JP2005192870A - 調理器 - Google Patents

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JP2005192870A
JP2005192870A JP2004003318A JP2004003318A JP2005192870A JP 2005192870 A JP2005192870 A JP 2005192870A JP 2004003318 A JP2004003318 A JP 2004003318A JP 2004003318 A JP2004003318 A JP 2004003318A JP 2005192870 A JP2005192870 A JP 2005192870A
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大修 倉地
Yoichi Araki
洋一 荒木
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Abstract

【課題】 グリル庫内にグリル皿を収納するときのグリル扉の確実な位置決めと不用意な飛び出しを防止することができるグリルを提供する。
【解決手段】 グリル庫2内の底面2bの前面開口5近傍に、連結部材7の各アーム部7bを滑動自在に当接させてグリル庫2内の前後方向に沿ってガイドするローラ15をそれぞれ設け、グリル庫2の前面開口5をグリル扉6で閉じたときに、各アーム部7bの先端側の傾斜辺7b4がローラ15の奥側に入るようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テーブルこんろに組み込まれる例えばグリル等の調理器に関する。
魚等の被調理物を調理するのに使用されるグリルのような調理器は、例えばガスコンロに一体的に組み込まれている。この種のグリルとして、内部にガスバーナが設けられたグリル庫(焼成庫)内に、出入りされるグリル皿と、グリル庫の前面開口を開閉するグリル扉とを連結して設け、グリル扉の前面に設けた把手を手前に引くことによって、グリル皿をグリル庫から引き出すようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、グリル皿とグリル扉とを連結する連結部材をグリル扉に設け、グリル扉の把手を手前に引くことによって、グリル扉と共に動く連結部材と連動してグリル皿をグリル庫から引き出すようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
この上記特許文献2のグリルでは、焼網上の魚等の被調理物を取り出し易いように、グリル扉の把手を手前に引いて連結部材を介してグリル皿をグリル庫から引き出す際に、グリル皿が水平状態に保持されたまま引き出される一方、引き出された連結部材をグリル扉の自重によって前下がりに揺動させて、グリル扉を下げるように構成されている。
実開平3−111813号公報 特開平9−89272号公報
ところで、上記特許文献1及び2のようなグリルでは、グリル扉がグリル庫の前面開口を起立状態で閉じるための支え部材(上記のグリル皿や連結部材)を、グリル扉の裏面下部に水平状態に取付けていて、グリル庫の前面開口をグリル扉で閉じたときに、グリル扉が起立状態の安定した姿勢であることからグリル扉を所定位置に位置決めして係止する係止手段を有していなかった。
このため、閉じたグリル扉に不用意に触れた場合などにグリル扉が少し出てしまったり、グリル扉を閉じたときに確実に押し込まれていないと、グリル扉とグリル庫の前面開口との間に隙間が生じてグリル扉が完全に閉まっていないことがある。よって、焼成調理時に、グリル扉が完全に閉まっていないと、グリル庫の前面開口から熱や排煙が漏れる場合があった。
特に、グリル皿をスムーズに出し入れできるように、グリル庫の底面に滑動体(例えばローラ)を設けた場合、例えば上記特許文献2のように、グリル扉に連結部材を設け、グリル扉を開くと連結部材を介してグリル皿が引き出されるものでは、連結部材を受ける滑動体(例えばローラ)をグリル庫のグリルの底面前部(グリル庫の前面開口の下面)に設けて、グリル皿を引き出し易くした場合には、グリル扉が不用意に触れて少し出てしまったりするこことがある。
そこで本発明は、グリル庫内にグリル皿を収納するときのグリル扉の確実な位置決めと不用意な突出を防止することができる調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、前記調理庫の底面に、前記調理庫の奥方側が下がる段差部を設け、前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記段差部の角部に乗るか又は奥方に入る傾斜部を前記支え部材に設けたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、前記調理庫の底面に、奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台を設け、前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記滑り台に乗るか又は奥方に入る、奥側の水平部から上がるように形成された角部を前記支え部材に設けたことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、前記調理庫の底面に、奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台を設け、前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記滑り台に乗るか又は奥側に入る、前側よりも奥側が下がる傾斜部を前記支え部材に設けたことを特徴としている。
また、前記支え部材は、先端部が前記調理庫扉に取付けられた前記調理皿であることを特徴としている。
また、前記支え部材は、先端部が前記調理庫扉に取付けられ、前記調理皿を連結する連結部材であることを特徴としている。
また、前記連結部材は、前記調理皿の後部に係合する後辺部と、該後辺部の両側から前記調理皿の両側辺に沿って前方に伸びる左右のアーム部を有し、該アーム部の先端部が前記調理庫扉に取付けられたことを特徴としている。
また、前記支え部材の傾斜部を、前記アーム部の先端部を上に曲げた曲がり部で形成したことを特徴としている。
また、前記支え部材の傾斜部を、前記調理皿の底面に形成したことを特徴としている。
また、前記滑り台はローラであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、調理庫の前面の開口を調理扉で閉じたときに、調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材に設けた傾斜部が、調理庫の底面に設けた奥方側が下がる段差部の角部に乗るか又は奥方に入って係止されることにより、不用意なグリル扉の飛び出しを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、調理庫の前面の開口を調理扉で閉じたときに、調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材に設けた角部が、調理庫の底面に設けた奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台に乗るか又は奥方に入って係止されることにより、不用意なグリル扉の飛び出しを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、調理庫の前面の開口を調理扉で閉じたときに、調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材の傾斜部が、調理庫に設けた滑り台に乗るか又は奥方に入って係止されることにより、不用意なグリル扉の飛び出しを防止することができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る調理器としてのグリル1を示す概略側断面図であり、該グリル1はテーブルこんろ(破線部分)の正面からみて中央部又は側方部に組み込まれている。グリル1は、前面が開口した箱状のグリル庫(調理庫)2と、グリル庫2内の天井部2aに配置したガスバーナ等の加熱源3と、グリル庫2の前後方向(図の左右方向)に前面開口5を介して出し入れ自在なグリル皿(調理皿)4と、グリル庫2の前面開口5を開閉するグリル扉(調理庫扉)6と、グリル扉6が前面開口5を起立状態で閉じるためにグリル扉6の裏面下部に取付けられた後方に略水平に伸びる支え部材としての連結部材7と、グリル皿4をグリル庫2の前面開口5から出し入れするための把手8と、グリル皿4の上部に取外し自在に配置され、魚等の被調理物Fを載せる焼網9を備えている。
把手8は、グリル扉6の前面下部に一体的に設けられている。グリル扉6は、図1、図2に示すように、金属枠10の上部側に透明な耐火ガラス11を入れて構成されている。なお、図2では、グリル皿4の上部に取外し自在に配置される焼網9は取り外した状態である。
グリル皿4の左右両側上部に形成した左右縁部4aの各後側に形成した開口には、グリル皿ローラ12が回転自在にそれぞれ軸支されている。各グリル皿ローラ12の上部は左右縁部4aの上方に露出している。グリル皿4の後側上部に形成した後縁部4bには、後述する連結部材7の後辺部7aを係合するための2つの突起部4cが形成され、更に、後縁部4bの両側には、連結部材7の後辺部7aの両側を係合するための切欠き部4dがそれぞれ形成されている。各突起部4cはグリル皿4の幅方向(左右方向)に沿って形成されている。後縁部4bには、その幅方向に沿って連結部材7の後辺部7aが入り込む凹溝が形成されている。
グリル皿4の左右縁部4aの両側には、左右縁部4aから一段下がるようにして外側に突出しているガイド突出部4eが一体にそれぞれ形成されている。また、グリル皿4の底部4fの後側中央部には、その幅方向に沿って下方へ突出した突起部4gが形成されている。
連結部材7は、図2に示すように、水平部となる左右の各アーム部7b,7bとそれらを後部で繋ぐ後辺部7aとを有する略コ字状に曲げられた金属棒で形成されており、各アーム部7bはグリル皿4の左右縁部4aの下側に配され、後辺部7aは後縁部4bの上側に配される。連結部材7の後辺部7aの両側は下方に折り曲げられ、各アーム部7bの後側に連続して後端下部7cとなり、円弧状に曲げられている。連結部材7の後辺部7aは、グリル皿4の後縁部4bに形成した各突起部4cの手前側に形成された溝部に係合され、連結部材7の後辺部7aの両側は、グリル皿4の後縁部4bの両側に形成された各切欠き部4dに係合されている。このように、連結部材7はその後辺部7aを揺動軸として揺動自在に、グリル皿4の後縁部4bに係合されている。
各アーム部7bは、その先端7b3を上方に曲げて形成された先端曲げ部7b1とその後上方に向けて傾斜している後部アーム部7b2を有しており、後部アーム部7b2は後端下部7cにつながっている。連結部材7の後辺部7aをグリル皿4の後縁部4b上に形成した各突起部4cの手前側の溝部に係合して、後辺部7aの両側を後縁部4bの両側に形成した各切欠き部4dに係合した際において、各アーム部7bの先端を上方へ曲げた曲り部である先端曲げ部7b1の前側より奥側が下がる傾斜辺7b4は、後述する奥方向への下り滑り台としてのローラ15の奥側に乗っている。
グリル庫2には、図3に示すように、左右の側壁2cに前後方向に沿ってグリル庫2の底面2bに対して略平行な突片状の下ガイド部材13と、下ガイド部材13の上方に所定の隙間を設けて略平行な突片状の上ガイド部材14が取付けられている。下ガイド部材13と上ガイド部材14の先端側は前面開口5の少し内側に位置し、それぞれの先端側の対向面はグリル皿4のガイド突出部4eを入れ易いように拡開している。
グリル庫2内にグリル皿4を収納しているときには、グリル皿4の両側に形成したガイド突出部4eが下ガイド部材13上に摺動自在に載置され、グリル皿4の後側の各グリル皿ローラ12が上ガイド部材14の下面14aに滑動自在に当接する。
また、グリル庫2内の底面2bの前面開口5より少し内側の開口近傍の左右両側には、連結部材7の左右の各アーム部7b間の幅に合わせて、後面がグリル庫2の奥方へ行くほど下り傾斜の滑り面を備えた奥方への下り滑り台となるローラ15が回転自在にそれぞれ軸支されており、各ローラ15の上部は底面2bの上方に露出している。本実施形態では、ローラ15の奥側の円弧状外周面15aが前記滑り台となる。本実施形態では、奥方への下り滑り台は回転自在のローラ15の後面であるので、連結部材7はこの回転するローラ15により円滑に出入り自在に移動することができる。
グリル皿4をグリル庫2内に入れて前面開口5をグリル扉6で閉じた際に、各ローラ15の奥側の滑り台に連結部材7の各アーム部7bの先端曲げ部7b1の前側よりも奥側が下がる傾斜辺7b4が当接する位置に設けられている。また、各ローラ15の軸方向の中央部はその両側に対して漸次的に小径になるように形成されており、連結部材7の各アーム部7bが滑動する際に各アーム部7bの左右方向のがたつきを防止するようにしている。
また、グリル庫2の底面2bの前側中央部には、グリル皿4に形成した突起部4gが係止される突片状の係止部2dが形成されており、グリル庫2を引き出したときに突起部4gが係止部2dに係止され、グリル皿4の引き出し量を規制する。
本発明の実施形態1に係るグリル1は上記のように構成されており、魚等の被調理物Fを焼網9に載せて加熱源3による加熱によって焼成調理を行う場合などには、図1に示すように、焼網9を配置したグリル皿4はグリル庫2内に収納され、グリル扉6は連結部材7により起立状態を保たれてグリル庫2の前面開口5を閉じている。なお、加熱源3はグリル庫2内の天井部2a以外にも、両側面や焼網9の下方に設けることもできる。グリル皿4には焼成調理される魚等の被調理物から出る脂等が回収される。
この際、図1に示すように、連結部材7の各アーム部7bに形成された先端曲げ部7b1の傾斜辺7b4が各ローラ15の奥側の滑り台(円弧状外周面15a)に当接することにより、各アーム部7bの先端曲げ部7b1の傾斜辺7b4は、滑り台となるローラ15の円弧状外周面15aとローラ15の回転とが相俟ってローラ15の奥側の滑り台を滑り落ちる力が作用して、グリル扉6がグリル庫2の前面開口5に当接する如く作用して位置決めされる。この結果、グリル扉6は閉じられる方向に作用されて、不用意な接触等による前方への飛び出しを防止している。
そして、魚等の被調理物Fの焼成調理などが終り把手8を前方に引くことによって、図4に示すように、各アーム部7bの先端曲げ部7b1の傾斜辺7b4がローラ15の滑り台(円弧状外周面15a)を乗り上げ、直線状の後部アーム部7b2がローラ15上をそれぞれ滑動して前方に引き出され、連結部材7の後辺部7aで係合されているグリル皿4も連結部材7とともに引き出される。この際、各アーム部7bの後側の後端下部7cはグリル庫2の底面2b上を前方に向けて摺動する。
そして、図5に示すように、グリル皿4の前方への引き出しにともなって、連結部材7はその先端に取付けたグリル扉6の自重により、グリル皿4の後縁部4bに係合されている後辺部7aを揺動軸として、下方に揺動しながらグリル扉6の位置を下げる。よって、焼成調理が終了した魚等の被調理物Fを、グリル扉6に触れることなく、グリル皿4上の焼網9から容易に取り出すことができる。なお、グリル皿4は、その両側の各ガイド突出部4eが各下ガイド部材13上を前方に向けて摺動すると共に、各上ガイド部材14の下部14aに略当接する各グリル皿ローラ12が回転しながら前方に移動することによって、略水平状態で前方に引き出される。
また、グリル皿4が前方に引き出されるにつれて連結部材7がその先端に取付けたグリル扉6の自重により先端側(グリル扉6側)が揺動しながら下がっていくが、このときにも、各アーム部7bが、奥方への下り滑り台として設けた回転自在なローラ15上を滑動することによって、連結部材7の各アーム部7bは円滑に軽い力で引き出され、しかも摺れ音の発生も小さく抑えることができる。
グリル皿4は、その底部4fに形成した突起部4gがグリル庫2の底面2bに形成した係止部2dに係止される位置まで引き出すことができる。
そして、引き出されているグリル皿4をグリル庫2内に収納する場合には、把手8を少し持ち上げながら押し込んでいくことによって、引き出す場合と逆の移動動作により連結部材7の移動にともないグリル皿4がグリル庫2内に収納されていく。即ち、連結部材7の各アーム部7bは、各ローラ15上を滑動しながら後方向に移動し、グリル皿4は、その両側の各ガイド突出部4eが下ガイド部材13上を摺動して各グリル皿ローラ12が各上ガイド部材14の下部14aに接触回転しながら後方に移動することによって、略水平状態で後方に押し込まれる。
そして、更に把手8を押してグリル皿4をグリル庫2内に押し込んでグリル扉6で前面開口5を略閉じたときに、先の説明のように各アーム部7bの傾斜辺7b4が各ローラ15の奥側に入ることによって、各アーム部7bが少し下降する。よって、把手8を持ってグリル皿4をグリル庫2内に押し込んでいるグリル使用者は、アーム部7bが少し下降したときの感触によって、グリル皿4がグリル庫2内の所定位置まで収納されて、グリル扉6で前面開口5を閉じたことを閉じた操作時の感覚で確認することができる。
また、この状態からグリル扉6を開いてグリル皿4を引き出す場合には、最初に少し力を入れて把手8を手前に引いて、アーム部7bの先端曲げ部7b1の傾斜辺7b4の下端部をローラ15上に乗り上げさせる必要がある。よって、グリル皿4がグリル庫2内の所定位置まで収納されて、グリル扉6で前面開口5を閉じているときには、ローラ15によってアーム部7bの先端曲げ部7b1の傾斜辺7b4が係止されることにより、焼成調理中に誤って把手8やグリル扉6に接触した程度ではグリル扉6が不用意に開くことはない。
なお、清掃などのためグリル皿4をグリル庫2から取出すには、グリル扉6を持ち上げ、グリル皿4を連結部材7でグリル皿4の前側が後側より高くなるように持ち上げることによって突起部4gと係止部2dとの係止が解除され、斜め上方に引くことにより、連結部材7とともにグリル皿4を取り外すことができる。そして、連結部材7の後辺部7aのグリル皿4との係合を解除することにより、グリル皿4と連結部材7を分離して取り外すことができる。
また、上記した実施形態1では把手8がグリル扉6の前面下部に一体に設けられている構成であったが、これ以外にも、例えば図6に示すように、把手8をグリル扉6から分離して、グリル扉6の前側に位置する把手8の両側を取付け部材16を介してグリル皿4の両側面前部に接続しているグリルにおいても、同様に本発明を適用することができる。他の構成は上記した実施形態1と同様である。
このような構成のグリルでは、把手8を手前に引くと把手8はグリル皿4とともに水平方向に移動し、グリル扉6のみが連結部材7の各アーム部7bとともに下方に揺動する。
なお、グリル扉6への連結部材7の取付けは、グリル扉6の金属枠に連結部材7を溶接などで直接固定する構成のほか、連結部材7の各アーム部7bの先端を繋ぐ取付け板に各アーム部7bの先端を溶接などで固定し、この取付け板をグリル扉6の金属枠にネジ止めや、係止爪にて着脱自在に取付ける構成が採用できる。
また、グリル皿4と連結部材7との連結係合は、例えば、グリル皿4の後縁4bに形成した開口(不図示)に連結部材7の後端立ち上がり片が挿入されて係合する構成を採用することもできる。
〈実施形態2〉
図7は、本発明の実施形態2に係る調理器としてのグリルの要部を示す概略断面図である。
本実施形態では、グリル扉22がグリル庫20の前面開口21を起立状態で閉じるための支え部材としてグリル皿23が用いられている。グリル皿23の底部の前面には傾斜部23aが形成されている。また、グリル庫20の底面20aの前部には盛り上げ部を形成してその後面に滑り台20bが形成されている。グリル扉22は、グリル皿23の前面に支持部材24を介して着脱自在に取付けられている。
そして、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の滑り台20bに乗る状態になっているので、グリル皿23は滑り台20bを滑り落ちようとすることにより、グリル扉22を閉じようとする作用を与える。これにより、グリル扉22は閉じ状態が保たれて、不用意に開いたりすることがない。なお、本実施形態では、滑り台20bをグリル庫20の底面20aを盛り上げて形成したが、前記実施形態1のようにローラを取付けることで滑り台を構成することもできる。
なお、上記した実施形態2では、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の滑り台20bに乗っている状態であるが、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の滑り台20bを滑り落ちて、奥側に位置しても良い。
〈実施形態3〉
図8は、本発明の実施形態3に係る調理器としてのグリルの要部を示す概略断面図である。
本実施形態では、支え部材であるグリル皿23の水平部である底面23bの前面側にグリル庫20の奥方側に下がる傾斜部23aを設けると共に、グリル庫20の底面20aの前側に奥方側が下がる段差部20cを設けている。他の構成は実施形態2と同様である。
そして、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の角部20dに乗る状態になっているので、グリル皿23は傾斜部23aが角部20dを滑り落ちようとすることにより、グリル扉22を閉じようとする作用を与える。これにより、グリル扉22は閉じ状態が保たれて、不用意に開いたりすることがない。
なお、上記した実施形態3では、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の段差部20cの角部20cに乗っている状態であるが、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の傾斜部23aがグリル庫20の段差部20cの角部20cを滑り落ちて、奥側に位置しても良い。
〈実施形態4〉
図9は、本発明の実施形態4に係る調理器としてのグリルの要部を示す概略断面図である。
本実施形態では、グリル庫20の底面20aに奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台20bを設けると共に、支え部材であるグリル皿23の水平部である底面23bの前方側に奥側の水平部から上がる前面23dとで形成された角部23cを設けている。他の構成は実施形態2と同様である。
そして、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の角部23cがグリル庫20の滑り台20bに乗る状態になっているので、グリル皿23は滑り台20bを滑り落ちようとすることにより、グリル扉22を閉じようとする作用を与える。これにより、グリル扉22は閉じ状態が保たれて、不用意に開いたりすることがない。
なお、上記した実施形態4では、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の角部23cがグリル庫20の滑り台20bに乗っている状態であるが、グリル扉22が前面開口21を閉じた状態のときに、グリル皿23の角部23cがグリル庫20の滑り台20bを滑り落ちて、奥側に位置しても良い。
また、上記した実施形態2、4のグリル庫20の滑り台20b、及び上記した実施形態3のグリル庫20に設けた段差部20cの角部20cの代わりに、上記した実施形態1のローラ15を用いる構成を採用することもできる。
本発明の実施形態1に係るグリルのグリル皿を収納した状態を示す概略側断面図。 連結部材に連結されたグリル皿を示す斜視図。 本発明の実施形態1に係るグリルのグリル庫の前側を示す概略斜視図。 グリル皿がグリル庫から少し引き出されたときの、ローラとアーム部の先端曲げ部近傍を示す拡大断面図。 グリル皿がグリル庫から係止位置まで引き出されたときの状態を示す概略側断面図。 実施形態1の変形例における把手が接続されたグリル皿を示す概略斜視図。 本発明の実施形態2におけるグリル扉と支え部材となるグリル皿が接続されたグリルの前側を示す概略断面図。 本発明の実施形態3におけるグリル扉と支え部材となるグリル皿が接続されたグリルの前側を示す概略断面図。 本発明の実施形態4におけるグリル扉と支え部材となるグリル皿が接続されたグリルの前側を示す概略断面図。
符号の説明
1 グリル
2 グリル庫
3 加熱源
4 グリル皿(支え部材)
5 前面開口
6 グリル扉
7 連結部材(支え部材)
7a 後辺部
7b アーム部
7b1 先端曲げ部
7b4 傾斜辺
8 把手
9 焼網
12 グリル皿ローラ
13 下ガイド部材
14 上ガイド部材
15 ローラ
15a 円弧状外周面

Claims (9)

  1. 調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、
    前記調理庫の底面に、前記調理庫の奥方側が下がる段差部を設け、
    前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記段差部の角部に乗るか又は奥方に入る傾斜部を前記支え部材に設けた、
    ことを特徴とする調理器。
  2. 調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、
    前記調理庫の底面に、奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台を設け、
    前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記滑り台に乗るか又は奥方に入る、奥側の水平部から上がるように形成された角部を前記支え部材に設けた、
    ことを特徴とする調理器。
  3. 調理用の熱源を備え、前面が開口された調理庫と、前記開口を開閉する調理庫扉と、前記開口を通して前記調理庫内に出し入れ自在に収納される調理皿と、前記調理庫扉が前記開口を起立状態で閉じるための前記調理庫扉から後方に略水平に伸びる支え部材を備え、前記開口を閉じている前記調理庫扉を手前側に移動させることにより前記調理皿を引き出すようにした調理器において、
    前記調理庫の底面に、奥方へ行くほど下がり傾斜の滑り台を設け、
    前記調理庫の開口を前記調理庫扉で閉じたときに前記滑り台に乗るか又は奥側に入る、前側よりも奥側が下がる傾斜部を前記支え部材に設けた、
    ことを特徴とする調理器。
  4. 前記支え部材は、先端部が前記調理庫扉に取付けられた前記調理皿である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の調理器。
  5. 前記支え部材は、先端部が前記調理庫扉に取付けられ、前記調理皿を連結する連結部材である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の調理器。
  6. 前記連結部材は、前記調理皿の後部に係合する後辺部と、該後辺部の両側から前記調理皿の両側辺に沿って前方に伸びる左右のアーム部を有し、該アーム部の先端部が前記調理庫扉に取付けられた、
    ことを特徴とする請求項5に記載の調理器。
  7. 前記支え部材の傾斜部を、前記アーム部の先端部を上に曲げた曲がり部で形成した、
    ことを特徴とする請求項6に記載の調理器。
  8. 前記支え部材の傾斜部を、前記調理皿の底面に形成した、
    ことを特徴とする請求項4に記載の調理器。
  9. 前記滑り台はローラである、
    ことを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の調理器。

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