少なくとも前記第1保留に基づいて決定された図柄が変動表示中ではなく、かつ、前記記憶部に第1保留が記憶されている場合に前記始動条件が成立したとして、当該記憶部に記憶されている第1保留を読み出して前記図柄を決定するとともに、少なくとも前記第2保留に基づいて決定された図柄が変動表示中ではなく、かつ、前記記憶部に第2保留が記憶されている場合に、前記始動条件が成立したとして、当該記憶部に記憶されている第2保留を読み出して前記図柄を決定し、
前記図柄変動表示手段は、
前記第1保留および前記第2保留のいずれか一方に基づく図柄の変動表示中に、前記図柄決定手段によって前記第1保留および前記第2保留のいずれか他方に基づいて図柄が決定された場合に、前記第1保留に基づく図柄の変動表示と、前記第2保留に基づく図柄の変動表示とを並行して実行し、
前記変動演出画像決定手段は、
前記第1変動演出画像として第1特定画像を所定の確率で決定するとともに、前記第2変動演出画像として第2特定画像を所定の確率で決定し、
前記画像表示手段は、
前記第1特定画像を演出表示部に表示させているときに、前記変動演出画像決定手段によって前記第2特定画像が決定された場合に、前記第1特定画像に差し替えて、または、前記第1特定画像に重畳して演出表示部に前記第2特定画像を表示させるか、もしくは、演出表示部を分割して前記第1特定画像と前記第2特定画像との双方を表示させることを特徴とする遊技機。 - 前記変動演出画像決定手段は、
前記第1保留に基づいて前記図柄決定手段が前記図柄を決定した場合に、当該図柄の変動表示中に演出表示部に第1変動演出画像を表示させないとする非表示決定、および、前記第2保留に基づいて前記図柄決定手段が前記図柄を決定した場合に、当該図柄の変動表示中に演出表示部に第2変動演出画像を表示させないとする非表示決定をそれぞれ所定の確率で導出し、
前記画像表示手段は、
前記演出表示部に背景画像を表示させるとともに、前記変動演出画像決定手段によって前記第1特定画像または前記第2特定画像が決定された場合には、前記背景画像に差し替えて、または、前記背景画像に重畳して演出表示部に前記第1特定画像もしくは前記第2特定画像を表示させ、前記変動演出画像決定手段によって前記両変動演出画像を表示させないとする前記非表示決定がなされた場合には、前記図柄の変動表示中に背景画像を継続して表示させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記画像表示手段は、
前記演出表示部に前記第1特定画像を表示しているときに、前記変動演出画像決定手段によって前記第2変動演出画像を表示させないとする前記非表示決定がなされた場合には、前記第1特定画像を継続して表示させ、前記演出表示部に前記第2特定画像を表示しているときに、前記変動演出画像決定手段によって前記第1変動演出画像を表示させないとする前記非表示決定がなされた場合には、前記第2特定画像を継続して表示させることを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前記図柄決定手段によって前記図柄が決定された場合に、図柄の変動表示が開始されてから当該図柄が停止表示されるまでの変動時間を決定する変動パターン決定手段と、
前記第2始動領域への遊技球の進入容易性を変化させる始動可変入賞装置と、
開放条件の成立により前記始動可変入賞装置を開閉制御する始動可変入賞装置制御手段と、を備え、
前記図柄に対応付けられた遊技利益には、
前記遊技領域に設けられた大入賞口が開放され、当該大入賞口に入球した遊技球数に応じて賞球を獲得可能な特別遊技が実行されるとともに、当該特別遊技の終了後に、予め設定された開放条件にしたがって前記始動可変入賞装置が開放される非特定遊技状態、または、前記非特定遊技状態よりも前記第2始動領域に遊技球が進入しやすい開放条件にしたがって前記始動可変入賞装置が開放される特定遊技状態のいずれかが設定される遊技利益が含まれ、
前記変動パターン決定手段によって決定される変動時間は、
前記特定遊技状態に設定されているときに、前記図柄決定手段によっていずれの遊技利益も付与しないことが対応付けられた図柄が決定された場合において、前記第1保留に基づく図柄の平均変動時間が、前記第2保留に基づく図柄の平均変動時間よりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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