JP4978972B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理器本体の前面パネルより前方に突出する突出位置と、調理器本体内に没入する没入位置とに前面パネルに開設した開口を通して移動自在な操作盤を備える加熱調理器に関する。
従来、温調機能や調理タイマ機能等の各種機能を有する加熱調理器として、調理器本体の前面パネルの上部に調理器の熱源のオンオフ操作や加熱量の調節を行う操作子を配置すると共に、操作子の配置部の下側の前面パネルの部分に開口を開設し、この開口に、下端の軸を中心にして前後方向に回動自在な側面視扇形の可動体を配置し、可動体の上面に、各種機能の選択や設定を行う各種機能スイッチと表示部とを有する操作盤を取付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、可動体を前方に回動させることにより操作盤を前面パネルの前方に突出させて、機能スイッチを操作することができる。また、可動体を後方に回動させることにより、操作盤が調理器本体内に没入して外観に現われなくなり、調理器前面がスッキリとする。
ところで、表示部を大きくしたり、機能スイッチを操作し易く配置するためには、操作盤の奥行寸法を大きくすることが必要になる。然し、上記従来例のものでは、操作盤が可動体と一体に回転運動するため、可動体の下端の軸から上面までの距離、即ち、可動体の高さ寸法が小さいと、操作盤の奥行寸法を大きくした場合には、没入位置で操作盤の後端が可動体の下端の軸より下方に変位して、操作盤の後端が調理器本体の底面に当接してしまう。そのため、可動体の高さ寸法を大きくすることが必要になり、調理器本体の高さ寸法も大きくせざるを得なくなる。
かかる不具合を解消するため、調理器本体の前面パネルに、操作盤に対応する大きさの開口を開設すると共に、調理器本体内に開口に臨む収納箱を配置して、操作盤を収納箱に前後方向に移動自在に収納し、収納箱に対する操作盤の前方への移動で操作盤を前面パネルの前方に突出させるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
このものでは、操作盤の奥行寸法を大きくしても、調理器本体の高さ寸法は大きくせずに済む。然し、操作盤の突出時に、操作盤はその後部だけで収納箱に片持ち支持された状態になる。従って、収納箱からの操作盤の突出長さを大きくした場合、支持剛性が不足して、操作盤の前端近傍に配置した機能スイッチを押し操作すると、操作盤がぐらつき易くなる。
特開2004−263903号公報 特開2005−195260号公報
本発明は、以上の点に鑑み、操作盤の奥行寸法を大きくしても、調理器本体の高さ寸法を大きくせずに済み、且つ、操作盤を突出位置に安定に支持できるようにした加熱調理器を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、調理器本体の前面パネルより前方に突出する突出位置と、調理器本体内に没入する没入位置とに前面パネルに開設した開口を通して移動自在な操作盤を備える加熱調理器において、開口を閉塞する起立した閉じ位置と前方に倒れた開き位置とに下端の軸を中心にして回動自在な蓋体と、調理器本体内に開口に臨むようにして配置された、操作盤を収納可能な収納箱と、操作盤を蓋体に、少なくとも操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度を増減する方向の回転自由度を持って、且つ、この角度が所定角度以下に減少しないように連結する連結手段と、収納箱の横方向両側の側壁に形成したガイド溝と、操作盤の後部の横方向両側に設けた、ガイド溝に係合する第1係合子とから成るガイド手段とを備え、ガイド溝は、操作盤が没入位置と突出位置との間の所定の中間位置と没入位置との間に存するときに第1係合子が係合する前後方向に長手の直線状の溝部と、操作盤が中間位置と突出位置との間に存するときに第1係合子が係合する、蓋体の下端の軸を中心とする円弧状の溝部とで構成され、操作盤が没入位置からの前進で中間位置に到達したとき、操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度が所定角度に減少し、中間位置と突出位置との間では操作盤が蓋体と一体に蓋体の下端の軸を中心にして回転運動するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、操作盤が連結手段を介して蓋体に連結された状態で突出位置に移動する。そのため、突出位置において操作盤の前部が蓋体で支持される。従って、操作盤の奥行寸法が大きくても、操作盤は突出位置に安定に支持され、操作盤の上面の前端近傍に配置されたスイッチ類を押しても操作盤はぐらつかない。更に、操作板は中間位置から突出位置に回転運動するため、突出位置で操作盤が前下がりの傾斜姿勢となり、操作盤上のスイッチ類を操作し易くなる。また、蓋板を後方に回動させて操作盤を調理器本体内に没入させる際は、中間位置から没入位置まで操作盤の後部がガイド溝の直線状溝部に案内されて後方に直線的に移動する。従って、操作盤を没入位置まで蓋体と一体に回転運動させる場合と異なり、蓋体の高さ寸法を大きくせずに、操作盤の奥行寸法を大きくしても、没入位置で操作盤の後端が蓋体の下端の軸より下方に変位して調理器本体の底面に当接するといった不具合は生じない。その結果、調理器本体の高さ寸法を増加せずに操作盤の奥行寸法を大きくすることができる。
ところで、連結手段は、操作盤の上面前端部を蓋体の背面上端部に回転自在に連結するように構成されていても良い。然し、これでは、蓋体が閉じ位置に起立して、操作盤が没入位置に存する状態において、操作盤の上面前端部の位置が高くなり、操作盤が干渉しないように収納箱の上壁の位置も高くすることが必要になる。そして、調理器本体内の収納箱の上方のスペースが狭められて、ここに配置する機器のレイアウトが制限されてしまう。
そのため、本発明において、連結手段は、蓋体の背面に突設した連結板と、連結板に形成したカム溝と、操作盤の前部に設けた、カム溝に係合する第2係合子とで構成され、カム溝は、没入位置では操作盤の上面前端を蓋体の上端より下方に位置させ、操作盤が没入位置から中間位置に前進するときに操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度を減少させつつ、操作盤の上面前端を蓋体の上端に接近させるように形成されることが望ましい。これによれば、没入位置において操作盤はその全長に亘り蓋体の上端より下方に位置することになる。従って、収納箱の上壁の位置を高くせずに済み、上記の不具合を生じない。
また、操作盤を前方に付勢する付勢手段と、操作盤を付勢手段の付勢力に抗して没入位置に係止すると共に、没入位置から操作盤を一旦後方に押すことで係止を解除する係止手段とを設けておけば、閉じ位置に存する蓋体の押し操作で操作盤を没入位置から後方に押すことにより、係止手段による係止が解除されて、操作盤が付勢手段の付勢力により没入位置から突出位置まで移動する。この場合、操作盤が勢い良く突出しないように、移動速度を緩やかにすることが望まれる。
ここで、収納箱の少なくとも横方向一側の側壁に形成するガイド溝にラックを形成し、このガイド溝に係合する第1係合子をラックに噛合するピニオンで構成し、ピニオンを当該ピニオンの回転に対する抵抗力を発生するダンパを介して操作盤に連結すれば、ダンパによるピニオンの回転抵抗力で操作盤の移動速度が緩やかになる。
図1は、システムキッチンのカウンタトップCTに落とし込むようにして設置するドロップイン式のガスコンロから成る加熱調理器を示している。この加熱調理器は、調理器本体1と、調理器本体1の上面を覆う天板2とを備えている。調理器本体1内には、熱源たるガスバーナと、ガスバーナの混合管3に燃料ガスを供給するバルブユニット4とが設けられている。
調理器本体1の前面パネル1aの上部には、バルブユニット4を操作してバーナの点消火を行う押しボタン式の操作子4aと、火力調節用のレバー4bとが配置されている。また、前面パネル1aの下部には開口1bが開設されている。そして、前面パネル1aより前方に突出する突出位置と、調理器本体1内に没入する没入位置とに前面パネル1aの開開口1bを通して移動自在な操作盤5が設けられている。操作盤5の上面には、図2に示す如く、各種加熱モードの選択を行う複数の選択スイッチ51と、加熱時間を設定するアップダウンスイッチ52と、加熱モードの設定を表示する複数のLED53と、加熱時間を表示する表示部54とが設けられている。
また、開口1bを閉塞する起立した閉じ位置と前方に倒れた開き位置とに下端の軸6aを中心にして回動自在な蓋体6と、調理器本体1内に開口1bに臨むようにして配置した、操作盤5を収納可能な収納箱7とが設けられている。軸6aは、収納箱7の底壁7aの前端に横方向の間隔を存して突設した複数の突起7bを貫通するように横設されている。蓋体6は、図3に示す如く、下部の横方向中間部が切り欠かれており、この切り欠き6bの左右両側に形成した筒状のヒンジ部6cにおいて蓋体6が軸6aに外嵌軸支される。尚、ヒンジ部6cの外周面には、図4に示す如く、蓋体6が開き位置に回動したときに、収納箱7の底壁7aの前端に当接するストッパ部6dが形成されており、蓋体6が開き位置を越えて倒れないようにしている。
また、蓋体6の前面には化粧板6eが設けられている。化粧板6eは、その背面に突設した係合爪(図示せず)で蓋体6に着脱自在に係合している。また、化粧板6eには、蓋体6の切り欠き部6b内で軸6aに回動自在に係合するC形の係合部6fが形成されている。そして、蓋体6を開き位置に倒した状態で化粧板6eを下方に引き倒すことにより、化粧板6eを取外すことができるようにしている。
また、本実施形態は、収納箱7の横方向両側の側壁7cに形成した上下一対のガイド溝81U,81Lと、操作盤5の後部の横方向両側に設けた、ガイド溝81U,81Lに係合する上下一対の第1係合子82U,82Lとから成るガイド手段8を備えている。各ガイド溝81U,81Lは、図5に示す如く、操作盤5が没入位置と突出位置との間の所定の中間位置と没入位置との間に存するときに各第1係合子82U,82Lが係合する前後方向に長手の直線状の溝部81Ua,81Laと、操作盤5が中間位置と突出位置との間に存するときに各第1係合子82U,82Lが係合する、蓋体6の下端の軸6aを中心とする円弧状の溝部81Ub,81Lbとで構成されている。
また、本実施形態は、操作盤5を蓋体6に、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度を増減する方向の回転自由度と、蓋体6に対する操作盤5の上下方向の移動自由度とを持って連結する連結手段9を備えている。図2、図5を参照して、連結手段9は、蓋体6の背面に、操作盤5の横方向両側の側面と収納箱7の横方向両側の側壁7cの内面との間の隙間に挿入可能となるように突設した一対の連結板91と、各連結板91に形成したカム溝92と、操作盤5の前部の横方向両側に設けた、カム溝92に係合する一対の第2係合子93とで構成されている。
カム溝92は、没入位置では操作盤5の上面前端を蓋体6の上端より下方に位置させ、操作盤5が没入位置から中間位置に前進するときに操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度を減少させつつ、操作盤5の上面前端を蓋体6の上端に接近させるような湾曲形状に形成されている。具体的には、操作盤5を没入位置から中間位置まで蓋板6を前方に押し倒しつつ前方に並進運動させたときの連結板91に対する第2係合子93の移動軌跡に合致する形状にカム溝92が形成されている。
また、操作盤5の前端面5aは、操作盤5の上面との成す角度が所定の鋭角になる傾斜面に形成されており、操作盤5の前端面5aが蓋体6の背面に面接触したところでそれ以上操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度が減少しないようにしている。更に、収納箱7の上壁7dの前端には、下方への段部7eが形成されている。そして、操作盤5の上面後端部に、操作盤5の突出位置で段部7eに係合するストッパ部5bを設けている。
また、本実施形態は、操作盤5を前方に付勢する付勢手段10を備えている。付勢手段10は、操作盤5の下面後部と蓋体6の背面との間に張設した引張りばね10aと、蓋体6を閉じ位置から開き位置に回動付勢するねじりコイルばね10bとで構成されている。収納箱7内の後部には、操作盤5の後端に突設した爪部5cと協働して、操作盤5を付勢手段10の付勢力に抗して没入位置に係止する係止手段11が設けられている。係止手段11は従来公知のプッシュプッシュ式のものであり、没入位置から操作盤5を一旦後方に押すことで操作盤5の係止を解除する。
図5(a)に示す状態(操作盤5が没入位置、蓋体6が閉じ位置に存する状態)から蓋体6の押し操作で操作盤5を没入位置から後方に若干押すと、係止手段11による係止が解除されて、操作盤5が付勢手段10の付勢力により没入位置から前方に移動する。そして、当初は、図5(b)に示す如く、第1係合子82U,82Lがガイド溝81U,81Lの直線状溝部81Ua,81Laに係合するため、操作盤5は直線状溝部81U,81Lに案内されて前方に並進運動する。同時に蓋体6が閉じ位置から前方に回動する。そして、第2係合子93がカム溝92に沿って移動し、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度が減少すると共に、操作盤5の上面前端が蓋体6の上端に接近する。
操作盤5が図5(c)に示す中間位置まで並進運動すると、第2係合子93がカム溝92の前端に到達すると共に、操作盤5の前端面5aが蓋体6の背面に面接触して、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度がそれ以上減少しなくなる。そして、中間位置からは第1係合子82U,82Lがガイド溝81U,81Lの円弧状溝部81Ub,81Lbに係合し、操作盤5は図5(d)に示す突出位置まで蓋体6と一体にその下端の軸6aを中心にして回転運動する。
操作盤5が突出位置に到達すると、操作盤5の上面後端のストッパ部5bが収納箱7の上壁7dの前端の段部7eに係合すると共に、蓋体6が開き位置に回動して、ヒンジ部6cの外周面のストッパ部6dが収納箱7の底壁7aの前端に当接し、操作盤5及び蓋体6がそれ以上回転運動しなくなる。
そして、突出位置では、操作盤5が後部の第1係合子82U,82Lで収納箱7に支持されるだけでなく、その前端面5aと第2係合子93とにおいて蓋体6にも支持される。そのため、操作盤5の奥行寸法が大きくても、操作盤5は突出位置に安定に支持される。従って、操作盤5の上面の前端近傍に配置されたスイッチ51,52を押しても操作盤5はぐらつかない。更に、操作盤5は中間位置から突出位置に回転運動するため、突出位置で操作盤5が前下がりの傾斜姿勢となり、操作盤5上のスイッチ51,52を操作し易くなる。
また、蓋板6を開き位置から閉じ位置に回動させて操作盤5を調理器本体1内に没入させる際は、突出位置から中間位置まで操作盤5が蓋体6と一体に回転運動するが、中間位置から没入位置までは操作盤5がガイド溝81U,81Lの直線状溝部81Ua,81Laに案内されて後方に並進運動する。従って、操作盤5を没入位置まで蓋体6と一体に回転運動させる場合と異なり、蓋体6の高さ寸法を大きくせずに、操作盤5の奥行寸法を大きくしても、没入位置で操作盤5の後端が蓋体6の下端の軸6aより下方に変位して調理器本体1の底面に当接するといった不具合は生じない。その結果、調理器本体1の高さ寸法を増加せずに操作盤5の奥行寸法を大きくすることができる。
尚、上記第1実施形態において、操作盤5と蓋体6との連結手段9は、蓋体6の背面の連結板91に形成したカム溝92と、カム溝92に係合する操作盤5の前部の第2係合子93とで、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度を増減する方向の回転自由度と、蓋体6に対する操作盤5の上下方向の移動自由度とを持って操作盤5を蓋体6に連結するように構成されているが、これに限定されない。例えば、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度を増減する方向の回転自由度のみを持つように、操作盤5の上面前端部を蓋体6の背面上端部に回転自在に軸着することも可能である。この場合、上下のガイド溝81U,81Lと上下の第1係合子82U,82Lとの夫々一方、例えば、上側のガイド溝81Uと上側の第1係合子82Uのみを設けて他方を省略する。
このものでは、中間位置から没入位置まで操作盤5の後部がガイド溝81Uの直線状溝部81Uaに案内されて後方に直線的に移動する。従って、操作盤5を没入位置まで蓋体6と一体に回転運動させる場合と異なり、没入位置で操作盤5の後端が蓋体6の下端の軸6aより下方に変位して調理器本体1の底面に当接するといった不具合は生じない。然し、これでは、蓋体6が閉じ位置に起立して、操作盤5が没入位置に存する状態において、操作盤5の上面前端部の位置が蓋体6の上端と同じ高い位置になる。そのため、操作盤5が干渉しないように、収納箱7の上壁部7cの位置も高くすることが必要になる。そして、調理器本体1内の収納箱7の上方のスペースが狭められて、ここに配置する機器、即ち、バルブユニット4のレイアウトが制限されてしまう。
これに対し、上記実施形態では、没入位置において操作盤5はその全長に亘り蓋体6の上端より下方に位置することになる。従って、収納箱7の上壁部7cの位置を高くせずに済み、上記の不具合を生じない。
次に、図6、図7に示す第2実施形態について説明する。第2実施形態の基本的な構造は上記第1実施形態と同一であり、第1実施形態と同様の部材、部位に上記と同一の符号を付している。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、収納箱7の横方向一側の側壁7cに形成する上側のガイド溝81Uの下辺にラック83を形成し、このガイド溝81Uに係合する第1係合子82Uをラック83に噛合するピニオン84で構成した点である。ピニオン84は、当該ピニオン84の回転に対する抵抗力を発生するオイルダンパ等のダンパ85を介して操作盤5の側面に連結されている。
これによれば、ダンパ85によるピニオン84の回転抵抗力で操作盤5の移動速度が緩やかになる。そのため、操作盤5が付勢手段10の付勢力により勢い良く突出して、突出位置で衝撃が発生することを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、付勢手段10を操作盤5と蓋体6との間に張設した引張りばね10aと、蓋体6を開き位置側に回動付勢するねじりコイルばね10bとで構成しているが、引張りばね10aのみで付勢手段10を構成することも可能である。ここで、操作盤5の没入位置では、操作盤5の上面と蓋体6の背面との成す角度が中間位置よりも大きくなるため、引張りばね10aの両端間の長さは中間位置より没入位置の方が長くなる。従って、操作盤5は、引張りばね10aの付勢力で、没入位置から中間位置まで前進する。中間位置に到達すると、操作盤5に引張りばね10aによる前方への付勢力は付与されなくなるが、操作盤5及び蓋体6の自重により操作盤5は中間位置から突出位置まで回転運動する。
また、上記実施形態の加熱調理器はドロップイン式ガスコンロであるが、熱源として電気ヒータや電磁誘導コイルを用いる加熱調理器や卓上式の加熱調理器にも同様に本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態の加熱調理器の要部の切断側面図。 図1のII−II線で切断した要部の切断平面図。 図1のIII−III線で切断した要部の切断正面図。 図3のIV−IV線で切断した拡大切断側面図。 第1実施形態における操作盤の動きを示す側面図。 第2実施形態の要部の側面図。 図6のVII−VII線で切断した切断平面図。
符号の説明
1…調理器本体、1a…前面パネル、1b…開口、5…操作盤、6…蓋体、6a…軸、7…収納箱、8…ガイド手段、81U,81L…ガイド溝、81Ua,81La…直線状溝部、81Ub,81Lb…円弧状溝部、82U,82L…第1係合子、83…ラック、84…ピニオン、85…ダンパ、9…連結手段、91…連結板、92…カム溝、93…第2係合子、10…付勢手段、11…係止手段。

Claims (3)

  1. 調理器本体の前面パネルより前方に突出する突出位置と、調理器本体内に没入する没入位置とに前面パネルに開設した開口を通して移動自在な操作盤を備える加熱調理器において、
    開口を閉塞する起立した閉じ位置と前方に倒れた開き位置とに下端の軸を中心にして回動自在な蓋体と、
    調理器本体内に開口に臨むようにして配置された、操作盤を収納可能な収納箱と、
    操作盤を蓋体に、少なくとも操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度を増減する方向の回転自由度を持って、且つ、この角度が所定角度以下に減少しないように連結する連結手段と、
    収納箱の横方向両側の側壁に形成したガイド溝と、操作盤の後部の横方向両側に設けた、ガイド溝に係合する第1係合子とから成るガイド手段とを備え、
    ガイド溝は、操作盤が没入位置と突出位置との間の所定の中間位置と没入位置との間に存するときに第1係合子が係合する前後方向に長手の直線状の溝部と、操作盤が中間位置と突出位置との間に存するときに第1係合子が係合する、蓋体の下端の軸を中心とする円弧状の溝部とで構成され、
    操作盤が没入位置からの前進で中間位置に到達したとき、操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度が所定角度に減少し、中間位置と突出位置との間では操作盤が蓋体と一体に蓋体の下端の軸を中心にして回転運動するようにしたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記連結手段は、前記蓋体の背面に突設した連結板と、連結板に形成したカム溝と、前記操作盤の前部に設けた、カム溝に係合する第2係合子とで構成され、カム溝は、前記没入位置では操作盤の上面前端を蓋体の上端より下方に位置させ、操作盤が没入位置から前記中間位置に前進するときに操作盤の上面と蓋体の背面との成す角度を減少させつつ、操作盤の上面前端を蓋体の上端に接近させるように形成されることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 請求項1又は2記載の加熱調理器であって、前記操作盤を前方に付勢する付勢手段と、操作盤を付勢手段の付勢力に抗して前記没入位置に係止すると共に、没入位置から操作盤を一旦後方に押すことで係止を解除する係止手段とを備えるものにおいて、
    前記収納箱の少なくとも横方向一側の側壁に形成する前記ガイド溝にラックを形成し、このガイド溝に係合する前記第1係合子をラックに噛合するピニオンで構成し、ピニオンを当該ピニオンの回転に対する抵抗力を発生するダンパを介して前記操作盤に連結することを特徴とする加熱調理器。
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