JP3158091B2 - グリル - Google Patents

グリル

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JP3158091B2
JP3158091B2 JP07743598A JP7743598A JP3158091B2 JP 3158091 B2 JP3158091 B2 JP 3158091B2 JP 07743598 A JP07743598 A JP 07743598A JP 7743598 A JP7743598 A JP 7743598A JP 3158091 B2 JP3158091 B2 JP 3158091B2
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hot air
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年明 粟飯原
昌尚 澤村
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株式会社ハーマン
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グリルに関し、
詳しくはグリル扉を開いたときの熱気漏れによる弊害を
防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、システムキッチンのカウンタ
ーに組み込まれるグリル付きコンロが知られている。こ
のグリルは、前面が開口したグリルケース内の焼成室の
上部にバーナーを設けて調理物を上面から焼成するもの
や、バーナーを下部に設けて調理物を下面から焼成する
もの、さらには、バーナーを上下に設けて上下両面から
焼成するものがあり、焼成済みの排気ガス等はグリルケ
ースの後部に設けた排気出口から外部に排出するように
している。図9及び図10はグリルケース2の前部を示
している。グリルケース2内の下部には、グリルケース
の開口部4から出し入れ自在とされる受皿5が配置され
ており、この受皿5の前端部がスライド式のグリル扉6
の下端部に一体に取付けられている。また、グリルケー
ス2の前面には開口部4を有する前枠3′が設けられ、
この開口部4がグリル扉6によって開閉自在となってい
る。なお、図9中の15は上火バーナー、21は庇状の
板、25は把手であり、図10中の20はグリル扉6の
ガイドレール、5aはガイドレール20にスライド自在
に載置される載置片、17は下火バーナーの収納部、1
9は焼き網である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スライド式
のグリル扉6にあっては、図9に示すように、誤って半
開きの状態で使用する場合があり、このような異常な使
用を行ったときには、グリル扉6の隙間9が煙突状の熱
気排出通路となり、グリルケース2内の燃焼ガスや燃焼
済みの排気ガス等の高温の熱気が隙間9から溢れ出てく
る。ここで、従来ではグリル扉6に庇状の板21が突設
されており、グリル扉6を閉じたときに庇状の板21は
前枠3′の上方に被さり、グリル扉6が少し開いた状態
では庇状の板21によって熱気が溢れないようにしてい
る。ところが、庇状の板21の突出寸法dには限度があ
り、図9のように庇状の板21が前枠3′から離れた位
置までグリル扉6が引き出されたときには、熱気の溢れ
を抑えることができない。このときの熱気の溢れは図1
0の矢印ロで示すように、前枠3′の上部の中央部3a
側に集まり、グリル1の上部カウンター(図示せず)が
局部的に加熱されて温度が上がり、例えば木質カウンタ
ーの場合には焦げや変色が発生するという問題がある。
【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、グリル扉を誤って半開きの状態で使用した場合で
も、簡単な構成で、グリル扉の隙間からの熱気の溢れに
よる弊害を防止することができるグリルを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、グリルケース2の前面に開口部4を有す
る前枠3が設けられ、グリルケース2内から出し入れさ
れる受皿5と一体に設けられたスライド式のグリル扉6
で開口部4が開閉自在とされているグリルであって、前
枠3上部の幅方向Dの略中央部3aに幅方向Dの両端部
3bよりも下方Fに突出した幕板部8を設けて成ること
を特徴としており、このように構成することで、グリル
1の使用時に、グリル扉6を誤って半開きの状態で使用
した場合において、グリルケース2内の高温の熱気がグ
リル扉6の隙間9から溢れても、この熱気が隙間9の中
央側に集まるのを幕板部8によって防止できると共に、
熱気の溢れを幕板部8の左右両側に分散できるので、異
常な使用を行ったときの熱気漏れによる弊害、例えばグ
リル1の上部カウンターが局部的に加熱されるのを防止
できるようになる。
【0006】また上記幕板部8を正面から見て略逆台形
状に形成するのが好ましく、この場合、幕板部8の両端
部8aが緩やかなテーパー形状となり、熱気の漏れを分
散させるのにより効果的になると共に、手を引っ掛けた
りするのを防止できるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明すると、システムキッチンに組み込まれるグリル付
きこんろにおいて、このグリル1は前面が開口したグリ
ルケース2内に焼成室7が設けられている。焼成室7
は、図6〜図8に示すように、左右両側の側板部11
と、底板部12と、天板部13と、後板部14とで囲ま
れている。グリルケース2の前面には後述の開口部4を
有する前枠3が設けられている。また、グリルケース2
の後板には排気出口18(図6)が設けられており、焼
成室7内の燃焼済みのガス、調理品から出た煙や蒸気な
どの排気ガスが排気出口18を通って外部に排出される
ようになっている。尚、図6中の42はパイロットバー
ナーの取付部、図7中の41はフラッシュボックス、図
8中の40はグリル導管固定板である。
【0008】焼成室7の上部には、調理物を上面から焼
成する上火バーナー15(図2)、下部両側には調理物
を下面両側から焼成する下火バーナー16(図6)がそ
れぞれ設けられている。下火バーナー16は、グリルケ
ース2の両側部11に設けた略コ字状の取付け部17に
設けられており、下火バーナー16からの横向きの炎が
グリルケース2内の下部中央に向かって伸びるように設
置されている。なお、このような両面焼きタイプのもの
に限らず、上火バーナー15又は下火バーナー16のい
ずれか一方のみを備えた片面焼きタイプのものであって
もよいものである。
【0009】焼成室7内の上下方向の略中間部には焼き
網19が配置され、焼き網19の下方には調理物から落
下する焼汁を受ける受皿5(図1)が設けられており、
焼き網19の下方に突出した脚部が受皿5上に載置され
ており、焼き網19は受皿5と一体にグリルケース2内
から出し入れ自在とされている。受皿5の前端部は、ス
ライド式のグリル扉6の下端部に取付けられており、グ
リル扉6のスライド操作によって受皿5がグリルケース
2内から出し入れ自在となっていると共に、グリル扉6
によりグリルケース2の前面の開口部4が開閉自在とな
っている。焼成室7の下部両側には、グリル扉6をスラ
イド自在に支持するためのコ字状のガイドレール20が
対向して配設されている。図1中の5aはガイドレール
20にスライド自在に載置される載置片である。また、
グリル扉6の上端部の背面には、図2に示すように、庇
状の板21が突設されており、グリル扉6を閉じたとき
に庇状の板21は前枠3の上方に被さり、グリル扉6が
少し開いた状態では庇状の板21によって熱気が溢れな
いようにしている。
【0010】ここで、グリル扉6で開閉される開口部4
を有する前枠3は、図1、図3〜図5に示すように、上
枠22と左右の側枠23と下枠14とからなり、上枠2
2の下面の幅方向Dの略中央部3aには幅方向Dの両端
部3bよりも下方Fに突出するように幕板部8が設けら
れている。なお幕板部8は前枠3と一体形成されてもよ
いが、別体で構成されてもよいものである。この幕板部
8は、本実施形態では、下方Fになる程横幅寸法が小さ
くなる逆台形状に形成されており、グリル扉6を半開き
の状態で使用した場合において、グリル扉6の隙間9か
ら溢れる熱気が隙間9の中央側に集まるのを防止する機
能と、熱気の溢れを両端部3b側に分散させる機能とを
兼ね備えている。なお、図2中25は把手である。
【0011】しかして、グリル1の使用時に、グリル扉
6を誤って半開きの状態で使用した場合において、グリ
ル扉6が少し開いた状態では、従来と同様、庇状の板2
1によって熱気が溢れるのを防止できるが、さらにグリ
ル扉6が開いて庇状の板21が前枠3から離れた状態
(図2の状態)となったときは、グリルケース2内の高
温の熱気がグリル扉6の隙間9(煙突状の熱気排出通
路)から溢れてくる。このような異常な使用を行ったと
きでも、前枠3の上枠22の下面中央部3aには両端部
3bよりも下方Fに突出した逆台形状の幕板部8が設け
てあるので、熱気が隙間9の中央側に集まるのを幕板部
8によって防止でき、熱気の溢れを図1、図2の矢印イ
で示すように、左右両側にそれぞれ分散させることがで
きる。従って、熱気排出通路から溢れる熱気によってグ
リル1の上部カウンター(図示せず)が局部的に加熱さ
れるのを防止でき、カウンターの温度を低減させること
により、例えば木質カウンターの場合の焦げや変色等の
発生を防止することができるものである。
【0012】さらに、幕板部8は、図1のように正面か
ら見て略逆台形状に形成されており、幕板部8の両端部
8aが緩やかなテーパー形状となっているので、熱気の
漏れを両端部3b側に分散させるのにより効果的である
と共に、図5(b)に示すように、幕板部8は下方程内
方に向かって傾斜しているため、幕板部8の端部8aに
手を引っ掛けて怪我をしたりするのを防止できるように
なり、使い易くなると同時に、外観形状も良好なものと
なる。さらに幕板部8を前枠3上部の中央部3aから下
方Fに突出させるだけで、熱気が中央側に集まるのを防
止できるので、グリルケース2の構造を簡略化できて、
コストの増加を抑えることができるという利点もある。
【0013】なお、本実施形態では、グリル付きこんろ
に使用されるグリルについて説明したが、必ずしもこれ
に限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、グリルケースの前面に開口部を有す
る前枠が設けられ、グリルケース内から出し入れされる
受皿と一体に設けられたスライド式のグリル扉で開口部
が開閉自在とされているグリルであって、前枠上部の幅
方向の略中央部に幅方向の両端部よりも下方に突出した
幕板部を設けて成るから、グリルの使用時に、グリル扉
を誤って半開きの状態で使用した場合において、グリル
ケース内の高温の熱気がグリル扉の隙間から溢れても、
この熱気が隙間の中央側に集まるのを幕板部によって防
止できると共に、熱気の溢れを幕板部の左右両側に分散
できるようになる。従って、異常な使用を行ったときの
熱気漏れによる弊害、例えばグリル上部のカウンターが
局部的に加熱されるのを防止でき、カウンターの温度を
低減させることにより、例えば木質カウンターの場合の
焦げや変色等の発生を防止できるものである。また、幕
板部を前枠上部の中央部から下方に突出させるだけで、
熱気が中央側に集まるのを防止できるので、グリルケー
スの構造が簡単になり、コストの増加を抑えることがで
きるものである。
【0015】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、幕板部を正面から見て略逆台形状に形
成したから、幕板部の両端部が緩やかなテーパー形状と
なり、熱気の漏れを分散させるのにより効果的となり、
しかも幕板部の端部に手を引っ掛けて怪我をしたりする
のを防止できるようになり、使い易くなると同時に、外
観形状も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、熱気の漏れを
説明する正面図である。
【図2】同上の熱気の漏れを説明する側面図である。
【図3】(a)(b)(c)は同上の前枠の平面図、正
面図、下面図である。
【図4】(a)は図3(b)のA−A線断面図、(b)
は前枠の側面図である。
【図5】(a)は同上の前枠を裏面から見た斜視図、
(b)は(a)のイ−イ線断面図、(c)は(a)のロ
−ロ線断面図である。
【図6】同上のグリルケースの背面図である。
【図7】同上のグリルケースの側面断面図である。
【図8】同上のグリルケースの平面断面図である。
【図9】従来の熱気の漏れを説明する側面図である。
【図10】従来の熱気の漏れを説明する正面図である。
【符号の説明】
1 グリル 2 グリルケース 3 前枠 3a 中央部 3b 両端部 4 開口部 5 受皿 6 グリル扉 8 幕板部 D 幅方向 F 下方
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−23869(JP,A) 特開 平8−215065(JP,A) 実開 昭57−2320(JP,U) 実開 平4−121843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリルケースの前面に開口部を有する前
    枠が設けられ、グリルケース内から出し入れされる受皿
    と一体に設けられたスライド式のグリル扉で開口部が開
    閉自在とされているグリルであって、前枠上部の幅方向
    の略中央部に幅方向の両端部よりも下方に突出した幕板
    部を設けて成ることを特徴とするグリル。
  2. 【請求項2】 幕板部を正面から見て略逆台形状に形成
    したことを特徴とする請求項1記載のグリル。
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