JP3729471B2 - 組込型調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キッチンユニット組込型調理器の化粧板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キッチンユニットのカウンタに一体で収納したいわゆるビルトイン式の調理用ガステーブルコンロがある。このタイプの組込型テーブルコンロにおいては、図3に示すように、カウンタトップ31に設けた4角の取付孔32から器具を落とし込み左右に張り出した器具上端をカウンタトップに引っ掛けることにより係止する。
このとき、器具の横幅とキッチンユニット取付孔の幅とに寸法差があり、器具を単に落とし込んで収納しただけでは、器具側面と取付孔側壁との間に隙間33が生じキッチンユニット素材がむきだしとなってしまうので、収納後さらに隙間33に正面から化粧板(以下サイドモールと呼ぶ)を取り付ける。
従来の器具では、図6に示すように、湾曲した押さえ部62aを持つ板バネ62をビス61を使用して器具側面に取り付け、その押さえ部62aに突出片63aを設けたサイドモール63を正面から挿入する。また、特開平6−257766には、図7,図8に示すように、器具の操作パネル側面71に切り起こし部71aと位置決め孔71bとを設け、この切り起こし部71aに嵌合する形状で端部にひっかかる突起72bと位置決め孔71bにはまり込む位置決め用突起72cとを有する嵌合保持部72aを備えたサイドモール72を組み付けることにより、板バネがなくてもサイドモール72の取付が容易にできるものが示されている。
また、実公平8−6165には、図示しないが、サイドモールの挿入方向に突出した2本の平行な突片を設け、その先端部に、弾性力を発生させサイドモールを器具側面に押しつけるための突起と、挿入位置を決定する位置決め用突起とを形成し、2本の突片の中間には別の突片を設け、器具外側面には、その中間の突片を挿入してガイドする保持部を設けたものが示されている。このサイドモールも容易に取付ができると共に、器具外側面に対して弾性保持されて器具外側面との間に隙間ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのサイドモールは、いずれも、サイドモールを取り外す時に手前に引っ張り無理に突起のエッジを変形させるために、一度サイドモールを外して再度挿入し直した場合には、ゆるくなってしまう恐れがある。
つまり、特開平6−257766のサイドモール52は、突起72bと位置決め用突起72cとが互いに反対方向に突出してロックしているため、サイドモール52を左右いずれか一方に寄せても、とちらかの突起がはまり込んだ状態となり、簡単には抜けない。そのため、無理に、手前に引っ張ることによって突起72bを切り起こし部71aから引出し、これらの突起のエッジを変形させるために、一度サイドモール72を外して再度挿入し直した場合には、今度はゆるくなってしまう。実公平8−6165のサイドモールも、そのまま手前に引っ張ることによって位置決め用突起を位置決め孔より脱出させる必要があるので、位置決め用突起のエッジを変形させてしまう。
本発明は上記課題を解決し、着脱時のサイドモールの変形を無くした組込型調理器の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の組込型調理器は、
調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具本体を上部から組込み左右の器具側面と該取付孔側壁との間に生じた隙間を、器具の両側部に形成した化粧板受部に前面から化粧板を挿入することにより塞ぐ組込型調理器において、
器具の前面操作板の左右両端を折り曲げて器具左右側面に重ね合わせるとともに、該重ね合わせ部の後方で上記化粧板を挿入ガイドし挿入完了位置を決めるための挿入ガイドを設けて化粧板受部を構成し、
化粧板は、挿入時に該挿入ガイドに嵌合する突出片と挿入完了時に上記前面操作板の重ね合わせ端に係止される段差部とを設けたことを要旨とする。
【0005】
請求項2記載の組込型調理器は、請求項1記載の組込型調理器において、
上記前面操作板の左右重ね合わせ端は円弧状に形成し、上記化粧板の段差部を上記重ね合わせ端と同じ曲率の円弧状に形成して挿入時に当接させたことを要旨とする。
【0006】
請求項3記載の組込型調理器は、請求項1あるいは請求項2記載の組込型調理器において、
上記化粧板は、上下に器具を挟み込む突起を設けたことを要旨とする。
【0007】
請求項1記載の組込型調理器は、調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具全体を上部から組み込み、その後左右の両側面に化粧板を取り付ける。化粧板は、器具の両側面に設けられた化粧板受部の挿入ガイドに、その突出片を嵌合させ挿入完了位置まで挿入する。
化粧板を化粧板受部に挿入完了位置まで挿入すると、化粧板の突出片が前面操作板の重ね合わせ面を乗り越え、段差部と重ね合わせ端とが当接することによりロックされる。従って、いったん化粧板が化粧板受部に組み付けられると、化粧板が容易に外れてしまうことがなく、通常使用時に器具から誤って外れることもない。特に、重ね合わせ端部に対応して、化粧板の段差部が線状に長く延びているので、がたがなく確実に組み付けされる。
いっぽう、化粧板を取り外す場合には、化粧板を、器具外側(横)に押すだけで容易にロックが外れるので、そのまま手前へ引き抜くことができる。しかも、段差部の段高さは小さくても充分に重ね合わせ端に当接させることができるので、例えば、段高さを小さくしたものでは、極めて容易にロックを外すことができる。
そのため、化粧板を取り外す時に化粧板が変形してしまうことがないので、再び化粧板を挿入した場合に、組み付けがゆるくなり化粧板の位置が決まらなかったりロックができないということもない。
【0008】
また、請求項2記載の組込型調理器は、化粧板の段差部に、前面操作板の円弧状の面と同じ曲率の円弧状の面を形成して挿入時に当接させるので、円弧状の面で上下が位置決めされ、簡易な構成でありながら組み付けが確実でがたが生じない。
【0009】
また、請求項3記載の組込型調理器は、化粧板挿入時に、化粧板の上下の突起により器具を挟み込むので、上下が位置決めされ、組み付けが確実でがたが生じない。
【0010】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の組込型調理器の好適な実施例について図を用いて説明する。
図1,図2及び図3に示すように、組込型テーブルコンロ21(以下単にコンロ21と呼ぶ)においては、カウンタトップ31に設けた4角形の取付孔32からコンロ21を落とし込みコンロ21の上端11をカウンタトップ31に引っ掛けることにより係止する。収納後さらにコンロ側面22とカウンタトップ31取付孔32壁面との隙間33に、正面から化粧板であるサイドモール23を取り付ける。なお、図3に関しては、組込型テーブルコンロのサイドモール取付状態を表すもので、サイドモールに関しては、本実施例を表すものではない。
コンロ前面には、前面操作板25が取り付けられ、コンロ側面22へ重ね合わせ26が形成される。重ね合わせ26は、器具後方へL寸法の長さに形成される。また、コンロ側面22には、サイドモールを挿入してガイドするための挿入ガイド22aが設けられる。挿入ガイド22aは、コンロ側面22から一体で切り起こす。
サイドモール23は、コンロ両端と取付壁との間の隙間を覆う幅を持ち、側面には、挿入ガイド22aに嵌合する突出片23aが挿入方向に延びる。突出片23aの上下には、挿入完了位置を決める溝23cが形成される。側面には、前面操作板25の重ね合わせ26の長さLに対応して、正面から見てL寸法後方に段差部23bが設けられ、前面は重ね合わせ26の厚さ分だけ巾を狭くする。
サイドモール23は、弾性を持った樹脂で一体成形され、突出片23aは変形すると弾性により元に戻ろうとする力を発生する。
【0011】
サイドモール23のコンロ21への取付は、サイドモール23の突出片23aをコンロ21の挿入ガイド22aへ挿入する。サイドモール23を後方へ向かって挿入していくと、挿入ガイド22aとサイドモール23の溝23cの底が当接し、それ以上の移動を阻止されて挿入が完了する。この時、サイドモール23は、突出片23aがいったん弾性変形して重ね合わせ26を乗り越え、段差部23bと重ね合わせ26とが当接し手前方向にも移動できなくなるので、挿入完了位置でロックされる。そのため、単に手前に引き抜こうとしてもロックは解除されず、サイドモール23が不用意に器具から外れることがない。
いっぽう、この状態からサイドモール23を取り外すには、図2に示すように、サイドモール23をいったんロック解除方向(横方向)に押し、段差部23bを重ね合わせ26から外すだけでロックを解除でき、そのまま簡単に手前に引き抜くことができる。また、こうした時にサイドモール23が変形してしまうことがないので、再びサイドモール23を挿入した場合に、段差部23bと重ね合わせ26との係合がゆるくなることがなくロックがかからないということもない。また、後方の挿入ガイド22aで位置決めされ、手前の段差部23bと重ね合わせ26とが当接するため、挿入ガイド22aを支点とした上下の回転ずれが極めて少ない。そのため、前面から見て装着ずれが目立たない。
なお、挿入ガイド22aは、コンロ側面22より一体で成形されるので、簡易な構成で位置も正確に決まり、安価に製造できる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、図4に示すように、前面操作板45の重ね合わせ46の端部46aを円弧状に形成し、いっぽうサイドモール43の段差部43bは、その円弧状の面と同じ曲率の円弧状の面を形成し、挿入時に端部46aと段差部43bとを当接させてもよい。このサイドモール43では、さらに上下位置が確実に位置決めされ、がたが生じない。
また、図5に示すように、化粧板53の上下に器具を挟み込む突起58a,58bを設け、その突起58a,58bにより上下のずれを防止してもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の組込型調理器は、いったん化粧板が化粧板受部に組み付けられるとロックされ使用中に化粧板が誤って外れることがなく、いっぽう、化粧板を外そうとする場合には、容易にロックを外すことができ、化粧板の取付,取外しが確実かつ簡単にできる。また、こうした時に化粧板が変形してしまうことがないので、再び化粧板を挿入した場合に、組み付けがゆるくなり化粧板の位置が決まらなかったりロックができないということもない。
【0013】
請求項2及び請求項3記載の組込型調理器は、円弧状の面あるいは上下の突起により位置決めされ、組み付けが確実でがたが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】1実施例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図2】挿入ガイドにサイドモールを挿入した状態の断面図である。
【図3】カウンタにテーブルコンロを組込んだ状態を説明した図である。
【図4】別実施例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図5】別実施例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図6】従来例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図7】従来例としての組込型テーブルコンロの概略構成図である。
【図8】従来の挿入ガイドにサイドモールを挿入した状態の断面図である。
【符号の説明】
21 組込型テーブルコンロ
22 コンロ側面
22a 挿入ガイド
23,43,53,63,72 サイドモール
23a,63a 突出片
23b 段差部
25 前面操作板
26 重ね合わせ
61 ビス
62 板バネ
Claims (3)
- 調理用テーブル面に設けられた取付孔に器具本体を上部から組込み左右の器具側面と該取付孔側壁との間に生じた隙間を、器具の両側部に形成した化粧板受部に前面から化粧板を挿入することにより塞ぐ組込型調理器において、
器具の前面操作板の左右両端を折り曲げて器具左右側面に重ね合わせるとともに、該重ね合わせ部の後方で上記化粧板を挿入ガイドし挿入完了位置を決めるための挿入ガイドを設けて化粧板受部を構成し、
化粧板は、挿入時に該挿入ガイドに嵌合する突出片と挿入完了時に上記前面操作板の重ね合わせ端に係止される段差部とを設けたことを特徴とする組込型調理器。 - 上記前面操作板の左右重ね合わせ端は円弧状に形成し、上記化粧板の段差部を上記重ね合わせ端と同じ曲率の円弧状に形成して挿入時に当接させたことを特徴とする請求項1記載の組込型調理器。
- 上記化粧板は、上下に器具を挟み込む突起を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の組込型調理器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP28310896A JP3729471B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 組込型調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28310896A JP3729471B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 組込型調理器 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH10110957A JPH10110957A (ja) | 1998-04-28 |
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Family
ID=17661334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28310896A Expired - Lifetime JP3729471B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 組込型調理器 |
Country Status (1)
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|---|---|
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1996
- 1996-10-03 JP JP28310896A patent/JP3729471B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH10110957A (ja) | 1998-04-28 |
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