JP2003348492A - オーディオ・映像機器の扉開閉装置 - Google Patents

オーディオ・映像機器の扉開閉装置

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JP2003348492A
JP2003348492A JP2002149806A JP2002149806A JP2003348492A JP 2003348492 A JP2003348492 A JP 2003348492A JP 2002149806 A JP2002149806 A JP 2002149806A JP 2002149806 A JP2002149806 A JP 2002149806A JP 2003348492 A JP2003348492 A JP 2003348492A
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locking
cams
door opening
lock
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】機器の開閉可能な扉の両側に係止・解除機構を
取り付け1個の解除ボタンで扉との隙間が均一で、かつ
スムーズにロック解除できる簡易で低価格な扉の係止・
解除機構を提供する。 【解決手段】横設された回転軸8,9の左右に設けられ
た扉開閉用の係止・解除機構1と、前記扉の左右端部外
側近傍の左右いずれかの前面パネル部に設けられ前記係
止・解除機構の係止状態を後記係止爪10を押動してカ
ム8a,9aから外すことで解除するロッド状解除ボタ
ン12とからなり、前記扉開閉用係止・解除機構は、扉
が常に前方へ開くように作用するばねA,B,Cと、前
記回転軸の左右に設けられたカムと、係止爪と、係止爪
をカムに常時係止するための係止用ばねとを有し、か
つ、前記左右の扉開閉用の係止・解除機構において、前
記ロッド状解除ボタン側の前記係止爪を付勢するばねの
付勢力は他端側のばねの付勢力より強く構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、機器本体の前面
パネル等に装着された扉の開閉用係止・解除機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 機器の前面パネル等に装着された扉開
閉用の係止・解除機構は、扉のロック状態を確実に、か
つ強固にするため、例えば、開閉する扉側の両側に設け
られた2個のフック部を有する係止爪体と、機器本体側
に取り付けられ、ロック解除用押しボタンを押圧すると
回転するカムによって揺動するフック部を有する2個の
係止爪体とが、前記扉を手で閉じると前記扉側フック部
と、機器本体側のフック部が係合し扉はロック状態とな
る。ロック解除用押しボタンを押圧すると前記ロック状
態は解除される。しかし、このような係止・解除機構
は、ロック解除用押しボタンを押さずに、扉を手で無理
に開けようとした場合、前記ロック部の係合が強固なた
め扉又はロック機構を破損してしまう恐れがあった。
【0003】一方、図7に示すとおり、扉3内部に調整
器及び操作ボタン等が取り付けられた操作板16が配設
されているので係止・解除機構を装着するスペースが制
限されるため、扉3の中央部近辺に装着することができ
ず、横長の扉に対しても片側だけに装着されることが多
い。横長の扉3に対して片側だけに係止・解除機構を装
着した場合、扉の自重やしなり、又は組立部品自体の寸
法誤差や、作業者の組立誤差等によって、パネル2と扉
3との間隙15が揃わないことがある。また、両側に係
止・解除機構を装着した場合、そのどちらか一方にロッ
ク解除のための解除ボタン12を取り付けると、解除ボ
タン12を押圧しても2カ所のロック機構を解除するタ
イミングがずれてしまいスムーズにロックが外れないこ
とがある。このため、両側に解除ボタン12を取り付け
ようとすると機構が複雑になり、大型化、コスト高にな
りやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 以上説明した現状に
鑑み、ロック解除用押しボタンを押さずに、扉を手で無
理に開けようとした場合でも、扉又は係止・解除機構を
破損することなく扉を開くことが可能であり、また、横
長の扉であっても、機器及び扉の両側に係止・解除機構
が装着されている場合、片側のみに解除ボタンを配設し
てもパネルと扉との間隙が均一で、かつスムーズにロッ
ク解除できる低コストで簡易な扉の係止・解除機構を提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明者は,上記に鑑
み鋭意研究の結果,次の手段によりこの課題を解決し
た。 (1)前面パネル2に装着された扉3が、その下部に一
体化して横設された回転軸8,9を介して前方へ前倒し
て開扉されるオーディオ・映像機器の扉開閉装置におい
て、前記横設された回転軸8,9の左右に設けられた扉
開閉用の係止・解除機構1と、前記扉3の左右端部外側
近傍の左右いずれかの前面パネル2部に設けられ前記係
止・解除機構1の係止状態を後記係止爪10,10’を
押動してカム8a,9aから外すことで解除するロッド
状解除ボタン12とからなり、前記扉開閉用係止・解除
機構1は、扉3が常に前方へ開くように作用するばねC
と、前記回転軸の左右に設けられたカム8a,9aと、
係止爪10,10’と、係止爪10,10’をカム8
a,9aに常時係止するための係止用ばねA,Bとを有
し、かつ、前記左右の扉開閉用の係止・解除機構1にお
いて、前記ロッド状解除ボタン12側の前記係止爪10
を付勢するばねAの付勢力は他端側のばねBの付勢力よ
り強く構成されてなることを特徴とするオーディオ・映
像機器の扉開閉装置。
【0006】(2)前記オーディオ・映像機器の扉開閉
装置において、前記扉3が常に開く方向にばねCで付勢
され、かつ内側下部に突設された連結板20に固設され
る後記回転軸8,9を嵌入するための嵌入孔7,7’を
左右に有する扉3と、前記前面パネル2の内側下部の左
右2カ所に穿設された第1の軸受け孔5,5’を貫装し
て前記嵌入孔7,7’に嵌入してから固定され、かつ左
右にカム8a,9aを有する2つの回転軸8,9と、前
記前面パネル2の内側下部の左右2カ所に穿設された第
2の軸受け孔6,6’に軸支され揺動可能で、かつ前記
2つのカム8a,9aと、ばねA,Bで付勢された左右
2つの係止爪10,10’とがそれぞれ係合して前記扉
3を係止できる前記係止爪10,10’を有する扉固定
金具(11)と、前記前面パネル(2)面側から押圧で
き、ばねで前方へ突出するごとく付勢され、かつ係止爪
の上部面が押圧されることによって前記2つのカム8
a,9aと、左右2つの係止爪10,10’との係合状
態を解除する1個の解除ボタン12とを備えて構成して
なることを特徴とする前項(1)に記載のオーディオ・
映像機器の扉開閉装置。
【0007】(3)前記扉固定金具11が、前記1個の
解除ボタン12を押圧することによって揺動し前記2つ
の係止爪10,10’と前記2つのカム8a,9aとの
係止解除が同時にできるようにしてなることを特徴とす
る前項(1)又は(2)に記載のオーディオ・映像機器
の扉開閉装置。
【0008】(4)前記2つのカム8a,9aと前記2
つの係止爪10,10’が、その係合する双方の先端部
面が円弧21,22状に形成されてなることを特徴とす
る前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載のオーディ
オ・映像機器の扉開閉装置。
【0009】(5)前記カム8a,9aを有する2つの
回転軸8,9が、前記扉3の内側下部に穿設された嵌入
孔7,7’に嵌入された後にそれぞれ止めねじ14で固
定されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のい
ずれか1項に記載のオーディオ・映像機器の扉開閉装
置。
【0010】(6)前記係止爪10,10’が、前記カ
ム8a,9aと係合して扉3を係止した状態のとき前記
前面パネル2背面部側に圧接する圧接面17を備えてな
ることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項
に記載のオーディオ・映像機器の扉開閉装置。 (7)前記係止爪10,10’の前記カム8a,9aと
係合する接触面18が電解研磨処理されていることを特
徴とする前項(1)〜(6)項のいずれか1項に記載の
オーディオ・映像機器の扉開閉装置。
【0011】
【発明の実施の形態】 本願発明の実施の形態を、実施
例図に基づいて説明する。図1は、本願発明実施例の係
止・解除機構を装着した扉開閉装置の斜視図であり、図
2は、同実施例の係止・解除機構を装着した扉開閉装置
の部品を展開した斜視図であり、図3は、同実施例の係
止・解除機構の説明図であり、図4は、同実施例のカム
と係止爪との係合部の部分拡大図であり、図5は、同実
施例のカムと係止爪の拡大図であり、図6は、同実施例
のばねA、ばねBの付勢力説明図であり、図7は、機器
のパネル面に装着された扉の外観斜視図である。図にお
いて、1は係止・解除機構、2は前面パネル、3は扉、
4,4’は扉取り付けフレーム、5,5’は第1の軸受
け孔、6,6’は第2の軸受け孔、7,7’は嵌入孔、
8,9は回転軸、8a,9aはカム、8bはノブ、9b
は歯車、10,10’は係止爪、11は扉固定金具、1
2は解除ボタン、13はダンパー、14は止めねじ、1
5は間隙、16は操作板、17は圧接面、18は接触
面、19はドライバ、20は連結板、21はカムの円
弧,22は係止爪の円弧、A,B,Cはばね、〜は
カム位置、’〜’は係止爪位置、X,Yは開き角
度、である。
【0012】図1及び図2において、係止・解除機構1
は、例えば、オーディオ機器本体の前面パネル2の両側
に配設された扉取り付けフレーム4,4’を介して装着
された開閉可能な扉3が常に開く方向にばねCで付勢さ
れ、かつ内側下部に突設された連結板20に固設される
後記回転軸8,9を嵌入するための左右に嵌入孔7,
7’を有する扉3と、前記前面パネル2の内側下部の左
右2カ所に穿設された第1の軸受け孔5,5’を貫装し
て前記嵌入孔7,7’に嵌入してから固定され、かつ左
右にカム8a,9aを有する2つの回転軸8,9と、前
記前面パネル2の内側下部の左右2カ所に穿設された第
2の軸受け孔6,6’に軸支され揺動可能で、かつ前記
2つのカム8a,9aと、ばねA,Bで付勢された左右
2つの係止爪10,10’とがそれぞれ係合して前記扉
3を係止できる前記係止爪10,10’を有する扉固定
金具11と、前記前面パネル2面側から押圧できる図示
しないばねで前方へ突出するごとく付勢され、かつ係止
爪の上部面が押圧されることによって前記2つのカム8
a,9aと、左右2つの係止爪10,10’との係合状
態を解除する1個の解除ボタン12とを備えて構成され
ている。
【0013】図3において、解除ボタン12を押圧する
と、解除ボタン12のロッド先端で扉固定金具11が押
圧される。扉固定金具11は扉取り付けフレーム4に固
設された第2の軸受け孔6を回転中心として回転するこ
とによって係止爪10が上方に移動(図3(b)参照)
し、カム8aとの係止状態(図3(a)参照)から解除
され、扉3は常に開く方向に付勢された図1に示すばね
Cの付勢力と扉3の自重によって開き(図3(c)参
照)、扉3が約90度開いたところでカム8aの凸部が
扉取り付けフレーム4の底部面に当接することによって
停止する(図3(d)参照)。扉3を閉じる場合は、扉
を手で押すことによって上記説明の逆順の図3(d)〜
(a)のとおり行われるが、扉3が前面パネル2に当接
している図3(a)に示すように、係止爪10によって
カム8aが係止され、よって扉3は閉じた状態となる。
【0014】図3及び図4において、円弧21を有する
カム8aと、円弧22を有する係止爪10の係合部の係
止状態の図3(a)に相当する図4の係合部のカム位置
及び係止爪位置’から、図3(b)と図3(c)の
ほぼ中間位置に相当する図4の係合部のカム位置及び
係止爪位置’まで移動した時のそれぞれカム8a及び
係止爪10の状態を示している。
【0015】ここで、扉3が閉じているカム位置及び
係止爪位置’の状態で、解除ボタン12を使用せずに
扉3を手で無理矢理開こうとした場合、カム8aは反時
計方向へ回転するが、回転することによってカム8aの
円弧21面で係止爪10との接触面18を押圧するよう
に作動し、カム8aがカム位置→→と推移する
と、同様に係止爪10は係止爪位置’→’→’の
状態まで推移して、カム8aの円弧21面は係止爪10
の円弧22面を上方へ押し上げるような状態であり、即
ち扉3は開き始めていることを示している。さらに、カ
ム8aが回転してカム位置→→と推移すると、係
止爪10は係止爪位置’→’→’の状態まで推移
して、係止爪10の円弧22面はカム8aの円弧21面
上に乗り上げている状態であり、即ち扉3はさらに開く
方向となっている。以上の説明で明らかなように、扉3
を手で無理矢理開こうとした場合でも扉3及び係止・機
構等を破損することなく扉3は開くことが可能であり、
しかも扉3が閉じている状態(カム位置及び係止爪位
置’の状態)では、カム8aの円弧21面を係止爪1
0の接触面18で押圧している状態、即ちロック状態に
ある。
【0016】さらに図1及び図2において、解除ボタン
12を押圧することによって解除ボタン12のロッド先
端で扉固定金具11が押圧されると、扉固定金具11は
扉取り付けフレーム4,4’に固設された第2の軸受け
孔6,6’を回転中心として回転し、上記図3の説明と
同様に、扉固定金具11の両側に固設された係止爪10
が、カム8a,9aとの係止状態から解除され、扉3は
常に開く方向に付勢されたばねCの付勢力と扉3の自重
によって開き、扉3が約90度開いたところでカム8
a,9aの凸部が扉取り付けフレーム4,4’の底部面
に当接することによって停止する。ここで、回転軸9の
同軸上に前記カム9aと歯車9bが固設されていて、こ
の歯車9bが機器本体側に固設されたオイルの粘度を利
用したロータリー形式のダンパー13の歯車と噛合し、
扉3の開閉時の動きをゆっくりとさせることができる。
【0017】図1及び図6において、上記カム8a,9
aと、2つの係止爪10,10’の係止状態を同時に解
除するため、解除ボタン12側のばねAにばね応力の強
いばねを配設し、解除ボタン12より離れた位置のばね
Bにはばね応力の弱いばねを配設する。この結果、扉固
定金具11自体のしなりや、解除ボタン12を押圧する
ことによる扉固定金具11のそりが発生しても、カム8
a,9aと、2つの係止爪10,10’の係止状態を同
時に解除するタイミングが常時維持される。この2つの
ばねは、ばねAとして加重位置と自由位置の開き角度が
X=約45度(応力=約215kgf/mm2)、ばね
Bの開き角度がY=約25度(応力=約115kgf/
mm2)程度が好ましい。
【0018】また、図1及び図2において、前記カムを
有する2つの回転軸8,9を、前記扉取り付けフレーム
4,4’にそれぞれ固設された第1の軸受け孔5,5’
を貫装して前記扉3の内側下部に固設された嵌入孔7,
7’に嵌入し、まずカム8aと係止爪10とが係止した
状態で、また、扉3も閉じた位置とし、扉3と前面パネ
ル2との間隙15(図7参照、主として解除ボタン12
側の間隙)が所定の値になるように回転軸8に固設され
たノブ8bをドライバ19等で微調した後に2本の止め
ねじ14で固定する。その後、他方のカム9a及び係止
爪10も同様の手順で扉3と前面パネル2との間隙15
(図7参照、主として解除ボタン12の反対側の間隙)
が所定の値になるように回転軸9に固設された歯車9b
をドライバ等で微調した後に2本の止めねじ14’で固
定する。このように上記の操作を行うことにより構成部
品の寸法誤差があっても機器本体と扉の位置関係を微細
に調整できるとともに、カム8a,9aと、2つの係止
爪10,10’の係止状態を同時に解除するタイミング
が常時維持される。
【0019】さらに、上記のように2つの係止爪10,
10’が、それぞれカム8a,9aと係合して扉3を係
止した状態のときに、扉取り付けフレーム4の背面部面
に係止爪10が圧接面17を備えているので、機器本体
と扉の位置関係を常に正しく維持できる。
【0020】さらにまた、図5において、例えば、ステ
ンレス鋼材等を使用した前記係止爪10のカム8aと係
合する接触面18が電解研磨処理されているので、係止
爪10のカム8aとの接触面の摩耗に対する耐久性が向
上し、さらにカム8aとのすべりをなめらかにできる。
【0021】
【発明の効果】 本発明によれば、次のような効果が発
揮される。 1.本願発明の請求項1の発明によれば、解除ボタン側
の前記係止爪を付勢するばねの付勢力は他端側のばねの
付勢力より強く、他端側のばねの付勢力は弱いので、例
え前記係止爪を有する扉固定金具が若干しなっていても
2つの係止爪が同時に2つのカムとの係止状態を容易に
解除できるので、扉の開閉を的確に、かつスムーズに行
うことができる。
【0022】2.本願発明の請求項2の発明によれば、
横長の扉であっても、機器及び扉の両側に係止・解除機
構が装着されている場合、片側のみに解除ボタンを配設
してもパネルと扉との間隙が均一で、かつスムーズにロ
ック解除できる低コストで簡易な扉の係止・解除機構を
提供できる。
【0023】3.本願発明の請求項3の発明によれば、
扉の解除ボタンが片側1個のみでも、これを押圧するこ
とにより2つの係止爪が同時に2つのカムとの係止状態
を解除できるので、扉の開閉をより的確に、かつよりス
ムーズに行うことができる。
【0024】4.本願発明の請求項4の発明によれば、
前記左右2つのカムと前記左右2つの係止爪が、その係
合する双方の先端部面が円弧状に形成されてなることを
特徴とする扉の係止・解除機構なので、解除ボタンを使
用せずに扉を手で無理にこじ開けようとすると、前記係
合するカムの円弧面で係止爪との接触面を扉が開く方向
へ押圧し、さらに扉を開こうとするとカムの円弧が係止
爪を押圧する結果、カムの円弧面の上方に係止爪の円弧
面が移動するため、自然にロックが解除され、ロック機
構が破損されること無く扉を開くことができる。かつ扉
の解除ボタンが片側1個のみでも、これを押圧すること
により扉の開閉が的確に、またスムーズに行うことがで
きる。
【0025】5.本願発明の請求項5の発明によれば、
前記カムを有する2つの回転軸が、前記扉の内側下部に
固設された嵌入孔に嵌入された後にそれぞれ止めねじで
固定されているので、構成部品の寸法誤差があっても機
器本体と扉の位置関係を微細に調整できる。
【0026】6.本願発明の請求項6の発明によれば、
前記係止爪が、前記カムと係合して扉を係止した状態の
ときに前記前面パネル背面部面に圧接する面を備えてい
るので、機器本体と扉の位置関係を常に正しく維持でき
る。
【0027】7.本願発明の請求項7の発明によれば、
前記係止爪の前記カムと係合する接触面が電解研磨処理
されているので、係止爪のカムとの前記接触面の摩耗に
対する耐久性が向上し、さらにカムとのすべりをなめら
かにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明実施例の係止・解除機構を装着した扉
開閉装置の斜視図
【図2】同実施例の係止・解除機構を装着した扉開閉装
置の部品を展開した斜視図
【図3】同実施例の係止・解除機構の説明図
【図4】同実施例のカムと係止爪との係合部の部分拡大
【図5】同実施例のカムと係止爪の拡大図
【図6】同実施例のばねA、ばねBの付勢力説明図
【図7】機器のパネル面に装着された扉の外観斜視図
【符号の説明】
1:係止・解除機構 2:前面パネル 3:扉 4,4’:扉取
り付けフレーム 5,5’:第1の軸受け孔 6,6’:第
2の軸受け孔 7,7’:嵌入孔 8,9:回転
軸 8a,9a:カム 8b:ノブ 9b:歯車 10,10’:
係止爪 11:扉固定金具 12:解除ボタ
ン 13:ダンパー 14,14’:
止めねじ 15:間隙 16:操作板 17:圧接面 18:接触面 19:ドライバ 20:連結板 21:カムの円弧 22:係止爪の
円弧 A,B,C:ばね 〜:カム位
置 ’〜’:係止爪位置 X,Y:開き
角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネル2に装着された扉3が、その
    下部に一体化して横設された回転軸8,9を介して前方
    へ前倒して開扉されるオーディオ・映像機器の扉開閉装
    置において、前記横設された回転軸8,9の左右に設け
    られた扉開閉用の係止・解除機構1と、前記扉3の左右
    端部外側近傍の左右いずれかの前面パネル2部に設けら
    れ前記係止・解除機構1の係止状態を後記係止爪10,
    10’を押動してカム8a,9aから外すことで解除す
    るロッド状解除ボタン12とからなり、前記扉開閉用係
    止・解除機構1は、扉3が常に前方へ開くように作用す
    るばねCと、前記回転軸の左右に設けられたカム8a,
    9aと、係止爪10,10’と、係止爪10,10’を
    カム8a,9aに常時係止するための係止用ばねA,B
    とを有し、かつ、前記左右の扉開閉用の係止・解除機構
    1において、前記ロッド状解除ボタン12側の前記係止
    爪10を付勢するばねAの付勢力は他端側のばねBの付
    勢力より強く構成されてなることを特徴とするオーディ
    オ・映像機器の扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記オーディオ・映像機器の扉開閉装置
    において、前記扉3が常に開く方向にばねCで付勢さ
    れ、かつ内側下部に突設された連結板20に固設される
    後記回転軸8,9を嵌入するための嵌入孔7,7’を左
    右に有する扉3と、前記前面パネル2の内側下部の左右
    2カ所に穿設された第1の軸受け孔5,5’を貫装して
    前記嵌入孔7,7’に嵌入してから固定され、かつ左右
    にカム8a,9aを有する2つの回転軸8,9と、前記
    前面パネル2の内側下部の左右2カ所に穿設された第2
    の軸受け孔6,6’に軸支され揺動可能で、かつ前記2
    つのカム8a,9aと、ばねA,Bで付勢された左右2
    つの係止爪10,10’とがそれぞれ係合して前記扉3
    を係止できる前記係止爪10,10’を有する扉固定金
    具11と、前記前面パネル2面側から押圧でき、ばねで
    前方へ突出するごとく付勢され、かつ係止爪の上部面が
    押圧されることによって前記2つのカム8a,9aと、
    左右2つの係止爪10,10’との係合状態を解除する
    1個の解除ボタン12とを備えて構成してなることを特
    徴とする請求項1に記載のオーディオ・映像機器の扉開
    閉装置。
  3. 【請求項3】 前記扉固定金具11が、前記1個の解除
    ボタン12を押圧することによって揺動し前記2つの係
    止爪10,10’と前記2つのカム8a,9aとの係止
    解除が同時にできるようにしてなることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のオーディオ・映像機器の扉開閉装
    置。
  4. 【請求項4】 前記2つのカム8a,9aと前記2つの
    係止爪10,10’が、その係合する双方の先端部面が
    円弧21,22状に形成されてなることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載のオーディオ・映像機
    器の扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記カム8a,9aを有する2つの回転
    軸8,9が、前記扉3の内側下部に穿設された嵌入孔
    7,7’に嵌入された後にそれぞれ止めねじ14,1
    4’で固定されてなることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のオーディオ・映像機器の扉開閉装
    置。
  6. 【請求項6】 前記係止爪10,10’が、前記カム8
    a,9aと係合して扉3を係止した状態のとき前記前面
    パネル2背面部側に圧接する圧接面17を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のオ
    ーディオ・映像機器の扉開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記係止爪10,10’の前記カム8
    a,9aと係合する接触面18が電解研磨処理されてい
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載
    のオーディオ・映像機器の扉開閉装置。
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