JP2008113752A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れる開状態とに変換可能な変動入賞装置を備えた遊技機において、変動入賞装置を不正に操作することによる損害を防止する。
【解決手段】遊技制御装置30に、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間(賞球保留期間)は、入賞球検出手段(カウントセンサ10c)による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段(遊技制御装置30)を備える。また、特定期間制御手段に、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段(遊技制御装置30)を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れる開状態とに変換可能な変動入賞装置を備えた遊技機に関する。
従来、セル板やピアノ線などを不正に挿入して、可変入賞手段の開閉板を強制的に空けて遊技球を入賞させて、不正に賞球を獲得することを防止するために、正規の遊技状態以外のときに可変入賞手段の入賞検出スイッチからの入賞情報を無効にする無効化手段を備え、賞球排出を行わないようにしている。また、利益状態の発生を巡る遊技者とのトラブルを防止するために、利益状態発生中及び/又は利益状態の終了から所定時間終了するまでは、入賞情報を有効にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−262673号公報
しかし、大当たり終了後、所定時間入賞情報を有効にしているため、その大当たり終了後の所定時間を狙って不正に遊技球を入賞させることが行われる虞がある。例えば、最終ラウンドで8個入賞させた時点で、入賞検出センサの手前で遊技球を止めて、アタッカ内に多くの遊技球を貯留させてから貯留を解除することにより多くの遊技球を入賞させることができる。また、所定時間が経過するまで、アタッカの扉を不正に開放させて遊技球を入賞させる。このようにすることにより多くの賞球を不正に獲得することができるという問題がある。
本発明の目的は、補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れる開状態とに変換可能な変動入賞装置を備えた遊技機において、変動入賞装置を不正に操作することによる損害を防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能で、受け入れた遊技球を検出する入賞球検出手段を備えた変動入賞装置と、
補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に、前記変動入賞装置を閉状態から開状態に変換させる特別遊技状態を制御し、前記入賞球検出手段による遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する遊技制御装置と、
前記遊技制御装置が送信した賞球数データを受信して、所要数の遊技球を排出する球排出装置を制御する排出制御装置と、
を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
前記特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段を備え、
前記特定期間制御手段は、
前記入賞球検出手段の検出に対応する賞球数データの送信を保留する送信保留手段と、
前記特定期間の前記入賞球検出手段における遊技球の検出を計数記憶する計数記憶手段と、
前記計数記憶手段により計数した遊技球の検出数と基準値とを比較する検出数比較手段と、
前記検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、「変動入賞装置」は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉を備えたいわゆる特別変動入賞装置や、受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口と特別入賞口とを備えた入賞空間を備えたいわゆる羽根物の変動入賞装置などである。
また、「補助遊技」とは、変動表示装置で複数の識別情報を変動表示して行うものや、始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、変動入賞装置を閉状態から開状態に所定回数変換させるものなどである。
また、「補助遊技の結果態様が特別結果態様になった」とは、変動表示装置で複数の識別情報を変動表示して行う補助遊技においては、特別の結果態様が表示された場合である。また、始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、変動入賞装置を閉状態から開状態に所定回数変換させる補助遊技においては、変動入賞装置内に受け入れた遊技球が該変動入賞装置内の特別入賞口に入賞した場合である。
請求項1に記載の発明によれば、遊技制御装置は、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段を備えるので、通常遊技中において不正に変動入賞装置を開放して遊技球を入賞させても所定条件が成立しなければ賞球が払い出されず、遊技店の損害を防止できる。
また、特定期間制御手段は、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段を備えたので、特別遊技状態の終了後に、多くの遊技球を変動入賞装置へ入賞させる不正が行われても賞球を排出しないので遊技店の被害を防ぐことができる。また、扉に遊技球が引っかかって遅れて変動入賞装置へ入賞した遊技球に対しては、ほとんどの場合、その遊技球の検出数が基準値以下となるので、賞球が排出されることとなり、遊技者とトラブルになることがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記特定期間制御手段は、
前記入賞球検出手段により遊技球を検出した特定期間が、所定回数連続したか否かを判定する連続回数判定手段を備え、
前記連続回数判定手段で前記入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、前記検出数比較手段で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、特定期間制御手段は、連続回数判定手段で入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたので、特別遊技終了後に毎回少しずつ変動入賞装置に不正に遊技球を入賞させるような不正を防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、前記特定期間制御手段は、
前記計数記憶手段により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を加算した過去所定期間のベース値を計数する加算ベース値計数手段と、
加算ベース値計数手段で計数したベース値が所定値以上か否かを判定するベース値判定手段と、
を備え、
前記ベース値判定手段により、前記加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、前記検出数比較手段で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたことを特徴とする。
ここで、ベース値とは、特別遊技状態や特定遊技状態(普図時短、確変)以外の通常遊技状態における、(賞球数÷回収球数(発射球数)×100)であり、加算ベース値計数手段は、計数記憶手段により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を、上記の賞球数に加算する。
請求項3に記載の発明によれば、特定期間制御手段は、ベース値判定手段により、加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたので、変動入賞装置以外の入賞装置への不正も防止できる。
すなわち、変動入賞装置を不正に開放させるような不正が行われる場合には、例えば、始動入賞口や一般入賞口の釘が曲げられていることもあるので、ベース値を監視することにより不正行為を防止できる。
なお、ベース値を計数するために、遊技機にて回収球数を求められる構成にする必要がある。(発射球検出センサとファール球検出センサを設けるか、アウト球検出センサを設ける必要がある。)
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の遊技機であって、前記変動入賞装置は、受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口と特別入賞口とを備え、
前記補助遊技は、始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、前記変動入賞装置を閉状態から開状態に所定回数変換させ、
前記特別遊技状態は、前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として、前記変動入賞装置を前記補助遊技における開閉回数よりも多い開閉回数変換し、
前記遊技制御装置は、
前記特定期間制御手段が、前記補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、前記所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしたことを特徴とする。
ここで、「所定条件の成立」とは、例えば、補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間に入賞した遊技球の個数が所定数以下である場合である。
請求項4に記載の発明によれば、特定期間制御手段は、補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしたので、補助遊技の終了から所定時間内に、多くの遊技球を変動入賞装置へ入賞させる不正が行われても賞球を排出しないので遊技店の被害を防ぐことができる。また、扉(可動部材)に遊技球が引っかかって遅れて変動入賞装置へ入賞した遊技球に対しては、賞球が排出されることとなり、遊技者とトラブルになることがない。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機であって、前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞し、且つ、前記補助遊技終了後に前記検出数比較手段による比較結果が基準値より大きい場合は、前記特別遊技を行わないようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、補助遊技中に変動入賞装置に受け入れられた遊技球が特別入賞口に入賞し、且つ、補助遊技終了後に検出数比較手段による比較結果が基準値より大きい場合は、特別遊技を行わないようにしたので、変動入賞装置に不正に遊技球を入賞させて特別遊技を発生させるような不正を防止できる。
本発明によれば、遊技制御装置は、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段を備えるので、通常遊技中において不正に変動入賞装置を開放して遊技球を入賞させても所定条件が成立しなければ賞球が払い出されず、遊技店の損害を防止できる。
また、特定期間制御手段は、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段を備えたので、特別遊技状態の終了後に、多くの遊技球を変動入賞装置へ入賞させる不正が行われても賞球を排出しないので遊技店の被害を防ぐことができる。また、扉に遊技球が引っかかって遅れて変動入賞装置へ入賞した遊技球に対しては、ほとんどの場合、その遊技球の検出数が基準値以下となるので、賞球が排出されることとなり、遊技者とトラブルになることがない。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図12を用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に、図3に示すような遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
また、図2に示すように、前面枠本体130の裏面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク101や、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置51や、遊技盤1に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構などが設けられている。また、遊技盤1に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置30、液晶表示装置などを備え、変動表示ゲームなどを表示する演出表示装置13、球排出や打球の発射制御を行う排出発射制御装置50、各部へ所定の電源を供給する電源供給装置60等が設けられている。
遊技盤1は、図3に示すように、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普通図柄始動ゲート4と、普通図柄変動表示ゲームの未処理回数を表示する普通図柄記憶表示器6(図4に図示)、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普通図柄表示器5(図4に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、始動入賞口をなす普通変動入賞装置7と、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特別図柄記憶表示器8、特別図柄変動表示ゲームを表示する特別図柄表示器9(図4に図示)が設けられている。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口12,12,…、打球方向変換部材としての風車(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普通図柄始動ゲート4内には、該普通図柄始動ゲート4を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ4aが設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普通図柄始動ゲート4内を通過すると、普通図柄変動表示ゲームが行われる。また、普通図柄変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普通図柄変動表示ゲームが行われ、その普通図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、普通図柄変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普通図柄始動ゲート4を遊技球が通過すると、普通図柄始動記憶数の上限数未満でならば、普通図柄始動記憶数が1加算されて普通図柄始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普通図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普通図柄記憶表示器6にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普通図柄変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる普通図柄表示器5で実行されるようになっている。なお、演出表示装置13の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普通図柄変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普通図柄の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特別図柄の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普通図柄変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電開閉SOL7b、図4に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7は、特別図柄変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた特図始動センサ7dによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特別図柄始動記憶)として記憶される。従って、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特別図柄変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特別図柄変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特別図柄変動表示ゲームが行われ、その特別図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特別図柄変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特別図柄変動表示ゲームが開始される。なお、特別図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特別図柄記憶表示器8にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
補助遊技としての特別図柄(特図、識別情報)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる特別図柄表示器9(図4に図示)で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、演出表示装置13にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特別図柄変動表示ゲームの結果として、特別図柄表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して演出表示装置13の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特別図柄表示器9を備えずに、演出表示装置13のみで特別図柄変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、遊技領域1aの略中央には、特別図柄変動表示ゲームの表示領域となる矩形状の表示窓部14を形成するセンターケース15が取り付けられている。このセンターケース15に形成された表示窓部14の後方には、演出表示装置13が配されるようになっている。この演出表示装置13は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な画像表示面13aがセンターケース15の表示窓部14を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、演出表示装置13は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口開閉SOL10b、図4に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する入賞球検出手段としてのカウントセンサ10cが配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ12aが配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,12,…、普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出される(払い出される)ようになっている。
また、図4に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40、排出装置51による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置52による遊技球の発射の制御を行うサブ制御装置としての排出発射制御装置50、電力を供給する電源供給装置60を備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31を備えるとともに、入出力インタフェース(入出力I/F)33、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(CLK)32(発振器)等により構成されている。
CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特別図柄変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。RAM31bは、普通変動入賞装置7に設けられた特図始動センサ7dのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域等を備えている。ROM31cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特別図柄変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特別図柄変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェース33には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ7d、普図始動センサ4a、一般入賞口センサ12a,12a,…、カウントセンサ10c、などが接続されている。そして、入出力インタフェース33は、これらから入力された各種信号を中継し、CPU31aに対し出力する。さらに、入出力インタフェース33には、CPU30bから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特別図柄表示器9、特別図柄記憶表示器8、普通図柄表示器5、普通図柄記憶表示器6、大入賞口開閉SOL10b、普電開閉SOL7b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部出力端子16、演出制御装置40、排出発射制御装置50に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。演出制御装置40が制御を行うものとしては、例えば、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144の点灯、点滅や、スピーカ145,157から出力される効果音、並びに、演出表示装置13の表示内容がある。
サブ制御装置としての排出発射制御装置50は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30からの賞球制御指令(賞球数データの受信)や、球貸機(図示略)からの球貸制御指令に基づいて、排出装置51に所定数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行う。また、発射装置52による遊技球の発射制御を行ようになっており、排出発射制御装置50には、遊技者が操作ハンドル156に触れることで、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されるようになっている。また、遊技者が操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53を操作することで、該発射停止スイッチ53からの入力信号がタッチセンサ54からの入力信号と併せて入力されるようになっている。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置60から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置60から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置60には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源61が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU31aでは、普通図柄始動ゲート4に備えられた普図始動センサ4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普通図柄の当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、普通図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普通図柄表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普通図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普通図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普通図柄表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電開閉SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普通図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普通図柄表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、普通変動入賞装置7に備えられた特図始動センサ7dからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特別図柄の大当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、特別図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号(演出制御データ)を、演出制御装置40に出力する。そして、特別図柄表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特別図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、演出表示装置13で特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームを表示する処理や、スピーカ145,157からの音の出力、枠装飾装置としての装飾ランプ、LED144を制御する処理を行う。
そして、遊技制御装置30のCPU31aは、特別図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特別図柄表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。この特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口開閉SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間か経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。なお、特別図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特別図柄表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、各種入賞口に設けられたセンサ(特図始動センサ7d、カウントセンサ10c、一般入賞口センサ12a)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出発射制御装置50に制御信号(賞球数データ)を出力する。排出発射制御装置50は、制御信号の入力に基づき排出装置51を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、排出発射制御装置50は、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されている間は、発射装置52を動作させて遊技球を発射する制御を行う。また、タッチセンサ54から信号が入力されている間であっても、操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53からの入力信号が入力されている場合は、発射装置52を停止させて遊技球の発射を停止する制御を行う。
次に、以上のような構成を有する遊技機100における、特別変動入賞装置10への入賞に対する賞球の払い出し制御について説明する。上述したように、特別変動入賞装置10に入賞した遊技球はカウントセンサ10cで検出され、この検出に基づき遊技制御装置30に検出信号が出力される。そして遊技制御装置30では、この検出信号に基づき賞球数データを排出発射制御装置50に出力し、所定の賞球が払い出されるようにする制御を行う。
本実施形態の遊技機100では、図5に示すように、遊技制御装置30において、このカウントセンサ10cから入力される検出信号を、特別遊技状態とその終了後所定期間の特定期間である賞球保留期間の間だけ有効とし、その他の期間(通常遊技中)は無効とする制御を行うようにしている。これにより、この期間以外に特別変動入賞装置10に遊技球が入賞しても賞球が払い出されず、不正に特別変動入賞装置10を開放して遊技球を入賞させるような不正行為による被害を防止している。
特別遊技状態においては、上述したように、開閉扉10aが開放され、特別変動入賞装置10の大入賞口内への遊技球の流入が可能となる。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間が経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回)継続する(繰り返す)サイクル遊技が行われる。このようなサイクル遊技を行う特別遊技状態中(大当たり中)は、特別変動入賞装置10のカウントセンサ10cにおける遊技球の検出を有効とし、入賞した遊技球に対し所定数の賞球が払い出されるようになっている。
そして、サイクル遊技における最終ラウンドで、特別変動入賞装置10の大入賞口に所定数の遊技球が入賞してカウントセンサ10cで検出されるか、大入賞口の開放から所定時間か経過することで特別遊技状態が終了し、賞球保留期間が開始される。この賞球保留期間においては、カウントセンサ10cにおける遊技球の検出は有効となっており、特別遊技状態の終了から開閉扉10aを閉じるまでの間に入賞した遊技球に対する賞球を確実に払い出すようにしている。
ここで、このカウントセンサ10cによる遊技球の検出が有効となっている賞球保留期間を狙って、この期間に不正に特別変動入賞装置10の大入賞口に遊技球を入賞させる不正行為が行われる虞がある。そのため、この賞球保留期間においては、遊技制御装置30において、カウントセンサ10cでの遊技球の検出は有効とするが、排出発射制御装置50に賞球数データを送信せずに遊技球の検出数を計数し、記憶することで、入賞した遊技球に対する賞球の払い出しを保留する。そして、所定の条件を満たした場合のみ、後で賞球を払い出すような制御を行うようにしている。
このような賞球保留期間での特別変動入賞装置10の大入賞口への入賞に対する遊技制御装置30で行われるカウントセンサ賞球数送信処理について説明する。
図6に示すように、このカウントセンサ賞球数送信処理においては、まず、カウントセンサ10cがONとなったか否かの判定(ステップS1)、すなわち、カウントセンサ10cで遊技球が検出されたか否かの判定を行う。
このカウントセンサ10cがONとなったか否かの判定(ステップS1)において、カウントセンサ10cがONでない場合(ステップS1;N)、すなわち、カウントセンサ10cで遊技球が検出されなかった場合は、カウントセンサ賞球数送信処理を終了する。また、カウントセンサ10cがONとなったか否かの判定(ステップS1)において、カウントセンサ10cがONとなった場合(ステップS1;Y)、すなわち、カウントセンサ10cで遊技球が検出された場合は、大当たり中(特別遊技状態中)であるか否かの判定(ステップS2)を行う。
大当たり中(特別遊技状態中)であるか否かの判定(ステップS2)において、大当たり中である場合(ステップS2;Y)は、15個の賞球数データの送信をセットする処理(ステップS3)を行い、カウントセンサ賞球数送信処理を終了する。この15個の賞球数データの送信をセットする処理(ステップS3)では、入出力インタフェース33の送信バッファに賞球数データをセットする処理を行う。これにより図示しないコマンド送信処理において排出発射制御装置50に賞球数データが送信され、この賞球数データに基づき、排出発射制御装置50が排出装置51を制御して賞球を排出する。また、大当たり中(特別遊技状態中)であるか否かの判定(ステップS2)において、大当たり中でない場合(ステップS2;N)は、賞球保留期間中であるか否かの判定(ステップS4)を行う。
賞球保留期間中であるか否かの判定(ステップS4)においては、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間としての賞球保留期間であるかが判定される。なお、賞球保留期間は、例えば10秒とされ、特別変動入賞装置10の開閉扉10aが閉まる直前に流入した遊技球や、開閉扉10aに挟まっていたが大入賞口に流入した遊技球が、カウントセンサ10cまで到達するのに十分な時間に設定されている。
賞球保留期間中であるか否かの判定(ステップS4)において、賞球保留期間でない場合(ステップS4;N)は、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップS5)を行い、カウントセンサ賞球数送信処理を終了する。この異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップS5)では、入出力インタフェース33、外部出力端子16を介して遊技機の外部の管理装置に異常の発生を報知する処理を行う。すなわちこの場合は、特別変動入賞装置10の開閉扉10aが閉じているはずの期間に、遊技球が特別変動入賞装置10の大入賞口に入賞した場合であり、何らかの異常が発生している可能性がある。
このように、特別遊技状態でもなく、賞球保留期間中でない場合にカウントセンサ10cで遊技球の検出があった場合は、この後の賞球保留期間中の入賞球数Yに1を加算する処理(ステップS6)を行わずにカウントセンサ賞球数送信処理を終了する。したがって、この遊技球の検出は無効となり、賞球数データの送信の対象とならない。すなわち、遊技制御装置30が、特別遊技状態以外でカウントセンサ10c(入賞球検出手段)による遊技球の検出があった場合、その遊技球の検出を無効として、その遊技球の検出に対応する賞球数データを送信しないようにする球検出無効手段をなす。
賞球保留期間中であるか否かの判定(ステップS4)において、賞球保留期間である場合(ステップS4;Y)は、賞球保留期間中の入賞球数Yに1を加算する処理(ステップS6)を行い、カウントセンサ賞球数送信処理を終了する。この賞球保留期間中の入賞球数Yに1を加算する処理(ステップS6)では、RAM31bに設定された入賞球カウンタを1インクリメントする処理を行う。すなわち、遊技制御装置30が賞球保留期間(特定期間)のカウントセンサ10c(入賞球検出手段)における遊技球の検出を計数記憶する計数記憶手段をなす。
次に、図7を参照して、遊技制御装置30で行われる賞球数データ送信処理について説明する。この賞球数データ送信処理においては、まず、賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップS7)を行う。賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップS7)においては、特別遊技状態の終了から所定時間が経過して賞球保留期間が終了したかが判定される。
この賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップS7)において、賞球保留期間が終了していない場合(ステップS7;N)は、賞球数データ送信処理を終了する。すなわち、賞球保留期間中である場合は、この後の賞球数データを送信する処理(ステップS10)に移行しないようになっている。よって、遊技制御装置30が、カウントセンサ10c(入賞球検出手段)の検出に対応する賞球数データの送信を保留する送信保留手段をなす。
賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップS7)において、賞球保留期間が終了している場合(ステップS7;Y)は、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップS8)を行う。
この賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップS8)においては、計数記憶手段をなす遊技制御装置30のRAM31bの入賞球カウンタに記憶されている遊技球の検出数が、ROM31cに記憶されている所定の基準値(この場合は5)よりも小さいかを判定する処理を行う。すなわち、遊技制御装置30が計数記憶手段により計数した遊技球の検出数(入賞球数Y)と基準値とを比較する検出数比較手段をなす。
この賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップS8)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5以上である場合(ステップS8;N)は、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップS9)を行う。この異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップS9)では、入出力インタフェース33、外部出力端子16を介して遊技機の外部の管理装置に異常の発生を報知する処理を行う。すなわちこの場合は、賞球保留期間中の入賞球数Yが、最終ラウンドにおいてカウントセンサ10cで所定数の遊技球が検出されて、開閉扉10aを閉じるまでの間に入賞可能な遊技球の想定数(基準値)、すなわち、最終ラウンドの開閉扉10aを閉じる制御を行ってから入賞可能な遊技球の想定数を超えており、何らかの異常が発生している可能性がある。
そして、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップS9)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップS11)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。この賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップS11)においては、RAM31bの入賞球カウンタをリセットして0にする処理を行う。すなわち、検出数比較手段による比較結果において検出数が基準値より大きい場合は、賞球を払い出さずに、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理が行われる。
賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップS8)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さい場合(ステップS8;Y)は、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップS10)を行う。すなわちこの場合は、賞球保留期間中の入賞球数Yが、最終ラウンドにおいてカウントセンサ10cで所定数の遊技球が検出されて、開閉扉10aを閉じるまでの間に入賞可能な遊技球の想定数(基準値)、すなわち、最終ラウンドの開閉扉10aを閉じる制御を行ってから入賞可能な遊技球の想定数以内であった場合である。
15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップS10)では、入出力インタフェース33の送信バッファに賞球数データをセットする処理を行う。これにより図示しないコマンド送信処理において排出発射制御装置50に賞球数データが送信され、この賞球数データに基づき、排出発射制御装置50が排出装置51を制御して賞球を排出する。すなわち、検出数比較手段による比較結果において検出数が基準値以下の場合は、検出数に対応する賞球数データを送信する処理が行われる。
そして、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップS10)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップS11)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。この賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップS11)においては、RAM31bの入賞球カウンタをリセットして0にする処理を行う。
よって、遊技制御装置30が、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、特定期間の遊技球の検出を無効にする比較結果制御手段をなす。また、遊技制御装置30が、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの賞球保留期間(特定期間)は、カウントセンサ10c(入賞球検出手段)による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立により(検出数が基準値以下の場合に)その遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段をなす。
なお、検出数比較手段で異常と判定する場合を、賞球保留期間中の入賞球数Yが5以上である場合としたが、これに限られるものではない。
また、上述のようなカウントセンサ賞球数送信処理、賞球数データ送信処理に加え、賞球数データ送信処理において、大当たり中にカウントセンサ10cで検出された総検出球数を基準値と比較して、該基準値を超える場合に何らかの異常が発生していると判定するような処理を行うようにしても良い。これにより、特別遊技状態のサイクル遊技におけるラウンド間のインターバルにおいて、不正に遊技球を入賞させるような不正行為を防止できる。なお、このような処理において異常と判定された場合は、遊技機の外部の管理装置に異常の発生を報知する処理や、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理を行うようにする。
また、特別遊技状態のサイクル遊技におけるラウンド間のインターバルを短くするようにすれば、インターバルにおいて不正に遊技球を入賞させるような不正行為を防止でき、より効果的である。
以上のことから、遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能で、受け入れた遊技球を検出する入賞球検出手段(カウントセンサ10c)を備えた変動入賞装置(特別変動入賞装置10)と、補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に、変動入賞装置を閉状態から開状態に変換させる特別遊技状態を制御し、入賞球検出手段による遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する遊技制御装置30と、遊技制御装置30が送信した賞球数データを受信して、所要数の遊技球を排出する球排出装置(排出装置51)を制御する排出制御装置(排出発射制御装置50)と、を備えた遊技機において、遊技制御装置30は、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間(賞球保留期間)は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段(遊技制御装置30)を備え、特定期間制御手段は、入賞球検出手段の検出に対応する賞球数データの送信を保留する送信保留手段(遊技制御装置30)と、特定期間の入賞球検出手段における遊技球の検出を計数記憶する計数記憶手段(遊技制御装置30)と、計数記憶手段により計数した遊技球の検出数と基準値とを比較する検出数比較手段(遊技制御装置30)と、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段(遊技制御装置30)と、を備えたこととなる。
次に、上述した遊技機の第1変形例について図8を参照して説明する。本変形例の遊技機は、基本的には同じ構成を有するが、賞球数データ送信処理で特別遊技状態終了後の賞球保留期間に毎回入賞があるかを監視する点が異なる。なお、上述の実施形態における賞球数データ送信処理と同様の処理については、詳細な説明を省略する。
本変形例の賞球数データ送信処理においては、まず、上述の賞球数データ送信処理と同様に、賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップT1)を行う。この賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップT1)において、賞球保留期間が終了していない場合(ステップT1;N)は、賞球数データ送信処理を終了する。また、賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップT1)において、賞球保留期間が終了している場合(ステップT1;Y)は、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップT2)を行う。
この賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップT2)においては、上述の賞球数データ送信処理と同様に、RAM31bの入賞球カウンタに記憶されている遊技球の検出数(入賞球数Y)が、ROM31cに記憶されている所定の基準値(この場合は5)よりも小さいかを判定する処理を行う。
賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップT2)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5以上である場合(ステップT2;N)は、上述の賞球数データ送信処理と同様に、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップT4)を行う。そして、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップT4)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップT6)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。この賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップT6)においては、RAM31bの入賞球カウンタをリセットして0にする処理を行う。すなわち、検出数比較手段による比較結果において検出数が基準値より大きい場合は、賞球を払い出さずに、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理が行われる。
賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップT2)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さい場合(ステップT2;Y)は、5回連続で賞球保留期間に入賞があるか否かの判定(ステップT3)を行う。この5回連続で賞球保留期間に入賞があるか否かの判定(ステップT3)では、直近の過去4回の賞球保留期間において毎回遊技球の入賞があり、かつ、今回の賞球保留期間においても遊技球の入賞があって、あわせて5回連続で賞球保留期間に遊技球の入賞(カウントセンサ10cでの検出)があったかが判定される。すなわち、遊技制御装置30が、カウントセンサ10c(入賞球検出手段)で遊技球を検出した賞球保留期間(特定期間)が、所定回数連続したか否かを判定する連続回数判定手段をなす。
この5回連続で賞球保留期間に入賞があるか否かの判定(ステップT3)において、5回連続で賞球保留期間に入賞があった場合(ステップT3;Y)は、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップT4)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップT6)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。すなわち、最終ラウンドにおいてカウントセンサ10cで所定数の遊技球が検出されて、開閉扉10aを閉じるまでの間はそれほど長くはないため、5回連続して賞球保留期間に遊技球が検出されることは稀であり、何らかの異常が発生している可能性がある。
よってこの場合は、この後の賞球数データを送信する処理(ステップT5)は行わず、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理(ステップT6)を行う。すなわち、カウントセンサ10c(入賞球検出手段)で遊技球を検出した賞球保留期間(特定期間)が所定回数以上連続したと判定された場合には、検出数比較手段(遊技制御装置30)で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信せず、賞球を払い出さないようにしている。
5回連続で賞球保留期間に入賞があるか否かの判定(ステップT3)において、5回連続で賞球保留期間に入賞がなかった場合(ステップT3;N)は、上述の賞球数データ送信処理と同様に、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップT5)を行う。
そして、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップT5)を行った後、上述の賞球数データ送信処理と同様に、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップT6)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。
このように、賞球数データ送信処理において、5回連続で賞球保留期間に遊技球の入賞があったかを判定することで、特別遊技状態終了後の賞球保留期間に、毎回少しずつ特別変動入賞装置10に不正に遊技球を入賞させるような不正行為を防止することができる。
以上のことから、特定期間制御手段(遊技制御装置30)は、入賞球検出手段(カウントセンサ10c)により遊技球を検出した特定期間(賞球保留期間)が、所定回数連続したか否かを判定する連続回数判定手段(遊技制御装置30)を備え、連続回数判定手段で入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、検出数比較手段(遊技制御装置30)で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたこととなる。
なお、本変形例においては、連続回数判定手段で異常と判定する所定回数を5回としたが、これに限られるものではない。
次に、上述した遊技機の第2変形例について図9を参照して説明する。本変形例の遊技機は、基本的には同じ構成を有するが、賞球数データ送信処理でベース値を計算し、不正行為の監視をするようにしている点が異なる。なお、上述の実施形態における賞球数データ送信処理と同様の処理については、詳細な説明を省略する。
本変形例の遊技機の賞球数データ送信処理では、特別遊技状態となる前の3分間のベース値を計算し、不正行為の監視をするようにしている。ここで、ベース値とは、特別遊技状態や特定遊技状態(普図時短、確変)以外の通常遊技状態における、(賞球数÷回収球数(発射球数)×100)である。また、このベース値を計算するために、遊技機100に、アウト穴11から回収された回収球を検出するアウト球検出センサを備え、回収球を計数できるようにする。もしくは、遊技機100に、発射装置52から発射された発射球を検出する発射球検出センサと、発射したにもかかわらず発射装置52側に戻ってきたファール球を検出するファール球検出センサを備え、発射球およびファール球を計数できるようにする。
本変形例の賞球数データ送信処理においては、まず、上述の賞球数データ送信処理と同様に、賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップU1)を行う。この賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップU1)において、賞球保留期間が終了していない場合(ステップU1;N)は、賞球数データ送信処理を終了する。また、賞球保留期間が終了したか否かの判定(ステップU1)において、賞球保留期間が終了している場合(ステップU1;Y)は、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップU2)を行う。
この賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップU2)においては、上述の賞球数データ送信処理と同様に、RAM31bの入賞球カウンタに記憶されている遊技球の検出数(入賞球数Y)が、ROM31cに記憶されている所定の基準値(この場合は5)よりも小さいかを判定する処理を行う。
賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップU2)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5以上である場合(ステップU2;N)は、上述の賞球数データ送信処理と同様に、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップU5)を行う。そして、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップU5)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップU7)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。この賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップU7)においては、RAM31bの入賞球カウンタをリセットして0にする処理を行う。すなわち、検出数比較手段による比較結果において検出数が基準値より大きい場合は、賞球を払い出さずに、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理が行われる。
また、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さいか否かの判定(ステップU2)において、賞球保留期間中の入賞球数Yが5より小さい場合(ステップU2;Y)は、15個の賞球に賞球保留期間中の入賞球数Yをかけた賞球保留期間中の賞球数を、ベース値を計算する過去3分間の賞球数に加えて、過去の3分間のベース値を計算する処理(ステップU3)を行う。この過去の3分間のベース値を計算する処理(ステップU3)では、今回の特別遊技状態が発生する直前の3分間におけるベース値を算出する処理が行われる。
本変形例の遊技機では、遊技制御装置30では通常遊技中において、アウト球検出センサ(発射球検出センサ、ファール球検出センサ)からの入力信号に基づき、過去3分間の賞球数、回収球数(発射球数)を計数し、常時更新してRAM31bに記憶する処理が行われる。そして、特別遊技状態が発生した時点で、その直前3分間にRAM31bに記憶した賞球数、回収球数(発射球数)を保持し、特別遊技状態とこれに続く賞球保留期間が終了した時点で、RAM31bに記憶しておいた賞球数、回収球数(発射球数)を用いてベース値の算出を行う。
このベース値の算出では、ベース値の計算式(賞球数÷回収球数(発射球数)×100)における賞球数の値に、賞球保留期間中の賞球数(15個の賞球に賞球保留期間中の入賞球数Yをかけた値)を加算してベース値を算出するようにしている。すなわち、遊技制御装置30が、計数記憶手段(遊技制御装置30)により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を加算した過去所定期間のベース値を計数する加算ベース値計数手段をなす。この過去の3分間のベース値を計算する処理(ステップU3)を行った後、計算したベース値が100より小さいか否かの判定(ステップU4)を行う。
この計算したベース値が100より小さいか否かの判定(ステップU4)においては、計算したベース値が、ROM31cに記憶されている所定の判定値(この場合は100)よりも小さいかを判定する処理を行う。すなわち、遊技制御装置30が、加算ベース値計数手段で計数したベース値が所定値以上か否かを判定するベース値判定手段をなす。
計算したベース値が100より小さいか否かの判定(ステップU4)において、計算したベース値が100より大きい場合(ステップU4;N)は、異常があったことを管理装置へ送信する処理(ステップU5)を行った後、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップU7)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。すなわち、この場合は、通常遊技中において賞球が想定よりも多く払い出されていることとなり、何らかの異常が発生している可能性がある。
よってこの場合は、この後の賞球数データを送信する処理(ステップU6)は行わず、賞球保留期間(特定期間)の遊技球の検出を無効にする処理(ステップU7)を行う。すなわち、ベース値判定手段で、加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、検出数比較手段で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信せず、賞球を払い出さないようにしている。
また、計算したベース値が100より小さいか否かの判定(ステップU4)において、計算したベース値が100より小さい場合(ステップU4;Y)は、上述の賞球数データ送信処理と同様に、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップU6)を行う。
そして、15個の賞球数データを賞球保留期間中の入賞球数Yの分だけ送信するようにセットする処理(ステップU6)を行った後、上述の賞球数データ送信処理と同様に、賞球保留期間中の入賞球数Yを0にする処理(ステップU7)を行い、賞球数データ送信処理を終了する。
このように賞球保留期間中の賞球数を加算したベース値を監視することにより、特別遊技状態終了後の賞球保留期間に、特別変動入賞装置10に少量の遊技球を不正に入賞させるような不正行為に加え、特別変動入賞装置10以外の入賞装置への不正も防止できる。すなわち、特別変動入賞装置10を不正に開放させるような不正が行われる場合には、例えば、普通変動入賞装置7(始動入賞口)や一般入賞口12の釘が曲げられていることもあるので、このような不正行為も防止できる。
以上のことから、特定期間制御手段(遊技制御装置30)は、計数記憶手段(遊技制御装置30)により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を加算した過去所定期間のベース値を計数する加算ベース値計数手段(遊技制御装置30)と、加算ベース値計数手段で計数したベース値が所定値以上か否かを判定するベース値判定手段(遊技制御装置30)と、を備え、ベース値判定手段により、加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、検出数比較手段(遊技制御装置30)で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたこととなる。
なお、本変形例においては、加算ベース値連続回数判定手段で計数する過去所定期間を過去3分間としたが、これに限られるものではない。また、本変形例と第1変形例とを組み合わせて適用しても良い。
次に、図10から12を参照して、上述した遊技機の第3変形例について説明する。なお、上述の実施形態の遊技機と同様の構成については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。本変形例の遊技機は、いわゆる羽根物と呼ばれる遊技機であり、図10には、ガイドレール2で囲まれ、遊技球を発射して遊技を行う遊技領域1aが前面側に形成された遊技盤70を示した。
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aの下部には、左右に離間して一対の第1始動入賞口71,71(第1始動口)が設けられ、これら第1始動入賞口71,71の間の中央に第2始動入賞口72(第2始動口)が設けられている。第1始動入賞口71,71には、入賞した遊技球を検出するための第1始動入賞センサ71a,71aが配設されている。また、第2始動入賞口72には、第2始動入賞口72に入った遊技球を検出するための第2始動入賞センサ72aが配設されている。また、遊技領域1aの中央には、変動入賞装置80が設けられている。
遊技領域1aには、その他に、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)、一般入賞口12,12、アウト穴11、ラウンド数表示器73などが設けられている。このうち、各一般入賞口12には、入賞した遊技球を検出するための一般入賞口センサ12aが配設されている。また、ラウンド数表示器73は7セグの表示装置であって、遊技者が視認可能な位置に設けられており、特別遊技状態のサイクル遊技におけるラウンド数を表示するものである。
変動入賞装置80は、遊技盤1に形成された取付開口部(図示略)に遊技盤70の前面側から取り付けられるものであり、前方側が開放し、遊技盤70の後方に延在する入賞空間81を形成する入賞空間形成部材82を有する。この入賞空間81は、隔壁などによって流入室83、振分空間84に分割されている。
また、変動入賞装置80の前面側は、遊技盤70の前面を覆うガラス板141の近傍まで突出した状態となっており、後述する可動部材87,87が開いた場合以外は変動入賞装置80内に遊技球が入らないようになっている。
入賞空間81の上部には、上部構造部材(鎧部材)85が遊技盤70の表面より前方に突出するように設けられ、変動入賞装置80の上部の装飾装置として機能するとともに、変動入賞装置80の上方から流下する遊技球が入賞空間81に入ることを防止するとともに、その遊技球を左右方向に誘導するようになっている。
上部構造部材85の下側の左右側部には、変動入賞装置80の入賞口となる流入口86,86が設けられており、この左右の流入口86,86には、流入口86,86を開閉する可動部材87,87がそれぞれ設けられている。この可動部材87,87は、その下端部に回動中心を有しており、遊技制御装置30により制御される開閉ソレノイド(可動部材用SOL87a、図11に図示)によって左右に回動可能となっている。
可動部材87,87が略垂直に立った状態においては、可動部材87,87が流入口86,86を塞いだ状態となり変動入賞装置80へ入賞できない状態となる。すなわち、この状態が遊技者にとって不利な第1状態(閉状態)となる。これに対して、左右の可動部材87,87が下端部を中心にそれぞれ変動入賞装置80から離れる方向に回動した状態(点線で示す状態)においては、可動部材87,87が、逆「ハ」の字状に開いて流入口86,86を開放した状態となり、変動入賞装置80への入賞が可能な状態となる。すなわち、この状態が遊技者にとって有利な第2状態(開状態)となる。なお、可動部材87,87は付勢部材によって通常時は閉じた状態(第1状態)を保つようになっている。
この可動部材87,87は、補助遊技発生条件の成立(ここでは第1始動入賞口71又は第2始動入賞口72への遊技球の入賞(始動入賞))に基づく補助遊技において、可動部材用SOL87a(図11に図示)の駆動によって所定態様で第2状態に変換され、変動入賞装置80への入賞の機会が得られるようになっている。すなわち、第1始動入賞口71に入賞した遊技球が第1始動入賞センサ71aに検出されることに基づき、可動部材87,87が開放動作(第2状態に変換)し、所定時間経過後(ここでは0.5秒経過後)に再び閉鎖動作するといった所定の態様の開放動作を1回行う補助遊技が行われるようになっている。同様に、第2始動入賞口72に入賞した遊技球が第2始動入賞センサ72aに検出されることに基づき、可動部材87,87が所定の態様の開放動作(ここでは開放時間0.8秒の開放動作)を所定時間(ここでは0.8秒)の閉鎖動作をはさんで2回行う補助遊技が行われるようになっている。
流入口86,86が形成された入賞空間81の上部は、底壁83aによって仕切られた流入室83とされ、この底壁83aの略中央には、下部の振分空間84への連通穴83bが形成されている。また、この連通穴83bには、通過する遊技球を検出可能なカウントセンサ88が設けられている。このカウントセンサ88は、遊技球が通過可能な検出部を有し、検出部を遊技球が通過したときに検出信号を出力するようになっている。そして、この検出信号を後述する遊技制御装置30でカウントすることで、変動入賞装置80に入賞した遊技球の数を計数することができる。すなわち、このカウントセンサ88が、変動入賞装置80に受け入れた遊技球を検出する入賞球検出手段をなす。また、この検出信号に基づき、所定数(例えば10個)の賞球が排出装置51から排出される。
振分空間84の左右方向の中央部であって、連通穴83bの下側となる位置には振分部材89が設けられており、流入室83から流下した遊技球は、この振分部材89で流下方向が変更されるようになっている。振分空間84の底壁84aは前方に向かって下る傾斜面となっていて、振分部材89で流下方向が変更された遊技球は傾斜に沿って前方へ向かって下るようになっている。また、この底壁84aの下流側端部となる前端は、振分空間84の前端よりも遊技球の直径以上後退した位置にあって、底壁84aを流下した遊技球は前端部から下方に落下するようになっている。
この底壁84aの傾斜下流側となる前端部には、左右方向の中央に特別入賞口90が形成され、その左右両側が一般入賞口95,95とされている。そして、振分部材89で流下方向が変更された結果、底壁84aの左右方向の中央を流下した遊技球が、この特別入賞口90に流入し、それ以外の遊技球は一般入賞口95,95に流入するようになっている。この特別入賞口90には、通過する遊技球を検出可能な特別入賞センサ90aが設けられており、この特別入賞センサ90aによって遊技球が検出されることに基づいて特別遊技状態の発生等の処理が行われるようになっている。
また、振分空間84の下端部には、底壁84aを流下して前端部に形成された特別入賞口90、一般入賞口95,95に流入し、下方に落下した遊技球を回収する回収部91が形成されている。この回収部91は左右端部から中央に向かって下る傾斜面92,92を有し、傾斜下流側となる中央部に形成された回収口93に遊技球を集め、この回収口93から遊技盤70の裏面側へ遊技球を誘導するようになっている。この回収部91には、傾斜面92,92の下流側端部であって回収口93の手前(上方)の部分に、通過する遊技球を検出可能な確認センサ94が設けられており、変動入賞装置80から流出する全ての遊技球を検出できるようになっている。なお、振分部材89は、上述のものに限られず、所謂羽根物といわれるパチンコ遊技機の変動入賞装置で遊技球の特別入賞口90への入賞のし易さを変更するために用いられている役物を用いることができる。
また、図11に示すように、上述の実施形態の遊技機100と同様に、制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行う演出制御装置40、排出装置51による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置52による遊技球の発射の制御を行う排出発射制御装置50、電力を供給する電源供給装置60を備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31を備えるとともに、入出力インタフェース(入出力I/F)33、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(CLK)32(発振器)等により構成されている。
CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、ラウンド数決定用乱数などの各種乱数値なども生成している。RAM21bは、各種データや各種乱数値を一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域を備えている。また、変動入賞装置80内にある遊技球の数を計数する入賞カウンタ、可動部材87,87の開閉回数を設定するSOLカウンタなどの各種カウンタ記憶領域などを備えている。ROM21cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、ラウンド数決定用乱数からラウンド数を決定するための判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェース33には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、第1始動入賞センサ71a、第2始動入賞センサ72a、特別入賞センサ90a、一般入賞口センサ12a,12a、確認センサ94、カウントセンサ88などが接続されている。そして、入出力インタフェース33は、これらから入力された各種信号を中継し、CPU31aに対し出力する。さらに、入出力インタフェース33には、CPU31aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、ラウンド数表示器73、可動部材用SOL87a、遊技機外部の管理装置などと接続する外部出力端子16、演出制御装置40、排出発射制御装置50に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。演出制御装置40が制御を行うものとしては、例えば、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144の点灯、点滅や、スピーカ145,157から出力される効果音、並びに、演出表示装置13の表示内容がある。
サブ制御装置としての排出発射制御装置50は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30からの賞球制御指令(賞球数データの受信)や、球貸機(図示略)からの球貸制御指令に基づいて、排出装置51に所定数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行う。また、発射装置52による遊技球の発射制御を行ようになっており、排出発射制御装置50には、遊技者が操作ハンドル156に触れることで、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されるようになっている。また、遊技者が操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53を操作することで、該発射停止スイッチ53からの入力信号がタッチセンサ54からの入力信号と併せて入力されるようになっている。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置60から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置60から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置60には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源61が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU31aでは、第1始動入賞センサ71aもしくは第2始動入賞センサ72aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、可動部材用SOL87aを動作させて可動部材87,87の開閉動作を行う補助遊技処理を行う。また、ラウンド数決定用乱数を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、今回の補助遊技で特別遊技状態になった場合におけるラウンド数を決定する(例えば、2、8、16回の何れか)処理などを行う。
そして、遊技制御装置30のCPU31aは、補助遊技により変動入賞装置80に流入した遊技球をカウントセンサ88が検出することに基づく検出信号の入力があった後、特別入賞口90に流入した遊技球を特別入賞センサ90aが検出することに基づく検出信号の入力があった場合、すなわち、特別遊技発生条件が成立した場合には、特別遊技状態を発生させる処理を行う。
この特別遊技状態を発生させる処理においては、可動部材87,87を補助遊技における開閉回数よりも多く開閉させて、間欠的に第2状態とする動作を行う。そして、可動部材87,87を所定回数(例えば18回)開閉するか、変動入賞装置80に遊技球が所定個数(例えば10個)入賞するかの何れかが達成されるまで可動部材87,87を開閉動作することを1ラウンドとして、これをラウンド数決定用乱数で決定したラウンド回数(例えば15回)繰り返すサイクル遊技を行う。これによって、変動入賞装置80への入賞が容易になり、遊技者にとって多くの賞球としての遊技球を得ることが可能になる。また、特別遊技状態のサイクル遊技におけるラウンド数をラウンド数表示器73に表示する処理を行う。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、カウントセンサ88からの検出信号に基づき計数した変動入賞装置80へ流入した遊技球の数から、確認センサ94からの検出信号に基づき検出した遊技球の数を減算する処理を行う。そして、その結果が0になった時点で、補助遊技において変動入賞装置80に流入した遊技球がすべて排出されたことを認識し、次回の補助遊技を可能とする処理を行う。すなわち、特別遊技状態でない通常遊技状態において、前回の補助遊技で変動入賞装置80に流入した遊技球がすべて排出された上で、第1始動入賞センサ71aもしくは第2始動入賞センサ72aからの遊技球の検出信号が入力されること(始動口への入賞)が補助遊技発生条件の成立となる。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、各種入賞口に設けられたセンサ(第1始動入賞センサ71a、第2始動入賞センサ72a、一般入賞口センサ12a,12a、カウントセンサ88)から入力される遊技球の検出信号に基づき排出発射制御装置50に制御信号(賞球数データ)を出力する。排出発射制御装置50は、制御信号の入力に基づき排出装置51を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、排出発射制御装置50は、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されている間は、発射装置52を動作させて遊技球を発射する制御を行う。また、タッチセンサ54から信号が入力されている間であっても、操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53からの入力信号が入力されている場合は、発射装置52を停止させて遊技球の発射を停止する制御を行う。
また、本変形例の遊技機100においても、上述の実施形態の遊技機100と同様に賞球保留期間が設定されている。上述したように、変動入賞装置80に入賞した遊技球はカウントセンサ88で検出され、この検出に基づき遊技制御装置30に検出信号が出力される。そして遊技制御装置30では、この検出信号に基づき賞球数データを排出発射制御装置50に出力し、所定の賞球が払い出されるようにする制御を行う。
本変形例の遊技機100では、図12(a)、(b)に示すように、遊技制御装置30において、このカウントセンサ88から入力される検出信号を特別遊技状態中(大当たり中)および補助遊技中とその終了後所定期間の賞球保留期間に有効とし、その他の期間(通常遊技中)は無効とする制御を行うようにしている。これにより、この期間以外に変動入賞装置80に遊技球が入賞しても賞球が払い出されず、不正に変動入賞装置80を開放して遊技球を入賞させるような不正行為による被害を防止している。
特別遊技状態においては、上述したように、可動部材87,87が開放され、変動入賞装置80内への遊技球の流入が可能となる。そして、可動部材87,87を所定回数(例えば18回)開閉するか、変動入賞装置80に遊技球が所定個数(例えば10個)入賞するかの何れかが達成されるまで可動部材87,87を開閉動作することを1ラウンドとして、これをラウンド数決定用乱数で決定したラウンド回数(例えば15回)繰り返すサイクル遊技が行われる。このようなサイクル遊技を行う特別遊技状態中(大当たり中)は、変動入賞装置80のカウントセンサ88における遊技球の検出を有効とし、入賞した遊技球に対し所定数の賞球が払い出されるようになっている。
また、補助遊技においても、上述したように可動部材87,87が所定回数(例えば1回もしくは2回)開放され、変動入賞装置80内への遊技球の流入が可能となる。このような補助遊技中は、変動入賞装置80のカウントセンサ88における遊技球の検出を有効とし、入賞した遊技球に対し所定数の賞球が払い出されるようになっている。
そして、サイクル遊技における最終ラウンドで、変動入賞装置80に所定数の遊技球が入賞してカウントセンサ88で検出されるか、可動部材87,87を所定回数開閉することで特別遊技状態が終了し、賞球保留期間が開始される。この賞球保留期間においては、カウントセンサ88における遊技球の検出は有効となっており、特別遊技状態の終了から可動部材87,87を閉じるまでの間に入賞した遊技球に対する賞球を確実に払い出すようにしている。
また、補助遊技は可動部材87,87が所定回数開閉することで終了し、賞球保留期間が開始される。なお、この補助遊技において、特別入賞口に遊技球が入賞し特別遊技状態が発生することとなった場合は、賞球保留期間を特別遊技状態の開始までのインターバル時間とする。この賞球保留期間においては、カウントセンサ88における遊技球の検出は有効となっており、特別遊技状態の終了から可動部材87,87を閉じるまでの間に入賞した遊技球に対する賞球を確実に払い出すようにしている。すなわち、遊技制御装置30は、補助遊技の発生があった場合に限り、入賞球検出手段(カウントセンサ88)による遊技球の検出を所定時間有効とし、該所定時間中に入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合には、その遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する(賞球を払い出させる)補助遊技有効手段(遊技制御装置30)を備えている。
また、本変形例の遊技機においても、図6に示すようなカウントセンサ賞球数送信処理、図7に示すような賞球数データ送信処理が行われるようになっている。これにより、賞球保留期間では、遊技制御装置30において、カウントセンサ88での遊技球の検出は有効とするが、排出発射制御装置50に賞球数データを送信せずに遊技球の検出数を計数し、記憶することで、入賞した遊技球に対する賞球の払い出しを保留する制御が行われる。そして、所定の条件を満たした場合のみ、後で賞球を払い出すような制御が行われる。これにより、カウントセンサ88による遊技球の検出が有効となっている賞球保留期間を狙って、不正に変動入賞装置80に遊技球を入賞させる不正行為を防止するようにしている。
なお、図6に示すカウントセンサ賞球数送信処理において、大当たり中(特別遊技状態中)であるか否かの判定(ステップS2)は、大当たり中もしくは補助遊技中であるか否かの判定とする。また、本変形例の遊技機に対して、図8、9に示すような変形例を適用することもできる。
また、図7から9に示す賞球数データ送信処理において、賞球保留期間が補助遊技に基づく賞球保留期間で、かつ、賞球保留期間中の入賞球数Yが5以上である場合(基準値より大きい場合)(ステップS8、T2、U2;N)は、その補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞しても特別遊技を行わないようにする。これにより、補助遊技において変動入賞装置80に不正に多くの遊技球を入賞させ、特別遊技を発生させるような不正行為を防止できる。
以上のことから、補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞し、且つ、補助遊技終了後に検出数比較手段(遊技制御装置30)による比較結果が基準値より大きい場合は、特別遊技を行わないようにしたこととなる。
さらに、本変形例のような変動入賞装置80と、上述の実施形態の遊技機に設けられている特別変動入賞装置10とを備え、補助遊技は変動入賞装置80で行い、特別遊技は特別変動入賞装置10で行うようにした遊技機にも本発明を適用可能である。
以上のことから、変動入賞装置80は、受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口95,95と特別入賞口90とを備え、補助遊技は、始動口(第1始動入賞口71、第2始動入賞口72)へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、変動入賞装置80を閉状態から開状態に所定回数変換させ、特別遊技状態は、補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞することを特別遊技発生条件として、変動入賞装置80を補助遊技における開閉回数よりも多い開閉回数変換し、遊技制御装置30は、特定期間制御手段(遊技制御装置30)が、補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしたこととなる。
以上のような遊技機は、遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能で、受け入れた遊技球を検出する入賞球検出手段(カウントセンサ10c、カウントセンサ88)を備えた変動入賞装置(特別変動入賞装置10、変動入賞装置80)と、補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に、変動入賞装置を閉状態から開状態に変換させる特別遊技状態を制御し、入賞球検出手段による遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する遊技制御装置30と、遊技制御装置30が送信した賞球数データを受信して、所要数の遊技球を排出する球排出装置(排出装置51)を制御する排出制御装置(排出発射制御装置50)と、を備えた遊技機であって、遊技制御装置30は、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間(賞球保留期間)は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段(遊技制御装置30)を備え、特定期間制御手段は、入賞球検出手段の検出に対応する賞球数データの送信を保留する送信保留手段(遊技制御装置30)と、特定期間の入賞球検出手段における遊技球の検出を計数記憶する計数記憶手段(遊技制御装置30)と、計数記憶手段により計数した遊技球の検出数と基準値とを比較する検出数比較手段(遊技制御装置30)と、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段(遊技制御装置30)と、を備えている。
したがって、遊技制御装置30は、特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段を備えるので、通常遊技中において不正に変動入賞装置を開放して遊技球を入賞させても所定条件が成立しなければ賞球が払い出されず、遊技店の損害を防止できる。
また、特定期間制御手段は、検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段を備えたので、特別遊技状態の終了後に、多くの遊技球を変動入賞装置へ入賞させる不正が行われても賞球を排出しないので遊技店の被害を防ぐことができる。また、扉に遊技球が引っかかって遅れて変動入賞装置へ入賞した遊技球に対しては、ほとんどの場合、その遊技球の検出数が基準値以下となるので、賞球が排出されることとなり、遊技者とトラブルになることがない。
また、特定期間制御手段(遊技制御装置30)は、入賞球検出手段(カウントセンサ10c、カウントセンサ88)により遊技球を検出した特定期間(賞球保留期間)が、所定回数連続したか否かを判定する連続回数判定手段(遊技制御装置30)を備え、連続回数判定手段で入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、検出数比較手段(遊技制御装置30)で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしている。
したがって、特定期間制御手段は、連続回数判定手段で入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたので、特別遊技終了後に毎回少しずつ変動入賞装置に不正に遊技球を入賞させるような不正を防止できる。
また、特定期間制御手段(遊技制御装置30)は、計数記憶手段(遊技制御装置30)により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を加算した過去所定期間のベース値を計数する加算ベース値計数手段(遊技制御装置30)と、加算ベース値計数手段で計数したベース値が所定値以上か否かを判定するベース値判定手段(遊技制御装置30)と、を備え、ベース値判定手段により、加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、検出数比較手段(遊技制御装置30)で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしている。
したがって、特定期間制御手段は、ベース値判定手段により、加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたので、変動入賞装置以外の入賞装置への不正も防止できる。
すなわち、変動入賞装置を不正に開放させるような不正が行われる場合には、例えば、始動入賞口(普通変動入賞装置7)や一般入賞口12,12,…の釘が曲げられていることもあるので、ベース値を監視することにより不正行為を防止できる。
なお、ベース値を計数するために、遊技機100にて回収球数を求められる構成にする必要がある。(発射球検出センサとファール球検出センサを設けるか、アウト球検出センサを設ける必要がある。)
また、変動入賞装置80は、受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口95,95と特別入賞口90とを備え、補助遊技は、始動口(第1始動入賞口71、第2始動入賞口72)へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、変動入賞装置80を閉状態から開状態に所定回数変換させ、特別遊技状態は、補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞することを特別遊技発生条件として、変動入賞装置80を補助遊技における開閉回数よりも多い開閉回数変換し、遊技制御装置30は、特定期間制御手段(遊技制御装置30)が、補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしている。
したがって、特定期間制御手段は、補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしたので、補助遊技の終了から所定時間内に、多くの遊技球を変動入賞装置80へ入賞させる不正が行われても賞球を排出しないので遊技店の被害を防ぐことができる。また、扉(可動部材87,87)に遊技球が引っかかって遅れて変動入賞装置80へ入賞した遊技球に対しては、賞球が排出されることとなり、遊技者とトラブルになることがない。
また、補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞し、且つ、補助遊技終了後に検出数比較手段(遊技制御装置30)による比較結果が基準値より大きい場合は、特別遊技を行わないようにしている。
したがって、補助遊技中に変動入賞装置80に受け入れられた遊技球が特別入賞口90に入賞し、且つ、補助遊技終了後に検出数比較手段による比較結果が基準値より大きい場合は、特別遊技を行わないようにしたので、変動入賞装置80に不正に遊技球を入賞させて特別遊技を発生させるような不正を防止できる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の正面図である。 遊技機の裏面図である。 遊技盤の正面図である。 遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 遊技状態とカウントセンサの球検出に対する賞球排出の関係を示した図である。 カウントセンサ賞球数送信処理を説明するためのフローチャートである。 賞球数データ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第1変形例にかかる遊技機における賞球数データ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第2変形例にかかる遊技機における賞球数データ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第3変形例にかかる遊技機における遊技盤の正面図である。 第3変形例にかかる遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 第3変形例にかかる遊技機の遊技状態とカウントセンサの球検出に対する賞球排出の関係を示した図であって、(a)特別遊技状態が発生した場合における関係を示した図、(b)補助遊技が発生した場合における関係を示した図である。
符号の説明
7 普通変動入賞装置(始動入賞口)
10 特別変動入賞装置(変動入賞装置)
10c カウントセンサ(入賞球検出手段)
12 一般入賞口
30 遊技制御装置(球検出無効手段、特定期間制御手段、送信保留手段、計数記憶手段、検出数比較手段、比較結果制御手段、連続回数判定手段、加算ベース値計数手段、ベース値判定手段)
50 排出発射制御装置(排出制御装置)
51 排出装置(球排出装置)
71 第1始動入賞口(始動口)
72 第2始動入賞口(始動口)
80 変動入賞装置
87 可動部材
88 カウントセンサ(入賞球検出手段)
90 特別入賞口
95 一般入賞口
100 遊技機

Claims (5)

  1. 遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能で、受け入れた遊技球を検出する入賞球検出手段を備えた変動入賞装置と、
    補助遊技の結果態様が特別結果態様になった場合に、前記変動入賞装置を閉状態から開状態に変換させる特別遊技状態を制御し、前記入賞球検出手段による遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する遊技制御装置と、
    前記遊技制御装置が送信した賞球数データを受信して、所要数の遊技球を排出する球排出装置を制御する排出制御装置と、
    を備えた遊技機において、
    前記遊技制御装置は、
    前記特別遊技状態の終了から所定時間経過するまでの特定期間は、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信する特定期間制御手段を備え、
    前記特定期間制御手段は、
    前記入賞球検出手段の検出に対応する賞球数データの送信を保留する送信保留手段と、
    前記特定期間の前記入賞球検出手段における遊技球の検出を計数記憶する計数記憶手段と、
    前記計数記憶手段により計数した遊技球の検出数と基準値とを比較する検出数比較手段と、
    前記検出数比較手段による比較結果が遊技球の検出数が基準値以下の場合には、該検出数に対応する賞球数データを送信し、遊技球の検出数が基準値より大きい場合は、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにする比較結果制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定期間制御手段は、
    前記入賞球検出手段により遊技球を検出した特定期間が、所定回数連続したか否かを判定する連続回数判定手段を備え、
    前記連続回数判定手段で前記入賞球検出手段で遊技球を検出した特定期間が所定回数以上連続したと判定された場合には、前記検出数比較手段で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定期間制御手段は、
    前記計数記憶手段により計数した遊技球の入賞数に対応する賞球数を加算した過去所定期間のベース値を計数する加算ベース値計数手段と、
    加算ベース値計数手段で計数したベース値が所定値以上か否かを判定するベース値判定手段と、
    を備え、
    前記ベース値判定手段により、前記加算ベース値計数手段で計数されたベース値が所定値以上と判定された場合には、前記検出数比較手段で遊技球の検出数が基準値以下の場合でも、該検出数に対応する賞球数データを送信しないようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記変動入賞装置は、受け入れられた遊技球が入賞可能な一般入賞口と特別入賞口とを備え、
    前記補助遊技は、始動口へ遊技球が入賞することを補助遊技発生条件として、前記変動入賞装置を閉状態から開状態に所定回数変換させ、
    前記特別遊技状態は、前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞することを特別遊技発生条件として、前記変動入賞装置を前記補助遊技における開閉回数よりも多い開閉回数変換し、
    前記遊技制御装置は、
    前記特定期間制御手段が、前記補助遊技の終了から所定時間経過するまでの期間でも、入賞球検出手段による遊技球の検出があった場合、前記所定条件の成立によりその遊技球の検出に対応する賞球数データを送信するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記補助遊技中に前記変動入賞装置に受け入れられた遊技球が前記特別入賞口に入賞し、且つ、前記補助遊技終了後に前記検出数比較手段による比較結果が基準値より大きい場合は、前記特別遊技を行わないようにしたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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