JP4040507B2 - ビルトイン式コンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はキッチンユニットのカウンタに落とし込み式に組み込んで一体的に収納されるビルトイン式コンロに関し、更に詳しくは、ビルトイン式コンロの制御等のための電源として操作パネルに備え付けられ、操作パネル前面から開閉可能な電池ケースの組み付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルトイン式コンロに配設される電池ケース及び電池ケースを収納するための構造としては、例えば、前面から蓋付の電池ケースを前面側から引き出し可能に収容ケース内に収納し、付勢バネがこの電池ケースを引き出す方向に付勢すると共に、この付勢バネの付勢力に抗して電池ケースを所定の収納位置に係合して保持するストッパーを備え、このストッパーに一体に形成される弾性変形可能な操作つまみにより電池ケースと収納ケースとの係合を解除して電池ケースを取り出す構成が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
このような構成によれば、電池ケースは合成樹脂から一体に形成されるため、形成が容易で部品点数を少なくすることができ、製造コストを下げて安価に提供することができる。また、電池ケースを引き出す場合には、操作パネルを弾性変形させることにより係合部を解除するものであるため操作性に優れるという利点を有する。
【0004】
しかしながら、上記構成を有する電池ケースでは、電池ケースの前面の操作つまみなど、引き出し操作のための構造物を配設する必要があり、構造が複雑となるとともに操作パネルの外観上の美観を損なうという欠点があった。また、電池ケース前面にある操作つまみを操作することで電池ケースを引き出すことができるため、子供がいたずらするなど、必要のない時に不用意に電池ケースを引き出されることもあった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−273641号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような課題を解決するため、本発明はビルトイン式コンロの電池ケースの構造を単純化すると同時に、外観上の美観を向上させることができ、しかも不用意に引き出されることを防止できる電池ケースを備えるビルトイン式コンロを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、キッチンユニットのカウンタに落とし込み式に組み込まれ、コンロが配設されるトップレートの下面に加熱バーナスペースを有し、その加熱スペースの下面に収納スペースを有するビルトイン式コンロにおいて、前記加熱バーナスペースを囲むバーナ本体部の前面に装着される操作パネルの下縁に引き出し可能な電池ケースを操作パネル面と面一に備え、該電池ケースに設けられる引き出し操作のための手掛け部が前記収納スペースに設けられる引き出し型収納庫の引き出しの前面パネルにより引出し操作不能に隠されてなることを要旨とするものである。
【0008】
かかる構成によれば、収納スペース内に引き出し型収納庫を収納したときには、電池ケースの手掛け部が引き出し型収納庫の前面パネルに隠されるため、電池ケースを引き出すことができなくなる。一方、引き出し型収納庫を引き出したときには、電池ケースの手掛け部に指先を掛けることができて電池ケースを引き出し、電池の交換等を行うことができる。このため、ビルトイン式コンロを使用中に不用意に電池ケースが引き出されることが防止できると共に、電池ケースの前面には電池ケースの手掛け部などの構造物が不要で、電池ケースの前面を含めて見栄えの良い操作パネルの美観を呈することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るビルトイン式コンロの外観斜視図である。図に示したビルトイン式コンロ(調理用ガステーブルコンロ)1は、キッチンユニットのカウンタに落とし込み式に組み込んで一体的に収納されるもので、カウンタトップに設けられる四角形状の取付孔に落とし込み、左右に張り出させたトッププレート3をその取付孔の内周縁状上に係止させることにより、キッチンユニットのカウンタに一体で収納されてなるものである。
【0010】
このビルトイン式コンロ1は、トッププレート3の上面に右コンロ7、左コンロ8、奥コンロ9を有し、各コンロ上には五徳が設けられる。そしてトッププレート3の下面には各コンロのガスバーナの収容スペースを有する方形枠形状のバーナ本体部2を備え、更にその下面には取付アングル4により形成される収納スペースを備え、前記バーナ本体部2の前面には操作パネル6が装着されて各コンロのバーナ点火用操作つまみ10、11、12が取り付けられ、このコンロを使用するに際してタイマー設定などの各種機能を選択操作できる機能選択操作部14、及び各種電気制御等の電源電池が収納される電池ケース15がその操作パネル6に切り欠きが形成されてその切り欠きに収納され、操作パネル6の前面と面一に備え付けられている。また、前記機能選択操作部14は、プッシュ式に操作パネル6面から前面へパネル面が飛び出し、そのパネル面の各操作ボタンを押すことにより各機能を操作できるようになっている。
【0011】
図2は本発明に係るビルトイン式コンロに配設される電池ケース15の外観斜視図であり、(a)は後方斜め上から見た図、(b)は前方斜め上から見た図、(c)は前方斜め下側から見た図である。これらの図に示されるように、電池ケース15は上部が開口した略箱形状の部材であり、合成樹脂などから一体に形成される。
【0012】
底板30、側板31、後板32及び前板33で囲まれる領域は、例えば単一型乾電池2個を並列に収納できる大きさに形成される。そして乾電池の収納が容易なように、底板30の中心に仕切り板35が形成され、底板30から側板31にかけて、及び底板30から仕切板35にかけては電池の外形に合わせた形状のガイド部材36が形成され、底板30には乾電池を収納する向きを視覚的に理解できるよう、模式的に示した図柄37が陽刻されて表されている。また、電池ケース15の側板31は上部から切り欠き38が形成されており、電池の取替え時において電池を取り出しやすくなるよう構成される。
【0013】
電池ケース15の前板33及び後板32の内面側には電極部材(図示せず)が配設され、後板32に配設される電極部材は制御基板(図示せず)に電力を供給する導線が結線され、前板33に配設される電極部材は収納される電池の電極どうしを電気的に接続するように構成される。これにより電池ケース15に収納される2個の乾電池は電気的に直列接続され、電池の電力が制御基板に送られる。
【0014】
両側板31、31の後端は後板32から突出するように形成され、突出している箇所にはそれぞれ2本のスリット状の切り欠き43、44が形成され、該2本の切り欠き43、44の間に弾性係合部45が形成される。弾性係合部45の先端(電池ケース15全体で見ると後端)には係合片46が形成される。係合片46は弾性係合部45の先端から徐々に肉厚が増大する三角形状を有し、係合片46の後端は側板31に対し略直角の段差が形成される。
【0015】
側板31の前記突出する部分のうち、切り欠き43の上側及び切り欠き44の下側の弾性係合部45ではない部分には、それぞれ補強リブ47が形成されて強度が向上させてあり、弾性係合部45を上下から挟むように保護し、何らかの原因で外部から力が加わった場合において破壊を防止する。
【0016】
電池ケース15の前端に形成される飾り板34は、その形状はビルトイン式コンロ1の操作パネル6に形成される電池ケース15が備え付けられる箇所の切り欠きと略同一の形状であり、その寸法は滑らかに引き出し又は収納ができる程度の隙間を有するように小さく形成される。
【0017】
飾り板34と前板33との間は、両側板31、31の下辺に切り欠き48が形成されると共に底板30には開口部49が形成される。この切り欠き48及び開口部49が電池ケース15の手掛け部となる。この開口部の大きさ、すなわち飾り板34と前板33との間隔は、電池ケース15を引き出す際に指先を掛けることができる程度の大きさに形成される。
【0018】
図3は電池ケース収納部材及び電池ケース15の外観斜視図である。電池ケース収納部材50は筒状の部材であり、例えば金属板材から切断・曲げ加工により形成されるか、合成樹脂等から一体に形成される。電池ケース収納部材50の内部は、電池ケース15が収納可能な寸法・形状を有し、内部の幅方向寸法は、電池ケース15の側板に形成される突条39の上面間の幅寸法より大きく、弾性係合部45に形成される係合片46の先端間の幅寸法より小さく形成される。電池ケース収納部材50の前面側端部にはビルトイン式コンロ1の操作パネル6の裏面に取り付けるための鍔部51が形成される。また、底板には前面側近傍に手掛け用の切り欠き55が、両側板には前後方向に長い開口部53が形成される。
【0019】
このような構成を有する電池ケース収納部材50及び電池ケース15のビルトイン式コンロ1のバーナ本体部2への組み付けは次のようにして行われる。まず、電池ケース収納部材50をビルトイン式コンロ1の操作パネル6に内側にネジなどにより固定する。その後、電池ケース15を操作パネル6の前面の外側から電池ケース収納部材50内に挿入する。この場合、電池ケース収納部材50の開口幅は電池ケースの弾性係合部45に形成される係合爪46の先端間の幅寸法より小さく形成されることから、弾性係合部45が弾性変形して電池ケース収納部材50内に挿入される。そして係合片46が電池ケース収納部材50の側板に形成される開口部53に到達すると、弾性係合部材は元の形状に戻る。そして飾り板34の前面側が操作パネル前面と一致する位置まで挿入する。この場合、飾り板34の前面側が操作パネル前面と面一となるよう、例えば操作パネル6の切り欠きの内周面に突起や段差を形成するなどして電池ケース15の飾り板34の前面が操作パネル6の前面より奥に入り込まないように規制される。
【0020】
電池ケース15が電池ケース収納部材50に収納された状態では、電池ケース15の飾り板34の下辺は露出しており、電池ケース15の底板30に形成される開口部49も電池ケース収納部材50の底板前面近傍に切り欠きから露出している。従ってこの開口部49に指先を掛けて電池ケースを引き出すことが可能である。尚、電池ケース15の飾り板34の下辺は、電池ケース15が電池ケース収納部材50に収納された状態で操作パネル6の下辺が一致するように設計されてなる。
【0021】
バーナ本体部2の下部の収納スペースに収納される引き出し型収納庫5は、図4にその外観斜視図、図5に分解斜視図を示したように、金属板の板金加工により形成される上面が開口した略箱形形状の収納庫本体60の前面に収納庫前面パネル61が装着されるもので、収納庫前面パネル61は、金属板の板金加工により形成される引き出しパネル部材62と、この引き出しパネル部材62がスライド式に係合されるパネル裏板部材63、及び引き出しパネル部材62とパネル裏板部材63との係合両端面に弾発性をもって装着されるモール部材64とにより構成される。
【0022】
引き出し型収納庫5の収納庫本体60は、上面及び前面側が開口し、底板90、側板91、後板92から構成される底の浅い略箱状の部材であり、金属板材から板金加工により形成される。側板91には収納庫の内側面に取り付けられるガイドローラ(図示せず)によってスライドされるガイド部材65を取り付けるためのガイド部材取付孔93が形成されると共に、両側板91、91の引き出し側付近にはパネル取付金具66を取り付けるための金具取付孔94、94が形成される。また、両側板91、91及び後板92の上端には強度確保及び使用時の安全を確保するため折返し95が形成される。そしてこの収納庫前面パネル61はパネル取付金具66を収納庫本体60の両側板91、91に外側からネジ68止めすることにより収納庫本体60の前面に取付けされる。
【0023】
前記引き出しパネル部材62は、例えばステンレス板の折曲加工により上辺及び下辺がそれぞれ後面側にほぼ直角に折り曲げられた上折曲辺71及び下折曲辺72が形成され、更にその上折曲辺71及び下折曲辺72の後端が更に直角に折り曲げられて前記パネル裏板部材63をスライド式に装着し係止させる係止片73、73が形成される。また引き出しパネル部材62にはやはりプレス折り曲げ加工により長手方向の左右全幅に亘り指先を引っ掛けて引き出すことができるよう前面パネル側が開口した断面略平行四辺形状の凹窪み枠状の手掛け部75が形成される。この手掛け部75の裏側面と前記係止片73、73の内側面の位置はパネル裏板部材63がこの引き出しパネル部材62の手掛け部75の背面にがたつき無く当接可能なように、ほぼ一致するように寸法設計される。
【0024】
前記パネル裏板部材63は、長方形の板金の上辺にあたる一長辺が直角に折り曲げられ、前記引き出しパネル部材62の上折曲辺71及び係止片73の部分に係合される係合片76が一体に形成される。該係合片76の幅は前記引き出しパネル部材62の上折曲辺71の幅より僅かに小さく、引き出しパネル部材62の前面と係止片73との間に挿入可能な寸法を有する。また、このパネル裏板部材63の四隅近傍には、収納庫本体60の前面にこの収納庫前面パネル61を取り付けるためのパネル取付金具66を装着するための取付孔78が形成される。
【0025】
パネル取付金具66及び押さえ板67は何れも金属板材から一体に形成される部材である。パネル取付金具66はアングル状の部材であり、パネル裏板部材63と当接して固定する面101と、収納庫本体60に当接して固定する面100とから構成され、各面100、101には取付孔102、103が形成される。なお、パネル裏板部材63と当接して固定する面101に形成される取付孔103は普通の貫通孔であるが、収納庫本体60に当接して固定する面100に形成される取付孔102はアングルの外側へ向かって張り出すバーリング孔である。また、押さえ板67は略方形の板材であり、その略中央には貫通孔である取付孔104が形成される。
【0026】
図6はモール部材の外観斜視図であり、(a)は裏面側から見た図、(b)は前面側から見た図である。モール部材64は弾発性を有する合成樹脂による一体成型品であって、その長辺は前記引き出しパネル部材62の高さ方向の寸法に、短辺は引き出しパネル部材62の上折曲辺71及び下折曲辺72の幅方向寸法それぞれ略同一に形成される。そして、両短辺及び長辺の両端近傍にかけて、外縁から引き出しパネル部材62を形成する板材の厚さ分だけ内側に略「コ」の字状の第1挿入部85が立設される。該第1挿入部85には先端近傍に係止片87が突設される。また、長辺の中央付近にも断面が略「コ」の字状の第2挿入部86が対向するように形成される。
【0027】
これら部材から構成される収納庫前面パネル61の組み付けは次のようにして行われる。まず引き出しパネル部材62をパネル裏板部材63にスライドさせるように係合する。この際、引き出しパネル部材62の手掛け部75の背面がパネル裏板部材63に当接し、引き出しパネル部材62の係止片73の内面がパネル裏板部材63の上下両長辺に係止するため、引き出しパネル部材62がパネル裏板部材63に仮固定される。これにより引き出しパネル部材62とパネル裏板部材63とにより断面が長方形の筒が形成される。
【0028】
その後筒状となったの両端の開口部にモール部材64を挿入し、モール部材64に形成される係止片87をパネル裏板部材63に形成される係止孔77と係合させる。これによりモール部材64はパネル裏板部材63から抜脱不能に固定されると共に、各挿入部85、86が引き出しパネル部材62とパネル裏板部材63に当接して変形が防止される。これにより、ネジ等を用いる必要がなく、引き出しパネル部材62、パネル裏板部材63、モール部材64が一体的に組み付けられて収納庫前面パネル61が形成される。
【0029】
そして図7に示すように、パネル取付金具66をパネル裏板部材63に形成される取付孔78にネジ79で固定する。そしてパネル取付金具66が収納庫本体60の側板91の内側に当接し、該収納庫本体60の側板91の外側に押さえ板67を当接し、該押さえ板67をパネル取付金具66にネジ68で固定して、収納庫本体60の側板91をパネル取付金具66と押さえ板67とで挟持するように固定する。これにより、収納庫前面パネル61と収納庫本体60とが一体となる。その後収納庫本体60の側板91のガイド部材取付孔93にガイド部材65を装着する。これにより引き出し型収納庫5が完成する。
【0030】
そして、ビルトイン式コンロ1の前面側から取付アングル4に配設されるガイド部材17と収納庫本体60の側板91に配設されるガイド部材65を係合して取付アングル4内の収納スペースに収納する。
【0031】
収納スペースに引き出し型収納庫5を収納すると、操作パネル6の下辺及び電池ケース15の飾り板34の下辺が引き出し型収納庫5の前面パネル61の上辺にほぼ一致するように寸法設計されており、このため電池ケース15の飾り板34は操作パネル6の切り欠き及び引き出し型収納庫5の前面パネル61の上辺の囲まれた状態となる。従って、この状態では電池ケース15の底板30に形成される開口部49に指先を掛けることができず、電池ケース15を引き出すことができない。
【0032】
このような電池ケース15及び電池ケース収納部材50を有するビルトイン式コンロ1において、電池を交換等する手順は以下の通りである。まず、引き出し型収納庫5を手前に引き出す。電池ケース収納部材50の底板には切り欠き55が形成されていることから、電池ケース15の底板30の開口部49が露出する。そして電池ケース15の底板30に形成される手掛け(側板31の切り欠き38及び底板30の開口部49)に指先を挿入し、飾り板34の裏面に指をかけて電池ケース15を手前に引き出す。これにより電池ケース15はバーナ本体部2から引き出され、電池の交換等が可能となる。
【0033】
電池ケース15は、弾性係合部45に形成される係合片46が電池ケース収納部材50の側板に形成される開口部53の前方側の一端に当接する位置まで引き出すことができる。したがって、係合片46と開口部53の一端とが当接する状態において電池ケース15が電池の交換等が可能な位置まで引き出すことができるように係合片46及び開口部53の位置・寸法が定められる。なお、係合片46と開口部53の一端とが当接すると、それ以上電池ケース15を引き出すことはできず、電池ケース15が電池ケース収納部材50から抜け落ちることが防止される。
【0034】
このように構成されたビルトイン式コンロ1によれば、電池ケース15の飾り板34の前面及び操作パネル6に電池ケース15を引き出すための手掛け部などの構造物を形成する必要がないため、外観上シンプルな見栄えを呈する。また、電池ケース15の飾り板34の前面と操作パネル6の前面とが面一に形成され、かつ電池ケース15の飾り板34の周囲には隙間が生じないため、美観の向上を図ることができる。更に、電池ケース15の形状はシンプルな箱形であり、一体に形成されるため、製造コストの低廉化を図ることもできる。そして、電池ケース15を引き出すための手掛け部は電池ケース15の底板30に形成され、普段は引き出し型収納庫5の前面パネル61により覆われているため、子供がいたずらするなど不用意に引き出されることを防止できる。なお、引き出し型収納庫5を引き出すことにより電池ケース15を引き出すことが可能となるため、電池の交換などに際して不便となることはない。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な改変が可能であることは言うまでもない。例えば適用される対象は電池ケースに限られず、また、ビルトイン式コンロの他テーブルコンロなどにも適用できる。また、電池ケース収納部材50についても、電池ケース15を収納可能であれば前記実施例に示した形状に限られることはなく、また、別個独立に形成して操作パネル6の裏面に装着するもののほか、操作パネルに一体に形成される構成であっても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本願請求項1に記載の発明によれば、電池ケースを引き出す際の手掛け部を電池ケースの底板に形成することにより、飾り板の前面に手掛けを形成する必要がなく、また操作パネルの前面にも電池ケースを引き出すための構造物を配設する必要がないため、外観上の美観を向上させることができることに加え、電池ケースの構造及び操作パネルの構造を単純化できるため、製造コストの上昇を招くことがない。
【0037】
また、引き出し型収納庫を収納スペースに収納した状態では、電池ケースの手掛け部が引き出し型収納庫の前面パネルに隠されて電池ケースを引き出すことができないため、不用意に電池ケースが引き出されることがなく、子供のいたずらなどを防止することができる。この場合、電池ケースを引き出すためには引き出し型収納庫を引き出す以外に特別の操作は不要であり、電池の交換等において不便を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るビルトイン式コンロの外観斜視図である。
【図2】 本発明に係るビルトイン式コンロに配設される電池ケースの外観斜視図であり、(a)は後方上面側から見た図、(b)は前方上面側から見た図、(c)前方下面側から見た図である。
【図3】 電池ケース収納部材及び電池ケースの外観斜視図である。
【図4】 本発明に係るビルトイン式コンロの下部に配設される引き出し型収納庫の外観斜視図である。
【図5】 図4に示した収納庫の分解斜視図である。
【図6】 図4及び図5に示したモール部材を拡大して示した外観斜視図である。
【図7】 収納庫本体に前面パネルを取り付けるパネル取付金具と引き出し型収納庫本体との組み付け構造を示した分解斜視図である。
【符号の説明】
15 電池ケース
30 電池ケースの底板
31 電池ケースの側板
32 電池ケースの後板
33 電池ケースの前板
34 電池ケースの飾り板
35 電池ケースの仕切り板
36 電池ケースのガイド部材
38 側板の切り欠き
45 弾性係合部材
46 係合片
47 補強部材
48 底板の切り欠き
49 底板の開口部

Claims (1)

  1. キッチンユニットのカウンタに落とし込み式に組み込まれ、コンロが配設されるトップレートの下面に加熱バーナスペースを有し、その加熱スペースの下面に収納スペースを有するビルトイン式コンロにおいて、前記加熱バーナスペースを囲むバーナ本体部の前面に装着される操作パネルの下縁に引き出し可能な電池ケースを操作パネル面と面一に備え、該電池ケースに設けられる引き出し操作のための手掛け部が前記収納スペースに設けられる引き出し型収納庫の引き出しの前面パネルにより引出し操作不能に隠されてなることを特徴とするビルトイン式コンロ。
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