JP4535743B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタ、デジタル複写機等の画像形成装置、及び、そのような画像形成装置に利用可能な光走査装置に関する。
例えば、複数の像を感光体ドラム上に作りその複数の像を記録媒体上で重ね合わせて一つの像を形成する複数のドラム方式のカラー用の画像形成装置では、色分解された色成分に対応する複数の画像形成部、及び、その各画像形成部に、色成分に対応する画像データすなわち複数のレーザビームを提供する光走査装置(レーザ露光装置)が利用される。
このようなカラー用の画像形成装置においては、色ずれのないカラー画像を実現すべく、各感光体ドラム上での像の位置関係、特に、副走査方向での位置関係を適切な関係にすることが必要である。しかしながら、光源から各感光体ドラムに至るまでには多くの光学素子が介在しており、そのような光学素子が周囲温度や湿度などの影響を受け、色ずれを生じさせることもあった。
副走査方向の色ずれ(各色成分像間での位置ずれ)を抑えるため、従来、特許文献1に記載の方法が提案されている。
この方法は、各色成分用の光源から、各色成分に共通の偏向器に至るまでの各色成分毎の偏向前光学系にそれぞれ、光線が偏芯、傾きをもって透過する、副走査方向に正のパワーを持つガラスシリンダレンズと、副走査方向に負のパワーを持つプラスチックシリンダレンズとからなるハイブリッドシリンダレンズを持たせ、周囲温度の変化などによる副走査方向の位置ずれを、各色成分毎に抑えるものである。
米国特許第6、337、757号公報
しかしながら、上述した従来方法では、各色成分毎にプラスチックシリンダレンズ(色成分がイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック(黒)であれば4個のプラスチックシリンダレンズ)を設けなければならず、装置を複雑、高価なものとしていた。
また、像面(感光体ドラム面)に焦点を結ぶようにさせるデフォーカス調整のために、ハイブリッドシリンダレンズを光軸方向に移動させると、ハイブリッドシリンダレンズが光線を偏芯、傾きをもって透過させるものであるため、像面での照射位置(ビーム位置)も変化してしまうという課題もあった。
本発明の目的は、使用環境の変化で生じようとする各像の副走査方向のビーム位置の位置ずれを簡易な構成によって補償し、各像間での位置ずれを抑制し得る光走査装置及び画像形成装置を提供することにある。
発明は、単一の光偏向装置と、複数の光源からの光線を上記光偏向装置に入射させる偏向前光学系と、上記光偏向装置からの各反射光線を光線毎の被走査面に結像させる第1の光学素子を含む偏向後光学系とを有する光走査装置において、(1)上記偏向前光学系は、複数の光源からの光線をそれぞれ通す位置に設けられた、副走査方向に正のパワーを有する複数の第4の光学素子を備えると共に、(2)上記第1の光学素子の副走査方向のパワーに対し、正負が逆のパワーを有する第2の光学素子を、上記複数の光源からの光線を共通に通す、上記偏向前光学系の位置であって、しかも、上記複数の光源からの光線が副走査方向に距離をおいて入射される位置に設けたことを特徴とする。
本発明の光走査装置及び画像形成装置によれば、温度変化などの周囲環境変化があっても、異なる感光体により形成される複数の像の副走査方向の位置ずれを、簡易な構成により抑制することができる。
以下、図面を用いて、本発明による光走査装置及び画像形成装置の好適な実施形態について説明する。
(A)一実施形態
まず、本発明による光走査装置及び画像形成装置の一実施形態を説明する。この実施形態の光走査装置は、マルチビーム光走査装置である。
図1は、この実施形態のマルチビーム光走査装置を利用しているカラー画像形成装置を示している。なお、この種のカラー画像形成装置では、通常、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(黒;B)の各色成分毎に色分解された(黒は墨入れ用)4種類の画像データと、Y、M、C及びBのそれぞれに対応して各色成分毎に画像を形成するさまざまな装置が4組利用されることから、以下の説明や各図面では、各参照符号に、Y、M、C及びBを付加することで、色成分毎の画像データとそれぞれに対応する装置を識別することとする。
図1において、画像形成装置100は、色分解されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック(黒)毎に画像を形成する第1ないし第4の画像形成部50Y、50M、50C及び50Bを有している。
各画像形成部50(Y、M、C及びB)は、図2及び図3を用いて後述するマルチビーム光走査装置1の第3の折り返しミラー37Y、37M、37C及び第1の折り返しミラー33Bを介して各色成分画像に対応するレーザビームL(Y、M、C及びB)が出射される位置に対応して、光走査装置1の下方に、50Y、50M、50C及び50Bの順で直列に配置されている。
各画像形成部50(Y、M、C及びB)の下方には、各画像形成部50(Y、M、C及びB)により形成された画像を転写される転写材(記録媒体)を搬送する搬送ベルト52が配置されている。
搬送ベルト52は、図示しないモータにより、矢印の方向に回転されるベルト駆動ローラ56及びテンションローラ54に掛け渡され、ベルト駆動ローラ56が回転される方向に所定の速度で回転され、各画像形成部50(Y、M、C及びB)の下方では直進する。
各画像形成部50(Y、M、C及びB)は、それぞれ、円筒ドラム状で、図1上で時計方向に回転可能に形成され、画像に対応する静電潜像が形成される感光体ドラム58Y、58M、58C及び58Bを有している。
各感光体ドラム58(Y、M、C及びB)の周囲には、感光体ドラム58(Y、M、C及びB)の表面に所定の電位を提供する帯電装置60Y、60M、60C及び60B、感光体ドラム58(Y、M、C及びB)の表面に形成された静電潜像に対応する色が与えられているトナーを供給することで現像する現像装置62Y、62M、62C及び62B、搬送ベルト52を感光体ドラム58(Y、M、C及びB)との間に介在させた状態で感光体ドラム58(Y、M、C及びB)に対向され、搬送ベルト52又は搬送ベルト52を介して搬送される記録媒体すなわち記録用紙Pに感光体ドラム58(Y、M、C及びB)のトナー像を転写する転写装置64Y、64M、64C及び64B、転写装置64(Y、M、C及びB)を介してトナー像が転写された後に感光体ドラム58(Y、M、C及びB)上に残った残存トナーを除去するクリーナ66(Y、M、C及びB)、及び、転写装置64(Y、M、C及びB)を介してトナー像が転写された後の感光体ドラム58(Y、M、C及びB)上に残った残存電位を除去する除電装置68(Y、M、C及びB)が、各感光体ドラム58(Y、M、C及びB)の回転方向に沿って順に配置されている。
なお、それぞれの感光体ドラム58(Y、M、C及びB)上へ潜像を書き込むためのビームは、光走査装置1の各ミラー37Y、37M、37C、33Bにより案内される感光体ドラム58上で副走査方向に1又は複数のビームとなっている。
各色成分のレーザビームLY、LM、LC及びLB(複数本のビームが合成されたものであることもあり得る)は、それぞれ、同一色成分に係る帯電装置60(Y、M、C及びB)と現像装置62(Y、M、C及びB)との間の感光体ドラム58(Y、M、C及びB)の面上に照射される。
搬送ベルト52の下方には、各画像形成部50(Y、M、C及びB)により形成された画像が転写されるための記録媒体すなわち用紙Pを収容する用紙カセット70が配置されている。
用紙カセット70の一端であって、テンションローラ54に近接する側には、おおむね半月状に形成され、用紙カセット70に収容されている用紙Pを、最上部から1枚ずつ取り出す送り出しローラ72が配置されている。
送り出しローラ72とテンションローラ54との間には、カセット70から取り出された1枚の用紙Pの先端と画像形成部50B(黒)の感光体ドラム58Bに形成されたトナー像の先端とを整合させるためのレジストローラ74が配置されている。
レジストローラ74と用紙の走行方向で第1番目の画像形成部50Yとの間であって、テンションローラ54の近傍で、実質的に、搬送ベルト52を挟んでテンションローラ54の外周上には、レジストローラ72を介して所定のタイミングで搬送される1枚の用紙Pに、所定の静電吸着力を提供する吸着ローラ76が配置されている。なお、吸着ローラ76の軸線とテンションローラ54の軸線は、平行に配置される。
搬送ベルト52の一端であって、ベルト駆動ローラ56の近傍で、実質的に、搬送ベルト52を挟んでベルト駆動ローラ56の外周上には、搬送ベルト52あるいは搬送ベルトにより搬送される用紙P上に形成された画像の位置を検知するためのレジストセンサ78及び80が、ベルト駆動ローラ56の軸方向に所定の距離をおいて配置されている(図1は、正面断面図であるから、後方のセンサ80のみが示されている)。
ベルト駆動ローラ56の外周に対応する搬送ベルト52上には、搬送ベルト52上に付着したトナーあるいは用紙Pの紙かすなどを除去する搬送ベルトクリーナ82が配置されている。
搬送ベルト52を介して搬送された用紙Pがベルト駆動ローラ56から離脱されてさらに搬送される方向には、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置84が配置されている。
図2及び図3は、図1に示したカラー画像形成装置で利用されるマルチビーム光走査装置の詳細構成を示している。なお、図1では、マルチビーム光走査装置の偏向前光学系を省略していたが、図2では、偏向前光学系をも含めて示している。また、図2は、偏向後の光線を各色成分毎のレーザビームに分離するための後述する折り返しミラーによる折り返しを展開して示したものである。
図2に示すように、マルチビーム光走査装置1は、光源としてのレーザ素子から出射されたレーザビームを、所定の位置に配置された像面、言い換えると、図1に示した4個の画像形成部50Y、50M、50C及び50Bの感光体ドラム58Y、58M、58C及び58Bのそれぞれの所定の位置に向かって所定の線速度で偏向する偏向手段としてのただ1つの光偏向装置5を有している。なお、この明細書においては、光偏向装置5によりレーザビームが偏向される方向を主走査方向と呼んでいる。
光偏向装置5は、複数面(例えば、8面)の平面反射鏡(面)が正多角形状に配置された多面鏡本体(ポリゴンミラー)5aと、多面鏡本体5aを所定の速度で回転させるモータ5bとを有している。多面鏡本体5aは、例えば、アルミニウムにより形成される。また、多面鏡5aの各反射面は、多面鏡本体5aが回転される方向を含む面すなわち主走査方向と直交する面である副走査方向に沿って切り出された後、切断面に、例えば、SiO2などの表面保護層が蒸着されることで実現される。
光偏向装置5と像面との間には、光偏向装置5の反射面により所定の方向に偏向されたレーザビームに所定の光学特性を与える第1及び第2の結像レンズ(いわゆるfθレンズ)30a、30bを有する偏向後光学系30が設けられている。 第1、及び第2の結像レンズ30a及び30bは、共働して、多面鏡本体5aの各反射面の面倒れ(各反射面の角度と中心軸を通る軸線との間の傾き)の影響で、像面での副走査位置が変動しないよう、像面と、ポリゴンミラー面上での反射点が概略共役な関係になるように設計されているため、副走査方向には、正のパワーを持つている。
第1及び第2の結像レンズ30a及び30bは、共働して、多面鏡本体5aの各反射面の面倒れ(各反射面の角度と中心軸を通る軸線との間の傾き)の影響で、像面での副走査位置が変動しないよう、像面と、反射面上での反射点が概略共役な関係になるように設計されているため、副走査方向には、正のパワーを持つている。
また、偏向後光学系30は、図3に示すように、第1の折り返しミラー33Y、33M、33C及び33B、第2の折り返しミラー35Y、35M及び35C、並びに、第3の折り返しミラー37Y、37M及び37Cを有している。偏向後光学系30の第2の結像レンズ30bから出射された黒成分のレーザビームLBは、第1の折り返しミラー33Bで折り返されて感光体ドラム58Bに照射され、第2の結像レンズ30bから出射された他の色成分のレーザビームLY、LM及びLCはそれぞれ、第1の折り返しミラー33Y、33M、33C、第2の折り返しミラー35Y、35M、35C、第3の折り返しミラー37Y、37M、37Cで順次折り返されて感光体ドラム58Y、58M、58Cに照射される。
光走査装置1は、それぞれの感光体ドラム58(Y、M、C及びB)に導かれる光ビームを放射する、1又は複数のレーザ素子を含む、4個の光源3Y、3M、3C及び3Bを有している。なお、光源3(Y、M、C及びB)が複数のレーザ素子を含んで複数のレーザビームを放射する場合であっても、各光源からのそれら複数のレーザビームは、互いにセットになる相手方のレーザ素子からのレーザビームと概ね1本とみなすことのできる程度の間隔でまとめられている。
各光源3(Y、M、C及びB)と光偏向装置5との間に、各光源3(Y、M、C及びB)からのレーザビームL(Y、M、C及びB)の断面ビームスポット形状を所定の形状に整えたりなどする偏向前光学系7(Y、M、C及びB)が配置されている。
各光源3(Y、M、C及びB)から出射された発散性のレーザビームL(Y、M、C及びB)は、有限焦点レンズ9(Y、M、C及びB)により所定の収束性が与えられた後、絞り(図2では省略)により、断面ビーム形状が所定の形状に整えられる。絞りを通過されたレーザビームL(Y、M、C及びB)は、ガラスシリンダレンズ11(Y、M、C及びB)により、副走査方向に対してのみ、さらに所定の収束性が与えられる。ガラスシリンダレンズ11(Y、M、C及びB)は、例えば、BK7でなる。さらにその後、レーザビームL(Y、M、C及びB)は、反射ミラーやビームスプリッタなどの光路合成手段13a、13b、13c、13dによってほぼ同一の光路(主走査方向には同一、副走査方向には光偏向装置5の反射面への入射角及び又は位置が僅かに異なる)に合成されて、光偏向装置5の同一の反射面に案内される。
有限焦点レンズ9(Y、M、C及びB)にはそれぞれ、例えば、非球面ガラスレンズもしくは球面ガラスレンズに図示しないUV硬化プラスチック非球面レンズを貼り合わせた単レンズが利用される。
この実施形態は、光偏向装置5に至る前の、各レーザビームL(Y、M、C及びB)での共通な光路(まとめられたほぼ同一の光路)上に、環境変化(例えば温度変化)による副走査方向の位置ずれの補償機能を有する環境変化補償光学素子15を設けたことを特徴とするものである。環境変化補償光学素子15には、例えば、COP(シクロオレフィンポリマー)やPMMA(ポリメチルメタクリル)等のプラスチックにより形成された自由曲面レンズを適用する。環境変化補償光学素子15は、少なくとも副走査方向に負のパワーを持ったものである。
図4は、環境変化補償光学素子15を設けたことの概念的な説明図であり、図4(A)が、環境変化補償光学素子15を設けていない場合の図であり、図4(B)が、環境変化補償光学素子15を設けた場合の図である。また、図4は、光偏向装置5の反射面5Rでの反射を透過に置き換えた副走査方向の光路を示している。さらに、図4では、4個の色成分のレーザビーム中の2本のレーザビーム(ここでは仮にレーザビームLYとLBとする)だけを取り上げて示しており、偏向後光学系30における第1及び第2の結像レンズ(fθレンズ)30a、30bも、2つのレンズを合成した機能と同等の機能を持つ1個のレンズとみなして示している。
当該装置に適用するレンズなどは、温度変化を考慮すると、プラスチックレンズよりガラスレンズが好ましい。しかしながら、第1及び第2の結像レンズ(fθレンズ)30a、30bは主走査方向に十分な長さを確保しなければならず、その重量やコストなどが考慮されてプラスチックレンズが適用されている。
環境変化補償光学素子15を設けていない場合において、ガラスシリンダレンズ11Y及び11Bは温度変化の影響をほとんど受けないため、ガラスシリンダレンズ11Y及び11Bを通過したレーザビームLY及びLBは、温度変化の影響をほとんど受けずに同様な経路を進行する。しかし、プラスチックレンズでなる第1及び第2の結像レンズ(fθレンズ)30a、30bは、温度が上昇すると、部材の寸法が大きくなると共に屈折率が小さくなることの影響を受けて正のパワーが低下し、結像面(感光体ドラム58Y、58B)に到達したときには、副走査方向に大きな位置ずれを生じさせる。図4(A)における一点鎖線で示す経路がこの場合を示している。
これに対して、環境変化補償光学素子15を設けた場合には、ガラスシリンダレンズ11Y及び11Bを通過したレーザビームLY及びLBは、プラスチックレンズでなる第1及び第2の結像レンズ(fθレンズ)30a、30bに至る前に、環境変化補償光学素子15を通過する。環境変化補償光学素子15として、上述のように、負のパワーを持つプラスチックレンズを適用したときには、温度上昇時に、光偏向装置5の反射面5Rでのレーザビーム間隔を狭くするように環境変化補償光学素子15が機能する。すなわち、プラスチックレンズでなる第1及び第2の結像レンズ(fθレンズ)30a、30bが温度上昇時に機能するのと逆方向に、環境変化補償光学素子15が機能し、結果として、レーザビームLY及びLBの結像面(感光体ドラム58Y、58B)の照射位置を狭くするように機能している。環境変化補償光学素子15のパワーと入射角度の設定により、照射位置変化量は自由に設定可能で、温度上昇の前後でほぼ同じにすることもできる。
次に、環境変化補償光学素子15に必要な補償機能(環境変化補償光学素子15としてのレンズ特性)をどのように定めるかを検討する。必要な補償機能をどのように定めるかのためには、装置全体の環境変化(温度変化)による画像ずれ色ずれ)を把握しておく必要がある。
以下では、図5に示すような感光体ドラムが2個のモデルの場合を例に検討する(なお、2個の感光体ドラムがイエロー及び黒の成分のものと仮定して説明する)。
2個の感光体ドラム58Y及び58BへのレーザビームLY及びLBの間隔をL、感光体ドラム58Y及び58Bの半径rd、感光体ドラム58Y及び58Bにおける露光点と転写点との間の角度をα、感光体ドラム58Y及び58Bの回転速度をωd、ベルト駆動ローラ56のシャフト半径をrs、ベルト駆動ローラ56の回転角速度ωsとすると、基準時には(1)式が成立し、用紙上の同じ箇所に像を重ねるためには、レーザビームLYで書き込むタイミングと、レーザビームLBで書き込むタイミングに、(2)式で示す時間差Tをおいて露光を行うことを要する。
rd×ωd≒rs×ωs=v …(1)
T=L/v …(2)
(ア)レーザビームの照射位置変動の影響
図5に示すような標準的な状態から、図6に示すような、レーザビームLY及びLBの間隔がΔLHだけずれた状態に変化すると、レーザビームLBで書き込まれた像が、転写点に到達する時間が(3)式に示す時間ΔTHだけ遅れる。このことは、画像でいうと、(4)式に示す分だけ、レーザビームLBによる画像が後ろ側(副走査方向:図6での右側)にずれることを意味している。
ΔTH≒ΔLH/v …(3)
v×ΔTH≒ΔLH …(4)
(イ)感光体ドラム位置変動の影響
また、図5に示すような標準的な状態から、図7に示すような、2個の感光体ドラム58Y及び58B間の距離がΔLFだけずれた状態に変化すると、レーザビームLBで書き込まれた像が、転写点に到達する時間が(5)式に示す時間ΔTFだけ遅れる。このことは、画像でいうと、(6)式に示す分だけ、レーザビームLBによる画像が前側(副走査方向:図7での左側)にずれることを意味している。2個の感光体ドラム58Y及び58B間の距離がΔLFだけ変化すると、レーザビームLBでの像の転写点もΔLFだけ変化する。従って、トータルとしては、(7)式の絶対値に示す分だけ、レーザビームLBによる画像が前側(副走査方向:図7での左側)にずれる。(7)式における−は、ずれの方向を示すものであり、右側にずれるのを+としている。
ΔTF≒−ΔLF/v …(5)
v×ΔTF≒−ΔLF …(6)
−2×LF …(7)
(ウ)シャフト径変動の影響
さらに、ベルト駆動ローラ56のシャフト半径がΔrsだけ大きくなると、ベルト駆動ローラ56の直線的な移動速度(v)はΔrs×ωsだけ速くなる。このため、上述した時間Tでベルト(ベルト上の媒体)進む距離は、(8)式に示す分だけ大きくなる。このことは、画像変化でいっても、(8)式に示す分だけ、レーザビームLBによる画像が後側(副走査方向:図6や図7での右側)にずれることを意味している。
Δrs×ωs×T=L×Δrs/rs …(8)
副走査方向の画像ずれを引き起こす原因を、上述の(ア)〜(ウ)に示す3種類の変動とし、それらが重なった場合には、レーザビームLBによる画像は、(4)式、(7)式及び(8)式から、(9)式に示す分だけ標準状態からずれることになる。
ΔLH−2×ΔLF+L×Δrs/rs …(9)
ここで、この実施形態の光走査装置1などの光学系を取り付けて収容している部材(以下、ハウジングと呼ぶ)の合成線膨張係数(合成熱膨張係数)をαH、感光体ドラム58Y及び58Bを支持している部材(以下、フレームと呼ぶ)の合成線膨張係数(合成熱膨張係数)をαF、ベルト駆動ローラ(シャフト)56の合成線膨張係数(合成熱膨張係数)をαSとし、温度上昇をtとすると、上述した3種類の変動量ΔLH、ΔLF、Δrsはそれぞれ、(10)式〜(12)式で表すことができる。
ΔLH=αH×L×t …(10)
ΔLF=αF×L×t …(11)
Δrs=αS×rs×t …(12)
上述した(9)式に(10)式〜(12)式を適用することにより、(13)式が得られる。この(13)式は、図5に示すような標準的な状態から、温度がtだけ上昇すると、レーザビームLBでの画像が、各部の合成線膨張係数(合成熱膨張係数)の影響を受けつつ、(13)式に示す分だけ、後側(副走査方向:図5での右側)にずれることを表している。
αH×L×t−2×αF×L×t+L×αS×rs×t/rs
=(αH−2×αF+αS)×(L×t)=Δ …(13)
この(13)式からは、温度がtだけ上昇すると、レーザビームLBの照射位置を上昇前の位置から、(13)式で表される絶対量Δと同じ量だけ逆方向に移動させれば良いこと(−Δ)が分かる。以上では、レーザビームLBによる画像変化だけが生じると仮定して説明したが、レーザビームLB及びLYの照射位置が共に変化する。従って、(13)式は、温度がtだけ上昇すると、レーザビームLB及びLY間のピッチを−Δだけ変化させれば良いことを表している。すなわち、レーザビームLB及びLYの感光体ドラムの照射位置を固定するのではなく、(13)式で表される逆の量−Δだけ、レーザビームLB及びLYの照射位置間を相対的に移動させるようにすれば、周囲環境の変化(特に温度変化)が起こっても複数画像での位置ずれは生じない。
以上では、説明を簡単化するため、2本のレーザビームLB及びLYで説明したが、上記実施形態の場合のように、4本のレーザビームLY、LM、LC及びLBについても同様である。
上記で仮定した、光学系ハウジングの膨張と、ハウジングから出てくる光線(レーザビーム)の間隔変動がちょうど同じになるのは、副走査方向のビーム間ピッチが、αH×BP×t(ここで、BPは偏向面から像面までの光路折り返しを展開した際の像面での副走査方向のビーム位置間隔)だけ膨張した場合となる。
このため、折り返しミラーを展開した際の被走査面(各感光体ドラム面が対応)のビーム位置が(13’)式に示すΔ’だけずれれば、温度変化による色重ねのずれの発生を防止することができる。これにより、レジストレーション制御無し時の色ずれ量を抑えることができ、又は、レジストレーション制御の時間間隔を大きくすることができる。
−(αH−2×αF+αS)×(L×t)+αH×BP×t=Δ’
…(13’)
上述した環境変化補償光学素子15は、図4(B)を用いて説明したように、温度変化時の被走査面での副走査方向の位置ずれを抑制するものであるが、完全に抑制することができない。そのため、環境変化補償光学素子15の特性や形状を、温度がtだけ上昇した場合に、折り返しミラーを展開した際の被走査面でのビーム位置が−(αH−2×αF+αS)×(L×t)+αH×BP×tだけずれるように選定すれば、温度変化による色重ねのずれの発生を防止することができ、レジストレーション制御無し時の色ずれ量を抑え、又は、レジストレーション制御の時間間隔を大きくすることができる。
一般的には、フレームやシャフトは鉄系の素材で形成され、ハウジングはアルミニュームやプラスチックで形成されるため、αH>αF≒αSが成立し、そのため、−(αH−2αF+αS)×L<0となる。これにより、温度が上昇した際には、光学系としては、副走査方向間隔の増加がαH×BP×tより小さくなることが望ましいことが分かる。
以上のように、環境変化補償光学素子15を含めた最適な光学パワー配置を行うことにより、副走査方向のビーム位置の変動を抑制し、しかも、副走査方向結像面の温度依存性を低減する光学系を提供可能となる。
(A−1)上記実施形態の第1の具体例
以下、上述した実施形態の光走査装置及び画像形成装置を、第1の具体例に沿って説明する。
この第1の具体例では、光学系ハウジングの材質が線膨張係数αH=2.1×10−5のアルミダイキャストであり、感光体間隔を規定するフレームの材質が線膨張係数αF=2.1×10−5のアルミダイキャストであり、転写ベルト駆動シャフトの材質が線膨張係数αS=1.15×10−5の快削鋼であり、また、両端の感光体ドラム(黒用及びイエロー用)間の間隔Lは225mmである。
ここで、温度上昇が15度(t=15)の場合を考えると、理想的な副走査方向両端のビーム間距離変化量として、Δ’の値を規定する上述した(13’)式から、Δ’=0.032が得られる(なお、このことは、逆に、温度変化が起こっても、副走査方向の照射位置が全くずれない場合には32μmの色重ねずれが発生することを意味している)。
図8〜図11は、15度の温度上昇があったときに、副走査方向両端のビーム間距離変化量Δ’としてほぼ32μmを実現し得るような光走査装置1の諸元の説明図である。
なお、図8〜図11は、多面鏡本体(ポリゴンミラー)5aの内接円直径が40.0mmであり、主走査方向をy方向、副走査方向をz方向、光軸方向をx方向(偏向前は+、偏向後は−)としたとき、多面鏡本体(ポリゴンミラー)5aの回転中心位置が多面鏡本体(ポリゴンミラー)5aの反射面の局所座標系でy方向が17.2mm、z方向が10.1mmの場合を示している。また、これら図面に係るレンズ面定義式は、(14)式に示す通りであり、この具体例では、ay=1、az=1にしている。
Figure 0004535743
図8は、各光学素子の各面での光軸上での曲率や間隔(TH)や各光学素子の屈折率などを示している。各光学素子の相前後する面間の距離は、レーザビームLY(図ではRAY1と表記、他も同様)、LM(RAY2)、LC(RAY3)、LB(RAY4)で共通する表記と、レーザビームLY(RAY1)、LM(RAY2)、LC(RAY3)、LB(RAY4)によって異なる部分の表記とで行っている。また、図8は、有限焦点レンズ9(Y、M、C、B)の出射面以降の諸元を記述しており、各有限焦点レンズ9Y、9M、9C、9Bは、結像位置までの距離が、それぞれ、1159.4mm、1106.0mm、1136.0mm、1202.3mmのものである。
図9は、各光学素子の局所座標系での偏芯、傾きを示しており、各光学素子は、この図9に示す偏芯、傾きをもって配置される。図8及び図9において、面Noは共通している。
図8及び図9において、面No「2」がガラスシリンダレンズ11(Y、M、C、B)の曲面側を示しており、面No「3」がその平面側を示している。面No「4」で記載した距離は、面No「5」の光学素子の入射面までのレーザビームLY(RAY1)、LM(RAY2)、LC(RAY3)、LB(RAY4)での共通距離を示し、面No「3」で記載した距離は、その共通距離と、各レーザビームごとの実際の距離との差分を示している。面No「5」及び「6」が光路合成手段(13d)としてのビームスプリッタの入射面及び出射面を示している。
面No「7」及び「8」が、環境変化補償光学素子15としてのプラスチックレンズの入射面及び出射面であり、入射面の曲面多項式係数を図10(A)に示し、出射面の曲面多項式係数を図10(B)に示している。図8、図10(A)及び(B)から明らかなように、環境変化補償光学素子15は主走査方向にも曲面となっている。温度変化による像面の照射位置ずれは、副走査方向よりは小さいとは言え、主走査方向にも生じ、その補償のためである。また、図11は、環境変化補償光学素子15(プラスチックレンズ)の近軸パワーを示しており、副走査方向(及び主走査方向)に負のパワーを持っている。
面No「9」及び「10」は、多面鏡本体(ポリゴンミラー)5aをカバーしているカバーガラス(図2では省略)の偏向前側での入射面及び出射面を示し、面No「11」は偏向面を示し、面No「12」及び「13」は、上述したカバーガラスの偏向後側での入射面及び出射面を示している。
面No「14」及び「15」が、第1の結像レンズ30aとしてのプラスチックレンズの入射面及び出射面であり、入射面の曲面多項式係数を図10(C)に示し、出射面の曲面多項式係数を図10(D)に示している。面No「16」及び「17」が、第2の結像レンズ30bとしてのプラスチックレンズの入射面及び出射面であり、入射面の曲面多項式係数を図10(E)に示し、出射面の曲面多項式係数を図10(F)に示している。
面No「18」は、光走査装置1の全体に対するカバーガラス(図2では省略)の入射面を示しており、面No「19」及び「20」がその出射面を示している。面No「20」で記載した距離は、像面(感光体ドラム面)までの各レーザビームLY(RAY1)、LM(RAY2)、LC(RAY3)、LB(RAY4)に共通な距離を示し、面No「19」で記載した距離は、その共通距離と、各レーザビームごとの実際の距離との差分を示している。
以上のような具体例の光走査装置1を適用した場合、図12に示すように、レーザビームLY(RAY1;イエロー)と、レーザビームLB(RAY4;黒)は、15度の温度上昇で、ハウジング膨張よりも、25μm広がる方向に移動する。すなわち、レーザビームの照射位置が移動しない場合のレジストレーションずれ量の32μmを打ち消す方向に動くため、15度の温度上昇でも、イエローと黒で7μmの色重ねずれしか発生しない。
同様に、レーザビームLM(RAY2;マゼンタ)とレーザビームLB(RAY4;黒)との関係については、L=75×2=150となり、光線が移動しない場合のレジストレーションずれ量は22μmであるが、打ち消す方向に両レーザビームの相対距離が16μm動くため、15度の温度上昇でも、マゼンタと黒で6μmの色重ねずれしか発生せず、レーザビームLC(RAY3;シアン)とレーザビームLB(RAY4;黒)との関係については、L=75となり、光線が移動しない場合のレジストレーションずれ量は11μmであるが、打ち消す方向に両レーザビームの相対距離が14μm動くため、15度の温度上昇でも、シアンと黒で3μmの色重ねずれしか発生しない。
しかも、主走査方向及び副走査方向のデフォーカス変化量も、0.3以下と抑えられている。
(A−2)上記実施形態の第2の具体例
以下、上述した実施形態の光走査装置及び画像形成装置を、第2の具体例に沿って説明する。
この第2の具体例では、光学系ハウジングの材質が線膨張係数αH=2.25×10−5の炭素繊維強化ポリカーボネート樹脂であり、感光体間隔を規定するフレームの材質が線膨張係数αF=1.2×10−5の冷間圧延鋼板であり、転写ベルト駆動シャフトの材質が線膨張係数αS=1.04×10−5のステンレス鋼であり、また、両端の感光体ドラム(黒用及びイエロー用)間の間隔Lは225mmである。
ここで、温度上昇が15度(t=15)の場合を考えると、理想的な副走査方向両端のビーム間距離変化量として、Δ’の値を規定する上述した(13’)式から、0.030が得られる(なお、このことは、逆に、温度変化が起こっても、副走査方向の照射位置が全くずれない場合には30μmの色重ねずれが発生することを意味している)。
第2の具体例の場合、偏向前光学系の光源(LD)、有限焦点レンズ、ガラスシリンダレンズの高さを規定する部材は、光学部品全体を保持するハウジングとは、別部材でできており、具体的には、金属基複合材(フィラーとしてセラミック強化材を用い、金属マトリックス中に複合、一体化した素材)でできている。ここで、異なる厚さの金属基複合材をそれぞれ、光学ハウジングと、光源(LD)、有限焦点レンズ、ガラスシリンダレンズの間に挟むことにより、副走査方向位置を異ならせたものとする。
この第2の具体例の偏向後光学系は第1の具体例の偏向後光学系と同一である。
図13〜図16はそれぞれ、第1の具体例に係る図8〜図11に対応する図面であり、偏向前光学系についてのみ示している。
第2の具体例の場合、図17に示すように、レーザビームLY(RAY1;イエロー)と、レーザビームLB(RAY4;黒)は、15度の温度上昇で、ハウジング膨張よりも5μm小さくなる方向に移動する。すなわち、レーザビームの照射位置が移動しない場合のレジストレーションずれ量の30μmを打ち消す方向に動くため、15度の温度上昇でも、イエローと黒で25μmの色重ねずれしか発生しない(これ自身は大きいが、偏向前光学系に負のパワーを持つプラスチックレンズを入れない場合には、後述のように、114μmのずれとなり、これよりは、非常に改善していると言える)。
また、第2の具体例によっても、主走査方向及び副走査方向のデフォーカス変化量も、0.3以下に抑えられている。
なお、第2の具体例の場合、温度が上昇すると、被走査面ビーム間隔が小さくなる構成となっているということができる。
図18〜図20は比較例の光学系の緒元を示すものである。比較例は、環境変化補償光学素子15としてのプラスチックレンズが設けられていないものである。なお、この比較例の偏向後光学系も、第2の具体例と同様なものである。図18は、第2の具体例での図13に対応する図面であり、図19は、第2の具体例での図14に対応する図面であり、図20は、第2の具体例での図16に対応する図面である。
この比較例の場合、図21に示すように、レーザビームLY(RAY1;イエロー)と、レーザビームLB(RAY4;黒)は、15度の温度上昇で、84μm広がる方向に移動する。
第1の具体例のハウジング、感光体間隔を規定するフレーム部材、転写ベルト駆動シャフトの材質の組合せの例では、レーザビームの照射位置が移動しない場合のレジストレーションずれ量の32μmに対し、84μmずれてしまうため、15度の温度上昇で、イエローと黒とで52μmの色重ねずれが発生することとなってしまう。
第2の具体例のハウジング、感光体間隔を規定する部材、転写ベルト駆動シャフトの材質の組合せの例では、光線が移動しない場合のレジストレーションずれ量の30μmに加え、84μmが反対方向にずれてしまうため、15度の温度上昇で、イエローと黒とで114μmの色重ねずれが発生することとなってしまう。
以上より、環境変化補償光学素子15(プラスチックレンズ)を設けたことにより、温度変化に対する色重ねずれを抑制できることが明白である。
さらに、図21と図12の比較、並びに、図21と図17の比較から、主走査方向及び副走査方向のデフォーカス変化量も、比較例が第1や第2の具体例に比べ大きいことが分かる。
以上のように、偏向後光学系において温度変化による副走査方向ビームウェスト位置が変化しても、偏向前光学系に環境変化補償光学素子15(プラスチックレンズ)を設けることによって、偏向後光学系で発生する方向と逆方向に結像面をシフトさせ、補正を行うことができる。その結果、副走査方向での色重ねずれを抑制でき、レジストレーション制御無し時の色ずれ量を抑えることができ、又は、レジストレーション制御の時間間隔を大きくすることができる。
なお、副走査方向だけでなく、主走査方向に関しても、偏向前光学系に環境変化補償光学素子15(プラスチックレンズ)を設けることによって、環境変化に対するデフォーカスに対し、同様な効果を奏することができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、最大4個の画像を重ね合わせる画像形成装置を示したが、重ね合わせることができる最大の画像数がこれより少ない又は多い画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。また、重ね合わせる画像の色成分が異なる色のものに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、全てのレーザビームを多面鏡本体(ポリゴンミラー)の同一面に導くものを示したが、ポリゴンミラーの2面を使う装置に対しても、適宜、本発明を適用することができる。
さらに、上記実施形態では、環境変化補償光学素子15が負のパワーを有するレンズ(一例としてプラスチックレンズ)であるものを示したが、同様な入出射特性を有する他種類の光学素子であっても良い。例えば、非等間隔ピッチの透過型若しくは反射型回折格子を適用することができる。
さらにまた、上記実施形態では、環境変化補償光学素子15による補償機能が上記(13’)式を考慮して定まられたものを示したが、環境変化補償光学素子15による補償機能は上記(13’)式を考慮していなくても良い。例えば、走査光学ユニット内の温度上昇が、ユニット外側より大きいような場合には、図4(B)を用いて説明したように、結像レンズ(第1及び第2の結像レンズ)に対する温度依存性と逆の温度依存性を有するように補償機能を定めたものであっても良い。すなわち、光学系ハウジング、感光体間隔を規定するフレーム、転写ベルト駆動シャフトの材質の線膨張係数までも考慮して補償機能を定めたものでなくても良い。
また、上記実施形態では、上記(13)式による画像ずれを補償する部材が、偏向前光学系の複数のレーザビームに共通な位置に設けられた環境変化補償光学素子15を中心とするものを示したが、上記(13)式による画像ずれを、その正負逆の量の移動で補償する部材は、複数ビームの一部のレーザビーム毎の光路部分に設けられていても良い。例えば、光路2つずつが合成された位置のそれぞれに、環境変化補償光学素子15を設けても良い。
上記実施形態では、光学系ハウジング、感光体間隔を規定するフレーム、転写ベルト駆動シャフトという3種類の材質の線膨張係数を考慮したものを示したが、考慮する材質数はこれより少なくても多くても良い。
実施形態であるマルチビーム光走査装置が利用される画像形成装置の概略断面図である。 図1の画像形成装置に組み込まれる光走査装置の光学部材の配置を示す概略平面図である。 図2の光走査装置において、光偏向装置の反射点と偏向後光学系の走査方向の中央を切断した状態を説明する概略断面図である。 環境変化補償光学素子15の機能の説明図である。 温度変化の影響を受ける種々のパラメータの通常状態の説明図である。 走査線位置(レーザビーム照射位置)変動の影響の説明図である。 感光体ドラム位置変動の影響の説明図である。 実施形態の第1の具体例での、各光学素子の各面での光軸上での曲率や間隔や各光学素子の屈折率などを示す図表である。 実施形態の第1の具体例での、各光学素子の偏芯、傾き量を示す図表である。 実施形態の第1の具体例での、各光学素子の各面の曲面多項式係数を示す図表である。 実施形態の第1の具体例での、環境変化補償光学素子15の近軸パワー特性を示す図表である。 実施形態の第1の具体例での、温度上昇15度時の位置変化などを示す図表である。 実施形態の第2の具体例での、各光学素子の各面での光軸上での曲率や間隔や各光学素子の屈折率などを示す図表である。 実施形態の第2の具体例での、各光学素子の偏芯、傾き量を示す図表である。 実施形態の第2の具体例での、各光学素子の各面の曲面多項式係数を示す図表である。 実施形態の第2の具体例での、環境変化補償光学素子15の近軸パワー特性を示す図表である。 実施形態の第2の具体例での、温度上昇15度時の位置変化などを示す図表である。 実施形態に対する比較例での、各光学素子の各面での光軸上での曲率や間隔や各光学素子の屈折率などを示す図表である。 実施形態に対する比較例での、各光学素子の偏芯、傾き量を示す図表である。 実施形態に対する比較例での、環境変化補償光学素子15の近軸パワー特性を示す図表である。 実施形態に対する比較例での、温度上昇15度時の位置変化などを示す図表である。
符号の説明
1…マルチビーム光走査装置、
3Y、3M、3C、3B…光源、
5…光偏向装置、
5a…多面鏡本体(ポリゴンミラー)、
7Y、7M、7C、7B…偏向前光学系 、
9Y、9M、9C、9B…有限焦点レンズ、
11Y、11M、11C、11B…ガラスシリンダレンズ、
15…環境変化補償光学素子、
30…偏向後光学系 、
30a、30b…結像レンズ、
50Y、50M、50C、50B…画像形成部、
56…ベルト駆動ローラ、
58Y、58M、58C、58B…感光体ドラム、
100…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 単一の光偏向装置と、複数の光源からの光線を上記光偏向装置に入射させる偏向前光学系と、上記光偏向装置からの各反射光線を光線毎の被走査面に結像させる第1の光学素子を含む偏向後光学系とを有する光走査装置において、
    上記偏向前光学系は、複数の光源からの光線をそれぞれ通す位置に設けられた、副走査方向に正のパワーを有する複数の第4の光学素子を備えると共に、
    上記第1の光学素子の副走査方向のパワーに対し、正負が逆のパワーを有する第2の光学素子を、上記複数の光源からの光線を共通に通す、上記偏向前光学系の位置であって、しかも、上記複数の光源からの光線が副走査方向に距離をおいて入射される位置に設けたことを特徴とする光走査装置。
  2. 上記各光源と、上記第2の光学素子との間に、上記各光源からの光線に対して所定の特性を付与する、上記各光源に対応した複数の第3の光学素子を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 上記第2の光学素子が、レンズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 上記第2の光学素子が、非等間隔ピッチの透過型回折格子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光走査装置を搭載していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 単一の光偏向装置と、複数の光源からの光線を上記光偏向装置に入射させる偏向前光学系と、上記光偏向装置からの各反射光線を光線毎の被走査面に結像させる第1の光学素子を含む偏向後光学系とを有し、複数の光源からの光線を、上記偏向前光学系、上記光偏向装置及び上記偏向後光学系を順に介することで上記被走査面上を走査させる光走査方法において、
    複数の光源からの光線をそれぞれ通す、上記偏向前光学系の位置に設けられた、副走査方向に正のパワーを有する複数の第4の光学素子を備えると共に、
    上記第1の光学素子の副走査方向のパワーに対し、正負が逆のパワーを有する第2の光学素子を、上記複数の光源からの光線を共通に通す、上記各第4の光学素子より下流側の上記偏向前光学系の位置であって、しかも、上記複数の光源からの光線が副走査方向に距離をおいて入射される位置に設け、上記複数の光源からの光線を上記各第4の光学素子、上記第2の光学素子を通過させた後に、上記第1の光学素子を通過させることを特徴とする光走査方法。
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