JP2005027874A - 遊技機 - Google Patents

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Atsushi Ishigaki
敦士 石垣
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Abstract

【課題】役当選を新たな構成を追加することなく遊技者に報知する場合に、遊技の進行に直接的に関与し、かつ報知後に報知をしたことが形として残すことで、遊技者に確実に認識させる。
【解決手段】メダルの払出しの際、通常は一定周期で払い出すのに対し、大役当選中に小役が当選し権利行使された(図柄が揃った)場合、当該払出しを変則的とする(一定周期ではなく、例えばランダムに払い出す)。このメダルの払出しという、遊技の進行に直接関わる事象を適用して大役当選を報知しているため、遊技者が遊技に集中することが、より報知を認識する確率を高め、見逃しを低減することができる。また、音、光、振動等の一瞬の報知に比べ、比較的長い期間(払出期間)報知を継続し、かつ、物理的に報知の痕跡が残るため、遊技者は大役当選の報知があったことを確実に認識することができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体を投入することによって1回の遊技が可能となり、第1の操作に基づいて複数種類の役の当たり/外れが抽選され、この抽選で当たりとなった場合に、第2の操作によって該当する役入賞が確定し、この入賞役に応じた数の遊技媒体が賞品として払い出されるに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回胴式遊技機、特にパチスロ機では、遊技媒体であるメダルを所定数ベットした後、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。
【0003】
また、パチンコ球を遊技媒体として、パチスロ機の遊技が可能な回胴式遊技機(以下、パロット(登録商標)機という)が開発されつつある。この場合、1枚のメダルがパチンコ球5個に換算される。すなわち、5個のパチンコ球が1単位となって、遊技を進行させるようになっている。
【0004】
これにより、パチンコ機とパロット機とが混在するホールでは、管理する遊技媒体(パチンコ球)の統合を図ることができ、遊技媒体の管理設備の簡略化を図ることができる。
【0005】
上記パチスロ機及びパロット機に代表される回胴式遊技機において、遊技機本体の前面には表示窓が取り付けられ、前記図柄変動リールの一部が、この表示窓から遊技者が視認可能となっている。視認される図柄の形態としては、変動、停止、仮停止等がある。
【0006】
メダル又はパチンコ球のベット数は、図柄の配列の有効ライン数と対応しており、1枚(5球)ベット(1ライン)又はMAX(3枚又は15球)ベット(5ライン)で遊技が行われる。
【0007】
前記始動レバーの操作時には、内部抽選が実行され、その時点で当/外が決められており、内部抽選に当選している状態で、当たり図柄を引き当てると、当該当たり図柄が揃うことで当該当たり図柄に対応した配当を獲得することができる。なお、当りには、大役(ビッグボーナス、レギュラーボーナス)、小役があり、大役では、小役の当たりを飛躍的に増大し、短期間で多くのメダルの獲得が可能となる。なお、大役は、内部抽選に当選すると、その遊技で当たり図柄が揃わなくても、次の遊技以降も有効であるが、小役は、内部抽選に当選したときの遊技で当たり図柄が揃わないと、当たりの権利が消滅する。また、大役当選中に小役に当選することもあり得る。
【0008】
従来の回胴式遊技機において、役の当選があった場合に、この当選を遊技者に報知(告知)することが多々提案されている(一例として特許文献1参照)。
【0009】
この特許文献1では、モニタ表示器やランプ点灯等、視覚を通じた報知形態が記載されている。
【0010】
また、文献開示は省略するが、視覚の他、スピーカ等を用い聴覚を通じた報知(告知)、始動レバーや停止ボタン等、遊技者が触る部材を振動させるといった触覚を通じた報知(告知)が提案されている。
【0011】
遊技者は、上記のような報知(告知)内容を確認することで、内部抽選に当選していることを把握することができる。
【0012】
また、パチンコ球を遊技媒体とする他の遊技機にはパチンコ機があり、従来のパチンコ機には、正面に設けられた上皿にパチンコ球を投入したときに遊技可能状態になり、ハンドル操作でパチンコ球が遊技盤面に発射される。
【0013】
パチンコ機の遊技盤面には、役抽選のための始動入賞口が設けられ、遊技盤面に発射されたパチンコ球(以下、発射球という)が始動入賞口に入賞したときに役の当選/落選が抽選され(第1の操作に相当)、予め定められた抽選時間が経過した後に遊技者に対して抽選役の当選/落選が報知され、役が当選しているときには当選役の種類も合わせて報知される(第2の操作に相当)。
【0014】
他方、始動入賞口への入賞球に対しては、その入賞検出、言い換えれば役抽選から、賞品としての遊技媒体を払い出す装置の起動までの所定時間経過後、予め定められた数の遊技媒体が払い出される。
【0015】
従来のパチンコ機には、大役と小役とを設けた機種があり、上述した手順で役が抽選され、例えば大役が当選して大役状態になると、通常遊技状態では閉止されている大入賞口が開放されて大入賞口が入賞可能となる。
【0016】
この大役時の大入賞の開放は、所定時間(約30秒程度)が経過するまで、或いは所定数(概ね10球)の大入省口への入省の何れかが達成するまで継続し、その間、特定領域を通過するなど、所定条件が満足されると大役が継続する。
【0017】
また、大入賞口への入賞球に対し、賞品としてのパチンコ球が13〜15球程度払い出されるため、遊技球が集中的に増大する結果、遊技者にとって遊技な状態が形成されることになる。
【0018】
他方、小役が抽選されると大入賞口は開放されるが、開放時間が大役よりも短いために(約5秒程度)、大入賞口への入賞数が大役よりも少ないので、小役における遊技者にとっての有利な度合いは大役よりも小さい。
【0019】
【特許文献1】
特開平11−28268号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記報知(告知)の形態では、遊技そのものに関連するものではなく、遊技の進行中の所定のタイミングで報知されるものであるため、遊技に集中している遊技者は、それが光であっても、音であっても、振動であっても、見落とす可能性がある。また、いったん見落とすと、従来の報知形態は一過性のものであるため、そのまま遊技は継続されて、小役の場合には、当選の権利を消滅させてしまう結果にもなりかねない。
【0021】
すなわち、従来の報知形態は、総合的に言うと、報知状態(或いは報知結果)が形として残らないものであるため、報知がある時期には、この報知の有無に集中しなければならず、遊技に集中できないという問題点がある。また、報知時期をある程度知っている遊技者と、知らない遊技者とで受ける配当の量に差が生じることもあり得る。
【0022】
さらには、報知形態を活用するための構成を追加したり、その制御を追加しなければならなず、構成の簡素化が困難になるために製造工数の増大、並びに開発期間の長期化を抑止できず、また保守作業の簡略化が難しくなる。
【0023】
本発明は上記事実を考慮し、役当選を新たな構成を追加することなく遊技者に報知する場合に、遊技の進行に直接的に関与し、かつ報知後に報知をしたことが形として残すことで、遊技者に確実に認識させることができる遊技機を得ることが目的である。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技媒体を投入することによって1回の遊技が可能となり、第1の操作に基づいて複数種類の役の当たり/外れが抽選され、この抽選で当たりとなった場合に、第2の操作によって該当する役入賞が確定し、この入賞役に応じた数の遊技媒体が賞品として払い出されると共に、前記入賞役が、抽選結果が当たりでも前記第2の操作で役入賞が確定しない場合には当たりの権利が消滅する小役と、抽選結果が当たりとなった場合に前記第2の操作で役入賞が確定しなくても以降も当たりの権利が消滅しない大役とからなる遊技機において、前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、この入賞役に対する遊技媒体が通常の遊技状態と異なる態様で払い出すことで、前記大役当選中を報知する報知手段を有することを特徴としている。
【0025】
請求項1記載の発明によれば、通常の遊技媒体が賞品として払い出される形態は例えば、所定時間内に払い出されることが定められている。この払い出しの形態は常に同じであるため、遊技者は遊技の進行の1つとして違和感なく認識する。
【0026】
ここで、大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定すると、前述の通常の遊技状態と異なる態様で遊技媒体を払い出す。この場合、遊技者は遊技の進行の1つとして常に確認している払い出し形態の違いに気づき、大役に当選していることを的確に把握することができる。また、この払い出し形態の違いによる大役抽選の報知は、報知(払い出し)が終了した後も、物理的に遊技媒体の払い出し結果が残るため、実質的に報知期間が延長されたこととなり、遊技者が報知のあったことを見落とす確率を大幅に軽減することができる。
【0027】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、前記クレジット貯留制限数を超えた遊技媒体を貯留する受け皿と、をさらに有し、前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、前記報知手段が、通常の入賞役に対する払い出し分のクレジットへの追加貯留に代わり、前記受け皿へ遊技媒体を払い出すことを特徴としている。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、クレジット手段を備えた遊技機の場合、通常は、遊技媒体の払い出し分は、クレジットに追加貯留されるのが一般的である。
【0029】
そこで、大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合には、このクレジットへの追加貯留に代わり、受け皿へ遊技媒体を払い出す。
【0030】
すなわち、遊技媒体の払い出し先の違いが一目瞭然となり、遊技者はこの違いに確実に気づき、大役当選を認識することができる。
【0031】
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記報知手段による前記受け皿への遊技媒体の払い出し時期に、前記クレジット貯留制限数を超えている場合に、前記通常の入賞役に対する払い出し時のリズムとは異なるリズムで遊技媒体を払い出すことを特徴としている。
【0032】
請求項3に記載の発明によれば、クレジット手段を備えた遊技機において、クレジット貯留制限数を超えた場合、通常でも遊技媒体の払い出しが受け皿へと切り替わる。この場合、通常の小役当選との区別がつき難いため、通常の入賞役に対する払い出し時のリズムとは異なるリズムで遊技媒体を払い出す。
【0033】
これにより、貯留オーバーによる受け皿への切替えなのか、大役当選による受け皿への切替なのかを判別することができる。
【0034】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、前記クレジットされた遊技媒体の数を表示するクレジット数表示手段をさらに有し、前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、前記報知手段が、前記クレジット数表示手段での表示形態を変更することを特徴としている。
【0035】
請求項4に記載の発明によれば、クレジット手段を備えた遊技機において、クレジットされた遊技媒体の数は、クレジット数表示手段に表示される。このクレジット表示手段の表示は、遊技者は、遊技の進行の1つとしてほぼ確実に確認するものであり、大役当選時にこの表示の形態を通常とは異ならせる。また、表示形態が異なった状態が維持される。これにより、遊技者は違和感を感じ、確実の大役当選を認識することができる。
【0036】
請求項5に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、前記クレジット貯留制限数を超えた遊技媒体を貯留する受け皿と、前記クレジット手段を有効又は無効に選択的に切り替える切替手段と、をさらに有し、前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、報知手段が、前記切替手段で選択されている切替状態を反転させることを特徴としている。
【0037】
請求項5に記載の発明によれば、クレジット手段を備えた遊技機において、クレジットをするか否かは、遊技者の切替手段の操作によって設定可能である。
【0038】
この設定を、大役当選中の小役当選のときに切替え、現在の切替状態を反転させる。すなわち、クレジットする設定がされていた場合には、大役当選中の小役当選時は遊技媒体を直接払い出す。一方、クレジットしない設定がされていた場合には、大役当選中の小役当選時は遊技媒体をクレジットする。
【0039】
これにより、遊技者は自身の設定と異なる状態で遊技媒体が払い出されることで、大役当選を認識することができる。
【0040】
請求項6に記載の発明は、遊技媒体の入賞に基づいて予め定められた数の遊技媒体が払い出されるとともに、前記入賞に対して役の当選又は落選が抽選され、この抽選時点から予め定められた抽選時間が経過したときに前記抽選の結果に応じ、予め定められた複数種類の内の何れかの態様で遊技媒体を払い出す払出装置を備えることを特徴としている。
【0041】
請求項6に記載の発明によれば、弾球遊技機(パチンコ機)を念頭においた発明であり、このパチンコ機においては、例えば、発射されたパチンコ球が遊技盤面の始動入賞口に入賞することで、当選/落選の抽選がなされる。ここで、始動入賞口に入賞したときの賞球払出し時期と、抽選の結果が報知される時期との間には、所定の抽選時間が存在する。この抽選時間とは、実質的には図柄変動時間に相当する。
【0042】
このタイムラグを利用して、始動入賞口への入賞時の払出しの態様を当選か落選かで変更することで、遊技者への事前報知が可能となる。
【0043】
すなわち、抽選結果を遊技媒体(パチンコ球)の複数種類の内の何れかの態様の相違で事前に確実、かつ特別の構成を追加することなく認識させることができる。
【0044】
なお、上記請求項6に記載の発明において、以下の▲1▼乃至▲4▼の態様が考えられる。
【0045】
▲1▼ 保留始動球に対する役報知(先の入賞に対する変動が終わる前に報知)
複数の遊技媒体が前記抽選時間を超えない範囲の時間差を隔てて入賞したとき、前記払出装置は、先の入賞時点から後の入賞に対する抽選結果が報知されるまでの間に、後の入賞に対する遊技媒体を払い出すことを特徴とする。
【0046】
すなわち、遊技中に後遊技の抽選結果を遊技媒体払出態様の相違で事前に確実かつ特別な構成を追加することなく告知することができる。
【0047】
▲2▼ 当選役の違い(大役/小役/外れ)を払出態様で報知
遊技媒体の入賞に基づいて、遊技者にとって有利な度合いが異なる複数種類の役の当選/落選を抽選する抽選手段を設け、前記払出装置は、前記抽選結果に対応させて前記態様の何れかで遊技媒体を払い出すことを特徴とする。
【0048】
すなわち、遊技媒体の払出態様の相違によって、抽選役の当選/落選、及び当選役の種別を事前に確実かつ特別な構成を追加することなく、遊技者に告知することができる。
【0049】
▲3▼ 所謂ガセ当たりを払出態様で報知
前記払出装置は前記抽選結果が外れのときに、前記態様の何れかで遊技媒体を払い出すことを特徴とする。
【0050】
すなわち、役事前告知の真偽類推遊技性を特別な構成を追加することなく付与することができる。
【0051】
▲4▼ 払出態様の相違が、遊技媒体払い出しのリズムの違い
遊技媒体の払い出す場合に、抽選結果に応じて、払い出しリズムを異ならせることを特徴とする。
【0052】
すなわち、特別な構成を追加することなく、遊技媒体の払い出しリズムの相違により、役に係る事前告知を実現することができる。
【0053】
【発明の実施の形態】
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303と、で構成されている。
【0054】
操作兼装飾部303は、本体302に対して図2の左端を中心に回動することで開閉可能となっている。
【0055】
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
【0056】
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
【0057】
装飾部304の表示パネル部312の中央は、表示窓314とされている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
【0058】
この表示窓314の内部には、図柄変動部316が設けられ、図2に示される如く、3個のリール(回胴)350A、350B、350C(以下、総称する場合はリール350という)が回転するようになっている。表示パネル部312における表示窓314の左部には、指標部318(図3参照)となっており、表示窓314に揃う図柄の状態(列数等)を案内表示している。
【0059】
また、表示窓314の下部には、図2の左から順番にメダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
【0060】
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面部の図2の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また図2の左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面部の図2の左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
【0061】
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とで構成されている。
【0062】
図3に示される如く、図柄変動部316は、3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄ライン(有効ライン)となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルをベットした場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルをベットすることができ、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄ライン(有効ライン)として採用されるようになっている。
【0063】
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
【0064】
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー20を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
【0065】
また、この始動レバー354による操作タイミングは、当たり抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、内部のコントローラ(主に遊技主制御回路150(図4参照))では当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
【0066】
ここで、抽選が当たり(役当選)の場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、当たりとなって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たり(役当選)には大役(BB:ビッグボーナス、RB:レギュラーボーナス)と、小役とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。
【0067】
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当/外に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
【0068】
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
【0069】
一方、内部抽選が当たりのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当たり図柄が停止しない範囲に位置する場合、停止ボタン356A、356B、356Cの操作時点で有効ラインから数えて所定コマ数(例えば4コマ)内に、当たり図柄があれば、この図柄出て意志するように停止請求項1に記載の発明は、をずらし(引き込み)、所定コマ数から外れた位置に当たり図柄があれば、所定コマ数を超えて当たり図柄を引き込めない仕様であるため、当選役の図柄の種類に不都合がしょうじないように上記蹴飛ばし処理、言い換えれば該当する役に無関係な図柄(外れ図柄)、別の当たり図柄)を上記引き込み処理を施す。
【0070】
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当たり図柄を揃えることが可能となる。
【0071】
図4には、前記パチスロ機300における遊技の進行を制御する制御系の概略が示されている。
【0072】
本実施の形態のパチスロ機300の制御系は、遊技主制御回路150を中心として構成されている。遊技主制御回路150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この遊技主制御回路150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
【0073】
この遊技主制御回路150には、始動・停止操作装置152、ベットボタンユニット154、遊技情報表示装置156、操作スイッチユニット158及びリール駆動装置160が接続されている。
【0074】
始動・停止操作装置152には、前述の始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356Cが含まれる。また、ベットボタンユニット154には、1ベットボタン352A、マックスベットボタン(設定されたベット数)352Bが含まれる。
【0075】
また、遊技情報表示装置158には、図示は省略したが、遊技可否、遊技停止、再遊技、遊技開始、エラー等のメッセージを表示する表示部が含まれる。
【0076】
さらに、操作スイッチユニット158には、設定キー353A、353B、33Cが含まれ、設定変更、リセット、演算/電源投入、ベット数設定、1ベット当たりの球数設定等の操作がなされるようになっている。
【0077】
また、リール駆動装置160には、前述のリール350A、350B、350Cを含み、さらに、このリール350A、350B、350Cを駆動するためのリールモータ162A、162B、162C(図5参照)並びにリール350A、350B、350Cの位置を検出するためのセンサ164A、164B、164Cを含んで構成されている。
【0078】
また、遊技主制御回路150からは図示しない盤用外部端子を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報が出力されるようになっている。
【0079】
一方、この遊技主制御回路150には、遊技副制御回路166と、演出用サブ制御回路168とが接続されている。
【0080】
遊技副制御回路166には、遊技媒体取込装置170、遊技媒体払出装置172が接続され、遊技媒体であるメダルの取込み、払出しをそれぞれ制御する。
【0081】
また、遊技副制御回路166には、情報表示装置174が接続されており、メダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cへの表示を制御する。
【0082】
演出用サブ制御回路168には、前記表示パネル312等に各当選役の配当数を表示するための配当表表示装置176、液晶表示装置等によって構成され、当たりの予告等の表示を行う演出表示装置178、図示しないスピーカからの出力を制御するための効果音発生装置180が接続されている。
【0083】
上記遊技主制御回路150では、始動レバー354の操作に同期して、当/外の抽選制御、並びにリール350A、350B、350Cの駆動開始制御がなされ、抽選結果が当たりの場合は、フラグ成立となり、その後の停止ボタン356A、356B、356Cの操作により、当たり(役当選)図柄が揃うと、当たり役の権利行使となって、遊技者に有利な状態となる。
【0084】
ここで、遊技主制御回路150では、前記停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当たり(役当選)/外れに応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
【0085】
すなわち、内部抽選が外れのとき、当たり(役当選)の場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
【0086】
一方、内部抽選が当たり(役当選)のとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当たり(役当選)図柄が停止しない範囲に位置する場合、停止ボタン356A、356B、356Cの操作時点に有効ラインから数えて所定コマ数(例えば4コマ)内に、当たり(役当選)図柄があれば、この図柄で停止するように停止請求項1に記載の発明は、をずらし(引き込み)、所定コマ数から外れた位置に当たり(役当選)図柄があれば、所定コマ数を超えて当たり(役当選)図柄を引き込めない仕様であるため、当選役の図柄の種類に不都合が生じないように上記蹴飛ばし処理、言い換えれば該当する役に無関係な図柄(外れ図柄、別の当たり(役当選)図柄)を上記引き込み処理を施す。
【0087】
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となる。
【0088】
ここで、内部抽選によって大役が当選したとき、特に初心者である遊技者はこの当選に気づかず、或いは気づくことが遅れ、無駄なメダル投入をすることになる。この場合、従来において、遊技の進行とは直線関係ない態様(音、光、振動等)により、大役当選を報知するようにしていたが、遊技者がこの報知を見逃すと、報知の痕跡が残らないため、報知が無駄となり、かつ遊技者に不利益を与える可能性があった。
【0089】
そこで、本実施の形態では、内部抽選において大役に当選し、当該大役中においても、小役に当選することに着目し、この大役当選中の小役の権利行使に基づく払い出し態様を、通常の払い出し態様とは異ならせるようにした。すなわち、メダルの払い出しは、遊技の進行に直接関わるものであるため、遊技者はこの払い出し態様の変化に気づく可能性が高く、報知としての役割を十分に果たすことができる。
【0090】
図5には、上記大役当選中/非当選中における小役払い出し態様の制御を主体とした、遊技主制御回路150において実行される遊技制御ブロック図が示されている。なお、この遊技制御ブロック図は、遊技主制御回路150全体の制御系を示すものではなく、あくまでも小役払い出し態様の制御に関する制御系として示したものである。また、各ブロックは機能毎に分類したものであり、実際のハードウェア構成とは異なる場合がある。
【0091】
始動レバー354は、抽選部10に接続されており、この抽選部10では、前述のように始動レバー354の操作の時点で抽選が実行される。
【0092】
抽選部10による抽選結果は、抽選結果判定部12へ送出され、抽選結果を判定する。この抽選結果判定部12は、リール駆動制御コマンド出力部14と接続されている。このリール駆動制御コマンド出力部14には、前記始動レバー354も接続されており、始動レバー354の操作時にリール350A、350B、350Cの駆動を制御するべくコマンドを出力し、リール駆動制御部16を介してリールモータ162A、162B、162Cを制御して、リール350A、350B、350Cを駆動させる。
【0093】
なお、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出用のセンサ164A、164B、164Cが設けられ、回転位置を検出するための信号(例えば、1回転で1パルスの信号)を停止位置検出部18へ送出するようになっている。
【0094】
前記リール駆動制御コマンド出力部14には、前記停止ボタン356A、356B、356Cが接続されており、この停止ボタン356A、356B、356Cの操作時にリール350A、350B、350Cの駆動を停止させるコマンドを生成されるが、このとき、前記蹴飛ばし制御、引き込み制御が加味された状態でコマンドが生成される。
【0095】
これにより、リール350A、350B、350Cは停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づき、かつ蹴飛ばし、滑り制御が加味された状態で所定の図柄が表示されるように停止される。
【0096】
前記停止位置検出部18によって検出された停止位置(停止図柄)は、当/外判定部20へ送出され、抽選結果に合致した図柄が揃ったか否かが判定され、その判定結果に基づいて、払出指示部28から払出指示信号を遊技副遊技制御回路166へ送出する。これにより、小役当たりの場合には、その配当分のパチンコ球が払い出される。
【0097】
また、当/外判定部20の判定結果は、遊技状態認識部22へ送出され、現在の遊技状態を把握する。
【0098】
遊技状態認識部22は、役当選の状態を認識し、小役に当選し、各リール350の停止図柄が揃い、小役権利行使(払出し)が確定した場合には、小役権利行使信号を報知制御部24へ送出する。
【0099】
この報知制御部24には、前記抽選結果判定12から、役判別部26を介して、内部抽選において大役が当選していることを判別した場合に、大役当選信号が入力されるようになっている。この大役当選信号の入力により、報知制御部24は、報知スタンバイ状態となる。(例えば、フラグを成立させた状態となり)。このスタンバイ状態の期間において、前記遊技状態認識部22から小役権利行使信号が入力されると、メダルの払い出し態様を変更する払出変更信号を遊技副制御回路166を介して遊技媒体払出装置172へ送出する。
【0100】
遊技媒体払出装置172には、以下の表1に示される払い出し態様が記憶されている。
【0101】
【表1】
Figure 2005027874
【0102】
この表1において、例えば、大役当選中に15枚配当の小役の権利行使を実行する場合、全払出数がクレジット可能であるときは、全払出数の1/3をクレジットせずに、下皿328へ払い出す。この場合、通常は全払出数がクレジットされる通常の払い出し態様と異なることで遊技者を大役当選を認識する。
【0103】
一方、例えば、大役当選中に15枚配当の小役の権利行使を実行する場合、クレジットが満タンのときには、通常でも全数が下皿へ払い出されるため、払い出しリズムを通常とは異なるリズム(変則リズム)とする。
【0104】
すなわち、図6に示される如く、通常の払い出しリズムは、1枚毎の払い出し間隔が一定間隔で払い出しを実行するのに対し、変則リズムでは、1枚毎の払い出し間隔が一定間隔ではない状態(例えばランダム)で払い出しを実行する。
【0105】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(遊技の流れ)
遊技の手順は、まず、パチンコ球が投入済であり、1回分の投資による遊技である1ベットボタン352A(1ラインゲーム)、3回分の投資による遊技であるマックスベットボタン352B(5ラインゲーム)によるベットが完了すると、始動レバー354を操作する。この時点で当り/外れの抽選がなされ、当りの場合には内部制御的にフラグの成立となる。また、既に、フラグが成立している場合は抽選は実行されない。
【0106】
この始動レバー354の操作後は、リール350A、350B、350Cが駆動を開始する。
【0107】
遊技者は、停止ボタン356A、356B、356Cを操作することで、リール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは「滑り制御」によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転停止に「蹴飛ばし制御」を実行し、当り図柄では停止しないようにする。
【0108】
前記停止操作によって停止したリール350A、350B、350Cの表示図柄が、当たり図柄で揃った場合には、大役(BB又はRB)制御を実行する。
【0109】
ここで、本実施の形態では、内部抽選において大役に当選した場合、メダルの払出しの態様を、通常の払出態様とは異なる態様とすることで、遊技者に大役に当選していることを報知している。
【0110】
以下、図7のフローチャートに従い、大役報知制御を説明する。
【0111】
ステップ200では、内部抽選において大役に当選したか否かが判断され、否定判定の場合には、このルーチンは終了し、別のルーチンにおいて通常遊技制御が実行される。
【0112】
また、ステップ200で肯定判定されると、ステップ202へ移行して、大役当選であるが、大役の図柄が有効ラインに揃っていない状態(大役内部中)か否かが判断され、否定判定された場合は、有効ラインに大役図柄が揃ったと判断し、このルーチンは終了し、別のルーチンにおいて大役消化制御が実行される。
【0113】
また、ステップ202で肯定判定されると、ステップ204へ移行し、小役に当選し、かつ権利行使するために小役図柄が有効ラインに揃ったか否かが判断される。このステップ204で、否定判定された場合には、報知を行わず、このルーチンは終了し、大役当選状態が継続される。
【0114】
また、ステップ204で肯定判定されると、ステップ206へ移行して、払出指示部28において、当選した小役に応じた配当を払い出す指示がなされ、次いで、ステップ208へ移行して、当選報知制御部24において、大役が当選中の小役に払出しであることを示す、払出変更信号を送出する。
【0115】
これにより、遊技媒体払出装置172では、表1に示されるような条件(払出変更信号有り)に基づいて、払出しが実行される。
【0116】
例えば、15枚配当の小役の権利行使を実行する場合、全払出数がクレジット可能であるときは、全払出数の1/3をクレジットせずに、下皿328へ払い出す。これにより、遊技者は払出の態様が通常と異なることに気づき、大役に当選していることを認識することができる。
【0117】
大役当選の報知(告知)は、従来、光や音、或いは振動等が一般的に適用されており、このような報知手段も有効ではあるが、遊技の進行に直接関連していないため、遊技者が遊技に集中していると見逃す場合がある。
【0118】
また、上記従来の報知では、報知期間が短期間であり、遊技者は見逃す可能性が高い。
【0119】
これに対して、本実施の形態では、メダルの払出しという、遊技の進行に直接関わる事象を適用して大役当選を報知しているため、遊技者が遊技に集中することが、より報知を認識する確率を高め、見逃しを低減することができる。
【0120】
また、音、光、振動等の一瞬の報知に比べ、比較的長い期間(払出期間)報知を継続し、かつ、物理的に報知の痕跡が残るため、遊技者は大役当選の報知があったことを確実に認識することができる。
【0121】
なお、本実施の形態では、遊技媒体がメダルを用いたパチスロ機300を例にとり説明したが、メダルの代わりにパチンコ球を遊技媒体として適用したパロット機400(図8参照)に適用しても同様の効果を得ることができる。
以下、図8に従い、パロット機400の概略構成について説明する。
【0122】
パロット機400は、パチスロ機と同等の遊技仕様であるが、パチスロ機の遊技媒体がメダルであるのに対し、パロット機400の遊技媒体がパチンコ球であることが異なる点である。
【0123】
パロット機400の正面に位置する操作兼装飾部403は、本体に対して図1の左端を上下方向に配置された軸線を中心に回動することで開閉可能となっている。
【0124】
操作兼装飾部403は、上から装飾部404、操作部406、払出部410とに分類することができる。
【0125】
装飾部404は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部412が取り付けられている。
【0126】
装飾部404の表示パネル部412の中央は、表示窓414とされている。表示窓414は、前記表示パネル部412と一体成型される透明領域で構成されている。
【0127】
この表示窓414の内部には、図柄変動部416が設けられ、3組のリール450A、450B、450Cが駆動するようになっている。
【0128】
表示パネル部412における表示窓414の左部には、指標部418となっており、表示窓414に揃う図柄の状態(列数等)を案内表示している。
【0129】
操作部406は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面部にはパチンコ球を投入する受け皿420が設けられ、また受け皿420の図8の左側には、左から順に1ベットボタン452A、マックスベットボタン452Bが設けられ、受け皿420の図8の右側には、ベット数の設定等を行う設定キー453A、453B、453Cが設けられている。また、突き出し部分の前面部の図8の左端部からは、順に第1の操作を行うための始動レバー454、第2の操作を行うための停止ボタン456A、456B、456C等が設けられている。
【0130】
払出部410は、パチンコ球排出口426と、このパチンコ球排出口426から排出されるパチンコ球を受取る下皿428とで構成されている。また、前記受け皿420のの底部には、蓋体(図示省略)が設けられており、この蓋体を開放することで、受け皿420に貯留されたパチンコ球Pが球転送路(図示省略)を介して、下皿428へ転送されるようになっている。
【0131】
ここで、遊技媒体として用いているパチンコ球の価値は、パチスロ機300の1ゲーム分の価値を持つメダルに換算すると、1/5である。従って、上記パロット機400で1ゲーム(1ラインベット)分の遊技を行うために5個単位でパチンコ球を回収する必要がある。
【0132】
上記パロット機400において、遊技媒体であるパチンコ球の払出しの際、通常は受け皿420へ払い出すものを、下皿428へ直接払い出すといった変化を実行することで、遊技の進行に関連して、大役当選の報知を行うことができる。
【0133】
なお、上記では、パチスロ機300のメダルの払い出し、並びにパロット機400のパチンコ球の払い出しという物理的な態様の変化で遊技者に報知を行ったが、これに加え、或いは単独で払い出し数の表示の形態を変更するようにしてもよい。
【0134】
例えば、パチスロ機300を例にとれば、図9(A)に示される如く、5枚配当の小役の払い出し数として、2桁の7セグメント表示部315Aには、左側を無点灯、右側に「5」と表示するのが通常であるのに対し、図9(B)に示される如く、左側に「0」を表示することで、遊技者は通常とは異なる表示形態であることを認識し、内部抽選で大役当選していることを確認することができる。また、図9(C)に示される如く、配当が15枚の場合には、通常の左側の表示が右寄せの「1」で表示するのに対し、図9(D)に示される如く、左寄せの「1」で表示することで、表示形態を変更することができる。
【0135】
また、本実施の形態では、回胴式遊技機(パチスロ機300、パロット機400)について説明したが、本発明は弾球遊技機(パチンコ機)についても適用可能ことは勿論である。
【0136】
例えば、パチンコ機には図示を省略した遊技盤が設けられ、この遊技盤に設けられた始動入賞口(図示省略)への入賞に基づいて、役当落の抽選と、役当選の場合には役の種類、たとえば大役および小役のいずれかの抽選と、上記始動入賞口への入賞に対する遊技媒体の払い出しとがなされる機種に本願発明を適用できる。
【0137】
すなわち上記始動入賞口への入賞によって入賞球が図示を省略したセンサに検出されると、その検出信号をトリガして役が抽選され、上記遊技盤に設けられた図柄表示器(図示省略)に役の当落と、役の種別とが、図柄によって表示する。
【0138】
例えば上記図柄表示器に3桁の図柄を表示する仕様の構成について説明すると、「777」など、3桁全てが同一図柄で停止表示された場合を大役に定め、3桁中、2桁揃って停止表示された場合(例えば 奇数「33」「55」「77」)、あるいは3桁の色違い同一図柄が混在して停止表示された場合を小役に定める。
【0139】
さらに上記遊技盤には、役当選の場合にのみ所定時間だけ入賞可能に開放し、通常遊技状態に入賞不能な大入賞口(図示省略)を設け、この大入賞口を大役の場合には30秒間程度、そして小役の場合には5秒間程度開放し、大入賞口への入賞に対して所定数(1入賞球に対して13〜15球)の遊技媒体を賞品として払い出すことで、遊技者にとって有利な状態を複数種類形成している。
【0140】
また上記抽選は上記始動入賞球の検出後、即座に遊技媒体は払い出されるものの、役の当落および役の種別が遊技者に対して報知されるわけではなく、予め定められた抽選時間が経過した後に図柄の停止表示という表示態様によって報知される。
【0141】
上記始動入賞球の検出から、その抽選時間の経過まで、上記図柄表示器が図柄を上方から下方に向かってスクロールする所謂変動表示状態を形成したり、この変動表示中、大役に対応する図柄組合せの一部を構成する所謂リーチ状態が形成されたとき、スクロール速度や、スクロール方向を変更したり、図柄とは異なる演出画像を表示するなど、視覚演出によって遊技者に興趣を起こさせている。
【0142】
この抽選時間中に上記始動入賞口に入賞すると、その始動入賞球に対しても役抽選が実施され、先の始動入賞に対する抽選結果の報知終了後、言い換えれば図柄の停止表示終了してから、後から上記始動入賞口に入賞した入賞球に対する抽選結果が図柄の表示態様の相違により上記図柄表示器に報知される。
【0143】
上記パチンコ機には遊技媒体の払出機構(図示省略)が設けられ、この払出機構はバチシコ球を図示を省略したスプロケットでパチンコ球を遊技媒体として1球ずつ払い出す構成を備え、通常遊技状態には円滑に払い出している(特開平8−224344参照)。
【0144】
そして大役が抽選された場合、遊技媒体の払出機構は、1球当りの払出周期(上記スプロケットの回転数)を変更したり、遊技媒体を円滑に払出す代わりに、複数回に分けて断続的(ex.10球を3回に分けて3+3+4)に払出すことにで、役当選を遊技者に対して報知し、その払い出しに際し、複数種類の互いに相違するリズムで遊技媒体を払い出すことにより、抽選役の種別を新たな構成を追加することなく報知する。
【0145】
なお上述した遊技媒体の払出機構による払出周期の変更および断続的な払出は、上記スプロケットにブレーキ機構を設け、このブレーキ機構の制御により、払出周期を変更、あるいは、断続的な払出しを実現する(特開平8−224344段落番号0027〜0038、図3、図4、図8のステップ8、ステップ9、並びに図9のステップ8、ステップ9参照)
このような構成の本発明は、まず図示を省略した受け皿に遊技媒体としてのパチンコ球を投入し、上記パチンコ機の操作ハンドルと操作することによってパチンコ球が上記遊技盤に打ち出され、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると同時に上記図柄表示器が謂変動表示状態を形成し、かつ、役抽選が実施される(第1の操作)。
【0146】
ここで役当選の場合、上記払出機構は通常遊技状態とは異なる態様、本実施の形態では断続的に遊技媒体を払い出すため、遊技者は、通常遊技状態における円滑な遊技媒体の払出態様との視覚上比較において、その相違を目視で認識しつつ、役当選を新たな構成を追加することなく確実に認識できるため、構成の簡素化を実現すると共に、副次的には役当選に対する期待感によって遊技者の遊技意欲を増大させる。
【0147】
また役当選が遊技者に視覚認識され、その払出リズムの相違も併せて認識された場合、大役または小役を遊技媒体の流下によって目視で確実に、しかも新たな構成を迫加することなく認識されるため、構成の簡素化を実現すると共に、役の種類に応じた狙打箇所への打力調整、発射タイミング等を予め図ることができ、無駄な遊技媒体の消費を抑止して、熟練遊技者と初心遊技者との技術格差を縮小して不公平を是正する。
【0148】
やがて上記始動入賞口への入賞から抽選時間が経過した後、上記図柄表示器が変動表示を図柄の停止表示に移行させるため(第2の操作)、停止表示された図柄の組合せにより、遊技者は抽選役の当落と、当選役の種類とを認識し、通常遊技状態から大役または小役に移行したとき、役に応じた打球力で遊技を進行させることができる。
【0149】
さらに、上記始動入賞口に先に入賞があり、その入賞から抽選時間が経過する前に上記始動入賞口にさらに入賞した場合、この後の入賞球(所謂、保留始動球)に対しても遊技媒体の払出と、役抽選とが実施される。
【0150】
ここで役が当選した場合には、通常遊技状態と異なる遊技媒体の払出態様を目視で認識することにより、その相違によって新たな構成を追加することなく確実に目視で役当選と役の種類とを認識できる。
【0151】
よって構成の簡素化を実現すると共に、役の種類に応じた狙打箇所への打力調整、発射タイミング等を予め図ることができ、さらには後遊技で役当選が認識されているため、新たな抽選が不要であると思慮する場合、更なる遊技媒体の消費を抑止して、熟練遊技者と初心遊技者との技術格差に起因する獲得遊技媒体数の縮小を図り、不公平を是正する。
【0152】
なお上記実施の形態では、役当落、特に役当選の場合に遊技媒体の払出態様の相違によって報知する構成を説明したが、外れが抽選された場合であっても上述した役の報知手段で役当選の如く「偽報知」を実施する構成にしてもよいし、役当選であっても上述した役の報知手段で報知しないように構成してもよい。
【0153】
このような構成において、「偽報知」および役当選を報知しない状態は、いずれの場合であっても比較的小さな確率値(例えば、数パーセント程度)であることが望ましく、これにより真の役当選報知であるか「偽報知」であるかを予測するという新たな遊技性を形成し、意外性を増大することで新たな構成を追加することなく、遊技者の視覚を通して確実に遊技意欲を増大させる。
【0154】
さらにまた、上記始動入賞口に先に入賞があって役当選があり、その始動入賞から抽選時間が経過する前に上記始動入賞口、あるいは、上記始動入賞口とは異なる他の通常入賞口への入賞に対する遊技媒体の払出に際し、役当選に係る情報(役当落および複数種類当選役の相違)を遊技媒体の払出態様の相違で報知するように構成した場合、該当する役当選遊技の始動入賞時点から該当遊技の抽選時商が経過するまでの間、全ての入賞球に対して遊技媒体の払出態様の相違で役当選を報知できる。
【0155】
これにより複数回に亘って繰り返し、継続的、あるいは断続的に役当選に係る情報を遊技者の視覚を通して報知でき、そのために新たな構成を追加する必要はない。
【0156】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、役当選を新たな構成を追加することなく遊技者に報知する場合に、遊技の進行に直接的に関与し、かつ報知後に報知をしたことが形として残すことで、遊技者に確実に認識させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチスロ機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係る表示部及び操作部の拡大正面図である。
【図4】本実施の形態に係るパチスロ機の制御ブロック図である。
【図5】本実施の形態に係る、大役当選中/非当選中における小役払い出し態様の制御を主体とした、遊技主制御回路150において実行される遊技制御ブロック図である。
【図6】小役(15枚)権利行使の際のメダル払出しリズムのタイムチャートである。
【図7】本実施の形態に係る大役報知制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】変形例に係るパロット機の概略構成を示す正面図である。
【図9】通常時及び大役当選報知時における配当表示のための7セグメント表示部の表示形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 抽選部
12 抽選結果判定部
14 リール駆動制御コマンド出力部
16 リール駆動制御部
18 停止位置検出部
20 当/外判定部
28 払出指示部
22 遊技状態認識部
24 報知制御部
26 役判別部
150 遊技主制御回路
168 演出用サブ制御回路
300 パチスロ機(遊技機)
350A、350B、350C リール
354 始動レバー
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (6)

  1. 遊技媒体を投入することによって1回の遊技が可能となり、第1の操作に基づいて複数種類の役の当たり/外れが抽選され、この抽選で当たりとなった場合に、第2の操作によって該当する役入賞が確定し、この入賞役に応じた数の遊技媒体が賞品として払い出されると共に、前記入賞役が、抽選結果が当たりでも前記第2の操作で役入賞が確定しない場合には当たりの権利が消滅する小役と、抽選結果が当たりとなった場合に前記第2の操作で役入賞が確定しなくても以降も当たりの権利が消滅しない大役とからなる遊技機において、
    前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、この入賞役に対する遊技媒体が通常の遊技状態と異なる態様で払い出すことで、前記大役当選中を報知する報知手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、
    前記クレジット貯留制限数を超えた遊技媒体を貯留する受け皿と、をさらに有し、
    前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、前記報知手段が、通常の入賞役に対する払い出し分のクレジットへの追加貯留に代わり、前記受け皿へ遊技媒体を払い出すことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記報知手段による前記受け皿への遊技媒体の払い出し時期に、前記クレジット貯留制限数を超えている場合に、前記通常の入賞役に対する払い出し時のリズムとは異なるリズムで遊技媒体を払い出すことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、
    前記クレジットされた遊技媒体の数を表示するクレジット数表示手段をさらに有し、
    前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、前記報知手段が、前記クレジット数表示手段での表示形態を変更することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 複数の遊技媒体を貯留保存するクレジット手段と、
    前記クレジット手段を有効又は無効に選択的に切り替える切替手段と、
    前記クレジット貯留制限数を超えた遊技媒体を貯留する受け皿と、をさらに有し、
    前記大役当選中に前記第2の操作によって小役入賞が確定した場合、報知手段が、前記切替手段で選択されている切替状態を反転させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 遊技媒体の入賞に基づいて予め定められた数の遊技媒体が払い出されるとともに、前記入賞に対して役の当選又は落選が抽選され、この抽選時点から予め定められた抽選時間が経過したときに前記抽選の結果に応じ、予め定められた複数種類の内の何れかの態様で遊技媒体を払い出す払出装置を備えることを特徴とする遊技機。
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