JP5073237B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、更に詳しくは、電源用電池を出入れするための電池収納口に、電池ボックス蓋が開閉自在に備えられた加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器としては、ビルトインコンロやテーブルコンロ等が既に知られているが、これらの加熱調理器には、燃焼制御等のための電源用電池が収納される電池ボックスが調理器本体に取付けられている。そして、この電池ボックスに収納される電池の取り出しや装着は、調理器本体の前面パネルに開設された電池収納口より可能となっており、この電池収納口には電池ボックス蓋が開閉自在に取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
加熱調理器の前面パネルに取り付けられる電池ボックス蓋の取付構造としては以下に示すものが挙げられる。まず、第一の従来技術を図6に示す。この電池ボックス蓋100は、その両側面の下部に回転軸102,102が備えられ、この回転軸102,102が前面パネル104に設けられた回転軸受け孔106,106に軸支される。これによって回転軸102,102を回転中心軸として開閉自在に取り付けられたものである。
また、第二の従来技術として、加熱調理器に限らずケース体の開閉蓋構造としていわゆる蝶番構造が広く知られている。蝶番構造は、開閉蓋とその開閉蓋の取付部に設けられた円筒状の軸筒部に、回転軸となる軸棒が挿通され、開閉蓋が開閉自在に固定されたものである。
特開2006−3053号公報
図7に上記第一の従来技術である電池ボックス蓋100の閉蓋時(a)と開蓋時(b)を表す断面図を示す。開閉蓋100の回転中心軸Xはその構造上、電池収納口112の底面110よりも幾分高い位置にある。よって、図7(b)に示されるように、電池ボックス蓋100の開蓋時には、図中の高さH分電池ボックス蓋100が電池収納口112を遮り、電池ボックス120に収納された電池114の出入が可能となるスペースがなくなる。つまり、電池114が出入自在となる十分なスペースを確保して前面パネル104に電池収納口112を形成したとしても、電池の出入れができない、又は出入れしづらいといった不具合が発生する。
したがって、図7(c)に示すように、電池の出入を考慮して、電池が十分通過するスペースであるS寸法にH寸法を加えた必要以上の大きさの電池収納口112を確保しなければならず、加熱調理器の前面パネル104におけるデザインスペースや部品配置スペースを狭めてしまうという問題があった。
また、第二の従来技術である蝶番構造であれば、回転中心軸はほぼ電池収納口の端縁と同じになるため、上記のように電池収納口が小さくなってしまうということはないが、回転軸となる軸棒が接続部品として必要となることや、この軸棒が挿通される円筒部を電池ボックス蓋及び前面パネルに設ける必要があり、加熱調理器の製造コストが嵩んでしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、調理器本体の前面パネルに開閉自在に設けられる電池ボックスの蓋の回転中心軸の位置を、電池の取り出し、装着口である電池収納口の端縁と同じ高さにすることによって、調理器本体の前面パネルにおけるデザインスペースや部品配置スペースが狭められることのない加熱調理器を簡単な構造でかつ低コストに提供することにある。
この課題を解決するため本発明に係る加熱調理器は、請求項1に記載のように、電池ボックスの電池収納口に電池ボックス蓋を開閉自在に備えた加熱調理器において、前記電池収納口の端縁で垂直に折り返された取付板には前記電池収納口側の内周縁が前記電池ボックス蓋の回転中心軸となる係合孔が設けられ、前記電池ボックス蓋の端縁には、前記係合孔に挿入されて屈曲部分が前記係合孔の電池収納口側の内周縁に係合される屈曲回転部材、および前記取付板上に接触する断面円弧形状に形成された先端部を有する保持部材が設けられ、前記電池ボックス蓋が開閉操作される際、断面円弧形状である前記保持部材の先端部が前記取付板上を転がるようにして前記取付板に接触し続けることにより、前記屈曲回転部材の屈曲部分と前記係合孔の電池収納口側の内周縁との相対的な位置関係が維持されることで両者の係合状態が維持されるように構成されていることを要旨とするものである。
この場合、請求項2に記載のように、前記屈曲回転部材の先端には前記係合孔からの抜け止め突起が設けられていることが望ましい。また、請求項3に記載のように、前記屈曲回転部材が弾性力を持って成形されていれば良い。
さらに、請求項4に記載のように、前記電池ボックスの収納口の両側端縁から折り返された側板には係止孔が設けられ、電池ボックス蓋には該係止孔に係脱自在に係止可能な係止突起が設けられていれば好適である。また、請求項5に記載のように、前記電池ボックス蓋の本体部の裏面には、その上端縁および側端縁に沿って起立した案内部が設けられていればさらに良い。
本発明の請求項1に係る加熱調理器によれば、電池収納口から垂直に折り返されて形成された取付板に設けられた係合孔の手前側内周縁を回転中心軸とし、電池ボックス蓋の屈曲回転部材が該係合孔と係合し、保持部材が前記取付板に受止されることでその係合状態が維持されつつ電池ボックス蓋が回動するため、電池ボックス蓋の回転中心軸が電池収納口の端縁と同じ高さに位置することとなり、電池ボックス蓋の開蓋時においても電池収納口を電池ボックス蓋が遮ることがない。そのため、収納される電池サイズの大きさに見合った電池収納口を前面パネルに形成すればよく、前面パネルにおけるデザインスペースや、部品配置スペースを狭めることはない。また、開閉構造を蝶番構造とした場合のように、電池ボックス蓋やその接続部が複雑形状となることはなく、電池ボックス蓋の接続部品も必要としないため、加熱調理器の製造コストの低廉化につながる。
この時、前記屈曲回転部材の先端に前記係合孔からの抜け止め突起が設けられておれば、一旦電池ボックスの収納口に取り付けた電池ボックス蓋が外れるおそれが無い。また、上記電池ボックス蓋の屈曲回転部材が弾性力を有しておれば、電池ボックス蓋を電池ボックスの収納口に組み付けしやすい。
また、前記電池ボックスの収納口の両側端縁から折り返された側板には係止孔が設けられ、電池ボックス蓋には該係止孔に係脱自在に係止可能な係止突起が設けられておれば、電池ボックス蓋を閉蓋状態で固定することができ、振動等により電池ボックス蓋が勝手に開くことはない。さらに、電池ボックス蓋の外周縁には前記電池収納口に嵌り込む案内部が設けられておれば、加熱調理器の使用者の使い勝手が良いだけでなく、電池ボックス蓋の閉蓋時のがたつきが防止される。
次に、本発明の一実施形態について、ビルトインコンロを例に図面を参照しつつ説明する。図1(a)(b)は、一実施形態としてのビルトインコンロを示したもので、このビルトインコンロ1は、トッププレート2が外された状態で、キッチンユニットのカウンタCに設けられた四角形状の取付孔C′に落とし込んだ後、トッププレート2をその取付孔C′の内周縁上に係止させることにより、キッチンユニットに一体的に収納されてなるものである。
このビルトインコンロ1は、トッププレート2の上面に左コンロ3、右コンロ4、奥コンロ5が設けられ、各コンロ部にはそれぞれ調理容器等が載置される五徳が備えられる。一方、このビルトインコンロ1の前面パネル7の中央位置には、焼き魚等の調理のためのグリル6が設けられている。
そして、トッププレート2の下には、制御基板や電線等の電装類や、燃料となるガスを搬送、遮断するガス管、ガスバルブといったものがビルトインコンロ1の枠体であるケース本体19に固定されて配設されている。このケース本体19は、前面パネル7と連結されており、該前面パネル7には、各コンロ部3,4,5及びグリル6の点火スイッチである左コンロスイッチ8、右コンロスイッチ9、奥コンロスイッチ10、グリル用スイッチ11が設けられ、その上部には、これらのスイッチに対応させて各コンロ部3,4,5及びグリル6のバーナの火力を調節するための調節つまみ12,13,14,15がそれぞれ備えられている。
上記各点火スイッチの下方、図1(b)の前面パネル7左下部には、このビルトインコンロ1を使用するに際してタイマー設定等の各種機能を選択操作できる機能選択操作部16が設置されている。この機能選択操作部16は、前面パネル7に開口部が形成されてその開口部に収納される。なお、この機能選択操作部16は、プッシュ式に前面パネル7面から手前へパネル面が飛び出し、そのパネル面の各操作ボタンを押すことにより各機能を操作できるようになっている。
そして、図1(b)の前面パネル7右下部には、燃焼等を制御するための電源用電池を収納する電池ボックス17がケース本体19内の電池ボックス収納スペースに固定される。その電池ボックス17の手前側には、前面パネル7の開口部が位置して電池収納口20が設けられ、その電池収納口20を開閉するための電池ボックス蓋18が開閉自在に取り付けられている。
この電池ボックス蓋18が取り付けられる電池収納口20の外観斜視図を図2に示す。電池収納口20は、金属製板からなる前面パネル7が方形状に開口されて形成されたものであり、この開口部は、ビルトインコンロ1に使用される乾電池が取り出し、装着可能な大きさに形成されている。
また、電池収納口20には、それぞれの側縁から垂直に折り返された4枚の板、底板61、両側板62,62、上板63が形成されている。このうち電池ボックス蓋18の取付板となる底板61には、方形状の角穴である係合孔64,64が側板62,62寄りに2箇所設けられている。この係合孔64,64には、電池ボックス蓋18に設けられる屈曲回転部材46,46が挿通、係合されることで電池ボックス蓋18は電池収納口20に取り付けられることとなる。
また、両側板62,62のそれぞれの略中央には係止孔44,44が設けられている。電池ボックス蓋18を閉じた際に、後述する電池ボックス蓋18の係止片42,42に設けられた突起43,43がこの係止孔44,44に係脱自在に係止され、電池ボックス蓋18は閉蓋状態で固定されることとなる。
なお、これら底板61,両側板60、上板63は、ビルトインコンロ1の使用者が電池ボックス蓋18を閉じる際、電池ボックス蓋18が電池収納口20にスムーズに嵌り込むための案内としても働くものである。
次に、この電池収納口20を開閉する電池ボックス蓋18の外観斜視図を図3に示す。この電池ボックス蓋18は、ポリプロピレン等の合成樹脂から一体的に成型され、電池収納口20よりやや小さく形成された略方形状の本体部30が、上記電池収納口20に嵌り込んで電池ボックス17を閉蓋状態とするものである。
また、この本体部30の下端縁38は本体部30の表面31方向に突出しており、下端縁38からは、電池ケース蓋18を電池収納口20に開閉自在に取付保持するため、上記電池収納口20の底板61に設けられた係合孔64,64に挿通、係合される屈曲回転部材46,46及びその係合状態を維持するための保持部材47,47,47が形成されている。
屈曲回転部材46,46は、弾性力を持った合成樹脂で形成され、電池ボックス蓋18の下端縁38の両側端縁37,37寄りから奥行き方向に向かって一定長さ突出し、下方に向けて垂直に屈曲(第一屈曲部48,48)され、一定の隙間を設けて手前側に向けて再度垂直に屈曲(第二屈曲部49,49)された、断面コの字状の部材である。また、この屈曲回転部材46,46の先端側縁には、底板61に取り付られた際の抜け止め突起50,50が外向きに形成されている。
保持部材47,47,47は、電池ボックス蓋18の下端縁38に屈曲回転部材46,46よりも中央寄り三箇所から等間隔に設けられており、屈曲回転部材46,46と同様に奥行き方向に向かって一定長さ突出し、下方に向けて屈曲された断面L字状の部材である。また、その先端部52,52,52は、上記屈曲回転部材46,46の第二屈曲部49,49の高さ位置よりも、底板61の略板厚分高い位置に設定され、断面は半円形状となっている。
また、本体部30の裏面32には、その上端縁36、側端縁37,37に沿って案内部40が起立形成されている。この案内部40は、電池ボックス蓋18を閉じる際に電池ボックス蓋18が電池収納口20にスムーズに嵌り込むための案内となると共に、電池ボックス蓋18の閉蓋時に、上記電池収納口20の側板62,62及び上板63,63と面接触し、電池ボックス蓋18のがたつきを防止する。
さらに、両側端縁37,37の中央部には弾性部材で形成された係止片42,42が配設されており、その係止片42,42の半円形状の先端部の中心からは略円錐状の係止突起43,43が外向きに突出して設けられている。この係止突起43,43は、電池ボックス蓋18の開閉時に係止片42,42が弾性変形することによって、側板62,62の係止孔44,44に係脱自在となるよう設けられている。
一方、本体部30の表面31の上端縁36の中央には、電池ボックス蓋18の開閉時に使用される掴み部34が突出形成されている。なお、この掴み部34は、ビルトインコンロ1の使用者が指で摘む等して電池ボックス蓋18を開閉できるものであれば図示するような形状である必要はない。
この電池ボックス蓋18を、電池収納口20に取り付けた時の外観斜視図を図4に示す。電池ボックス蓋18は、屈曲回転部材46,46を電池収納口20の底板61の係合孔64,64へ押しつけ、屈曲回転部材46,46が内側に弾性変形されて係合孔64,64に挿通されることによって取り付けられる。屈曲回転部材46,46が挿通され弾性変形が解除されると、抜け止め突起50,50が係合孔64,64の内周縁より突出し、電池ボックス蓋18の抜け止めとなる。
また、この屈曲回転部材46,46が係合孔64,64に挿通されただけでは、第一屈曲部48,48から第二屈曲部49,49までの間で、電池ボックス蓋18のがたつきが生じてしまう。そのため、屈曲回転部材46,46が挿通されると同時に、保持部材47,47,47の先端部52,52,52が底板61に受止され、屈曲回転部材46,46の第二屈曲部49,49と係合孔64,64の手前側の内周縁とが係合した位置で電池ボックス蓋が維持されるようになっている。
さらに、図のように電池ボックス蓋18が閉状態であれば、係止片42,42に設けられた係止突起43,43が、両側板62,62の係止孔44,44に係止され、電池ボックス蓋18が振動等によって開状態とならないよう固定されている。
次に、図5の断面図を用いて上記電池ボックス蓋18の開閉機構を説明する。図5(a)は、電池ボックス蓋18が閉状態での断面図であるが、保持部材47,47,47の先端52,52,52が底板61に受止されることによって、屈曲回転部材46,46の第二屈曲部49,49と係合孔64,64の手前側内周縁の係合状態が維持されている。
また、上述したように、この電池ボックス蓋18の下端縁38は、電池ケース蓋18の表面31側に突出しており、各コンロ部に備えられたバーナの燃焼用空気をケース本体19内に取り入れるための空気口70が形成されている。
この閉状態から電池ボックス蓋18の掴み部34を持ち手前側に引くと、図5(b)に示されるように、屈曲回転部材46,46の第二屈曲部49,49と、係合孔64の手前側内周縁を回転中心軸として電池ボックス蓋18が開放方向に回転する。この時、先端が円弧形状である保持部材47,47,47の先端部52,52,52が、底板61の上を転がるようにして電池ボックス蓋18の高さを保持し、回転中心軸である屈曲回転部材46,46の第二屈曲部49,49と、係合孔64の手前側内周縁の係合状態を維持している。よって、電池ボックス蓋18はがたつくことなくスムーズに回転し、電池収納口20を開放する。
そして、この状態を維持しながらさらに回転すると、図5(c)に示されるように、電池ボックス蓋18は完全に開状態となる。この時、電池ボックス蓋18の本体部30は底板61より低い所に位置する。つまり、電池収納口20を電池ボックス蓋18が遮る状態にならないため、電池収納口20の開口部高さであるH寸法を電池ボックス17に収納される電池68の寸法に合わせて形成すれば良いことになる。
つまり、図6,7で示した従来技術のように、開状態で電池ボックス蓋が電池収納口を遮るため、その遮る寸法を考慮して電池収納口20の開口部を大きくしなければならないということはない。よって、前面パネル7における電池収納口20の開口部の大きさを、取出し、装着される電池68が挿通可能にさえすれば良く、従来よりもその大きさを縮小することができ、前面パネル7のデザインスペースや部品配置スペースを有効に活用することができる。
なお、図5(c)に示した屈曲回転部材46,46の厚みh分、電池収納口20の寸法Hが小さくなっているが、前述したように、屈曲回転部材46,46は電池ボックス蓋18の両側端縁37寄りの2箇所にのみ設けられていることから、電池ボックス17に収納される電池68を出し入れするのに対し大きな妨げとなることはない。たとえ、屈曲回転部材46,46の厚みh分電池収納口20を大きくしたとしても、電池ボックス蓋の回転中心軸が底板61よりも高い位置にあった従来技術よりも電池収納口20の開口部を小さく抑えることができるのは明らかである。
また、屈曲回転部材46,46の第一屈曲部48,48と第二屈曲部49,49間の寸法(D1)及び係合孔64,64の手前側内周縁と底板61の折り返し点(電池収納口20)までの寸法(D2)はほぼ一致していることが望ましい。D1がD2よりも小さいと電池ボックス蓋18と底板61が接触して電池ボックス蓋18が完全に開状態とならないためであり、D2が大きくなりすぎると、閉蓋時の電池ボックス蓋18の下端縁38と電池収納口20の下側内周縁までの隙間が大きくなってしまい、外観が良くないためである。
さらに、本実施形態では、電池ボックス蓋18が合成樹脂により一体成形可能な簡易形状である。よって、電池ボックス蓋の接続に蝶番構造を使用した場合のように、電池ボックス蓋が複雑形状となることや、部品点数が増えることはなく、使い勝手の良いビルトインコンロを低コストで提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、屈曲回転部材46,46が弾性力を有する合成樹脂製であることを説明したが、弾性があり、係合孔64,64に挿通できるものであれば良い。また、保持部材47,47,47は、電池ボックス蓋18の本体部30の3箇所に配設しているが、屈曲回転部材46,46と係合孔64,64の手前側内周縁との係合状態を維持することができ、電池ボックス蓋18の回転動作に支障が出るものでなければよい。
また、上記実施形態では、加熱調理器の一例としてビルトインコンロについて説明したが、テーブルコンロ等、他の加熱調理器においても各実施形態の技術思想を適用することができるのは言うまでもない。また、電池ボックス蓋に限らず、加熱調理器のその他の構成部品の開閉動作にも本発明の技術思想は適用可能であり、このことによって、十分なデザインスペースや、部品配置スペースを確保することができる。
(a)は本発明の一実施の形態に係るビルトインコンロの平面図、(b)はその正面図である。 電池ボックス蓋が取り付けられる電池収納口の外観斜視図である。 この電池収納口に取り付けられる電池ボックス蓋の外観斜視図である。 電池ボックス蓋を電池収納口に取り付けた状態の外観斜視図である。 電池ボックス蓋の開閉動作を説明するための断面図である。 従来一般に知られる加熱調理器における電池ボックス蓋の取付構造を説明するために示した図である。 この従来例の加熱調理器における電池ボックス蓋の開閉状態を説明するために示した断面図である。
符号の説明
1 ビルトインコンロ(加熱調理器)
7 前面パネル
17 電池ボックス
18 電池ボックス蓋
42,42 係止片
43,43 係止突起
44,44 係止孔
46,46 屈曲回転部材
47,47,47 保持部材
50,50 抜け止め突起
61 底板
64,64 係合孔

Claims (5)

  1. 電池ボックスの電池収納口に電池ボックス蓋を開閉自在に備えた加熱調理器において、
    前記電池収納口の端縁で垂直に折り返された取付板には前記電池収納口側の内周縁が前記電池ボックス蓋の回転中心軸となる係合孔が設けられ、
    前記電池ボックス蓋の端縁には、前記係合孔に挿入されて屈曲部分が前記係合孔の電池収納口側の内周縁に係合される屈曲回転部材、および前記取付板上に接触する断面円弧形状に形成された先端部を有する保持部材が設けられ
    前記電池ボックス蓋が開閉操作される際、断面円弧形状である前記保持部材の先端部が前記取付板上を転がるようにして前記取付板に接触し続けることにより、前記屈曲回転部材の屈曲部分と前記係合孔の電池収納口側の内周縁との相対的な位置関係が維持されることで両者の係合状態が維持されるように構成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記屈曲回転部材の先端には前記係合孔からの抜け止め突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記屈曲回転部材が弾性力を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記電池ボックスの収納口の両側端縁から折り返された側板には係止孔が設けられ、電池ボックス蓋には該係止孔に係脱自在に係止可能な係止突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜3に記載の加熱調理器。
  5. 前記電池ボックス蓋の本体部の裏面には、その上端縁および側端縁に沿って起立した案内部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4に記載の加熱調理器。
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