JPH10288629A - コンタクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置 - Google Patents

コンタクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置

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JPH10288629A
JPH10288629A JP9761997A JP9761997A JPH10288629A JP H10288629 A JPH10288629 A JP H10288629A JP 9761997 A JP9761997 A JP 9761997A JP 9761997 A JP9761997 A JP 9761997A JP H10288629 A JPH10288629 A JP H10288629A
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probe
film
contact pin
pins
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Application number
JP9761997A
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English (en)
Inventor
Takafumi Iwamoto
尚文 岩元
Toshinori Ishii
利昇 石井
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトプローブにおいて、狭ピッチの電
極パッドが一直線上に配置されていないICチップ等に
も高精度で対応することを課題とする。 【解決手段】 複数のパターン配線3がフィルム2上に
形成されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルム
から突出状態に配されて複数のコンタクトピン3aとさ
れるコンタクトプローブ1であって、前記各コンタクト
ピンは、一直線上に配置されない電極端子Pを有する測
定対象物Iの対応する各電極端子に接触可能に長さが個
別に設定されている技術が採用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、プローブカードやテスト
用ソケット等に組み込まれて半導体ICチップや液晶デ
バイス等の各端子に接触して電気的なテストを行うコン
タクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンが
用いられている。近年、ICチップ等の高集積化および
微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭ピッチ
化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピッチ化
が要望されている。しかしながら、コンタクトピンとし
て用いられていたタングステン針のコンタクトプローブ
では、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピッチへ
の対応が困難になっていた。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報に、複数のパターン配線が樹脂フィルム上に
形成されこれらのパターン配線の各先端が前記樹脂フィ
ルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされるコ
ンタクトプローブの技術が提案されている。この技術例
では、複数のパターン配線の先端部をコンタクトピンと
することによって、多ピン狭ピッチ化を図るとともに、
複雑な多数の部品を不要とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コンタクトプローブには、以下のような課題が残されて
いる。近年、ICチップ等において、電極パッドの狭ピ
ッチ化がさらに要求され、従来の一直線上の配列では対
応できない場合に、例えば千鳥状に配置してより狭ピッ
チ化したものが製作されている。上記従来のコンタクト
プローブでは、コンタクトピンの突出長さが一律に等し
く、その先端が一直線上に配されているため、上記千鳥
状等に配置された電極パッドに対応することができなか
った。また、タングステン針を用いた従来のプローブカ
ードにおいては、千鳥状の電極パッドに対応させるため
に、一本一本手作業で組み込む必要があり、手間がかか
るとともに狭ピッチに対応した高い寸法精度を得ること
ができなかった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、狭ピッチの電極パッドが一直線上に配置されてい
ないICチップ等にも高精度で対応できるコンタクトプ
ローブおよびこれを備えたプローブ装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のコンタクトプローブでは、複数のパターン配線
がフィルム上に形成されこれらのパターン配線の各先端
が前記フィルムから突出状態に配されて複数のコンタク
トピンとされるコンタクトプローブであって、前記各コ
ンタクトピンは、一直線上に配置されない電極端子を有
する測定対象物に対し、対応する各電極端子に接触可能
に長さが個別に設定されている技術が採用される。
【0007】このコンタクトプローブでは、一直線上に
配置されていない電極端子、例えば千鳥状に配置された
電極パッドを有するICチップ等の測定対象物であって
も、それぞれの電極端子の位置に合わせてコンタクトピ
ンの長さが個別に設定されているので、各コンタクトピ
ンを容易にかつ確実に各電極端子に接触させることがで
きる。
【0008】請求項2記載のコンタクトプローブでは、
請求項1記載のコンタクトプローブにおいて、前記各コ
ンタクトピンは、一つのコンタクトピンが長さL1およ
び幅W1で所定の荷重を加えて撓みY1となるとき、他の
コンタクトピンの長さL2、幅W2および撓みY2が、 (W1・Y1)/L1 3=(W2・Y2)/L2 3 の関係に設定されている技術が採用される。
【0009】このコンタクトプローブでは、各コンタク
トピンの長さ、幅および撓みが上記関係に設定されてい
るので、各コンタクトピンにおける針圧が一定となり、
各電極端子により正確かつ確実な接触をさせることが可
能となる。
【0010】請求項3記載のコンタクトプローブでは、
請求項1記載のコンタクトプローブにおいて、前記各コ
ンタクトピンは、互いに長さの異なるものが異なる角度
で突出され、かつ、その先端が同一平面上に配されてい
る技術が採用される。
【0011】このコンタクトプローブでは、互いに長さ
の異なるコンタクトピンが異なる角度で突出され、か
つ、その先端が同一平面上に配されているので、測定対
象物の電極端子が配された面を前記平面上に一致させる
ことにより、長さの異なるコンタクトピンが同時に各電
極端子に接触する。したがって、長さの異なるコンタク
トピンでも、同じオーバードライブ量となって、針圧が
均一化される。
【0012】請求項4記載のコンタクトプローブでは、
請求項3記載のコンタクトプローブにおいて、前記各コ
ンタクトピンは、一つのコンタクトピンが長さL3およ
び幅W3のとき、他のコンタクトピンの長さL4および幅
4が、 W3/L3 3=W4/L4 3 の関係に設定されている技術が採用される。
【0013】このコンタクトプローブでは、各コンタク
トピンの長さおよび幅が上記関係に設定されているの
で、互いに長さの異なるコンタクトピンが異なる角度で
突出されていても、各コンタクトピンにおける針圧およ
び撓みが一定となり、各電極端子により正確かつ確実な
接触をさせることが可能となる。
【0014】請求項5記載のプローブ装置では、請求項
1から4のいずれかに記載のコンタクトプローブと、前
記フィルム上に配されて該フィルムから前記コンタクト
ピンよりも短く突出する強弾性フィルムと、該強弾性フ
ィルムと前記コンタクトプローブとを支持する支持部材
とを備えている技術が採用される。
【0015】このプローブ装置では、前記強弾性フィル
ムが設けられ、該強弾性フィルムがコンタクトピンの先
端側を上方から押さえるため、ピン先端が上方に湾曲し
たものが存在しても、各ピンに均一な接触圧が得られ
る。すなわち、測定対象物に先端部を確実に当接させる
ことができるところから、接触不良による測定ミスをさ
らに低減することができる。
【0016】請求項6記載のプローブ装置では、請求項
5記載のプローブ装置において、前記フィルムは、前記
強弾性フィルムが前記コンタクトピンを押圧するときに
緩衝材となるように前記強弾性フィルムよりも先端側に
長く形成されている技術が採用される。
【0017】このプローブ装置では、前記フィルムが前
記強弾性フィルムよりも先端側に長く形成されて該強弾
性フィルムがコンタクトピンを押圧するときに緩衝材と
なるため、繰り返し使用しても、強弾性フィルムとの摩
擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲すること等がな
く、測定対象物に対して安定した接触を保つことができ
る。したがって、コンタクトピンの接触圧が、長期に亙
って均一に得られる。
【0018】請求項7記載のコンタクトプローブでは、
請求項1から6のいずれかに記載のコンタクトプローブ
において、前記フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられている技術が採用される。
【0019】このコンタクトプローブでは、前記フィル
ムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム等
であっても、該フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられているため、該金属フィルムによっ
て前記フィルムの伸びが抑制される。すなわち、各コン
タクトピンの間隔にずれが生じ難くなり、個別に長さ設
定されたコンタクトピンが測定対象物により正確かつ高
精度に当接させられる。さらに、該金属フィルムは、グ
ラウンドとして用いることができ、それにより、コンタ
クトプローブの先端近くまでインピーダンスマッチング
をとる設計が可能となり、高周波域でのテストを行う場
合にも反射雑音による悪影響を防ぐことができる。すな
わち、プローバーと呼ばれるテスターからの伝送線路の
途中で基板配線側とコンタクトピンとの間の特性インピ
ーダンスが合わないと反射雑音が生じ、その場合、特性
インピーダンスの異なる伝送線路が長ければ長いほど大
きな反射雑音が生じるという問題がある。反射雑音は信
号歪となり、高周波になると誤動作の原因になり易い。
本コンタクトプローブでは、前記金属フィルムをグラウ
ンドとして用いることにより、コンタクトピン先の近く
まで基板配線側との特性インピーダンスのずれを最小限
に抑えることができ、反射雑音による誤動作を抑えるこ
とができる。
【0020】請求項8記載のコンタクトプローブでは、
請求項7記載のコンタクトプローブにおいて、前記金属
フィルムには、第二のフィルムが直接張り付けられて設
けられている技術が採用される。
【0021】このコンタクトプローブでは、前記金属フ
ィルムに第二のフィルムが直接張り付けられて設けられ
ているため、配線用基板が金属フィルムの上方に配され
る場合には、配線用基板の基板側パターン配線や他の配
線が金属フィルムと直接接触しないのでショートを防ぐ
ことができる。また、樹脂フィルムの上に金属フィルム
が張り付けられて設けられているだけでは、金属フィル
ムが露出しているため、大気中で酸化が進行してしまう
が、本発明では、第二のフィルムが金属フィルムを被覆
してその酸化を防止する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第1実施形態を図1から図6を参照しながら説
明する。これらの図にあって、符号1はコンタクトプロ
ーブ、2は樹脂フィルム、3はパターン配線を示してい
る。
【0023】本実施形態のコンタクトプローブ1は、図
1から図3に示すように、ポリイミド樹脂フィルム2の
片面に金属で形成されるパターン配線3を有する構造と
なっている。前記樹脂フィルム2の先端部からは、パタ
ーン配線3の先端部が突出してコンタクトピン3aとさ
れている。
【0024】これらコンタクトピン3aは、図3に示す
ように、一直線上に配置されない電極パッドP(電極端
子)を有するICチップ(測定対象物)の対応する各電
極パッドPに接触可能に長さが個別に設定されている。
なお、各コンタクトピン3aは、その厚さTがそれぞれ
同一とされ、千鳥状の2列に配列された電極パッドPの
位置に対応して、遠い位置の電極パッドPに対応した長
コンタクトピン3Aと、近い位置の電極パッドPに対応
した短コンタクトピン3Bとが交互に配されて構成され
ている。
【0025】さらに、長コンタクトピン3Aおよび短コ
ンタクトピン3Bは、長コンタクトピン3Aが長さL1
および幅W1で所定の荷重を加えて撓みY1となるとき、
短コンタクトピン3Bの長さL2、幅W2および撓みY2
が、 (W1・Y1)/L1 3=(W2・Y2)/L2 3 の関係を満たす値に設定されている。
【0026】なお、上記関係式は、以下の式から算出し
たものである。 Y=(L3・P)/(3・E・I) … I=(W・T3)/12 … (Y;撓み、P;荷重、L;コンタクトピンの長さ、
W;コンタクトピンの幅E;ヤング率、T;コンタクト
ピンの厚さ、I;断面二次モーメント)
【0027】前記パターン配線3は、Ni合金で形成さ
れ、また前記コンタクトピン3aには、表面にAuが皮
膜されて構成されている。なお、符号2bは、後述する
位置合わせ穴である。
【0028】次に、図4を参照して、前記コンタクトプ
ローブ1の作製工程について工程順に説明する。
【0029】〔ベースメタル層形成工程〕まず、図4の
(a)に示すように、ステンレス製の支持金属板5の上
に、Cu(銅)メッキによりベースメタル層6を形成す
る。
【0030】〔パターン形成工程〕このベースメタル層
6の上にフォトレジスト層7を形成した後、図4の
(b)に示すように、写真製版技術により、フォトレジ
スト層7に所定のパターンのフォトマスク8を施して露
光し、図4の(c)に示すように、フォトレジスト層7
を現像して前記パターン配線3となる部分を除去して残
存するフォトレジスト層7に開口部7aを形成する。
【0031】このとき、図5に示すように、前記開口部
7aの長コンタクトピン3Aおよび短コンタクトピン3
Bに供される部分の幅m1およびm2を、長コンタクト
ピン3Aおよび短コンタクトピン3Bの幅W1およびW2
と同じ値にそれぞれ設定する。
【0032】なお、本実施形態においては、フォトレジ
スト層7をネガ型フォトレジストによって形成している
が、ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部7a
を形成しても構わない。また、本実施形態においては、
前記フォトレジスト層7が、本願請求項にいう「マス
ク」に相当する。但し、本願請求項の「マスク」とは、
本実施形態のフォトレジスト層7のように、フォトマス
ク8を用いた露光・現像工程を経て開口部7aが形成さ
れるものに限定されるわけではない。例えば、メッキ処
理される箇所に予め孔が形成された(すなわち、予め、
図4の(c)の符号7で示す状態に形成されている)フ
ィルム等でもよい。本願発明において、このようなフィ
ルム等を「マスク」として用いる場合には、本実施形態
におけるパターン形成工程は不要である。
【0033】〔電解メッキ工程〕そして、図4の(d)
に示すように、前記開口部7aに前記パターン配線3と
なるNi合金層Nをメッキ処理により形成する。上記メ
ッキ処理の後、図4の(e)に示すように、フォトレジ
スト層7を除去する。
【0034】〔フィルム被着工程〕次に、図4の(f)
に示すように、前記Ni合金層Nの上であって、図に示
した前記パターン配線3の先端部、すなわちコンタクト
ピン3aとなる部分以外に、前記樹脂フィルム2を接着
剤2aにより接着する。この樹脂フィルム2は、ポリイ
ミド樹脂PIに金属フィルム(銅箔)500が一体に設
けられた二層テープである。このフィルム被着工程の前
までに、二層テープのうちの金属フィルム500に、写
真製版技術を用いた銅エッチングを施して、グラウンド
面を形成しておき、このフィルム被着工程では、二層テ
ープのうちのポリイミド樹脂PIを接着剤2aを介して
前記Ni合金層Nに被着させる。なお、金属フィルム5
00は、銅箔に加えて、Ni、Ni合金等でもよい。
【0035】〔分離工程〕そして、図4の(g)に示す
ように、樹脂フィルム2とパターン配線3とベースメタ
ル層6とからなる部分を、支持金属板5から分離させた
後、Cuエッチを経て、樹脂フィルム2にパターン配線
3のみを接着させた状態とする。
【0036】〔金コーティング工程〕そして、露出状態
のパターン配線3に、図4の(h)に示すように、Au
メッキを施し、表面にAu層AUを形成する。このと
き、樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コンタク
トピン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層AUが形
成される。
【0037】以上の工程により、図1および図2に示す
ような、樹脂フィルム2にパターン配線3を接着させた
コンタクトプローブ1が作製される。
【0038】次に、本発明に係るコンタクトプローブ1
を、IC用プローブとして採用し、メカニカルパーツ6
0に組み込んでプローブ装置(プローブカード)70に
する構成について、図6を参照して説明する。なお、本
発明に係るコンタクトプローブは、全体が柔軟で曲げや
すいためプローブ装置に組み込む際にフレキシブル基板
として機能する。
【0039】図6は、コンタクトプローブ1をIC用プ
ローブとして所定形状に切り出したものを示す図であ
り、図7は、図6のC−C線断面図である。図6に示す
ように、コンタクトプローブ1の樹脂フィルム2には、
コンタクトプローブ1を位置合わせおよび固定するため
の位置合わせ孔2bおよび孔2cが設けられ、また、パ
ターン配線3から得られた信号を引き出し用配線である
接触端子3bを介してプリント基板20(図8参照)に
伝えるための窓2dが設けられている。
【0040】前記メカニカルパーツ60は、図8に示す
ように、マウンティングベース30と、トップクランプ
40と、ボトムクランプ50とからなっている。まず、
プリント基板20の上にトップクランプ40を取付け、
次に、コンタクトプローブ1を取り付けたマウンティン
グベース30をトップクランプ40にボルト穴41にボ
ルト42を螺合させて取り付ける(図9参照)。そし
て、ボトムクランプ50でコンタクトプローブ1を押さ
え込むことにより、パターン配線3を一定の傾斜状態に
保ち、該パターン配線3のコンタクトピン3aをICチ
ップIに押しつける。
【0041】図9は、組立終了後のプローブ装置70を
示している。図10は、図9のE−E線断面図である。
図10に示すように、パターン配線3の先端、すなわち
コンタクトピン3aは、マウンティングベース30によ
りICチップIに接触している。前記マウンティングベ
ース30には、コンタクトプローブ1の位置を調整する
ための位置決めピン31が設けられており、この位置決
めピン31をコンタクトプローブ1の前記位置合わせ穴
2bに挿入することにより、パターン配線3とICチッ
プIとを正確に位置合わせすることができるようになっ
ている。コンタクトプローブ1に設けられた窓2dの部
分のパターン配線3に、ボトムクランプ50の弾性体5
1を押しつけて、前記接触端子3bをプリント基板20
の電極21に接触させ、パターン配線3から得られた信
号を電極21を通して外部に伝えることができるように
なっている。
【0042】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70をプローバに挿着するとともにテ
スターに電気的に接続し、所定の電気信号をパターン配
線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチップ
Iに送ることによって、該ICチップIからの出力信号
がコンタクトピン3aからテスターに伝送され、ICチ
ップIの電気的特性が測定される。
【0043】このコンタクトプローブ1では、図3に示
すように、千鳥状に配置された電極パッドPを有するI
CチップIであっても、それぞれの電極パッドPの位置
に合わせてコンタクトピン3a(長コンタクトピン3A
および短コンタクトピン3B)の長さが個別に設定され
ているので、各コンタクトピン3aを容易にかつ確実に
各電極パッドPに接触させることができる。
【0044】さらに、長コンタクトピン3Aおよび短コ
ンタクトピン3Bの長さL1、L2と幅W1,W2が上記関
係式を満たすように設定されているので、各コンタクト
ピン3aにおける針圧が一定となり、各電極パッドPに
より正確かつ確実な接触をさせることが可能となる。
【0045】なお、本実施形態では、測定時のオーバー
ドライブ量(長コンタクトピン3Aにおいて)を100
μmとして、長コンタクトピン3Aの長さL1が、1m
mであるとき、長コンタクトピン3Aの最大スクラブ量
が50mmとなるためには、L1−L2の最大値は0.2
06mmとなる(短コンタクトピン3Bの長さL2
0.794mm)。このとき、オーバードライブ前の電
極面との最大角度は29度となり、オーバードライブを
かけたときの長コンタクトピン3Aと短コンタクトピン
3Bとの最大角は6.369度となる。(但し、撓みは
考慮せず、基端部分から屈曲した状態であるとして計
算)
【0046】次に、図11乃至図16を参照して、第2
実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形
態においてICプローブ用の所定形状に切り出したコン
タクトプローブ1を、それに代えてLCD用プローブ用
の所定形状に切り出して使用するものである。LCD用
プローブ用に切り出されたコンタクトプローブは、図1
1乃至図13に符号200で示され、201は樹脂フィ
ルムである。
【0047】図14に示すように、LCD用プローブ装
置100は、コンタクトプローブ挟持体(支持部材)1
10を額縁状フレーム120に固定してなる構造を有し
ており、このコンタクトプローブ挟持体110から突出
したコンタクトピン3aの先端がLCD(液晶表示体)
90の端子(図示せず)に接触するようになっている。
【0048】図13に示すように、コンタクトプローブ
挟持体110は、トップクランプ111とボトムクラン
プ115とを備えている。トップクランプ111は、コ
ンタクトピン3aの先端を押さえる第一突起112、T
ABIC(基板側パターン配線を有する配線用基板)3
00側の端子301を押さえる第二突起113およびリ
ードを押さえる第三突起114を有している。ボトムク
ランプ115は、傾斜板116、取付板117および底
板118から構成されている。
【0049】コンタクトプローブ200を傾斜板116
の上に載置し、さらにTABIC300の端子301が
コンタクトプローブ200の樹脂フィルム201,20
1間に位置するように載置する。その後、トップクラン
プ111を第一突起112が樹脂フィルム201の上で
かつ第二突起113が端子301に接触するように乗せ
ボルトにより組み立てる。
【0050】図15に示すように、コンタクトプローブ
200を組み込み、ボルト130によりトップクランプ
111とボトムクランプ115を組み合わせることによ
り、コンタクトプローブ挟持体110が作製される。
【0051】上記コンタクトプローブ挟持体110は、
図16に示すように、ボルト131により固定されてL
CD用プローブ装置100に組み立てられる。LCD用
プローブ装置100を用いてLCD90の電気的テスト
を行うには、LCD用プローブ装置100のコンタクト
ピン3aの先端をLCD90の端子(図示せず)に接触
させた状態で、コンタクトピン3aから得られた信号を
TABIC300を通して外部に取り出すことにより行
われる。
【0052】上記LCD用プローブ装置100では、千
鳥状に配置された電極パッドを有するLCD90であっ
ても、それぞれの電極パッドの位置に合わせてコンタク
トピン3a(長コンタクトピン3Aおよび短コンタクト
ピン3B)の長さが個別に設定されているので、各コン
タクトピン3aを容易にかつ確実に各電極パッドに接触
させることができる。
【0053】次に、図17乃至図19を参照して、第3
実施形態について説明する。図17に示すように、上記
第2実施形態において説明したコンタクトプローブ20
0におけるコンタクトピン3aは、その先端が正常な先
端Sの他に、上方に湾曲した先端S1や下方に湾曲した
先端S2が生じることがあった。特に、長コンタクトピ
ン3Aは、短コンタクトピン3Bより長いために大きな
湾曲となるおそれがある。
【0054】この場合、図18に示すように、上記樹脂
フィルム201を第一突起112および傾斜板116で
挟持してコンタクトピン3aをLCD90の端子に押し
つけても、正常な先端Sおよび下方に湾曲した先端S2
は、LCD90の端子に接触するが、上方に湾曲した先
端S1は、仮に接触したとしても十分な接触圧が得られ
ないことがあった。このことから、コンタクトピン3a
のLCD90に対する接触不良が発生し、正確な電気テ
ストが行えないという問題があった。
【0055】そこで、第3実施形態では、図19に示す
ように、コンタクトピン3aの上方に湾曲した先端S1
と下方に湾曲した先端S2とを正常な先端Sと整列させ
るため、樹脂フィルム201の上部に有機または無機材
料からなる強弾性フィルム400を、コンタクトピン3
aの先端部が樹脂フィルム201から突出する側に、コ
ンタクトピン3a(長コンタクトピン3Aおよび短コン
タクトピン3B)よりも短く突出するように重ね合わ
せ、その状態でコンタクトプローブ200および強弾性
フィルム400を、トップクランプ111の第一突起1
12とボトムクランプ115の傾斜板116とで挟持し
てなるコンタクトプローブ挟持体(支持部材)110を
採用した。強弾性フィルム400は、有機材料であれ
ば、セラミックスまたはポリエチレンテレフタレートか
らなり、無機材料であれば、セラミックス、特にアルミ
ナ製フィルムからなることが好ましい。
【0056】そして、このコンタクトプローブ挟持体1
10を額縁フレーム120に固定し、コンタクトピン3
aをLCD90の端子に押し当てると、強弾性フィルム
400がコンタクトピン3aを上方から押さえ、前記上
方に湾曲した先端S1であってもLCD90の端子に確
実に接触する。これにより、各コンタクトピン3aの先
端に均一な接触圧が得られる。
【0057】すなわち、LCD90の端子にコンタクト
ピン3a先端を確実に当接させることができるところか
ら、接触不良による測定ミスをなくすことができる。さ
らに、強弾性フィルム400からのコンタクトピン3a
の突出量を変化させることにより、コンタクトピン3a
を押しつけたときにコンタクトピン3aを上から押さえ
るタイミングを変えることが可能となり、所望の押し付
け量で所望の接触圧を得ることができる。
【0058】次に、図20および図21を参照して、第
4実施形態について説明する。図20に示すように、上
記第2実施形態において説明した、コンタクトプローブ
200の樹脂フィルム201は、例えばポリイミド樹脂
からなっているため、水分を吸収して伸びが生じ、コン
タクトピン3a,3a間の間隔tが変化することがあっ
た。そのため、コンタクトピン3aがLCD90の端子
の所定位置に接触することが不可能となり、正確な電気
テストを行うことができないという問題があった。
【0059】そこで、第4実施形態では、図21に示す
ように、前記樹脂フィルム201の上に金属フィルム5
00を張り付け、湿度が変化してもコンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を少なくし、これにより、コ
ンタクトピン3aをLCD90の端子の所定位置に確実
に接触させることとした。
【0060】すなわち、各コンタクトピン3aの位置ず
れが生じ難くなり、先端がLCD90の端子に正確かつ
高精度に当接させられる。したがって、LCD90の端
子以外の場所に、コンタクトピン3aが当接することに
よって生じる損傷等を防ぐことができる。なお、金属フ
ィルム500は、Ni、Ni合金、CuまたはCu合金
のうちいずれかのものが好ましい。
【0061】次に、図22を参照して、第5実施形態に
ついて説明する。すなわち、上記第4実施形態のよう
に、樹脂フィルム201の上に金属フィルム500を張
り付けると共に、上記第2実施形態のように強弾性フィ
ルム400を使用したものであり、これにより、コンタ
クトピン3a先端の湾曲によらず均一な接触圧が得られ
ると共に、コンタクトピン3a,3a間の間隔tの変化
を最小限に抑えて電気テストを正確に行えるものであ
る。
【0062】次に、図23および図24を参照して、第
6実施形態について説明する。図23に示すように、樹
脂フィルム201の上に張り付けられた金属フィルム5
00の上にさらに第二の樹脂フィルム202を張り付け
る構成を採用し、図24に示すように、この第二の樹脂
フィルム202の上に強弾性フィルム400を設けたも
のである。
【0063】ここで、上記第5実施形態と異なり、第二
の樹脂フィルム202を設けたのは、後端部の金属フィ
ルム500の上方に配されたTABIC300の端子が
金属フィルム500と直接接触することで生じるショー
トを防ぐという理由によるものである。また、樹脂フィ
ルム201の上に金属フィルム500が張り付けられて
設けられているだけでは、大気中で露出状態の金属フィ
ルム500の酸化が進行してしまうため、第二の樹脂フ
ィルム202で金属フィルム500を被覆することによ
ってその酸化を防止するためでもある。
【0064】次に、図25および図26を参照して、第
7実施形態について説明する。上記第3、第5および第
6実施形態では、使用中は、強弾性フィルム400がコ
ンタクトピン3aに押圧接触しており、繰り返しの使用
により強弾性フィルム400とコンタクトピン3aの摩
擦が繰り返され、これによる歪みが蓄積されると、コン
タクトピン3aが左右に曲がり、接触点がずれることが
あった。
【0065】そこで、第7実施形態では、図25に示す
ように、前記樹脂フィルム201を従来よりも幅広なフ
ィルム201aとするとともに、コンタクトピン3aの
金属フィルム500からの突出長さをX1、幅広樹脂フ
ィルム201aの金属フィルム500からの突出長さを
X2とすると、X1>X2とする構成を採用した。そし
て、図26に示すように、前記強弾性フィルム400を
幅広樹脂フィルム201aよりも短く突出するように重
ねて使用すると、強弾性フィルム400は、柔らかい幅
広樹脂フィルム201aに接触し、コンタクトピン3a
とは直接接触しないため、コンタクトピン3aが左右に
曲がることが防止できる。
【0066】さらに、上記第7実施形態におけるLCD
用プローブ装置100では、幅広樹脂フィルム201a
が強弾性フィルム400よりも先端側に長く形成されて
強弾性フィルム400がコンタクトピン3aを押圧する
ときに緩衝材となるため、繰り返し使用しても、強弾性
フィルム400との摩擦によりコンタクトピン3aが歪
んで湾曲すること等がなく、LCD90の端子に対して
安定した接触を保つことができる。
【0067】次に、図27および図28を参照して、第
8実施形態について説明する。金属フィルム500の上
に第二の樹脂フィルム202を張り付け、コンタクトピ
ン3aの金属フィルム500からの突出長さをX1、幅
広樹脂フィルム201aの金属フィルム500からの突
出長さをX2とすると、X1>X2の関係になるように
構成する。そして、図28に示すように、第二の樹脂フ
ィルム202の上に設ける強弾性フィルム400は、幅
広樹脂フィルム201aよりも短く突出するように重ね
て配されている。
【0068】なお、第2〜第8実施形態におけるコンタ
クトプローブを、チップキャリアやICプローブ用のプ
ローブ装置に採用しても構わない。この場合、組み込ま
れる各プローブ装置に対応して、コンタクトプローブの
形状、配線、コンタクトピンのピッチ、長さおよび幅等
が設定される。
【0069】次に、図29および図30を参照して、第
9実施形態について説明する。第9実施形態と第1実施
形態との異なる点は、第1実施形態における長コンタク
トピン3Aと短コンタクトピン3Bとは平行に突出して
いるのに対し、第9実施形態のコンタクトプローブ60
0では、長コンタクトピン3Aと短コンタクトピン3B
が互いに異なる角度で突出し、かつ、その先端が同一平
面上に配されている点である。
【0070】すなわち、長コンタクトピン3Aは、図2
9に示すように、樹脂フィルム2と平行に突出されてい
るのに対し、短コンタクトピン3Bは下方に折曲されて
突出し、それぞれの先端がプローブ装置601に組み込
まれた状態で、測定対象物であるICチップIの表面と
平行な同一平面上に配されている。
【0071】また、各コンタクトピン3aは、長コンタ
クトピン3Aが長さL3および幅W3のとき、短コンタク
トピン3Bの長さL4および幅W4が、 W3/L3 3=W4/L4 3(両コンタクトピンの厚さは一
定) の関係に設定されている。なお、上記関係式は、前述し
た式およびに基づいて算出したものである。
【0072】この第9実施形態のプローブ装置601で
は、コンタクトプローブ600の互いに長さの異なるコ
ンタクトピン3a(長コンタクトピン3Aおよび短コン
タクトピン3B)が異なる角度で突出し、かつ、その先
端が同一平面上に配されているので、ICチップIの電
極パッドが配された面を前記平面上に一致させることに
より、長さの異なるコンタクトピン3aが同時に各電極
パッドに接触する。したがって、互いに長さの異なるコ
ンタクトピン3aでも、同じオーバードライブ量となっ
て、針圧が均一化される。
【0073】また、各コンタクトピン3aの長さおよび
幅が上記関係に設定されているので、互いに長さの異な
る長コンタクトピン3Aおよび短コンタクトピン3Bが
異なる角度で突出されていても、各コンタクトピン3a
における針圧および撓みが一定となり、各電極パッドに
より正確かつ確実な接触をさせることが可能となる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載のコンタクトプローブによれば、一
直線上に配置されていない電極端子、例えば千鳥状に配
置された電極パッドを有するICチップ等の測定対象物
であっても、それぞれの電極端子の位置に合わせてコン
タクトピンの長さが個別に設定されているので、各コン
タクトピンを容易にかつ確実に各電極端子に接触させる
ことができる。
【0075】(2)請求項2記載のコンタクトプローブ
によれば、各コンタクトピンの長さ、幅および撓みが上
記関係に設定されているので、各コンタクトピンにおけ
る針圧が一定となり、各電極端子により正確かつ確実な
接触をさせることが可能となる。
【0076】(3)請求項3記載のコンタクトプローブ
によれば、互いに長さの異なるコンタクトピンが異なる
角度で突出し、かつ、その先端が同一平面上に配されて
いるので、測定対象物の電極端子が配された面を前記平
面上に一致させることにより、長さの異なるコンタクト
ピンが同時に各電極端子に接触し、同じオーバードライ
ブ量となって、針圧を均一化されることができる。
【0077】(4)請求項4記載のコンタクトプローブ
によれば、各コンタクトピンの長さおよび幅が上記関係
に設定されているので、互いに長さの異なるコンタクト
ピンが異なる角度で突出されていても、各コンタクトピ
ンにおける針圧および撓みが一定となり、各電極端子に
より正確かつ確実な接触をさせることができる。
【0078】(5)請求項5記載のコンタクトプローブ
によれば、前記フィルムが、例えば水分を吸収して伸張
し易い樹脂フィルム等であっても、該フィルムには、金
属フィルムが直接張り付けられて設けられているため、
該金属フィルムによって前記フィルムの伸びが抑制さ
れ、各コンタクトピンの間隔にずれが生じ難くなり、個
別に長さ設定されたコンタクトピンを測定対象物により
正確かつ高精度に当接させることができる。さらに、本
コンタクトプローブでは、前記金属フィルムをグラウン
ドとして用いることによりコンタクトピン先の近くまで
基板配線側との特性インピーダンスのずれを最小限に抑
えることができ、反射雑音による誤動作を抑えることが
できる。
【0079】(6)請求項6記載のコンタクトプローブ
によれば、前記金属フィルムに第二のフィルムが直接張
り付けられて設けられているため、金属フィルムの上方
に配された前記配線用基板の基板側パターン配線や他の
配線が金属フィルムと直接接触しないのでショートを防
ぐことができる。また、第二のフィルムが金属フィルム
を被覆してその酸化を防止することができる。
【0080】(7)請求項7記載のプローブ装置によれ
ば、強弾性フィルムがコンタクトピンの先端側を上方か
ら押さえるため、ピン先端が上方に湾曲したものが存在
しても、各ピンに均一な接触圧が得られる。すなわち、
測定対象物にコンタクトピンを確実に当接させることが
できるところから、接触不良による測定ミスをなくすこ
とができる。
【0081】(8)請求項8記載のプローブ装置によれ
ば、前記フィルムが前記強弾性フィルムよりも先端側に
長く形成されて該強弾性フィルムがコンタクトピンを押
圧するときに緩衝材となるため、強弾性フィルムとの摩
擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲すること等がな
く、測定対象物に対して安定した接触を保つことができ
る。したがって、コンタクトピンの接触圧が、長期に亙
って均一に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す要部斜視図である。
【図2】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す要部を拡大した斜視図である。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるICチップとの接触状態を示す拡大平面図
である。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態における製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図5】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるパターン形成工程での開口部を示す要部平
面図である。
【図6】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す平面図である。
【図7】 図6のC−C線断面図である。
【図8】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す分解斜視図
である。
【図9】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す要部斜視図
である。
【図10】 図9のE−E線断面図である。
【図11】 本発明に係るプローブ装置の第2実施形態
におけるコンタクトプローブを示す斜視図である。
【図12】 図11のF−F線断面図である。
【図13】 本発明に係るプローブ装置の第2実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す分解斜視図で
ある。
【図14】 本発明に係るプローブ装置の第2実施形態
を示す斜視図である。
【図15】 本発明に係るプローブ装置の第2実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す斜視図であ
る。
【図16】 図14のX−X線断面図である。
【図17】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
に関してコンタクトプローブの従来の欠点を示す長コン
タクトピンにおける側面図である。
【図18】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
に関してプローブ装置の従来の欠点を示す長コンタクト
ピンにおける側面図である。
【図19】 本発明に係るプローブ装置の第4実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図20】 本発明に係るコンタクトプローブの第4実
施形態に関して図11のD方向矢視図である。
【図21】 本発明に係るコンタクトプローブの第4実
施形態を示す側面図である。
【図22】 本発明に係るプローブ装置の第5実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図23】 本発明に係るプローブ装置の第6実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図24】 本発明に係るプローブ装置の第6実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図25】 本発明に係るプローブ装置の第7実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図26】 本発明に係るプローブ装置の第7実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図27】 本発明に係るプローブ装置の第8実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図28】 本発明に係るプローブ装置の第8実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体に組み込まれたコン
タクトプローブを示す側面図である。
【図29】 本発明に係るプローブ装置の第9実施形態
におけるコンタクトプローブを示す側面図である。
【図30】 本発明に係るコンタクトプローブの第9実
施形態を組み込んだプローブ装置を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1,600 コンタクトプローブ 2 樹脂フィルム 3 パターン配線 3a コンタクトピン 3A 長コンタクトピン 3B 短コンタクトピン 90 LCD(測定対象物) 100,601 プローブ装置 110 コンタクトプローブ挟持体(支持部材) 200 コンタクトプローブ 201 樹脂フィルム 201a 樹脂フィルム(幅広樹脂フィルム) 202 第二の樹脂フィルム 300 TABIC(配線用基板) 301 端子 400 強弾性フィルム 500 金属フィルム AU Au層 I ICチップ(測定対象物) L1,L3 長コンタクトピンの長さ L2,L4 短コンタクトピンの長さ N Ni合金層 m1 フォトレジスト層の開口部における長コンタクト
ピンに供される部分の幅 m2 フォトレジスト層の開口部における短コンタクト
ピンに供される部分の幅 PI ポリイミド樹脂 P 電極パッド(電極端子) W1 長コンタクトピンの幅 W2 短コンタクトピンの幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されて複数のコンタクトピンとされるコン
    タクトプローブであって、 前記各コンタクトピンは、一直線上に配置されない電極
    端子を有する測定対象物の対応する各電極端子に接触可
    能に長さが個別に設定されていることを特徴とするコン
    タクトプローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記各コンタクトピンは、一つのコンタクトピンが長さ
    1および幅W1で所定の荷重を加えて撓みY1となると
    き、他のコンタクトピンの長さL2、幅W2および撓みY
    2が、 (W1・Y1)/L1 3=(W2・Y2)/L2 3 の関係に設定されていることを特徴とするコンタクトプ
    ローブ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記各コンタクトピンは、互いに長さの異なるものが異
    なる角度で突出され、かつ、その先端が同一平面上に配
    されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記各コンタクトピンは、一つのコンタクトピンが長さ
    3および幅W3のとき、他のコンタクトピンの長さL4
    および幅W4が、 W3/L3 3=W4/L4 3 の関係に設定されていることを特徴とするコンタクトプ
    ローブ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載のコンタ
    クトプローブにおいて、 前記フィルムには、金属フィルムが直接張り付けられて
    設けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記金属フィルムには、第二のフィルムが直接張り付け
    られて設けられていることを特徴とするコンタクトプロ
    ーブ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のコン
    タクトプローブと、 前記フィルム上に配されて該フィルムから前記コンタク
    トピンよりも短く突出する強弾性フィルムと、 該強弾性フィルムと前記コンタクトプローブとを支持す
    る支持部材とを備えていることを特徴とするプローブ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプローブ装置において、 前記フィルムは、前記強弾性フィルムが前記コンタクト
    ピンを押圧するときに緩衝材となるように前記強弾性フ
    ィルムよりも先端側に長く形成されていることを特徴と
    するプローブ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075541A (ko) * 2002-03-19 2003-09-26 주식회사 파이컴 평판표시소자 검사장치의 프로브
KR100615907B1 (ko) 2005-12-12 2006-08-28 (주)엠씨티코리아 평판표시패널 검사용 프로브 장치
KR100982874B1 (ko) 2008-09-19 2010-09-16 엠아이엠 세라믹스(주) 프로브 장치
JP2015001448A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 三菱電機株式会社 プローブ装置

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