JP2006334327A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者に叩き・揺らし行為を止めさせる手段の提供。
【解決手段】 所定条件を充足した場合に、遊技者にとって有利な利益状態を付与する特別遊技に移行することを決定する特別遊技移行決定手段と、遊技者により操作可能であり、かつ、遊技者により操作された際に当該操作を感知可能な感知手段を備えた操作情報入力手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記感知手段が、前記パチンコ遊技機に与えられた振動を検出するための振動検出手段としても機能するものであり、前記特別遊技移行決定手段は、前記振動検出手段により検出された振動の大きさに基づき、前記特別遊技への移行の可否及び/又は前記特別遊技の内容を決定することを特徴とするパチンコ遊技機。
【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技者が遊技機を叩くなどしてもたらされた過剰な振動を感知可能なパチンコ遊技機に関する。
近年のパチンコ遊技機の多くは、出球履歴にメリハリを持たせるために、所定の入賞口への入賞に基づく賞球払出しか期待できない通常遊技状態から、所定条件下で、通常遊技状態では閉状態にある可変入賞口が開状態となる特別遊技状態に移行するよう構成されている。ところで、この種のタイプのパチンコ遊技機を遊技する遊技者の中には、遊技に熱中する余り、遊技機を押したり叩いたりする光景がよく見られる(叩き・揺らし行為)。この場合、複雑な電子機器からなるパチンコ遊技機の故障や誤作動の原因となることに加え、近隣の遊技者に対しても不快感を与え遊技を満喫できないという状況に至ることもある。しかも、前記特別遊技移行決定が物理的に行なわれる従来の第2種や第3種といったパチンコ遊技機で当該行為を行なった場合、特別遊技移行確率の向上が可能なケースがある。例えば、従来の第2種を例にとると、大入賞口の遊技球の入賞に基づき大入賞口が開閉し、当該開閉動作の際に前記大入賞口に入賞した遊技球が前記大入賞口内に設けられた特定領域を通過すると特別遊技移行が決定する。この大入賞口に遊技球が入賞した直後、所定タイミングで遊技機に振動が加えられることにより、前記大入賞口に入賞した遊技球が前記特定領域に方向付けられることがある。また、従来の第3種や一般電役を例にとると、「クルーン」といわれる内部に穴が複数個設けられた振分装置内に遊技球が入賞した場合、所定タイミングで遊技者が振動を与えることにより、特別遊技移行条件である所定穴へ入賞し易くなることがある。このような不正行為は、ホールに対しても近隣遊技者に対しても大きな損害を招く結果となることに加え、健全なパチンコ産業の発達を阻害することにもなる。そこで、遊技者による上記行為に対しては、ホール内に注意書きを貼り付けたり、ホールスタッフが口頭で注意したり、振動感知センサを取り付ける等の各種措置が講じられている。
特開2002−177459号公報
しかしながら、前記叩き・揺らし行為を遊技者に止めさせる各種措置は、基本的にはホール側が遊技者に対して行なうものであり、ホール側の前記行為への対応や管理体制等に応じて、前記措置の効果は変動する。したがって、前記措置への対応が甘いホールにおいては、引き続き前記不正行為が継続する結果となる。
そこで、本発明者は、前記叩き・揺らし行為を遊技者に止めさせる措置の実行主体を、ホール側からパチンコ遊技機側に移行させることにまず着目した。次に、本発明者は、パチンコ遊技機の中には、遊技者による操作を入力可能な操作入力手段を備えた機種が存在することに着目し、両者を融合させることにより、以下の発明(1)〜(4)に到達したものである。
本発明(1)は、所定条件を充足した場合に、遊技者にとって有利な利益状態を付与する特別遊技に移行することを決定する特別遊技移行決定手段(第二特別遊技移行判定実行手段120)と、
遊技者により操作可能であり、かつ、遊技者により操作された際に当該操作を感知可能な感知手段(加速度センサ12a)を備えた操作情報入力手段(操作ボタン12)と
を備えたパチンコ遊技機において、
前記感知手段(加速度センサ12a)が、前記パチンコ遊技機に与えられた振動を検出するための振動検出手段(加速度センサ12a)としても機能するものであり、
前記特別遊技移行決定手段(第二特別遊技移行判定実行手段120の第二特別遊技内容決定手段123)は、前記振動検出手段(加速度センサ12a)により検出された振動の大きさに基づき、前記特別遊技への移行の可否及び/又は前記特別遊技の内容を決定することを特徴とするパチンコ遊技機である。
本発明(2)は、前記特別遊技移行決定手段(第二特別遊技移行判定実行手段120の第二特別遊技内容決定手段123)は、前記振動の大きさが所定値以上である場合、前記所定条件を充足している場合であっても、前記特別遊技への移行決定を行なわない、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
本発明(3)は、前記特別遊技移行決定手段(第二特別遊技移行判定実行手段120の第二特別遊技内容決定手段123)は、前記振動の大きさが所定値以上である場合、前記特別遊技の内容として、相対的に利益状態の低い内容を強制的に選択する、前記発明(1)のパチンコ遊技機である。
前記振動検出手段が加速度センサ(加速度センサ12a)である、前記発明(1)〜(3)のいずれか一つのパチンコ遊技機である。
本発明(1)によれば、振動検出手段により検出された振動の大きさに基づき、特別遊技への移行の可否及び/又は特別遊技の内容を決定するよう構成しているので、遊技者がパチンコ遊技機を叩いて不正行為を行った際、遊技機自体が遊技者に対して、遊技者の利益と直結するペナルティを直接課すことが可能になる。その結果、従来のように、前記不正行為が行われた際の、ホールスタッフが前記不正行為を見逃した場合やホールスタッフが駆けつけるまでのホールの不利益状態時間及び他の近隣遊技者の迷惑時間を短縮することができると共に、遊技者に対しても予め当該制御を告知しておくことにより、前記不正行為を行うこと自体回避することができるという効果を奏する。更に、操作情報入力手段中の操作情報を感知する感知手段に振動検出機能をも併せ持たせたので、部品点数の減少に伴うコスト削減や、二つのセンサを設置しなくても済むことにより省スペース化を図ることが可能になるという効果も奏する。
本発明(2)によれば、前記発明(1)の効果に加え、振動の大きさが所定値以上である場合には特別遊技への移行決定を行なわないという厳しいペナルティが課されるので、前記不正行為を行うことをより確実に回避することができるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、前記発明(1)の効果に加え、振動の大きさが所定値以上である場合には特別遊技の利益価値を強制的に低下させるので、前記不正行為を行うことをより確実に回避することができるという効果を奏する。
本発明(4)によれば、前記発明(1)の効果に加え、振動検出手段として、特別遊技移行に影響を与える振動の程度を正確に感知できる加速度センサを採用しているので、誤作動に基づく遊技者の不利益を極力防止することができる。
ここで、本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「振動」とは、振動のみならず衝撃も含む概念である。「相対的に利益状態の低い内容」とは、振動を感知しなかった場合に期待できる特別遊技に基づく利益状態と比較して低いことを指す。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき説明する。但し、あくまで最良の形態であり、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の種類、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等につき、以下の態様に限定されるものではない。また、以下で具体的に記載した各種数値(例えば、単位遊技における入賞個数の上限値である10、単位遊技数である15等)はあくまで例示であり、これらの数値に何ら限定されるものではない。
更に、以下の最良形態では、始動入賞口に入賞したことに基づく大入賞口の開閉動作を「第一の特別遊技」と称し、前記第一の特別遊技の際に入賞した遊技球が大入賞口の特定領域を通過したことに基づく大入賞口の継続的な開閉動作を「第二の特別遊技」と称している。尚、第一の特別遊技と第二の特別遊技とは有機的に連結しているものであるので、実際の機種においては、両者を併せて「特別遊技」と称している。
はじめに、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の一例を、図を参照しながら説明する。図1に示すように、該パチンコ遊技機は、外枠に対して前枠が回動可能に固定されている構成を採っている。該前枠には、遊技領域1を有する遊技盤を収容する収容枠が形成されており、この収容枠に遊技盤が保持されている。該遊技盤には、内レール及び外レールにより区画された遊技領域1が形成されており、この遊技領域1に、通常遊技時には閉状態であり、以下で説明する第一の特別遊技及び第二の特別遊技時は開状態(開閉を繰り返す状態)になる、図示しないソレノイドで駆動される可変入賞口である大入賞口2と、第一の特別遊技移行に係る、遊技球が流入可能な始動入賞口3a及び3bと、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球を遊技領域1外に排出するためのアウト口20とが設けられている。また、前枠右下には、遊技領域1へ遊技球を発射する際の発射強度を連続的又は段階的に変化させ得るハンドルを備えた遊技球発射装置10が設置されている。更に、所定の音や音声を発するスピーカ11が、上皿前面部に設けられている。
ここで、上皿正面には、遊技者により押圧可能な操作ボタン12が設置されている。この操作ボタン12は、後述のように、第一の特別遊技終了後であって第二の特別遊技開始前の期間、ディスプレー2d(図2参照)上で行われるルーレット演出の際、当該ルーレットを停止するときに遊技者により操作されるものである。ここで、この操作ボタン12は、振動や衝撃などを瞬時に検知し、その衝撃に比例した電圧を出力として取り出せる加速度センサ12a(衝撃センサ)が取り付けられている。そして、この加速度センサ12aは、遊技者によるルーレット停止操作が行われたか否かを感知する操作感知センサとして、また、遊技者による不正な振動や揺らしを検知する振動感知センサとして機能する。
次に、図2を参照しながら、大入賞口2について詳述する。大入賞口2は、通常遊技中は閉状態にあり内部に遊技球が流入せず(入賞不能)、特別遊技中は開状態と閉状態を繰り返し(開閉動作を繰り返し)内部に遊技球が流入可能に構成されている。この開状態と閉状態は、左右に設けられた2個のハネ部2aが図に示すように位置を変えることにより達成される。図中、ハネ部2aが実線で示されている場合が閉状態を示しており、ハネ部2aが点線で示されている場合が開状態を示している。また、大入賞口2の内部には、第二の特別遊技への移行及び第二の特別遊技の継続に係る特定領域2bと、賞球払出以外に遊技者に利益をもたらさない通常領域2cが設けられている。更に、ディスプレー2dが、遊技球の流下を妨害しないように大入賞口2の内部に設けられている。そして、ディスプレー2dには、第二の特別遊技移行が決定した際に、当該特別遊技の単位遊技数を決定するルーレットが表示される。そして、後述する所定期間中に、遊技者が操作ボタン12(図1参照)を押圧すると、回転している当該ルーレットが停止し、当該特別遊技の単位遊技数が表示される。
図3は、該パチンコ遊技機の背面であり、主制御装置(メイン基板)100、表示制御装置(サブ基板)200、賞球払出機構19(賞球タンク19a、賞球レール19b、賞球払出装置19c)、賞球払出制御手段(賞球制御装置)150などが、前枠裏面(遊技側と反対側)に設けられている。更に、主制御装置100には、不正行為に対するペナルティ内容を設定するための各種ボタン142a〜142dが設置されている。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各種手段について説明する。まず、主制御装置100は、各周辺機器、即ち、第一及び第二の特別遊技の際に開状態となり得る大入賞口2、第一特別遊技の移行に係る、遊技球が入賞可能な始動入賞口3a及び3b、大入賞口2のディスプレー2dでの各種表示制御を司る表示制御装置200、操作ボタン12内の加速度センサ12aと情報伝達可能に接続している。また、表示制御装置は、大入賞口2のディスプレー2d及び操作ボタン12内の加速度センサ12aと情報伝達可能に接続している。以下、まず、主制御装置100について詳述する。
主制御装置100は、所定条件下での始動入賞口3a又は3bの入賞を条件として、大入賞口2を所定回数開閉する「第一特別遊技」に関する制御を行う第一特別遊技移行判定実行手段110と、第一特別遊技時における大入賞口2の特定領域2bへの遊技球の流入を条件として、大入賞口2を所定回数開閉する単位遊技を所定回数行う「第二特別遊技」に関する制御を行う第二特別遊技移行判定実行処理120と、主制御装置100側での各種決定事項(例えば、第二特別遊技のラウンド数抽選結果、不正行為ペナルティの内容等)を表示制御装置200側に送信するための情報送信手段130と、不正行為ペナルティに関する一連の処理を行うに際して必要な初期設定を行うための不正行為ペナルティ初期設定手段140とを有している。
ここで、第一特別遊技移行判定実行手段110は、始動入賞口3a又は3bに遊技球が入賞したか否かを判定する始動入賞口入賞判定手段111と、第一特別遊技関連の各種フラグのオンオフ制御を行う第一特別遊技関連フラグ制御手段112と、特定領域の有効時間を管理するための時間管理手段113と、大入賞口2を所定回数開閉させる第一特別遊技を実行するための第一特別遊技実行手段114と、有効時間内に特定領域2bを遊技球が通過(流入)したか否かを判定する特定領域通過判定手段115とを有している。ここで、時間管理手段113は、所定時間をセット可能なデクリメントカウンタである特定領域有効タイマ113aを更に有している。
次に、第二特別遊技移行判定実行手段120は、特別遊技中の各種パラメータの状態(例えば、ラウンド数、入賞個数、経過時間)が更新されたか否かを判定すると共に、当該各種パラメータの最新情報をメモリ121aに記録する特別遊技状態記録判定実行手段121と、第二特別遊技関連の各種フラグのオンオフ制御を行う第二特別遊技関連フラグ制御手段122と、不正行為がない場合には乱数抽選により、また、不正行為があった場合には設定されたペナルティの内容に従い第二特別遊技内容を決定する第二特別遊技内容決定手段123と、大入賞口2を所定回数開閉する単位遊技を実行するための第二特別遊技実行手段124と、次の単位遊技に移行するための条件を充足するか否かを判定する第二特別遊技継続判定手段125と、第一特別遊技時に不正行為が行われたか否かを判定する不正判定手段126と有している。ここで、特別遊技状態記録判定実行手段121は、特別遊技中の各種パラメータの状態(例えば、ラウンド数、入賞個数、経過時間)を一時的に記録するメモリ121aを更に有している。また、第二特別遊技内容決定手段123は、決定した第二特別遊技のラウンド数を一時記録するためのラウンド数メモリ123aと、ラウンド決定のために取得した乱数(例えば、第一の特別遊技の際、特定領域2bに遊技球が流入したタイミングで取得した乱数)に基づきラウンド数を決定する際に参照されるラウンド数決定テーブル123bとを有している。さらに、不正判定手段126は、不正行為検知フラグのオンオフ制御を行う不正行為検知フラグ制御手段126aと、ホールコンピュータに対して不正行為が行われた旨の情報を送信するか否かを判定する不正行為情報送信判定手段126bとを有している。
次に、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、電源投入後又はリセットボタン操作後、初期設定が可能な時間を管理するためのタイマ141と、不正行為に対する各種設定を行うための設定ボタン142と、操作者により行われた各種設定情報を記憶するための設定記憶手段143とを有している。ここで、設定ボタン142は、ペナルティA(第二特別遊技を無効にするペナルティ)を設定するためのペナルティA設定ボタン142aと、ペナルティB(第二特別遊技の単位遊技数を強制的に1回にするペナルティ)を設定するためのペナルティB設定ボタン142bと、不正行為が行われた場合にホールコンピュータに送信する設定を行うための不正行為送信設定ボタン142cと、段階的に設定された不正行為レベル(例えば、振動の程度に応じ、1〜4段階に設定可能)を変更するためのレベル変更ボタン142dとから構成されている。
次に、周辺機器の内、前述した大入賞口2以外の、始動入賞口3a及び3b並びに表示制御手段200について説明する。まず、始動入賞口3a及び3bは、遊技球の入賞により信号を発生するセンサを備えている。次に、表示制御装置200は、主制御装置100側から表示に関する各種情報や操作ボタン12からの操作信号を受信するための情報受信手段210と、大入賞口2のディスプレー2d上での各種表示に関する制御を行う表示制御手段220とを有している。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の、主制御装置100側での主な処理の流れについて説明する。まず、主制御装置100は、不正行為に対してどのような内容のペナルティを課すかを初期設定する不正行為ペナルティ初期設定処理200、始動入賞口3a又は3bへの遊技球の流入に基づき大入賞口2を所定回数開閉する第一の特別遊技実行処理300、第二の特別遊技の内容を抽選(又は不正行為に対するペナルティ)に基づき決定する第二の特別遊技内容決定処理400、前記処理400により決定された内容に従い大入賞口2の開閉を継続的に行う第二の特別遊技を実行する第二の特別遊技実行処理500、各種入賞口への遊技球の流入に基づき賞球払出の決定処理を行う賞球払出処理600を実行する。尚、各処理は、当該処理の実行条件を充足した場合に当該処理を行い、充足しない場合は当該処理をスキップして次の処理に移行する。また、不正行為ペナルティ初期設定処理200は、電源入力直後のみ又はリセットボタンが押された直後のみ行われ、以後は、第一の特別遊技実行処理300〜賞球払出処理600が繰り返し行われることになる。以下、各ステップについて詳述する。
まず、図6のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の不正行為ペナルティ初期設定処理200について説明する。まず、ステップ202で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、タイマ141に所定時間をセットした上で時間計測を開始する。次に、ステップ204で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、主制御装置100に設けられているペナルティA設定ボタン142aが押圧されたか否かを判定する。ステップ204でYesの場合、ステップ206で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、設定記憶手段143にペナルティAをセットする。ここで、「ペナルティA」は、第一の特別遊技の際に大入賞口2に入賞した遊技球が特定領域2bに流入することにより第二の特別遊技移行が決定した場合でも、第一の特別遊技の際に不正行為があったときには第二の特別遊技移行をキャンセルするという内容のペナルティである。次に、ステップ208で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、主制御装置100に設けられているペナルティB設定ボタン142bが押圧されたか否かを判定する。ステップ208でYesの場合、ステップ210で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、設定記憶手段143にペナルティBをセットする(この際、既に設定記憶手段143にペナルティAがセットされている場合には、ペナルティAをペナルティBに書き換える)。ここで、「ペナルティB」は、第一の特別遊技の際に大入賞口2に入賞した遊技球が特定領域2bに流入することにより第二の特別遊技移行が決定した場合、第一の特別遊技の際に不正行為があったときには第二の特別遊技に基づく利益状態を著しく低減させる内容のペナルティである。次に、ステップ212で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、主制御装置100に設けられている不正行為送信設定ボタン142cが押圧されたか否かを判定する。ステップ212でYesの場合、ステップ214で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、設定記憶手段143に不正行為送信設定を行う。次に、ステップ216で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、操作者がレベル変更ボタン142dを操作して不正行為レベルをデフォルト値から変更したか否かを判定する。ステップ216でYesの場合、ステップ218で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、当該変更後の不正行為レベルを設定記憶手段143に記憶する。そして、ステップ220で、不正行為ペナルティ初期設定手段140は、タイマ141を参照して所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ220でYesの場合には、当該処理を終了して次の処理(第一の特別遊技実行処理300)に移行する一方、ステップ220でNoの場合には、ステップ204に戻る。尚、ステップ204でNoの場合にはステップ208に移行し、ステップ208でNoの場合にはステップ212に移行し、ステップ212でNoの場合にはステップ216に移行し、ステップ216でNoの場合にはステップ220に移行する。尚、所定時間経過を待たずとも、所定条件を充足する(例えばボタンを二回押圧する)ことにより当該設定が確定されるように構成してもよい。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の第一の特別遊技実行処理300について説明する。まず、ステップ302で、第一特別遊技移行判定実行手段110は、特定領域有効フラグがオフであるか否か、即ち、第一特別遊技実行中でないか否かを判定する。ステップ302でYesの場合、ステップ304で、第一特別遊技移行判定実行手段110は、第二の特別遊技実行中でないか否か、即ち、第二の特別遊技継続フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ304でYesの場合、ステップ306で、始動入賞口入賞判定手段111は、始動入賞口3a又は3bに入賞したか否かを判定する。ステップ306でYesの場合、時間管理手段113は、特定領域有効タイマ113aに、入賞した始動入賞口に対応した所定時間をセットし、当該タイマをスタートする。次に、ステップ310で、第一特別遊技関連フラグ制御手段112は、特定領域有効フラグをオンにする。次に、ステップ312で、第一特別遊技実行手段114は、入賞した始動入賞口に対応した回数分、大入賞口2のハネ部2aを開閉駆動する。
ここで、遊技者による不正行為は、主としてこのタイミングで行われる。即ち、遊技者にとって利益状態の高い第二の特別遊技の移行条件が、この大入賞口2の開閉に基づき入賞した遊技球が特定領域2bに流入することであるからである。したがって、本最良形態においては、このタイミングで不正判定処理を行う構成としている。具体的には、ステップ314で、不正判定手段126は、加速度センサ12aから所定値(設定記憶手段143に記憶されている不正行為レベル)以上の加速度値信号を受信したか否かを判定する。ステップ314でYesの場合には、ステップ316で、不正行為検知フラグ制御手段126aは、不正行為検知フラグをオンにする。他方、ステップ314でNoの場合には、ステップ318にスキップする。
次に、ステップ318で、特定領域通過判定手段115は、特定領域2bを遊技球が流入したか否かを判定する。ステップ318でYesの場合、ステップ320で、第一特別遊技関連フラグ制御手段112は、第二の特別遊技実行フラグをオンにする。そして、ステップ322で、第一特別遊技関連フラグ制御手段112は、特定領域有効フラグをオフにし、次の処理(第二の特別遊技内容決定処理400)に移行する。他方、ステップ318でNoの場合には、ステップ324で、時間管理手段113は、特定領域有効タイマ113aを参照し、当該タイマが0に到達したか否かを判定する。そして、ステップ324でYesの場合、ステップ322に移行する。尚、ステップ302でNoの場合にはステップ314に移行し、ステップ304、ステップ306及びステップ324でNoの場合には、次の処理(第二の特別遊技内容決定処理400)に移行する。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の第二の特別遊技内容決定処理400について説明する。ここで、本処理においては、第一の特別遊技に係る所定期間内に不正行為があった場合に、初期設定内容に基づき、当該不正行為を行った遊技者に対して利益状態を低減させる何らかのペナルティを課す処理を行っている。そこで当該フローを説明すると、まず、ステップ402で、第二特別遊技内容決定手段123は、第二の特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、ステップ402でNoの場合には、本処理を行う必要がないので次の処理(第二の特別遊技実行処理500)に移行する。他方、ステップ402でYesの場合、ステップ404で、第二特別遊技内容決定手段123は、不正行為検知フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ404でYesの場合、ステップ406で、不正行為情報送信判定手段126bは、設定記憶手段143を参照して、ホールコンピュータに不正行為情報送信設定がされているか否かを確認する。ステップ406でYesの場合、ステップ408で、情報送信手段130は、ホールコンピュータに不正行為情報(不正が行われた遊技台、不正が行われた時刻等)を送信する。
次に、ステップ410で、第二特別遊技内容決定手段123は、設定記憶手段143を参照して、不正行為に対するペナルティとして「ペナルティA」が設定されているか否かを判定する。ステップ410でYesの場合、ステップ412で、第二特別遊技内容決定手段123は、第二の特別遊技実行フラグをオフにすると共に、ステップ414で、情報送信手段130は、表示制御装置200に対してペナルティAが実行された旨のペナルティA情報を送信し、次の処理(第二の特別遊技実行処理500)に移行する。
他方、ステップ410でNoの場合、ステップ416で、第二特別遊技内容決定手段123は、設定記憶手段143を参照して、不正行為に対するペナルティとして「ペナルティB」が設定されているか否かを判定する。ステップ416でYesの場合、ステップ418で、第二特別遊技内容決定手段123は、第二の特別遊技における上限R数として「1」をラウンド数メモリ123a内にセットすると共に、ステップ420で、情報送信手段130は、表示制御装置200に対してペナルティBが実行された旨のペナルティB情報を送信し、次の処理(第二の特別遊技実行処理500)に移行する。
他方、ステップ404でNoの場合、即ち、第一の特別遊技中に不正行為が行われなかった場合、及び、ステップ416でNoの場合、即ち、第一の特別遊技中に不正行為が行われたが当該不正行為に対してペナルティを課す初期設定を行っていない場合には、ステップ422で、第二特別遊技内容決定手段123は、ラウンド数決定テーブル123bを参照しながら、所定タイミングで取得した乱数(例えば、第一の特別遊技の際の特定領域通過時点で取得)に基づき、第二の特別遊技における単位遊技数(上限ラウンド数)を決定し、当該上限ラウンド数をラウンド数メモリ123aにセットする。その後、次の処理(第二の特別遊技実行処理500)に移行する。尚、本フローチャートにおいては、第二の特別遊技移行が決定した場合にのみホールコンピュータに不正行為情報を送信しているが、第二の特別遊技移行しない場合でもステップ314で不正行為を感知した場合には送信するよう構成してもよい。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の第二の特別遊技実行処理500について説明する。まず、ステップ502で、第二特別遊技移行判定実行手段120は、第二の特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ502でYesの場合、ステップ504で、特別遊技状態記録判定実行手段121は、メモリ121aをクリアして、記録されているラウンド数を「0」にする。次に、ステップ506及び508で、第二特別遊技関連フラグ制御手段122は、第二の特別遊技実行フラグをオフにすると共に、第二の特別遊技継続フラグをオンにし、ステップ514に移行する。他方、ステップ502でNoの場合、ステップ510で、第二特別遊技移行判定実行手段120は、第二の特別遊技継続フラグがオンであるか否か、即ち、現在第二の特別遊技実行中であるか否かを判定する。ステップ510でYesの場合、ステップ512で、第二特別遊技移行判定実行手段120は、開閉継続フラグがオフであるか否か、即ち、現在、単位遊技と単位遊技の間の大入賞口2が閉状態である状況であるか否かを判定する。ステップ512でYesの場合、ステップ514に移行する。尚、ステップ512でNoの場合は、後述のステップ520に移行する。
次に、ステップ514で、特別遊技状態記録判定実行手段121は、メモリ121aに記録されているR数に1を加算するよう更新する。次に、ステップ516で、第二特別遊技関連フラグ制御手段122は、開閉継続フラグをオンにした後、ステップ518で、第二特別遊技実行手段124は、大入賞口2のハネ部2aの開閉駆動を開始する。そして、ステップ520で、第二特別遊技継続判定手段125は、遊技球が特定領域2bを通過したか否かを判定する。ステップ520でYesの場合、ステップ522で、第二特別遊技継続判定手段125は、ラウンド数メモリ123a及びメモリ121aを参照して、現在のラウンド数がラウンド数メモリ123aに記憶されている上限ラウンド数に到達したか否か、即ち、最終ラウンドであるか否かを判定する。まず、ステップ522でNoの場合、ステップ524で、第二特別遊技実行手段124は、大入賞口2の開閉を終了する。そして、ステップ526で、第二特別遊技関連フラグ制御手段122は、開閉継続フラグをオフにし、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。他方、ステップ522でYesの場合、ステップ528で、第二特別遊技実行手段124は、単位遊技中の入賞個数の上限値である10個の遊技球の入賞があったか否かを判定する。ステップ528でYesの場合、ステップ532に移行する。他方、ステップ528でNoの場合、ステップ530で、第二特別遊技実行手段124は、18回開閉動作を行ったか否かを判定する。そして、ステップ530でYesの場合にも、ステップ532に移行する。そして、ステップ532で、第二特別遊技実行手段124は、大入賞口2の開閉駆動を終了する。次に、ステップ534で、第二特別遊技関連フラグ制御手段122は、開閉継続フラグをオフにする。そして、ステップ536で、第二特別遊技関連フラグ制御手段122は、第二の特別遊技継続フラグをオフにし、次の処理(賞球払出処理600)に移行する(即ち、第二の特別遊技は終了)。尚、ステップ510でNoの場合及びステップ530でNoの場合にも、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。また、ステップ520でNoの場合には、ステップ528に移行する。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置200側での表示制御処理1000について説明する。表示制御装置200は、遊技の興趣性を高める各種表示処理、例えば、デモ表示処理、第一の特別遊技中表示処理、第二の特別遊技内容決定表示処理、第二の特別遊技表示処理をループして行う。その中で、図10のフローチャートを参照しながら、本発明と最も関連がある第二の特別遊技内容決定表示処理1000について説明する。尚、本最良形態においては、当該処理は、第一の特別遊技後、第二の特別遊技前に行われる処理である。まず、ステップ1002で、情報受信手段210は、主制御装置100側からペナルティA情報(ステップ414参照)を受信したか否かを判定する。ステップ1002でYesの場合、ステップ1004で、表示制御手段220は、ディスプレー2d上にペナルティAに関する情報を表示し(表示される情報の詳細は後述する)、次の処理に移行する。
他方、ステップ1002でNoの場合、ステップ1006で、情報受信手段210は、主制御装置100側からペナルティB情報(ステップ420参照)を受信したか否かを判定する。ステップ1006でYesの場合、ステップ1008で、表示制御手段220は、ディスプレー2d上にペナルティBに関する情報を表示する(表示される情報の詳細は後述する)。そして、表示制御手段220は、特別遊技開始を告知する表示(例えば、「大当たりスタート」といった表示)をディスプレー2d上に行い、次の処理(特別遊技中表示処理)に移行する。
他方、ステップ1006でNoの場合、ステップ1012で、情報受信手段210は、主制御装置100側から、第二の特別遊技のラウンド数の決定情報(抽選結果情報、ステップ424参照)を受信したか否かを判定する。ステップ1012でYesの場合、ステップ1014で、情報受信手段210は、ディスプレー2d上でルーレット演出を開始する(ルーレット演出の詳細は後述する)と共に、遊技者に対して操作ボタン12を押すことを促す表示を行う。そして、ステップ1016で、情報受信手段210は、遊技者が操作ボタン12からの操作信号を受信したか否かを判定する。ステップ1016でYesの場合、ステップ1018で、表示制御手段220は、操作ボタン12の押圧と同時にルーレットの回転速度を徐々に低下させると共に、主制御装置100側からの抽選結果に相当するラウンド数のところでルーレットを停止する表示を行い、ステップ1010に移行する。他方、ステップ1016でNoの場合には、ステップ1020で、表示制御手段220は、ルーレット演出開始から所定時間が経過したか否かを判定する。そして、ステップ1020でYesの場合には、ステップ1018で、表示制御手段220は、当該時間到達と同時にルーレットの回転速度を徐々に低下させると共に、主制御装置100側からの抽選結果に相当するラウンド数のところでルーレットを停止する表示を行い、ステップ1010に移行する。尚、ステップ1020でNoの場合にはステップ1016に戻り、また、ステップ1012でNoの場合には次の処理に移行する。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機の作用について図面を参照しながら、第一の特別遊技〜第二の特別遊技に至るまでを時系列的に説明する。はじめに、第一の特別遊技中に遊技者により不正行為が行われなかった場合の作用例を説明する。まず、通常遊技時に遊技球が始動入賞口3a又は3bに入賞すると、図2に示すように、大入賞口2のハネ部2aが所定回数開閉する(第一の特別遊技)。この開閉動作の際に遊技球が入賞し、所定時間内に大入賞口2内に設けられた特定領域2bに遊技球が流入すると、第二の特別遊技移行が決定する。そして、図2に示すように、ディスプレー2d上では、当該第二の特別遊技における単位遊技数を示すルーレットが回転する演出が表示されると共に、スピーカー11(図1参照)からは、「操作ボタン12を押してルーレットを止めてください」という音声が出力される。これを受け、遊技者が操作ボタン12を押圧した場合、ディスプレー12d上で回転表示されていたルーレットは徐々に速度を落とし、やがて特定の数値で停止する。尚、当該特定の数値は、実際には操作ボタン12の操作に関わらずそれ以前に内部決定されているものであるが、遊技者に遊技に積極的に関与させることを通じて遊技の興趣性を高めるべく、あたかも遊技者のボタン操作によりラウンド数が決定されたかのような表示を行う。他方、ルーレット変動開始から所定時間が経過しても遊技者が操作ボタン12を操作しなかった場合には、当該所定時間経過後にルーレットが徐々に速度を落とし、前記特定の数値で停止する。その後、第二の特別遊技が開始する。
次に、第一の特別遊技中に遊技者により不正行為が行われた場合の作用例を説明する。まず、通常遊技時に遊技球が始動入賞口3a又は3bに入賞すると、図2に示すように、大入賞口2のハネ部2aが所定回数開閉する(第一の特別遊技)。そして、この開閉動作の際に遊技球が入賞し、所定時間内に大入賞口2内に設けられた特定領域2bに遊技球が流入すると、第二の特別遊技移行が決定する。ここで、当該開閉から所定期間内に遊技者が遊技台を叩く等して遊技台に振動を与えた場合、操作ボタン12に備えられた加速度センサ12aが当該振動を感知し、主制御装置100側に信号を送信する。そして、主制御装置100が、当該振動が所定値以上と判定した場合には、以下で述べるペナルティが課されると共に、ホールコンピュータ側に不正行為が行われた旨の信号を送信する。
まず、ペナルティAが課されている場合、第一の特別遊技終了後に、図2に示すルーレットの変わりに、ペナルティAが課されたことを遊技者に報知するメッセージ(例えば図11参照)がディスプレー2d上に表示される。そして、第二の特別遊技に移行することなく、通常遊技に戻る。
また、ペナルティBが課されている場合、第一の特別遊技終了後に、図2に示すルーレットの変わりに、ペナルティBが課されたことを遊技者に報知するメッセージ(例えば図12参照)がディスプレー2d上に表示される。そして、第二の特別遊技に移行し、当該第二の特別遊技は1ラウンドで終了する。
このように、本最良形態によれば、操作ボタン12に取り付けられた加速度センサ12aにより検出された振動の大きさに基づき、第二の特別遊技への移行の可否及び/又は第二の特別遊技の内容を決定するよう構成しているので、遊技者がパチンコ遊技機を叩いて不正行為を行った際、遊技機自体が遊技者に対して、遊技者の利益と直結するペナルティを直接課すことが可能になる。その結果、従来のように、前記不正行為が行われた際の、ホールスタッフが前記不正行為を見逃した場合やホールスタッフが駆けつけるまでのホール及び他の近隣遊技者の不利益状態時間を短縮することができると共に、遊技者に対しても予め当該制御を告知しておくことにより、前記不正行為を行うこと自体回避することができるという効果を奏する。更に、操作情報入力手段中の操作情報を感知する感知手段に振動検出機能をも併せ持たせたので、部品点数の減少に伴うコスト削減や、二つのセンサを設置しなくても済むことにより省スペース化を図ることが可能になるという効果も奏する。
更に、振動の大きさが所定値以上である場合には特別遊技への移行決定を行なわないという厳しいペナルティが課されるので、前記不正行為を行うことをより確実に回避することができるという効果を奏する。
更に、振動の大きさが所定値以上である場合には特別遊技の利益価値を強制的に低下させるので、前記不正行為を行うことをより確実に回避することができるという効果を奏する。
更に、振動検出手段として、特別遊技移行に影響を与える振動の程度を正確に感知できる加速度センサを採用しているので、誤作動に基づく遊技者の不利益を極力防止することができる。
尚、上記最良形態では、第一の特別遊技時における不正行為に対してペナルティを課すよう構成したが、例えば、第二の特別遊技中に不正行為を感知した場合には、例えば、次ラウンドに継続し難くする(例えば、大入賞口2内に入賞した遊技球が特定領域2bを通過し難くする)等のペナルティを課すように構成してもよい。
図1は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の大入賞口2の拡大図である。 図3は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の背面図である。 図4は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の主制御装置側で行う主な処理のフローチャートである。 図6は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の主制御装置側で行う、不正行為ペナルティ初期設定処理のフローチャートである。 図7は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の主制御装置側で行う、第一の特別遊技実行処理のフローチャートである。 図8は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の主制御装置側で行う、第二の特別遊技内容決定処理のフローチャートである。 図9は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の主制御装置側で行う、第二の特別遊技実行処理のフローチャートである。 図10は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の表示制御装置側で行う第二の特別遊技内容決定表示処理のフローチャートである。 図11は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の表示制御装置側で行なわれる、ペナルティAが課された際のディスプレー表示内容例である。 図12は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の表示制御装置側で行なわれる、ペナルティBが課された際のディスプレー表示内容例である。
符号の説明
12 操作ボタン
12a 加速度センサ
120 第二特別遊技移行判定実行手段
123 第二特別遊技内容決定手段

Claims (4)

  1. 所定条件を充足した場合に、遊技者にとって有利な利益状態を付与する特別遊技に移行することを決定する特別遊技移行決定手段と、
    遊技者により操作可能であり、かつ、遊技者により操作された際に当該操作を感知可能な感知手段を備えた操作情報入力手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記感知手段が、前記パチンコ遊技機に与えられた振動を検出するための振動検出手段としても機能するものであり、
    前記特別遊技移行決定手段は、前記振動検出手段により検出された振動の大きさに基づき、前記特別遊技への移行の可否及び/又は前記特別遊技の内容を決定することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特別遊技移行決定手段は、前記振動の大きさが所定値以上である場合、前記所定条件を充足している場合であっても、前記特別遊技への移行決定を行なわない、請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特別遊技移行決定手段は、前記振動の大きさが所定値以上である場合、前記特別遊技の内容として、相対的に利益状態の低い内容を強制的に選択する、請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記感知手段が加速度センサである、請求項1〜3のいずれか一項記載のパチンコ遊技機。
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