JP2005340595A - 真空積層装置及びこれを用いた絶縁層の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも支持ベースフィルムに絶縁樹脂層が形成された絶縁樹脂フィルムを配線回路基板上に所定サイズにカットして貼付するオートカットラミネーターユニット10と、ノズルアプリケーターにて接着層を形成するローダーユニット20と、配線回路基板上の接着層に搬送フィルムを貼付する搬送フィルム巻き出しユニット30と、真空加圧ラミネーターユニット40と、平面プレスユニット50と、搬送フィルムと接着層と支持ベースフィルムとを配線回路基板から剥離する搬送フィルム巻き取りユニット60と、絶縁層が形成された配線回路基板を収納するアンローダーユニット70とを具備する真空積層装置である。
【選択図】図1
Description
す等の簡単な方法では安定した剥離はできないばかりか、フィルムを自動剥離するオートピーラーは高価な上、現状では製造設備として採用できる信頼度の高いものが市販されておらず、積層後に支持ベースフィルムを効率的、かつ安定して剥離する方法がないことが問題となっている。
また、剥離された支持ベースフィルムは搬送フィルムとともに巻かれて回収されるため、占有スペースが小さく、廃棄作業の負担も軽減される。つまり、生産性と経済性に優れ、品質、歩留まり等で安定して絶縁層を形成できる。
本発明の真空積層装置は、後記する支持ベースフィルムに絶縁樹脂層が形成された絶縁樹脂フィルムを配線回路基板上に所定サイズにカットして貼付するオートカットラミネーターユニット10と、ノズルアプリケーターにて接着層を形成する接着層形成ユニット20と、配線回路基板上の接着層に搬送フィルムを重ね合わせる搬送フィルム巻き出しユニット30と、真空加圧ラミネーターユニット40と、平面プレスユニット50と、搬送フィルムと接着層と支持ベースフィルムとを配線回路基板から剥離する搬送フィルム巻き取りユニット60と、絶縁層が形成された配線回路基板を収納するアンローダーユニット70とを具備したもので、特に、支持ベースフィルムに絶縁樹脂層が形成された樹脂フィルムを配線回路基板上に所定サイズにカットして貼付するオートカットラミネーターユニット10と、配線回路基板上に貼付された樹脂フィルムの所定位置に、所定の幅でノズルアプリケーターにて接着層を形成できるローダーユニット20と、搬送フィルムと接着層と支持ベースフィルムとを配線回路基板から剥離する搬送フィルム巻き取りユニット60とを備えているのが特徴である。
以下真空積層装置を構成する各ユニットについて説明する。
オートカットラミネーターユニット10は、後記する支持ベースフィルムに絶縁樹脂層が形成された絶縁樹脂フィルムを所定サイズにカットして配線回路基板上の所定位置に貼付する装置である。ソマール(株)製等の市販のドライフィルム用オートカットラミネーターを使用することができる。
具体的には、市販の絶縁樹脂フィルム(ABF−GX、味の素(株)製)が使用できる。
オートカットラミネーターユニット10では、前述の支持ベースフィルム111に絶縁樹脂層112が形成された絶縁樹脂フィルム110の巻取りロール11を装填し、保護フィルムが保護フィルム巻き取りロール13にて巻き取られた後、絶縁樹脂フィルム110の先端がエアー吸着ロール12に吸着される。
さらに、エアー吸着ロール12が回転して絶縁樹脂フィルム110の絶縁樹脂層112と配線回路基板120が接触する。その際、配線回路基板120の有効領域121外の所定部分に絶縁樹脂層112の端部を加熱、圧着して仮貼りする。次に、ローラーコンベアー15とエアー吸着ロール12が連動して配線回路基板120を送り、所定の位置で絶縁樹脂フィルム110をカットし、所定サイズにカットされた絶縁樹脂フィルム110が仮貼りされた配線回路基板120aを作製することができる(図4参照)。
接着層113は支持ベースフィルム111上どこに形成しても差支えないが、積層工程における絶縁樹脂厚への影響を考慮すると、支持ベースフィルムの全面に均一に形成するか、もしくは配線回路基板120の有効領域121外へ直線状に形成する方法があげられる。しかしながら、接着層を支持ベースフィルムの全面に均一に形成する方法はロールコーター等の高価なな設備が必要であり、接着剤を多量に使うことから製造コストが高くなり好ましくない。一方、配線回路基板120の有効領域121外へ直線状に接着層を形成する方法は、ノズルアプリケーターという比較的簡便な装置を用いると、積層工程で染み出し量の少ない高粘度の接着剤を使用できることから好ましい。
真空加圧ラミネーターユニット40及び平面プレスユニット50では、支持ベースフィルム111上の絶縁樹脂層112が配線回路基板120に所定の温度で積層され、配線回路基板120の両面に形成された絶縁樹脂層112の平滑化処理が行われ、平面プレスユニット50より送り出された配線回路基板は数十秒間冷却ファンにより冷却され、絶縁樹脂層112が硬化し、搬送フィルム巻取りユニット60に送られる。
きる。
また、剥離された支持ベースフィルムは搬送フィルムとともに巻かれて回収されるため、占有スペースが小さく、廃棄作業の負担も軽減される。つまり、生産性と経済性に優れ、品質、歩留まり等で安定して絶縁層を形成できる。
11……絶縁樹脂フィルムの巻取りロール
12……エアー吸着ロール
13……保護フィルム巻取りロール
20……ローダーユニット
21……ノズルアプリケーター
30……搬送フィルム送り出しユニット
31……搬送フィルム送り出しロール
32……ガイドロール
40……真空加圧ラミネーターユニット
41、51……プレス下板
42、52……プレス上板
50……平面プレスユニット
60……搬送フィルム巻取りユニット
61……搬送フィルム巻取りロール
62……ニップロール
63……搬送フィルム巻取りガイドローラー
70……アンローダーユニット
71……ベルトコンベア
110……絶縁樹脂フィルム
111……支持ベースフィルム
112……絶縁樹脂層
112a……絶縁層
113……接着層
120……配線回路基板
120a……絶縁樹脂フィルム仮貼り後の配線回路基板
120b……接着層形成後の配線回路基板
120c……搬送フィルム積層後の配線回路基板
120d……絶縁層形成後の配線回路基板
21……有効領域
31……搬送フィルム
Claims (2)
- 少なくとも支持ベースフィルムに絶縁樹脂層が形成された絶縁樹脂フィルムを配線回路基板上に所定サイズにカットして貼付するオートカットラミネーターユニット(10)と、ノズルアプリケーターにてに接着層を形成するローダーユニット(20)と、配線回路基板上の接着層に搬送フィルムを重ね合わせる搬送フィルム巻き出しユニット(30)と、真空加圧ラミネーターユニット(40)と、平面プレスユニット(50)と、搬送フィルムと接着層と支持ベースフィルムとを配線回路基板から剥離する搬送フィルム巻き取りユニット(60)と、絶縁層が形成された配線回路基板を収納するアンローダーユニット(70)とを具備することを特徴とする真空積層装置。
- 請求項1に記載の真空積層装置を用いて、配線回路基板上に絶縁層を形成することを特徴とする絶縁層の形成方法。
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