JP4566079B2 - オーブントースター - Google Patents

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本発明はオーブントースターに関し、特にオーブントースターの棚の引き出し機構において、前扉の開閉時に前扉に連動して調理室から引き出され又は収納される棚の面積を大きくしたオーブントースターに関する。
調理器としてのオーブントースター71は、例えば図6に示したように、箱状のオーブントースター本体72とこの本体72の前面開口部73に取り付けられている前扉74とからなっている。前扉74にはガラスを嵌めた窓74aが形成されている。前扉74はオーブントースター本体72の開口部73の下部に支軸74bによって回動自在に軸支され、開口部73を開閉できる。また、本体72の前面には開口部73に隣接して内部に制御基板が配設された制御壁75があり、制御壁75には電源のオン・オフ、食品の加熱時間、温度調理方法等を調節するための制御ツマミ76が設けられている。
本体72内は調理室77として、中間部に設けた被調理物を載せるための棚78を挟んで上下にヒーター79が設けられている。ヒーター79は通常、石英管または結晶化ガラスの直管の中にコイル状の電熱線を配設し、両端にコネクタが取り付けられたシースヒーターが使用され、棚78の上と下にあって調理室77の奥行き幅の中央付近に配置されている。調理室77は被調理物にムラなく熱が回るように、熱反射特性に優れたアルミニウムめっき鋼板などからなる熱反射板により内部筐体80を構成している。内部筐体80は、調理室77の上部から奥部に掛けては、ヒーター79の熱を有効に利用できるよう斜めに区画された反射壁として取り付けられている。
棚78は、被調理物を載せるために、通常は網状となっており、必要に応じて、その上に皿状のトレイや他の容器が載置される。従来、この種のオーブントースターにおいては、下記特許文献1に開示されたオーブントースターのように、棚78の前端は前扉74の背面に設けられた係止手段84に係止されており、前扉74が開けられる際、前扉74の回動につれて開口部73から引き出されるようになっている。棚78は装着架台82に載せられ、装着架台82の両側に取り付けた滑動部材の保持爪83は調理室77の両側の壁に設けたスライド孔に係合しており、棚78が調理室内での高さを保ちながら移動できるようにしてある。同時に、装着架台82は前扉74を閉めたときに後退するように、後方からバネ85で後方に付勢されている。このような構造により、棚は、前扉74の開閉に連動して前後に移動して、被調理物を調理室77の中に入れたり、出したりすることができる。
また、他の従来例として下記特許文献2に開示されたオーブントースターは、図7に示すように、前扉100をオーブントースター本体91の前面側に突出させないで、調理室開口部98の開口縁に沿わせて、本体上部の扉収納部106に収納させるものが知られている。
これは、略中間部を回動自在に軸支した回転の中心とし、一端は本体91の開口部98を開閉する前扉100に連結し、他端は突起99を設けた作動杵97と、回転の中心と突起99との間に位置し調理室92内の側壁に設けたガイドレール102に前後方向に摺動自在に配置されて、一端に係合部104を有する調理棚103と、下端が回動自在に取り付けられ突起99と係合部104とにそれぞれ係合する二つのガイドを有する調理棚作動体105を設けて、前扉100の開閉に連動して棚103を開口部98から突出させるようにしている。
特開平5−211948号公報(図1、段落〔0004〕) 特開平5−309044号公報(図3、段落〔0012〕〜〔0015〕)
しかしながら、上記特許文献1においては、前扉と棚を直接連結しているために、棚の移動量を大きくとることができず、調理室から棚を十分に引き出すことができなかった。そのため被調理物の取り出しは、十分に引き出されていない棚から行なうために、加熱されている前扉や調理室の壁に手が触れて火傷を負う危険性があり、調理者は扉の開閉時に、加熱された前扉などに触れないよう細心の注意を払う必要があった。
また、上記特許文献2においては、棚103の引き出し量は改善され増加するものの、その機構がモーター94やギア95、96を使用し複雑化して製造費が高く、また、前扉を本体上部の扉収納部に収納するため、本体91の背高が高くなり、小型化できないという問題があった。
本願の発明者は、前記の問題点を解消すべく種々検討を行った結果、前扉と棚の連結構造に着目して、前扉の支点を開口部の下縁から回動可能なリンク部材を用いることでより下部に移すことで前扉の回転半径を大きくし、一方棚の移動は回動可能な他のリンク部材に連結され、これらの両リンク部材を連結部材を介して連結することによりモーターやギアを用いることなく棚の移動ストロークを大きくでき、これによって上述の問題点を解決できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、前扉を開けたときに前扉に連動して調理室から引き出される棚の面積が大きいオーブントースターを提供することである。
また、本発明の他の目的は、棚の引き出し機構を簡素化し、構成部品が少なくてすみ、安価に製造できるオーブントースターを提供することである。
本願発明は、前面に開口部を有し内部に調理室が形成された箱状の本体と、前記開口部を開閉する前扉とを有し、前記調理室の内部に被調理物が載置される棚と前記被調理物を加熱するヒーターとが配設されたオーブントースターにおいて、前記オーブントースターは、前記調理室の前面の下端に支軸を介して取り付けられ、所定の形状に湾曲した第1リンク部材と、一端が前記調理室の下端に回動自在に取り付けられ他端に所定長さの摺動溝を有する第2リンク部材とを有し、前記前扉は、前記第1リンク部材に取り付けられることにより回動自在に固定されており、前記棚は、前記第2リンク部材の前記摺動溝内に摺動可能に取り付けられることにより引き出し自在に固定されており、前記第1リンク部材と第2リンク部材とが連結部材により連結されて、前記前扉の開閉に連動して前記棚の引き出しあるいは収納が行われるようにし、前記第1リンク部材は、前記調理室の前面の下端から前記開口部の下端までの長さと同一又は若干長い第1アーム片と、前記第1アーム片の他端部に連結され、円弧状に湾曲した第2アーム片とからなり、前記第1アーム片の一端部は前記調理室の前面の下端に回動自在に固定され、前記第1アーム片と第2アーム片との連結部には前記連結部材の一端部が回動自在に固定され、前記第2アーム片の一端部は前記前扉が固定されていることを特徴とする。
また、本願の請求項に係る発明は、請求項1に記載のオーブントースターにおいて、前記第2リンク部材は、一端が前記調理室の下端の奥行き方向における中心部付近に回動自在に固定されており、他端に設けられた前記摺動溝は前記棚の後端部付近に設けられた支持突起に取り付けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項に係る発明は、請求項1に記載のオーブントースターにおいて、前記連結部材は、稼動時にも前記棚の下部に位置するヒーターに接触しない形状に成形されていることを特徴とする。
また、本願の請求項に係る発明は、請求項1に記載のオーブントースターにおいて、前記前扉は、下方の両隅部が前記第1リンク部材にそれぞれ固定されており、開放時において、前記前扉の下端部と前記第1リンク部材と前記本体の前面とに囲まれた部分を覆うように円弧状に湾曲した板状のカバーが取り付けられていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、発明によれば、前扉の開閉の際の回転半径を大きくし、さらに調理室内に配設された棚の移動は、前扉と棚を直接連結することなく、前扉に第1リンク部材と第2リンク部材とが連結部材によって所定距離離れた位置で連結しているため、前扉に連動する棚の移動距離が大きくなり、棚が調理室から大きく引き出されるので、被調理物の出し入れが容易で、火傷などのおそれが小さい安全なオーブントースターを提供することができる。また、棚の引き出しに用いる部材が2つのリンク部材及び連結部材のみで構成されているため、構造が簡単で安価に製造することができる。
また、発明によれば、第1リンク部材が、開口部の下端より更に下部に位置する調理室の下部を支点として前扉の回動をおこなうことから、前扉が開放時に開口部から離れた位置にあるため、棚の引き出しの邪魔になることがなく、棚を下部に設けられたヒーターに近い位置に取り付けることが可能となるため、オーブントースター本体を大きくする必要がない。また、第1リンク部材の連結部材に連結される位置の移動距離が大きく、これにより連結部材によって両リンク部材を直接連結するだけで棚の引き出し距離も十分長くすることができる。
また、本願の請求項に係る発明によれば、第2リンク部材の支点をオーブントースターの奥行き方向における中心部近傍とし、棚の後端部に他端を連結すると、棚をほぼ全て開口部から引き出すことができるようになる。
また、本願の請求項に係る発明によれば、リンク部材が前扉の開閉による移動の際に下部ヒーターに接触しない形状に成形されているので、連結部材がヒーターにぶつかることなく作動される。
また、本願の請求項に係る発明によれば、前扉の開放時による本体開口部と前扉との隙間をカバーするために、前扉下部と第1リンク部材に固定された板材からなるカバーを設けたので、前扉を開けたときの振動などにより被調理物のくずがこの隙間に落ちて周囲を汚すことがない。また、カバーを本体開口部と前扉との隙間に設けることで、前扉が閉鎖された状態において、このカバーが本体前面の下部に設けられた制御部を覆うように位置するので、調理室内の熱がこの制御部に到達しにくくなり、調理室内の熱から制御部を保護することができる。
以下、本発明に係るオーブントースターについて、具体的実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は本発明の技術思想を具体化するためのオーブントースターを例示するものであって、本発明をこのオーブントースターに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他のものにも等しく適用し得るものである。
図1は本発明のオーブントースターの1実施例に係る棚の引き出し機構を示し、図1(a)は前扉を閉鎖状態とした側断面図、図1(b)前扉を半開放状態とした側断面図、図2は本発明のオーブントースターの1実施例に係る棚の引き出し機構を示し、図2(a)は前扉を開放状態とした側断面図、図2(b)は参考説明図、図3はオーブントースターの1実施例に係る斜視図、図4は本発明に係るオーブントースターの他の1実施例に係る斜視図、図5は図4のオーブントースターにおける主要部の動作を説明する側断面図である。なお、図3〜図5の各図の共通する部分は同記号を以って表すこととする。また、図3及び図4では、網18及びヒーター19が省略されている。
オーブントースター11は、図1(a)及び図3に示すように、前面に開口部13を有する箱状のオーブントースター本体12と、本体12の前面開口部13に取り付けられて、開口部13を開閉する前扉14とを有し、前扉14にはガラスを嵌めた窓14aが形成されている。また、本体12の前面には開口部13に隣接して制御部16を収納した前面壁15があり、前面壁15には制御部16で電源のオン・オフ、食品の加熱時間、温度調理方法等を調節するための制御ツマミ16aが設けられている。本体12の調理室17は、被調理物にムラなく熱が回るように、熱反射特性に優れたアルミニウムめっき鋼板などにより内部筐体20を構成している。
調理室17の内部には、棚18とその棚18の上下に配設されているヒーター19を有する。ヒーター19は、石英管または結晶化ガラスを成形した管の中にコイル状の電熱線を配設し、両端にコネクタが取り付けられたものである。また、棚18の後端近くには、後述する第2リンク部材22に係合する係止部18aが両側に突出している。
調理室17の両側壁内部、すなわち本体12の側壁と内部筐体20の側壁との内部の前面部には、略U字状をなす第1リンク部材21が取り付けられている。この第1リンク部材21は、調理室17の前面の下端(21a)から開口部13の下端13aまでの長さとほぼ等しい第1アーム片211と、第1アーム片211に一端で連結され円弧状に湾曲した第2アーム片212とからなり、第1アーム片211の一端21aは本体12の側壁と内部筐体20の側壁との内部の前面側下端に回動自在に固定され、第1アーム片211と第2アーム片212とが連結した屈曲点21cには後述する連結部材23の一端が回動自在に固定され、第2アーム片212の一端21bには前扉14が固定されている。なお、第2アーム片212は四半円形状に屈曲されており、第1アーム片211が水平状態で本体12の底面に当接した際に前扉14が開口部13に隙間なく接するようになっている。
また、同じく調理室17の両側壁内部、すなわち本体12の側壁と内部筐体20の側壁との内部の奥行き方向における中心部には、板状の第2リンク部材22の一端22aが支点として回動可能に取り付けられている。この第2リンク部材22は、真っ直ぐな板体からなり、その一端22aに対向する他端部に所定長さの摺動溝22bを有し、この摺動溝22bに棚18の係止突起18aを係合している。棚18に設けられた係止突起18aは内部筐体20側壁に設けられた水平方向に伸びる溝(図示省略)を介して摺動溝22bに係止されており、所定径を有する円柱体から構成され、棚18の後端部付近に設けられている。
第1リンク部材21と第2リンク部材22は、第1リンク部材21の屈曲点21cと第2リンク部材22の中央部22cとに回動可能に軸支された連結部材23により連結されている。
前記第1リンク部材21を前扉14に取付けた状態でこの前扉14を開けると、第1リンク部材21は本体12の前方に向かって回転する。この回転によって前扉14の上部は角度を大きく開くと同時に、前扉14の下部は第1リンク部材21を回動させて前方に引き出される。その第1リンク部材21の回動可能に取り付けられている第1リンク部材21の第1アーム片211の屈曲点21cは、水平の位置から立ち上がることにより、支点21aと屈曲点21c間の距離を半径とする円弧の軌跡を移動することになる。前扉14の下端は、本体12の底面に対して90度の位置から円弧を描いて前面に約180度の位置まで繰り出される。
第1リンク部材21の屈曲点21cと第2リンク部材22の中央部22cとに回動可能に軸支された連結部材23は、前扉14の開閉による移動の際に、網18の下部に設けられたヒーター19に接触しないような形状に成形されている。詳しくは、連結部材23は壁内にある下部ヒーターのソケットなどを避けるため、第1リンク部材21の屈曲点21cからソケットの上部を迂回して第2リンク部材22の中央部22cまで蛇行するような形状に成形されている。
ここで、本実施例におけるオーブントースターの扉開閉動作を、図1及び図2を用いて説明する。先ず、図1(a)の位置から、前扉14の取手14bを掴んで前方に倒すと、図1(b)に示すように、第1リンク部材21の円弧状の第2アーム片212は本体12前面の壁をこえて、前扉14は支点となる第1リンク部材の一端21aを中心に前方に回動する。この動きに連動して、第1リンク部材21の屈曲点21cに軸支された連結部材23は、屈曲点21cに連結された一端が前方に引き上げられるため、これに追従して連結部材23が開口部13方向に引張られ、第2リンク部材22の中央部22cに連結された他端部も移動し、第2リンク部材22を支点となる一端22aを中心に回動させて引き起こし、その他端部の摺動溝22bに係合している棚18の係止突起18aを介して棚18を前方に引き寄せる。第2リンク部材22が支点22aを中心に回動するとき、その摺動溝22bは係止部18aと摺動して支点22aの上を通過して反転し、最前部に棚18を引き出すように作動する。摺動溝22bの長さは、この作動範囲によって定められる。
こうして図2(a)に示すように、第1リンク部材21の第1アーム片211が本体12前面の壁に当接する位置まで立ち上がると、連結部材23により引き寄せられた第2リンク部材22は、摺動溝22bに嵌合した係止突起18aを介して棚18を最も前方まで引き出す。このような状況において、棚18の突出量は、前方に倒した前扉14の上を覆うほど大きく取れるので、加熱されているオーブントースター本体12や前扉14に触れないで被調理物を取り出すことができる。
図2(a)に示す前扉14の開放状態から、棚18を調理室17に収納し、前扉14を閉める場合には、前扉14の取手14bを掴んで後方に起こすと、図2(b)に示すように、オーブントースター前面の壁15を越えていた第1リンク部材21の第2アーム片212が後退し、前扉14は第1リンク部材21の一端21aを中心に後方に回動する。この動きに連動して、第1リンク部材21の屈曲点21cに軸支された連結部材23は、後方に押し付けられて、連結部材23を介して第2リンク部材22を支点となる一端22aを中心に反対方向に回動させ、第2リンク部材22の他端部の摺動溝22bに係合している棚18の係止突起18aを介して棚18を後方に押しやる。こうして、図1(a)のように、第1リンク部材21の第1アーム片211が本体12底面まで立ち下がると、前扉14は閉じられ、連結部材23により押し付けられた第2リンク部材22は、摺動溝22bに嵌合した係止突起18aを介して棚18を最も後方まで押し戻すことができる。
図2(b)は、以上の動作を前扉14の閉扉時を実線で、開扉時を点線で同一図面に重ねて示したものである。前扉14の移動ストロークSは本実施例においては奥行き方向における中央部を超える程度にまで引き出されている。なお上記には、棚18の移動は棚18の係止突起18aが直接に第2リンク部材22の摺動溝22bに嵌合されて摺動するものとして説明したが、棚18が棚装着架台に取り付けられ、棚装着架台が摺動溝22bに嵌合されて移動するようにしてもよい。
図3ではオーブントースター11の外形のみを図示し、調理室17内の棚とヒーターは図示を省略したが、調理室17内には、図1に示したように、上下各2本のヒーターの中間に金網からなる棚18があって被調理物が載せられる。ところで、本発明のオーブントースターでは、棚の移動ストロークSを大きくしたために、図3に示すように本体開口部13の前縁13aと前扉14の下端の間に隙間24が発生する。そこで、図4に示したように、この隙間24を覆うための前扉下部14bに固定された板材によるカバー25を設けるとよい。すなわち、このカバー25は、前扉14の開閉に連動して本体開口部前縁13aと前扉14との隙間を覆うように、その一辺が前扉下縁14bに取り付けられる。また、カバー25の対向する短辺の両側が第1リンク部材21の屈曲点21c付近に達する程度の長さを備えている。
図5は、第1リンク部材21の円弧状の腕212を図示から除いており、カバー25の動作が分かりやすいように示したものである。加えて、連結部材23及び第2リンク部材22等は図示を省略してある。図5に示すように、前扉14を開放することにより引き出されたカバー25は、図5(c)に示す開放状態から被調理物の収納時に前扉を閉じることにより、図5(b)に示すように棚18は被調理物を載せた状態で調理室17内に移動し、カバー25は内部筐体20にその傾斜角度を保ちながら後退する。最後に、図5(a)のように復帰すると、カバー25の表面のカスはこの動作により落下し、内部筐体20の反射板を伝って調理室の底部に設けられたクズトレイ(図示省略)に溜まる。加えて、カバー25の後端部は反射板の上を移動しながらその上に付着した被調理物のカスなどを掃き落とすので、カバー25、反射板とも表面が清潔に保たれる。
このようにカバー25を設ければ、次のような作用効果が得られる。すなわちカバー25は前扉14の開閉動作に伴い回動支点となる第1リンク部材21の一端21aを中心に回動し、このカバー25の後端部は調理室17内に形成された内部筐体20の下部反射板の表面を円滑に摺動する。このとき、カバー25は隙間24を覆うことになる。すなわち、被調理物の収納時あるいは取り出し時に、材料の一部がパンくずや、液汁等のカスとして落下しても、カバー25があるので清掃の困難な前扉14と本体との間に落ちることはないため、本体12周辺及び調理室17を清潔に保つことができる。
また、このカバー25は、図5(a)に示すように、前扉14の閉鎖状態においては本体12の前面壁15の下部に設けられた制御部16と調理室17とを隔てるように位置するので、調理室17内に発生した熱が制御部16に達しないように遮蔽板の役割を果たし、よって、調理室17内の熱が制御部16に達することがないのでオーブントースター11が故障しにくくなる。
以上説明したように、上述した実施例のような連結機構を用いれば、オーブントースターは前扉の支点を開口部の下縁から回動可能なリンク部材を介してより下部に移し、前扉の回転半径を大きくすることができ、一方棚の移動は回動可能なリンク部材に連結され、両リンク部材が連結部材により連結されることにより、棚の移動ストロークを大きくすることができるようになる。よって、棚が調理室から大きく引き出されるので、被調理物の出し入れが容易で、火傷などのおそれが小さい安全なオーブントースターを提供することができる。また、構成が簡単で従来のものに比較して安価なものが得られる。
図1は本発明のオーブントースターの1実施例に係る棚の引き出し機構を示し、図1(a)は前扉を閉鎖状態とした側断面図、図1(b)前扉を半開放状態とした側断面図である。 図2は本発明のオーブントースターの1実施例に係る棚の引き出し機構を示し、図2(a)は前扉を開放状態とした側断面図、図2(b)は参考説明図である。 図3はオーブントースターの1実施例に係る斜視図である。 図4は本発明に係るオーブントースターの他の1実施例に係る斜視図である。 図5は図4のオーブントースターにおける主要部の動作を説明する側断面図である。 図6は従来のオーブントースターにおける外観斜視図と扉開閉時の状態を示す側断面図である。 図7は従来例のオーブントースターの構造を示す透視図である。
符号の説明
11 オーブントースター
12 本体
13 開口部
14 前扉
15 前面壁
16 制御部
17 調理室
18 棚
18a 係止突起
19 ヒーター
20 内部筐体
21 第1リンク部材
21a 一端(支点)
21c 屈曲点
22 第2リンク部材
22a 一端(支点)
22b 摺動溝
23 連結部材
24 隙間
25 カバー

Claims (4)

  1. 前面に開口部を有し内部に調理室が形成された箱状の本体と、前記開口部を開閉する前扉とを有し、前記調理室の内部に被調理物が載置される棚と前記被調理物を加熱するヒーターとが配設されたオーブントースターにおいて、前記オーブントースターは、前記調理室の前面の下端に支軸を介して取り付けられ、所定の形状に湾曲した第1リンク部材と、一端が前記調理室の下端に回動自在に取り付けられ他端に所定長さの摺動溝を有する第2リンク部材とを有し、前記前扉は、前記第1リンク部材に取り付けられることにより回動自在に固定されており、前記棚は、前記第2リンク部材の前記摺動溝内に摺動可能に取り付けられることにより引き出し自在に固定されており、
    前記第1リンク部材と第2リンク部材とが連結部材により連結されて、前記前扉の開閉に連動して前記棚の引き出しあるいは収納が行われるようにし、
    前記第1リンク部材は、前記調理室の前面の下端から前記開口部の下端までの長さと同一又は若干長い第1アーム片と、前記第1アーム片の他端部に連結され、円弧状に湾曲した第2アーム片とからなり、前記第1アーム片の一端部は前記調理室の前面の下端に回動自在に固定され、前記第1アーム片と第2アーム片との連結部には前記連結部材の一端部が回動自在に固定され、前記第2アーム片の一端部は前記前扉が固定されていることを特徴とするオーブントースター。
  2. 前記第2リンク部材は、一端が前記調理室の下端の奥行き方向における中心部付近に回動自在に固定されており、他端に設けられた前記摺動溝は前記棚の後端部付近に設けられた支持突起に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のオーブントースター。
  3. 前記連結部材は、稼動時にも前記棚の下部に位置するヒーターに接触しない形状に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のオーブントースター。
  4. 前記前扉は、下方の両隅部が前記第1リンク部材にそれぞれ固定されており、開放時において、前記前扉の下端部と前記第1リンク部材と前記本体の前面とに囲まれた部分を覆うように円弧状に湾曲した板状のカバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のオーブントースター。
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