JP4551931B2 - 樹脂封止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、上下に対向する上型及び下型間に形成されるキャビティ内に樹脂を投入して封止・成形する樹脂封止方法に関する。
従来、上下に対向する一対の上型及び下型間に形成されるキャビティ内に樹脂を投入して封止・成形する装置が提案されている。
このような樹脂封止装置にあっては、樹脂の投入の際にそれまでキャビティ内に存在していた空気と投入されてゆく樹脂との入れ替えを円滑に行うために、キャビティ内の空気を強制的に排出する装置が付設されている。空気を排出するには、一般に、空気流路を用いた減圧機構が用いられる。
また、圧縮成形を行う樹脂封止装置にあっては、通常上型及び下型間に形成されるキャビティの内面の一部が可動とされている。これは、成形するための樹脂が溶融状態においてその体積が膨らんでいることから、その分成型時に例えば下型のキャビティ底面を上型側に押し進めて該キャビティ内の容積を小さくしてゆく必要があるためである。
一方、封止の際にリリースフィルムを用いるようにした樹脂封止装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
リリースフィルムとは金型と樹脂の接触面を被覆して、該接触面に樹脂が付着して離型が良好にできなくなるのを防止するためのものである。そのため金型の加熱温度に耐え得る耐熱性があると共に、金型及び樹脂の双方に対して剥離性があるフィルム材が使用される。このような特性を有するフィルム材としては、例えば、FEPフィルム、PETフィルム、ポリ塩化ビニリデン等がある。
圧縮成形においては、前述した理由により成形前の段階でキャビティの可動底面が他の内面より後退している。そのため、リリースフィルムを用いる場合、該リリースフィルムをそのまま載置したのでは、樹脂を投入する面がキャビティの可動底面から浮いた位置にあることになってしまう。樹脂が金型から浮いてしまうと金型から熱を十分受けることができなくなり、特に熱硬化性の樹脂を用いて精密な電子部品の基板を樹脂封止する場合等においては、製品の封止品質に影響が及び易い。そこで、一般にリリースフィルムを用いる成形においては、金型側からリリースフィルムを吸引して、該リリースフィルムをキャビティの可動底面に密着させるようにしている。
特開2002−59453号公報
一般に、減圧成形においては、数トール(torr)まで減圧する必要があるため、排気効率が低いと所望の気圧を得るのに時間が掛かる。ここでの時間ロスは、そのまま製造のサイクルタイムの増大に直結し、生産性低下の要因となると共に、樹脂の特性上成形が困難となり製品不良が発生する要因ともなる。
とりわけリリースフィルムを用いた樹脂封止の場合、樹脂を封入する際のキャビティ内の空気を如何に円滑に排出するかが大きな問題となる。それは、リリースフィルムが存在する状態で、樹脂を漏らさずに空気だけを抜くような流路を確保する必要があるため、流路の形成自体が難しいだけでなく、その断面積が狭くならざるを得ず、排気効率が低下してしまい易いためである。
また、特に圧縮成形においてリリースフィルムを使用する場合、前述した理由によりリリースフィルムをキャビティの可動底面に吸着するようにしているが、成形の種類によっては、このときのキャビティ可動底面のストローク(リリースフィルムの伸びる長さ)は、6mm〜8mm、場合によっては10mm程度にまで達することがあるという問題もある。即ち、キャビティ可動底面のストロークが大きいとリリースフィルムに無理な伸長負荷が加わり、吸引時(伸長時)に亀裂が発生したり、引き伸ばされたリリースフィルムが圧縮時に緩んで被封止部材にしわが発生したりするなどの不具合が生じてしまうことがある。しわの発生は、その分、当該製品の歩留まりの低下を誘引する。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、リリースフィルムの使用、不使用に関わらず、比較的簡単な構造で良好な品質の封止製品を、短いサイクルタイムで生産することのできる樹脂封止方法を提供することをその課題としている。
本発明は、上下に対向する金型間に形成されるキャビティ内に樹脂を投入して封止・成形する樹脂封止方法において、前記金型が、上型と、前記キャビティの底面を形成する底部と該底部の周囲に該底部と相対的に上下動可能とされた外周部を備えた下型とを有してなり、前記上型と下型とがプレス装置によって接近する工程と、該接近する工程中の所定の段階で、前記外周部を前記底部に対して相対的に上昇させる工程と、を含むことにより、上記課題を解決したものである。
キャビティ内の減圧の早期開始」ということのみに着目した場合には、例えば、キャビティの可動底面(底部の上面)のストロークを本来必要なストロークよりも大きく設定するようにすれば、(該可動底面が本来必要なストローク位置に至る以前から)減圧を開始することはできる。しかしながら、この場合、前述したようにリリースフィルムの伸長寸法が更に増大してしまい該リリースフィルムに厳しい伸長負荷が発生する。また、(リリースフィルムの使用不使用に関わらず)キャビティの可動底面のストロークが必要以上に長くなるのは、製品の品質維持の観点上好ましくない。
本発明では、前記上型と下型とがプレス装置によって接近する工程と、該接近する工程中の所定の段階で、前記外周部を前記底部に対して相対的に上昇させる工程と、を含む構成とする。そのため、減圧の早期開始(サイクルタイムの短縮)を実現しながら、キャビティの可動底面のストロークを小さく抑えることができ、たとえリリースフィルムを使用する場合であっても、該リリースフィルムに過度の伸長負荷がかかってしまうのを防止できる。
本発明に係る樹脂封止方法によれば、製品の品質低下に繋がるキャビティの可動底面のストローク増大を回避しながら、キャビティ内の減圧の開始時期をより早めることができ、製造のサイクルタイムを減少して生産性をより高めることができる。
最初に、本発明に対する比較例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、比較例とされた樹脂封止装置の要部概略正断面図である。この樹脂封止装置10は、上下に対向する金型(上型12及び下型14)の間に形成されるキャビティ16内の一面を成すように電子部品基板Aを設置し、熱硬化性の樹脂を投入して封止・成形するものである。
上型12は、本体20と該本体20の周囲に組み込まれた枠型18とを備える。枠型18は、該上型12の本体20に対して摺動面S1を介して上下動可能とされ、且つばね22を介して下型14側に付勢可能な状態で組み込まれている。なお、ばね22がフリーの状態では、枠型18は基板載置面よりも下方の位置にまで押し下げられている。
枠型18の下面18AにはOリング(シール機構)24が配備されている。このOリング24は、上型12の本体20及び下型14の本体(外周部54:後述)が成形最終時の上下方向位置にまで到達する以前に、前記キャビティ16を含む密閉空間SPの空気の流出入を遮断可能とするためのものである。なお、気密性の一層の向上のために、前記摺動面S1にもOリング(第2のシール機構)26が配備されている。
上型12の本体20内には、第1空気流路30が形成されている。この第1空気流路30は、負圧源32からバルブ34を経由して上型12の本体20内を通り、最終的なキャビティ16の空間を含む密閉空間SP内に臨んでいる。すなわち、上側から密閉空間SP内の空気の排出(減圧)を行わせるためのものである。
一方、下型1は、キャビティ16の可動底面16Aを有する底部50と、該底部50の周囲にOリング(第3のシール機構)52を介して該底部50と相対的に上下動可能とされた外周部54とを備える。この例では、底部50の方が外周部54よりも大きく描かれているが、外周部54が本発明でいう「下型本体」に相当している。外周部54と底部50は摺動面S2を介して相対的に上下動可能とされており、両者の間にはばね56が介在されている。キャビティ16の可動底面16Aのストロークは、被成形品厚さと投入樹脂厚さを足した程度の長さ(樹脂の膨張量を考慮した程度の短い長さ)ST1に設定されている。
型14の外周部(本体)54内には、第2空気流路70及び第3空気流路72が形成されている。第2空気流路70は、負圧源32からバルブ36を経由して外周部54の側面から入り、該外周部54の上面54Aよりキャビティ16を含む密閉空間SP内に臨んでいる。第3空気流路72は、負圧源32からバルブ38を経由して下型14の外周部54の側面から入り、該外周部54と底部50との摺動面S2に臨んでいる。即ち、結局上型12及び下型14の双方を通って計3系統の空気流路30、70、72が、前記キャビティ16内に接続されていることになる。なお、この比較例では共通の負圧源32と個別のバルブ34、36、38が各空気流路30、70、72の圧力調整手段を構成している。
この樹脂封止装置10では、上型12に対して下型14側(すなわち底部50及び外周部54)が図示せぬプレス装置によって接近・後退する構成とされている。
なお、図の符号62は電子基板Aを保持するための開閉自在の爪である。また、符号64、66はヒータである。
次に図2を合わせて使用しながらこの樹脂封止装置10の作用を説明する。
図2においては、リリースフィルム80を用いたトランスファ成形での封止工程が例示されている。
図2の(A)は、バルブ36及び38を操作して、第2空気流路70及び第3空気流路72を介してリリースフィルム80を下型14側に吸引している様子が示されている。このとき、下型14の底部50の上面、すなわちキャビティ16の可動底面16Aは、外周部54の上面、すなわちキャビティ16の底面16Bに対して僅かなストロークST1の長さ(高さ)のみ低くなっている。また、上型12の外周に配置された枠型18は、ばね22(図2においては図示省略)によって上型12の本体20よりもストロークST2の分だけ大きく下がった位置に置かれている。
図2の(B)は、下型14(底部50及び外周部54)がプレス装置によって上昇されて該下型14の外周部54の上面54Aがちょうど枠型18の下面18Aに当接した状態を示している。このとき、Oリング(シール機構)24、26、5(図1参照)の存在により、キャビティ16を含む密閉空間SPが形成される。3カ所にOリング24、26、5が配置されているため、該密閉空間SPの気密性を非常に高く維持することができる。この段階で、プレスを停止または低速駆動に切り替え、バルブ3を開き、第1空気流路30を介して密閉空間SPの内部を減圧する。このとき第2空気流路70及び第3空気流路72はそのまま減圧した状態を維持している。なお、第1空気流路30の吸引力が、第2、第3空気流路70、72の吸引力より若干小さくなる程度が理想である。ただ、それぞれの吸引力に多少の大小のばらつきがあっても実用上は特に問題ない。
(プレスを停止していた場合は)減圧を開始してから所定時間(数秒)後に、再び下型14(底部50及び外周部54)を所定の速度で上昇させる。減速していた場合は、そのまま上昇させるか、又は上昇速度を速める。この結果、枠型18は下型14の外周部54に押されて上方に後退し、図2の(C)に示されるような状態になる。
更に上昇させ所定の位置(樹脂がキャビティ内に充填、充満された位置より)、速度制御から圧力制御に切り換えて底部50を上昇させることによってキャビティ16の可動底面16Aを押し上げ、図2の(D)の状態となるまで成形圧力をかける。この状態でしばらく保持し(保圧し)、所定のキュア時間経過後、下型14を下降させ成形を終了する。リリースフィルム80の存在により、円滑な離型を行うことができる。
第1空気流路30は保圧に切り換った以降に大気圧に戻すようにする。また、第2、第3空気流路70、72は、この比較例では離型後に大気圧に戻すようにしているが、保圧に切り換った後であればいつ大気圧に戻しても構わない。
なお、この比較例では、第2空気流路70及び第3空気流の72をそれぞれ独立したバルブ36、38によって操作・制御するようにしているため、さまざまな形状の成形品、あるいはさまざまな材質のリリースフィルムに対しても吸引タイミングを変えることによって最適な吸引態様で吸引することができ、広い適応範囲を確保することができる。
即ち、第2、第3空気流路70、72の機能により、リリースフィルム80を確実に下型14側に吸着できるため、金型の熱を効果的に樹脂に伝達可能である。又、キャビティ16の可動底面16Aのストロークを長くしなくても済むため、樹脂への熱伝導のコントロールも行い易く、製品のばらつきも低減できる。その上で、早くから効率的に減圧できるため、サイクルタイムも短縮できる。従って、この比較例のように、精密な電子基板Aを(低圧、低粘度での封止が可能な)熱硬化性の樹脂を用いて封止するような用途において、特に著しい効果が得られる。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態について説明する。
この実施形態では、下型114の外周部154に下方にのみ力を受けることが可能なフック(接続部)190を固着し、該フック190を介して外周部154を強制的に下方に引き下げ可能な引き下げ機構192を付設するようにしている。引き下げ機構192は、フック190を下方に引き下げ可能な係止部194と、該係止部194を上方に付勢するばね196と、係止部194と一体化され、該係止部194を下方に駆動可能なシャフト198と、を備える。シャフト198を下方へ引き下げるための具体的な構造としては、図示はしないが、例えば、カム構造、ラックとピニオン構造、ボールネジを用いて傾斜部を有するスライダをスライドさせる構造など、種々の構造が採用できる。
図3(A)に示されるように、この実施形態では、型開きの状態で下型114の底部150の上面(キャビティ116の可動底面116A)と外周部154の上面154Aが面一となるように、引き下げ機構192によって外周部154を押し下げることができる。リリースフィルム180はこの状態でセットする。
また、図3(B)に示されるように、この実施形態では、第2、第3空気流路170、172を介してリリースフィルム180を吸着させた状態で、引き下げ機構192を操作して外周部154を上昇させ、ばね56の弾性力によって外周部54を上方に押し上げることによって、樹脂投入空間を確保することができる。
そのため、この実施形態では、例えば図4(A)〜(E)に示されるような態様で樹脂封止を行うことができる。
即ち、図4の(A)に示されるように、上型112の外周部154と下型114の外周部154との接触時においてリリースフィルム180を変形(伸長)させることなくセットすることができる上に、更に、図4の(B)に示されるように、減圧が開始された後においても当該面一状態を維持することができる。外周部154の上昇は、樹脂が最初に基板と接触した段階で開始する(図4(B)→(C))。圧縮成形を行った後(図4(D))、型開きを行うが(図4(E))、ここで再び外周部154を引き下げることによってリリースフィルム180を面一状態とすることができるため、被成形品とリリースフィルム180との剥離を一層円滑に行うことができる。
その他の構成については、比較例と同様であるため、図面上で同一又は類似する部分に比較例と下2桁が同一の符号を付すにとどめ、重複説明を省略する。
なお、この実施形態の更なる改良例として、例えば、投入された樹脂と電子部品基板Aとが接触した後(図4(B)の状態となった後)において、下型114の外周部154の前進(上昇)、及びプレス装置による下型114全体の上昇を最適に制御するようにすると、下型114のキャビティ116の可動底面116Aと外周部154の上面154Aとの段差を最終的な封止空間に相当する寸法、すなわち被成形品自体の寸法(高さ)とほぼ同じ寸法程度に抑えることも可能である。このような制御を行った場合、リリースフィルム180の伸長を文字通り「必要最小限の寸法」に抑えることができるようになる。
なお、上記実施形態においては、シール機構として、3カ所におけるOリング24、26、52を配備するようにしていたが、本発明においては、必ずしも3カ所全てにシール機構を配置することを要求するものではなく、逆に、構造上、気密性の高い密閉空間を確保するために必要と考えられる場合には、これ以外の場所にもシール機構を配置しなければならない場合もあり得る。例えば、上記実施形態においては、枠型18の下面18Aにシール機構としてのOリング24を配置するようにしているが、該Oリング24に代えて、あるいはOリング24と並べて、同様のOリングを下型14の外周部54の上面54Aに配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、3系統の空気流路30、70、72を備えると共に、この内第2の空気流路70と第3空気流路72をそれぞれ独立して制御可能な構成とすることにより、さまざまな製品のさまざまな封止形態に対応できるようにしていたが、この空気流路の系統数及び配置場所についても上記実施形態の構成に限定されるものではない。特に、リリースフィルムを用いない成形の場合には、空気流路は一系統のみで足りることもある。
さらに、上記実施形態においては、下型側にキャビティの可動底面が配備されているため、スペース上のバランスを考慮して上型側に「枠型」を組み込むようにしていたが、枠型は、その機能上、上型側及び下型側のいずれに対しても組み込むことが可能である。例えば、図5は、枠型218を下型214側に組み込んだ例を示している。図の符号222は比較例におけるばね22に相当するばね、224は比較例におけるOリング24に相当するOリング(シール機構)、256は比較例におけるばね56に相当するばねをそれぞれ示している。また、その他の部材についても、比較例と対応する部材には下2けたが同一の符号が付されている。
このように、下型214側に枠型218を組み込んでも、先の実施形態と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、リリースフィルムを用いて減圧・圧縮成形を行う樹脂封止装置に適用すると特に顕著な効果が得られるが、リリースフィルムを用いない樹脂封止装置に対しても、キャビティの可動面のストロークを増大させることなく減圧の開始時期をより早めることができるという効果はそのまま得られる。
減圧を必要とするあらゆる種類の樹脂封止装置に適用可能である。
比較例とされた樹脂封止装置の要部概略正断面図 図1の装置の作用を説明するための封止工程図 本発明の実施形態を示す、下型部分の要部概略正断面図 図3の装置の作用を説明するための封止工程図 本発明の他の実施形態を示す、要部概略正断面図
10…樹脂封止装置
12…上型
14…下型
16…キャビティ
16A…可動底面
18…枠型
20…本体
24…Oリング(シール機構)
26…Oリング(第2のシール機構)
30…第1空気流路
32…負圧源
34、36、38…バルブ
50…底部
52…Oリング(第3のシール機構)
54…外周部
56…ばね
70…第2空気流路
72…第3空気流路
80…リリースフィルム

Claims (2)

  1. 上下に対向する金型間に形成されるキャビティ内に樹脂を投入して封止・成形する樹脂封止方法において、
    前記金型が、上型と、前記キャビティの底面を形成する底部と該底部の周囲に該底部と相対的に上下動可能とされた外周部を備えた下型とを有してなり、
    前記上型と下型とがプレス装置によって接近する工程と、
    該接近する工程中の所定の段階で、前記外周部を前記底部に対して相対的に上昇させる工程と、を含む
    ことを特徴とする樹脂封止方法
  2. 請求項1において、
    前記所定の段階が、前記下型にセットされた前記樹脂が最初に基板と接触した段階である
    ことを特徴とする樹脂封止方法
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