JP2006255213A - ガスグリル - Google Patents

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Abstract

【課題】下バーナに落下した焼脂からの発火を防止することを目的とする。
【解決手段】本実施例のグリル6によれば、バーナカバー13に落下した焼脂は、下バーナ12によって発火温度以上に加熱されてしまうが、グリル庫8を略密閉して燃焼ガスをグリル庫8内にこもらせて、バーナカバー13の周囲の酸素濃度を低濃度とすることによって焼き脂の発火を防止することができる。この際、連通口22を左右の下バーナ12の間、すなわち左右のバーナカバー13の間に設け、その幅を狭くして下バーナ12及び上バーナ13の真後ろに設けていないため、下バーナ12で発生した燃焼ガスはダイレクトに連通口22から排出されるのではなく、一旦仕切壁21に衝突して迂回しながら連通口22に到着するので、燃焼ガスを確実にバーナカバー13の周りに充満させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、焼網の真下に設けられ被調理物を加熱する下バーナと、焼網と下バーナとの間に設けられ下バーナを覆うバーナカバーとを備えたガスグリルに関する。
従来から、焼網に被調理物を載せ被調理物を上下から加熱する両面焼グリルにおいて、焼網の真下に下バーナを設けて被調理物を真下から加熱するタイプのものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなグリルでは、被調理物から落下する焼脂で下バーナの炎口が詰まらないように、下バーナの上方にバーナカバーを設けて下バーナを覆い、加熱されたバーナカバーからの輻射熱や燃焼ガスにより被調理物を加熱する構成となっている。
特開平9−313359号公報
しかしながら、上述したようなグリルでは、バーナカバーが加熱されすぎて落下した焼脂が発火する事があり、被調理物が黒く焦げてしまうという問題があった。
本発明のガスグリルは上記課題を解決し、下バーナを覆うバーナカバーに落下した焼脂からの発火を防止することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスグリルは、
被調理物を載置した焼網を収納して加熱室を形成するグリル庫と、
上記焼網の真下に設けられる下バーナを少なくとも有し、被調理物を加熱するグリルバーナと、
上記下バーナと上記焼網との間に設けられ、該下バーナを覆って被調理物から落下する焼脂による炎口詰まりを防止するバーナカバーと、
上記グリル庫の背壁に設けた連通口を介して該グリル庫と連通し、上記グリルバーナの燃焼排気を器体外に排出する排気室と
を備えたガスグリルにおいて、
加熱調理時に上記バーナカバー周囲の気体の酸素濃度が該バーナカバーに落下した焼脂が発火しない低濃度となるように、上記グリル庫内に上記グリルバーナの燃焼ガスをこもらせるとともに、上記下バーナを全一次空気式バーナとしたことを要旨とする。
また、本発明の請求項2記載のガスグリルは、上記請求項1記載のガスグリルにおいて、
上記連通口を上記焼網より下位置あるいは該連通口の上端が該焼網と同等位置になるように設けるとともに、上記グリル庫の上記連通口の上方を略密閉して燃焼ガスが該連通口から上記排気室にあふれるようにして燃焼ガスを該グリル庫内にこもらせることを要旨とする。
また、本発明の請求項3記載のガスグリルは、上記請求項2又は請求項3記載のガスグリルにおいて、
上記排気室に、燃焼ガスの流れに対して抵抗となる抵抗体を設けることにより、燃焼ガスを上記グリル庫内にこもらせることを要旨とする。
また、本発明の請求項4記載のガスグリルは、上記請求項3記載のガスグリルにおいて、
上記抵抗体は、上記排気室を複数に分割して器体外への火炎流出を防止する遮炎装置で兼用したことを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスグリルでは、燃焼ガスをグリル庫内にこもらせて、下バーナを覆うバーナカバーの周囲の酸素濃度を低濃度とすることによって、バーナカバーに落下した焼脂からの発火を防止する。バーナカバーの周囲を低酸素濃度雰囲気にすると、下バーナの周囲も酸欠状態となってしまうが、下バーナは、全一次空気式のバーナとしているため、周囲の気体から燃焼用二次空気を取り込む必要がなく、低濃度酸素雰囲気においても良好に燃焼して被調理物を加熱することができる。
また、本発明の請求項2記載のガスグリルでは、連通口を焼網より下位置あるいは連通口の上端が焼網と同等位置になるように設けるとともに、グリル庫の連通口の上方を略密閉して燃焼ガスを連通口から排気室にあふれさすことによって、燃焼ガスをグリル庫内に十分にこもらせてバーナカバー周囲の酸素濃度を確実に発火濃度以下にすることができる。
また、本発明の請求項3記載のガスグリルでは、排気室に抵抗体を設けて排気抵抗を増大させることによって、燃焼ガスをグリル庫内に十分にこもらせてバーナカバー周囲の酸素濃度を確実に発火濃度以下にすることができる。
また、本発明の請求項4記載のガスグリルでは、元々備えている遮炎装置で抵抗体を兼用するため、構成部材を増加させる必要がなく製造コストの上昇を抑制できる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガスグリルの好適な実施例について説明する。
本発明の一実施形態としてのグリル付こんろ1について図1〜図4を用いて説明する。
グリル付こんろ1は、図1に示すように、トッププレート2に2組のこんろバーナ3が設けられ、それらの周囲に設けられた五徳4上に図示しない調理鍋を載せ、グリル付こんろ1の前面に設けられる操作ボタン5を押すことによりそれぞれのこんろバーナ3が点火され、調理鍋が加熱されるものである。
こんろバーナ3間の器体の中心部には、魚等の被調理物Fを焼くためのグリル6が設けられ、操作ボタン7を押して点火し加熱調理が行われる。
このグリル6は、図2及び図3に示すように、被調理物Fを収納して加熱するグリル庫8と、グリル庫8の上段左右側面に設けられ燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱する全一次空気式の上バーナ9と、グリル庫8の中段で被調理物Fを載置する焼網10と、グリル庫8の底面に設けられ焼網10を載せたまま手前にスライドさせて引出すことができる汁受皿11と、焼網10と汁受皿11との中間高さ位置に奥行き方向に左右二列で設けられ燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱する全一次空気式の下バーナ12と、下バーナ12の上方に設けられ下バーナ12を覆うバーナカバー13とを備える。
汁受皿11は、被調理物Fから落下する焼脂を受けるための浅い皿で、上面がフッ素コーティングしてある。
上バーナ9は、多孔質セラミックスの平面プレートに多数の小炎口を貫通させた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気のほとんどを一次空気として吸入する全一次空気式自然燃焼バーナで、その燃焼面はグリル庫8の奥行方向に沿って形成され、鉛直面に対してやや上方に傾けて設けられる。
下バーナ12は、金属板を丸めて細長い円筒状に形成し上面に多数の小炎口を貫通させた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気のほとんどを一次空気として吸入する全一次空気式自然燃焼バーナで、その燃焼面はグリル庫8の奥行き方向に沿って形成され、真上に向かって、すなわち焼網10に載置される被調理物Fの下面に対向する向きに設けられる。この下バーナ12は、グリル庫8の側壁から前後二列で平行に伸びるバーナ取付板14によって固定される。
バーナカバー13は、金属板をプレス成型により幅方向の中央部が高くなった山形状に形成したものであり、下バーナ12と焼網10との間に設けられ、下バーナ12の燃焼面を覆って被調理物Fから落下する焼脂が下バーナ12の炎口に詰まることを防止する。このバーナカバー13は、左右二列で設けられた下バーナ12それぞれに対して設けられており、バーナ取付板14に設けられ鉛直方向に伸びるカバー支え脚15によって前後二箇所で固定される。
焼網10は、金属製の棒材をコの字状に曲折した焼網台16が左右に平行に並べられ、その上面に多数の金属製の焼網棒17が平行に固着されて形成される。そして、焼網10は、コの字状の閉じている方を手前側に、開いている方を奥側として汁受皿11の上に載置され、汁受皿11とともにグリル庫8内に押し込まれる。従って、焼網10をグリル庫8内に押し込んだ際には、図2に示すように、グリル庫8の側壁から中央部へと伸びるバーナ取付板14やカバー取付板15は、コの字状の焼網台16の間を通る構成となる。
グリル庫8の天井部となるグリル天板18は、正面から見てV字形状に形成され、中央が下がっている。被調理物Fは、主に、破線矢印で示される上下バーナ9、12の燃焼ガス対流と、上バーナ9からの輻射熱や下バーナ12に加熱されたバーナカバー13からの輻射熱とにより加熱される。
グリル庫8の後方には、上方に開口する排気口19を備えた排気室20が仕切壁21を介して並設され、仕切壁21の下部にグリル庫8と連通する連通口22が開口する。この連通口22は、左右の下バーナ12間の中心位置で幅が下バーナ12間の幅よりも狭く(グリル庫幅の3分の1以下)、収納時の焼網高さよりも低い位置あるいはその上端が収納時の焼網高さと同等位置となるように開口される。すなわち、焼網10より下方の左右の下バーナ12間に狭い幅で形成される。また、グリル庫8の底面には、排気室20底部と連通して冷却通路23が設けられ、冷却通路23の下面には外部空気を取り入れる空気導入口24が開口される。
また、排気室20には、排気通路を複数に分割して排気口19から器体外へ火炎の流出を防止するフレームトラップ39が設けられる。フレームトラップ39は、目詰りしない程度の大きさの多数の正方形通気孔を有するステンレス製のパンチングメタルの両端を直角に折り曲げた板二枚を向い合せて接合し筒状の直方体に形成したものである。
調理中、燃焼ガスは、このフレームトラップ39の図示しない多数の通気孔を通って排気口19から器体外に排出される。そして、万が一グリル庫8内で被調理物Fや汁受皿11に溜まった被調理物Fの焼脂から発火しても、その火炎はフレームトラップ39の通気孔を通過する際に熱が奪われて火炎の伝播が阻止され、消炎して火炎の溢れを防止することができる。
また、フレームトラップ39は、排気通路面積を減少させるものであるから、燃焼ガスの流れに対して抵抗となる排気抵抗体としても働く。
図1、図2に示すように、グリル付こんろ1の正面パネル25の中央下部には、グリル庫8と連通した扉開口部26が設けられる。扉開口部26は、横幅がほぼグリル庫8の横幅と等しい長方形に形成される。
また高さは、この扉開口部26を通して汁受皿11の上に置いた焼網10に被調理物Fを載せてグリル庫8内に出し入れできる程度の高さに設定される。そして、扉開口部26の周囲には、落とし込み段状に扉枠27が形成される。この扉開口部26には、汁受皿11の手前側に脱着自在に取り付けられたグリル扉28が開閉自在に設けられる。グリル扉28には、取手部29が設けられる。
さらに、このグリル扉28の内側にはシール部材30が取り付けられ、グリル扉28で扉開口部26を閉じた際には、このシール部材30が扉枠27のグリル庫8側の面に当接して、グリル庫8と正面パネル25の気密性が保たれる。
また、正面パネル25の中央上部にも、グリル庫8と連通した窓開口部31が設けられる。窓開口部31は、横幅がほぼグリル庫8の横幅と等しい長方形に形成される。また、その上端はできるだけグリル天板18に近づけて形成する。この窓開口部31には、被調理物Fを観察するためのガラス性の覗き窓32が気密的に脱着可能に設けられる。
次に覗き窓32の構成及びその取付方法について図4を用いて詳述する。覗き窓32は、ステンレス製のガラス枠33をガラス板34の全周に取り付けて形成される。また、覗き窓32の片面側のガラス枠33とガラス板34の間にはパッキン35を挟み込む。窓開口部31の周囲には、落とし込み段状に窓枠36が形成され、窓枠36の水平方向の部位には溝部37を形成し耐熱Oリング38をはめ込む。そして覗き窓32は前方から窓枠36に押し込むことにより取り付けられる。この時、覗き窓32のガラス枠33が耐熱Oリング38と密接し、ガラス枠33とガラス板34の間はパッキン35によって密着されているため、グリル庫8と正面パネル25の気密性が保たれる。
また覗き窓32は窓枠36に耐熱Oリング38によって気密的に取り付けられているが、ビス等で固定されているわけではないので、扉開口部26から手を入れてグリル庫8内側から押してやれば取り外すことができる。また、覗き窓32に取り外し用の取手を設けておいてもよい。この覗き窓32を通して、加熱調理時の被調理物Fの調理状況を確認できる。このような構成により、グリル庫8の正面側から燃焼ガスが漏れ出すことがなくなる。
次に、このグリル6の作動を説明する。
操作ボタン7がいっぱいまで押されると、上バーナ9と下バーナ12に燃料ガスが供給され、図示しない電極からの連続スパークにより直接点火され、燃焼が開始される。上下バーナ9、12から発生した燃焼ガスは、グリル庫8が連通口22の上方で略密閉された空間となっているため図2及び図3中の破線矢印で示すように、連通口22より上方のグリル庫8内で充満して被調理物Fを加熱したのち連通口22から排気室20にあふれて、上方の排気口19より外部へ排出される。このため、燃焼ガスの熱エネルギーを有効に利用できガス消費量が少なく省エネとなる。
さらに、下バーナ12によりバーナカバー13が加熱されて赤熱し、輻射熱を発生するため、燃焼ガスの対流に加えて輻射熱でも焼網10に載置された被調理物Fの下面を加熱するので、被調理物Fの両面をむらなく焼き上げることができる。
加熱された被調理物Fからは焼脂が滴り落ちる。この焼脂は、バーナカバー13や汁受皿11によって受けられる。下バーナ12は、バーナカバー13によって覆われているため、下バーナ12の上に焼脂が落下することはなく炎口が焼脂によって詰まることはない。
バーナカバー13に落下した焼脂は、下バーナ12によって発火温度以上に加熱されてしまうが、グリル庫8を略密閉して燃焼ガスをグリル庫8内にこもらせて、バーナカバー13の周囲の酸素濃度を発火濃度以下の低濃度(例えば、10%以下)とすることによって焼脂の発火を防止することができる。この際、連通口22を焼網10より下位置あるいは連通口22の上端が焼網10と同等位置になるように設けるとともに、連通口22の上方を略密閉して燃焼ガスを連通口22から排気室20にあふれさせているため、燃焼ガスをグリル庫8内に十分にこもらせてバーナカバー13の周囲の酸素濃度を確実に発火濃度以下にすることができる。
さらに、排気室20に排気抵抗体(フレームトラップ39)を設けて排気抵抗を増大させているため、燃焼ガスをグリル庫8内により一層十分にこもらせてバーナカバー13の周囲の酸素濃度を確実に発火濃度以下にすることができる。しかも、排気抵抗を増大させる排気抵抗体を器体外への火炎の流出を防止するフレームトラップ39としても兼用しているため、構成部材は増加せず製造コストの上昇を抑制できる。
さらに、連通口22を左右の下バーナ12の間、すなわち左右のバーナカバー13の間に設け、その幅を狭くして下バーナ12及びバーナカバー13の真後ろに設けていないため、下バーナ12で発生した燃焼ガスはダイレクトに連通口22から排出されるのではなく、一旦仕切壁21に衝突して迂回しながら連通口22に到着するので、燃焼ガスを確実にバーナカバー13の周りに充満させることができる。
さらに、下バーナ12や上バーナ9は、全一次空気式のバーナを用いているため、周囲の気体から燃焼用二次空気を取り込む必要がなく、上述したように燃焼ガスをこもらせた低濃度酸素雰囲気においても良好な燃焼性能を維持できる。
しかも、グリル庫8の正面側の気密性を保ちグリル庫8を略密閉しているため、燃焼ガスがグリル庫8の正面側から無駄に漏れ出すことはなく、全ての燃焼ガスが排気室20を通って排気口19から排出されるので、より効率よく被調理物Fを加熱調理することができる。
また、上述したようなこもり焼きをするグリル6では、被調理物Fへの加熱を燃焼ガスの対流によっても行っているため、上バーナ9から被調理物Fへ向う輻射熱を弱くしても十分な調理性能が得られるようになり、この結果汁受皿11への輻射加熱も弱くすることができ、汁受皿11の温度を低く保つことが可能となって、汁受皿11に水を張らないいわゆる水無しグリルとして適正に利用できる。
また、燃焼ガスがグリル庫8内を充満し、連通口22からあふれ出ると、排気室20内の空気が上昇し、排気口19の上流(排気室20内)と下流(器体外部)との間に大きな温度差が生じて、排気室20内で上向きの十分なるドラフト力が発生する。この十分なドラフト力により、燃焼ガスが排気室20を通ってグリル6外部へ円滑に排出されるとともに、グリル庫8底面の空気導入口24から外部空気が冷却通路23に吸引され、汁受皿11下面に沿って流れて汁受皿11を冷却する。このため、汁受皿11の真上に下バーナ12を設けた本実施例のようなグリル6においても汁受皿11の温度を低く保って安全に使用することができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施例では、連通口22を焼網10と同等位置か焼網10よりも下方に設けているが、焼網10よりも上方に設けても構わない。この場合にも、排気抵抗体(例えば、フレームトラップ39)によって排気抵抗を増大させることによって、バーナカバー13の周囲の酸素濃度が発火濃度以下の低濃度となるように燃焼ガスをグリル庫8内に十分にこもらすことができる。
また、本実施例では、連通口22を焼網10より下部で左右の下バーナ12間に設けているが、この場所に限ったものではなく、燃焼ガスがグリル庫8内にこもってバーナカバー13の周りの酸素濃度が落下した焼き脂が発火しない低濃度となれば他の場所であっても構わない。
また、グリル庫上部の密閉構造については、完全に密閉する必要はなく、酸素濃度を発火しないレベルに維持できる程度に実質的な燃焼ガスの流出を防止する構造であればよく、例えば汁受皿を引出したときに連動して覗き窓が開閉するタイプのものであってもよい。
被調理物を加熱調理する加熱庫を備えたガスグリル等の調理器に適用可能である。
本実施例のグリル付こんろの外観図である。 本実施例のグリル付こんろを側面から見た断面図である。 本実施例のグリル付こんろを正面から見た断面図である。 本実施例の覗き窓を側面から見た断面図である。
符号の説明
6 グリル
8 グリル庫
10 焼網
12 下バーナ
13 バーナカバー
20 排気室
21 仕切壁
22 連通口
39 フレームトラップ

Claims (4)

  1. 被調理物を載置した焼網を収納して加熱室を形成するグリル庫と、
    上記焼網の真下に設けられる下バーナを少なくとも有し、被調理物を加熱するグリルバーナと、
    上記下バーナと上記焼網との間に設けられ、該下バーナを覆って被調理物から落下する焼脂による炎口詰まりを防止するバーナカバーと、
    上記グリル庫の背壁に設けた連通口を介して該グリル庫と連通し、上記グリルバーナの燃焼排気を器体外に排出する排気室と
    を備えたガスグリルにおいて、
    加熱調理時に上記バーナカバー周囲の気体の酸素濃度が該バーナカバーに落下した焼脂が発火しない低濃度となるように、上記グリル庫内に上記グリルバーナの燃焼ガスをこもらせるとともに、上記下バーナを全一次空気式バーナとしたことを特徴とするガスグリル。
  2. 上記連通口を上記焼網より下位置あるいは該連通口の上端が該焼網と同等位置になるように設けるとともに、上記グリル庫の上記連通口の上方を略密閉して燃焼ガスが該連通口から上記排気室にあふれるようにして燃焼ガスを該グリル庫内にこもらせることを特徴とする請求項1記載のガスグリル。
  3. 上記排気室に、燃焼ガスの流れに対して抵抗となる抵抗体を設けることにより、燃焼ガスを上記グリル庫内にこもらせることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスグリル。
  4. 上記抵抗体は、上記排気室を複数に分割して器体外への火炎流出を防止する遮炎装置で兼用したことを特徴とする請求項3記載のガスグリル。
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