JP4895942B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機には、始動口や大入賞口、一般入賞口等、複数の入賞口が配設されており、入賞により遊技者に賞球として所定個数の遊技球を付与するようになっている。
このような入賞口においては、それぞれの価値により賞球数が異なるように設定されており、特に大入賞口は大当り時に開放して遊技球が入賞することで、遊技者は非常に多くの遊技球を獲得することが可能となっている。
ここで、特に、賞球数の多い大入賞口については、不正工作を行われる可能性も高く、様々な不正対策がなされている。例えば、大当り期間中、即ち、大入賞口が開放して遊技球を受け入れ可能となっている状態の期間を有効期間として設定し、この有効期間に入賞を検出した場合に賞球を払い出すようにしている。そして、それ以外の期間に針金等でむりやり大入賞口を開放して賞球を得ようとする悪意のある遊技者がいた場合には、賞球を払い出さないだけでなく、遊技機上部の異常報知装置により注目を集めるように報知を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、始動口においては、賞球が少ないこともあり、あまり対策が施されていないのが現状であり、対策を施しているとしても、始動口入賞による賞球を行わない、又はその入賞に基づく変動は行わないといった程度となっている。
特開2003−299795号公報
しかしながら、上記のような従来の遊技機では、大入賞口のように賞球の多い入賞口でない始動口については、特段の報知や処置を施すことなく、入賞をなかったこととみなすことでしか対策がとられていないため、不正工作者にはリスクが生じていないうえ、不正が潜在化する虞がある。
また、開放中以外を無効とし、それ以外の入賞があった場合に異常として報知を行う構成とすると、悪意のない遊技者の遊技中に、玉がみ等により無効期間に入賞が検出された場合にも、誤ってそれを異常と判定してしまう虞がある。この場合、周囲に「悪意のある遊技者である」と報知されると、遊技者が非常に不快な思いをするとともに、遊技に対する意欲が薄れてしまう。
また、始動口は変動表示ゲーム、ひいては大当りに関連する遊技の開始条件となるものであり、賞球数は少ないとはいえ、遊技者にとっては非常に重要な意味を持つものである。このため、不正を報知しないという現段階の制御では、何れその開放タイミング等を勘案され、不正が行われる可能性が非常に高く、大きな課題となることが充分に考えられる。
さらに、単に遊技機前面側からむりやり始動口を開放して遊技球を入賞させるだけでなく、遊技機裏面側から不正用具により始動口センサを通過したように不正行為をして、できるだけ多くの変動表示ゲームを実行させようとする不正行為に関しては、対策を施すことができていないという問題もある。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、不正意志のない遊技者に不快な思いをさせず、不正意志を有する悪意の遊技者の遊技意欲、不正意欲を削ぐことのできる遊技機を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
遊技領域に配設され、遊技球を受け入れ不可能な第1状態と遊技球を受け入れ可能な第2状態とに変換可能な始動入賞口と、複数の識別情報の変動表示を行う変動表示ゲームを表示する表示部を有する変動表示装置と、前記変動表示ゲームの進行を制御する遊技制御手段と、前記遊技制御手段からの制御指令に基づいて前記変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記第1状態或いは前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞を検出する始動入賞検出手段と、
前記始動入賞検出手段により検出された前記第1状態における遊技球の入賞を不正入賞として計数する不正入賞計数手段と、
前記始動入賞検出手段により検出された遊技球の入賞を始動入賞として入賞順に複数記憶する始動入賞記憶手段と、
前記始動入賞記憶手段に記憶されている前記始動入賞に基づいて前記変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
前記変動表示ゲームにおける前記識別情報の変動表示時間を設定するための第1の設定用テーブルを記憶する第1のテーブル記憶手段と、
前記変動表示時間を前記第1の設定用テーブルのものよりも長く設定するための第2の設定用テーブルを記憶する第2のテーブル記憶手段と、を備え、
前記変動パターン決定手段は、
前記変動表示ゲームの開始の際に、前記不正入賞計数手段により計数された前記不正入賞があると、当該不正入賞分の前記変動表示ゲームの前記変動表示時間の設定を前記第2の設定用テーブルに基づいて行うように構成され
前記始動入賞記憶手段において、前記不正入賞に係る始動入賞よりも前に前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されている場合に、当該第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームにおける前記第1の設定用テーブルに基づいた前記変動表示時間の設定に対して、前記不正入賞分の前記変動表示ゲームの前記変動表示時間の設定を優先的に行うとともに、当該不正入賞分の前記変動表示ゲームを、前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームよりも優先して行うことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、変動表示ゲームの開始の際に、第1状態における始動入賞口に対する遊技球の入賞である不正入賞があると、当該不正入賞分の変動表示ゲームの変動表示時間の設定を第1の設定用テーブルのものよりも長時間に設定するための第2の設定用テーブルに基づいて行うので、大当りを獲得するための効率を低減させて、遊技者の不正工作に対する意欲を大きく減退させることができる。また、より長い変動表示時間によって、周囲から注目を集める機会が増大することとなり、遊技者による不正行為を牽制することができる。
さらに、不正工作者に対しては、不正報知が行われているのと同様の圧力を与えることができるとともに、不正意志のない遊技者の遊技中に玉がみ等による誤検出があっても、露骨な報知でないため、当該遊技者が不正報知であることを認識することは少なく、不快な思いをさせることがなくなる。
しかも、始動入賞記憶手段において、前記不正入賞に係る始動入賞よりも前に前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されている場合に、当該第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームにおける前記第1の設定用テーブルに基づいた前記変動表示時間の設定に対して、前記不正入賞分の前記変動表示ゲームの前記変動表示時間の設定を優先的に行うとともに、当該不正入賞分の前記変動表示ゲームを、前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームよりも優先して行うので、大当りを獲得するための効率をより低減させることができ、遊技者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、
前記第2の設定用テーブルは、長さの異なる複数の前記変動表示時間を規定し、
前記変動パターン決定手段は、
前記不正入賞計数手段による所定時間内の前記不正入賞の計数結果に基づいて、前記第2の設定用テーブルの前記複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、所定時間内に計数された不正入賞数に基づいて、第2の設定用テーブルの長さの異なる複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定することができるので、不正入賞数を考慮して変動表示時間を設定することができる。例えば、不正入賞数が1つの場合には誤検出である可能性が高く、この場合に、変動表示時間を長くすると、不正意志のない遊技者に対して不正報知であると認識させてしまい、遊技の興趣を低減させてしまう虞が生じるが、不正入賞数が複数である場合には、不正工作者による不正行為である可能性が高く、不正入賞数が多いほど、変動表示時間を長くすることで、不正工作者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、
前記変動パターン決定手段は、
前記不正入賞計数手段による前記不正入賞の計数結果に基づいて、前記第2の設定用テーブルの前記複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、計数された不正入賞数に基づいて、第2の設定用テーブルの長さの異なる複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更することができるので、不正入賞数を考慮して変動表示時間を設定することができる。例えば、不正入賞数が複数である場合には、不正工作者による不正行為である可能性が高く、不正入賞数が多いほどより長い変動表示時間が選択されるような確率とすることで、不正工作者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記不正入賞と当該不正入賞に係る前記始動入賞とを対応付ける不正入賞対応付け手段を備え、
前記変動パターン決定手段は、
前記不正入賞と対応付けられた前記始動入賞に基づいて前記変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの前記変動表示時間を前記第2の設定用テーブルに基づいて設定することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、不正入賞と対応付けられた始動入賞に基づいて変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの変動表示時間を第2の設定用テーブルに基づいて第1の設定用テーブルのものよりも長時間に設定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記変動表示装置にて、前記第1の設定用テーブルに基づいて設定された前記変動表示時間で前記変動表示ゲームを実行中に、前記不正入賞計数手段により前記不正入賞が計数されると、当該変動表示ゲームの前記変動表示時間を前記第2の設定用テーブルに係る前記変動表示時間に変更する変動表示時間変更手段を備えることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、第1の設定用テーブルに基づいて設定された変動表示時間で変動表示ゲームを実行中に、不正入賞が計数されると、当該変動表示ゲームの変動表示時間を第2の設定用テーブルに係る変動表示時間に変更することができるので、変動表示ゲームの初めから長い変動表示時間で識別情報の変動表示を行う場合に比べて、識別情報の変動表示時間を短縮することができ、不正意志のない遊技者の遊技中に玉がみ等による誤検出があっても、当該遊技者に不快な思いをさせることがなくなる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、
前記変動パターン決定手段は、
前記不正入賞計数手段により前記不正入賞が計数されてから所定期間経過するまでは、前記第2の設定用テーブルに基づいて前記変動表示時間を設定することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、不正入賞が計数されてから所定期間経過するまでは、第2の設定用テーブルに基づいて変動表示時間を設定することができるので、大当りを獲得するための効率をより低減させて、遊技者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の遊技機において、
前記遊技制御手段は、
前記第2状態から前記第1状態に変換されてから所定期間経過するまでに、前記不正入賞計数手段により計数された前記不正入賞を無効とするように構成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、始動入賞口が第2状態から第1状態に変換されてから所定期間経過するまでに、計数された不正入賞を無効とするので、玉がみ等による誤検出を防止することができ、不正意志のない遊技者に不快な思いをさせることがなくなる。
本発明によれば、大当りを獲得するための効率を低減させて、遊技者の不正工作に対する意欲を大きく減退させることができる。また、より長い変動表示時間によって、周囲から注目を集める機会が増大することとなり、遊技者による不正行為を牽制することができる。
さらに、不正工作者に対しては、不正報知が行われているのと同様の圧力を与えることができるとともに、不正意志のない遊技者の遊技中に玉がみ等による誤検出があっても、露骨な報知でないため、当該遊技者が不正報知であることを認識することは少なく、不快な思いをさせることがなくなる。
しかも、始動入賞記憶手段に不正入賞に係る始動入賞よりも前に第2状態における始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されていると、当該始動入賞に係る変動表示ゲームにおける第1の設定用テーブルに基づいた変動表示時間の設定に対して、不正入賞分の変動表示ゲームの変動表示時間の設定を優先的に行うとともに、当該不正入賞分の変動表示ゲームを、第2状態における始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る変動表示ゲームよりも優先して行うので、大当りを獲得するための効率をより低減させることができ、遊技者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
従って、不正意志のない遊技者に不快な思いをさせず、不正意志を有する悪意の遊技者の遊技意欲、不正意欲を削ぐことができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図16を用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に、図2に示すような遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。
この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。
開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。
また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
遊技盤1は、図2に示すように、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1aの略中央には、特図変動表示ゲームの表示領域となる窓部22を形成するセンターケース20が取り付けられている。このセンターケース20に形成された窓部22の後方には、液晶表示装置41が配されるようになっている。
液晶表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示部42がセンターケース20の窓部22を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。
なお、液晶表示装置41は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
また、遊技領域1a内には、普図始動ゲート4と、普図変動表示ゲームの未処理回数を表示する普図記憶表示器、普図の変動表示ゲームを表示する普図表示器5(図3に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動口13と、第2始動口をなす普通変動入賞装置7が設けられている。そして、第1始動口13に入賞した場合は、補助遊技として第1特図変動表示ゲームが実行され、第2始動口をなす普通変動入賞装置7に入賞した場合は、補助遊技として第2特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。
また、補助遊技としての第1特図変動表示ゲーム、第2特図変動表示ゲームの未処理回数をそれぞれ点灯表示する特図記憶表示器(図示略)、第1特図変動表示ゲーム、第2特図変動表示ゲームを表示する特図表示器9が設けられている。
なお、普図記憶表示器、普図表示器5、特図記憶表示器、特図表示器9は、遊技状態を表す遊技状態表示LED8a(図3に図示)と併せて、セグメントLED8として一体に設けられている。
また、特図記憶表示器の表示に連動して、液晶表示装置41の表示領域の一部に設けられる第1始動口用記憶表示部43、第2始動口用記憶表示部44に未処理回数が表示される。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての第1特図変動表示ゲーム、第2特図変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。
この他、遊技領域1aには、一般入賞口12,…、打球方向変換部材としての風車14、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普図始動ゲート4内には、該普図始動ゲート4を通過した遊技球を検出するためのゲートSW4a(図3に図示)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート4内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート4を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満ならば、普図始動記憶数が1加算されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。
なお、普図変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普図記憶表示器にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普図(普通図柄)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた普図表示器5で実行されるようになっている。なお、液晶表示装置41の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普図変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、第2特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は、第1始動口13の下部に配設され、左右一対の開閉部材7a,7aを具備している。開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいて閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しており、第1始動口13により上部が閉塞されることで、普通変動入賞装置7に遊技球を受け入れ不可能な状態(第1状態)となっている。一方、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電SOL7b、図3に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて遊技球を受け入れ可能となり、普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態;第2状態)に変換させられるようになっている。
第1始動口13の内部には、第1始動口SW13a(図3に図示)が備えられ、この第1始動口SW13aによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての第1特図変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
また、普通変動入賞装置7の内部には第2始動口SW7c(図3に図示)が備えられている。この第2始動口SW7cによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての第2特図変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
第1特図変動表示ゲーム及び第2特図変動表示ゲームを開始する始動権利は、それぞれ所定の上限数(例えば、4)の範囲内で始動記憶(特図始動記憶)として記憶される。従って、第1特図変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、第1始動口13に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、第1特図変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、第1特図変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に第1特図変動表示ゲームもしくは第2特図変動表示ゲームが行われ、その特図変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、第1始動口13に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、第1特図変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて第1特図変動表示ゲームが開始される。
なお、第1特図変動表示ゲームの始動記憶は、特図記憶表示器にて表示されるとともに、液晶表示装置41の第1始動口用記憶表示部43に表示される。
また、第2特図変動表示ゲームを直ちに開始できない状態、例えば、既に第1特図変動表示ゲームもしくは第2特図変動表示ゲームが行われ、その特図変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、第2始動口をなす普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、第2特図変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて第2特図変動表示ゲームが開始される。
なお、第2特図変動表示ゲームの始動記憶は、特図記憶表示器にて表示されるとともに、液晶表示装置41の第2始動口用記憶表示部44に表示される。
なお、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームは、同時に実行されることはない。また、第2特図変動表示ゲームは、第1特図変動表示ゲームよりも優先して実行されるようになっている。すなわち、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームの始動記憶がある場合であって、特図変動表示ゲームの実行が可能となった場合は、第2特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。
また、後述するように、第1特図変動表示ゲームで導出された特別結果よりも、第2特図変動表示ゲームで導出された特別結果のほうが特別遊技状態の終了後に遊技者にとって有利な状態(時短動作状態)となりやすい。
補助遊技としての第1特図変動表示ゲーム、第2特図変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた特図表示器9で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。
また、液晶表示装置41にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。即ち、液晶表示装置41は、変動表示装置として、複数の識別情報の変動表示を行う変動表示ゲームを表示する。
そして、特図変動表示ゲームの結果として、特図表示器9の表示態様が特別結果態様(例えば、「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して液晶表示装置41の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。
なお、遊技機100に特図表示器9を備えずに、液晶表示装置41のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、本実施形態の遊技機100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、遊技状態として確変状態(第2確率状態)を発生可能となっている。この確変状態(第2確率状態)は、特図変動表示ゲームでの当り結果となる確率が、通常確率状態(第1確率状態)に比べて高い状態である。また、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームのどちらの特図変動表示ゲームの結果態様に基づき確変状態となっても、第1特図変動表示ゲームおよび第2特図変動表示ゲームの両方が確変状態となる。
なお、確変状態と時短動作状態はそれぞれ独立して発生可能であり、両方を同時に発生することも可能であるし、一方のみを発生させることも可能である。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。
なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口SOL10b、図3に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する入賞球検出手段としてのカウントSW10c(図3に図示)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための入賞口SW12a(図3に図示)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,…、普通変動入賞装置7、第1始動口13、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した賞球に関する情報が排出制御装置125に出力されるようになっている。排出制御装置125は排出装置を制御し、所定数の遊技球を排出する(払い出す)ようになっている。
また、図2に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40を備えている。
遊技制御装置30は、CPUやROM、RAMなどを備える遊技用ワンチップマイコン30aを備えるとともに、入力インタフェース(入力I/F)32、出力インタフェース(出力I/F)33、外部通信端子31等により構成されている。
遊技用ワンチップマイコン30aは、内部のCPUが制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。
また、CPUは、第1始動口SW13aや第2始動口SW7cによる遊技球の検出に従って出力された検出信号が入力されると、RAMに始動入賞として記憶させる。即ち、普通変動入賞装置7が第1状態或いは第2状態となっているか否かに関わらず、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞することにより、第2始動口SW7cから検出信号が出力され、CPUに入力されると、CPUは、始動入賞検出手段として、普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞を検出する。
さらに、CPUは、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを開放させるための普電SOL7bの動作制御を行っていない状態(普電有効期間外)で、第2始動口SW7cによる遊技球の検出に従って出力された検出信号が入力された場合には、不正入賞計数手段として、当該入賞は普通変動入賞装置7が第1状態における遊技球の入賞である不正入賞として計数する(図6参照)。
なお、普通変動入賞装置7の開閉部材7a、7aが開放した第2状態から閉じた第1状態に変換されてから所定期間経過するまでは、普電有効期間外に普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞があっても、当該入賞は不正入賞とはせずに、不正入賞を無効とするようになっている。即ち、普通変動入賞装置7の開閉部材7a、7aに玉がみ等が発生する場合もあるため、これにより、正当な入賞を不正入賞とする誤検出を防止することができる。
また、CPU(変動パターン決定手段)は、始動入賞に基づいて特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)を開始させる際に、当該特図変動表示ゲームの変動パターン、即ち、識別情報の変動表示時間を含む変動パターンを決定する。
具体的には、CPUは、特図変動表示ゲームの開始の際に、不正入賞があると、当該不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間の設定を第2変動表示時間設定用テーブルT2(図5参照;後述)に基づいて行うようになっている。ここで、CPUは、不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームを第2状態における普通変動入賞装置7に対する入賞(通常入賞)に対して優先的に行うようになっており、具体的には、不正入賞に係る始動入賞よりも前に通常入賞に係る始動入賞が記憶されていると、当該通常入賞に係る飾り特図変動表示ゲームにおける第1変動表示時間設定用テーブルT1(図4参照;後述)に基づいた変動表示時間の設定に対して、不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームにおける第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいた変動表示時間の設定を優先的に行う(図6参照)。
遊技用ワンチップマイコン30aの内部のRAMには、第1始動口13に設けられた第1始動口SW13a、普通変動入賞装置7に設けられた第2始動口SW7cのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPUの作業領域等を備えている。即ち、RAMには、CPU(始動入賞検出手段)により検出された遊技球の入賞が始動入賞として記憶されるようになっており、普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞順に始動入賞を複数記憶する。ここで、RAMは、始動入賞記憶手段として機能する。
遊技用ワンチップマイコン30aの内部のROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、ROMには、特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)における識別情報の変動表示時間を設定するための第1変動表示時間設定用テーブルT1(図4参照)が記憶されている。ここで、遊技制御装置30のROMは、第1のテーブル記憶手段を構成している。
第1変動表示時間設定用テーブルT1は、図4に示すように、複数のパターンが記憶され、変動表示時間がそれぞれ5秒、8秒、10秒、15秒、20秒のパターンA〜Eが記憶されている。
さらに、ROMには、特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)における変動表示時間を第1変動表示時間設定用テーブルT1のものよりも長く設定するための第2変動表示時間設定用テーブルT2(図5参照)が記憶されている。ここで、遊技制御装置30のROMは、第2のテーブル記憶手段を構成している。第2変動表示時間設定用テーブルT2は、図5に示すように、第1変動表示時間設定用テーブルT1と同じ数のパターンが記憶され、変動表示時間がそれぞれ80秒、85秒、90秒、95秒、100秒のパターンA〜Eが記憶されている。
また、入力インタフェース32には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、第1始動口SW13a、第2始動口SW7c、入賞口SW12a,…、ゲートSW4a、カウントSW10c、ガラス枠開放SW146、内枠開放SW121、球切れSW122、払出球検出SW123などが接続されている。そして、入力インタフェース32は、これらから入力された各種信号を中継し、遊技用ワンチップマイコン30aに対し出力する。
なお、ガラス枠開放SW146は、クリア部材保持枠140が開放されていることを検出するものであり、内枠開放SW121は、前面枠120が開放されていることを検出するものである。また、球切れSW122は、島設備から供給された遊技球を排出装置に誘導するシュートに設けられ、シュート内の遊技球がなくなったことを検出するものであり、払出球検出SW123は、賞球として払い出される遊技球を検出するものである。
また、出力インタフェース33には、遊技用ワンチップマイコン30aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特図表示器9、特図記憶表示器、普図表示器5、普図記憶表示器、普電SOL7b、大入賞口SOL10b、遊技状態表示LED8a、排出制御装置125、遊技機外部の管理装置などと接続する盤用外部情報端子16、演出制御装置40に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備えるとともに、通信インタフェース(通信I/F)、出力インタフェース(出力I/F)等により構成されている。
演出制御装置40は、通信インタフェースを介して遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)、遊技機100の制御を行うものである。また、液晶表示装置41、遊技盤1に設けられた盤装飾LED54aや枠装飾LED144aや枠エラーLED147、スピーカ145等が接続され、遊技制御装置30の制御の下にこれらを制御することで遊技の演出を行うようになっている。
枠エラーLED147は、ガラス枠開放SW146により検出されたクリア部材保持枠140の開放を報知するものである。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置(図示略)から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、以下のような遊技制御が行われる。
遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aでは、普図始動ゲート4に備えられたゲートSW4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当たり判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普図表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。
なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、第1始動口13に備えられた第1始動口SW13aからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動入賞(始動記憶)を記憶し、この始動記憶に基づき、第1特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、第1特図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。
また、普通変動入賞装置7に備えられた第2始動口SW7cからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動記憶を記憶し、この始動記憶に基づき、第2特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、第2特図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。
そして、遊技制御装置30は、上記の第1特図変動表示ゲームや第2特図変動表示ゲームの判定結果を含む制御信号(演出制御コマンド)を、演出制御装置40に出力する。そして、特図表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、液晶表示装置41で特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。ここで、演出制御装置40は、遊技制御装置(遊技制御手段)30からの制御指令に基づいて、液晶表示装置41における飾り特図変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段を構成している。
さらに、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、スピーカ145,157からの音の出力、盤装飾LED54aや枠装飾LED144a等のLEDの発光を制御する処理、可動演出装置(図示略)の装飾モータ(図示略)の駆動を制御する処理を行う。
そして、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aは、特図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特図表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。
特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間(例えば25秒または1秒)が経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回または2回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。
なお、特図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特図表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aは、各種入賞口に設けられたセンサ(第1始動口SW13a、第2始動口SW7c、入賞口SW12a、カウントSW10c)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出装置の払出モータを制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、本実施形態の遊技機100は、普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞を監視する始動入賞口監視処理を行い、不正入賞があった場合に、第2特図変動表示ゲームに対応する飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間をより長時間とする変動表示時間設定処理を行う。
以下に、始動入賞口監視処理について図7を参照して説明する。
図7に示すように、遊技制御装置30のCPUは、普通変動入賞装置7の内部の第2始動口SW7cにより遊技球が検出されたか否か、即ち、始動入賞があるか否かを判定(監視)する(ステップS1)。
ここで、始動入賞があると判定されると(ステップS1;Yes)、CPUは、当該始動入賞が普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを開放させるための普電SOL7bの動作制御を行っている期間、即ち、普電有効期間内に行われたか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2にて、始動入賞が普電有効期間内ではなかったと判定されると(ステップS2;No:図6における不正入賞記憶1、2参照)、CPUは、当該始動入賞は普通変動入賞装置7が第1状態における遊技球の入賞である不正入賞としてカウント(計数)する(ステップS3)。
次に、CPUは、RAMにおける始動入賞の記憶数が上限に達している否かを判定する(ステップS4)。ここで、始動入賞の記憶数が上限値に達していないと判定されると(ステップS4;No)、CPUは、当該始動入賞を新たな始動入賞として始動記憶数を1加算してRAMに記憶する(ステップS5)。
また、ステップS2にて、始動入賞が普電有効期間内であったと判定されると(ステップS2;No:図6における始動記憶1、2参照)、ステップS4に移行して、CPUは、それ以降の処理を制御する。
なお、ステップS4にて、始動入賞の記憶数が上限値に達していると判定されると(ステップS4;Yes)、CPUは、当該始動入賞を破棄する。
次に、変動表示時間設定処理について図8を参照して説明する。
図8に示すように、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動が終了しているか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、識別情報の変動が終了していると判定されると(ステップS11;Yes)、CPUは、RAMにおける不正入賞に係る始動入賞の記憶数(不正入賞記憶数)が0であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12にて、不正入賞記憶数が0であると判定されると(ステップS12;Yes)、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を通常の方法で、即ち、第1変動表示時間設定用テーブルT1を選択して当該テーブルに基づいて設定する処理(通常設定処理)を行う(ステップS13)。
一方、ステップS12にて、不正入賞記憶数が0ではないと判定されると(ステップS12;No)、CPUは、識別情報の変動表示時間の設定用のテーブルとして第2変動表示時間設定用テーブルT2を選択して(ステップS14)、当該テーブルに基づいて飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定する(ステップS15)。
その後、CPUは、RAMにおける不正入賞記憶数を1減算する処理を行う(ステップS16)。
以上のように、本実施形態の遊技機100は、遊技領域に配設され、遊技球を受け入れ不可能な第1状態と遊技球を受け入れ可能な第2状態とに変換可能な普通変動入賞装置7と、複数の識別情報の変動表示を行う飾り特図変動表示ゲームを表示する表示部を有する液晶表示装置41と、飾り特図変動表示ゲームの進行を制御する遊技制御装置30と、遊技制御装置30からの制御指令に基づいて飾り特図変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段としての演出制御装置40とを備える遊技機100であって、遊技制御装置30は、第1状態或いは第2状態における普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞を検出する始動入賞検出手段と、始動入賞検出手段により検出された第1状態における遊技球の入賞を不正入賞として計数する不正入賞計数手段と、始動入賞検出手段により検出された遊技球の入賞を始動入賞として記憶する始動入賞記憶手段と、始動入賞記憶手段に記憶されている始動入賞に基づいて飾り特図変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定するための第1変動表示時間設定用テーブルT1を記憶する第1のテーブル記憶手段と、変動表示時間を第1変動表示時間設定用テーブルT1のものよりも長時間に設定するための第2変動表示時間設定用テーブルT2を記憶する第2のテーブル記憶手段と、を備え、変動パターン決定手段は、飾り特図変動表示ゲームの開始の際に、不正入賞計数手段により計数された不正入賞があると、当該不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間の設定を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて行うように構成されている。
従って、飾り特図変動表示ゲームの開始の際に、第1状態における普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞である不正入賞があると、当該不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間の設定を第1変動表示時間設定用テーブルT1のものよりも長時間に設定するための第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて行うので、大当りを獲得するための効率を低減させて、遊技者の不正工作に対する意欲を大きく減退させることができる。また、より長い変動表示時間によって、周囲から注目を集める機会が増大することとなり、遊技者による不正行為を牽制することができる。
さらに、不正工作者に対しては、不正報知が行われているのと同様の圧力を与えることができるとともに、不正意志のない遊技者の遊技中に玉がみ等による誤検出があっても、露骨な報知でないため、当該遊技者が不正報知であることを認識することは少なく、不快な思いをさせることがなくなる。
また、遊技制御装置30の始動入賞記憶手段は、普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞順に始動入賞を複数記憶し、変動パターン決定手段は、始動入賞記憶手段に不正入賞に係る始動入賞よりも前に第2状態における普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されていると、当該始動入賞に係る飾り特図変動表示ゲームにおける第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいた変動表示時間の設定に対して、不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間の設定を優先的に行う。
従って、始動入賞記憶手段に不正入賞に係る始動入賞よりも前に第2状態における普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されていると、当該始動入賞に係る飾り特図変動表示ゲームにおける第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいた変動表示時間の設定に対して、不正入賞分の飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間の設定を優先的に行うので、大当りを獲得するための効率をより低減させることができ、遊技者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
また、遊技制御装置30は、普通変動入賞装置7が第2状態から第1状態に変換されてから所定期間経過するまでに、不正入賞計数手段により計数された不正入賞を無効とするように構成されている。
従って、普通変動入賞装置7が第2状態から第1状態に変換されてから所定期間経過するまでに、計数された不正入賞を無効とするので、玉がみ等による誤検出を防止することができ、不正意志のない遊技者に不快な思いをさせることがなくなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、遊技機の変形例について説明する。
<変形例1>
変形例1の遊技機は、図9及び図10に示すように、普通変動入賞装置7に対する遊技球の不正入賞があった場合に、不正入賞に係る不正入賞フラグをたてて始動入賞と対応付けて記憶し、当該始動入賞に基づいて飾り特図変動表示ゲームを開始させる際に、識別情報の変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて設定する。
即ち、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aのCPUは、不正入賞フラグをたてた状態(不正入賞フラグON)で当該不正入賞に係る始動入賞をRAMに記憶させる。ここで、CPUは、不正入賞と当該不正入賞に係る始動入賞とを対応付ける不正入賞対応付け手段として機能する。
そして、CPUは、RAMに記憶されている始動入賞の記憶順に従って飾り特図変動表示ゲームを実行し、不正入賞フラグがたてられている始動入賞に基づいて飾り特図変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて設定する。
以下に、変形例1の遊技機による始動入賞口監視処理について図9を参照して説明する。
図9に示すように、遊技制御装置30のCPUは、普通変動入賞装置7の内部の第2始動口SW7cにより遊技球が検出されたか否か、即ち、始動入賞があるか否かを判定(監視)する(ステップS21)。
ここで、始動入賞があると判定されると(ステップS21;Yes)、CPUは、RAMにおける始動入賞の記憶数が上限に達している否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22にて、始動入賞の記憶数が上限値に達していないと判定されると(ステップS22;No)、当該始動入賞が普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを開放させるための普電SOL7bの動作制御を行っている期間、即ち、普電有効期間内に行われたか否かを判定する(ステップS23)。
ここで、始動入賞が普電有効期間内ではなかったと判定されると(ステップS23;No)、CPUは、当該始動入賞は普通変動入賞装置7が第1状態における遊技球の入賞である不正入賞として、不正入賞フラグをたてた状態(不正入賞フラグON)とした後(ステップS24)、始動記憶数を1加算してRAMに記憶する(ステップS25)。
一方、ステップS23にて、始動入賞が普電有効期間内であったと判定されると(ステップS23;Yes)、CPUは、ステップS25に移行して、当該始動入賞を正当な始動入賞として始動記憶数を1加算してRAMに記憶する処理を行う。
なお、ステップS22にて、始動入賞の記憶数が上限値に達していると判定されると(ステップS22;Yes)、CPUは、当該始動入賞を破棄する。
次に、変形例1の遊技機による変動表示時間設定処理について図10を参照して説明する。
図10に示すように、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動が終了しているか否かを判定する(ステップS31)。
ここで、識別情報の変動が終了していると判定されると(ステップS31;Yes)、CPUは、次の飾り特図変動表示ゲームに係る始動記憶に不正入賞フラグがたてられているか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32にて、不正入賞フラグがたてられていると判定されると(ステップS32;Yes)、CPUは、次の飾り特図変動表示ゲームの識別情報の変動表示時間の設定用のテーブルとして第2変動表示時間設定用テーブルT2を選択して(ステップS33)、当該テーブルに基づいて飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定する(ステップS34)。
その後、CPUは、RAMにおける始動記憶数を1減算する処理を行う(ステップS35)。
一方、ステップS32にて、不正入賞フラグがたてられていないと判定されると(ステップS32;No)、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を通常の方法で、即ち、第1変動表示時間設定用テーブルT1を選択して当該テーブルに基づいて設定する処理(通常設定処理)を行う(ステップS36)。
従って、変形例1の遊技機は、遊技制御装置30は、不正入賞と当該不正入賞に係る始動入賞とを対応付ける不正入賞対応付け手段を備え、変動パターン決定手段は、不正入賞と対応付けられた始動入賞に基づいて飾り特図変動表示ゲームを開始させる際に、当該飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて設定する。
これにより、不正入賞と対応付けられた始動入賞に基づいて飾り特図変動表示ゲームを開始させる際に、当該飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて第1変動表示時間設定用テーブルT1のものよりも長時間に設定することができる。
<変形例2>
変形例2の遊技機は、図11に示すように、所定時間内に計数された不正入賞数に基づいて、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を変更する処理を行う。
即ち、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aのROMには、不正入賞数と長さの異なる複数の変動表示時間の何れかが対応付けられた第2変動表示時間設定用テーブルT3が記憶されている。
具体的には、図11に示すように、第2変動表示時間設定用テーブルT3は、不正入賞数が1の場合には変動表示時間が90秒と規定され、不正入賞数が2〜3の場合には変動表示時間が100秒と規定され、不正入賞数が4以上の場合には変動表示時間が110秒と規定されている。
そして、CPUは、所定時間内の不正入賞の計数結果に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT3の複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定することにより、所定時間内に不正入賞がより多く計数される程、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間がより長くなるように設定する。
従って、変形例2の遊技機は、第2変動表示時間設定用テーブルT3は、長さの異なる複数の変動表示時間を規定し、変動パターン決定手段は、不正入賞計数手段による所定時間内の不正入賞の計数結果に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT3の複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する。
これにより、所定時間内に計数された不正入賞数に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT3の長さの異なる複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定することができるので、不正入賞数を考慮して識別情報の変動表示時間を設定することができる。例えば、不正入賞数が1つの場合には誤検出である可能性が高く、この場合に、変動表示時間を長くすると、不正意志のない遊技者に対して不正報知であると認識させてしまい、遊技の興趣を低減させてしまう虞が生じるが、不正入賞数が複数である場合には、不正工作者による不正行為である可能性が高く、不正入賞数が多いほど、変動表示時間を長くすることで、不正工作者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
なお、変形例2に係る第2変動表示時間設定用テーブルT3は、一例であってこれに限られるものではなく、不正入賞数及び変動表示時間の数値は適宜任意に変更することができる。
<変形例3>
変形例3の遊技機は、図12に示すように、所定時間内に計数された不正入賞数に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT4に規定された飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更する処理を行う。
即ち、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aのROMには、不正入賞数と長さの異なる複数の変動表示時間の選択確率が対応付けられた第2変動表示時間設定用テーブルT4が記憶されている。
具体的には、図12に示すように、第2変動表示時間設定用テーブルT4は、識別情報の変動表示時間として80秒、85秒、90秒、95秒及び100秒が規定されている。そして、不正入賞数が1の場合には、変動表示時間として80秒及び85秒が選択される確率は各30%に規定され、また、変動表示時間として90秒が選択される確率は20%に規定され、また、変動表示時間として95秒及び100秒が選択される確率は各10%に規定されている。さらに、不正入賞数が2〜3の場合には、変動表示時間として80秒が選択される確率は10%に規定され、また、変動表示時間として85秒、90秒及び95秒が選択される確率は各20%に規定され、また、変動表示時間として100秒が選択される確率は30%に規定されている。さらに、不正入賞数が4以上の場合には、変動表示時間として80秒が選択される確率は0%に規定され、また、変動表示時間として85秒が選択される確率は10%に規定され、また、変動表示時間として90秒が選択される確率は25%に規定され、また、変動表示時間として95秒が選択される確率は30%に規定され、また、変動表示時間として100秒が選択される確率は35%に規定されている。
そして、CPUは、所定時間内の不正入賞の計数結果に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT4の複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更することにより、所定時間内に不正入賞がより多く計数される程、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間としてより長時間の変動表示時間が選択されるようになっている。
従って、変形例3の遊技機は、変動パターン決定手段は、不正入賞計数手段による不正入賞の計数結果に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT4の複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更する。
これにより、計数された不正入賞数に基づいて、第2変動表示時間設定用テーブルT4の長さの異なる複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更することができるので、不正入賞数を考慮して変動表示時間を設定することができる。例えば、不正入賞数が複数である場合には、不正工作者による不正行為である可能性が高く、不正入賞数が多いほどより長い変動表示時間が選択されるような確率とすることで、不正工作者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
なお、変形例3に係る第2変動表示時間設定用テーブルT4は、一例であってこれに限られるものではなく、不正入賞数、変動表示時間及び選択確率の数値は適宜任意に変更することができる。
<変形例4>
変形例4の遊技機は、図13及び図14に示すように、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて設定された変動表示時間で飾り特図変動表示ゲームを実行中に、不正入賞があると、実行中の当該変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に係る変動表示時間に変更する処理を行う。
即ち、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aのCPUは、変動表示時間変更手段として、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて設定された変動表示時間で飾り特図変動表示ゲームを実行中に、普通変動入賞装置7に対する遊技球の不正入賞があると、当該変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に係る変動表示時間に変更する。
以下に、変形例4の遊技機による特図変動表示ゲーム処理について図13を参照して説明する。
図13に示すように、遊技制御装置30のCPUは、普通変動入賞装置7の内部の第2始動口SW7cにより遊技球が検出されたか否か、即ち、始動入賞があるか否かを判定する(ステップS41)。
ここで、始動入賞があると判定されると(ステップS41;Yes)、CPUは、当該始動入賞が普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを開放させるための普電SOL7bの動作制御を行っている期間、即ち、普電有効期間内に行われたか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42にて、始動入賞が普電有効期間内であったと判定されると(ステップS42;Yes)、CPUは、RAMにおける始動入賞の記憶数が上限に達している否かを判定する(ステップS43)。
ここで、始動入賞の記憶数が上限値に達していないと判定されると(ステップS43;No)、CPUは、当該始動入賞を正当な始動入賞として始動記憶数を1加算してRAMに記憶した後(ステップS44)、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定する通常設定処理を行う(ステップS45)。
なお、始動入賞の記憶数が上限値に達していると判定されると(ステップS43;Yes)、CPUは、当該始動入賞を破棄する。
一方、ステップS42にて、始動入賞が普電有効期間内ではなかったと判定されると(ステップS42;No)、CPUは、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定する変動表示時間設定処理を行う(ステップS46)。
次に、変形例4の遊技機による変動表示時間設定処理について図14を参照して説明する。
図14に示すように、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにて識別情報を変動中であるか否かを判定する(ステップS51)。
ここで、識別情報の変動中であると判定されると(ステップS51;Yes)、CPUは、現に実行中の飾り特図変動表示ゲームにおける変動表示時間、即ち、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて設定された変動表示時間を読み出す処理を行う(ステップS52)。続けて、CPUは、読み出された変動表示時間と対応する変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2から選択する処理を行う(ステップS53)。例えば、現に実行中の飾り特図変動表示ゲームにおける変動表示時間がパターンAであれば、第2変動表示時間設定用テーブルT2からもパターンAにおける変動表示時間を選択する。
その後、CPUは、第2変動表示時間設定用テーブルT2から選択された変動表示時間を、現に実行中の飾り特図変動表示ゲームにおける変動表示時間として再設定する(ステップS54)。
一方、ステップS51にて、識別情報の変動中ではないと判定されると(ステップS51;No)、CPUは、次の飾り特図変動表示ゲームの識別情報の変動表示時間の設定用のテーブルとして第2変動表示時間設定用テーブルT2を選択して(ステップS55)、当該テーブルに基づいて飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を設定する(ステップS56)。
従って、変形例4の遊技機は、遊技制御装置30は、液晶表示装置41にて、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて設定された変動表示時間で飾り特図変動表示ゲームを実行中に、不正入賞計数手段により不正入賞が計数されると、当該飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に係る変動表示時間に変更する変動表示時間変更手段を備えている。
これにより、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて設定された変動表示時間で飾り特図変動表示ゲームを実行中に、不正入賞が計数されると、当該飾り特図変動表示ゲームの変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に係る変動表示時間に変更することができるので、飾り特図変動表示ゲームの初めから長い変動表示時間で識別情報の変動表示を行う場合に比べて、識別情報の変動表示時間を短縮することができ、不正意志のない遊技者の遊技中に玉がみ等による誤検出があっても、当該遊技者に不快な思いをさせることがなくなる。
<変形例5>
変形例5の遊技機は、図15及び図16に示すように、普通変動入賞装置7に対する遊技球の不正入賞後、所定の解除条件が成立するまで、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間を第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて設定する。
即ち、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aのCPUは、不正入賞の検出によりエラー状態であると判定されると、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが2回開放動作を行う等の所定のエラー解除条件が成立するまで、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて識別情報の変動表示時間を設定する。
具体的には、図15に示すように、CPUは、テーブル設定処理を実行して、先ず、エラー状態であるか否か、即ち、普電有効期間外に普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞が行われることで不正入賞が検出された後、所定のエラー解除条件が成立していないか否かを判定する(ステップS61)。
ここで、エラー状態であると判定されると(ステップS61;Yes)、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間の設定用のテーブルとして第2変動表示時間設定用テーブルT2を設定する(ステップS62)。
その後、CPUは、所定のタイミングで、エラー状態が解除されたか否か、即ち、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが2回開放動作を行う等の所定のエラー解除条件が成立したか否かを判定する(ステップS63)。
ここで、エラー状態が解除されたと判定されるまで、CPUは、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて識別情報の変動表示時間を設定する(ステップS63;No)。例えば、図16に示すように、エラー状態が解除されるまでの期間に、普電有効期間内に普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞、即ち、正当入賞(図16における「☆」や「◎」で示された正当入賞)があっても、当該正当入賞にかかる飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間の設定は、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて行われる。
一方で、ステップS63にて、エラー状態が解除されたと判定されると(ステップS63;Yes)、CPUは、飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間の設定用のテーブルとして第1変動表示時間設定用テーブルT1を設定する(ステップS64)。例えば、図16に示すように、「☆」や「◎」で示された正当入賞、即ち、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが開放動作した際に遊技球が入賞したことにより、エラー解除条件が成立したため、その後の正当入賞(図16における「△」で示された正当入賞)にかかる飾り特図変動表示ゲームにおける識別情報の変動表示時間の設定は、第1変動表示時間設定用テーブルT1に基づいて行われる。
従って、変形例5の遊技機は、変動パターン決定手段は、不正入賞計数手段により不正入賞が計数されてから所定期間経過するまでは、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて変動表示時間を設定する。
これにより、不正入賞が計数されてから所定期間経過するまでは、第2変動表示時間設定用テーブルT2に基づいて変動表示時間を設定することができるので、大当りを獲得するための効率をより低減させて、遊技者の不正工作に対する意欲をより大きく減退させることができる。
なお、変形例5にあっては、エラー解除条件として、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aの2回の開放動作を例示したが、一例であって、これに限られるものではない。
さらに、上記実施形態における第1変動表示時間設定用テーブルT1及び第2変動表示時間設定用テーブルT2は、一例であってこれに限られるものではなく、記憶されるパターン数や変動表示時間の数値は適宜任意に変更することができる。
また、本発明の遊技機100は、上述の実施形態に示されるようなパチンコ遊技機100に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機100に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機を示す正面図である。 図1の遊技機に備わる遊技盤を示す正面図である。 図1の遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 図1の遊技機による変動表示時間設定処理に係る第1変動表示時間設定用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図5の変動表示時間設定処理に係る第2変動表示時間設定用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図1の遊技機による変動表示ゲームの一例を説明するための図である。 図1の遊技機による始動入賞口監視処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1の遊技機による変動表示時間設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例1の遊技機による始動入賞口監視処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図9の遊技機による変動表示時間設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例2の遊技機による変動表示時間設定処理に係る第2変動表示時間設定用テーブルの一例を模式的に示す図である。 変形例3の遊技機による変動表示時間設定処理に係る第2変動表示時間設定用テーブルの一例を模式的に示す図である。 変形例4の遊技機による特図ゲーム処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図13の遊技機による変動表示時間設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例5の遊技機によるテーブル設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図15の遊技機による変動表示ゲームの一例を説明するための図である。
符号の説明
100 遊技機
1 遊技盤
9 特図表示器
30 遊技制御装置
40 演出制御装置
41 液晶表示装置
T1 第1変動表示時間設定用テーブル
T2、T3、T4 第2変動表示時間設定用テーブル

Claims (7)

  1. 遊技領域に配設され、遊技球を受け入れ不可能な第1状態と遊技球を受け入れ可能な第2状態とに変換可能な始動入賞口と、複数の識別情報の変動表示を行う変動表示ゲームを表示する表示部を有する変動表示装置と、前記変動表示ゲームの進行を制御する遊技制御手段と、前記遊技制御手段からの制御指令に基づいて前記変動表示ゲームの表示制御を行う表示制御手段と、を備える遊技機において、
    前記遊技制御手段は、
    前記第1状態或いは前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞を検出する始動入賞検出手段と、
    前記始動入賞検出手段により検出された前記第1状態における遊技球の入賞を不正入賞として計数する不正入賞計数手段と、
    前記始動入賞検出手段により検出された遊技球の入賞を始動入賞として入賞順に複数記憶する始動入賞記憶手段と、
    前記始動入賞記憶手段に記憶されている前記始動入賞に基づいて前記変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
    前記変動表示ゲームにおける前記識別情報の変動表示時間を設定するための第1の設定用テーブルを記憶する第1のテーブル記憶手段と、
    前記変動表示時間を前記第1の設定用テーブルのものよりも長く設定するための第2の設定用テーブルを記憶する第2のテーブル記憶手段と、を備え、
    前記変動パターン決定手段は、
    前記変動表示ゲームの開始の際に、前記不正入賞計数手段により計数された前記不正入賞があると、当該不正入賞分の前記変動表示ゲームの前記変動表示時間の設定を前記第2の設定用テーブルに基づいて行うように構成され
    前記始動入賞記憶手段において、前記不正入賞に係る始動入賞よりも前に前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞が記憶されている場合に、当該第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームにおける前記第1の設定用テーブルに基づいた前記変動表示時間の設定に対して、前記不正入賞分の前記変動表示ゲームの前記変動表示時間の設定を優先的に行うとともに、当該不正入賞分の前記変動表示ゲームを、前記第2状態における前記始動入賞口に対する遊技球の入賞に係る始動入賞に基づく前記変動表示ゲームよりも優先して行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2の設定用テーブルは、長さの異なる複数の前記変動表示時間を規定し、
    前記変動パターン決定手段は、
    前記不正入賞計数手段による所定時間内の前記不正入賞の計数結果に基づいて、前記第2の設定用テーブルの前記複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記変動パターン決定手段は、
    前記不正入賞計数手段による前記不正入賞の計数結果に基づいて、前記第2の設定用テーブルの前記複数の変動表示時間の中から何れかの変動表示時間を設定する確率を変更することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技制御手段は、
    前記不正入賞と当該不正入賞に係る前記始動入賞とを対応付ける不正入賞対応付け手段を備え、
    前記変動パターン決定手段は、
    前記不正入賞と対応付けられた前記始動入賞に基づいて前記変動表示ゲームを開始させる際に、当該変動表示ゲームの前記変動表示時間を前記第2の設定用テーブルに基づいて設定することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技制御手段は、
    前記変動表示装置にて、前記第1の設定用テーブルに基づいて設定された前記変動表示時間で前記変動表示ゲームを実行中に、前記不正入賞計数手段により前記不正入賞が計数されると、当該変動表示ゲームの前記変動表示時間を前記第2の設定用テーブルに係る前記変動表示時間に変更する変動表示時間変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記変動パターン決定手段は、
    前記不正入賞計数手段により前記不正入賞が計数されてから所定期間経過するまでは、前記第2の設定用テーブルに基づいて前記変動表示時間を設定することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記遊技制御手段は、
    前記第2状態から前記第1状態に変換されてから所定期間経過するまでに、前記不正入賞計数手段により計数された前記不正入賞を無効とするように構成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の遊技機。
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