JP3414964B2 - グリル - Google Patents
グリルInfo
- Publication number
- JP3414964B2 JP3414964B2 JP01160297A JP1160297A JP3414964B2 JP 3414964 B2 JP3414964 B2 JP 3414964B2 JP 01160297 A JP01160297 A JP 01160297A JP 1160297 A JP1160297 A JP 1160297A JP 3414964 B2 JP3414964 B2 JP 3414964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- grill
- drawer
- drawer case
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/06—Roasters; Grills; Sandwich grills
- A47J37/0623—Small-size cooking ovens, i.e. defining an at least partially closed cooking cavity
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/06—Roasters; Grills; Sandwich grills
- A47J37/0623—Small-size cooking ovens, i.e. defining an at least partially closed cooking cavity
- A47J37/0664—Accessories
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J2202/00—Devices having temperature indicating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被調理物を載置す
るグリルパンを摺動自在に保持する底面を備えた引き出
しケースを、グリル庫を形成するグリルケースに出し入
れ自在に設けたグリル。 【０００２】 【従来の技術】グリルで焼成調理を行う場合には、焼き
網を備えたグリルパンをグリル庫に出し入れ自在に設け
る。該グリルパンには焼成調理時にグリル庫内の温度が
異常高温にならないように水を入れる。調理中に水が蒸
発して無くなるとグリルパンの温度が上昇するのでグリ
ルパンの温度を検知する温度センサを設け、グリルパン
の水無しを検知している。一方、グリル庫はグリルケー
スと呼ばれる箱状のケースによって形成されるが、グリ
ルケースは器具本体に固定されるため内壁が汚れた場合
に掃除がしに難い。そこで、グリルケース内に出し入れ
自在の引き出しケースを設け、該引き出しケースでグリ
ルケースの側面や底面を覆い、汚れた場合には引き出し
ケースをグリルケースから取り出して洗えるようにして
いる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記温度センサは器具
内の制御装置に接続しなければならないため出し入れ自
在の引き出しケースではなく器具に固定されたグリルケ
ースに取り付ける必要があり、例えば実開平３−８８４
３２号公報により知られるように、グリルケースの底面
奥側にねじ止めされている。一方、温度センサとグリル
パンとの間には引き出しケースの底面が位置することに
なる。そのため、引き出しケースをグリルケースに格納
した状態で温度センサが臨む開口を引き出しケースの底
面に貫設する必要がある。ところが、引き出しケース
は、グリルパンを引き出す際に一緒に引きずり出された
り誤って引き出されることの無いよう、手前を持ち上げ
位置決めを解除しなければ引き出せないようになってい
る。そのため、手前を持ち上げることにより奥側が下が
り、引き出しケースの底面の開口の後縁に温度センサが
引っかかるという不具合が生じる。 【０００４】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、グ
リルケースの底面奥側に温度センサを取り付けても引き
出しケースの着脱時に温度センサに引っかからないグリ
ルを提供することを課題とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被調理物を載置するグリルパンを摺動自在
に保持する底面を備えた引き出しケースを、グリル庫を
形成するグリルケースに出し入れ自在に設けると共に、
グリルケースの底面奥側にグリルパンの温度を検知する
温度センサを取り付け、且つ引き出しケースの底面に、
引き出しケースをグリルケース内に格納した状態で温度
センサが臨む窓穴を貫設したものにおいて、グリルケー
スと引き出しケースとの内の一方に上下方向に開口する
逃げ部を設け、他方に引き出しケースをグリル庫内に格
納した状態で係合すると共に引き出しケースの底面が温
度センサの上方を覆う状態では引き出しケースの奥側を
グリルケースに対して持ち上げ温度センサとの接触を防
止する係合突起を形成したことを特徴とする。 【０００６】引き出しケースをグリルケースから引き出
す場合を考えると、引き出す前の状態である引き出しケ
ースをグリルケースに格納した状態では係合突起は逃げ
部内に入り、引き出しケースの上下方向の位置は係合突
起や逃げ部を設けない場合と同じである。その状態から
引き出しケースを引き出そうとすると係合突起が逃げ部
から外れる。すると、引き出しケースは突起の高さ分持
ち上げられる。引き出しケースが一旦持ち上げられると
引き出しケースをグリルケースから完全に引き出すまで
持ち上げたままでもよいが、引き出しケースの底面が温
度センサの上方を覆う状態の間持ち上げていれば引き出
しケースが温度センサに接触することはない。 【０００７】 【発明の実施の形態】図１及び図２を参照して、１はビ
ルトイン式のガスコンロ（図示せず）に内蔵されている
グリルであり、該グリル１のグリル庫１ａの下半部を形
成するグリルケース２が固定されている。該グリルケー
ス２の上部にはグリル庫１ａの上半部を構成し赤外線バ
ーナである上火バーナ３１を保持する上ケース３が取り
付けられている。尚、上ケース３の奥側には斜め上方に
延びる排気ダクト１ｃが連結されている。また、グリル
ケース２の底面奥側には温度センサ４が取り付けられて
いる。該温度センサ４は後述するグリルパン６の底面に
確実に当接するよう板ばねで上方に付勢されているが、
グリルケース２の底面に直接ねじ止めしてもよい。該グ
リルケース２には引き出しケース５が出し入れ自在に取
り付けられている。グリルケース２の左右上部には水平
な段部である１対のレール２１が形成されており、引き
出しケース５の左右に張り出したスライド片５１がレー
ル２１の上面を摺動して引き出しケース５は出し入れさ
れる。各レール２１の略前端部分にはストッパ２２が切
り起こされており、引き出しケース５をグリルケース２
内に完全に収納させた状態でストッパが係合するストッ
パ穴５２をスライド片５１の略前端部分に開設した。ス
トッパ２２は奥側部分が切り立っており、一旦ストッパ
穴５２内にストッパ２２が入って係合すると引き出しケ
ース５を前方に引き出そうとしてもストッパ２２がスト
ッパ穴５２の周縁に引っかかって引き出すことができな
い。従って、この状態になればグリルパン６を引き出す
際にグリルパン６に引きずられて引き出しケース５が引
き出されるおそれはない。一方、引き出しケース５を引
き出すためには引き出しケース５の前端を一旦持ち上げ
ストッパ２２をストッパ穴５２から外した状態で前方に
引き出せばよい。また、レール２１に、温度センサ４の
取付位置より手前の位置に山形の係合突起２３を切り起
こした。そして、引き出しケース５をグリルケース２内
に格納した状態で該係合突起２３を逃げる逃げ部５３を
スライド片５１に設けた。引き出しケース５の左右両側
壁には各々開口５７が設けられており、下火バーナＢが
該開口５７を介して引き出しケース５内に臨むようにし
た。尚、引き出しケース５に庇５８を設け、下火バーナ
Ｂを上方から覆うようにした。引き出しケース５内には
焼き網６１を備えたグリルパン６を出し入れ自在に設け
ており、該グリルパン６に扉６２を連結させ、扉６２を
掴んでグリルパン６を出し入れできるようにした。尚、
グリルパン６内には水が入れられており、水がない状態
で焼成調理を行うと温度センサにより水がないことを検
知し、焼成調理を中止するように構成している。 【０００８】グリルケース２内に引き出しケース５を押
し込んでゆくと、スライド片５１の後端５４が最初に係
合突起２３に当たる。係合突起２３は山形に形成してい
るので、図３に示すようにスライド片５１は係合突起２
３の頂部まで上がる。該係合突起２３の頂部まで上がる
と引き出しケース５の底面５５が温度センサ４を越える
ように突起２３の高さを設定している。係合突起２３は
温度センサ４より手前に設けているので、引き出しケー
ス５の底面５５の後端下部５５ａが温度センサ４に接触
する前に引き出しケース５は係合突起２３の高さ寸法と
同じ高さ持ち上げられそのまま更に押し込まれる。そし
て、完全に収納される位置まで押し込まれると逃げ部５
３内に係合突起２３が係合し図１に示すようにスライド
片５１がレール２１に接する位置に下りる。引き出しケ
ース５には開口５６が開設されており、引き出しケース
５の収納を完了すると温度センサ４は開口５６から臨
み、グリルパン６の底面に当接することのできる状態に
なる。また、引き出しケース５を引き出す際には、上述
のように引き出しケース５の前端を持ち上げるため引き
出しケース５の後端は下がろうとするが、引き出しケー
ス５を引き出すと同時に係合突起２３から逃げ部５３が
外れ、再び図３に示す状態になる。従って、引き出しケ
ース５を引き出す際に、温度センサ４が開口５６に引っ
かかることはない。 【０００９】引き出しケース５を更に引き出すとスライ
ド片５１の後端５４が係合突起２３から外れ、引き出し
ケース５は下がるが、その時点では既に引き出しケース
５の後端下部５５ａは温度センサ４より前方に移動され
ているので引き出しケース５が下がっても底面５５が温
度センサ４に接触することはない。また、例えばスライ
ド片の下面に係合突起を形成し、引き出しケース５を押
し込む際、最初から係合突起がレール２１に当接して引
き出しケース５が持ち上げられた状態にしてもよい。そ
の際には逃げ部はレール２１上であって、引き出しケー
ス５の収納が完了した位置で係合突起に係合する位置に
設ける。尚、上記図示のものでは、引き出しケース５の
底面５５の、温度センサ４の上方を通過する部分を絞っ
て１段隆起させた。この隆起量はグリルパン６と干渉す
るため余り高くできない。また、隆起させた部分を切り
取るとグリルパン６からこぼれた水や焼き汁がグリルケ
ース２に流れて好ましくない。従って、引き出しケース
５を持ち上げなければならなかった。 【００１０】ところで、逃げ部は係合突起を逃げればよ
いのであって上記実施の形態で示した逃げ部５３のよう
に貫通穴とする必要は必ずしもなく、係合突起の高さ以
上の深さに窪ませてもよい。また、係合突起と逃げ部と
の一方をレールに設け他方をスライド片に設けたが、例
えばグリルケース２の底面と引き出しケース５の底面と
のように上下方向に対向する部分に形成してもよい。 【００１１】ところで上述の実施の形態では、温度セン
サ４をグリルケース２の中央より奥側に取り付けた。こ
れは、グリル庫からの排気は後方の排気ダクトから排出
されるので、前方に比べて後方の方が早く温度が上昇す
るためである。また、温度センサを左右方向中央ではな
く左側に寄せて配置した。これは、下火バーナに近い方
が温度上昇が早いからである。従って、右側に寄せて配
置してもよい。尚、温度センサを左右何れかに寄せて配
置した場合には、温度センサを寄せた側のみに係合突起
と逃げ部とを設けるようにしてもよい。また、上記実施
の形態ではグリルパン６に扉６２を連結する形式で説明
したが、扉をガスコンロ本体にヒンジ等により回動自在
に取り付けるようにしてもよい。更に、上記実施の形態
では上火バーナと下火バーナとを設けたが、本発明は何
れか一方のみを設けたものにも適用できる。尚、上火バ
ーナのみを設けたものでは当然引き出しケースの開口５
７と庇５８とは不要である。 【００１２】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、グリルケースの底面奥側にグリルパンの温度を検知
する温度センサを取り付けても、引き出しケースを出し
入れする際に引き出しケースが温度センサに引っかかっ
て、引き出しケースの出し入れが行えなくなることがな
い。
るグリルパンを摺動自在に保持する底面を備えた引き出
しケースを、グリル庫を形成するグリルケースに出し入
れ自在に設けたグリル。 【０００２】 【従来の技術】グリルで焼成調理を行う場合には、焼き
網を備えたグリルパンをグリル庫に出し入れ自在に設け
る。該グリルパンには焼成調理時にグリル庫内の温度が
異常高温にならないように水を入れる。調理中に水が蒸
発して無くなるとグリルパンの温度が上昇するのでグリ
ルパンの温度を検知する温度センサを設け、グリルパン
の水無しを検知している。一方、グリル庫はグリルケー
スと呼ばれる箱状のケースによって形成されるが、グリ
ルケースは器具本体に固定されるため内壁が汚れた場合
に掃除がしに難い。そこで、グリルケース内に出し入れ
自在の引き出しケースを設け、該引き出しケースでグリ
ルケースの側面や底面を覆い、汚れた場合には引き出し
ケースをグリルケースから取り出して洗えるようにして
いる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記温度センサは器具
内の制御装置に接続しなければならないため出し入れ自
在の引き出しケースではなく器具に固定されたグリルケ
ースに取り付ける必要があり、例えば実開平３−８８４
３２号公報により知られるように、グリルケースの底面
奥側にねじ止めされている。一方、温度センサとグリル
パンとの間には引き出しケースの底面が位置することに
なる。そのため、引き出しケースをグリルケースに格納
した状態で温度センサが臨む開口を引き出しケースの底
面に貫設する必要がある。ところが、引き出しケース
は、グリルパンを引き出す際に一緒に引きずり出された
り誤って引き出されることの無いよう、手前を持ち上げ
位置決めを解除しなければ引き出せないようになってい
る。そのため、手前を持ち上げることにより奥側が下が
り、引き出しケースの底面の開口の後縁に温度センサが
引っかかるという不具合が生じる。 【０００４】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、グ
リルケースの底面奥側に温度センサを取り付けても引き
出しケースの着脱時に温度センサに引っかからないグリ
ルを提供することを課題とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被調理物を載置するグリルパンを摺動自在
に保持する底面を備えた引き出しケースを、グリル庫を
形成するグリルケースに出し入れ自在に設けると共に、
グリルケースの底面奥側にグリルパンの温度を検知する
温度センサを取り付け、且つ引き出しケースの底面に、
引き出しケースをグリルケース内に格納した状態で温度
センサが臨む窓穴を貫設したものにおいて、グリルケー
スと引き出しケースとの内の一方に上下方向に開口する
逃げ部を設け、他方に引き出しケースをグリル庫内に格
納した状態で係合すると共に引き出しケースの底面が温
度センサの上方を覆う状態では引き出しケースの奥側を
グリルケースに対して持ち上げ温度センサとの接触を防
止する係合突起を形成したことを特徴とする。 【０００６】引き出しケースをグリルケースから引き出
す場合を考えると、引き出す前の状態である引き出しケ
ースをグリルケースに格納した状態では係合突起は逃げ
部内に入り、引き出しケースの上下方向の位置は係合突
起や逃げ部を設けない場合と同じである。その状態から
引き出しケースを引き出そうとすると係合突起が逃げ部
から外れる。すると、引き出しケースは突起の高さ分持
ち上げられる。引き出しケースが一旦持ち上げられると
引き出しケースをグリルケースから完全に引き出すまで
持ち上げたままでもよいが、引き出しケースの底面が温
度センサの上方を覆う状態の間持ち上げていれば引き出
しケースが温度センサに接触することはない。 【０００７】 【発明の実施の形態】図１及び図２を参照して、１はビ
ルトイン式のガスコンロ（図示せず）に内蔵されている
グリルであり、該グリル１のグリル庫１ａの下半部を形
成するグリルケース２が固定されている。該グリルケー
ス２の上部にはグリル庫１ａの上半部を構成し赤外線バ
ーナである上火バーナ３１を保持する上ケース３が取り
付けられている。尚、上ケース３の奥側には斜め上方に
延びる排気ダクト１ｃが連結されている。また、グリル
ケース２の底面奥側には温度センサ４が取り付けられて
いる。該温度センサ４は後述するグリルパン６の底面に
確実に当接するよう板ばねで上方に付勢されているが、
グリルケース２の底面に直接ねじ止めしてもよい。該グ
リルケース２には引き出しケース５が出し入れ自在に取
り付けられている。グリルケース２の左右上部には水平
な段部である１対のレール２１が形成されており、引き
出しケース５の左右に張り出したスライド片５１がレー
ル２１の上面を摺動して引き出しケース５は出し入れさ
れる。各レール２１の略前端部分にはストッパ２２が切
り起こされており、引き出しケース５をグリルケース２
内に完全に収納させた状態でストッパが係合するストッ
パ穴５２をスライド片５１の略前端部分に開設した。ス
トッパ２２は奥側部分が切り立っており、一旦ストッパ
穴５２内にストッパ２２が入って係合すると引き出しケ
ース５を前方に引き出そうとしてもストッパ２２がスト
ッパ穴５２の周縁に引っかかって引き出すことができな
い。従って、この状態になればグリルパン６を引き出す
際にグリルパン６に引きずられて引き出しケース５が引
き出されるおそれはない。一方、引き出しケース５を引
き出すためには引き出しケース５の前端を一旦持ち上げ
ストッパ２２をストッパ穴５２から外した状態で前方に
引き出せばよい。また、レール２１に、温度センサ４の
取付位置より手前の位置に山形の係合突起２３を切り起
こした。そして、引き出しケース５をグリルケース２内
に格納した状態で該係合突起２３を逃げる逃げ部５３を
スライド片５１に設けた。引き出しケース５の左右両側
壁には各々開口５７が設けられており、下火バーナＢが
該開口５７を介して引き出しケース５内に臨むようにし
た。尚、引き出しケース５に庇５８を設け、下火バーナ
Ｂを上方から覆うようにした。引き出しケース５内には
焼き網６１を備えたグリルパン６を出し入れ自在に設け
ており、該グリルパン６に扉６２を連結させ、扉６２を
掴んでグリルパン６を出し入れできるようにした。尚、
グリルパン６内には水が入れられており、水がない状態
で焼成調理を行うと温度センサにより水がないことを検
知し、焼成調理を中止するように構成している。 【０００８】グリルケース２内に引き出しケース５を押
し込んでゆくと、スライド片５１の後端５４が最初に係
合突起２３に当たる。係合突起２３は山形に形成してい
るので、図３に示すようにスライド片５１は係合突起２
３の頂部まで上がる。該係合突起２３の頂部まで上がる
と引き出しケース５の底面５５が温度センサ４を越える
ように突起２３の高さを設定している。係合突起２３は
温度センサ４より手前に設けているので、引き出しケー
ス５の底面５５の後端下部５５ａが温度センサ４に接触
する前に引き出しケース５は係合突起２３の高さ寸法と
同じ高さ持ち上げられそのまま更に押し込まれる。そし
て、完全に収納される位置まで押し込まれると逃げ部５
３内に係合突起２３が係合し図１に示すようにスライド
片５１がレール２１に接する位置に下りる。引き出しケ
ース５には開口５６が開設されており、引き出しケース
５の収納を完了すると温度センサ４は開口５６から臨
み、グリルパン６の底面に当接することのできる状態に
なる。また、引き出しケース５を引き出す際には、上述
のように引き出しケース５の前端を持ち上げるため引き
出しケース５の後端は下がろうとするが、引き出しケー
ス５を引き出すと同時に係合突起２３から逃げ部５３が
外れ、再び図３に示す状態になる。従って、引き出しケ
ース５を引き出す際に、温度センサ４が開口５６に引っ
かかることはない。 【０００９】引き出しケース５を更に引き出すとスライ
ド片５１の後端５４が係合突起２３から外れ、引き出し
ケース５は下がるが、その時点では既に引き出しケース
５の後端下部５５ａは温度センサ４より前方に移動され
ているので引き出しケース５が下がっても底面５５が温
度センサ４に接触することはない。また、例えばスライ
ド片の下面に係合突起を形成し、引き出しケース５を押
し込む際、最初から係合突起がレール２１に当接して引
き出しケース５が持ち上げられた状態にしてもよい。そ
の際には逃げ部はレール２１上であって、引き出しケー
ス５の収納が完了した位置で係合突起に係合する位置に
設ける。尚、上記図示のものでは、引き出しケース５の
底面５５の、温度センサ４の上方を通過する部分を絞っ
て１段隆起させた。この隆起量はグリルパン６と干渉す
るため余り高くできない。また、隆起させた部分を切り
取るとグリルパン６からこぼれた水や焼き汁がグリルケ
ース２に流れて好ましくない。従って、引き出しケース
５を持ち上げなければならなかった。 【００１０】ところで、逃げ部は係合突起を逃げればよ
いのであって上記実施の形態で示した逃げ部５３のよう
に貫通穴とする必要は必ずしもなく、係合突起の高さ以
上の深さに窪ませてもよい。また、係合突起と逃げ部と
の一方をレールに設け他方をスライド片に設けたが、例
えばグリルケース２の底面と引き出しケース５の底面と
のように上下方向に対向する部分に形成してもよい。 【００１１】ところで上述の実施の形態では、温度セン
サ４をグリルケース２の中央より奥側に取り付けた。こ
れは、グリル庫からの排気は後方の排気ダクトから排出
されるので、前方に比べて後方の方が早く温度が上昇す
るためである。また、温度センサを左右方向中央ではな
く左側に寄せて配置した。これは、下火バーナに近い方
が温度上昇が早いからである。従って、右側に寄せて配
置してもよい。尚、温度センサを左右何れかに寄せて配
置した場合には、温度センサを寄せた側のみに係合突起
と逃げ部とを設けるようにしてもよい。また、上記実施
の形態ではグリルパン６に扉６２を連結する形式で説明
したが、扉をガスコンロ本体にヒンジ等により回動自在
に取り付けるようにしてもよい。更に、上記実施の形態
では上火バーナと下火バーナとを設けたが、本発明は何
れか一方のみを設けたものにも適用できる。尚、上火バ
ーナのみを設けたものでは当然引き出しケースの開口５
７と庇５８とは不要である。 【００１２】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、グリルケースの底面奥側にグリルパンの温度を検知
する温度センサを取り付けても、引き出しケースを出し
入れする際に引き出しケースが温度センサに引っかかっ
て、引き出しケースの出し入れが行えなくなることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図２】グリルケースと引き出しケースとの形状を示す
斜視図 【図３】引き出しケースの引き出し途中の状態を示す図 【符号の説明】 １ グリル部 ２ グリルケース ４ 温度センサ ５ 引き出しケース ２３ 係合突起 ５３ 逃げ部
斜視図 【図３】引き出しケースの引き出し途中の状態を示す図 【符号の説明】 １ グリル部 ２ グリルケース ４ 温度センサ ５ 引き出しケース ２３ 係合突起 ５３ 逃げ部
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A47J 37/06
F24C 15/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 被調理物を載置するグリルパンを摺動
自在に保持する底面を備えた引き出しケースを、グリル
庫を形成するグリルケースに出し入れ自在に設けると共
に、グリルケースの底面奥側にグリルパンの温度を検知
する温度センサを取り付け、且つ引き出しケースの底面
に、引き出しケースをグリルケース内に格納した状態で
温度センサが臨む窓穴を貫設したグリルにおいて、グリ
ルケースと引き出しケースとの内の一方に、上方向また
は下方向に開口する逃げ部を設け、他方に引き出しケー
スをグリル庫内に格納した状態で逃げ部に係合すると共
に引き出しケースの底面が温度センサの上方を覆う状態
では引き出しケースの奥側をグリルケースに対して持ち
上げ温度センサとの接触を防止する係合突起を形成した
ことを特徴とするグリル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01160297A JP3414964B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | グリル |
| KR1019970073694A KR100264474B1 (ko) | 1997-01-24 | 1997-12-24 | 그릴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01160297A JP3414964B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | グリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201643A JPH10201643A (ja) | 1998-08-04 |
| JP3414964B2 true JP3414964B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=11782461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01160297A Expired - Lifetime JP3414964B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | グリル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3414964B2 (ja) |
| KR (1) | KR100264474B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3492577B2 (ja) * | 2000-01-07 | 2004-02-03 | リンナイ株式会社 | グリル |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP01160297A patent/JP3414964B2/ja not_active Expired - Lifetime
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