JP3599803B2 - 危険防止用カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、卓上のガスコンロ等の操作レバーや操作スイッチを覆うことにより、幼児等がこれらを誤って操作することを防止するための危険防止用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭で用いられるガスコンロ等のガス器具は、家庭内の台所等幼児の生活空間に近い場所におかれることが多い。
このため、幼児の世話をする母親が、例えば食器をとったり、冷蔵庫を覗いたりしていて、幼児から目を離している隙に、幼児はガスコンロの操作レバーに手を伸ばし、いたずらしてしまうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
幼児のこのような行為は事故や火災につながるため大変危険であり、これを防止する有効な対策がのぞまれている。
これに対して、一部のガスコンロではチャイルドロック機構を内蔵しているが、このようなチャイルドロック機構は、ガスコンロの使用中には動作せず、ガスコンロを使用していないときに、幼児等のいたずらを防止することを目的としている。
しかもチャイルドロック機構を設けるには、コストもかかることから、全てのガスコンロについて採用されているわけではない。
【0004】
このため、ガスコンロを使用しないときは、そのつど母親がガス栓を閉めるといった行動を必要としていた。
しかし、ガス栓を閉めるとガスコンロを使用できないことから、使用中,つまり料理等をしているときに、幼児がガスコンロの操作レバーを誤って操作するという事態を有効に防ぐことができない。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、簡単に着脱でき、しかもガスコンロの使用中であっても、幼児が操作手段をいたずらすることを有効に防止できるとともに、種類のことなるガスコンロに広く使用できるガスコンロの危険防止用カバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、少なくともガスコンロの操作手段を覆い得る大きさに形成されると共に開閉可能に形成されたカバー本体と、前記ガスコンロに対して着脱可能なベース部と、前記ベース部の端部から起立しており、前記カバー本体を少なくとも閉止状態にて固定支持する支持部とを備え、前記カバー本体の一端が前記支持部に対して回動自在に固定されるとともに、前記支持部及びカバー本体のいずれか一方に形成した係合部が、他方に形成した被係合部と係脱する構成とした、危険防止用カバーにより、達成される。
また、前記係合部を係合片とし、前記被係合部を係合穴として構成してもよい。
【0008】
また、本発明の危険防止用カバーの前記支持部は弾性を有する合成樹脂にて、上部が開口した略U字状のフレームとして形成され、前記略U字状のフレームは、このフレームの互いに平行に伸びる脚片からそれぞれ内方に伸びる一対の延長部と、これらの延長部の先端からそれぞれ前記カバー本体側に向かって曲折して設けられた一対の爪片とを有し、前記カバー本体は、前記一対の爪片と係合すべき係合穴を備えるように構成してもよい。
【0009】
さらに、本発明の危険防止用カバーでは、前記ベース部は、プレート状に形成され、ガスコンロが載置される載置台の上面に固定される構成としてもよい。
【0010】
さらに、本発明の危険防止用カバーの前記支持部は、カバー本体の一端を回動自在に支持する軸受け部を有し、この軸受け部は、カバー本体を閉止した状態で上下方向に移動し得る構成とされており、且つ前記カバー本体には、支持部側に向かって伸びる係合片が形成されており、カバー本体を閉止した状態において、このカバー本体を下動することにより前記係合片が支持部側の係合穴に係合される構成としてもよい。
【0011】
また、本発明の危険防止用カバーの前記支持部は、上部が開口された略U字状のフレームでなり、この略U字状のフレームの互いに平行な脚片にそれぞれ前記係合穴を形成するようにしてもよい。
【0012】
また、本発明の危険防止用カバーの前記支持部は、軸受け穴としての長穴が形成された軸受け部を有し、前記カバー本体の一端に形成された枢軸が回動しながらこの長穴の長径を移動することにより、前記カバー本体が閉止状態で固定される構成とすることができる。
【0013】
【作用】
上記構成によれば、カバー本体が閉止状態においてガスコンロの少なくとも操作部,即ち操作ボタンやスイッチ類を覆うので、乳幼児がこれらを悪戯することを防止できる。
この場合、カバー本体は前記支持部により閉止状態で固定されるから、カバー本体はガスコンロの操作部等を覆った状態を安定して維持できる。
さらに、ガスコンロの操作部等を操作する必要がある場合には、前記カバー本体を開くことにより、この操作部を露出させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、この発明の好適な実施例を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0015】
図1及び図3は、本発明による危険防止用カバーの第一の実施例を示している。
図1の危険防止用カバー10は、例えば図2に示すようなガスコンロ6に装着される。
図2において、ガスコンロ6は、例えば家庭のキッチン等に設備されるガスコンロ6の載置台5の上に載置される。即ち、載置台5は、調理台等にガスコンロ6を収容するための大きさでなる凹所が形成されている。
【0016】
このガスコンロ6は、本体上部に設けられ周囲に庇を形成した天板9と、この天板9に設けたガスバーナ用開口にゴトク8,8とを有している。
ガスコンロの本体の前面4には、左右にそれぞれ操作手段としてのレバーやダイヤルやスイッチ類7が形成され、中央付近にはグリル7aが設けられている。この図の場合、本実施例の危険防止用カバー10は、ガスコンロ6の前面の右側のスイッチ類を覆うように装着されている。
【0017】
図1は危険防止用カバー10の斜視図、図3はその断面図である。
これらの図において、危険防止用カバー10は、全体もしくはカバー本体が熱硬化性の合成樹脂,例えばフェノール,または熱可塑性の合成樹脂,例えばスチレンマレイミド系樹脂,難燃性のポリプロピレン(PP),アクリロニトリル・タジエン・スチレン共重合体(ABS)等により形成され、ベース部11と、このベース部11から起立するように一体に形成された支持部13と、この支持部13に回動自在に軸止されたカバー本体16とを有している。
【0018】
べース部11は、図1及び図3に示されているように、所定の面積を有するプレート状に形成されている。このベース部11は、図3に示すように、ガスコンロ6とコンロ載置台5の間に配設され、支持部13及びカバー本体16を支えるようになっている。
このため、ベース部11は、好ましくは、その下面に両面テープ等が適用されて、コンロ台5と接着され、危険防止用カバー10を安定的に支持するようになっている。
【0019】
支持部13は、全体としてある程度の弾性を有する材料,例えば、スチレンマレイミド系樹脂,ポリプロピレン,アクリロニトリル・タジエン・スチレン共重合体等のうち好ましくは、難燃性を備えたもの,もしくは熱可塑性を有するものにより形成されており、図3に示すように、上記ベース部11の一端からガスコンロ側にやや傾斜して起立するように設けられている。
この支持部13は、図1に示すように上部が開いた略U字状のフレームでなっており、互いに平行に上方に伸びる脚片14,15を備えている。この脚片14,15は、後述するように、カバー本体16を閉じたときに、これと当接して、固定するようになっている。
【0020】
このため、脚片14,15の中間付近には内方に向かってそれぞれ伸びる延長部14a,15aと、これらの延長部14a,15aの先端側がカバー本体16側に曲折されて形成された爪片14b,15bが形成されている。
これら爪片14b,15bには先端部には、それぞれ外側面が先端にいく程内方に傾斜した傾斜面を有する傾斜段部14c,15cが設けられている。これにより、後述するようにカバー本体16に形成した係合穴に爪片14a,15aが挿入され、傾斜段部14c,15cがこの係合穴の周縁部と係合して、カバー本体16は閉止状態で、支持部13に対して固定されるようになっている。
【0021】
また、この支持部13の下部13bは、図3に示されているように、傾斜もしくは面取りされている。これにより、支持部13を含む危険防止用カバー10をガスコンロ6の前面に配置したとき、ガスコンロ6の下部の突出部6aと干渉しないようになっている。
さらに、支持部13の下部には軸受け部13cが形成されており、後述するカバー本体16の軸16aが回動自在に装着されるようになっている。
【0022】
カバー本体16は、全体が平板状に形成されることによって、カバー本体16が覆うスイッチやレバー等に乳幼児が手を伸ばしても触れることができないようにするためのものである。
このため、全体として平板状のプレートとして形成されていると共に、図3の閉止状態で上となる箇所(図1では下部)を除き折り返し部17により囲まれている。これにより、カバー本体16を閉止したとき、このカバー本体16の内部には空間S1が画成され、空気が捕らえられるようになっている。
この空間S1の空気層によって、図3の状態でガスコンロ6側からの熱がカバー本体16に伝わりにくいようになっている。
ここで、このカバー本体16を含む危険防止用カバー10の構成部材は、ガスコンロという燃焼器具の近傍に配置されるものであるから、通常の熱可塑性樹脂で形成するのは、構成部材によっては好ましくない。
即ち、調理の炎や調理用油等が移った場合に、構成部材自体が発火しやすい樹脂であると、危険である。このような点を考慮すると、安全のためには、前述したように熱硬化性の合成樹脂,例えばフェノール,または熱可塑性の合成樹脂,例えばスチレンマレイミド系樹脂,難燃性のポリプロピレン(PP),アクリロニトリル・タジエン・スチレン共重合体(ABS)等、熱硬化性樹脂や難燃性を有する熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。
【0023】
また、図3に示すように、カバー本体16の上部は開放箇所17aとなっている。これによって、図示されているように危険防止用カバー10をガスコンロ6に装着したとき、天板ないし庇9がカバー本体16と干渉することがないようになっている。
このため、ガスコンロ6のタイプが多少異なるものであっても、当該ガスコンロ6の天板等の部位と干渉することなく、使用できるようになっている。
尚、図3において、カバー本体16の上下方向の長さをさらに長く形成すれば、天板9の上のゴトクや、その上の調理器具までも覆うように構成することができる。
【0024】
さらに、カバー本体16には一対の係合穴18a,18bが設けられている。この係合穴18a,18bは図3に示されているように、カバー本体16を閉めたときに、支持部13の爪部14c,15cに対応する箇所に形成されている。このため、図1に示すように、カバー本体16を矢印方向に回動させて図4に示すように閉止状態としたとき、各爪片14b,15bの傾斜段部14c,15cが係合穴18a,18bの周縁部に係止され、このカバー本体16を閉止状態で固定できるようになっている。
【0025】
本実施例は以上のように構成されており、次にその作用ならびに使用の方法を説明する。
本実施例の危険防止用カバー10を、図2に示すように、ガスコンロ6の操作手段を覆い得る位置に装着する。図示の場合、ガスコンロ6の右側の操作レバー類を覆う位置に合わせて、ガスコンロ6と載置台5との間にベース部11を装着する(図3参照)。
尚、危険防止用カバー10をガスコンロ6の中央付近に装着すればグリル部分を覆うことができ、より左側に装着すれば、別の操作手段を覆うことができる。
【0026】
これにより、図1の状態、即ちカバー本体16を開放した状態では、支持部13のU字状の脚片14,15は、ガスコンロ6前面の操作手段の左右に延びており、使用者によるレバー等の操作を妨げることはない。
次に、カバー本体16を軸16aを中心に図1の矢印方向に回動させて、図3に示すように閉止する。
この場合、支持部13の爪片14c,15cはカバー本体16の係合穴18a,18aに強制的に挿入されることにより、これら各爪片14c,15cは図1に矢印で示すように内方へ撓み、各傾斜段部は係合穴18a,18bの周縁を乗り越えて、この周縁部に係止される。
これにより、図4に示すようにカバー本体16は、完全に閉止された状態において固定されるので、乳幼児等がガスコンロ6の操作レバー等に触れることはできない。
【0027】
かくして、ガスコンロ6によって調理を行う等して使用中である場合にも、その操作レバー等を乳幼児がみだりに触れて、危険な操作をしてしまうといった事態を有効に回避できる。
しかも、ベース部11を両面テープでコンロ台に接着するだけで取り付けることができ、ガスコンロ等の燃焼装置に設けるチャイルドロック機構等に比べると装着の費用もかからず簡単に取付けることができる。
【0028】
尚、上述の実施例においては、ガスコンロの操作手段の一部を覆う例を示しているが、略同一の構造にて、より大きな危険防止用カバーを形成すればガスコンロの全ての操作手段を覆うことができる。
【0029】
図5乃至図10は、本発明の危険防止用カバーの第二の実施例を示している。
図5は、危険防止用カバーのベース部21と支持部23とを示している。
このベース部21は、第一の実施例と略同じ構成である。
支持部23は、上記ベース部21から起立するように、且つガスコンロ(図示せず)側にやや傾斜して設けられている。この支持部23は、上部が開口された略U字状のフレームでなっている点は第一の実施例と同様である。
【0030】
本実施例では、この支持部23は、下部に図5及び図7に示すような軸受け部23aを備えている。この軸受け部は後述するカバー本体26の一端部に設けたダボを受容するものである。
さらに、支持部23の互いに平行に伸びる脚片24,25の上部には、後に詳しく述べるカバー本体26の係合フックと係合する係合穴26,27が形成されている。
【0031】
即ち、この軸受け部23cは、図7に示すように上部23dが開口されており、この開口からカバー本体26の一端(下端)に形成された枢軸としてのダボ(図6参照)26aを受容し得るようになっている。
軸受け部23cの底部は上記ダボ26aを鎖線で示す上方位置(第1の位置)で保持する第1の段部23eと、実線で示すように、これより奥側(ガスコンロ側)で、下方位置(第2の位置)にて保持する第2の段部23fとを備えている。そして、これら段部23e,23fは、ダボ26aが回動し得るように曲面を有している。
【0032】
カバー本体26は、図6及び図10に示されている。図6はカバー本体26を裏から見た図であり、プレート状でなる遮蔽部の周囲に形成した、折り返し部27,27には、支持部23に向かって伸びる係合フック28,28が形成されている。
また、カバー本体26の下端には、上述した枢軸としてのダボ26a,26aが形成されている。カバー本体26は、このダボ26a,26aが、上記支持部23の軸受け部23cに回動自在に装着される。
さらに、カバー本体26は、図10に示すように、前面に使用者の手を入れるための把手29が形成されている。
尚、第一の実施例と同様の理由により、カバー本体26の上部を開口させてもよい。
【0033】
このように構成されたカバー本体26の枢軸としてのダボ26aを支持部23の軸受け部23aにはめ込み、カバー本体26を支持部23側に回動させると、その係合フック28,28が支持部23の係合穴26,27に受容される。この場合、カバー本体26が上述の第1の位置にあるときには、図8に示すように係合フック28,28は係止されない。
カバー本体26が第1の位置よりさらに回動して第2の位置に至ると、ダボ26aは軸受け部23c内で、段部23eから23fに移動するので、カバー本体26は全体として下動し、図9に示すように係合フック28,28のフック部28a,28aは、係合穴の垂直段部26a,27aに係止されるようになっている。
【0034】
第二の実施例は以上のように構成されており、本実施例の危険防止用カバーを、第一の実施例と同様に、ガスコンロ6(図2参照)の操作手段を覆い得る位置に装着する。
【0035】
カバー本体26が開放されている状態では、支持部23のU字状の脚片24,25は、ガスコンロ6前面の操作手段の左右に延びることとなり、使用者によるレバー等の操作を妨げることはない。
次に、カバー本体26を軸26aを中心に回動させると、上述のようにカバー26は僅かに下動し、カバー26の係合フック28,28が支持部23の係合穴に係合される。これにより、カバー本体26は、閉止状態で支持部23に固定されるので、乳幼児等がカバー本体26にふれても容易にこれを開くことはできない。
【0036】
かくして、第一の実施例と同様にガスコンロ6によって調理を行う等して使用中である場合にも、その操作レバー等を乳幼児がみだりに触れて、危険な操作をしてしまうといった事態を有効に回避できる。
しかも、ベース部21を両面テープでコンロ台に接着するだけで取り付けることができ、ガスコンロ等の燃焼装置に設けるチャイルドロック機構等に比べると装着の費用もかからず簡単に取付けることができる。
【0037】
図11は、本発明の危険防止用カバーの第三の実施例をガスコンロ6に装着した状態を示している。
図示されているように、この危険防止用カバー30は、縦横に大きなカバー本体36を有しており、ガスコンロ6の前面側の操作パネルをほぼ全て覆い隠すと共に、ガスコンロ6のゴトクや調理器具までもカバーしている。
【0038】
図12及び図13は、この危険防止用カバー30の固定構造を示しており、これらの図では理解の便宜のためカバー本体36は簡略化して示している。
図において、カバー本体36は、支持部33に対して回動自在に固定されている。
本実施例では、支持部33はカバー本体36の両側にひとつづつそれぞれ配置されていおり、共通する構造である。即ち、支持部33は、軸受け部33aを有し、さらに、後方(図11においてガスコンロ側)にフレーム状に延在するベース部31を有している。
このベース部31を図11のコンロ台5の上面に両面テープ等により接着することにより、本実施例の危険防止用カバー30をガスコンロ6の前面に配置固定することができる。
【0039】
カバー本体36は、基本的には第一及び第二の実施例と共通の構造であり、カバー面積は上述のように大きく形成されている。
このカバー本体36の下端部には枢軸となるダボ36aが一体に形成されており、このダボ36aは、支持部23の軸受け部33aに回転自在に固定されている。
即ち、カバー本体36は、この軸受け部33aにて支持されつつ、ダボ36aを中心に回動することにより、開状態から閉止状態まで可動できるようになっている。
さらに、カバー36の下端部には、上記支持部33の軸受け部33aに関連して図13において右端部にテーパを有する係合板35が設けられてる。
【0040】
一方、支持部33の軸受け部33aは、図13に示されているように、斜めに傾斜して延びる長穴33bが形成されている。この長穴23bに上記カバー本体36のダボ36aが挿入されている。
さらに、軸受け部33aは、下端付近が斜めに切れ込んだ切り込み部33cを備えている。この切り込み部33cの上部には曲面でなる案内面33dが形成されている。
【0041】
これにより、カバー本体36が開いた状態にある時には、上記係合板23dは軸受け部33aの案内面33dに当接しつつ案内される。この際、カバー本体36のボス36aは長穴33bの上端に移動していて、図において鎖線で示す第1の位置にあって回動できるようになっている。
これにより、カバー本体36は、矢印Aに示す方向に回動して閉止方向に移動する。そして、係合板35が曲面33dの下端を外れると、カバー本体36は下動し係合板35のテーパ状の先端が、切り込み部33cに嵌入する。そして、カバー本体36は実線で示すように閉止状態この状態において、図13に示すように係合板35は切り込み部33cにより係止される(第2の位置)ようになっている。
【0042】
この第三の実施例は以上のように構成されており、本実施例の危険防止用カバーを、第一の実施例と同様に、ガスコンロ6(図11参照)の操作手段を覆い得る位置に装着する。
【0043】
カバー本体36が開放されている状態では、その内側にはなにもなく、使用者によるレバー等の操作を妨げることはない。
次に、カバー本体36を軸(ダボ)36aを中心に回動させると、上述のようにカバー本体36は僅かに下動し、カバー本体36の係合板35が支持部33の切り込み部33cに係合される。これにより、カバー本体36は、閉止状態で支持部33に固定されるので、乳幼児等がカバー本体36にふれても容易にこれを開くことはできない。
【0044】
かくして、この第三の実施例は、第一の実施例と同様にガスコンロ6によって調理を行う等して使用中である場合にも、その操作レバー等を乳幼児がみだりに触れて、危険な操作をしてしまうといった事態を有効に回避できる。
しかも、ベース部31を両面テープでコンロ台に接着するだけで取り付けることができ、ガスコンロ等の燃焼装置に設けるチャイルドロック機構等に比べると装着の費用もかからず簡単に取付けることができる。
しかも、図14に示すように、カバー36は高さ方向にも大きく形成されているので、ガスコンロ6の操作手段だけでなく、ゴトクや調理器具も含めて遮蔽することができる。したがって、乳幼児が料理中にこれら調理器具やゴトクに触れて、火傷するといったことを有効に防止できる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、簡単に着脱でき、しかもガスコンロの使用中であっても、幼児が操作手段をいたずらすることを有効に防止できるとともに、種類のことなるガスコンロに広く使用できるガスコンロの危険防止用カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による危険防止用カバーの第一の実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の危険防止用カバーをガスコンロに装着した状態を示す図である。
【図3】図1の危険防止用カバーのを閉止した状態の概略断面図である。
【図4】図1の危険防止用カバーのを閉止した状態の概略斜視図である。
【図5】本発明の危険防止用カバーの第二の実施例に係るベース部及び支持部を示す概略斜視図である。
【図6】図5の危険防止用カバーのカバー本体を示す斜視図である。
【図7】図5の危険防止用カバーの軸受け部を示す拡大断面図である。
【図8】図5の支持部に設けた係合穴の構造を示す図である。
【図9】図5の支持部に設けた係合穴の構造を示す図である。
【図10】図5の危険防止用カバーのカバー本体を示す斜視図である。
【図11】本発明の危険防止用カバーの第3の実施例を示す斜視図である。
【図12】図11の危険防止用カバーの係合構造を示す概略斜視図である。
【図13】図11の危険防止用カバーの係合構造を示す概略断面図である。
【図14】図11の危険防止用カバーの使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
5 ガスコンロの載置台
6 ガスコンロ
9 天板
10 危険防止用カバー
11 ベース部
13 支持部
14 脚片
15 脚片
16 カバー本体

Claims (7)

  1. ガスコンロ前面の操作手段を覆うように形成されると共に、開閉可能に形成されたカバー本体と、
    前記ガスコンロに対して着脱可能なベース部と、
    前記ベース部の端部から起立しており、前記カバー本体を少なくとも閉止状態にて固定支持する支持部と
    を備え、
    前記カバー本体の一端が前記支持部に対して回動自在に固定されるとともに、前記支持部及びカバー本体のいずれか一方に形成した係合部が、他方に形成した被係合部と係脱する構成とした
    ことを特徴とする危険防止用カバー。
  2. 前記係合部が係合片であり、前記被係合部が係合穴であることを特徴とする請求項1に記載の危険防止用カバー。
  3. 前記支持部は弾性を有する合成樹脂にて、上部が開口した略U字状のフレームとして形成され、
    前記略U字状のフレームは、このフレームの互いに平行に伸びる脚片からそれぞれ内方に伸びる一対の延長部と、これらの延長部の先端からそれぞれ前記カバー本体側に向かって曲折して設けられた一対の爪片とを有し、
    前記カバー本体は、前記一対の爪片と係合すべき係合穴を備えていることを特徴とする請求項2に記載の危険防止用カバー。
  4. 前記ベース部はプレート状に形成され、ガスコンロが載置される載置台の上面に固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の危険防止用カバー。
  5. 前記支持部はカバー本体の一端を回動自在に支持する軸受け部を有し、この軸受け部は、カバー本体を閉止した状態で上下方向に移動し得る構成とされており、
    且つ前記カバー本体には、支持部側に向かって伸びる係合片が形成されており、カバー本体を閉止した状態において、このカバー本体を下動することにより前記係合片が支持部側の係合穴に係合される構成としたことを特徴とする請求項2に記載の危険防止用カバー。
  6. 前記支持部は上部が開口された略U字状のフレームでなり、この略U字状のフレームの互いに平行な脚片にそれぞれ前記係合穴が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の危険防止用カバー。
  7. 前記支持部は軸受け穴としての長穴が形成された軸受け部を有し、前記カバー本体の一端に形成された枢軸が回動しながらこの長穴の長径を移動することにより、前記カバー本体が閉止状態で固定される構成としたことを特徴とする請求項1に記載の危険防止用カバー。
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