JPS6026322Y2 - 被調理物の支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被調理物を上火バーナを下火バーナとで両面か
ら焼成する調理器における被調理物の支持装置に関する
。

従来この種装置として、例えば第１図及び第２図に示す
ように、上火バーナＡと下火バーナＢとを有する調理器
本体Ｃ内に、下側の受皿りと上側の焼網Ｅとを備え、該
焼網Ｅ上の被調理物Ｆに両バーナＡ、 Ｂによる両面焼
きを施すものは知られている。

（実開昭５４−１１９８６咋）。かかるものでは調理中
に調理器本体前面の扉体の開閉により下火バーナＢへの
冷気進入により燃焼炎のリフト現象が起きて燃焼不良が
起きてしまう。

また下火バーナＢの着火時における下火バーナＢの着火
を確認する場合、焼網Ｅの前面部とその固定枠Ｅ′によ
り下面受皿りと焼網との隙間に配置した下火バーナＢの
視界がさえぎられているため、火移り不良による爆発着
火を起し易いもので使用者に対して極めて危険である不
都合を有していた。

本考案はかかる不都合のない装置を得ることをその目的
としたもので、上下両面バーナ１，２により焼成する調
理器で、受皿４に焼網５を着脱自在に載置して、調理器
本体３の前面側に相当する焼網５の端部５′を一部傾斜
させ、且つその傾斜面側脚部に扉体７開放時に空気の侵
入を制御する空気制御部材６を形成して戒る。

図面により詳しく説明すれば、第１図は従来例を示した
斜視図で、受皿りに脚部Ｅ′に焼網Ｅを載置して脚部よ
り着脱自在に組付けられている。

第２図は、従来例の調理器に収納された截断正面図であ
る。

Ａは上火バーナ、Ｂは下火バーナ、Ｃは調理器本体でこ
の内部に前面より挿入自在の受皿りを配置した図面であ
る。

第３図は本考案の実施例である支持装置を調理器に収納
された截断正面図である。

１は上火バーナ、２は下火バーナ、３は調理器本体であ
り、この内部に受皿４に斜面５′を設けた焼網５を載置
している。

また、下火バーナ２への空気流入を制御する空気制御部
材６を正面側に配置している。

第４図は本考案装置の斜視図である。

第５図は、第３図の截断側面図であり、前面扉体７は透
明ガラス体で構成されており、内部上及び下火バーナ２
，３及び被調理物が観察出来るようにしている。

ここで、作動を説明すれば、所定の調理を行うには第５
図の様に受皿４上に扉体７側に傾斜を設けた焼網５及び
空気制御部材６を配置して、被調理物は上火バーナ１と
下火バーナ２とを同時に点火して両面焼成が与えられる
。

ここで点火時に特に下火バーナ２の火移り状態の悪い場
合の着火確認が容易となるように、扉体７を介して焼網
５の斜面部を通して下火バーナ２の炎口部の全体の観察
が出来るものである。

また、調理中、扉体を開放して焼は具合を観察する際扉
体の開放に伴なう外部冷気の侵入により下火バーナ２の
炎の吹き上り（リフト）が起りがちであるため受皿４と
傾斜部を有した焼網５′部に空気の侵入を防止する空気
制御部材６を設けて炎の吹き上りによる燃焼不良を防止
を行うものである。

このように本考案によれば、受皿４上の焼網５の前側に
相当する部分を斜面に構成して庫内底部に配置した下火
バーナ２の観察が容易となし且つ、斜面部の下側と受皿
部との間に扉体７の開放時における調理器本体３内への
空気侵入を制御することにより、火移りの確認と燃焼不
良の防止とを簡単な構成により防止することが出来ると
ともに、調理器本体３の高さを低くすればする程この効
果が高まるものである。

従って、上火バーナ、下火バーナの対向空間は出来るだ
け近接して配置できるものであり調理器本体の構成がコ
ンパクトに出来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来例を示した斜視図、第２図は従来例の調
理器に収納された截断正面図である。 第３図は、本考案の実施例を示した調理器に収納された
截断正面図である。 第４図は本考案の斜視図である。 第５図は第３図の截断側面図である。１・・・・・・上
火バーナ、２・・・・・・下火バーナ、３・・・・・・
調理器本体、４・・・・・・受皿、５・・・・・・焼網
、６・・・・・・空気制御部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上火バーナ１と下火バーナ２とを有する調理器本体３内
   に、下側の受皿４とその上側の焼網５とを設け、該焼網
   ５上の被調理物を両バーナ１，２により上下両面から焼
   成するものにおいて、該受皿４上に焼網５を着脱自在に
   載置するとともに、焼網５の少なくともいずれか一方の
   端部５を傾斜させ、その傾斜面側に空気制御部材６を配
   設してなる被調理物の支持装置。