JP4279864B2 - グリル - Google Patents

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Description

本発明は、グリル庫内に、グリル皿を支持する皿受け枠がグリル庫の前方に引き出し自在に収納され、皿受け枠にグリル庫の前面開口を閉じるグリル扉が連結されたグリルに関する。
従来、この種のグリルにおいては、一般的に、皿受け枠をグリル庫の側壁下部に摺動自在に係合させ、皿受け枠に連結したグリル扉を手前に引くことで皿受け枠がこれに支持されるグリル皿と共にグリル庫の前方に引き出されるようにしている。然し、このものでは、皿受け枠をグリル庫に出し入れする際、皿受け枠がグリル庫側壁を擦って、ガタツキ音が発生し易く商品性を損なう。
そこで、皿受け枠を前後方向に移動自在に支持するガイドレールを設け、皿受け枠がグリル庫側壁を擦ることなくグリル庫に出し入れされるようにして、ガタツキ音の発生を防止したグリルも知られている(例えば、特許文献1参照)。このもので皿受け枠は所定の前進端位置に達したところでそれ以上引き出せないようになっている。これにより、皿受け枠がガイドレールから離脱することを防止している。
ところで、皿受け枠をグリル皿と共にグリル庫の前方に引き出した状態では、グリル皿上の焼き網に調理物を載せたり取り出す際にグリル扉が邪魔にならないよう、グリル扉を下方に変位させることが望まれる。そこで、特許文献1に記載のものでは、皿受け枠に上下方向に揺動自在なリンクを介してグリル扉を連結し、皿受け枠を引き出したときには、グリル扉が自重で下方に揺動変位するようにしている。
特開2004−261280号公報
上記従来例のものでは、皿受け枠がガイドレールから離脱不能になっていて、皿受け枠にグリル扉がリンクを介して連結されているため、グリル扉を取外して丸洗いすることができない。また、グリル皿を丸洗いする際には、汚れたグリル皿を直に手で持って皿受け枠から取外す必要があって、手が汚れる。
本発明は、以上の点に鑑み、ガイドレールに支持される皿受け枠を引き出したときにグリル扉が下方に変位可能となるようにするにも拘らず、グリル扉をグリル皿と共に取外すことができるようにして清掃性を向上させたグリルを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、グリル庫内に、グリル皿を支持する皿受け枠がグリル庫の前方に引き出し自在に収納され、皿受け枠にグリル庫の前面開口を閉じるグリル扉が連結されたグリルであって、皿受け枠を前後方向に移動自在に支持するガイドレールを備えるものにおいて、皿受け枠は、ガイドレールに支持される本体枠と、本体枠に対し所定の後退位置と前進位置との間で前後方向に相対移動自在で、前端にグリル扉が連結された可動枠とを備え、本体枠に対する可動枠の前後動でグリル皿が本体枠に対し前後動するように構成され、本体枠は、本体枠の左右一対の側枠部の後部上縁に形成した、グリル皿の上端のフランジの上面に対向する内方への折曲げ部と、折曲げ部より前方位置でグリル皿を下方から支承する支承部と、折曲げ部より前方位置で本体枠の両側枠部の下縁から内方に張り出す、本体枠の両側枠部の内側に位置する可動枠の左右一対の側枠部の下縁が摺接する下枠部とを有し、可動枠の両側枠部の下縁に、可動枠が前進位置に存するときに本体枠の下枠部に合致する部分に位置させて、凹欠部が形成され、この凹欠部に下枠部が入り込むことで可動枠が前下がりに傾動自在になると共に、凹欠部の後縁の下端部に、可動枠が水平姿勢で前進位置に移動したときに本体枠の下枠部の後縁に当接するストッパ部が設けられ、ストッパ部が下枠部の上方に離脱するように可動枠を前上がりに傾斜させることにより、可動枠がグリル皿を支持した状態で本体枠に対し前進位置より前方に移動自在になり、この移動でグリル皿の上端のフランジが本体枠の折曲げ部の下から前方に抜け出ることを特徴とする。
本発明によれば、グリル皿のグリル庫前方への引き出しストロークを、本体枠の前方への移動と本体枠に対する可動枠の前方への移動とで大きく確保することができる。そして、可動枠の前方への移動が本体枠の下枠部への可動枠のストッパ部の当接により前進位置で制止されたところでグリル扉から手を離すと、可動枠の凹欠部に本体枠の下枠部が入り込むことで可動枠が前下がりに傾動し、可動枠の前端に連結されたグリル扉が下方に変位する。そのため、グリル皿上の焼き網に調理物を載せたり取り出す際にグリル扉が邪魔にならず、使い勝手が良好になる。尚、可動枠が前下がりに傾動しても、グリル皿が本体枠の支承部で下方から支承されると共に、支承部を支点にしたグリル皿の前下がり(後上がり)の傾動がグリル皿のフランジ上面への本体枠の折曲げ部の当接で阻止されるため、グリル皿は水平姿勢に支持される。
また、前進位置でグリル扉を若干持ち上げて可動枠を前上がりに傾斜させると、可動枠のストッパ部が本体枠の下枠部の上方に離脱して、可動枠を前進位置から更に前方に引き出すことができる。そして、可動枠を前進位置より前方に引き出すと、グリル皿のフランジが本体枠の折曲げ部の下から前方に抜け出るため、グリル扉を可動枠及びグリル皿と共に本体枠から取外すことができる。かくして、グリル扉を丸洗いすることができると共に、グリル皿をこれに直に手を触れずに取外して丸洗いすることができ、清掃が容易になる。
また、取外した可動枠はこれにグリル皿を支持させた状態で前方から本体枠にセットすることができる。即ち、可動枠のストッパ部が本体枠の下枠部を乗り越えるように可動枠を前上がりの傾斜姿勢で本体枠に対し後方に移動させ、グリル皿のフランジを本体枠の折曲げ部の下に潜らせることで、可動枠を本体枠にセットできる。ここで、可動枠を取外して、グリル扉やグリル皿の丸洗い等の作業を行う場合、本体枠がグリル庫の前方に突出したままでは人の動きの邪魔になるため、本体枠をグリル庫に押し込むことが間々ある。可動枠を本体枠に上方からしかセットできないと、作業終了後に、本体枠をグリル庫から再度引き出して可動枠をセットせざるを得なくなる。これに対し、本発明のように可動枠を前方から本体枠にセット可能であれば、本体枠をグリル庫から引き出さなくても可動枠をセットすることができ、使い勝手が良好になる。
また、本発明においては、本体枠の折曲げ部の前端に、前上がりに傾斜したガイド部が形成されていることが望ましい。これによれば、可動枠を本体枠に前方からセットする際に、グリル皿のフランジがガイド部に案内されて折曲げ部の下に潜り込むようになり、可動枠のセット作業が容易になる。
図1は、システムキッチンのカウンタトップ(図示せず)に組み込むビルトイン式コンロを示している。このコンロは、カウンタトップに開設した開口に落とし込むようにして設置するコンロ本体1と、コンロ本体1の上面を覆うようにしてカウンタトップに載置する天板2とを備えている。コンロ本体1には、前側の左右2個と後側の1個の計3個のコンロバーナ3が配置されると共に、グリル4が内蔵されている。そして、天板2に、これら各コンロバーナ3を臨ませる開口を形成して、各開口を囲うように五徳5を載置すると共に、天板2の後部に、グリル4用の排気口2aを形成している。尚、各コンロバーナ3には、その内周空間に位置させて、五徳5上の調理容器の底面に当接してその温度を検出する鍋底温度センサ3aが付設されている。
カウンタトップの下で前方に露出するコンロ本体1の前面部分には、後述するグリル庫41の前面開口を閉じるグリル扉42とその左右の前面パネル6,6とが設けられている。各前面パネル6には、コンロバーナ1用とグリル4用の各操作盤7が前面パネル6の前方に出没自在に組み込まれており、操作盤7の収納状態では、操作盤7の前板7aが前面パネル6とほぼ面一になる。
グリル4は、図2に示す如く、コンロ本体1内に設置されるグリル庫41を備えている。グリル庫41には、図3に示す如く、焼き網43をその前後に垂設した脚片部431を介して載置するグリル皿44と、グリル皿44を支持する皿受け枠45とが収納されている。皿受け枠45にはグリル扉42が連結されている。そして、グリル扉42をその前面下部の把手421に指を掛けて手前に引くことにより、皿受け枠45がグリル皿44と共にグリル庫41の前方に引き出されるようにしている。
グリル庫41の天井部には、上火バーナ46が装着され、更に、上火バーナ46を覆うようにして遮熱カバー411が設けられている。また、グリル庫41の左右の各側壁に、焼き網43より下方に位置させて、内方に張り出す張り出し部412を形成し、張り出し部412に開設した透孔413に臨ませて下火バーナ47を配置している。かくして、焼き網43上の調理物を上火バーナ46と下火バーナ47とで上下から焼成する両面焼きグリルが構成される。尚、図2で461,471は上火バーナ46と下火バーナ47の混合管である。
グリル庫41の左右の各側壁の外側には、前後方向に長手のガイドレール48が配置されている。ガイドレール48は、コンロ本体1の底板部1a上に設けたブラケット1bに底板部1aから浮かせた状態で取付けられている。また、皿受け枠45には、図4に示す如く、グリル庫41の前面開口を通してグリル庫41の左右の各側壁の外側に折り返される折返し部4511を介して後方にのびる左右各側の外枠部451が連結されている。
尚、グリル庫41の前面開口の左右各側の縁部には、図5に示す如く、皿受け枠45がグリル庫41に完全に収納された収納終端位置に存するときに折返し部4511を受け入れる窪み部414が形成されている。そのため、グリル扉41を折返し部4511に邪魔されずに前面開口の縁部に密着させることができ、前面開口の閉め切り性が確保される。
外枠部451には、図3に示す如く、ボール482を介してガイドレール48に移動自在に係合するスライダ481が固定されている。かくして、皿受け枠45は、外枠部451を介してガイドレール48に前後方向に移動自在に支持される。従って、皿受け枠45がグリル庫41の庫壁を擦ることなくガイドレール48に案内されてスムーズにグリル庫41に出し入れされるようになり、ガタツキ音の発生が防止される。
また、ガイドレール48がグリル庫41の外側に配置されるため、グリル庫41内の熱、油煙、焼き汁等がガイドレール48に及ばなくなる。その結果、ガイドレール48やスライダ481が熱変形したり、ガイドレール48、スライダ481及びボール482に油分等の汚れが付着したりせず、皿受け枠45の動きのスムーズさを長期に亘って維持できるようになる。尚、外枠部451がガイドレール48の前方に抜け出てしまうことを防止するため、外枠部451の前方への移動は図示省略したストッパにより所定の前進端位置で規制される。
皿受け枠45は、図4、図6、図7に示す如く、外枠部451を介してガイドレール48に支持される本体枠452と、本体枠452に対し所定の後退位置と前進位置との間で前後方向に相対移動自在な可動枠453とで構成され、可動枠453の前端にグリル扉42が連結されている。
本体枠452は、左右一対の側枠部4521,4521を有しており、各側枠部4521に一体的に各外枠部451が連結されている。各側枠部4521の後部上縁には、グリル皿44の上端のフランジ441の上面に対向するように内方に折り曲げられた折曲げ部4522が形成されている。この折曲げ部4522の前端には前上がりに傾斜するガイド部4523が設けられている。また、本体枠452には、折曲げ部4522より前方位置で両側枠部4521,4521の下縁から内方に張り出す下枠部4524が設けられている。下枠部4524は両側枠部4521,4521を結ぶように横方向に長手に形成されている。そして、下枠部4524の横方向中央部から前方にのびてグリル皿44の底面に接する支承部4525を設け、グリル皿44が折曲げ部4522より前方位置で支承部4525により下方から支承されるようにしている。
可動枠453は、本体枠452の両側枠部4521,4521の内側に位置する左右一対の側枠部4531,4531と、両側枠部4531,4531の後端間の後枠部4532と、両側枠部4531,4531の前端間の板状の前枠部4533とで構成されており、前枠部4533にグリル扉42が連結されている。可動枠453の各側枠部4531の下縁は本体枠452の下枠部4524に摺接する。そのため、可動枠453が本体枠452に対し前進位置より後方に位置する状態では、図9(a)に示す如く、下枠部4524により可動枠453が水平姿勢に支持される。そして、可動枠453の両側枠部4531,4531の上縁にグリル皿44がフランジ441において着座し、グリル皿44が水平姿勢に支持されるようにしている。
また、可動枠453の各側枠部4531と後枠部4532の上縁には、グリル皿44のフランジ441に形成したスリットに係合してグリル皿44を位置決めする爪部4534が突設されている。そのため、可動枠453に対するグリル皿44のずれが防止され、本体枠452に対する可動枠453の前後動によりグリル皿44が本体枠452に対し前後動する。
可動枠453の各側枠部4531の下縁には、可動枠453が前進位置に存するときに本体枠452の下枠部4524に合致する部分に位置させて、凹欠部4535が形成されている。そのため、可動枠453が前進位置に移動すると、図9(b)に示す如く、下枠部4524が凹欠部4535に入り込んで、可動枠453が前下がりに傾動自在になる。尚、可動枠453が前下がりに傾動しても、グリル皿44が本体枠452の支承部4525で下方から支承されると共に、支承部4525を支点にしたグリル皿44の前下がり(後上がり)の傾動がグリル皿44のフランジ441の上面に本体枠452の折曲げ部4522が当接することで阻止されるため、グリル皿44は水平姿勢に支持される。
凹欠部4535の後縁の下端部には、可動枠453が水平姿勢で前進位置に移動したときに本体枠452の下枠部4524の後縁に当接するストッパ部4536が設けられている。かくして、可動枠453の本体枠452に対する前方への移動は、本体枠452の下枠部4524への可動枠453のストッパ部4536の当接により前進位置で制止される。また、凹欠部4535の前縁は、可動枠453を本体枠452に対し前進位置から後方に移動させる際に可動枠453がスムーズに水平姿勢に復帰するように、後上がりに傾斜している。
また、本体枠452の折曲げ部4522には、図8に示す如く、グリル皿44のフランジ441の上面に形成した溝442に、可動枠453が後退位置に存する状態で弾力的に係合するばね板製の係合片4526が取付けられている。
以上の構成によれば、グリル庫41に皿受け枠45が収納された状態からグリル扉42を手前に引くと、牽引力が可動枠453からグリル皿44と係合片4526とを介して本体枠452に伝達され、先ず、外枠部451の移動が規制される所定の前進端位置まで本体枠452が移動して、図9(a)に示す状態になる。その後、係合片4526が溝442から外れて、可動枠453が本体枠452に対し後退位置から前方に移動する。そして、本体枠452の下枠部4524への可動枠453のストッパ部4536の当接により可動枠453の前方への移動が前進位置で制止されたところで、グリル扉42から手を離すと、図9(b)に示す如く、可動枠453が前下がりに傾動してグリル扉42が下方に変位する。そのため、グリル皿42上の焼き網43に調理物を載せたり取り出す際にグリル扉42が邪魔にならず、使い勝手が良好になる。
また、前進位置でグリル扉42を若干持ち上げて可動枠453を前上がりに傾斜させると、可動枠453のストッパ部4536が本体枠452の下枠部4524の上方に離脱して、可動枠453を前進位置から更に前方に引き出すことができる。そして、可動枠453を前進位置より前方に引き出すと、グリル皿44のフランジ441が本体枠452の折曲げ部4522の下から前方に抜け出るため、グリル扉42を可動枠453及びグリル皿44と共に本体枠452から取外すことができる。かくして、グリル扉42を丸洗いすることができると共に、グリル皿44をこれに直に手を触れずに取外して丸洗いすることができ、清掃が容易になる。
また、取外した可動枠453はこれにグリル皿44を支持させた状態で前方から本体枠452にセットすることができる。即ち、可動枠453のストッパ部4536が本体枠452の下枠部4524を乗り越えるように可動枠453を前上がりの傾斜姿勢で本体枠452に対し後方に移動させ、グリル皿44のフランジ441を本体枠452の折曲げ部4522の下に潜らせることで、可動枠453を本体枠452にセットできる。そして、折曲げ部4522の前端に前上がりに傾斜したガイド部4523が設けられているため、グリル皿44のフランジ441はガイド部4523に案内されて折曲げ部4522の下に潜り込むようになり、可動枠453のセット作業が容易になる。
ここで、可動枠453を取外して、グリル扉42やグリル皿44の丸洗い等の作業を行う場合、本体枠452がグリル庫41の前方に突出したままでは人の動きの邪魔になるため、本体枠452をグリル庫41に押し込むことが間々ある。可動枠453を本体枠452に上方からしかセットできないと、作業終了後に、本体枠452をグリル庫41から再度引き出して可動枠453をセットせざるを得なくなる。これに対し、本実施形態のように可動枠453を前方から本体枠452にセット可能であれば、本体枠452をグリル庫41から引き出さなくても可動枠453をセットすることができ、使い勝手が良好になる。
また、本実施形態では、グリル庫41への皿受け枠45の収納途中から皿受け枠45を後方に引込む引込み機構49を設けている。以下、図4、図10を参照して、引込み機構49について説明する。
引込み機構49は、グリル庫41の底部の後側の部分に配置した前後方向に揺動自在な揺動アーム491と、揺動アーム491の可動端に立設したピン状の係合子492と、揺動アーム491の軸493から離隔した位置に設けたピン494と係合子492の基端部との間に張設した引張りコイルスプリングから成るばね495と、揺動アーム491及びばね495を上方から覆うカバー496とを備えている。カバー496には、係合子492を挿通する前後方向に長手の円弧状のガイド孔497が形成されている。そして、揺動アーム491がガイド孔497の前端への係合子492の当接で規制される前方の揺動端位置(図10(a)に示す位置)と、ガイド孔497の後端への係合子492の当接で規制される後方の揺動端位置(図10(c)に示す位置)との間で揺動するようにしている。ここで、後方の揺動端位置は、後方の揺動端位置における係合子492の位置が前方の揺動端位置における係合子492の位置に対し横方向にオフセットするように設定されている。
ばね495の一端を引掛けるピン494の位置は、当該ピン494と揺動アーム491の軸493とを結ぶ線が揺動アーム491を前方の揺動端位置より若干後方の死点位置(図10(b)に示す位置)に揺動変位させたときの係合子492と軸493とを結ぶ線に一致するように設定されている。そのため、揺動アーム491は、死点位置より少しでも前方に揺動したときばね495で前方の揺動端位置に揺動付勢され、また、死点位置より少しでも後方に揺動したときばね495で後方の揺動端位置に揺動付勢される。尚、軸493及びピン494はカバー496に固定されている。
係合子492は、グリル皿44の後側に位置する皿受け枠45の部分、即ち、可動枠453の後枠部4532に係合可能である。この後枠部4532には、前方の揺動端位置における係合子492の横方向位置に合致させて、係合子492が通過可能な切欠き4537が設けられている。後枠部4532には、更に、切欠き4537の前方に位置させて、前方の揺動端位置に存する揺動アーム491を係合子492を介して死点位置まで押動可能な押し部4538が設けられている。
皿受け枠45をグリル庫41に収納する際は、図10(a)に示す如く、前方の揺動端位置に存する揺動アーム491の係合子492に押し部4538が前方から当接する。そして、図10(b)に示す如く、揺動アーム491が押し部4538により前方の揺動端位置から死点位置まで押動される。その後、揺動アーム491は、図10(c)に示す如く、ばね495の付勢力で後方の揺動端位置まで揺動する。この際、係合子492が後枠部4532に係合して、ばね495の付勢力が係合子492を介して後枠部4532に伝達され、皿受け枠45が後方に引込まれる。尚、後方の揺動端位置における係合子492の位置は前方の揺動端位置における係合子492の位置に対し横方向にオフセットしているため、揺動アーム491が後方の揺動端位置に達するまで及び達した後も、前方の揺動端位置における係合子492の横方向位置に合致する切欠き4537に係合子492が入ることはない。従って、ばね495の付勢力が皿受け枠45に継続して作用することになり、皿受け枠45はグリル庫41内の収納位置に確実に保持される。
皿受け枠45をグリル庫41の前方に引き出す際は、後枠部4532により係合子492を介して揺動アーム491が後方の揺動端位置から死点位置まで押動される。その後、揺動アーム491はばね495の付勢力で前方の揺動端位置まで揺動し、係合子492の横方向位置が後枠部4532の切欠き4537の横方向位置に合致する。そのため、皿受け枠45を後枠部4532への係合子492の干渉を生ずることなく前方に引き出すことができる。
ここで、本実施形態の引込み機構49は、可動端に係合子492を立設した揺動アーム491とばね495とで構成される構造簡単な耐熱性に優れたものであり、グリル庫41に引込み機構49を設置しても耐熱性上の不具合は生じない。そして、皿受け枠45をグリル庫41への収納途中から引込み機構49により自動的にスムーズにグリル庫41に収納することができる。そのため、操作感が良好になって商品性が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、ガイドレール48をグリル庫41の外側に配置したが、グリル庫41内に配置したガイドレールに皿受け枠45の本体枠452を支持させても良い。
また、上記実施形態では、本体枠452の両側枠部4521,4521を結ぶように下枠部4524を設けて、下枠部4534の横方向中央部から前方にのびる舌片状のグリル皿用支承部4525を形成したが、各側枠部4521の前部内側面にグリル皿44をフランジ441において下方から支承する支承部を設けることも可能である。この場合、下枠部4524の横方向中間部は不要であり、各側枠部4521の下縁から可動枠453の各側枠部4531の下縁を受けるに足るだけの幅で下枠部4524を内方に張り出させれば良い。
また、上記実施形態では、本体枠452の折曲げ部4522に、可動枠453を後退位置に係止するための係合片4526を取付けているが、係合片4526を省略することも可能である。尚、この場合には、グリル扉42を手前に引いたときに、先ず、可動枠453が本体枠452に対し前進位置まで移動し、その後、本体枠452が移動するようになる。
また、上記実施形態は、ドロップイン式コンロに組み込むグリルに本発明を適用したものであるが、卓上式コンロに組み込むグリル、更にはコンロに組み込まずに独立して設けられるグリルにも同様に本発明を適用できる。
本発明の実施形態のグリルを具備するコンロの斜視図。 コンロ本体の一部を切除して見た実施形態のグリルの斜視図。 実施形態のグリルの切断正面図。 図3のIV−IV線で切断したグリル皿を取外した状態の切断平面図。 実施形態のグリルのグリル扉を省略した前面側部の斜視図。 実施形態のグリルのグリル皿及び皿受け枠を示す斜視図 実施形態のグリルの皿受け枠の構造をグリル皿を取外した状態で示す斜視図。 図6のVIII−VIII線で切断した拡大切断側面図。 実施形態のグリルの皿受け枠の動きを示す切断側面図。 実施形態のグリルの引込み機構の作用を示す斜視図。
符号の説明
4…グリル、41…グリル庫、42…グリル扉、44…グリル皿、441…フランジ、45…皿受け枠、452…本体枠、4521…本体枠の側枠部、4522…折曲げ部、4523…ガイド部、4524…下枠部、4525…支承部、453…可動枠、4531…可動枠の側枠部、4535…凹欠部、4536…ストッパ部、48…ガイドレール。

Claims (2)

  1. グリル庫内に、グリル皿を支持する皿受け枠がグリル庫の前方に引き出し自在に収納され、皿受け枠にグリル庫の前面開口を閉じるグリル扉が連結されたグリルであって、皿受け枠を前後方向に移動自在に支持するガイドレールを備えるものにおいて、
    皿受け枠は、ガイドレールに支持される本体枠と、本体枠に対し所定の後退位置と前進位置との間で前後方向に相対移動自在で、前端にグリル扉が連結された可動枠とを備え、本体枠に対する可動枠の前後動でグリル皿が本体枠に対し前後動するように構成され、
    本体枠は、本体枠の左右一対の側枠部の後部上縁に形成した、グリル皿の上端のフランジの上面に対向する内方への折曲げ部と、折曲げ部より前方位置でグリル皿を下方から支承する支承部と、折曲げ部より前方位置で本体枠の両側枠部の下縁から内方に張り出す、本体枠の両側枠部の内側に位置する可動枠の左右一対の側枠部の下縁が摺接する下枠部とを有し、
    可動枠の両側枠部の下縁に、可動枠が前進位置に存するときに本体枠の下枠部に合致する部分に位置させて、凹欠部が形成され、この凹欠部に下枠部が入り込むことで可動枠が前下がりに傾動自在になると共に、
    凹欠部の後縁の下端部に、可動枠が水平姿勢で前進位置に移動したときに本体枠の下枠部の後縁に当接するストッパ部が設けられ、ストッパ部が下枠部の上方に離脱するように可動枠を前上がりに傾斜させることにより、可動枠がグリル皿を支持した状態で本体枠に対し前進位置より前方に移動自在になり、この移動でグリル皿の上端のフランジが本体枠の折曲げ部の下から前方に抜け出ることを特徴とするグリル。
  2. 前記折曲げ部の前端に、前上がりに傾斜したガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のグリル。
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