JP2001293739A - 積層方法 - Google Patents

積層方法

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JP2001293739A JP2000114510A JP2000114510A JP2001293739A JP 2001293739 A JP2001293739 A JP 2001293739A JP 2000114510 A JP2000114510 A JP 2000114510A JP 2000114510 A JP2000114510 A JP 2000114510A JP 2001293739 A JP2001293739 A JP 2001293739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追従性に優れた、マイクロボイドの発生しな
い、表面平滑性の良好なプリント回路基板の多層化等に
有用な積層方法を提供すること。 【解決手段】 可撓性シート3を付設した上部プレート
1及び可撓性シート4を付設した下部プレート2が設置
された真空チャンバー7内の上下プレート間に、凹凸を
有する基板5aとフィルム状樹脂層5bとの積層体5を
挟持してチャンバー内を移送する上下一対の搬送用フィ
ルム6が配置された真空積層装置を使用して、該積層体
5を圧締して積層を行うにあたり、搬送用フィルム6を
圧締操作以外の工程では可撓性シート3及び可撓性シー
ト4のいずれとも接触させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
の製造において、凹凸を有する基板にフィルム状樹脂層
を積層する方法に関するものであり、更に詳しくはフィ
ルム状樹脂層の追従性がよく、積層後の樹脂表面の平滑
性に優れ、ビルドアップ工法に有用な積層方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、高性能化に伴
いプリント回路基板の高密度化、多層化が進行してい
る。かかるプリント回路基板の多層化においては、熱硬
化型樹脂組成物又は感光性樹脂組成物を絶縁層として使
用し、予め形成した内層回路の上に該熱硬化型樹脂組成
物又は感光性樹脂組成物を塗布し、あるいは該熱硬化型
樹脂組成物又は感光性樹脂組成物からなるフィルム状樹
脂を積層する。かかるフィルム状樹脂の片面には、通常
銅箔や支持体フィルム(セパレーターフィルム)が積層
されており、銅箔の場合はそれをハーフエッチング又は
全面エッチングし、支持体フィルムの場合はそれを剥離
して、ついで、レーザー又は紫外線により穴あけ後に、
銅メッキを施した後、再度フォトレジストフィルムを用
いて光によるパターニングを行い、回路を形成する方
法、いわゆるビルドアップ工法が有効に用いられてい
る。
【0003】一方、ビルドアップ工法に用いられるとい
う記載はないものの、真空状態で基板にフィルムを貼る
従来の方法として、特開平5−200880号公報では
コンベア式真空アプリケータを用いる方法が開示されて
いる。かかる真空アプリケータを用いた積層方法では、
基板はベルト状のローラにより運搬されており、かかる
ベルトの張力を調節して基板をシリコンゴムの上に載置
させている。また、特開平8−332646号公報の真
空積層装置及び真空積層方法では、基板をキャリアフィ
ルムで搬送し、その上にフォトレジストフィルムを積層
する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビルド
アップ工法等で使用される凹凸を有する基板とフィルム
状樹脂層を積層する場合、上記特開平5−200880
号公報では、搬送用フィルムがないため、基板にフィル
ム状樹脂層を貼る場合、積層体の基板とフィルム状樹脂
層の間にマイクロボイドが発生することがあり、積層時
以降に基板やフィルム状樹脂を高温にすると、表面平滑
性が悪くなったり、滲みだしが発生することがあった。
また、特開平8−332646号公報では、単に基板を
キャリアフィルムで搬送しているだけで、積層体を挟時
していないので、マイクロボイドが発生したり、表面平
滑性が悪くなることがあるという欠点があった。
【0005】
【問題を解決するための手段】そこで本発明者らは、か
かる事情に鑑み、鋭意研究をした結果、可撓性シート3
を付設した上部プレート1及び可撓性シート4を付設し
た下部プレート2が設置された真空チャンバー7内の上
下プレート間に、凹凸を有する基板5aとフィルム状樹
脂層5bとの積層体5を挟持してチャンバー内を移送す
る上下一対の搬送用フィルム6が配置された真空積層装
置を使用して、該積層体5を圧締して積層を行うにあた
り、搬送用フィルム6を圧締時以外では可撓性シート3
及び可撓性シート4のいずれとも接触させない積層方法
が、上記目的に合致することを見いだし、本発明を完成
した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の積層方法では、特定の真
空積層装置を用いて、該積層体5の圧締を行うにあた
り、搬送用フィルム6を圧締操作以外の工程では可撓性
シート3及び可撓性シート4のいずれとも接触させない
ことを特徴とするものである。
【0007】まず、本発明で使用する真空積層装置を図
1および図2に基づいて説明する。図1、図2におい
て、真空チャンバー7には、可撓性シート3を付設した
上部プレート1と可撓性シート4を付設した下部プレー
ト2が配置されており、可撓性シート4は、下部プレー
ト2上に直接存在し、可撓性シート3は、その四辺端が
押さえシール金具17により空隙部16が形成出来るよ
うに上部プレート1に付着されている。また、上部プレ
ート1には、該プレート1内を通過する開口部14(以
下単に開口部14と称することがある)が配置されてい
る。かかる開口部14により、可撓性シート3と上部プ
レート1間の空隙部16(以下単に空隙部16と称する
ことがある)の圧力が調整され、開口部14から気体又
は液体を空隙部16に導入すると可撓性シート3が風船
のように膨らむ構造となっている。下部プレート2に
は、該プレート2内を通過する開口部15(以下単に開
口部15と称することがある)が配置され、かかる開口
部15により、上部プレート1と下部プレート2の密封
契合時に、可撓性シート3、4の間に形成される空間部
19(以下単に空間部19と称することがある)の圧力
が調整される。また、チャンバー内の真空引きを効率良
く行うためにシール9が上部プレート1と下部プレート
2上に配置されている。上下プレート間には、凹凸を有
する基板5aとフィルム状樹脂層5bとの積層体5を狭
持してチャンバー内を移送する上下一対の搬送用フィル
ム6(以下単に搬送用フィルム6と称することがある)
が存在する。かかる搬送用フィルム6の張力及び搬送速
度は巻出しロール11及び巻取りロール13、ニップロ
ール12により調節され、巻出しロール11は真空チャ
ンバー7の入口付近に、巻取りロール13及びニップロ
ール12は出口付近に配置されている。搬送用フィルム
6の通過ラインの各所には、搬送用フィルム6の張力誘
導と空中保持のために、ガイドロール8が配置されてい
る。
【0008】以下本発明の積層方法を詳細に説明する。
本発明の積層方法に先立ち、凹凸を有する基板5a(以
下単に基板5aと称することがある)とフィルム状樹脂
層5bはオートシートカットラミネータ等により予め仮
どめして積層体5としておくことが好ましい。積層体5
の積層構成は、基板5a/フィルム状樹脂層5b、フィ
ルム状樹脂層5b/基板5a/フィルム状樹脂層5b等
任意である。
【0009】まず、本発明の積層方法では、真空チャン
バー7の入口で搬送用フィルム6の間に積層体5を挿入
する。そして、積層体5は搬送用フィルム6に挟まれた
状態で、圧締位置まで運搬される(図1)。搬送用フィ
ルム6の搬送速度は、特には限定されないが、1〜25
m/分が好ましい。本発明では以下に説明する減圧状態
での圧締時までは、搬送用フィルム6は可撓性シート3
及び可撓性シート4と非接触とし、圧締時にそれらを接
触させた後は、再びそれらを非接触とすることが必要
で、非接触時の搬送用フィルム6と可撓性シート3、可
撓性シート4との間隔としては、1〜10mmが好まし
く、更には、3〜6mmが望ましい。搬送用フィルム6
と可撓性シート3、可撓性シート4が圧締前に接触する
と、基板5aとフィルム状樹脂層5bが部分的に融着し
て、マイクロボイドが多くなったり、真空度を上げるの
に時間がかかったりして不適当であり、圧締後に接触す
ると、表面平滑性が悪くなったり、圧締後の積層体5か
ら、フィルム状樹脂層5bの樹脂組成物のしみ出しが大
きくなり不適当である。
【0010】積層体5が圧締位置に来た時点で下部プレ
ート2を持ち上げて、上部プレート1と密封契合させ
る。密封契合後、空間部19を減圧状態とする(図
2)。具体的には、下部プレート2の開口部15より真
空ポンプにより吸引し、真空チャンバー7内の空間部1
9の圧力を、200Pa以下、好ましくは100Pa以
下の減圧状態にする。200Paを越えると、凹凸を有
する基板5aとフィルム状樹脂層5bの間にマイクロボ
イドが残存し、積層後のフィルム状樹脂層5bの表面の
平滑性が悪くなる傾向がある。かかる減圧状態とする時
にも、搬送用フィルム6は可撓性シート3及び可撓性シ
ート4のいずれとも接触させないで行うことが必要であ
る。
【0011】かかる方法は特に限定しないが、具体的に
は、搬送用フィルム6が圧締時以外は可撓性シート3及
び4と接触しない様に、巻出しロール11及び巻取りロ
ール13、ニップロール12の間で回転速度をコントロ
ールして3〜15kg/cm 2、更には5〜10kg/
cm2の張力としたまま、可撓性シート3と4で圧締す
ることが好ましい。なお、上記空間部19を減圧状態に
する時に、空隙部16も同程度の減圧状態とすると可撓
性シート3が下側にやや膨らみ搬送用フィルム6と接触
するのが防止できる点で好ましい。
【0012】本発明の方法において可撓性シート3およ
び4の基材も特定しておくことが好ましく、特に可撓性
シートの搬送用フィルム6に接する面の表面粗度(JI
SB 0610に準処して測定)が20〜700μm
で、かつ表面ゴムのデュロメータ硬度(JIS K 7
215に準処して測定)が15〜90であることが好ま
しい。該表面粗度(Rz)が20μm未満の時や該デュ
ロメータ硬度(HDD)が90を越える時は、積層後の
基板5aの表面平滑性はよいがマイクロボイド残存に問
題があり、Rzが700μmを越える時やHDDが15
未満の時は、表面平滑性が悪いのでビルドアップ多層積
層時に問題を残す。
【0013】上記のRzやHDDの調整方法としては、
表面をサンドペーパー、エメリーサンドペーパーで、ト
リートメントしても、表面にこれらの粗度を持つパター
ンを形成しても良い。
【0014】かかる可撓性シート3及び4は耐熱性で、
膨張可能なものが好ましく、例えばシリコンゴム、フッ
素ゴム等が挙げられる。膜厚は、1〜10mmのものが
通常用いられる。尚、可撓性シート3、4の内部にフィ
ラーや繊維、箔、板を入れたものも使用可能である。
【0015】また、可撓性シートは、縦横の長さが、通
常は200mm〜1200mmであり、また、厚みは
0.2〜20mmの平板膜状が好ましい。可撓性シート
3は、可撓性シート4よりも縦横の長さを5〜50%程
度長くするのが好ましい。
【0016】減圧状態にした後、圧締操作を行う(図
3)。かかる圧締操作は、空間部19と空隙部16の圧
力差により、上側の可撓性シート3を下方向に膨らませ
て凹凸を有する基板5aとフィルム状樹脂層5bを貼り
合わせる。かかる圧力差の調整は具体的には、空隙部1
6の圧力をほぼ常圧に戻し、空間部19の減圧状態を弱
めて300〜600Paとすればよく、これらの圧力調
整には空気を用いればよい。かかる圧力差により可撓性
シート3は下方向に膨らみ、搬送用フィルム6と接触
し、可撓性シート4も搬送用フィルム6と接触する。引
続いて空隙部16の圧力を高める。かかる設定は具体的
には、空隙部16の圧力を1.0×105〜20×105
Paと高くして、空間部19の圧力を再び200Pa以
下の減圧状態に調整すると、上側の可撓性シート3は更
に下側に大きく膨らみ、搬送用フィルム6を強く押えつ
け基板5aとフィルム状樹脂層5bを強く圧締するので
ある。
【0017】圧締時における空間部19の温度は40℃
〜185℃が好ましく、更には70〜135℃である。
かかる温度が40℃未満では、基板5aの凹凸面にフィ
ルム状樹脂層5bの樹脂組成物を充填出来ずに追従性が
悪くなったりマイクロボイドが残存し、185℃を越え
るとフィルム状樹脂層5bが熱分解を起し分解ガスによ
るマイクロボイドが発生して好ましくない。かかる温度
のコントロール方法としては特に限定しないが、上部プ
レート1と下部プレート2に内蔵される面ヒーターや蒸
気パイプで調整される。
【0018】圧締操作の終了後は、開口部14、15を
使用して、減圧状態を解放し、下部プレート2を下方に
移動させる。
【0019】そして積層体5は搬送用フィルム6によっ
て可撓性シート3及び可撓性シート4に非接触にて運搬
され(図4)、真空チャンバー7から排出される。
【0020】搬送用フィルム6について素材は特には限
定しないが、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロ
ンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリスチレンフィル
ム、フッ素化オレフィンフィルムのいずれかであること
が好ましい。膜厚は10〜100μmであることが好ま
しく、更には20〜50μmが好ましく、幅は0.5〜
3mが好ましい。
【0021】搬送用フィルム6の表面に関しても、特に
は限定しないが、積層体5と接する面がマット処理、例
えば、表面のヘイズ値を5〜40程度(積分球式光線透
過率測定装置にして測定)にしておくと、積層時の空気
の逃げがよくマイクロボイドが少ない点で望ましい。
【0022】本発明で使用される凹凸を有する基板5a
としては、特には限定しないが銅等のパターンを施した
プリント基板が好ましく、ピルドアップ工法で用いられ
る多積層基板でも良い。かかる基板の厚みとしては0.
1〜10mm程度が適当である。
【0023】また、フィルム状樹脂層5bは、樹脂組成
物と支持体フィルム(セパレーターフィルム)あるいは
銅箔から構成されることが好ましい。かかる樹脂組成物
は、絶縁性、粘着性や接着性、ホットメルト性を持つも
のや、ガラス転移温度以上で軟化する樹脂組成物であれ
ばよい。かかる樹脂組成物としては、主にエポキシ樹脂
からなる熱硬化型樹脂組成物、又は樹脂、エチレン性不
飽和化合物、光重合開始剤からなる感光性樹脂組成物等
が挙げられる。
【0024】かかる支持体フィルム(セパレーターフィ
ルム)としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム
やポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポ
リビニルアルコールフィルム、エチレン酢酸ビニル共重
合体ケン化物フィルム等が挙げられる。銅箔としては特
に制限しないがエッチングで溶解可能なものが好まし
い。
【0025】かかるフィルム状樹脂層5bのビルドアッ
プ工法用の市販品(保護フィルムが付着したものもあ
る)としては、日立化成社製のBFシリーズ、BLシリ
ーズ、ASシリーズ、MCFシリーズ、シプレー社製の
MULTIPOSIT−9500シリーズ、日本ペイン
ト社製のプロピコートシリーズ、チバスペシャリティ社
製のPlobelecシリーズ、デュポン社製のVal
uxシリーズ、太陽インク社製のPVIシリーズ、HB
Iシリーズ、旭電化社製のBURシリーズ、味の素社製
のABFシリーズ、東京応化社製のSB−Rシリーズ、
三井金属社製のMRシリーズ、松下電工社製のRシリー
ズ、住友ベークライト社製のAPLシリーズ、ニッカン
社製のCADシリーズ、旭化成社製のPCCシリーズ、
三菱ガス化学社製のCBRシリーズ、CCLシリーズ、
GMPシリーズ等が挙げられる。その他の用途の樹脂層
としては、ソルダーレジストマスクフィルム用樹脂層、
コンフォーマスクフィルム用樹脂層、フォトレジストフ
ィルム用樹脂層が挙げられる。
【0026】フィルム状樹脂層5bの基板5aに積層す
る面についても特には限定しないが、マット処理してあ
ることが、積層時の空気の逃げがよくマイクロボイドが
少ない点で良好である。該マット処理に関しては特には
限定しないが、Rzにて、3〜40μm程度が好まし
い。
【0027】積層体5の真空チャンバー7への搬入、排
出は特に制限されないが、コンベア10を用いて行うこ
とが好ましく、かかるコンベア10は、回転ロール群
や、エンドレスベルトでも良く、汚れにくい素材で、発
塵しないものが良い。コンベア10のサイズとしては、
長さが0.3〜3m、好ましくは0.5〜1.5mであ
ればよく、また、その搬送速度は通常1〜25m/分で
ある。更に、出口のコンベア10の後には、圧締された
積層体5を貯蔵するためのストッカーや積層体5のフィ
ルム層表面の更なる平面平滑性の向上のための加圧装置
等を配置してもよい。
【0028】なお、フィルム状樹脂層5bの樹脂組成物
のガラス転移温度よりも15℃以上の高温で圧締する場
合、基板5aとフィルム状樹脂層5bを積層した際に出
てくるしみ出しが発生することがある。該汚染が生じる
と、次の積層される基板表面に付着したり、該付着によ
り追従性の低下が起こり、良好な回路基板を得ることが
できなくなる。該しみ出し樹脂成分を、連続搬送させる
搬送用フィルム6に付着させ、該搬送用フィルム6を取
り除くことが好ましい。上記搬送用フィルム6は、必要
に応じて、使用後は汚染部分を取り除き再利用すること
もできるし、又、汚染部分を取り除く工程を設け、回転
式に連続に供給して再利用することもできる。特にかか
るしみ出しが多いと、搬送用フィルム6と積層体5の端
部が固着するので、真空チャンバー7の出口でコンベア
10に積層体5が受け渡される過程で搬送用フィルム6
と積層体5との剥離時に、積層体5が跳ね上がって、コ
ンベア10に落下して、フィルム状樹脂層の表面平滑性
が損なわれる恐れがある。かかる跳ね上がりを防止する
ため、跳ね上がり防止装置18を設置したり、搬送用フ
ィルム6をコンベア10の上部まで延長してもよい。
【0029】以上、真空積層装置として、下部プレート
2は上下に移動、可撓性シート3が膨張する態様につい
て主に説明したが、上部プレート1が上下に移動した
り、可撓性シート4が膨張するものも本発明の範囲であ
ることはいうまでもない。かくして本発明の方法により
良好な積層体5が得られるのであるが、フィルム状樹脂
層5bの種類によっては、絶縁性の確保と安定性のため
に、圧締後積層体5に、100〜200℃、20〜12
0分の条件で、熱処理工程を施すことがあり、かかる熱
処理において積層体5中にはマイクロボイドあると、そ
れが破裂陥没したり、膨れたりして積層体5の表面の平
滑性を悪化させる恐れがあるが、本発明の方法で得られ
た積層体5はマイクロボイドが皆無であるため、かかる
熱処理を行っても良好な表面状態を維持することが可能
である。
【0030】尚、本発明の積層方法は、ビルドアップ工
法に非常に有用な積層方法であるが、プリント基板にフ
ォトレジストフィルムを貼る用途やプリント基板以外の
他用途、例えば、LCD基板の上に、粘着剤付偏光板や
粘着剤付位相差板を貼り合わす方法、各種電子基板にダ
イシングテープ等を貼り合わす方法としても大変有効で
ある。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。図1に示す真空積層装置を用いた。積層体5の製
造は、エポキシ樹脂からなる熱硬化型樹脂組成物(ガラ
ス転移温度80℃)とポリエチレンテレフタレートフィ
ルムからなるフィルム状樹脂層5bを基板5aの両面に
配置した構成とし、フィルム状樹脂層5bの樹脂面(R
zが3.5μm)が基板5aの凹凸面に接するようにオ
ートカットラミネーターにより仮止め積層して行った。
搬送用フィルム6はポリエチレンテレフタレートフィル
ム(厚さ25μm、ヘイズ6)を用いた。可撓性シート
3(縦横それぞれ800mm)、4(縦横それぞれ70
0mm)は、3mm厚みのシリコンゴムである。積層体
5をコンベア10にて、搬送用フィルム6に移載し、張
力を5kg/cm2に調節して、搬送用フィルム6を可
撓性シート3及び可撓性シート4には接触させずに、圧
締位置まで搬入した。上部プレート1と下部プレート2
は、予め120℃に加熱して空間部19の温度を120
℃にした。
【0032】次いで、図2に示すように、圧締位置に
て、下部プレート2を上げ、搬送用フィルム6が、可撓
性シート3及び可撓性シート4とそれぞれ3mm離れた
状態のまま、減圧操作に入った。開口部14、15から
空気を吸引して、空隙部16及び空間部19を60Pa
まで減圧状態にし、50秒後、開口部14を大気開放と
して、空隙部を大気圧とし、空間部19は400Paと
して、図3に示すように、可撓性シート3及び可撓性シ
ート4を搬送用フィルム6と接触させ、搬送用フィルム
6が積層体5を軽く圧締させた。その10秒後に、空間
部19を再び60Paの減圧状態にして、更に開口部1
4より圧縮空気を入れて、空隙部16を6×105Pa
として、可撓性シート3を大きく膨らませて、積層体5
を挟持した搬送用フィルム6を120℃で300秒強く
圧締した。
【0033】次に開口部14、15が大気圧に戻され、
上部プレート1及び下部プレート2が開口され、圧締位
置から、図4に示すように張力制御された搬送用フィル
ム6に挟持された積層体5を、可撓性シート3及び可撓
性シート4と非接触にて真空チャンバー7から排出し
た。得られた圧締後の積層体5について追従性、マイク
ロボイド、表面平滑性の評価を以下の要領で行った。
【0034】(追従性)凹凸を有する基板5aに対する
フィルム状樹脂層5bの追従性を50倍顕微鏡で目視確
認して以下のように評価した。 ○・・・凹凸を有する基板5aの凹部にフィルム状樹脂
層5bが完全に充填されている。 ×・・・凹凸を有する基板5aの凹部にフィルム状樹脂
層5bが完全には充填されておらず基板5aの凹面に沿
って細長い気泡が残っている。
【0035】(マイクロボイド)凹凸を有する基板5a
とフィルム状樹脂層5bの間にあるマイクロボイドを5
0倍顕微鏡で目視確認して以下のように評価した。 ○・・・凹凸を有する基板5aの凹凸部とフィルム状樹
脂2の間にマイクロボイドがない。 ×・・・凹凸を有する基板5aの凹凸部とフィルム状樹
脂2の間にマイクロボイドがある。
【0036】(表面平滑性) (1)フィルム状樹脂層5bの表面平滑性を表面粗さ計
(ミツトヨ社製『suftest−201』)で測定し
以下のように評価した。 ○・・・フィルム状樹脂層5bの表面の凹凸段差が1μ
m以下である。 ×・・・フィルム状樹脂層5bの表面の凹凸段差が1μ
mを越える。 (2)積層体をクロスセクション法で、垂直切断面を顕
微鏡にて観察して以下のように評価した。 ○・・・フィルム状樹脂層5bの表面の凹凸段差が1μ
m以下である。 ×・・・フィルム状樹脂層5bの表面の凹凸段差が1μ
mを越える。
【0037】比較例1 圧締位置までの搬入以降、搬送用フィルム6の張力制御
を切り、圧締操作以前から搬送用フィルム6を可撓性シ
ート4に接触させて、実施例1と同様に積層した。
【0038】比較例2 圧締後、搬送用フィルム6の張力制御を切り、搬送用フ
ィルム6を可撓性シート4に接触させたまま操作を続け
た。実施例1、比較例1、2の評価結果を表1に示し
た。
【0039】 〔表1〕 追従性 マイクロボイド 表面平滑性 (1) (2) 実施例1 ○ ○ ○ ○ 比較例1 ○ × × ×比較例2 ○ × × ×
【0040】
【発明の効果】本発明の積層方法は、可撓性シート3を
付設した上部プレート1及び可撓性シート4を付設した
下部プレート2が設置された真空チャンバー7内の上下
プレート間に、凹凸を有する基板5aとフィルム状樹脂
層5bとの積層体5を挟持してチャンバー内を移送する
上下一対の搬送用フィルム6が配置された真空積層装置
を使用して、該積層体5を圧締して積層を行うにあた
り、搬送用フィルム6を圧締操作以外の工程では可撓性
シート3及び可撓性シート4のいずれとも接触させない
ので、追従性、マイクロボイド発生抑制、表面平滑性に
優れた効果を示すものであり、プリント回路基板の多層
化の方法として非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の積層方法に用いられる積層装置に積
層体を搬送した時の断面図である
【図2】 本発明の積層方法に用いられる積層装置にお
いて、減圧状態とした時の断面図である
【図3】 本発明の積層方法に用いられる積層装置にお
いて、圧締時の断面図である
【図4】 本発明の積層方法に用いられる積層装置にお
いて、圧締後、積層体を排出する時の断面図である
【符号の説明】
1・・・上部プレート 2・・・下部プレート 3・・・上部プレートに付設した可撓性シート 4・・・下部プレートに付設した可撓性シート 5・・・積層体 5a・・・凹凸を有する基板 5b・・・フィルム状樹脂層 6・・・搬送用フィルム 7・・・真空チャンバー 8・・・ガイドロール 9・・・シール 10・・・コンベア 11・・・巻出しロール 12・・・ニップロール 13・・・巻取りロール 14・・・上部プレートを通過する開口部 15・・・下部プレートを通過する開口部 16・・・可撓性シート3と上部プレート間の空隙部 17・・・押さえシール金具 18・・・跳ね上がり防止装置 19・・・可撓性シート3、4の間に形成される空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F204 AA03 AD19 AG03 AH33 FA01 FA15 FB01 FB12 FB20 FF05 FF36 FG02 FN11 FN12 FN15 5E346 CC09 DD02 EE31 GG08 HH40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シート3を付設した上部プレート
    1及び可撓性シート4を付設した下部プレート2が設置
    された真空チャンバー7内の上下プレート間に、凹凸を
    有する基板5aとフィルム状樹脂層5bとの積層体5を
    挟持してチャンバー内を移送する上下一対の搬送用フィ
    ルム6が配置された真空積層装置を使用して、該積層体
    5を圧締して積層を行うにあたり、搬送用フィルム6を
    圧締時以外では可撓性シート3及び可撓性シート4のい
    ずれとも接触させないことを特徴とする積層方法。
  2. 【請求項2】 積層体5を真空チャンバー7の入口で搬
    送用フィルム6に挟持させ、圧締位置まで搬送し、上部
    プレート1と下部プレート2を密封契合して上下プレー
    ト間を減圧状態にした後、圧締操作を行い、圧締操作終
    了後、減圧状態を解除して上部プレート1と下部プレー
    ト2を開口させ、搬送用フィルム6に挟持された圧締後
    の積層体5を真空チャンバー7より排出させることを特
    徴とする請求項1記載の積層方法。
  3. 【請求項3】 搬送用フィルム6が圧締時以外は可撓性
    シート3及び4と接触しない様に入口側の巻だしロール
    11と出口側の巻取りロール13との間で張力制御され
    ることを特徴とする請求項1あるいは2記載の積層方
    法。
  4. 【請求項4】 搬送用フィルム6がポリエチレンテレフ
    タレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
    レンフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィル
    ム、ポリスチレンフィルム、フッ素化オレフィンフィル
    ムのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載の積層方法。
  5. 【請求項5】 搬送用フィルム6の積層体5と接する面
    がマット処理を施されていることを特徴とする請求項1
    〜4いずれか記載の積層方法。
  6. 【請求項6】 フィルム状樹脂層5bの凹凸を有する基
    板5aに積層する面がマット処理してあることを特徴と
    する請求項1〜5いずれか記載の積層方法。
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