JP4559733B2 - プローブカード及びプローブカードの製造方法 - Google Patents

プローブカード及びプローブカードの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パッケージングされていないウェハの電気的特性試験を行うウェハ試験装置(ウェハプローバ)に備えられるプローブカードに関する。
特に、ウェハの電極と接触するプローブ針をシリコン,ニッケル等を用いて微細に形成するとともに、このプローブ針を搭載,固定する基板上に高精度に平坦化処理された平坦部を形成することにより、複雑な構造等を必要とすることなく、針高さのばらつきをなくして微小なプローブ針を高密度かつ高精度に配設することができるプローブカード及びプローブカードの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、ウェハ(半導体基板)上に複数形成される半導体デバイスチップは、個々のチップに裁断されてパッケージに封入される前のウェハの状態、いわゆる半完成品状態で、各デバイスの電気的特性等の試験が行われる。このような半完成品状態のウェハの試験は、ウェハの電極に接触してテスト信号を印加するプローブ針(探針)を有するプローブカードを備えたウェハプローバと呼ばれるウェハ試験装置を用いて行われる。
【0003】
第13図は、従来のプローブカードを備えるウェハ試験装置を概念的に示した正面図である。同図に示すように、従来のウェハ試験装置は、試験対象となるウェハ103が搭載されるウェハ台104を備えるとともに、このウェハ台104の上方に位置するようにプローブカード101を備えている。
【0004】
プローブカード101は、ウェハ103上の各チップに印加する所定のテスト信号を伝送するプリント基板等からなる基板102と、この基板102上に配設,固定される複数のプローブ針120を備えている。
ウェハ台104は、搭載したウェハ103の所定の電極がプローブカード101の所定のプローブ針120に接触するよう、三次元方向(第13図に示す矢印方向)に駆動制御されるようになっている。
【0005】
このような構成からなる従来のウェハ試験装置では、ウェハ台104が駆動制御されることにより、プローブカード101のプローブ針120がウェハ103上の所定のチップ電極と接触する。そして、プローブカード101の基板102を介して試験装置からウェハ103の電極にテスト信号が印加され、ウェハ103上の各デバイスチップについて、所定の電気的特性試験が行われる。
【0006】
ここで、従来のウェハ試験装置では、第13図に示すように、プローブカード101に備えられるプローブ針120が、例えばタングステン等の金属製針からなり、この金属製針がL字状に曲折形成されて平面円盤状をなす基板102上に多数配設されて樹脂130で固着される、所謂カンチレバー型(cantilevered:片持ち型)のプローブ針構造が採られていた。
カンチレバー型のプローブ針は、全長約30〜50mmの金属製針を、先端側の針高さ(第13図に示す矢印h)が約10mm程度になるように曲折形成してあり、ウェハ103の電極に接触する針高さにばらつきがあっても、針の弾性限内、例えば数μmでばらつきを吸収できるようになっている。そして、このようなカンチレバー型のプローブ針は、複数(例えば数百本)のプローブが、すべて手作業で基板上へ配設され、接着剤等で固着されるようになっていた。
【0007】
しかしながら、このようなカンチレバー型プローブ針を備える従来のプローブカードでは、近年の高密度化,微細化されたウェハの試験に対応できないという問題が発生した。近年は、半導体デバイスの微小化,高密度化の進展が著しく、各チップ上の電極も、大きさ,間隔とも極微細なものとなっている(例えば、電極の一辺が約60μm〜100μm、ピッチが約100μm〜200μm)。
従来のプローブカードでは、カンチレバー型のプローブ針自体が直径約250μm程度ある上、プローブ針の取付けがすべて手作業で行われるようになっていたため、多数のプローブ針を微細な間隔で基板上に取り付けることは不可能であった。このため、カンチレバー型のプローブカードでは、近年の高密度化,微細化されたウェハを試験することができなくなった。
しかも、カンチレバー型のプローブ針では、針の全長が約30〜50mm程度の長さを有することから、高周波特性が悪化するという問題点もあった。
【0008】
そこで、このような従来のプローブカードの問題を解消するため、カンチレバー型のプローブ針に代えて、所定のパターン配線を形成した可撓性を有する薄膜上に複数の電極バンプを形成した、いわゆるメンブレン型のプローブカードが提案されている(例えば、下記特許文献1−4参照。)。
このようなメンブレン型のプローブカードによれば、薄膜上に形成される電極バンプの微細加工が可能となることから、微細化,高密度化されたウェハの試験にも対応することが可能であった。
【0009】
特許文献1:特開平1−128381号公報(第4頁、第12図)
特許文献2:特開平5−215775号公報(第3−4頁、第2図)
特許文献3:特開平7−007056号公報(第4−5頁、第1図)
特許文献4:特開平8−083824号公報(第5−6頁、第3図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなメンブレン型のプローブカードは、電極バンプを備えるメンブレンと、これを保持する保持構造,さらにメンブレンをウェハ側に向かって付勢する加圧手段等、複雑かつ多数の構成要素が必要となった。
このため、プローブカード及びウェハ試験装置が、従来のカンチレバー型のものと比較して、複雑化,大型化し、製造コストも増大することとなった。
【0011】
本願の発明者は、シリコンをエッチング加工したりニッケルメッキ等を用いることにより、長さが約1mm〜2mm程度の微細針を形成することが可能となり、上述したメンブレン構造によることなく、微細なプローブ針を高密度かつ高精度で形成し得ることに想到した。ところが、その後、プローブ針を微細,高精度に形成することができても、微細なプローブ針を単に基板上に実装しただけでは、基板の凹凸によってプローブ針の針高さが均一とならないことに想到した。
一般に、基板の表面は、例えばプリント基板の場合、通常約0.1mm〜0.3mm程度の範囲でなだらかな凹凸が連続している。従って、このような基板の表面に長さが約1mm〜2mm程度の微細なプローブ針を実装すると、基板の凹凸によって針高さにばらつきが発生してしまう。しかも、微小な針先のプローブ針では、従来のカンチレバー型の針のように弾性限内でばらつきを吸収することも不可能である。
【0012】
そこで、本願発明者は、更なる鋭意研究を重ねた結果、このような基板の凹凸の問題を解消して、微細なプローブ針を高密度に実装することができる本願発明のプローブカードを創作するに至ったものである。
すなわち、本発明は、上述のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、ウェハの電極と接触するプローブ針をシリコン,ニッケル等を用いて微細に形成するとともに、このプローブ針を搭載,固定する基板上に平坦化処理された平坦部を形成することにより、複雑な構造等を必要とすることなく、針高さのばらつきをなくして微小なプローブ針を高密度かつ高精度に配設することができるプローブカード及びプローブカードの製造方法の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のプローブカードはウェハ試験装置に備えられるプローブカードであって、試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、ウェハの電極と接触するプローブ針と、基板の表面に形成される、表面が平坦化された平坦部と、を備え、プローブ針が、平坦部に搭載される構成としてある。
【0014】
このような構成からなる本発明のプローブカードによれば、ウェハの電極と接触するプローブ針を、例えばニッケル,シリコン等で形成するとにより、針長さが約1mm〜2mm程度の微細針を高精度に形成することができ、かつ、複数の針を微小な間隔で高密度に形成することができる。そして、このプローブ針を搭載する基板上に、平坦化処理された平坦部を形成することにより、プローブ針の搭載面を、平面度が約10μm以下の平坦面とすることができる。
これにより、基板の表面に凹凸,高低差等が存在しても、針高さのばらつきをなくして微小なプローブ針を基板上に配設,固定することが可能となる。
【0015】
従って、本発明によれば、簡易な構造により微細,高精度に形成されたプローブ針を備えるプローブカードを実現でき、近年の高密度化されたウェハの試験を確実に行うことができる。そして、本発明に係るプローブカードを備えることにより、従来のメンブレン構造のような複雑な構造等を必要とすることなく、装置全体が大型化,複雑化することを防止して、低コストのウェハ試験装置を提供することができる。
【0016】
具体的には、本発明のプローブカードは平坦部が表面を研磨されることにより平坦化される構成とすることができる。このように本発明によれば、プリント基板等の基板の表面の平坦部を研磨処理によって高精度に平坦化することができる。これにより、基板の表面にメッキ層等を積層し、これを研磨することによって、本発明に係る平坦部を容易かつ高精度に形成することができ、高価な材料や複雑な装置等も必要なく、安価に本発明のプローブカードを実現することができる。ここで、研磨処理は、例えばウェハやDVDディスクの製造等に用いられるラップ研磨により行うことができる。
【0017】
また、本発明のプローブカードは基板が、表面に形成されるビルドアップ部を備え、平坦部が、基板のビルドアップ部の表面に形成される構成とすることができる。このように、本発明によれば、ビルドアップ部を備える基板に対しても、本発明に係る平坦部を形成することができる。一般に、例えばプリント基板の配線パターンをピッチ幅100μm程度に高密度化する場合、基板の表面にビルドアップ基板(ビルドアップ部)を積層形成する。そして、本発明では、このようなビルドアップ部を備える基板に対しても平坦部を形成することができ、プローブカードをより高密度化,高精度化できるようになっている。従って、このようにビルドアップ部を備える基板の場合には、本発明の平坦部が形成される配線パターンは、ビルドアップ部の配線パターンを意味する。なお、ビルドアップ部を備えない基板について本発明を適用できることは言うまでもない。
【0018】
そして、本発明のプローブカードは平坦部が、配線パターン上に、当該配線パターンに沿って形成される構成とすることができる。このように、本発明では、プローブ針が接続される配線パターン上にその配線パターンに沿って、本発明に係る平坦部を形成することができる。これにより、例えば平坦部を導電性部材によって構成すれば、配線パターン自体が高精度に平坦化されることになり、基板やプローブ針の構成を何等変更することなく、本発明に係るプローブカードを実現することができる。そして、このように配線パターンが平坦化されることにより、プローブ針の実装構造についても、平坦部を備えない通常のプローブカードの場合と同様となり、既存の試験装置や実装工程等に対して、そのまま本発明のプローブカードを適用することが可能となり、汎用性に優れたプローブカードを提供することができる。
【0019】
また、本発明のプローブカードは平坦部を基板上に形成されるメッキ層によって構成することができる。このように、本発明では、平坦部を例えばニッケルメッキ等によって形成することができる。そして、メッキ層の表面を研磨加工等することで、容易に平坦化することができる。これによって、本発明に係る平坦部を容易かつ高精度に形成することができる。特に、導電性を有するメッキ層によって平坦部を構成することにより、平坦部を基板の配線パターンに沿って形成することで配線パターン自体を高精度に平坦化することができ、基板やプローブ針の構成を何等変更することなく、微細,高精度なプローブ針の実装構造を実現できる。
【0020】
また、本発明のプローブカードは平坦部を基板上に形成されるマスク層によって構成することができる。このように、本発明では、平坦部を例えばメタルマスクやメッシュマスク等からなるマスク層によって形成することができる。そして、マスク層の表面を研磨加工等することで、容易に平坦化することができる。これによって、本発明に係る平坦部を容易かつ高精度に形成することができる。特に、マスク層によって平坦部を構成することにより、平坦部を基板の表面に広く平面状に形成することができ、プローブ針の実装の容易化を図ることができる。
【0021】
また、本発明のプローブカードは平坦部を基板上に形成されるビルドアップ層によって構成することができる。このように、本発明では、基板の表面にビルドアップ層(ビルドアップ部)が備えられる場合に、当該ビルドアップ層を研磨処理することにより、本発明に係る平坦部をビルドアップ層に直接形成することができる。このようにビルドアップ層を直接研磨して平坦部を形成することにより、マスク層で平坦部を構成する場合と同様、本発明に係る平坦部を基板の表面に広く平面的に形成することができる。また、このようにビルドアップ層に直接平坦部を形成することで、より容易かつ効率的に本発明に係る平坦部を形成することができ、プローブカード全体の薄型化や軽量化を図ることもできる。
【0022】
そして、本発明のプローブカードはプローブ針が基板と別体に形成され、平坦部に実装される構成とすることができる。特にプローブ針を、基部と、基部から櫛状に突出する複数の針部とを備える構成とすることができる。またプローブ針は、針形状に形成されたシリコンと当該シリコンの表面に形成される導体パターンからなる構成とすることができる。このように、本発明によれば、シリコンをエッチング加工することにより、基板と別体のプローブ針を高精度かつ微細に形成することができる。これにより、平坦部を有する本発明のプローブカードに好適な微細なプローブ針を、容易かつ高精度に形成することができる。また、微細な針を多数備える櫛状(フィンガー状)に形成することにより、一度の作業で多数のプローブ針を基板上に実装することが可能となり、プローブ針の実装作業がきわめて容易に行え、本発明に係るプローブカードを容易かつ効率的に製造することができる。なお、基板と別体に形成されるシリコン製等のプローブ針は、一本一本の針が単体となるように形成することも勿論可能であり、この場合にも、本発明の平坦部を備えるプローブカードに適用できることは言うまでもない。
【0023】
一方、本発明のプローブカードはプローブ針を平坦部の表面に直接形成することができる。そしてプローブ針は平坦部の表面に針形状にメッキ形成することができる。このように、本発明によれば、例えばニッケルメッキ加工等によって、高精度かつ微細なプローブ針を平坦部上に直接、形成することができる。メッキ加工によるプローブ針は、平坦部上にマスク及びメッキを複数回繰り返すことで容易かつ高精度に微細なメッキ針を形成することができる。これにより、平坦部を有する本発明のプローブカードに好適な微細なプローブ針を、容易かつ高精度に形成することができる。また、このようにメッキ加工によって平坦部上に直接プローブ針を形成することにより、基板への実装作業や配線パターン等の接続作業を不要とすることができ、本発明に係るプローブカードを容易かつ効率的に製造することが可能となる。
【0024】
そして、本発明のプローブカードの製造方法は試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、ウェハの電極と接触するプローブ針と、を備えるプローブカードの基板の表面に、プローブ針が搭載される表面が平坦化され平坦部を形成するプローブカードの製造方法であって、所定の配線パターンを形成した基板上にマスクを形成する工程と、マスクの所定位置に開口部を形成する工程と、開口部をメッキする工程と、マスクの表面を研磨して平坦化する工程と、を有する方法としてある。またマスクの表面を研磨して平坦化する工程の後に、マスクを剥離する工程を更に有する方法としてある。このように、本発明によれば、マスク処理,パターニング処理,メッキ処理等によって、基板の配線パターン上等、所望の位置に、本発明に係る平坦部を容易かつ高精度に形成することができる。そして、ラップ研磨等を用いて平坦部の表面を高精度に平面化して、本発明に係るプローブカードを容易に製造することができる。なお、基板の表面の凹凸,高低差等を補正して平面度の高い平坦部が形成できる限り、他の方法,工程を用いることも可能である。
【0025】
さらに、本発明のプローブカードの製造方法は試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、ウェハの電極と接触するプローブ針と、を備えるプローブカードの基板の表面に、プローブ針が搭載される表面が平坦化され平坦部を形成するプローブカードの製造方法であって、所定の配線パターンを形成した基板上にビルドアップ部を形成する工程と、ビルドアップ部の表面を研磨して平坦化する工程と、を有する方法としてある。このように、本発明によれば、基板の表面にビルドアップ部(ビルドアップ層)を形成するとともに、そのビルドアップ部を研磨処理することにより、表面が高精度に平面化された平坦部をビルドアップ層に直接形成することができる。このようにビルドアップ部に直接平坦部を形成することによって、より容易かつ効率的に平坦部を備えたプローブカードを製造することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプローブカードの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明に係るプローブカードの第一実施形態について、第1図〜第9図を参照しつつ説明する。
【0027】
[ウェハ試験装置]
第1図は、本発明の第一実施形態に係るプローブカードを備えるウェハ試験装置を概念的に示した正面図である。
ウェハ試験装置は、ウェハ(半導体基板)上に複数形成される半導体デバイスチップが、個々のチップに裁断されてパッケージに封入される前のウェハの状態、いわゆる半完成品状態において、各デバイスの電気的特性等を試験するための装置であり、ウェハプローバとも呼ばれる。具体的には、第1図に示すように、ウェハ試験装置は、試験対象となるウェハ3が搭載されるウェハ台4を備えるとともに、このウェハ台4の上方に位置するように本実施形態に係るプローブカード1を備えている。
【0028】
プローブカード1は、ウェハ3上の各チップに印加する所定のテスト信号を伝送するプリント基板等からなる基板2上に複数のプローブ針20を備えている。プローブカード1の詳細については後述する。
ウェハ台4は、試験対象となるウェハ3の搭載台であり、搭載されたウェハ3の所定の電極とプローブカード1の所定のプローブ針20とが接触するよう、三次元方向(第1図に示す矢印方向)に駆動制御される。そして、ウェハ試験装置では、ウェハ台4が駆動制御されることにより、プローブカード1のプローブ針20がウェハ3の所定のチップ電極と接触し、プローブカード1の基板2を介して試験装置からウェハ3の電極にテスト信号が印加される。これによって、ウェハ3上に形成された各デバイスチップについて、所定の電気的特性試験が行われるようになっている。
【0029】
[プローブカード]
第2図は、本実施形態に係るプローブカードを模式的に示すもので、上下を反転させた状態の(a)は要部拡大正面図、(b)は同じく斜視図である。同図に示すように、プローブカード1は、ベースとなる基板2とビルドアップ基板10及びプローブ針20を備えている。
【0030】
基板2は、プリント基板等からなり、プローブカード1の本体を構成する円盤状に形成され、表面には、試験対象となるウェハ3に印加されるテスト信号を伝送する配線パターン(第3図に示す配線パターン2a参照)が形成されている。この配線パターンに、図示しない試験装置の信号発生器等からテスト信号を印加されるようになっている。そして、本実施形態では、基板2の表面にビルドアップ基板(ビルドアップ部)10が形成してある。なお、本実施形態の基板2は、中央部が凸状に突出する段付き形状となっているが(第1図参照)、これはプローブカード1を取り付ける図示しない試験装置側の構造に対応させたものであり、特にこの段付き形状が必須となるものではない。従って、通常の平板状の基板とすることも勿論可能である。
【0031】
第3図は、本実施形態に係るプローブカード1の基板2及びビルドアップ基板10を概念的に示した断面図である。同図に示すように、ビルドアップ基板10は、ベースとなる基板2の表面に、絶縁層と導体層を交互に任意の層数だけ積層形成された多層基板となっている(第3図では二層)。
一般にビルドアップ基板は、例えばプリント基板の配線パターンをピッチ幅100μm程度に高密度化する場合に、基板の表面に積層形成される多層基板である。本実施形態では、プローブカード1の基板2にビルドアップ基板10を備えることで、プローブカード1の高密度化を図っている。
そして、このビルドアップ基板10の表面の配線パターン(第3図に示す表面配線パターン11参照)上に、表面が平坦化された平坦部12が形成されるようになっている。
【0032】
第4図に、平坦部12を形成するビルドアップ基板10の平面図(第4図(a))及び断面図(第4図(b),(c))を示す。同図(b)に示すように、ビルドアップ基板10(及び基板2)の表面は、なだらかな凹凸が連続した形状となっており、通常約0.1mm〜0.3mm程度の高低差が存在する。従って、このようなビルドアップ基板10の表面に微細なプローブ針20をそのまま実装した場合、ビルドアップ基板10の凹凸によって針高さにばらつきが発生してしまう。しかも、微小なプローブ針20では弾性限内でばらつきを吸収することも困難となる。そこで、本実施形態では、第4図(c)に示すように、ビルドアップ基板10の表面に、高精度に平坦化処理された平坦部12を形成するようにしたものである。
【0033】
具体的には、本実施形態に係る平坦部12は、ビルドアップ基板10の表面にメッキ形成されるニッケルメッキ層によって構成してある。そして、このニッケルメッキ層の表面を研磨することにより平坦化された平坦部12を形成するようになっている。このように、平坦部12をニッケルメッキ等によって形成し、メッキ層の表面を研磨加工等することで、平面度約10μm以下の高精度に平坦化された平坦部12を形成することができる(後述する第6図及び第7図参照)。
なお、平坦部12は、メッキ層の他、基板表面に形成されるマスク層によって構成することもできる(第8図及び第9図参照)。また、平坦部12は、メッキ層やマスク層により形成される場合の他、基板2上のビルドアップ基板10を直接研磨処理して形成することも可能である(第10図参照)。
【0034】
ここで、平坦部12を平坦化する研磨方法としては、例えばラップ研磨を用いることができる。ラップ研磨は、精密仕上げの一種で、研削による以上の精密度を要する場合に用いられる研磨方法であり、例えばウェハやDVDディスクの製造、レンズ,プリズム等の光学ガラス製品等の精密仕上げに用いられる。
具体的には、ラップ研磨は、ラップと呼ばれる工具と被研磨対象の間に加工液(ラップ液)及び砥粒からなるラップ剤を入れて摺り動かすことにより、両者間の摩耗作用を利用して良好な平滑面を形成するものである。
【0035】
ラップ研磨に使用されるラップ剤としては、一般に、砥粒はアルミナ粉末,炭化けい素粉末,ダイヤモンド粉末等、ラップ液は、軽油,スピンドル油,マシン油等が交合して使用される。また、ラップ研磨は、専用のラップ盤を用いて行えるとともに、手作業によって行うこともできる。
このようなラップ研磨を用いることにより、本実施形態のメッキ層からなる平坦部12を高精度な平面度で平坦化することができる。
【0036】
また、平坦部12は、本実施形態では、ビルドアップ基板10の表面配線パターン11上に、当該表面配線パターン11に沿って形成してある(第2図(b)参照)。このように、平坦部12を配線パターン11に沿って積層形成することにより、ニッケル等の導電性部材からなる平坦部12によって配線パターン自体が平坦化されたのと同様の結果となり、ビルドアップ基板10や基板2,プローブ針20の構成を変えることなく、本実施形態に係るプローブカード1を実現できる。従って、プローブ針20の実装構造についても、平坦部12を備えない通常のプローブカード1の場合と同様とすることができ、既存の試験装置や実装工程等に対して、そのまま本実施形態のプローブカード1を適用することが可能となる。なお、平坦部12は、第2図(b)に示すような配線パターン11に沿って形成される場合に限定されるものではなく、例えば、後述するようにマスク層によって平坦部12が構成される場合や、ビルドアップ基板10に直接平坦部12が形成される場合には、平坦部12はビルドアップ基板10(又は基板2)の表面全体に亘って平面状に形成することができる(第8図〜第10図参照)。
【0037】
そして、この平坦部12上にプローブ針20が搭載されるようになっている。
プローブ針20は、ビルドアップ基板10を経由して基板2の配線パターンと接続され、試験対象となるウェハ3の電極と接触する探針である。本実施形態のプローブ針20は、第2図に示すように、基板2(及びビルドアップ基板10)と別体に形成されており、平坦部12上に実装されて接着剤23等で固着されるようになっている。具体的には、プローブ針20は、基部21と、基部21から突出する複数の針部22とを備える櫛形状に形成してある。
【0038】
基部21は、複数の針部22を連結するとともに、基部底面が、プローブ針20がビルドアップ基板10の表面から所定の角度で起立する形状に形成してある。また、この基部底面側は、固着用の接着剤23が充填される空間が形成されるようになっている。
針部22は、基部21から櫛状(フィンガー状)に複数突出するように形成されており、具体的には、全長が約1mm〜2mm程度の針部22が数百本形成されるようになっている。そして、この針部22がビルドアップ基板10の表面から突出することにより、針高さ(第1図に示す矢印h)が1mm以下となるプローブ針20が得られる。
【0039】
このように、プローブ針20を、微細な針部22を多数備える櫛状に形成することにより、一度の作業で多数のプローブ針(針部22)を基板2(ビルドアップ基板10)上に実装することができる。なお、針部22の数や針長さは、試験対象となるウェハ3の電極数やピッチ,搭載する基板2やビルドアップ基板10の配線パターン等に対応して、適宜変更することは勿論可能である。
【0040】
本実施形態では、プローブ針20を、シリコンをエッチング加工することにより形成してある。具体的には、半導体の製造方法で用いられる場合と同様に、シリコンウェハの両面をエッチングによって所定の形状(本実施形態では櫛状をなす針形状)に形成する。そして、櫛状のシリコン本体の表面に、絶縁層としてシリコン酸化膜を形成する。これによって、各針部22は絶縁される。さらに、シリコン酸化膜で絶縁された各針部22の表面に、それぞれ導電性金属等からなる導体パターン22aを形成する。このようにシリコンをエッチング加工することにより、櫛状のプローブ針20を、基板と別体に、高精度かつ微細に形成することができ、上述した高精度に平坦化された平坦部12に搭載するのに好適な微細なプローブ針を、容易かつ高精度に形成することができる。
【0041】
そして、このプローブ針20が、平坦化処理された平坦部12に搭載され、接着剤23によってビルドアップ基板10の表面に固着され、当該ビルドアップ基板10の表面配線パターン11に接続されるようになっている。プローブ針20とビルドアップ基板10の表面配線パターン11は、第2図に示すように、ボンディングワイヤ24によって接続される。ボンディングワイヤ24は、各針部22の表面の導体パターン22a及びビルドアップ基板10の表面配線パターン11にはんだ付け等で固定されるワイヤで、各針部22の導体パターン22aとビルドアップ基板10の表面配線パターン11を電気的に接続するようになっている。これにより、プローブ針20の各針部22は、ビルドアップ基板10を経由して基板2の配線パターン2aと接続され、ウェハ3の電極に対して試験装置からテスト信号が印加されることになる。
【0042】
なお、プローブ針20とビルドアップ基板10の表面配線パターン11との接続は、第2図に示すボンディングワイヤ24を用いる他、はんだ付け等、他の手段によることもできる。第5図に、プローブ針20と表面配線パターン11の接続態様の変更例を示す。同図に示すように、プローブ針20とビルドアップ基板10の表面配線パターン11は、はんだを用いて接続するようにしてもよい(第5図のはんだ部25)。この場合にも、プローブ針20と表面配線パターン11と電気的に接続することができる。そして、このはんだ部25による接続の場合、ボンディングワイヤ24を省略できるので、接続作業をより容易かつ効率的に行うことができる。このように、プローブ針20と表面配線パターン11の接続は、ウェハ3に印加されるテスト信号が障害なく伝送される限り、どのような形態を採ることもできる。
【0043】
[プローブカードの製造方法]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係るビルドアップ基板10の表面に平坦部12を形成するプローブカードの製造方法について、第6図及び第7図を参照して説明する。第6図(a)〜(d)及び第7図(a)〜(c)は、本実施形態に係るプローブカードの平坦部の一製造工程を示す説明図である。
まず、所定の配線パターン11を形成したビルドアップ基板10を用意し(第6図(a)参照)、このビルドアップ基板10の表面にマスク14を形成する(第6図(b)参照)。ここで、マスク14は、例えば銅,ステンレス,ニッケル等の金属箔を用いたメタルマスク、樹脂繊維や金属ワイヤをメッシュ状に織ったメッシュマスク等を用いることができる。
【0044】
次に、マスク14をパターニングして、開口部14aを形成する(第6図(c)参照)。本実施形態では、開口部14aを、ビルドアップ基板10の表面配線パターン11と対応する位置に、当該表面配線パターン11に沿って形成する。ここで、開口部14aは、マスク14をエッチングすることにより、所望の位置,形状等にパターニングすることができる。
その後、この開口部14aをニッケルメッキする(第6図(d)参照)。
これによって、平坦化されていない平坦部12が形成されることになる。
【0045】
そして、ニッケルメッキされたマスク14の表面を研磨し、平坦化する(第7図(a)参照)。ここで、研磨方法としては、上述したように、ラップ研磨を用いることが好ましい。研磨終了後は、マスク14を剥離する(第7図(b)参照)。これにより、ビルドアップ基板10の表面配線パターン11上に、平坦化処理された平坦部12が形成される。
【0046】
そして、この平坦部12上にプローブ針20を搭載することができる(第7図(c)参照)。平坦部12上に搭載されたプローブ針20は、接着剤23により固着され、また、ボンディングワイヤ24によってビルドアップ基板10の表面配線パターン11と接続される。
これにより、プローブ針20がビルドアップ基板10の表面から1mm以下の針高さ(第1図に示す矢印h)で突出する本実施形態のプローブカード1の製造が完了する。このように、本実施形態のプローブカードの製造方法によれば、マスク処理,パターニング処理,メッキ処理等によって、ビルドアップ基板10の表面配線パターン11上などの所望の位置に、平坦部12を容易かつ高精度に形成することができる。そして、ラップ研磨等を用いて、平坦部12の表面を高精度に平面化することができる。
【0047】
以上の製造方法では、マスク14はメッキ配線パターンの形成にのみ利用され、研磨による平坦化処理がなされた後は剥離されるようになっているが(第7図(b)参照)、マスク14の剥離工程をなくして、マスク14をビルドアップ基板10(又は基板2)の表面に残して平坦部12とし、プローブ針20の台座として利用することもできる。第8図(a)〜(e)及び第9図は、このようなマスク14を平坦部12として利用する場合の製造工程を示す説明図である。
【0048】
これらの図に示すように、マスク14を平坦部12として利用する場合には、第6図,第7図に示した場合と同様、まず、所定の配線パターン11を形成したビルドアップ基板10を用意し(第8図(a)参照)、このビルドアップ基板10の表面にマスク14を形成する(第8図(b)参照)。
マスク14は、上述したように、例えば銅,ステンレス,ニッケル等の金属箔を用いたメタルマスク、樹脂繊維や金属ワイヤをメッシュ状に織ったメッシュマスク等を使用することができる。
【0049】
次に、エッチングによりマスク14をパターニングして、開口部14aを形成する(第8図(c)参照)。この第8図に示す場合には、上述した第6図の場合と異なり、開口部14aはビルドアップ基板10の表面配線パターン11に沿って形成する必要がなく、少なくとも表面配線パターン11の一部に導通できるように形成されれば良い。この開口部14aをニッケルメッキすることにより、表面配線パターン11からマスク14の表面まで電気的に導通された導通層11aが形成される(第8図(d)参照)。
【0050】
このように導通層11aが形成されたマスク14の表面を研磨し、平坦化する(第8図(e)参照)。なお、研磨方法は、上述した第7図の場合と同様、ラップ研磨を用いることが好ましい。
これにより、ビルドアップ基板10の表面上に、マスク14(及び導通層11a)が平坦化処理された平坦部12が形成される。そして、このようにマスク14によって構成された平坦部12上にプローブ針20を搭載することができる(第9図参照)。平坦部12上に搭載されたプローブ針20は、接着剤23により固着され、また、ボンディングワイヤ24によってビルドアップ基板10の表面配線パターン11に導通する導通層11aと接続される。
【0051】
これにより、平坦部12としてマスク14を利用した本実施形態のプローブカード1の製造が完了する。このようにマスク14によって平坦部12を構成すると、第9図に示すように、平坦部12はビルドアップ基板10(又は基板2)の表面全体に亘って平面状に形成されることになる。
このようにマスク14を剥離することなく平坦化処理して平坦部12を構成する場合にも、高精度に平面化された平坦部12を容易に形成することができ、第6図,第7図に示した製造方法の場合と同様、高精度なプローブカードを容易に得ることができる。なお、マスク14からなる平坦部12は、ビルドアップ基板10の表面に形成される場合だけでなく、ビルドアップ基板10を備えない基板2の表面に直接形成できることは、上述したメッキ層からなる平坦部12の場合と同様である。
【0052】
さらに、平坦部12は、上述したメッキ層やマスク層で形成される以外にも、基板2のビルドアップ基板10を直接研磨処理して形成するようにしても良い。
第10図(a)〜(e)は、ビルドアップ基板10に直接平坦部12を形成する場合の製造工程を示す説明図である。同図に示すように、ビルドアップ基板10に直接的に平坦部12を形成する場合には、まず、所定の配線パターン2aを備える基板2の表面に(第10図(a)参照)、第3図で示したように、絶縁層と導体層を交互に積層してなるビルドアップ基板10を形成する(第10図(b)〜(c)参照)。
【0053】
ビルドアップ基板10の絶縁層にはスルーホール10aを介して配線パターン11が形成され、基板2の配線パターン2aと接続される。そして、このように基板2の表面に積層形成された(第10図では一層)ビルドアップ基板10の表面を研磨して平坦化する(第10図(e)参照)。研磨方法は、上述したメッキ層,マスク層を研磨する場合と同様、ラップ研磨を用いることが好ましい。
これにより、ビルドアップ基板10の表面が高精度に平坦化された平坦部12として形成される。従って、平坦部12上にプローブ針20を搭載し、配線パターン11とボンディングワイヤ等を介して電気的に接続することで、プローブ針20をビルドアップ基板10からなる平坦部12に直接実装することができる。
【0054】
このように平坦部12は、ビルドアップ基板10に直接形成することもでき、このようにすると、上述しマスク層によって平坦部12を構成する場合と同様、基板2(ビルドアップ基板10)の表面に広く平面的に平坦部12を形成することができるようになる。また、このようにビルドアップ基板10に直接平坦部12を形成することで、平坦部12の製造がより容易かつ効率的に行え、さらに、プローブカード全体の薄型化や軽量化を図ることもできるようになる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態に係るプローブカード及びプローブカードの製造方法によれば、試験対象となるウェハ3の電極と接触するプローブ針20を、例えばシリコンで形成することにより、針長さが約1mm〜2mm程度の微細針を高精度に形成することができ、かつ、複数の針を微小な間隔で複数形成することができる。そして、このプローブ針20を搭載する基板2のビルドアップ基板10上に、ラップ研磨等によって平坦化処理された平坦部12を形成することにより、プローブ針20の搭載面を、平面度が約10μm以下の高精度の平坦面とすることができる。
【0056】
これにより、基板2の表面に凹凸が存在しても、針高さのばらつきをなくすことができ、針高さが1mm以下となる微小なプローブ針20を基板2上に配設,固定することが可能となる。従って、本実施形態によれば、従来のメンブレン構造のような複雑な構造等を必要とすることなく、微細,高精度に形成されたプローブ針20を備えるプローブカード1を実現でき、装置全体が大型化,複雑化することなく、低コストのウェハ試験装置を提供することができる。
【0057】
[第二実施形態]
次に、第11図及び第12図を参照して、本発明に係るプローブカードの第二実施形態について説明する。
第11図は、本発明の第二実施形態に係るプローブカードの上下を反転させた状態を模式的に示す、(a)は要部拡大正面図、(b)は同じく斜視図である。
第12図は、本実施形態に係るプローブカード上に形成されるプローブ針を概念的に示す、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【0058】
これらの図に示すように、本実施形態にかかるプローブカードは、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、平坦部に搭載されるプローブ針として、第一実施形態における櫛形状に形成されたシリコン製のプローブ針に代えて、ニッケルメッキ製のプローブ針を用いたものである。従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0059】
第11図に示すように、本実施形態のプローブカード1は、プローブ針20が、平坦部12の表面に直接形成される構成となっている。
本実施形態では、プローブ針20を、平坦部12の表面に針形状にニッケルメッキ加工することにより形成するようにしてある。具体的には、平坦部12上にマスク及びメッキを複数回繰り返すことにより、第11図に示すようなプローブ針20を形成することができる。
【0060】
まず、平坦部12上に、各表面配線パターン11ごとに基部21を形成し、その後、各基部21上に、基板2(ビルドアップ基板10)の表面と平行に突出する針部22を形成する。さらに、針部22の先端に、接触部となる突起22bを形成する。これによって、平坦部12上に、互いに独立したプローブ針20を直接形成することができる。
【0061】
このように、ニッケルメッキ加工によって形成されるプローブ針20は、例えば、第12図に示すように、針部22の全長が約2mm〜3mm,全幅が約100μm(第12図(a)参照)、基部21の高さが約150μm(第12図(b)参照)、また針部先端の突起22bの高さが約50μmの微細なプローブ針20を、約100μmピッチ等で平坦部12上に形成,搭載することができる。これによって、第一実施形態の場合と同様、平坦部12を備えるプローブカード1に好適な微細なプローブ針20を、容易かつ高精度に形成することができる。また、このようにメッキ加工によって平坦部12上に直接プローブ針20を形成する本実施形態では、プローブ針20の実装作業や配線パターンとの接続作業を不要とすることができ、プローブカード1をより容易かつ効率的に製造することが可能となる。
【0062】
なお、以上説明した本発明のプローブカードは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施形態では、プローブ針の材料としてシリコン(Si),ニッケル(Ni)を使用する場合を例にとって説明したが、微細なプローブ針が形成可能な限り他の材料を使用することもできる。特に、ウェハに接触する針がばねと機能するように、高弾性を有する材料が好ましい。例えば、上述したシリコンやニッケルの他、ベリリウム銅(Be−Cu)やタングステン(W)等を使用することができる。
【0063】
また、上記実施形態では、平坦部を基板(ビルドアップ基板)の配線パターン上に配線パターンと同形状に形成する場合を例にとって説明したが、平坦部の形成箇所や形状は特に限定されない。従って、例えば搭載するプローブ針の大きさや形状等に対応して、基板の配線パターン上以外の箇所に任意の形状で平坦部を形成することもできる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプローブカード及びプローブカードの製造方法によれば、ウェハの電極と接触するプローブ針をニッケル,シリコン等を用いて微細に形成するとともに、このプローブ針を搭載,固定する基板上に、高精度に平坦化処理された平坦部を形成することができる。
これにより、複雑な構造等を必要とすることなく、針高さのばらつきをなくして微小なプローブ針を高密度かつ高精度に配設したプローブカードを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードを備えるウェハ試験装置を概念的に示した正面図である。
【図2】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの上下を反転させた状態を模式的に示す、(a)は要部拡大正面図、(b)は同じく斜視図である。
【図3】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードのベースとなる基板及びビルドアップ基板を概念的に示した断面図である。
【図4】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部を形成するビルドアップ基板を模式的に示す、(a)は概略平面図、(b)は平坦部を形成する前の(a)のA−A線断面図、また(c)は平坦部を形成した(a)のA−A線断面図である。
【図5】 この発明の第一実施形態の変形例に係るプローブカードの上下を反転させた状態を模式的に示す、(a)は要部拡大正面図、(b)は同じく斜視図である。
【図6】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部の一製造工程を示す説明図である。
【図7】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部の一製造工程を示す説明図である。
【図8】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部の製造工程の変更例を示す説明図である。
【図9】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部の製造工程の変更例を示す説明図である。
【図10】 この発明の第一実施形態に係るプローブカードの平坦部の製造工程のさらに他の変更例を示す説明図である。
【図11】 この発明の第二実施形態に係るプローブカードの上下を反転させた状態を模式的に示す、(a)は要部拡大正面図、(b)は同じく斜視図である。
【図12】 この発明の第二実施形態に係るプローブカード上に形成されるプローブ針を概念的に示す、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図13】 従来のプローブカードを備えるウェハ試験装置を概念的に示した正面図である。

Claims (8)

  1. ウェハ試験装置に備えられるプローブカードであって、
    試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、
    この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、前記ウェハの電極と接触するプローブ針と、
    前記基板の表面に形成されるビルドアップ部と、
    前記ビルドアップ部の表面に形成される、前記プローブ針が搭載される、表面が平坦化された平坦部と、を備え、
    前記プローブ針が、前記基板と別体に形成された、基部と、この基部から櫛状に突出する複数の針部とを備える櫛状に形成され、
    前記プローブ針が、前記平坦部に搭載されることにより、搭載されたプローブ針の複数の針部の高さが均一になるとともに、
    前記プローブ針の複数の各針部の表面の導体パターンが、ボンディングワイヤを介して前記基板の配線パターンと接続される
    ことを特徴とするプローブカード。
  2. 前記平坦部が、前記配線パターン上に、当該配線パターンに沿って形成される請求項1記載のプローブカード。
  3. 前記平坦部が、前記基板上に形成されるメッキ層からなる請求項1又は2記載のプローブカード。
  4. 前記平坦部が、前記基板上に形成されるマスク層からなる請求項1又は2記載のプローブカード。
  5. 前記平坦部が、前記基板上に形成される前記ビルドアップ部からなる請求項1又は2記載のプローブカード。
  6. 前記プローブ針が、針形状に形成されたシリコンと当該シリコンの表面に形成される導体パターンからなる請求項1乃至5のいずれか一項記載のプローブカード。
  7. 試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、前記ウェハの電極と接触するプローブ針と、を備えるプローブカードの前記基板の表面に、前記プローブ針が搭載される表面が平坦化された平坦部を形成するプローブカードの製造方法であって、
    所定の配線パターンを形成した基板上にビルドアップ部を形成する工程と、
    前記ビルドアップ部上にマスクを形成する工程と、
    前記マスクの所定位置に開口部を形成する工程と、
    前記開口部をメッキする工程と、
    前記マスクの表面を研磨して平坦化する工程と、
    前記マスクを剥離する工程と、
    研磨により平坦化された平坦部の表面に、前記基板と別体に形成された、基部と、この基部から櫛状に突出する複数の針部とを備える櫛状に形成されたプローブ針を搭載することにより、搭載された複数のプローブ針の高さを均一にする工程と、
    前記プローブ針の複数の各針部の表面の導体パターンを、ボンディングワイヤを介して前記基板の配線パターンと接続する工程と、
    を有することを特徴とするプローブカードの製造方法。
  8. 試験対象となるウェハに印加されるテスト信号を伝送する配線パターンを有する基板と、この基板上に配設されて前記配線パターンと接続される、前記ウェハの電極と接触するプローブ針と、を備えるプローブカードの前記基板の表面に、前記プローブ針が搭載される表面が平坦化された平坦部を形成するプローブカードの製造方法であって、
    所定の配線パターンを形成した基板上にビルドアップ部を形成する工程と、
    前記ビルドアップ部の絶縁層にスルーホールを介して配線パターンを形成し、前記基板上の配線パターンと接続する工程と、
    前記ビルドアップ部の表面を直接研磨して平坦化する工程と、
    研磨により平坦化された平坦部の表面に、前記基板と別体に形成された、基部と、この基部から櫛状に突出する複数の針部とを備える櫛状に形成されたプローブ針を搭載することにより、搭載された複数のプローブ針の高さを均一にする工程と、
    前記プローブ針の複数の各針部の表面の導体パターンを、ボンディングワイヤを介して前記基板の配線パターンと接続する工程と、
    を有することを特徴とするプローブカードの製造方法。
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