JPH10319040A - コンタクトプローブおよびその製造方法 - Google Patents

コンタクトプローブおよびその製造方法

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JPH10319040A
JPH10319040A JP13014197A JP13014197A JPH10319040A JP H10319040 A JPH10319040 A JP H10319040A JP 13014197 A JP13014197 A JP 13014197A JP 13014197 A JP13014197 A JP 13014197A JP H10319040 A JPH10319040 A JP H10319040A
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film
contact pin
probe
bent
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Application number
JP13014197A
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English (en)
Inventor
Naoki Kato
直樹 加藤
Isato Sasaki
勇人 佐々木
Takafumi Iwamoto
尚文 岩元
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Toshinori Ishii
利昇 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げの際にピッチがずれることが無く、
また、耐久性の低下を最小限に抑えるコンタクトプロー
ブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備え
たプローブ装置を提供する。 【解決手段】 複数のパターン配線3がフィルム2面上
に形成されこれらのパターン配線3の各先端が前記フィ
ルム2の先端部から突出状態に配されてコンタクトピン
3aとされるコンタクトプローブ16であって、前記フ
ィルム2面上に形成されたパターン配線3は、その先端
側途中位置にて該フィルム2の先端部と共に折曲され
て、前記コンタクトピン3aの先端部が測定対象物に接
触したときにその接触面となす角度と、該接触面と前記
フィルムの基端側面との角度が相違するように形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、プローブカードやテスト
用ソケット等に組み込まれて半導体ICチップや液晶デ
バイス等の各端子に接触して電気的なテストを行うコン
タクトプローブおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンが
用いられている。近年、ICチップ等の高集積化および
微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭ピッチ
化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピッチ化
が要望されている。しかしながら、コンタクトピンとし
て用いられていたタングステン針のコンタクトプローブ
では、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピッチへ
の対応が困難になっていた。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報に、複数のパターン配線が樹脂フィルム上に
形成されこれらのパターン配線の各先端が前記樹脂フィ
ルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされるコ
ンタクトプローブの技術が提案されている。この技術例
では、写真製版技術を用いて精密に形成されたパターン
配線の先端部をコンタクトピンとすることによって、多
ピン狭ピッチ化を図るとともに、複雑な多数の部品を不
要とするものである。
【0004】ところで、Al(アルミニウム)合金等で
形成されるICチップ等の各端子(パッド)は、その表
面が空気中で酸化して、薄いアルミニウムの表面酸化膜
で覆われた状態となっている。したがって、パッドの電
気的テストを行うには、アルミニウムの表面酸化膜を剥
離させ、内部のアルミニウムを露出させて、導電性を確
保する必要がある。
【0005】そこで、上記コンタクトプローブにおいて
は、コンタクトピンをパッドの表面に接触させつつ、オ
ーバードライブをかける(コンタクトピンがパッドに接
触してからさらに下方に向けて引き下げる)ことによ
り、コンタクトピンの先端でパッド表面のアルミニウム
の表面酸化膜を擦り取り、内部のアルミニウムを露出さ
せるようにしている。上述した作業は、スクラブ(scru
b)と呼ばれ、電気的テストを確実に行う上で重要とされ
る。
【0006】上記コンタクトピンにおいて、スクラブ時
にパッドの下地が傷つくのを防止するためには、コンタ
クトピンのパッドに対する接触角を十分な大きさまで確
保することが必要とされる。その理由は、接触角が小さ
いと、表面のアルミニウムの排斥量が著しく大きくな
り、パッド下地にまで影響を及ぼすからである。
【0007】この対策として、図20に示すように、コ
ンタクトピン600の途中位置Vにて折曲させたコンタ
クトプローブ601が提案されている。このコンタクト
プローブ601では、コンタクトピン600の先端部と
基端部とで測定対象物(パッド)に対する角度を変える
ことができ、コンタクトピン600の基端部のパッドに
対する角度、すなわち、フィルム602のパッドに対す
る角度を大きくすることなく、コンタクトピン600の
先端部とパッドの角度(接触角)を大きくすることが可
能となる。つまり、このコンタクトプローブ601で
は、スクラブ距離が過度に大きくなることがなく、か
つ、プローブ装置の高さを大きくすることなく、スクラ
ブ時にパッドの下地が傷つくことを防止することができ
るという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記折曲されたコンタ
クトピン600を有するコンタクトプローブ601は、
フィルム602上にコンタクトピン600を形成した
後、精密金型を用いて、該コンタクトピン600を一括
して所定の角度に折り曲げることにより作製される。
【0009】ここで、上記コンタントピン600は、前
述したように、狭ピッチに対応すべく精密に形成された
ものであるが、上記折り曲げ加工を施すことによって、
コンタクトピン600のピッチがずれることがあった。
【0010】また、コンタクトピン600の途中位置V
に形成した折曲部には、応力が集中し易いため、繰り返
しの使用により、該折曲部に亀裂や破断等が生じたり、
折損することがあり、耐久性低下の原因となっていた。
【0011】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、折り曲げの際にピッチがずれることが無く、ま
た、耐久性の低下を最小限に抑えるコンタクトプローブ
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のコンタクトプローブでは、複数のパターン配線
がフィルム面上に形成されこれらのパターン配線の各先
端が前記フィルムの先端部から突出状態に配されてコン
タクトピンとされるコンタクトプローブであって、前記
フィルム面上に形成されたパターン配線は、その先端側
途中位置にて該フィルムの先端部と共に折曲されて、前
記コンタクトピンの先端部が測定対象物に接触したとき
にその接触面となす角度と、該接触面と前記フィルムの
基端側面との角度が相違するように形成されている技術
が採用される。
【0013】このコンタクトプローブでは、前記フィル
ム面上に形成されたパターン配線は、その先端側途中位
置にて該フィルムの先端部と共に折曲される。したがっ
て、折り曲げ加工の際に、パターン配線は、該パターン
配線が形成されたフィルムに支持された状態で折曲され
る。このことから、精密な折曲加工を施し易い。従来、
コンタクトピンのみを折曲させていたときには、折曲加
工時にコンタクトピンがばらけて、コンタクトピンのピ
ッチずれを生ずることがあったが、本発明ではコンタク
トピンがフィルムに保持された箇所で折曲されるため、
ピッチずれを最小限に抑えることができる。また、フィ
ルムに支持されているため、パターン配線の折曲部に応
力が過度に集中することがなく、繰り返しの使用によ
り、該折曲部に亀裂や破断等が生じたり、折損すること
がなく、耐久性の低下を最小限に抑えることができる。
【0014】請求項2記載のコンタクトプローブでは、
複数のパターン配線がフィルム面上に形成されこれらの
パターン配線の各先端が前記フィルムの先端部から突出
状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクトプロ
ーブであって、前記コンタクトピンは、その途中位置に
て折曲され、該コンタクトピンの折曲部よりも先端側に
は、該コンタクトピンの先端側を補強する補強部が設け
られている技術が採用される。
【0015】このコンタクトプローブでは、前記コンタ
クトピンは、その途中位置にて折曲され、該コンタクト
ピンの折曲部よりも先端側には、該コンタクトピンの先
端側を補強する補強部が設けられているため、該補強部
が設けられているコンタクトピンの折曲部よりも先端側
が、折り曲げ加工の際等に曲がったり歪むことがなく、
精密な折り曲げ加工を施すことができる。また、この場
合、コンタクトピンの折曲部よりも先端側に設けられる
前記補強部を、予め、折り曲げ加工に先立って、前記折
曲部に供される部分を除いた位置に設けておけば、該折
り曲げ加工の際に、該折曲部に供すべき位置を容易に特
定することができ、折り曲げ加工を容易に行えると共
に、精密な加工を施すことができる。これにより、各コ
ンタクトピンの折曲部の位置を揃えることができるた
め、測定対象物の接触面からの距離を一定にすることが
できる。
【0016】請求項3記載のコンタクトプローブでは、
複数のパターン配線がフィルム面上に形成されこれらの
パターン配線の各先端が前記フィルムの先端部から突出
状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクトプロ
ーブであって、前記コンタクトピンは、その途中位置に
て折曲され、該コンタクトピンの折曲部よりも先端側に
は、該コンタクトピンの先端側の剛性を高める高剛性部
が設けられている技術が採用される。
【0017】このコンタクトプローブでは、前記コンタ
クトピンは、その途中位置にて折曲され、該コンタクト
ピンの折曲部よりも先端側には、該コンタクトピンの先
端側の剛性を高める高剛性部が設けられているため、繰
り返し使用しても、該高剛性部が曲がったり歪むことが
ない。また、この場合、高剛性部を、予め、折り曲げ加
工に先立って、前記折曲部に供される部分を除いた位置
に設けておけば、該折り曲げ加工の際に、該折曲部に供
すべき位置を容易に特定することができ、折り曲げ加工
を容易に行えると共に、精密な加工を施すことができ
る。これにより、各コンタクトピンの折曲部の位置を揃
えることができるため、測定対象物の接触面からの距離
を一定にすることができる。
【0018】請求項4記載のコンタクトプローブでは、
請求項2または3記載のコンタクトプローブにおいて、
前記補強部または高剛性部は、前記フィルムと同種のフ
ィルムにより構成される技術が採用される。
【0019】このコンタクトプローブでは、前記補強部
または高剛性部は、前記フィルムと同種のフィルムによ
り構成されるため、作製が容易である。例えば、作製に
際しては、パターン配線が形成されるフィルムと、前記
補強部または高剛性部を構成するフィルムとを、まず、
一枚のフィルムを用いることとし、該フィルムのうち、
前記補強部または高剛性部が設けられない前記折曲部に
相当する部分をレーザー等で焼き切ることにより、前記
請求項2または3記載のコンタクトプローブを容易にか
つ精密に作製することができる。
【0020】請求項5記載のコンタクトプローブの製造
方法では、フィルム上に複数のパターン配線を形成しこ
れらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突出状
態に配してコンタクトピンとするコンタクトプローブの
製造方法であって、基板層の上に前記コンタクトピンの
材質に被着または結合する材質の第1の金属層を形成す
る第1の金属層形成工程と、前記第1の金属層の上にマ
スクを施してマスクされていない部分に、前記コンタク
トピンに供される第2の金属層をメッキ処理により形成
するメッキ処理工程と、前記マスクを取り除いた第2の
金属層の上に前記コンタクトピンの先端部と該コンタク
トピンの折曲部に供される部分以外をカバーする前記フ
ィルムを被着するフィルム被着工程と、前記フィルムと
第2の金属層とからなる部分と、前記基板層と第1の金
属層とからなる部分とを分離する分離工程と、前記コン
タクトピンを、その前記フィルムが被着されていない部
分で折曲させて前記折曲部を形成するコンタクトピン折
曲工程とを備えている技術が採用される。
【0021】この製造方法では、前記フィルム被着工程
において、前記コンタクトピンの先端部と該コンタクト
ピンの折曲部に供される部分以外をフィルムでカバーす
るため、予め、コンタクトピンの折曲部に供される部分
に開口部を形成しておけば1枚のフィルムで済ませるこ
とができ、従来の製造方法に比べて、工程数を大幅に増
やさなくてよい。また、前記コンタクトピン折曲工程に
おいては、前記コンタクトピンを、その前記フィルムが
被着されていない部分で折曲するため、折曲位置の特定
を行い易い。また、折曲部以外は前記フィルムで補強さ
れて剛性が付与されているため、折曲工程において、該
折曲部以外のコンタクトピンが曲がったり歪んだりする
ことがない。
【0022】請求項6記載のコンタクトプローブでは、
請求項1から4のいずれかに記載のコンタクトプローブ
において、前記フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられている技術が採用される。
【0023】このコンタクトプローブでは、前記フィル
ムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム等
であっても、該フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられているため、該金属フィルムにより
前記フィルムの伸びが抑制される。さらに、該金属フィ
ルムは、グラウンドとして用いることができ、それによ
り、コンタクトプローブの先端近くまでインピーダンス
マッチングをとる設計が可能となり、高周波域でのテス
トを行う場合にも反射雑音による悪影響を防ぐことがで
きる。
【0024】すなわち、プローバーと呼ばれるテスター
からの伝送線路の途中で基板配線側とコンタクトピンと
の間の特性インピーダンスが合わないと反射雑音が生
じ、その場合、特性インピーダンスの異なる伝送線路が
長ければ長いほど反射雑音が大きいという問題がある。
反射雑音は信号歪となり、高周波になると誤動作の原因
になり易い。本コンタクトプローブでは、前記金属フィ
ルムをグラウンドとして用いることによりコンタクトピ
ン先の近くまで基板配線側と特性インピーダンスを合わ
せることがてき、反射雑音による誤動作を抑えることが
できる。
【0025】請求項7記載のコンタクトプローブでは、
請求項6記載のコンタクトプローブにおいて、前記金属
フィルムには、第二のフィルムが直接張り付けられて設
けられている技術が採用される。
【0026】このコンタクトプローブでは、前記金属フ
ィルムに第二のフィルムが直接張り付けられて設けられ
ているため、配線用基板が金属フィルムの上方に配され
る場合には、配線用基板の基板側パターン配線や他の配
線が金属フィルムと直接接触しないのでショートを防ぐ
ことができる。また、樹脂フィルムの上に金属フィルム
が張り付けられて設けられているだけでは、金属フィル
ムが露出しているため、大気中で酸化が進行してしまう
が、本発明では、第二のフィルムが金属フィルムを被覆
してその酸化を防止する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第1実施形態を図1から図8を参照しながら説
明する。これらの図にあって、符号16はコンタクトプ
ローブ、2は樹脂フィルム(フィルム)、3はパターン
配線を示している。
【0028】本実施形態のコンタクトプローブ16は、
図1から図4に示すように、ポリイミド樹脂フィルム2
の片面に金属で形成されるパターン配線3を張り付けた
構造となっており、前記樹脂フィルム2の端部から前記
パターン配線3の先端が突出してコンタクトピン3aと
されている。
【0029】図3に示すように、樹脂フィルム2面上に
形成されたパターン配線3は、その先端側途中位置にて
該樹脂フィルム2の先端部と共に折曲されて、前記コン
タクトピン3aの先端部が測定対象物に接触したときに
その接触面となす角度と、該接触面と前記樹脂フィルム
2の基端側面との角度が相違するように形成されてい
る。
【0030】前記コンタクトピン3aは、その先端から
所定長さの途中位置Vにて樹脂フィルム2側とは反対側
に向けて、すなわち、後述する低マンガン合金層LM側
を外側にして折曲され、コンタクトピン3aの先端が樹
脂フィルム2に対して反対側に向くように折曲されてい
る。
【0031】前記パターン配線3は、Ni−Mn合金
(第2の金属層)で形成され、また前記コンタクトピン
3aには、表面にAuが皮膜されて構成されている。前
記パターン配線3およびコンタクトピン3aは、樹脂フ
ィルム2側と反対側に配されMn濃度が0.05重量%
から1.5重量%の範囲内に設定された高マンガン合金
層HMと、該高マンガン合金層HMより低いMn濃度に
設定された低マンガン合金層LMとから構成される2層
構造を有する。また、高マンガン合金層HMは、厚さ方
向でMn濃度が低マンガン合金層LMに向けて漸次低く
設定されている。
【0032】次に、図4を参照して、前記コンタクトプ
ローブ16の作製工程について工程順に説明する。 〔ベースメタル層形成工程(第1の金属層形成工程)〕
まず、図4の(a)に示すように、ステンレス製の支持
金属板5の上に、Cu(銅)メッキによりベースメタル
層(第1の金属層)6を形成する。
【0033】〔パターン形成工程〕このベースメタル層
6の上にフォトレジスト層7を形成した後、図4の
(b)に示すように、写真製版技術により、フォトレジ
スト層7に所定のパターンのフォトマスク8を施して露
光し、図4の(c)に示すように、フォトレジスト層7
を現像して前記パターン配線3となる部分を除去して残
存するフォトレジスト層(マスク)7に開口部7aを形
成する。
【0034】なお、本実施形態においては、フォトレジ
スト層7をネガ型フォトレジストによって形成している
が、ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部7a
を形成しても構わない。また、本実施形態においては、
前記フォトレジスト層7が、本願請求項にいう「マス
ク」に相当する。但し、本願請求項の「マスク」とは、
本実施形態のフォトレジスト層7のように、フォトマス
ク8を用いた露光・現像工程を経て開口部7aが形成さ
れるものに限定されるわけではない。例えば、メッキ処
理される箇所に予め孔が形成された(すなわち、予め、
図4の(c)の符号7で示す状態に形成されている)フ
ィルム等でもよい。本願発明において、このようなフィ
ルム等を「マスク」として用いる場合には、本実施形態
におけるパターン形成工程は不要である。
【0035】〔メッキ処理工程〕そして、図4の(d)
に示すように、前記開口部7aに前記パターン配線3と
なるNi−Mn合金層(第2の金属層)Nを「高硬度層
形成工程」および「高靱性層形成工程」に分けて電解メ
ッキ処理により形成する。
【0036】<高硬度層形成工程>まず、Mn濃度が
0.05重量%から1.5重量%の範囲内の高硬度層で
ある高マンガン合金層HMをメッキ形成して積層する。
このとき、Mnを含有させるためにメッキ液の組成の例
として、スルファミン酸Ni浴にスルファミン酸Mnを
添加したものを用い、メッキ液中のMn量およびメッキ
する際の電流密度を制御して、次にメッキ形成する低マ
ンガン合金層LMより高いMn濃度に設定する。本実施
形態では、電流密度を漸次低くして厚さ方向にMn濃度
が漸次低く勾配した高マンガン合金層HMとした。
【0037】<高靱性層形成工程>さらに、高マンガン
合金層HM上に、マンガン濃度が低く高靱性層となる低
マンガン合金層LMをメッキ形成して積層する。このと
き、メッキ液中のMn量およびメッキする際の電流密度
を制御して、高マンガン合金層HMより低いMn濃度に
設定する。なお、高マンガン合金層HMおよび低マンガ
ン合金層LMの厚さは、それぞれのMn濃度、折曲させ
る位置および角度等によって適宜設定されるが、例え
ば、厚さ数十μmの高マンガン合金層HMに対して、低
マンガン合金層LMの厚さは、数μmから十数μm程度
の範囲に設定される。
【0038】上記メッキ処理の後、図4の(e)に示す
ように、フォトレジスト層7を除去する。
【0039】〔フィルム被着工程〕次に、図4の(f)
に示すように、前記Ni−Mn合金層Nの上であって、
図3に示した前記パターン配線3の先端部、すなわち、
コンタクトピン3aとなる部分以外に、前記樹脂フィル
ム2を接着剤2aにより接着する。この樹脂フィルム2
は、ポリイミド樹脂PIに金属フィルム(銅箔)500
が一体に設けられた二層テープである。このフィルム被
着工程の前までに、二層テープのうちの金属フィルム5
00に、写真製版技術を用いた銅エッチングを施して、
グラウンド面を形成しておき、このフィルム被着工程で
は、二層テープのうちのポリイミド樹脂PIを接着剤2
aを介して前記Ni−Mn合金層Nに被着させる。な
お、金属フィルム500は、銅箔に加えて、Ni、Ni
合金等でもよい。
【0040】〔分離工程〕そして、図4の(g)に示す
ように、樹脂フィルム2とパターン配線3とベースメタ
ル層6とからなる部分を、支持金属板5から分離させた
後、Cuエッチングを経て、樹脂フィルム2にパターン
配線3のみを接着させた状態とする。
【0041】〔金コーティング工程〕そして、露出状態
のパターン配線3に、図4の(h)に示すように、Au
メッキを施し、表面にAu層AUを形成する。このと
き、樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コンタク
トピン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層AUが形
成される。
【0042】〔コンタクトピン折曲工程〕上記工程後、
精密金型を用いて前記低マンガン合金層LM側が外側に
なるように、前記樹脂フィルム2上に形成されたパター
ン配線3を、その先端側途中位置にて該樹脂フィルム2
の先端部と共に折り曲げ、図1および図3に示すよう
に、所定の角度を有するコンタクトピン3aを形成す
る。
【0043】〔コンタクトピン研磨工程〕コンタクトピ
ン3aを折曲した結果、コンタクトピン3aの長さ(高
さ)に不揃いが生じる場合には、研磨により均一化を図
る。研磨方法としては、コンタクトピン3aを固定した
状態で、該コンタクトピン3aの折曲された先端部にサ
ンドペーパーを当接させ、その状態でサンドペーパーを
回転させることにより行う。
【0044】以上の工程により、図1および図2に示す
ような、樹脂フィルム2にパターン配線3を接着させた
コンタクトプローブ16が作製される。
【0045】このコンタクトプローブ16では、前記樹
脂フィルム2面上に形成されたパターン配線3は、その
先端側途中位置にて該樹脂フィルム2の先端部と共に折
曲される。したがって、折り曲げ加工の際に、パターン
配線3は、該パターン配線3が形成された樹脂フィルム
2に支持された状態で折曲される。このことから、精密
な折曲加工を施し易い。すなわち、従来、コンタクトピ
ン3aのみを折曲させていたときには、折曲加工時に各
コンタクトピン3aがばらけて、コンタクトピン3aの
ピッチずれを生ずることがあったが、本実施形態では、
パターン配線3が樹脂フィルム2に保持された箇所で折
曲されるため、ピッチずれを最小限に抑えることができ
る。
【0046】また、樹脂フィルム2に支持されているた
め、パターン配線3の折曲部に応力が過度に集中するこ
とがなく、繰り返しの使用により、該折曲部に亀裂や破
断等が生じたり、折損することがなく、耐久性の低下を
最小限に抑えることができる。
【0047】図3に示すように、コンタクトプローブ1
6において、金属フィルム500は、コンタクトピン3
aの近傍まで設けられ、コンタクトピン3aは、金属フ
ィルム500の先端部からの突出量が5mm以下とされ
ている。この金属フィルム500は、グラウンドとして
用いることができ、それにより、プローブ装置の先端近
くまでインピーダンスマッチングをとる設計が可能とな
り、高周波域でのテストを行う場合にも反射雑音による
悪影響を防ぐことができる。
【0048】また、樹脂フィルム2(ポリイミド樹脂P
I)に張り付けられた金属フィルム500には、さらに
以下の利点がある。すなわち、金属フィルム500が無
い場合、樹脂フィルム2は、ポリイミド樹脂からなって
いるため、水分を吸収して伸びが生じ、図5に示すよう
に、コンタクトピン3a,3a間の間隔tが変化するこ
とがあった。そのため、コンタクトピン3aが電極パッ
ドの所定位置に接触することができず、正確な電気テス
トを行うことができないという問題があった。本実施形
態では、樹脂フィルム2に金属フィルム500を張り付
けて設けることにより、湿度が変化しても前記間隔tの
変化を少なくし、コンタクトピン3aを電極パッドの所
定位置に確実に接触させるようになっている。
【0049】なお、この金属フィルム500には、第二
の樹脂フィルムを直接張り付けて設けてもよい。これに
より、後述するプローブ装置としてコンタクトプローブ
16を組み込む際の締付けに対して緩衝材となるという
効果が得られる。
【0050】また、本実施形態においては、上述したよ
うに、前記パターン配線3をNi−Mn合金層(第2の
金属層)Nで形成し、しかも、それを「高硬度層形成工
程」および「高靱性層形成工程」に分けて形成したが、
その理由は以下の通りである。
【0051】すなわち、コンタクトプローブでは、テス
ト時において、所望の接触圧を得るためにコンタクトピ
ンの押し付け量を増減させているが、大きな接触圧を得
るためには大きな押し付け量が必要となる。
【0052】しかしながら、従来のコンタクトプローブ
は、パターン配線の先端部、すなわちコンタクトピンが
Ni(ニッケル)で形成されていたため、硬度がHv3
00程度しか得られず、硬度が低いために過度の接触圧
が加わることによりコンタクトピンが湾曲・変形してし
まうため、押し付け量に限界があり大きな接触圧が得ら
れなかった。この結果、電気的測定に十分な接触圧が得
られず、接触不良を起こす原因となっていた。
【0053】この対策として、Niをメッキ処理で形成
する際に、サッカリン等の添加剤を投入する手段がある
が、この場合、常温でHv350以上の硬度を維持する
ことが可能であるが、サッカリン等の添加剤にはS(硫
黄)が含まれているために高温加熱、例えば300℃で
加熱すると、硬度がHv200以下にまで急激に低下し
てしまう不都合が生じる。このため、上記のコンタクト
プローブを、高温下に置くことがある場合、特に、バー
ンインテスト用チップキャリア等に用いることができな
かった。
【0054】そこで、硬度を向上させしかも耐熱性も兼
ね備え、高温加熱後でも高硬度を安定して維持すること
ができるニッケル−マンガン(Ni−Mn)合金製のコ
ンタクトプローブが提案されている。
【0055】しかしながら、前述したように、スクラブ
の関係から、Ni−Mn合金製のコンタクトピンを途中
位置にて折曲させると、屈曲部分の外側に亀裂や破断等
が生じる場合があった。また、折曲時に亀裂等が生じて
いなくても、繰り返しの使用により屈曲部分の外側に亀
裂等が発生するおそれがあった。
【0056】この原因は、上記Ni−Mn合金製のコン
タクトプローブにおいて、硬度を向上させるためにMn
を一定濃度以上含有させなければならないが、この場合
にコンタクトピンにおける靱性が低下してしまい、折曲
時に屈曲部分の外側が最も伸ばされるために亀裂等が生
じてしまうためである。
【0057】そこで、本実施形態のコンタクトプローブ
16では、高硬度層形成工程および高靱性層形成工程に
よって高マンガン合金層HMおよび低マンガン合金層L
Mの二層構造を形成し、コンタクトピン折曲工程で高マ
ンガン合金層HMより靱性が高い低マンガン合金層LM
側を外側にして折曲させて、折曲時に最も伸ばされる屈
曲部分の外側が高靱性層とすることで、折曲による応力
を緩和させるとともに亀裂等の発生を抑制させたもので
ある。
【0058】また、コンタクトピン3aは、Mn濃度が
1.5重量%を越えると、コンタクトピン3aの応力が
増大してしまい湾曲するおそれがあるとともに、非常に
脆く靱性が低下してしまうため、上記範囲内に高マンガ
ン合金層HMのMn濃度を設定することにより、低マン
ガン合金層LMのみで靱性を維持するだけでなく、高マ
ンガン合金層HM自体にもコンタクトプローブとして適
度な靱性および硬度が与えられる。
【0059】さらに、高硬度層形成工程において、高マ
ンガン合金層HMの厚さ方向でそのマンガン濃度が低マ
ンガン合金層LMに向けて漸次低く形成されるので、高
マンガン合金層HMの厚さ方向においてMn濃度が勾配
し、高マンガン合金層HMと低マンガン合金層LMとの
Mn濃度の差が徐々に小さくされる。すなわち、両層界
面におけるMn濃度の急峻な変化が緩和され、上記界面
におけるメッキ時の応力集中が抑制される。したがっ
て、上記界面における応力によって生じるコンタクトピ
ン3aの湾曲等を抑制することができる。
【0060】次に、前記コンタクトプローブ16を、I
C用プローブとして採用し、メカニカルパーツ60に組
み込んでプローブ装置(プローブカード)70にする構
成について説明する。
【0061】図1および図2は、コンタクトプローブ1
6をIC用プローブとして所定形状に切り出したものを
示す図であり、図3は、図2のC−C線断面図である。
【0062】また、図2に示すように、コンタクトプロ
ーブ16の樹脂フィルム2には、コンタクトプローブ1
6を位置合わせおよび固定するための位置合わせ孔2b
および孔2cが設けられ、また、パターン配線3から得
られた信号を引き出し用配線の接触端子3bを介してプ
リント基板20(図5参照)に伝えるための窓2dが設
けられている。
【0063】前記メカニカルパーツ60は、図6に示す
ように、マウンティングベース30と、トップクランプ
40と、ボトムクランプ50とからなっている。まず、
プリント基板20の上にトップクランプ40を取付け、
次に、コンタクトプローブ166を取り付けたマウンテ
ィングベース30をトップクランプ40にボルト穴41
にボルト42を螺合させて取り付ける(図7参照)。そ
して、ボトムクランプ50でコンタクトプローブ16を
押さえ込むことにより、パターン配線3を一定の傾斜状
態に保つとともに、下方に折曲されたコンタクトピン3
aの先端部を所定角度に設定し、該コンタクトピン3a
をICチップに押しつける。
【0064】図7は、組立終了後のプローブ装置70を
示している。図8は、図7のE−E線断面図である。図
8に示すように、パターン配線3の先端、すなわちコン
タクトピン3aは、マウンティングベース30によりI
CチップIに接触している。
【0065】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ16の位置を調整するための位置決めピ
ン31が設けられており、この位置決めピン31をコン
タクトプローブ16の前記位置合わせ穴2bに挿入する
ことにより、パターン配線3とICチップIとを正確に
位置合わせすることができるようになっている。コンタ
クトプローブ16に設けられた窓2dの部分のパターン
配線3に、ボトムクランプ50の弾性体51を押しつけ
て、前記接触端子3bをプリント基板20の電極21に
接触させ、パターン配線3から得られた信号を電極21
を通して外部に伝えることができるようになっている。
【0066】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70をプローバに挿着するとともにテ
スターに電気的に接続し、所定の電気信号をパターン配
線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチップ
Iに送ることによって、該ICチップIからの出力信号
がコンタクトピン3aからテスターに伝送され、ICチ
ップIの電気的特性が測定される。
【0067】このコンタクトプローブ16を組み込んだ
プローブ装置70では、前記樹脂フィルム2面上に形成
されたパターン配線3は、その先端側途中位置にて該樹
脂フィルム2の先端部と共に折曲される。したがって、
折り曲げ加工の際に、パターン配線3は、該パターン配
線3が形成された樹脂フィルム2に支持された状態で折
曲され、各コンタクトピン3aがばらけることがないこ
とから、精密な折曲加工を施し易く、ピッチずれを最小
限に抑えることができる。また、樹脂フィルム2に支持
されているため、パターン配線3の折曲部に応力が過度
に集中することがなく、繰り返しの使用により、該折曲
部に亀裂や破断等が生じたり、折損することがなく、耐
久性の低下を最小限に抑えることができる。
【0068】次に、図9を参照して、第2の実施形態に
ついて説明する。
【0069】本実施形態に係るコンタクトプローブ16
aのコンタクトピン3aは、その途中位置にて折曲さ
れ、該コンタクトピン3aの折曲部よりも先端側には、
該コンタクトピン3aの先端部分の剛性を高めて補強す
るための樹脂フィルムが被着されている。
【0070】これにより、折り曲げ加工の際等に、コン
タクトピン3aの折曲部よりも先端側が曲がったり、歪
むことがなく、精密な折り曲げ加工を施すことができ
る。また、繰り返し使用しても、該折曲部よりも先端側
が曲がったり歪むことがなく、耐久性が向上する。
【0071】このコンタクトプローブ16aの製造方法
では、前記第1の実施形態における製造方法と比較し
て、フィルム被着工程が相違している。すなわち、予
め、1枚の前記樹脂フィルム2における、コンタクトピ
ン3aの折曲部に供される部分に開口部2fを形成して
おき、コンタクトピン3aの先端部と該コンタクトピン
3aの折曲部に供される部分以外をそのフィルムでカバ
ーするものである。
【0072】この場合、前記樹脂フィルム2の開口部2
fを、コンタクトピン3aの折曲部に供する部分に正確
に位置決めしておけば、折り曲げ加工の際に、該折曲部
に供すべき位置を容易に特定することができる。これに
より、各コンタクトピン3aの折曲部の位置を揃えるこ
とができるため、測定対象物(バッド)の接触面からの
距離を一定にすることができる。
【0073】次に、図10を参照して、第3実施形態に
ついて説明する。本実施形態は、第1実施形態において
ICプローブ用の所定形状に切り出したコンタクトプロ
ーブ16を、それに代えてLCD用プローブの所定形状
に切り出して使用するものである。LCD用プローブに
切り出されたコンタクトプローブは、図10乃至図12
に符号200で示され、201は樹脂フィルムである。
【0074】図13に示すように、LCD用プローブ装
置(プローブ装置)100は、コンタクトプローブ挟持
体(支持部材)110を額縁状フレーム120に固定し
てなる構造を有しており、このコンタクトプローブ挟持
体110から突出したコンタクトピン3aの先端がLC
D(液晶表示体)90の端子(図示せず)に接触するよ
うになっている。
【0075】図12に示すように、コンタクトプローブ
挟持体110は、トップクランプ111とボトムクラン
プ115とを備えている。トップクランプ111は、コ
ンタクトピン3aの先端を押さえる第一突起112、T
ABIC300側の端子301を押さえる第二突起11
3およびリードを押さえる第三突起114を有してい
る。ボトムクランプ115は、傾斜板116、取付板1
17および底板118から構成されている。
【0076】コンタクトプローブ200を傾斜板116
の上に載置し、さらにTABIC300の端子301が
コンタクトプローブ200の樹脂フィルム201,20
1間に位置するように載置する。その後、トップクラン
プ111を第一突起112が樹脂フィルム201の上で
かつ第二突起113が端子301に接触するように乗せ
ボルトにより組み立てる。
【0077】図14に示すように、コンタクトプローブ
200を組み込み、ボルト130によりトップクランプ
111とボトムクランプ115を組み合わせることによ
り、コンタクトプローブ挟持体110が作製される。
【0078】上記コンタクトプローブ挟持体110は、
図15に示すように、ボルト131により固定されてL
CD用プローブ装置100に組み立てられる。LCD用
プローブ装置100を用いてLCD90の電気的テスト
を行うには、LCD用プローブ装置100のコンタクト
ピン3aの先端をLCD90の端子(図示せず)に接触
させた状態で、コンタクトピン3aから得られた信号を
TABIC300を通して外部に取り出すことにより行
われる。
【0079】上記LCD用プローブ装置100では、前
記樹脂フィルム201面上に形成されたパターン配線3
は、その先端側途中位置にて該樹脂フィルム201の先
端部と共に折曲される。したがって、折り曲げ加工の際
に、パターン配線3は、該パターン配線3が形成された
樹脂フィルム201に支持された状態で折曲され、各コ
ンタクトピン3aがばらけることがないことから、精密
な折曲加工を施し易く、ピッチずれを最小限に抑えるこ
とができる。また、樹脂フィルム201に支持されてい
るため、パターン配線3の折曲部に応力が過度に集中す
ることがなく、繰り返しの使用により、該折曲部に亀裂
や破断等が生じたり、折損することがなく、耐久性の低
下を最小限に抑えることができる。
【0080】また、上記プローブ装置100では、コン
タクトピン3aが、第1実施形態および第2実施形態と
同様のマンガン濃度に設定された高マンガン合金層HM
と低マンガン合金層LMとを備え、低マンガン合金層L
M側を外側にして折曲されているので、屈曲部分の優れ
た靱性とコンタクトピン3a全体としての高い硬度(H
v350以上)が得られる。
【0081】なお、第3の実施形態においても、第2の
実施形態と同様に、コンタクトピン3aの折曲部よりも
先端側に、該先端部分を補強する補強部又は高剛性部を
設ける構成にしてもよいのは勿論である。
【0082】次に、図16から図19を参照して、第4
実施形態について説明する。本実施形態のコンタクトプ
ローブ400は、図16および図17に示すように、樹
脂フィルム401の中央開口部Kに、前記樹脂フィルム
401の端部(すなわち、中央開口部Kの各辺)から前
記パターン配線3の先端部が突出してコンタクトピン3
aとされている。また、パターン配線3の後端部には、
テスター側のコンタクトピンが接触される接続端子3b
が形成されている。図17に示すように、前記コンタク
トプローブ400は、前記樹脂フィルム401面上に形
成されたパターン配線3が、その先端側途中位置にて該
樹脂フィルム401の先端部と共に折曲されている。
【0083】前記コンタクトプローブ400を、バーン
インテスト等に用いるプローブ装置、いわゆるチップキ
ャリアに適用した場合の一例を、図18および図19を
参照して説明する。
【0084】これらの図において、符号410はプロー
ブ装置、11はフレーム本体、12は位置決め板、13
は上板、14はクランパを示している。なお、本発明に
係るコンタクトプローブ400は、全体が柔軟で曲げ易
いためプローブ装置に組み込む際にフレキシブル基板と
して機能する。
【0085】プローブ装置410は、フレーム本体11
と、フレーム本体11の内側に固定され中央に開口部が
形成された位置決め板12と、コンタクトプローブ40
0と、ICチップIを上から押さえて保持する上板13
と、該上板13を上から付勢してフレーム本体11に固
定するクランパ14とを備えている。また、フレーム本
体11の下部には、コンタクトプローブ400を載置し
て保持する位置決め板12が取り付けられている。
【0086】コンタクトプローブ400の中央開口部K
およびコンタクトピン3aは、ICチップIの形状およ
びICチップI上のコンタクトパッドの配置に対応して
形成され、中央開口部Kからコンタクトピン3aとIC
チップIのコンタクトパッドとの接触状態を監視できる
ようになっている。なお、前記中央開口部Kの隅部に切
込みを形成して、組み込み時に容易にコンタクトプロー
ブ400が変形できるようにしても構わない。
【0087】また、コンタクトプローブ400の接続端
子3bは、コンタクトピン3aのピッチに比べて広く設
定され、狭ピッチであるICチップIのコンタクトパッ
ドと該コンタクトパッドに比べて広いピッチのテスター
側コンタクトピンとの整合が容易にとれるようになって
いる。
【0088】なお、ICチップIの4辺全てにはコンタ
クトパッドが形成されておらず、一部の辺に配されてい
る場合には、少なくとも前記一部の辺に対応する中央開
口部Kの辺にのみコンタクトピン3aを設ければよい
が、対向する2辺にコンタクトピン3aを形成してIC
チップIの対向する両辺を押さえることが好ましい。
【0089】上記プローブ装置410にICチップIを
取り付ける手順について説明する。
【0090】〔仮組立工程〕まず、位置決め板12をフ
レーム本体11の取付部上に載置し、この上にコンタク
トプローブ400を中央開口部Kと位置決め板12の開
口部とを合わせて配置する。そして、中央開口部Kの上
に、配線側を下向きにしてICチップIを載置する。コ
ンタクトプローブ400の先端部がICチップIのコン
タクトパッドに対応してICチップIの外形より小さい
ので、ICチップIはコンタクトプローブ400の先端
部に載置可能である。
【0091】ICチップIの上に、上板13を静かに載
置する。位置決め板12の開口近傍は、所定の傾斜角で
傾斜状態とされ、図19(b)に示すように、コンタク
トプローブ400のコンタクトピン3aを所定角度で上
向きに傾斜させる。これにより、ICチップIは、コン
タクトピン3aと上板13との間で軽く保持された状態
とされる。
【0092】〔位置合わせ工程〕この段階で、上板13
の開口部を介してコンタクトピン3aの先端に対するI
CチップIのコンタクトパッドの位置を観察しながら、
位置決め板12を動かしたり、ICチップIを針状治具
等で動かすことによって調整し、対応するコンタクトピ
ン3a先端とコンタクトパッドとが一致し接触するよう
に微調整設定する。
【0093】〔本固定工程〕前記位置合わせ工程後、上
板13を位置決め板12にコンタクトプローブ400を
挟んで押し付ける。このとき、傾斜状態のコンタクトピ
ン3aに、いわゆるオーバードライブがかかり、所定の
押圧力でコンタクトピン3a先端とコンタクトパッドと
が接触して確実に電気的に結合される。さらに、その上
部からクランパ14をフレーム本体11に係止する。ク
ランパ14は、中央に屈曲部を有する一種の板バネであ
るため、上記係止状態で上板13を押さえて固定する機
能を有する。この状態は、ICチップIが、いわゆるマ
ルチチチップモジュール等に実装された状態に酷似して
おり、ほぼ実装されたICチップIの動作状態を高信頼
性をもってテストすることができる。
【0094】このプローブ装置410は、約1インチ角
(約2.5cm角)の小さなチップキャリアであり、ダ
イナミックバーンインテスト等の高温加熱を伴う信頼性
試験に好適なものである。
【0095】上記プローブ装置410では、前記樹脂フ
ィルム401面上に形成されたパターン配線3は、その
先端側途中位置にて該樹脂フィルム401の先端部と共
に折曲される。したがって、折り曲げ加工の際に、パタ
ーン配線3は、該パターン配線3が形成された樹脂フィ
ルム401に支持された状態で折曲され、各コンタクト
ピン3aがばらけることがないことから、精密な折曲加
工を施し易く、ピッチずれを最小限に抑えることができ
る。また、樹脂フィルム401に支持されているため、
パターン配線3の折曲部に応力が過度に集中することが
なく、繰り返しの使用により、該折曲部に亀裂や破断等
が生じたり、折損することがなく、耐久性の低下を最小
限に抑えることができる。
【0096】また、上記プローブ装置410では、コン
タクトピン3aが、第1〜3実施形態と同様のマンガン
濃度に設定された高マンガン合金層HMと低マンガン合
金層LMとを備え、低マンガン合金層LM側を外側にし
て折曲されているので、屈曲部分の優れた靱性とコンタ
クトピン3a全体としての高い硬度(Hv350以上)
が得られる。
【0097】なお、第4の実施形態においても、第2の
実施形態と同様に、コンタクトピン3aの折曲部よりも
先端側に、該先端部分を補強する補強部又は高剛性部を
設ける構成にしてもよいのは勿論である。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載のコンタクトプローブによ
れば、前記フィルム面上に形成されたパターン配線は、
その先端側途中位置にて該フィルムの先端部と共に折曲
されるため、パターン配線は、フィルムに支持された状
態で折曲される。このことから、パターン配線に精密な
折曲加工を施し易い。すなわち、従来、コンタクトピン
のみを折曲させていたときには、折曲加工時にコンタク
トピンがばらけて、コンタクトピンのピッチずれを生ず
ることがあったが、本発明ではコンタクトピンがフィル
ムに保持された箇所で折曲されるため、ピッチずれを最
小限に抑えることができる。また、フィルムに支持され
ているため、パターン配線の折曲部に応力が過度に集中
することがなく、繰り返しの使用により、該折曲部に亀
裂や破断等が生じたり、折損することがなく、耐久性の
低下を最小限に抑えることができる。
【0099】請求項2記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記コンタクトピンは、その途中位置にて折曲さ
れ、該コンタクトピンの折曲部よりも先端側には、該コ
ンタクトピンの先端側を補強する補強部が設けられてい
るため、該補強部が設けられているコンタクトピンの折
曲部よりも先端側が、折り曲げ加工の際等に曲がったり
歪むことがなく、精密な折り曲げ加工を施すことができ
る。また、この場合、コンタクトピンの折曲部よりも先
端側に設けられる前記補強部を、予め、折り曲げ加工に
先立って、前記折曲部に供される部分を除いた位置に設
けておけば、該折り曲げ加工の際に、該折曲部に供すべ
き位置を容易に特定することができ、折り曲げ加工を容
易に行えると共に、精密な加工を施すことができる。こ
れにより、各コンタクトピンの折曲部の位置を揃えるこ
とができるため、測定対象物の接触面からの距離を一定
にすることができる。
【0100】請求項3記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記コンタクトピンは、その途中位置にて折曲さ
れ、該コンタクトピンの折曲部よりも先端側には、該コ
ンタクトピンの先端側の剛性を高める高剛性部が設けら
れているため、繰り返し使用しても、該高剛性部が曲が
ったり歪むことがない。また、この場合、高剛性部を、
予め、折り曲げ加工に先立って、前記折曲部に供される
部分を除いた位置に設けておけば、該折り曲げ加工の際
に、該折曲部に供すべき位置を容易に特定することがで
き、折り曲げ加工を容易に行えると共に、精密な加工を
施すことができる。これにより、各コンタクトピンの折
曲部の位置を揃えることができるため、測定対象物の接
触面からの距離を一定にすることができる。
【0101】請求項4記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記補強部または高剛性部は、前記フィルムと同種
のフィルムにより構成されるため、作製が容易である。
例えば、作製に際しては、パターン配線が形成されるフ
ィルムと、前記補強部または高剛性部を構成するフィル
ムとを、まず、一枚のフィルムを用いることとし、該フ
ィルムのうち、前記補強部または高剛性部が設けられな
い前記折曲部に相当する部分をレーザー等で焼き切るこ
とにより、前記請求項2または3記載のコンタクトプロ
ーブを容易にかつ精密に作製することができる。
【0102】請求項5記載のコンタクトプローブの製造
方法によれば、前記フィルム被着工程において、前記コ
ンタクトピンの先端部と該コンタクトピンの折曲部に供
される部分以外をフィルムでカバーするため、予め、コ
ンタクトピンの折曲部に供される部分に開口部を形成し
ておけば1枚のフィルムで済ませることができ、従来の
製造方法に比べて、工程数を大幅に増やさなくてよい。
また、前記コンタクトピン折曲工程においては、前記コ
ンタクトピンを、その前記フィルムが被着されていない
部分で折曲するため、折曲位置の特定を行い易い。ま
た、折曲部以外は前記フィルムで補強されて剛性が付与
されているため、折曲工程において、該折曲部以外のコ
ンタクトピンが曲がったり歪んだりすることがない。
【0103】請求項6記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記フィルムが、例えば水分を吸収して伸張し易い
樹脂フィルム等であっても、該フィルムには、金属フィ
ルムが直接張り付けられて設けられているため、該金属
フィルムにより前記フィルムの伸びが抑制される。さら
に、該金属フィルムは、グラウンドとして用いることが
でき、それにより、コンタクトプローブの先端近くまで
インピーダンスマッチングをとる設計が可能となり、高
周波域でのテストを行う場合にも反射雑音による悪影響
を防ぐことができる。
【0104】請求項7記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記金属フィルムに第二のフィルムが直接張り付け
られて設けられているため、配線用基板が金属フィルム
の上方に配される場合には、配線用基板の基板側パター
ン配線や他の配線が金属フィルムと直接接触しないので
ショートを防ぐことができる。また、樹脂フィルムの上
に金属フィルムが張り付けられて設けられているだけで
は、金属フィルムが露出しているため、大気中で酸化が
進行してしまうが、本発明では、第二のフィルムが金属
フィルムを被覆してその酸化を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す要部斜視図である。
【図2】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す平面図である。
【図3】 図2のC−C線断面図である。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態における製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図5】 本発明に係るコンタクトプローブの第1の実
施形態を示す正面図である。
【図6】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す分解斜視図
である。
【図7】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す要部斜視図
である。
【図8】 図7のE−E線断面図である。
【図9】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実施
形態を示す断面図である。
【図10】 本発明に係るコンタクトプローブの第3実
施形態を示す斜視図である。
【図11】 図10のA−A線断面図である。
【図12】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す分解斜視図で
ある。
【図13】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
を示す斜視図である。
【図14】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す斜視図であ
る。
【図15】 図14の断面図である。
【図16】 本発明に係るコンタクトプローブの第4実
施形態を示す平面図である。
【図17】 図16のA−A線断面図である。
【図18】 本発明に係るプローブ装置の第4実施形態
を示す分解斜視図である。
【図19】 (a)は、本発明に係るプローブ装置の第
4実施形態を示す斜視図、(b)は、(a)のB−B線
断面図である。
【図20】 従来のコンタクトピンの欠点を示す断面図
である。
【符号の説明】
2 フィルム(樹脂フィルム) 3 パターン配線 3a コンタクトピン 16 コンタクトプローブ 200 コンタクトプローブ 201 フィルム(樹脂フィルム) 400 コンタクトプローブ 401 フィルム(樹脂フィルム) 500 金属フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 秀昭 兵庫県三田市テクノパーク十二番の六 三 菱マテリアル株式会社三田工場内 (72)発明者 石井 利昇 兵庫県三田市テクノパーク十二番の六 三 菱マテリアル株式会社三田工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム面上に形
    成されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムの
    先端部から突出状態に配されてコンタクトピンとされる
    コンタクトプローブであって、 前記フィルム面上に形成されたパターン配線は、その先
    端側途中位置にて該フィルムの先端部と共に折曲され
    て、 前記コンタクトピンの先端部が測定対象物に接触したと
    きにその接触面となす角度と、該接触面と前記フィルム
    の基端側面との角度が相違するように形成されているこ
    とを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 【請求項2】 複数のパターン配線がフィルム面上に形
    成されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムの
    先端部から突出状態に配されてコンタクトピンとされる
    コンタクトプローブであって、 前記コンタクトピンは、その途中位置にて折曲され、 該コンタクトピンの折曲部よりも先端側には、該コンタ
    クトピンの先端側を補強する補強部が設けられているこ
    とを特徴とするコンタクトプローブ。
  3. 【請求項3】 複数のパターン配線がフィルム面上に形
    成されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムの
    先端部から突出状態に配されてコンタクトピンとされる
    コンタクトプローブであって、 前記コンタクトピンは、その途中位置にて折曲され、 該コンタクトピンの折曲部よりも先端側には、該コンタ
    クトピンの先端側の剛性を高める高剛性部が設けられて
    いることを特徴とするコンタクトプローブ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のコンタクトプロ
    ーブにおいて、 前記補強部または高剛性部は、前記フィルムと同種のフ
    ィルムにより構成されることを特徴とするコンタクトプ
    ローブ。
  5. 【請求項5】 フィルム上に複数のパターン配線を形成
    しこれらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突
    出状態に配してコンタクトピンとするコンタクトプロー
    ブの製造方法であって、 基板層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結
    合する材質の第1の金属層を形成する第1の金属層形成
    工程と、 前記第1の金属層の上にマスクを施してマスクされてい
    ない部分に、前記コンタクトピンに供される第2の金属
    層をメッキ処理により形成するメッキ処理工程と、 前記マスクを取り除いた第2の金属層の上に前記コンタ
    クトピンの先端部と該コンタクトピンの折曲部に供され
    る部分以外をカバーする前記フィルムを被着するフィル
    ム被着工程と、 前記フィルムと第2の金属層とからなる部分と、前記基
    板層と第1の金属層とからなる部分とを分離する分離工
    程と、 前記コンタクトピンを、その前記フィルムが被着されて
    いない部分で折曲させて前記折曲部を形成するコンタク
    トピン折曲工程とを備えていることを特徴とするコンタ
    クトプローブの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれかに記載のコン
    タクトプローブにおいて、 前記フィルムには、金属フィルムが直接張り付けられて
    設けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記金属フィルムには、第二のフィルムが直接張り付け
    られて設けられていることを特徴とするコンタクトプロ
    ーブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007121317A (ja) * 2007-02-01 2007-05-17 Sii Nanotechnology Inc 微小接触式プローバー
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