JPH05309043A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH05309043A
JPH05309043A JP14370192A JP14370192A JPH05309043A JP H05309043 A JPH05309043 A JP H05309043A JP 14370192 A JP14370192 A JP 14370192A JP 14370192 A JP14370192 A JP 14370192A JP H05309043 A JPH05309043 A JP H05309043A
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JP
Japan
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door
opening
main body
cooker
cooking
Prior art date
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Pending
Application number
JP14370192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Otsuka
健司 大塚
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH05309043A publication Critical patent/JPH05309043A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理器本体の調理室の開口部を開口した際、
この開口部を開閉する扉を本体に設けた扉収納部に収納
することにより、火傷等をしないように注意する必要を
なくすことを目的とする。 【構成】 調理器本体1の開口部7を開閉する扉9と、
その上端部を介して扉収納部15に案内して収納するガ
イド手段14を設け、前記開口部7を開口したとき扉9
を扉収納部15に収納する加熱調理器

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理材料を加熱して調
理する加熱調理器に係り特にその扉の開閉機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、オーブントースター、トースター
等の加熱調理器においては、調理室への調理材料等の出
し入れの際、調理室開口部に下端側を回動自在に取り付
けた扉の上部等に設けた把手を介して開閉していた。そ
して前記扉を開くときは扉の回動動作によって、扉は調
理器本体の前面側に序々に突出し、開き終わったときに
は扉は完全に調理器本体前面から突出した状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように扉を調理器
本体前面側に引いて扉を開放するものでは、扉の前方に
調理物あるいは調理具等がある場合はこれらが扉の開閉
の障害となって扉を完全に開くことができず、また、前
方には扉の開閉動作のための空間が必要となる。また被
調理物の出し入れ等を行う操作中に前面側に突出した状
態の扉に手等をぶつけて被調理物を落としてしまう等の
問題があった。また調理中は扉が加熱されているため
に、操作者は扉の開閉時に加熱された扉に手等が触れて
火傷をしないように注意を払う必要があった。また、扉
の開閉構造特に開閉動作時扉が前面に突出する構造のた
め、扉の開閉の自動化には問題があった。
【0004】本発明は、上記の様な問題を解決したもの
で、第1の発明は、扉を調理器本体の前面側に突出させ
ることなく扉を調理室開口部の開口縁に沿って扉収納部
に収納するようにし、上記従来の問題を解消し使い勝手
の向上と、火傷等の危険に対する注意を払う必要をなく
したものである。第2の発明は、調理室の開口部の開口
縁の形状をその上部を前面側に凸とした曲面とし下方側
を前記曲面に連続した前方側に向けて傾斜させた傾斜面
として形成するとともに扉を前記開口縁と同一の曲面及
び傾斜面からなる形状とし、この扉を開口縁に沿って扉
収納室に収納するようにし、使い勝手がよく火傷等の危
険に対する注意を払う必要をなくしたことに加えて、更
に調理室の容積を大きく形成することを可能としたもの
である。第3の発明は、第1、第2に記載した発明にお
ける扉の扉収納部への収納を自動的に行うようにし、第
1、第2に記載した発明の効果に加えて更に扉の開閉操
作を容易にしたものである。第4の発明は、第1、第
2、または第3の発明において、扉収納部の扉の収納口
を調理器本体の前面に下方に向けて形成することにより
前面方向から投影した開口面積を小さくし、扉収納口を
介して扉収納部への塵埃の入り込みを防止するとともに
外観上も良好なものとしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、内部に熱
源を設けた調理室を有する調理器本体と、この調理器本
体の前面に前記調理室に連通する開口部と、この開口部
を開閉する扉と、前記調理器本体の調理室上部に設けら
れ前記扉を出し入れ自在に収納する扉収納部と、前記扉
の上部が円弧状の軌跡を描くように扉を前記扉収納部内
に案内するガイド手段とを設けた。第2の発明において
は、上記調理器において、前記開口部の開口縁の上方は
本体前面外に凸状の曲面とこの曲面に連続する傾斜面と
により形成し、前記扉を前記開口縁に沿わせて形成し
た。第3の発明は、内部に熱源を設けた調理室を有する
調理器本体と、この調理器本体の前面に設けられ前記調
理室に連通する開口部と、この開口部を開閉する扉と、
前記調理器本体の調理室上部にこの調理室と隔壁を介し
て設けられ前記扉を出し入れ自在に収納する扉収納部
と、調理器本体内部の支持枠の略中間部を回動自在に軸
支しその一端部を前記扉の上端部に回動可能に連結する
とともに他端部に連結部を設けた作動杆と、調理器本体
内に設けたモーターと、このモーターによって駆動され
るとともに前記作動杆の連結部を介してこの作動杆をそ
の回動支点を回動中心として回動させる駆動力伝達手段
とを備え、前記モーターによって前記扉を調理器本体の
開口面に沿って前記扉収納部に出し入れするようにし
た。第4の発明は、上述の調理器の扉の開閉に伴い、扉
の収納のための収納口を下方に向けて開口させた。
【0006】
【作用】第1の発明は、加熱調理器への調理材料出し入
れの為の扉の開閉を、本体の開口面に沿って扉が動作し
て調理器本体内に設けた扉収納部へ収納され又開口面を
覆うようにしたことにより、扉が周囲の空間に何ら影響
や障害を及ぼすことなく前記開口部の開閉と扉の収納が
できる。第2の発明は、扉を平板状で構成した場合に生
じる扉開閉時の円滑な扉収納動作の阻害、及び調理室容
積の拡大化の阻害という問題を排除し、扉開閉時の円滑
な扉収納動と調理室容積の拡大化が図れる。第3の発明
は、扉の開閉と収納とをモーターの動力を利用して扉の
開閉、収納を容易とした。第4の発明は、扉収納部の収
納口を下方に向けることにより、前面方向からみた開口
面積を小さくし、扉収納口を介して扉収納部内への塵埃
の入り込みを防止できる。
【0007】
【実施例】第1の発明の第一の実施例を図1乃至図3に
基づいて説明する。本実施例の加熱調理器は図1に示す
ように、1は調理器本体でこの調理器本体1内には調理
室2が形成され、この調理室2は左右側壁3,3(左側
は図示していない)、上下の周壁4,4及び後壁5で周
囲が囲まれて形成されている。調理室2の略中央部には
調理材料を載置する調理棚33が水平に設けられてい
る。
【0008】6,6は調理室2左右(左側は図示してい
ない)側壁3,3の上部及び下部に絶縁されて配設され
た接続端子であり、この接続端子6,6には例えば赤外
線発熱線等からなる加熱用のヒーターH,Hが取り付け
られている。調理器本体1の前面には調理室2に連通す
る方形の開口部7が形成されている。この開口部7の開
口内周両側の調理室2側には後述する扉9の両側の裏面
と密接する内周縁7aが形成されている。8は調理室2
の底部に着脱自在に挿入される屑受け皿である。この受
け皿8には前記内周縁7aと面一に形成され、後述する
扉9の下側裏面と密接する当接面8aが設けられてい
る。また図2に示すように、9は前記開口部7を開閉す
る扉でありその中央部にはガラス9aが設けられ、扉9
の上部両側端に突起10が設けられている。
【0009】また12は支持枠で、調理器本体1の底板
11の両側(一方側不図示)に螺子13によって取り付
けられている。また前記支持枠12は図示しないが本体
1の後側壁1bにも螺子により固定されている。また前
記支持枠12上部に前記突起10を案内するガイド手段
としての扉案内溝14が設けてあり、扉9はその突起1
0が扉案内溝14にガイドされて移動するようになって
いる。これは扉案内溝14に突起10によって回動及び
摺動自在に支持されて、扉9の両側の裏面が扉9の自重
で開口部7の内周縁7aに、また下側裏面は受け皿8の
当接面8aに密接して開口部7を閉蓋している。また前
記突起10は調理器本体1の側壁1aに形成した溝14
aを通して外側に突出し、その先端には回動自在な摘み
10aが設けられている。15は扉収納部で扉9を扉収
納口16を介して収納する為のものである。この開口部
16は扉9の裏面と摺接する開口縁16aを有してい
る。前記扉9を扉収納部15に対して収納する場合は前
記摘み10aをもって、前記扉案内溝14に沿って移動
させて行う。収納部15へ扉9を収納するときには摘み
10aを持って行うが、摘み10aは突起10に回動自
在となっていることから扉9は上方へ移動するが、その
際扉の下端部は自重により本体の開口部7の内周縁7a
に沿って、また扉収納部16の開口縁16aに摺接しな
がら移動する。尚、Sは調理用スイッチである。
【0010】次に上記のように構成した加熱調理器の扉
開閉の動作について図2乃至図3に基づいて説明する。
先ず扉9を開く時には、図2に示すように扉9の突起部
10の摘みを持ち調理器本体1の側壁の溝14aを介し
て扉案内溝14に沿って突起部10を図中矢印方向に移
動させることにより、扉9は本体1の開口面に沿って移
動して扉収納口16から扉収納部15に収納される。こ
の収納の際扉9が上方に移動するがこの移動時に扉9の
下端部は自重により本体1の開口部7の両側縁7a及び
扉収納口16の開口縁16aに摺接しながら移動する。
【0011】また扉を閉じる時には、図3に示すように
開ける時と逆過程に摘みを持ち扉の突起部10を扉案内
溝14に沿って図中矢印方向に扉9を移動させることに
より、扉は扉収納部15から扉収納口16を経由して前
記内周縁7a及び扉収納口16の開口縁16aに摺接し
ながら移動して本体の前面開口部7を閉蓋することとな
る。この場合も扉9が移動する時には扉9の下端部は自
重により本体1の開口部7の両側縁に沿って移動する。
このように、扉9の開閉時に扉9は本体1の開口部7に
沿って移動して扉収納部15から出し入れされるため、
扉9が本体1前方に突出することはない。
【0012】次に第1の発明の第二の実施例を図4乃至
図6に基づいて説明する。尚、第一の実施例と同一部分
は同一符号を付して説明を省略する。本実施例の加熱調
理器は図4に示すように、1は調理器本体でこの調理器
本体1内には調理室2が形成され、この調理室2は左右
側壁3,3(左側は図示していない)、上下の周壁4,
4及び後壁5で周囲が囲まれて形成されている。調理室
2の略中央部には調理材料を載置する調理棚33が水平
に設けられている。6,6は調理室2左右(左側は図示
していない)側壁3,3の上部及び下部に絶縁されて配
設された接続端子であり、この接続端子6,6には例え
ば赤外線発熱線等からなる加熱用のヒーターH,Hが取
り付けられている。
【0013】調理器本体1の前面には調理室2に連通す
る方形の開口部7が形成されている。8は調理室2の底
部に着脱自在に挿入される屑受け皿である。図5におい
て、17はガイド手段としての作動杆であり、この作動
杆17はその略中間部が支持枠12に軸17aによって
回転自在に取り付けられ、その一端側は扉9の上端両側
部に設けた軸18に回動可に連結され、他端部には摘み
19が設けられた操作軸19aが取り付けられており、
前記摘み19は調理器本体1の側壁に設けた長穴20か
ら外方に突出している。尚、前記摘み19は一方側にの
み設けるようにしてもよい。
【0014】次に上記のように構成した扉の開閉動作に
ついて説明する。扉9を開く時には、図5に示すように
作動杆17の摘み19を持ち長穴20に沿って図中時計
方向に引き作動杆17を図中時計方向に回転させること
により、扉9は作動杆17と連結されている軸18を介
して調理器本体1の開口部7に沿って移動して扉収納口
16から扉収納部15に図6に示すように収納される。
この収納の際の扉9の移動に伴って扉の下端部は自重に
より本体の開口部7の両側縁に沿って移動する。
【0015】扉9を閉じる時には、図6に示すように開
く時と逆過程で作動杆17の摘み19を持ち長穴20に
沿って図中反時計方向に動かし作動杆17を図中反時計
方向に回転させることにより、扉9は扉収納部15から
扉収納口16を経由して本体1の開口面に沿って移動し
て本体1の前面開口部7を閉蓋することとなる。この時
扉9の移動に伴って扉の下端部は自重により本体1の開
口部7の両側縁に沿って移動する。従って、この実施例
の場合においても第一の実施例と同様扉9の扉収納部1
5への収納及び引き出す際扉9が本体1の前面に突出す
ることはない。
【0016】第2の発明の実施例を図1乃至図6に基づ
いて説明する。図1乃至図6において、扉9の形状は一
定の厚みを持った方形の板状であり、その上部Aを一定
の曲率をもった前面に凸の曲面に成し、下部Bを平面に
成し、その上部曲面と下部平面とを滑らかに連続させて
一体とし、下部平面を前面下方に向けて傾斜面とした形
状としている。尚前記本体1の開口部7もこの扉9の形
状に沿ってその開口縁を曲面と傾斜面とで形成してい
る。扉9をこのような形状としたことにより調理室2の
容積を大きくすることができるとともに扉9の収納を円
滑且つ本体1の前方への突出量を小さくすることができ
る。
【0017】第3の発明の実施例を図7乃至図10に基
づいて説明する。尚、第1の発明の実施例と同一部分は
同一符号を付して示し、その説明は省略する。図におい
て一端部を前記扉9の上端に回動可能に連結した作動杆
17の他端部には連結部としての連結軸17bが設けら
れている。21はモーターであり、このモーター21は
本体1の底板11に取り付けられた支持板22に取り付
けられ、その回転軸23は側壁3に設けた孔24を貫通
し、前記側壁3と支持枠12との間に形成した空間25
まで延出している。前記回転軸23には前記空間25に
位置して駆動ギア26が取り付けられている。27は前
記支持板22に設けた軸28に回動自在に設けられ前記
駆動ギア26と噛合する従動ギアである。
【0018】この従動ギア27には、一端部が固定され
一体的に回動する固定杆29が取り付けられ、この固定
杆29の他端部には回動杆30の一端部が軸31によっ
て回動可能に取り付けられている。また、前記回動杆3
0の他端側は前記作動杆17の連結軸17bに回動自在
に取り付けられている。前記駆動ギア26、従動ギア2
7、固定杆29、回動杆30によって駆動力伝達手段を
構成している。
【0019】次に20は前記支持枠12に形成した前記
作動杆17の連結軸17bを案内する円弧状の長孔で、
この円弧の曲率半径は前記作動杆17を回動自在に軸支
している軸17aと前記連結軸17bとの間の距離であ
り、その長さは前記扉9の閉蓋状態における作動杆17
の連結軸17bの位置から、扉9の閉蓋状態つまり扉9
が扉収納部15に収納された状態における連結軸17b
の位置を許容する範囲となっている。。
【0020】ここで前記駆動力伝達手段の動作及びこれ
に伴う作動杆17を介した扉9の収納動作について説明
する。図示しないスイッチを入れることにより前記モー
ター21が駆動され、このモーター21によって駆動ギ
ア26が図8,図9において時計方向に回転するとこれ
と噛合している従動ギア27は反時計方向に回転する。
従動ギア27の回転に伴い従動ギア27に一端が固定さ
れている固定杆29も同様に反時計方向に回転する。こ
の固定杆29の回転によって、固定杆29の他端側に軸
31によって回動可能に取り付けられている回動杆30
の一端側は前記従動ギア27の軸28を中心として軸2
8と軸31との間の距離を半径とした円弧の軌跡上を移
動することになり、この移動につれて回動杆30も移動
する。
【0021】この結果前記回動杆30の他端側に連結さ
れている前記作動杆17の連結軸17bは前記長孔32
内図8において右上方から左下方に向かって移動し、回
動杆30が初めの位置、つまり扉9が開口部7を閉蓋し
ているときの作動杆17の連結軸17bの位置を基点と
したときの固定杆29の位置から、固定杆29が180
度回転したときに前記連結軸17bは長孔の終点つまり
図9に示す位置まで移動する。
【0022】このときモーターは停止するようになって
いる。前記連結軸17bの前記基点から終点への移動に
つれて前記作動杆17は支持軸17aを中心として時計
方向に回動し、軸18を介して連結されている前記扉9
は前記収納部15内へ収納される。
【0023】次いで、モーター21を更に回転させて前
記固定杆29を360度回転するとこの固定杆29は最
初の位置に復帰する。この固定杆29の復帰動作によっ
て前記連結軸17bは前記回動杆30を介して前記終点
から基点へと復帰する。この連結軸17bの終点から基
点への移動に伴って前記作動杆17は軸17aを中心と
して反時計方向に回動し、この回動動作に伴って前記扉
9は前記扉収納部15から前記開口部7方向へと移動
し、連結軸17bが前記終点に達したとき前記開口部7
は前記扉9によって完全に閉蓋される。
【0024】次に、32は両側壁3,3に設けたスリッ
トであり、このスリット32に前記調理棚33はその両
側方に所定距離離して設けた支持片34,34を挿通す
ることによって図8において左右方向にスライド自在に
載置されている。35は調理棚作動体で、前記一方の側
壁3に設けた軸36に回動可能に取り付けられている。
この調理棚作動体35は図10に示すように基板37と
この基板37に溶接等によって取り付けられたコ字の補
助板38とからなっている。
【0025】そして、基板37と補助板38とにはそれ
ぞれ長孔37a、38aが設けられている。そして前記
長孔37aには前記調理棚33に設けた一方の支持片3
4(図8において右側の支持片34)がスライド自在に
挿通され、長孔38aには前記作動杆17の連結軸17
bの近傍に設けた突起39がスライド自在に挿通されて
いる。
【0026】次に前記調理棚33のスライド動作につい
て説明する。上述のように前記扉9が開口部7を閉蓋し
ている状態でモーター21が駆動されるとモーター21
の駆動によって駆動ギア26、従動ギア27、固定杆2
9、回動杆30からなる駆動力伝達手段によって作動杆
17が軸17aを中心として回動し、前記軸17bが長
孔20の基点から終点に向かって移動し、これにつれて
扉9も図8において上方に移動し開口部7は序々に開く
ことになる。
【0027】前記作動杆17の回動に従って前記突起3
9は軸17aを中心とし、軸17aとの距離を半径とし
た軌跡をもって移動するが、このとき突起39は前記調
理棚作動体35の長孔38a内をスライドしながら、軸
36を中心として調理棚作動体35を図8、図9におい
て反時計方向に回動する。この回動によって前記長孔3
7aに挿通されている前記調理棚33の支持片34がこ
の長孔37aによって図8、図9において左方向に移動
し、前記連結軸17bが前記長孔20の終点に達したと
き最も左側まで移動し、前記調理棚33は前記開口部7
から外方に突出する。この時点でモーター21は停止す
るようになっているので調理棚33は開口部7から突出
状態のままとなる。
【0028】次いで、更にモーター21が回動し前記連
結軸17bが長孔32の終点から基点まで移動すると上
述のように扉9は扉収納部15から序々に開口部7方向
に移動し開口部7を閉蓋することとなるが、このとき前
記調理棚33も前記の動きとは逆の動きをして元の位置
つまり前記調理室2の所定位置に収納される。
【0029】以上のように構成された実施例の動作につ
いて説明する。先ず調理をするときは、図示しないスイ
ッチを操作するとモーター21が駆動され、駆動力伝達
手段によって作動杆17が回動し、これによって扉9が
扉収納部15に収納されて開口部7が開口されるととも
に調理棚33が前記開口部7から外方に突出する。この
ときモーター21は停止するようになっているので、前
記調理棚33は開口部7から突出したままとなってい
る。次いで被調理物を前記調理棚33に載せて再度スイ
ッチを操作しモーター21を駆動させる。モーター21
が駆動されると前述とは逆に扉9は扉収納部15から開
口部7方向に移動し、調理棚33は調理室2内へと移動
し、開口部7が扉9によって閉蓋されたときは調理棚3
3は調理室2の所定位置に位置決めされる。
【0030】この状態で所定の調理が行われる。調理後
調理物を取り出すときは、前述の開口部7を開けるとき
と同様にスイッチを操作することによりモーター21を
駆動して扉9を扉収納部15に収納するとともに調理棚
33を開口部7から突出させた後調理物を取り出す。そ
の後再びスイッチ操作によりモーター21を駆動し開口
部7を扉9で閉蓋するとともに調理棚33を調理室2内
に収納して使用を終了する。
【0031】このとき扉9は開口部7の開口縁に沿って
移動して扉収納部15へ収納され、調理器本体1の前面
に突出することなくまた開口部7を開いた状態において
も扉9は前記本体1の外方に突出することはない。従っ
て扉9の開閉時に扉9を操作するための空間或いは扉9
を本体1外方に突出させておく空間を必要とせず、また
調理時に加熱された扉9に手等を触れて火傷をすること
もない。
【0032】次に第4の発明は扉収納部の扉収納口に関
するものである。この発明の実施例を図2、図5及び図
8を用いて説明する。上記各図に示すように扉収納部1
5の扉収納口16は開口部7の開口縁に沿って前方下方
に向けて開口させてある。従って扉9の扉収納部15へ
の収納をし易くするとともに扉収納部15への塵等の侵
入を防止できる。
【0033】尚上記実例中、扉の収納部は本体内天面外
郭部としたが、本体内側面外郭部或いは本体内底面外郭
部としてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、調理器への調
理材料出し入れの為の扉の開閉を、本体の開口面に沿っ
て扉を移動して調理器本体内に設けた扉収納部へ収納さ
れ又開口面を覆うようにしたことにより、扉の開閉のた
めに本体前面に開閉動作の為の空間を必要とすることな
く使い勝手がよく、また扉が前面に突出することがない
ためこれに触れて火傷をしないように注意を払う必要を
なくすものである。請求項2に記載の発明は、扉を平板
状で構成した場合に生じる扉開閉時の円滑な扉収納動作
の阻害、及び調理室容積の拡大化の阻害という問題を排
除し、扉開閉時の円滑な扉収納動と調理室容積の拡大化
が図れる。請求項3に記載の発明は、扉の開閉と収納と
をモーターの動力を利用したので扉の開閉、収納を容易
とすることが出来るとともに、請求項1記載の発明と同
様、扉の開閉のために本体前面に開閉動作のための空間
を必要とすることなく使い勝手がよく、また、扉が前面
に突出することがないため、これに触れて火傷をする等
の事故を完全に防止できるものである。請求項4に記載
の発明は、扉収納部の収納口を下方に向けることによ
り、前面方向からみた開口面積を小さくし、扉収納口を
介して扉収納部内への塵埃の入り込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の加熱調理器の一部を切
欠した正面図であり、断面部分は扉を開いた状態を示
す。
【図2】図1におけるX−X線に沿う断面で扉を閉じた
状態を示す側面断面図
【図3】図1におけるX−X線に沿う断面で扉を開けた
状態を示す側面断面図
【図4】本発明の第二の実施例の加熱調理器の一部を切
欠した正面図であり、断面部分は扉を開いた状態を示
す。
【図5】図4におけるY−Y線に沿う側面断面図であ
り、扉を閉じた状態を示す。
【図6】図4におけるY−Y線に沿う側面断面図であ
り、扉を開いた状態を示す。
【図7】本発明の第三の実施例の加熱調理器の一部を切
欠した正面図であり、断面部分は扉を開いた状態を示
す。
【図8】図7におけるZ方向から見た機構の動作関係を
示す透視図であり、扉を閉じた状態を示す。
【図9】図7におけるZ方向から見た機構の動作関係を
示す透視図であり、扉を開いた状態を示す。
【図10】本発明の第三の実施例における調理棚作動体
の斜視図。
【符号の説明】
1 調理器本体 2 調理室 7 開口部 9 扉 14 扉案内溝(ガイド手段) 14a 溝 15 扉収納部 16 扉収納口 17 作動杆 (ガイド手段) 17a 軸 17b 連結軸(連結部) 18 軸 21 モーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱源を設けた調理室を有する調理
    器本体と、この調理器本体の前面に設けられ前記調理室
    に連通する開口部と、この開口部を開閉する扉と、前記
    調理器本体の調理室上部にこの調理器と隔壁を介して設
    けられ前記扉を出し入れ自在に収納する扉収納部と、前
    記扉の上部を介してこの扉を前記扉収納部内に案内する
    ガイド手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記開口部の開口縁をその上方部を本体
    前面外方に凸状に形成した曲面とこの曲面に連続する傾
    斜面とにより形成し、前記扉を前記開口縁に沿わせた曲
    面と傾斜面とで形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 内部に熱源を設けた調理室を有する調理
    器本体と、この調理器本体の前面に設けられ前記調理室
    に連通する開口部と、この開口部を開閉する扉と、前記
    調理器本体の調理室上部にこの調理室と隔壁を介して設
    けられ前記扉を出し入れ自在に収納する扉収納部と、調
    理器本体内部の支持枠の略中間部を回動自在に軸支しそ
    の一端部を前記扉の上端部に回動可能に連結するととも
    に他端部に連結部を設けた作動杆と、調理器本体内に設
    けたモーターと、このモーターによって駆動されるとと
    もに前記作動杆の連結部を介してこの作動杆をその回動
    支点を回動中心として回動させる駆動力伝達手段とを備
    え、前記モーターによって前記扉を調理器本体の開口面
    に沿って前記扉収納部に出し入れすることを特徴とする
    加熱調理器。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3に記
    載の調理器において、前記扉収納部の収納口を前面下方
    に向けて開口させたことを特徴とする加熱調理器。
JP14370192A 1992-05-11 1992-05-11 加熱調理器 Pending JPH05309043A (ja)

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