JP4474659B2 - グリル付きこんろ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被調理物をグリル庫内で加熱調理するグリルを備えたグリル付きこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃焼ガスをこもらせて、被調理物を全面より加熱調理する、いわゆる、こもり焼のできるグリルの一般的構造としては、例えば図4に示されるものが知られている。
この図示のグリル200は、被調理物Fを載せる焼網21と、焼網21を載せたまま手前にスライドして引き出す受皿22と、燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱する全一次空気式のグリルバーナ27と、これらを収めるグリル庫26と、グリル庫26の背部に設けられグリルバーナ27の燃焼により発生した燃焼ガスを器体外に導く排気室32とから構成され、排気室32の上端には、排気口31が開口される。
【0003】
グリル庫26と排気室32とを仕切る仕切壁33には、連通口34が開口され、その開口部上端が、焼網21における被調理物Fの載置面より少し低い位置となるように形成される。また、グリル庫26の底面には、排気室32底部と連通して冷却通路23が設けられ、その前部には外部空気が冷却通路23に進入できる空気導入口24が開口される。
【0004】
また、グリル庫26の正面中央には、受皿22と一体的に固定され受皿22を手前に引き出すグリル取手15と、受皿22を引き出す時に連動して開閉する開閉扉16とが設けられ、その開閉扉16にはガラス製の覗き窓17が設けられる。
グリル取手15を手前に引き出すと、グリル取手15に固定された受皿22がグリル庫26の底面をスライドし、受皿22に載置された焼網21が同時に引き出される。
【0005】
このグリル200に点火操作が行われると、グリルバーナ27から噴出される燃料ガスに着火して燃焼が開始される。
発生した燃焼ガスは、グリル庫26上方にこもり、被調理物Fを燃焼熱によって包み隅々まで加熱して良好に調理し、その後、連通口34へあふれて排気室32に流入し、ドラフト力により排気室32内を上昇して器体外へ流出する。これに伴って外部空気が、空気導入口24から流入し、冷却通路23に吸引されて受皿22を冷却して受皿22の加熱を防止するため、水なしグリルとして適正に使用できる。
【0006】
このようなグリル200において、グリル庫26内の被調理物Fの焼け具合を見たい場合には、開閉扉16に設けられた覗き窓17を通してグリル庫26内を観察している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来構成のグリル200によれば、開閉扉16に設けられる覗き窓17を通してグリル庫26内の被調理物Fを観察する場合には、グリル庫26内の採光が、覗き窓17の上方に突出したトッププレート110の前方部110Aによって一部遮断されてしまうので、採光量が十分に得られず、グリル庫26内が見にくくなっていた。
【0008】
さらに、このようなグリル付きこんろ100は、一般に人の腰の高さ位置に設置されるため、覗き窓17ごしに被調理物Fの観察を行おうとするとその観察姿勢として中腰を余儀なくされ、腰に負担がかかったり調理がやりにくいといった欠点があり、しかもトッププレート110の前方部110Aが覗き窓17の上方に突出しているため、被調理物Fをしっかりと観察するためには目線をトッププレート110の前方部110Aよりも下方にもっていかねばならず、この欠点を助長していた。
【0009】
また、グリル取手15を引き出すことにより、焼網21と受皿22が同時にグリル庫26から取り出され、それと同時に開閉扉16が連動して開閉する構造のものでは、グリル付きこんろ100の前面パネルと開閉扉16との隙間18より、グリル庫26内の燃焼ガスが漏れ出してしまい、熱効率及び調理性能が悪くなるという問題があった。このような、開閉扉16が受皿22を引き出す時に連動して開閉するタイプのものは、その構造上隙間18をなくすことはできない。
特に、上述したこもり焼のできるグリルにおいては、せっかくグリル庫26内にこもらせた燃焼ガスが漏れ出してしまうため、このような隙間18の存在は大きな問題となっていた。
さらに、隙間18から漏れ出した燃焼ガスによってトッププレート110の前方部110Aが熱せられてしまうため、グリル使用中にトッププレート110の前方部110Aに触れると火傷等をするおそれもあった。
本発明のグリル付きこんろは上記課題を解決し、グリル庫内の被調理物を観察しやすくし、さらに熱効率及び調理性能を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のグリル付きこんろは、
こんろバーナが設けられるトッププレートと、被調理物を収納して加熱調理するためのグリル庫と、燃料ガスを燃焼するグリルバーナとを備えたグリルを設け
上記トッププレートを器体正面パネルの前方に突出させたグリル付きこんろにおいて、
器体正面パネルの上部と下部とに、それぞれ上記グリル庫と連通する開口部を設け、
上記下部開口部には、上記被調理物を上記グリル庫に出し入れするための開閉扉を設け、
上記上部開口部には、上記被調理物を視認可能な覗き窓を上記開閉扉とは連動させずに気密的かつ脱着可能に設け、
上記トッププレートには、切り欠き部が上記覗き窓の上方に形成されており、上記覗き窓の上方で、トッププレートの前方部が突出しないようにしたことを要旨とする。
【0011】
また、本発明の請求項2記載のグリル付きこんろは、上記請求項1記載のグリル付きこんろにおいて、
上記グリルに、上記グリル庫に併設された排気室と、該グリル庫と該排気室とを連通する連通口とを設けると共に、
上記グリルバーナの燃焼ガスが上記グリル庫内に充満した後、上記連通口からあふれて上記排気室に至る燃焼排気経路を形成することで燃焼ガスの対流により上記被調理物を加熱することを要旨とする。
【0012】
上記構成を有する本発明の請求項1記載のグリル付きこんろによれば、器体正面パネルの上部にあけられた開口部に、グリル庫内で加熱調理された被調理物を観察するための覗き窓が設けられており、その間には隙間がないためにグリルバーナの燃焼ガスが無駄に漏れ出さない。さらに、覗き窓が開閉扉と連動して開閉しないので、加熱調理中の被調理物を、返し等を行うためにグリル庫内から取り出す場合に漏れ出してしまう燃焼ガスの量を抑えることができる。また、覗き窓は必要に応じて取り外すことができる。
さらに、覗き窓の上方にトッププレートの前方部が突出しないため、グリル庫内の採光が十分にとれる。
【0013】
また、本発明の請求項2記載のグリル付きこんろによれば、グリルバーナの燃焼により発生した燃焼ガスは、グリル庫内にこもり、被調理物を加熱調理した後、連通口を通って排気室から排出される。この際、覗き窓がこんろ正面パネルに隙間なく取り付けられているので、従来のようにその隙間から無駄に燃焼ガスが漏れ出すことはない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のグリル付きこんろの好適な実施形態について説明する。
【0015】
本発明の一実施形態としてのグリル付きこんろについて図1〜図3を用いて説明する。
グリル付きこんろ10は、トッププレート11に2組のこんろバーナ13a,13bが設けられ、それらの周囲に設けられた五徳14a,14b上に図示しない調理鍋を載せ、グリル付きこんろ10の前面に設けられる操作ボタン12a,12bを押すことによりそれぞれのこんろバーナ13a,13bが点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろバーナ13a,13b間の器体の中心部には、魚等の被調理物Fを焼くためのグリル20が設けられ、操作ボタン12cを押して点火し加熱調理が行われる。
【0016】
このグリル20は、図1に示すように、被調理物Fを収納して加熱するグリル庫26を備える。
このグリル庫26は、上段左右側面に設けられ燃料ガスを燃焼させて被調理物を加熱する全一次空気式のグリルバーナ27と、中段位置に被調理物を載せる焼網21と、底面に設けられ焼網21を載せたまま手前にスライドさせて引き出すことができる受皿22とを備える。受皿22は、被調理物Fから落下する焼脂Gを受けるための浅い皿で、上面がフッ素コーティングしてある。
【0017】
グリルバーナ27は、多孔質セラミックスの平面プレートに多数の小炎口を貫通させた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気のほとんどを一次空気として吸入する全一次空気式自然燃焼バーナで、その燃焼面はグリル庫26の奥行方向に沿って形成され、鉛直面に対してやや上方に傾けて設けられる。
グリル庫26の天井部となるグリル天板25は、正面から見てV字形状に形成され、中央が下がっている。被調理物Fは、主に、破線矢印で示される燃焼ガス対流と、グリルバーナ27からの輻射熱とにより加熱される。
【0018】
グリル庫26の後方には、上方に開口する排気口31を備えた排気室32が仕切壁33を介して並設され、仕切壁33の下部にグリル庫26と連通する連通口34が、その上端が収納時の焼網21高さよりも低い位置に開口する。
排気室32の上部には、複数の通気孔を形成する多孔板を用いて形成したステンレス製の遮炎装置35を、排気室32を流れる燃焼ガスの全てが多孔板を通過するように燃焼ガスの流れ方向に沿って設置する。
また、グリル庫26の底面には、排気室32底部と連通して冷却通路23が設けられ、その前部には外部空気が冷却通路23に進入できる空気導入口24が開口される。
【0019】
図1、図2に示すように、グリル付きこんろ10の正面パネル45の中央下部には、グリル庫26と連通した扉開口部41が設けられる。扉開口部41は、横幅がほぼグリル庫26の横幅と等しい長方形に形成される。また高さは、この扉開口部41を通して受皿22の上に置いた焼網21に被調理物Fを載せてグリル庫26内に出し入れできる程度の高さに設定される。そして、扉開口部41の周囲には、落とし込み段状に扉枠48が形成される。
この扉開口部41には、受皿22の手前側に脱着自在に取り付けられたグリル扉42が開閉自在に設けられる。グリル扉42には、取手部43が設けられる。さらに、このグリル扉42の内側にはシール部材44が取り付けられ、グリル扉42で扉開口部41を閉じた際には、このシール部材44が扉枠48のグリル庫26側の面に当接して、グリル庫26と正面パネル45の気密性が保たれる。
【0020】
また、正面パネル45の中央上部にも、グリル庫26と連通した窓開口部46が設けられる。窓開口部46は、横幅がほぼグリル庫26の横幅と等しい長方形に形成される。また、その上端はできるだけグリル天板25に近づけて形成する。この窓開口部46には、被調理物Fを観察するためのガラス性の覗き窓47が気密的に脱着可能に設けられる。
次に覗き窓47の構成及びその取付方法について図3を用いて詳述する。
覗き窓47は、ステンレス製のガラス枠53をガラス板54の全周に取り付けて形成される。また、覗き窓47の片面側のガラス枠53とガラス板54の間にはパッキン56を挟み込む。窓開口部46の周囲には、落とし込み段状に窓枠55が形成され、窓枠55の水平方向の部位には溝部51を形成し耐熱Oリング52をはめ込む。そして覗き窓47は前方から窓枠55に押し込むことにより取り付けられる。この時、覗き窓47のガラス枠53が耐熱Oリング52と密接し、ガラス枠53とガラス板54の間はパッキン56によって密着されているため、グリル庫26と正面パネル45の気密性が保たれる。また覗き窓47は窓枠55に耐熱Oリング52によって気密的に取り付けられているが、ビス等で固定されているわけではないので、扉開口部41から手を入れてグリル庫26内側から押してやれば取り外すことができる。また、覗き窓47に取り外し用の取手を設けておいてもよい。この覗き窓47を通して、加熱調理時の被調理物Fの調理状況を確認できる。
このような構成により、グリル庫26の正面側から燃焼ガスが漏れ出すことがなくなる。
【0021】
覗き窓47の上方に位置するトッププレート11の前方部11Aは、図2に示す様にコの字状に切り取られて切り欠き部11Bが形成され、器具本体からは、はみ出さない。このため覗き窓47の上部と、使用者の目線との間を遮るものがなくなり、かつグリル庫26内の採光が十分に取れるようになるのでグリル庫26内が見やすくなる。
【0022】
次に、このグリル20の作動を説明する。
操作ボタン12cがいっぱいまで押されると、グリルバーナ27にガスが供給され、図示しない電極からの連続スパークにより直接点火され、燃焼が開始される。
発生した燃焼ガスは、高温であるため図1中の破線矢印で示すように、連通口34より上方のグリル庫26内で充満したのち連通口34から排気室32にあふれて、上方の排気口31より外部へ排出される。
【0023】
従って、グリル庫26の上部に溜まった高温の燃焼ガスにより被調理物Fを加熱するため、熱エネルギーを有効に利用できガス消費量が少なく省エネとなる。さらに、グリル庫26の正面側の気密性が保たれているため、燃焼ガスがグリル庫26の正面側から無駄に漏れ出すことはなく、全ての燃焼ガスが排気室32を通って排気口31から排出されるので、より効率よく被調理物Fを加熱調理することができる。また、被調理物Fの返し等を行うために、グリル扉42を開けた時も、従来のグリルとは違い覗き窓47は連動して開かないので、漏れ出してしまう燃焼ガスの量を抑えることができ、さらに熱効率が向上する。
この場合、図1に示すように、焼網21を出し入れするために設けられた扉開口部41の上端位置をグリルバーナ27よりも下方になるように設ければ、グリル扉42を開けて焼網21をグリル庫26より引き出した際に、庫内上部にこもった高温の燃焼ガスが扉開口部41よりあふれだしにくいため、庫内の温度低下を小さくでき、焼網21を再度グリル庫26内に押し込んだ際には、速やかに被調理物Fの加熱調理に適した庫内温度で調理が再開されるので、さらに熱効率も良くガス消費量を少なくすることができる。
【0024】
さらに、従来のグリルには存在していた覗き窓47と正面パネル45との間の隙間がないので、グリル庫26の上方にこもらせた燃焼ガスがグリル庫26の正面側から漏れ出すことがないために、トッププレート11の前方部11Aが高温の燃焼ガスによって熱せられることがない。このため、使用者がグリル20を使用中にトッププレート11の前方部11Aに触れても火傷等をする心配はない。
【0025】
また、グリルバーナ27から遠いために輻射熱による受熱が少ない中央部分に載置された被調理物Fにも、燃焼ガスの対流により加熱が補われ、被調理物F全体がより均一に焼ける。しかも、グリル天板25がV字状に形成されているため、燃焼ガスを図中破線矢印に示すように一層効果的に中央部分に集めることができ、より均一に加熱できる。
【0026】
こうしたこもり焼調理において、燃焼ガスがグリル庫26内を充満し、連通口34からあふれ出ると、排気室32内の空気が上昇し、排気口31の上流(排気室内)と下流(器体外部)との間に大きな温度差が生じて、排気室32内で上向きの十分なるドラフト力が発生する。この十分なドラフト力により、燃焼ガスが排気室32を通ってグリル外部へ円滑に排出されるとともに、グリル庫26底面の空気導入口24から外部空気が冷却通路23に吸引され、受皿22下面に沿って流れて受皿22を冷却する。
こうして、グリルは、受皿22に水を張らない水無しグリルとして適正に利用でき、被調理物Fをこんがりと焼くことができる。
【0027】
また、グリルバーナ27を消火し忘れる等により、落下した焼脂Gや乾燥した被調理物Fが過熱状態となって、万が一グリル庫26内で発火した場合でも、排気室32に多孔板で形成された遮炎装置35を設けているため、その火炎は遮炎装置35で遮られ、排気口31から器体の外部へあふれることはなく、極めて安全性が高い。
【0028】
そして、加熱調理中の被調理物Fの焼け具合を覗き窓47を通して観察する場合、グリル庫26内への採光が、トッププレート11の前方部11Aによって遮られることはなく、より多くの採光量が得られるので、グリル庫26内の被調理物Fを良く観察でき、またグリル庫26の奥の方まで観察できることとなる。
しかもわざわざトッププレート11の前方部11Aの下方からグリル庫26内を覗き見る必要がなくなるため、グリル庫26内を観察する時に使用者は中腰姿勢にならなければならないが、その程度は従来のものと比べて軽減できる。
【0029】
また、覗き窓47は、扉開口部41からグリル庫26内に手を入れ、グリル庫26内側から押すことによって取り外すことができるため、覗き窓47自体やグリル庫26内の掃除が容易にできるので、覗き窓47をきれいに維持でき、いつまでもグリル庫26内は見やすい。
【0030】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のグリル付きこんろによれば、燃焼ガスが隙間から無駄に漏れ出さないため、燃料ガスの燃焼による熱エネルギーを被調理物を加熱調理するのに有効に使うことができる。さらに、覗き窓が開閉扉と連動して開閉しないため、開閉扉を開けた際に漏れ出す燃焼ガスの量を抑えることができ、より熱エネルギーを有効に使うことができる。
また、グリル庫内の燃焼ガスがグリル前面部から漏れ出すことがないため、トッププレートの前方部が漏れ出した燃焼ガスによって加熱されることがないので、グリル使用中にトッププレートの前方部に触れても安全である。
また、覗き窓は取り外すことができるため、覗き窓自体やグリル庫内の掃除が容易にできるので、覗き窓をきれいに維持でき、いつまでもグリル庫内は見やすい。
さらに、グリル庫内への採光が、トッププレートによって遮られることはなく、より多くの採光量が得られるので、グリル庫内の被調理物を良く観察でき、またグリル庫の奥の方まで観察できることとなる。
しかもわざわざトッププレートの下方からグリル庫内を覗き見る必要がなくなるため、グリル庫内を観察する時に使用者は中腰姿勢にならなければならないが、その程度は従来のものと比べて軽減できる。
【0032】
更に、本発明の請求項2記載のグリル付きこんろによれば、わざわざグリル庫内にこもらせている燃焼ガスが隙間から無駄に漏れ出さないため、特にこもり焼のできるグリルに適用した場合には、その長所を十分に発揮することができる。加えて、被調理物の返し等を行うために開閉扉を開けた時にも、覗き窓が連動して開かないので、漏れ出してしまう燃焼ガスの量を抑えることができ、より一層こもり焼の長所を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のグリル付きこんろを側面から見た断面図である。
【図2】本実施形態のグリル付きこんろの外観図である。
【図3】本実施形態の覗き窓を側面から見た断面図である。
【図4】従来例のグリル付きこんろを側面から見た断面図である。
【符号の説明】
10…グリル付きこんろ、11…トッププレート、11A…前方部、11B…切り欠き部、20…グリル、26…グリル庫、27…グリルバーナ、32…排気室、34…連通口、41…扉開口部、42…グリル扉、45…前面パネル、46…窓開口部、47…覗き窓。

Claims (2)

  1. こんろバーナが設けられるトッププレートと、被調理物を収納して加熱調理するためのグリル庫と、燃料ガスを燃焼するグリルバーナとを備えたグリルを設け
    上記トッププレートを器体正面パネルの前方に突出させたグリル付きこんろにおいて、
    器体正面パネルの上部と下部とに、それぞれ上記グリル庫と連通する開口部を設け、
    上記下部開口部には、上記被調理物を上記グリル庫に出し入れするための開閉扉を設け、
    上記上部開口部には、上記被調理物を視認可能な覗き窓を上記開閉扉とは連動させずに気密的かつ脱着可能に設け、
    上記トッププレートには、切り欠き部が上記覗き窓の上方に形成されており、上記覗き窓の上方で、トッププレートの前方部が突出しないようにしたことを特徴とするグリル付きこんろ。
  2. 上記グリルに、上記グリル庫に併設された排気室と、該グリル庫と該排気室とを連通する連通口とを設けると共に、
    上記グリルバーナの燃焼ガスが上記グリル庫内に充満した後、上記連通口からあふれて上記排気室に至る燃焼排気経路を形成することで燃焼ガスの対流により上記被調理物を加熱することを特徴とする請求項1記載のグリル付きこんろ。
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