JP2001296494A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP2001296494A
JP2001296494A JP2000114210A JP2000114210A JP2001296494A JP 2001296494 A JP2001296494 A JP 2001296494A JP 2000114210 A JP2000114210 A JP 2000114210A JP 2000114210 A JP2000114210 A JP 2000114210A JP 2001296494 A JP2001296494 A JP 2001296494A
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mounting frame
frame portion
forming apparatus
image
image forming
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JP2000114210A
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English (en)
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Koji Takahashi
宏治 高橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械内部の主走査方向の温度勾配から来るフ
レームの熱膨張差によって生じる色ずれスキューを低コ
スト且つ簡単な構造により防止した多色画像形成装置を
得る。 【解決手段】 カラー画像形成装置10は、ケーシング
32に、シリンドリカルミラー48K〜48Cの一端部
を取付け保持するミラー保持フレーム70Aと、これと
対向して配置されてシリンドリカルミラー48K〜48
Cの他端部を取付け保持するミラー保持フレーム70B
とをシリンドリカルミラー48K〜48Cの配列方向に
沿った向きで配設し、これら両フレームの一端は連結フ
レーム74に連結固定し、他端は移動できるようにして
取付ける。さらに機械内部の温度勾配に応じて、両フレ
ームの線膨張係数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像書き込
み装置、または一方向に沿って間隔をあけて光ビーム出
射ミラーが配置されて複数の光ビームを出射する一体型
の画像書込み装置を備えた電子写真方式の多色画像形成
装置に係り、温度上昇による色ずれ特に機械手前側と奥
側で温度上昇に差がある時に色ずれの大きさが手前側と
奥側で異なる色ずれスキューを簡単な構成で防止するこ
とのできる多色画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の多色画像形成装置では、
電源投入後に、機械内部に発生する熱により、徐々にそ
の機械内部温度が上昇して行き、安定するまでの間はそ
の温度上昇に対応して、機械装置を構成するメインフレ
ームや各部サブフレームが熱膨張する。
【0003】そしてメインフレームや各部サブフレーム
に取り付けられた露光手段(画像書込み装置)や像担持
体の位置が各色毎にそれぞれ変動する。
【0004】この結果、記録媒体に転写後、各色間に温
度上昇による色ずれが生じる問題がある。
【0005】この問題に対して、従来は記録媒体上の色
ずれを検知手段を用いて把握し、これから演算手段によ
り補正量を計算し、この値を補正手段によりたとえば書
き込みタイミング等を補正をして、色ずれ防止の為の自
動制御(レジコン)を行ってきた。
【0006】一方、レジコンを行わない従来以前の技術
としては、特開平1−169466号に開示の技術や、
特開平8−62920号に開示の技術がある。
【0007】前者は露光手段を取り付ける部分のメイン
フレームの線膨張係数(α)を像担持体を取り付ける部
分のメインフレームの線膨張係数(β)に対して2倍
(α=2β)にし、且つ両者のメインフレームが平行に
なるように支持することを特徴とする技術であるが、線
膨張係数の異なる2つの材質でメインフレームを一体的
に構成する点で、その膨張差を吸収する構造にし、且つ
メインフレームとしての必要な剛性を安価に達成するの
には困難であるとういう問題がある。
【0008】後者は、前者が露光手段と像担持体との2
者の間に発生する熱膨張による相対的位置ずれ問題を色
ずれの要因として取り上げたのに対して、これらの他に
像担持体自体を構成する材質の線膨張係数(γ)から来
る像担持体の回転体半径の変化による搬送速度の変化を
色ずれの要因として加え、これら3者間の変化が色ずれ
に対し相殺されるような各々の線膨張係数(α,β,
γ)を有する材質で形成することを特徴とする技術であ
る。
【0009】両者は基本的には同じ技術である。何故な
ら、両者とも回転体の角速度(ω)は温度変化に係わり
なく暗黙の条件として角速度は一定(ω=一定)である
ことを前提にした上で、前者はγを無視したものであ
り、後者はγを明示したに過ぎない。
【0010】像担持体(感光ドラム)の半径は通常その
像担持体間ピッチまたは露光手段間ピッチの1/4ない
し1/5の大きさの範囲にあり、色ずれに対する影響は
その分小さい。前者は色ずれに対し無視できるレベルと
判断したと考えられ、後者はそれをあえて加えた技術と
いうことができる。
【0011】他方、前述2つの従来技術を超える、レジ
コンを行わない別の従来技術として、本発明者によって
なされた特開平11−231600号に提案中の色ずれ
防止がある。
【0012】この技術は、本体装置フレームと、前記本
体装置フレームに対して一方向に沿って間隔をあけて配
置され、光ビームを出射する複数の画像書込み装置と、
前記本体装置フレームの前記画像書込み装置とは異なる
位置に前記画像書込み装置と対向するように配置され、
前記光ビームによって画像が形成される複数の像担持体
と、前記像担持体の各々に対して設けられた潜像を現像
してトナー画像とする複数の現像手段と、前記トナー画
像を転写する記録媒体を前記方向に沿って搬送する搬送
手段とを備え、前記一方向に沿って搬送される記録媒体
に各トナー画像を重ねて転写することによって前記記録
媒体上に多色の画像を形成する多色画像形成装置におい
て、最も記録媒体搬送方向上流側に位置する第1の画像
書込み装置から記録媒体下流側に位置する第n番目の画
像書込み装置までの距離Lnが前記本体装置フレームの
熱膨張によってΔLn変化した時には、ΔLnと等しい
大きさだけ前記第n番目の画像書込み装置を前記一方向
に沿って前記第1の画像書込み装置から離れる方向に移
動させて前記トナー画像を一致させる移動補正手段を設
けたことを特徴とする技術で多色画像書込み装置に適用
されるものである。
【0013】そして、この移動補正手段は、温度変化に
より伸縮する膨張補正部材であることを特徴とし、この
部材の取り付け長さは、前記本体装置フレームの線膨張
係数をαl、前記膨張補正手段の線膨張係数をα2、前記
膨張補正手段と前記第nの画像書込み装置との連結部分
から前記移動補正手段と前記本体装置フレームとの連結
部分までの前記一方向に沿って測った膨張補正部材の有
効長さ寸法をXnとしたときに、 Xn=αl/(α2−αl)・Ln を満足することを特徴としている。
【0014】しかし、これらの従来技術は多色画像形成
装置の温度上昇が機械全体で一様になることを前提にし
ており、機械内部に記録媒体の搬送方向と直交する方向
(主走査方向)の一方のフレーム部とこれと相対向する
他方のフレーム部に温度差が有る時には、この温度勾配
による色ずれ差(いわゆる色ずれスキュー)が発生し、
これを補正することができない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】画質の向上への市場要
求は高価格機のみならず低価格機にも当然ながら及んで
きている。
【0016】これを解決する従来技術としてレジコンが
あり、このうちでも主走査方向の書き込み位置によって
その変更の大きさを変える副走査方向の光ビームの照射
位置変更手段を用いて、色ずれスキューを補正する技術
が考案されている。しかしこれは、小型低速の低価格機
に用いる技術としてはコストが高く適用は困難である。
【0017】この画質の向上要求を満たす安価で確実な
色ずれ補正技術として、レジコンレス技術が求められて
いる。
【0018】従来のレジコンレス技術では、副走査方向
の光ビームの色間の位置ずれを主走査ライン一様に補正
することはできるが、機械内部の温度勾配によって生じ
る色ずれスキューの補正はできない。
【0019】機械内部には、その機械のサイズに係わら
ず発熱源が有り、強制または自然対流のエヤーフローが
あって、このエヤーフローを局部的に乱す、またはエヤ
ーフローを閉じ込めて流れを悪くする機械部品構成(例
えばフレームなど)がある。
【0020】また、機械駆動部品やその他発熱源となる
部品の局所集中(例えば駆動モータや機械制御基盤など
は概ね機械の後部に配置されることが多い。)などによ
って、機械内部の温度分布は電源投入直後の状態と温度
平衡状態に達した時とで隔たりがあり、結果として機械
内部に温度勾配を持った温度平衡状態を作る。この勾配
のうち、主走査方向に沿った温度差(機械手前側と奥側
での温度差)が、色ずれスキューの発生原因となる。
【0021】更なる高画質画像を形成する装置において
は、画質を悪化させる主要な未解決要因として残ってい
る。
【0022】本発明は上記事実を考慮して、機械内部の
主走査方向の温度勾配から来るフレームの熱膨張差によ
って生じる色ずれスキューを、低コストでしかも簡単な
構造により防止した多色画像形成装置を提供することを
課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、本体フレームに取付けら
れ、一方向に沿って一定間隔をあけて配置された複数の
出射ミラーから光ビームを各々出射する一体型の画像書
込み装置と、前記画像書込み装置と対向するように前記
本体フレームに配置され、各々の前記光ビームによって
潜像が形成される複数の像担持体と、前記像担持体の各
々に対して書き込まれた潜像を現像してトナー画像とす
る複数の現像手段と、前記トナー画像を転写する記録媒
体を前記一方向に沿って搬送する搬送手段と、を備え、
前記一方向に沿って搬送される前記記録媒体に各トナー
画像を重ねて転写することによって記録媒体上に多色の
画像を形成する多色画像形成装置において、前記画像書
込み装置のハウジングに前記一方向に沿って一端が固定
され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の出射ミ
ラーの前記一方向と直交する方向の一端部を取付け保持
する一方の出射ミラー取付けフレーム部と、前記一方の
出射ミラー取付けフレーム部と対向して配置され、前記
ハウジングに前記一方向に沿って一端が固定され他端が
移動可能に取付けられて、前記複数の出射ミラーの他端
部を取付け保持する他方の出射ミラー取付けフレーム部
と、を有し、前記一方の出射ミラー取付けフレーム部と
前記他方の出射ミラー取付けフレーム部とは、線膨張係
数の異なる部材で構成されていることを特徴としてい
る。
【0024】請求項1に記載の発明では、画像書込み装
置のハウジングに、複数の出射ミラーの一端部を取付け
保持する一方の出射ミラー取付けフレーム部と、この一
方の出射ミラー取付けフレーム部と対向して配置されて
複数の出射ミラーの他端部を取付け保持する他方の出射
ミラー取付けフレーム部とを配設している。つまり、各
出射ミラーの両端は、独立した一方及び他方の出射ミラ
ー取付けフレーム部にそれぞれ取付けられて保持されて
いる。
【0025】そしてこれら両出射ミラー取付けフレーム
部は、出射ミラーの配列方向となる一方向に沿った向き
で配設し、且つ、一端は固定し、他端は移動できるよう
にしてハウジングに取付けている。このため、両出射ミ
ラー取付けフレーム部が加熱又は放熱されると、両出射
ミラー取付けフレーム部はその温度変化に応じ一端を基
点として伸縮(膨張及び収縮)することになり、各出射
ミラーはそのフレーム部の伸縮方向に沿って変位するこ
とになる。
【0026】これにより、多色画像形成装置が作動して
機械内部に温度勾配を持ち、主走査方向に沿った温度差
を生じても、その温度差に応じて、各出射ミラーの両端
に配設された両出射ミラー取付けフレーム部の線膨張係
数を設定すれば、各出射ミラーの変位量が調整可能とな
り、副走査方向の色ずれスキューを補正することができ
る。
【0027】さらにそのような温度勾配による色ずれス
キューの補正を、高価な電気的補正手段等を用いること
なく、線膨張係数の異なる部材で構成された2つの出射
ミラー取付けフレーム部を用いるだけの簡単な機構によ
って実現させている。
【0028】したがって、機械内部の主走査方向の温度
勾配から来るフレームの熱膨張差によって生じる色ずれ
スキューを、低コストでしかも簡単な構造により防止す
ることができる。
【0029】また請求項1に記載の発明は、請求項2の
ように、前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が
固定され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像
担持体の前記一方向と直交する方向の回転軸一端部を取
付け保持する一方の像担持体取付けフレーム部と、前記
一方の像担持体取付けフレーム部と対向して配置され、
前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定され
他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持体の
回転軸他端部を取付け保持する他方の像担持体取付けフ
レーム部と、を有する構成において、前記一方(in
側)の出射ミラー取付けフレーム部における線膨張係数
を(αR)in、その出射ミラー取付けフレーム部での
多色画像形成装置の作動による上昇温度を(ΔtR)i
n、前記他方(out側)の出射ミラー取付けフレーム
部における線膨張係数を(αR)out、その出射ミラ
ー取付けフレーム部での多色画像形成装置の作動による
上昇温度を(ΔtR)out、前記一方(in側)の像
担持体取付けフレーム部における線膨張係数を(αD
in、その像担持体取付けフレーム部での多色画像形成
装置の作動による上昇温度を(ΔtR)in、前記他方
(out側)の像担持体取付けフレーム部における線膨
張係数を(αD)out、その像担持体取付けフレーム
部での多色画像形成装置の作動による上昇温度を(Δt
D)out、としたときに、(αR)inは、前記in側
における前記像担持体取付けフレーム部と前記出射ミラ
ー取付けフレーム部との上昇温度の比(ΔtD)in/
(ΔtR)inを含む、(αR)in=2・{(ΔtD
in/(ΔtR)in}・(αD)inを満足し、
(αR)outは、前記out側における前記像担持体
取付けフレーム部と前記出射ミラー取付けフレーム部と
の上昇温度の比(ΔtD)out/(ΔtR)outを含
む、(αR)out=2・{(ΔtD)out/(Δ
R)out}・(αD)outを満足するようにしても
よい。
【0030】このように、in側out側それぞれの温
昇レベルに対応させた像担持体取付けフレーム部の線膨
張係数に対する出射ミラー取付けフレーム部の必要線膨
張係数を求める際に、それらフレーム部の実測温度上昇
比の値を用い、且つ、一方(in側)の出射ミラー取付
けフレーム部の線膨張係数を(αR)inと、他方(o
ut側)の出射ミラー取付けフレーム部における線膨張
係数を(αR)outとして数式化することにより、色
ずれスキューを無くす出射ミラー取付けフレーム部の材
料選定が容易になる。
【0031】また請求項1に記載の発明における一方の
出射ミラー取付けフレーム部及び他方の出射ミラー取付
けフレーム部は、請求項3のように、何れも単一部材に
よる構成である、又は、少なくとも何れかの出射ミラー
取付けフレーム部が単一部材を複数組み合わせた複合部
材による構成であるようにしてもよい。
【0032】これは、in側out側の温度差に着目し
たものであり、この温度差に対応する色ずれスキュー分
はどちらか片側の出射ミラー取付けフレーム部を複合部
材とすることで対応し、in側out側に共通する残り
の色ずれ分については、その複合部材中の何れかと同じ
材料(同一の線膨張係数材料)の単一部材により構成さ
れた残り片側の出射ミラー取付けフレーム部とに割り当
てて補正するようにすれば、合わせて色ずれを無くする
ことができる。また出射ミラー取付けフレーム部を両側
とも複合部材で構成する場合に比べ安価にできる。
【0033】さらに請求項3に記載の発明においては、
請求項4のように、一方の出射ミラー取付けフレーム部
及び他方の出射ミラー取付けフレーム部のうち、多色画
像形成装置の作動による上昇温度が低い出射ミラー取付
けフレーム部を単一部材よって構成するようにしてもよ
く、請求項5のように、一方の出射ミラー取付けフレー
ム部及び他方の出射ミラー取付けフレーム部のうち、多
色画像形成装置の作動による上昇温度が高い出射ミラー
取付けフレーム部を前記複合部材よって構成するように
してもよい。
【0034】このように、in側out側のうち上昇温
度の高い側の出射ミラー取付けフレーム部のみを複合部
材の構成とすることにより、また温度上昇の低い側は、
像担持体取付けフレーム部線膨張係数の2倍の線膨張係
数を持つ出射ミラー取付けフレーム部に出射ミラーを取
付けて支持する部材を直接取付けることにより、両側と
も複合部材とする場合に比べ、安価に構成できる。
【0035】また、請求項3又は請求項5に記載の発明
においては、請求項6のように、複合部材は、線膨張係
数の異なる単一部材を2種類以上組み合わせ連結させた
構造としてもよく、その請求項6における複合部材の連
結構造は、請求項7のように、第1の部材を基盤として
これと異なる線膨張係数を持つ第2の部材を第1の部材
に重ねて配置するとともに、第2の部材の一端が第1の
部材に固定され他端が摺動自在とされた構造とし、出射
ミラーの一端部又は他端部は第2の部材の他端側に取付
けるようにしてもよい。
【0036】一般に、フレーム材料として使用される材
料は、コストや製造技術の面から鉄系、アルミ系、樹脂
系等に限られ、単一部材によるフレーム部構成では線膨
張係数の選択幅が狭い。このことから、色ずれスキュー
を無くするフレーム伸び率をそれらの材料の中から2種
類以上用いた複合材料の組み合わせとし、連結構造とす
ることで、線膨張係数選択の自由度を大きくすることが
できる。またこのことは、上記の一般的なフレーム材料
により出射ミラー取付けフレーム部が作製可能となるた
め、コストを抑えたフレーム構成が実現できる。
【0037】さらに複合部材の構成条件として、異なる
線膨張係数の2つの部材を利用し、第2の部材を基盤と
なる第1の部材に対して一端を固定し他端を伸縮自在に
摺動させることで、第2の部材は熱膨張に対して自由に
変位できるようになり、所定の伸び位置に出射ミラーを
導くことが可能となり、性能の安定化を容易に図ること
ができる。
【0038】また請求項7に記載の発明においては、請
求項8のように、前記出射ミラー取付けフレーム部の固
定端部と前記像担持体取付けフレーム部の固定端部とは
前記一方向での位置が揃えられて温度上昇による伸びの
共通基準が設けられ、前記共通基準から前記一方向に沿
って距離Pだけ離れた位置が取付け部とされた前記出射
ミラーを取付け保持する第2部材の伸び有効長をLR2
多色画像形成装置の作動による前記画像書込み装置の上
昇温度をΔtR、多色画像形成装置の作動による前記像
担持体の上昇温度をΔtD、前記出射ミラー取付けフレ
ーム部における第1の部材の線膨張係数をαR1、前記出
射ミラー取付けフレーム部における第2の部材の線膨張
係数をαR2、前記像担持体フレーム部の線膨張係数をα
D、としたときに、LR2は、LR2={P・(2・αD・Δ
D−αR1・ΔtR)}/{(αR 2−αR1)・ΔtR}を
満足するようにしてもよい。
【0039】ここでは、出射ミラーを取付け保持する第
2部材の伸び有効長LR2を、各出射ミラーの取付け位
置、すなわち光ビーム出射位置に対応した距離Pと各上
昇温度及び各線膨張係数とで表わした条件式を導き、そ
の式を満たす第2の部材を用いることにより、色ずれス
キューを補正するフレーム部材料の選択幅が広がって、
より安価なフレーム構成とすることができる。
【0040】また請求項9に記載の発明は、本体フレー
ムに取付けられ、一方向に沿って一定間隔をあけて配置
された複数の出射ミラーから光ビームを各々出射する一
体型の画像書込み装置と、前記画像書込み装置と対向す
るように前記本体フレームに配置され、各々の前記光ビ
ームによって潜像が形成される複数の像担持体と、前記
像担持体の各々に対して書き込まれた潜像を現像してト
ナー画像とする複数の現像手段と、前記トナー画像を転
写する記録媒体を前記一方向に沿って搬送する搬送手段
と、を備え、前記一方向に沿って搬送される前記記録媒
体に各トナー画像を重ねて転写することによって記録媒
体上に多色の画像を形成する多色画像形成装置におい
て、前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定
され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持
体の前記一方向と直交する方向の回転軸一端部を取付け
保持する一方の像担持体取付けフレーム部と、前記一方
の像担持体取付けフレーム部と対向して配置され、前記
本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定され他端
が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持体の回転
軸他端部を取付け保持する他方の像担持体取付けフレー
ム部と、を有し、前記一方の像担持体取付けフレーム部
と前記他方の像担持体取付けフレーム部とは、線膨張係
数の異なる部材で構成されていることを特徴としてい
る。
【0041】請求項9に記載の発明では、多色画像形成
装置の本体フレームに、複数の像担持体の回転軸一端部
を取付け保持する一方の像担持体取付けフレーム部と、
この一方の像担持体取付けフレーム部と対向して配置さ
れて複数の像担持体の回転軸他端部を取付け保持する他
方の像担持体取付けフレーム部とを配設している。つま
り、各像担持体の回転軸両端は、独立した一方及び他方
の像担持体取付けフレーム部にそれぞれ取付けられて保
持されている。
【0042】そしてこれら両像担持体取付けフレーム部
は、像担持体の配列方向となる一方向に沿った向きで配
設し、且つ、一端は固定し、他端は移動できるようにし
て本体フレームに取付けている。このため、両像担持体
取付けフレーム部が加熱又は放熱されると、両像担持体
取付けフレーム部はその温度変化に応じ一端を基点とし
て伸縮(膨張及び収縮)することになり、各像担持体取
はそのフレーム部の伸縮方向に沿って変位することにな
る。
【0043】これにより、多色画像形成装置が作動して
機械内部に温度勾配を持ち、主走査方向に沿った温度差
を生じても、その温度差に応じて、各像担持体の回転軸
両端に配設された両像担持体取付けフレーム部の線膨張
係数を設定すれば、各像担持体の変位量が調整可能とな
り、副走査方向の色ずれスキューを補正することができ
る。
【0044】さらにそのような温度勾配による色ずれス
キューの補正を、高価な電気的補正手段等を用いること
なく、線膨張係数の異なる部材で構成された2つの像担
持体取付けフレーム部を用いるだけの簡単な機構によっ
て実現させている。
【0045】したがって、機械内部の主走査方向の温度
勾配から来るフレームの熱膨張差によって生じる色ずれ
スキューを、低コストでしかも簡単な構造により防止す
ることができる。
【0046】また請求項9に記載の発明は、請求項10
のように、前記画像書込み装置のハウジングに前記一方
向に沿って一端が固定され他端が移動可能に取付けられ
て、前記複数の出射ミラーの前記一方向と直交する方向
の一端部を取付け保持する一方の出射ミラー取付けフレ
ーム部と、前記一方の出射ミラー取付けフレーム部と対
向して配置され、前記ハウジングに前記一方向に沿って
一端が固定され他端が移動可能に取付けられて、前記複
数の出射ミラーの他端部を取付け保持する他方の出射ミ
ラー取付けフレーム部と、を有する構成において、前記
一方(in側)の出射ミラー取付けフレーム部における
線膨張係数を(αR)in、その出射ミラー取付けフレ
ーム部での多色画像形成装置の作動による上昇温度を
(ΔtR)in、前記他方(out側)の出射ミラー取
付けフレーム部における線膨張係数を(αR)out、
その出射ミラー取付けフレーム部での多色画像形成装置
の作動による上昇温度を(ΔtR)out、前記一方
(in側)の像担持体取付けフレーム部における線膨張
係数を(αD)in、その像担持体取付けフレーム部で
の多色画像形成装置の作動による上昇温度を(ΔtR
in、前記他方(out側)の像担持体取付けフレーム
部における線膨張係数を(αD)out、その像担持体
取付けフレーム部での多色画像形成装置の作動による上
昇温度を(ΔtD)out、としたときに、(αD)in
は、前記in側における前記出射ミラー取付けフレーム
部と前記像担持体取付けフレーム部との上昇温度の比
(ΔtR)in/(ΔtD)inを含む、(αD)in=
{(ΔtR)in/2・(ΔtD)in}・(αR)in
を満足し、(αR)outは、前記out側における前
記出射ミラー取付けフレーム部と前記像担持体取付けフ
レーム部との上昇温度の比(ΔtR)out/(ΔtD
outを含む、(αD)out={(ΔtR)out/2
・(ΔtD)out}・(αR)outを満足するように
してもよい。
【0047】このように、in側out側それぞれの温
昇レベルに対応させた出射ミラー取付けフレーム部の線
膨張係数に対する像担持体取付けフレーム部の必要線膨
張係数を求める際に、それらフレーム部の実測温度上昇
比の値を用い、且つ、一方(in側)の像担持体取付け
フレーム部の線膨張係数を(αD)inと、他方(ou
t側)の像担持体取付けフレーム部の線膨張係数を(α
D)outとして数式化することにより、色ずれスキュ
ーを無くす像担持体取付けフレーム部の材料選定が容易
になる。
【0048】また請求項9に記載の発明における一方の
像担持体取付けフレーム部及び他方の像担持体取付けフ
レーム部は、請求項11のように、何れも単一部材によ
る構成である、又は、少なくとも何れかの像担持体取付
けフレーム部が単一部材を複数組み合わせた複合部材に
よる構成であるようにしてもよい。
【0049】これは、in側out側の温度差に着目し
たものであり、この温度差に対応する色ずれスキュー分
はどちらか片側の像担持体取付けフレーム部を複合部材
とすることで対応し、in側out側に共通する残りの
色ずれ分については、その複合部材中の何れかと同じ材
料(同一の線膨張係数材料)の単一部材により構成され
た残り片側の像担持体取付けフレーム部とに割り当てて
補正するようにすれば、合わせて色ずれを無くすること
ができる。また像担持体取付けフレーム部を両側とも複
合部材で構成する場合に比べ安価にできる。
【0050】さらに請求項11に記載の発明において
は、請求項12のように、一方の像担持体取付けフレー
ム部及び他方の像担持体取付けフレーム部のうち、多色
画像形成装置の作動による上昇温度が低い像担持体取付
けフレーム部を単一部材よって構成するようにしてもよ
く、請求項13のように、一方の像担持体取付けフレー
ム部及び他方の像担持体取付けフレーム部のうち、多色
画像形成装置の作動による上昇温度が高い像担持体取付
けフレーム部を複合部材よって構成するようにしてもよ
い。
【0051】このように、in側out側のうち上昇温
度の高い側の像担持体取付けフレーム部のみを複合部材
の構成とすることにより、また温度上昇の低い側は、出
射ミラー取付けフレーム部線膨張係数の1/2倍の線膨
張係数を持つ像担持体取付けフレーム部に像担持体回転
軸を取付けて支持する部材を直接取付けることにより、
両側とも複合部材とする場合に比べ、安価に構成でき
る。
【0052】また請求項11又は請求項13に記載の発
明においては、請求項14のように、複合部材は、線膨
張係数の異なる単一部材を2種類以上組み合わせ連結さ
せた構造としてもよく、その請求項14における複合部
材の連結構造は、請求項15のように、第1の部材を基
盤としてこれと異なる線膨張係数を持つ第2の部材を前
記第1の部材に重ねて配置するとともに、第2の部材の
一端が第1の部材に固定され他端が摺動自在とされた構
造とし、像担持体の回転軸一端部又は回転軸他端部は第
2の部材の他端側に取付けるようにしてもよい。
【0053】一般に、フレーム材料として使用される材
料は、コストや製造技術の面から鉄系、アルミ系、樹脂
系等に限られ、単一部材によるフレーム部構成では線膨
張係数の選択幅が狭い。このことから、色ずれスキュー
を無くするフレーム伸び率をそれらの材料の中から2種
類以上用いた複合材料の組み合わせとし、連結構造とす
ることで、線膨張係数選択の自由度を大きくすることが
できる。またこのことは、上記の一般的なフレーム材料
により像担持体取付けフレーム部が作製可能となるた
め、コストを抑えたフレーム構成が実現できる。
【0054】さらに複合部材の構成条件として、異なる
線膨張係数の2つの部材を利用し、第2の部材を基盤と
なる第1の部材に対して一端を固定し他端を伸縮自在に
摺動させることで、第2の部材は熱膨張に対して自由に
変位できるようになり、所定の伸び位置に像担持体を導
くことが可能となり、性能の安定化を容易に図ることが
できる。
【0055】また請求項15に記載の発明においては、
請求項16のように、前記出射ミラー取付けフレーム部
の固定端部と前記像担持体取付けフレーム部の固定端部
とは前記一方向での位置が揃えられて温度上昇による伸
びの共通基準が設けられ、前記共通基準から前記一方向
に沿って距離Pだけ離れた位置が取付け部とされた前記
像担持体の回転軸を取付け保持する第2部材の伸び有効
長をLD2、多色画像形成装置の作動による前記画像書込
み装置の上昇温度をΔtR、多色画像形成装置の作動に
よる前記像担持体の上昇温度をΔtD、前記像担持体取
付けフレーム部における第1の部材の線膨張係数を
αD1、前記像担持体取付けフレーム部における第2の部
材の線膨張係数をαD2、前記出射ミラー取付けフレーム
部の線膨張係数をαR、としたときに、LD2は、LD2
{P・(αR・ΔtR−2・αD1・ΔtD)}/{2・
(αD2−αD1)・ΔtD}を満足するようにしてもよ
い。
【0056】ここでは、像担持体の回転軸を取付け保持
する第2部材の伸び有効長LD2を、各像担持体の取付け
位置、すなわち像担持体の回転軸軸心位置に対応した距
離Pと各上昇温度及び各線膨張係数とで表わした条件式
を導き、その式を満たす第2の部材を用いることによ
り、色ずれスキューを補正するフレーム部材料の選択幅
が広がって、より安価なフレーム構成とすることができ
る。
【0057】また請求項9〜請求項16の何れか1項に
記載の発明においては、請求項17のように、本体フレ
ームに取付けられる画像書込み装置は、一体型の画像書
込み装置に代えて、光ビームの出射位置ごとに配置され
て独立駆動される単体型の複数の画像書き込み装置とし
てもよい。
【0058】このように、単体型画像書き込み装置を複
数備える構成においても本発明が適用できる。
【0059】また請求項1〜請求項17の何れか1項に
記載の発明においては、請求項18のように、前記出射
ミラーと前記像担持体との相対位置関係の変化によって
生じる色ずれにおいて、前記in側とout側とに共通
な副走査方向の色ずれを補正可能な補正手段を有するよ
うにしてもよい。
【0060】請求項18記載の発明では、副走査方向の
色ずれのうちin側とout側とで共通な大きさの色ず
れ量については、例えばレジコン等の他の電気的な補正
手段を用いて補正し、in側とout側での色ずれの差
の部分については色ずれスキューとして、本発明の請求
項1〜請求項17記載の発明によって補正する。
【0061】このように、機械的な補正手段に電気的な
補正手段を組合わせることにより、色ずれスキューとし
ての補正量が最小限の大きさに限定でき、結果としてど
ちらか片側に配置された出射ミラー取付けフレーム部あ
るいは像担持体取付けフレーム部のみで補正可能とな
り、しかも小さな補正量で済むため、フレーム構成を安
価にできる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0063】[第1の実施形態]図1には、第1の実施
形態に係る多色画像形成装置としてのカラー画像形成装
置10が示されている。
【0064】カラー画像形成装置10は、本体フレーム
11の内部に、3個の搬送ローラ12A、12B、12
Cと、搬送ローラ12A〜12Cに巻き掛けられた無端
の転写ベルト14と、転写ベルト14を挟んで搬送ロー
ラ12Cと対向配置された転写ローラ16と、を備えて
いる。
【0065】転写ベルト14の上方には、転写ベルト1
4が回転駆動されたときのベルト移動方向(図1矢印A
方向)に沿って、上流側から順に、ブラック(K)画像
形成用の感光体ドラム18K、イエロー(Y)画像形成
用の感光体ドラム18Y、マゼンダ(M)画像形成用の
感光体ドラム18M、シアン(C)画像形成用の感光体
ドラム18Cが略等間隔で配置されている。各感光体ド
ラム18は軸線(回転軸軸心)が転写ベルト14の移動
方向と直交するように各々配置されている。
【0066】なお、以下ではK,Y,M,C各色毎に設
けられた部分に対し、上記と同様に、各部分の符号にK
/Y/M/Cの記号を付して区別する。
【0067】各感光体ドラム18の周囲には、ドラムを
帯電させるための帯電器20が各々配置されており、各
感光体ドラム18の上方には、帯電されたドラムにレー
ザビームを各々照射して各感光体ドラム18に静電潜像
を形成する画像書込み装置30(詳細は後述)が配置さ
れている。
【0068】また、各感光体ドラム18の周囲には、ド
ラム回転方向に沿ってレーザビーム照射位置よりも下流
側に、感光体ドラム18上に形成された静電潜像を所定
色(K又はY又はM又はC)のトナーによって現像しト
ナー像を形成させる現像器22、感光体ドラム18上に
形成されたトナー像を転写ベルト14に転写する転写器
24、感光体ドラム18に残されたトナーを除去する清
掃器26が順に配置されている。
【0069】各感光体ドラム18に形成された互いに異
なる色のトナー像は、転写ベルト14のベルト面上で互
いに重なり合うように転写ベルト14に各々転写され
る。これにより、転写ベルト14上にカラーのトナー像
が形成され、形成されたカラーのトナー像は、搬送ロー
ラ12Cと転写ローラ16との間に送り込まれた転写材
28に転写される。そして、転写材28は図示しない定
着装置に送りこまれ、転写されたトナー像が定着され
る。これにより、転写材28上にカラー画像(フルカラ
ー画像)が形成される。
【0070】次に図1及び図2を参照し、画像書込み装
置30について説明する。複数のレーザビームを出射す
る一体型の画像書込み装置30は、底面形状が略矩形状
のケーシング32を備え、ケーシング32の略中央部に
は、図示しないモータによって高速で回転する回転多面
鏡34が配置されている。
【0071】回転多面鏡34の軸線に直交する方向に沿
ってケーシング32の一方の端部には、感光体ドラム1
8Kへの照射用のレーザ光を出射する半導体レーザ(以
下、LDという)36Kと、感光体ドラム18Yへの照
射用のレーザ光を出射するLD36Yが角部近傍に各々
配置されている。
【0072】LD36Kのレーザ光出射側にはコリメー
タレンズ38K、平面ミラー40が順に配置されてい
る。LD36Kから出射されたレーザビームKは、コリ
メータレンズ38Kによって平行光束とされて平面ミラ
ー40に入射される。また、LD36Yのレーザ光出射
側にはコリメータレンズ38Y、平面ミラー42が順に
配置されており、LD36Yから出射されたレーザビー
ムYは、コリメータレンズ38Yによって平行光束とさ
れた後に、平面ミラー42で反射されて平面ミラー40
に入射される。
【0073】平面ミラー40と回転多面鏡34との間に
はfθレンズ44が配置されており、平面ミラー40で
反射されたレーザビームK及びレーザビームYは、fθ
レンズ44を透過して回転多面鏡34に入射され、回転
多面鏡34で反射・偏向された後に、再びfθレンズ4
4を透過するように構成されている(いわゆるダブルパ
ス構成:図1参照)。
【0074】LD36KとLD36Yは回転多面鏡34
の軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違し
ており、レーザビームK及びレーザビームYは、副走査
方向に沿って異なる入射角で回転多面鏡34に各々入射
されるので、fθレンズ44を2回透過したレーザビー
ムK,Yは別々の平面ミラー46K、46Yに入射され
る。
【0075】そしてレーザビームKは、平面ミラー46
Kにより、感光体ドラム18Kの上方に相当する位置に
配置されたシリンドリカルミラー(出射ミラー)48K
に入射され、シリンドリカルミラー48Kから感光体ド
ラム18Kへ向けて出射され、感光体ドラム18Kの周
面上を走査する。また、レーザビームYは、平面ミラー
46Yにより、感光体ドラム18Yの上方に相当する位
置に配置されたシリンドリカルミラー48Yに入射さ
れ、シリンドリカルミラー48Yから感光体ドラム18
Yへ向けて出射され、感光体ドラム18Yの周面上を走
査する。
【0076】一方、ケーシング32内部の、回転多面鏡
34を挟んでLD36K及びLD36Yの配設位置の反
対側の端部には、感光体ドラム18Mへの照射用のレー
ザ光を出射するLD36Mと、感光体ドラム18Cへの
照射用のレーザ光を出射するLD36Cが角部近傍に各
々配置されている。
【0077】LD36Cのレーザ光出射側にはコリメー
タレンズ38C、平面ミラー52が順に配置されてお
り、LD36Cから出射されたレーザビームCは、コリ
メータレンズ38Cによって平行光束とされて平面ミラ
ー52に入射される。また、LD36Mのレーザ光出射
側にはコリメータレンズ38M、平面ミラー54が順に
配置され、LD36Mから出射されたレーザビームM
は、コリメータレンズ38Mによって平行光束とされた
後に、平面ミラー54で反射されて平面ミラー52に入
射される。
【0078】平面ミラー52と回転多面鏡34との間に
はfθレンズ56が配置されており、平面ミラー52で
反射されたレーザビームC及びレーザビームMは、fθ
レンズ56を透過して回転多面鏡34に入射され、回転
多面鏡34で反射・偏向された後に、再びfθレンズ5
6を透過するように構成されている。
【0079】LD36CとLD36Mは回転多面鏡34
の軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違し
ており、レーザビームC及びレーザビームMは、副走査
方向に沿って異なる入射角で回転多面鏡34に各々入射
されるので、fθレンズ56を2回透過したレーザビー
ムC,Mは別々の平面ミラー46C、46Mに入射され
る。
【0080】そしてレーザビームCは、平面ミラー46
Cにより、感光体ドラム18Cの上方に相当する位置に
配置されたシリンドリカルミラー48Cに入射され、シ
リンドリカルミラー48Cから感光体ドラム18Cへ向
けて出射され、感光体ドラム18Cの周面上を走査す
る。また、レーザビームMは、平面ミラー46Mによ
り、感光体ドラム18Mの上方に相当する位置に配置さ
れたシリンドリカルミラー48Mに入射され、シリンド
リカルミラー48Mから感光体ドラム18Mへ向けて出
射され、感光体ドラム18Mの周面上を走査する。
【0081】このように、レーザビームK,Yと、レー
ザビームC,Mとは回転多面鏡34の対向する面に入射
するため、図2に矢印で各々示すように、レーザビーム
K,YとレーザビームC,Mは逆方向に走査される。
【0082】次に、シリンドリカルミラーと感光体ドラ
ムの取付構造について説明する。
【0083】シリンドリカルミラー48K〜48Cは、
ミラー両端部がミラー保持フレーム70A、70Bに取
付けられて保持されている。これらミラー保持フレーム
70A、70Bは、例えば鉄系の材料によって作製され
ており、図2に示すように、ミラー保持フレーム70A
はケーシング32の手前側(図中下側)に配置され、ミ
ラー保持フレーム70Bは奥側(図中上側)に配置され
て対向している。
【0084】またミラー保持フレーム70A、70Bの
一端部(シリンドリカルミラー48K側)は、ケーシン
グ32に固定されている連結フレーム74A、74Bの
上端部にそれぞれ連結されており、他端部側は、周知の
支持機構により摺動自在に支持されてほぼ水平に保たれ
ている。
【0085】一方、感光体ドラム18K〜18Cは、回
転軸両端部が回転軸取り付け部材(図示省略)を介して
ドラム保持フレーム72A、72Bに取付けられて保持
されている。これらドラム保持フレーム72A、72B
についても、例えば鉄系の材料により作製されており、
図示は省略するが、ドラム保持フレーム72Aは本体フ
レーム11の手前側に配置され、ドラム保持フレーム7
2Bは奥側に配置されて対向している。
【0086】またドラム保持フレーム72A、72Bの
一端部(感光体ドラム18K側)は、連結フレーム74
A、74Bの下端部にそれぞれ連結されており、他端部
側は、周知の支持機構により摺動自在に支持されてほぼ
水平に保たれている。
【0087】さらに、詳細なシリンドリカルミラー48
K〜48Cの取付け構造が図6に示されている。図6
(B)に示すように、本実施の形態では、ミラー保持フ
レーム70A、70Bのそれぞれに、所定の間隔をおい
てミラー保持サブフレーム76K〜76Cが配設され、
各サブフレームの一端部が、固定部材77K〜77Cに
よりミラー保持フレーム70A、70Bに固定されてい
る。
【0088】これらミラー保持サブフレーム76K〜7
6Cは、他端部が熱膨張に対して自由に伸張できる状態
とされており、この他端部に、シリンドリカルミラー4
8K〜48Cの端部を取付け保持したミラー取付けブラ
ケット78K〜78Cが取付けられている。なお、この
ミラー保持サブフレーム76K〜76Cは、例えば樹脂
系の材料(デルリン)で作製されている。
【0089】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0090】先ず、シリンドリカルミラー48K〜48
Cを保持するミラー保持フレーム70A(70B)と、
感光体ドラム18K〜18Cを保持するドラム保持フレ
ーム72A(72B)との熱膨張に起因して発生する色
ずれについて説明する。
【0091】図3は、カラー画像形成装置10の作動時
に、ミラー保持フレーム70A(70B)及びドラム保
持フレーム72A(72B)が熱膨張して、隣接する感
光体ドラム間に副走査方向の色ずれ量Xが発生すること
を説明するための模式図である。
【0092】同図では、回転多面鏡34の回転軸を境と
した上流側略半分(正面から視て略右半分)を示してお
り、ここでは、回転多面鏡34の回転軸を計算上の基準
0とする。この計算基準S0から感光体ドラム18Yの
回転軸軸心までの距離をL、感光体ドラム18Yと隣接
配置された感光体ドラム18Kのドラム間ピッチ(両感
光体ドラム回転軸の軸心の距離)を2Lとしている。ま
た、ミラー保持フレーム70A(70B)の線膨張係数
をαl、ドラム保持フレーム72A(72B)の線膨張
係数をα2とする。
【0093】ここで、機械内部の温昇により両フレーム
が膨張し、計算基準S0から右方向(上流側)へ伸張す
ると仮定する。そして1℃当りの温度上昇により、ミラ
ー保持フレーム70A(70B)が所定量伸張してシリ
ンドリカルミラー48K、48Yが変位し、レーザビー
ムKがレーザビームK’となり、レーザビームYがレー
ザビームY’となる。なお、両レーザビームのずれ量
は、図示のように、計算基準S0からの距離に応じて変
わってくる。
【0094】同様に、1℃当りの温度上昇でドラム保持
フレーム72A(72B)が所定量伸張し、感光体ドラ
ム18Kは感光体ドラム18K’に、感光体ドラム18
Yは感光体ドラム18Y’のように変位する。
【0095】したがって、温度上昇前のK位置からのY
位置までのレーザビーム出射タイミングを変更しないレ
ジコンレスの通常システムでは、トナー像80の位置か
らずれて現像されたトナー像80K’が点Aの位置で記
録用紙(転写材28)に転写され、その後距離2L、す
なわち、熱膨張前のドラム間ピッチだけ進んだ位置点B
まで移動した時点で、レーザビームY’によって現像、
転写されたトナー像80Y’(トナー像80Yからずれ
たもの)は点Cに位置することになる。
【0096】その結果、距離BC分の位置ずれが両トナ
ー像間に生じる。これを色ずれXと称すると、Xは図3
から、以下に説明する(1)式で表すことができる。
【0097】ここで、色ずれXを含むドラム保持フレー
ム72A(72B)の伸びによる点Aまでの距離:SA
(L+Lα2+L(α2−α1)+X+2L)と、ミラー
保持フレーム70A(70B)の伸びによる点Aまでの
距離:SA(L+2L+3Lα1+3L(α2−α1)・
2)とは等しく、また等しい温度上昇条件ではT=1℃
を省略できることから、 L+Lα2+L(α2−α1)+X+2L=L+2L+3
Lα1+3L(α2−α1)・2 が成立し、 X=4Lα2−2Lα1 X=2L(2α2−α1)・・・(1) となって、式(1)が導かれる。
【0098】つまり、計算基準S0からの感光体ドラム
までの距離Lが左辺と右辺とで同じ値となり相殺される
ことから、基準をどの位置に設定しても色ずれ式(1)
は成り立つことになる。
【0099】詳細には、ミラー保持フレーム70A(7
0B)とドラム保持フレーム72A(72B)とは、熱
膨張による互いの伸びの基準となるように任意の一箇所
で連結されていて、その伸びが互いに拘束されないよう
に構成されていれば、式(1)は成り立つことになる。
【0100】この式(1)で表される色ずれXは、カラ
ー画像形成装置10の全ての画像形成箇所で発生するこ
とになる。そのメカニズムを図4及び図5を用いて説明
する。
【0101】図4は、4連タンデムのカラー画像形成装
置を正面から視た概略構成を示し、機械初期調整後の色
ずれXがどの色間にも発生していないことを表す模式図
である。
【0102】図に示される機械初期調整後の状態では、
図に示される第2以降の各色書込みタイミングをそのお
のおのの直前のトナー転写像と一致するように初期設定
がされるため、色ずれのない画像が得られる(図中、第
4の位置で、トナー像80K、80Y、80M、80C
が重なっている)。
【0103】しかし、温昇後に機械のin側とout側
が異なる温度分布となって平衡状態になると、図5に示
すように、in側とout側の色ずれ量が変わり、色ず
れXin及び色ずれXoutとなる(図中、第4の位置
で、トナー像80K、80Y、80M、80Cがin側
とout側とでそれぞれずれた状態となっている)。
【0104】このため、in側とout側で異なる副走
査方向位置ずれ、すなわち色ずれスキューが発生するこ
とになる。
【0105】このようにして生じる色ずれスキューは、
上記したように、機械内部の温度勾配によるin側とo
ut側で、異なる副走査方向の色間の位置ずれが原因で
あることから、それぞれのずれ量の大きさに応じて、i
n側とout側とに独立した補正手段を構成する(機械
内部の温度勾配に対応した構成とする)ことにより、色
ずれスキューの発生が抑えられる。
【0106】そのために、in側とout側のそれぞれ
の色ずれ量を求め、そこからそれら色ずれ量が0(ゼ
ロ)となる条件式を導き出す。
【0107】ここで、 Xin:隣接する感光体ドラムのin側の色ずれ量 Xout:隣接する感光体ドラムのout側の色ずれ量 P:感光体ドラム間のピッチ αD:ドラム保持フレームの線膨張係数 αR:ミラー保持フレームの線膨張係数 ΔtD:ドラム保持フレームの上昇温度(℃) ΔtR:ミラー保持フレームの上昇温度(℃) とすると、in側の色ずれ量をXinは式(1)より Xin=P・{2・(αD)in・(ΔtD)in−(αR)in(ΔtR)in }・・・(2) となり、out側の色ずれ量をXoutは式(1)より Xout=P・{2・(αD)out・(ΔtD)out−(αR)out(Δ tR)out}・・・(3) となる。
【0108】そしてin−out両側の色ずれ量をそれ
ぞれゼロとするには、Xin=Xout=0より (αR)in=2・{(ΔtD)in/(ΔtR)in}・(αD)in・・・( 4) (αR)out=2・{(ΔtD)out/(ΔtR)out}・(αD)out ・・・(5) が導き出される。
【0109】すなわち、ミラー保持フレームとドラム保
持フレームの各線膨張係数の関係式の中に、in側、o
ut側、それぞれの側でのミラー保持フレームとドラム
保持フレームとの温度上昇比の値を含む上式(4)及び
(5)を満たすようにすることである。
【0110】しかし、一般にフレーム材料として使用さ
れる材質はコストや製造技術の面から鉄系、アルミ系、
樹脂系に限られる。現実のフレーム候補材料の中からこ
の温度勾配を吸収するための上記関係式を満たす線膨張
係数を持つ材料を選定することは困難である。
【0111】そこで、本実施の形態では、線膨張係数の
異なる部材を組合わせた複合部材によってフレームを構
成し、所定の温度勾配が補正可能なようにされている。
【0112】すなわち、メインフレームとなる鉄系材料
のミラー保持フレーム70A、70Bに、樹脂系材料の
ミラー保持サブフレーム76K〜76Cが組合わせられ
たフレーム構造である。
【0113】これにより、以下に示す式(6)、式
(7)が成り立ち、この2式から、出射ミラーを取付け
保持する第2部材(ミラー保持サブフレーム76K〜7
6C)の伸び有効長LR2が求められる。
【0114】 P=LR2+LR1・・・(6) LR1・αR1・ΔtR+LR2・αR2・ΔtR=2・P・αD・ΔtD・・・(7) 式(6)より LR1=P−LR2 となり、これを式(7)に代入して (P−LR2)・αR1・ΔtR+LR2・αR2・ΔtR=2・P・αD・ΔtDR2(αR2・ΔtR−αR1・ΔtR)=2・P・αD・ΔtD−P・αR1・ΔtRR2={P・(2・αD・ΔtD−αR1・ΔtR)}/{(αR2−αR1)・ΔtR }・・・(8) が導かれる。ここでΔtD=ΔtRとすると LR2={P・(2・αD−αR1)}/(αR2−αR1)・・・(9) となる。
【0115】ここで、鉄の線膨張係数α=11.70×
10-6、デルリン(樹脂)の線膨張係数α=81.00
×10-6であるため、αD=αR1=11.70×1
-6、αR2=81.00×10-6とすると LR2={P・(2・11.70−11.70)}/(8
1.00−11.70) LR2=(11.70/69.30)・P LR2≒0.17・P・・・(10) が導かれる。
【0116】ここで、図6に示される#4の単色画像形
成位置を用いて説明する。なお、他の#1〜#3におい
ては#4と同様であるため説明を省略する。
【0117】ミラー保持フレーム70A、70B及びド
ラム保持フレーム72A、72Bにおける伸びの共通基
準位置Sを、連結フレーム74との連結部とし、そこか
ら固定部材77Cまでの距離LR1#4と固定部材77Cか
らシリンドリカルミラー48Cによる光出射位置までの
距離LR2#4とは、上記の連立式(6)、(7)により、
ミラー保持サブフレーム76Cの必要有効長、すなわ
ち、固定部材77Cからシリンドリカルミラー48Cま
での距離LR2#4として、上記の式(8)で表わされる。
【0118】そして、共通基準位置Sから#4単色画像
形成部までの距離Ρ#4=200mmとすると、式(10)
より、LR2#4≒34mmとなり、その構成により、色ずれ
補正が成立させられる。
【0119】以上説明したように、本実施の形態に係る
カラー画像形成装置10では、ケーシング32に、シリ
ンドリカルミラー48K〜48Cの一端部を取付け保持
するミラー保持フレーム70Aと、これと対向して配置
されてシリンドリカルミラー48K〜48Cの他端部を
取付け保持するミラー保持フレーム70Bとを配設し
て、各シリンドリカルミラーの両端は、独立したフレー
ムにそれぞれ取付けられて保持されている。
【0120】そしてこれら両フレームは、シリンドリカ
ルミラー48K〜48Cの配列方向に沿った向きで配設
し、且つ、一端は固定し、他端は移動できるようにして
取付けている。このため、両フレームが加熱又は放熱さ
れると、その温度変化に応じ一端を基点として伸縮(膨
張及び収縮)し、各シリンドリカルミラーはそのフレー
ムの伸縮方向に沿って変位する。
【0121】これにより、カラー画像形成装置10が作
動して機械内部に温度勾配を持ち、主走査方向に沿った
温度差を生じても、その温度差に応じて、各シリンドリ
カルミラーの両端に配設された両フレームの線膨張係数
を設定することにより、各シリンドリカルミラーの変位
量が調整でき、副走査方向の色ずれスキューを補正する
ことができる。
【0122】さらにそのような温度勾配による色ずれス
キューの補正を、線膨張係数の異なる部材で構成された
2つのミラー保持フレーム70A、70B部を用いるだ
けの簡単な機構によって実現できるため、低コストでし
かも簡単な構造により色ずれスキューが防止できる。
【0123】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態では、
本発明を感光体ドラムを取付けるドラム保持フレームに
適用したものであり、カラー画像形成装置の全体構成に
ついては上記第1の実施形態とほぼ同じであるため、同
一構成部品については同一符合を付してその説明を省略
する。
【0124】図7には、シリンドリカルミラー48K〜
48Cの詳細な取付け構造が示されている。図7(B)
に示すように、本実施の形態では、ドラム保持フレーム
72A、72Bのそれぞれに、所定の間隔をおいてドラ
ム保持サブフレーム86K〜86Cが配設され、各サブ
フレームの一端部が、固定部材87K〜87Cによりド
ラム保持フレーム72A、72Bに固定されている。
【0125】これらドラム保持サブフレーム86K〜8
6Cは、他端部が熱膨張に対して自由に伸張できる状態
とされており、この他端部に、感光体ドラム18K〜1
8Cの回転軸が取付けられている。なお、このドラム保
持サブフレーム86K〜86Cは、例えば樹脂系の材料
(デルリン)で作製されている。
【0126】そして、本実施の形態においても、第1の
実施形態と同様、in側とout側のそれぞれの色ずれ
量を求め、そこからそれら色ずれ量が0(ゼロ)となる
条件式を導き出すことができる。
【0127】以下、 P:感光体ドラム間のピッチ αD:ドラム保持フレームの線膨張係数 αR:ミラー保持フレームの線膨張係数 ΔtD:ドラム保持フレームの上昇温度(℃) ΔtR:ミラー保持フレームの上昇温度(℃) とすると、in側の色ずれ量をゼロとするは式は、第1
の実施形態の式(4)より、 (αD)in={(ΔtR)in/2・(ΔtD)in}・(αR)in・・・( 11) out側の色ずれ量をゼロとするは式は、第1の実施形
態の式(5)より、 (αD)out={(ΔtR)out/2・(ΔtD)out}・(αR)out ・・・(12) が導き出される。
【0128】ここでも、ミラー保持フレームとドラム保
持フレームの各線膨張係数の関係式の中に、in側、o
ut側、それぞれの側でのミラー保持フレームとドラム
保持フレームとの温度上昇比の値を含む上式(11)及
び(12)を満たすようにすることである。
【0129】また本実施の形態でも、フレーム材料とし
て使用可能な材質が限られることから、メインフレーム
となる鉄系材料のドラム保持フレーム72A、72B
に、樹脂系材料のドラム保持サブフレーム86K〜86
Cが組合わせられたフレーム構造であり、これによっ
て、所定の温度勾配が補正できるようになっている。
【0130】したがって、以下に示す式(13)、式
(14)が成り立ち、この2式から、感光体ドラムを取
付け保持する第2部材(ドラム保持サブフレーム86K
〜86C)の伸び有効長LD2が求められる。
【0131】 P=LD2+LD1・・・(13) P・αR・ΔtR=2・(LD1・αD1・ΔtD+LD2・αD2・ΔtD)・・・(1 4) 式(13)より LD1=P−LD2 となり、これを(14)に代入して P・αR・ΔtR=2・{(P−LD2)・αD1・ΔtD+LD2・αD2・ΔtD)} P・αR・ΔtR=2・(P・αD1・ΔtD−LD2・αD1・ΔtD+LD2・αD2・ ΔtD) LD2={P・(P・αR・ΔtR−2・αD1・ΔtD)}/{2・(αD2−αD1 )・ΔtD}・・・(15) が導かれる。ここでΔtD=ΔtRとすると LD2={P・(αR−2・αD1)}/2・(αD2−αD1)・・・(16) となる。
【0132】そして、αD1=11.70×10-6、αD2
=81.00×10-6、αR=81.00×10-6とす
ると LD2={P・(81.00−2・11.70)}/{2
・(81.00−11.70)} LD2=(57.60/138.60)・P LD2≒0.416・P・・・(17) が導かれる。
【0133】したがって、図7に示される#4の単色画
像形成位置を用いた例では、共通基準位置Sから固定部
材87Cまでの距離LD1#4と固定部材87Cから感光体
ドラム18の回転軸軸心までの距離LD2#4とは、上記の
連立式(13)、(14)により、ドラム保持サブフレ
ーム86Cの必要有効長、すなわち、固定部材87Cか
ら感光体ドラム18Cまでの距離LD2#4として、上記の
式(15)で表わされる。
【0134】そして、共通基準位置Sから#4単色画像
形成部までの距離Ρ#4=200mmとすると、式(17)
より、LD2#4≒83mmとなり、その構成により、色ずれ
補正が成立させられる。
【0135】
【発明の効果】本発明の多色画像形成装置は上記構成と
したので、機械内部の主走査方向の温度勾配から来るフ
レームの熱膨張差によって生じる色ずれスキューを、低
コストでしかも簡単な構造により防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略構成図である。
【図2】 図1のカラー画像形成装置の概略平面図であ
る。
【図3】 ミラー保持フレーム及びドラム保持フレーム
の熱膨張による色ずれ発生の原理を説明する説明図であ
る。
【図4】 図1のカラー画像形成装置の概略構成を示
し、機械調整直後の温度上昇前における色ずれが発生し
ていない状態を表した説明図である。
【図5】 図1のカラー画像形成装置の概略構成を示
し、温度上昇後に発生した色ずれと色ずれスキューの発
生状態を表した説明図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略構成図であり、(A)が温度上昇による従
来のミラー保持フレームの伸張の様子を表し、(B)が
温度上昇による第1の実施形態に係るミラー保持フレー
ムの伸張の様子を表し、(C)が温度上昇によるドラム
保持フレームの伸張の様子を表したものである。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略構成図であり、(A)が温度上昇によるミ
ラー保持フレームの伸張の様子を表し、(B)が温度上
昇による第2の実施形態に係るドラム保持フレームの伸
張の様子を表したものである。
【符号の説明】 10 カラー画像形成装置(多色画像形成装置) 11 本体フレーム 18K、18Y、18M、18C 感光体ドラム
(像担持体) 22K、22Y、22M、22C 現像器(現像
手段) 28 転写材(記録媒体) 30 画像書込み装置 32 ケーシング(ハウジング) 48K、48Y、48M、48C シリンドリカ
ルミラー(出射ミラー) 70A ミラー保持フレーム(一方の出射ミラー取
付けフレーム部/第1の部材) 70B ミラー保持フレーム(他方の出射ミラー取
付けフレーム部/第1の部材) 72A ドラム保持フレーム(一方の像担持体取付
けフレーム部/第1の部材) 72B ドラム保持フレーム(他方の像担持体取付
けフレーム部/第1の部材) 76K、76Y、76M、76C ミラー保持サ
ブフレーム(出射ミラー取付けフレーム部/第2の部
材) 86K、86Y、86M、86C ドラム保持サ
ブフレーム(像担持体取付けフレーム部/第2の部材) K、Y、M、C レーザビーム(光ビーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 112 H04N 1/29 F 5C074 H04N 1/04 B41J 3/00 D 1/113 H04N 1/04 D 1/29 104Z Fターム(参考) 2C362 AA45 AA46 AA48 BA52 BA87 BA90 CA22 CA39 DA03 2H030 AA01 AA06 AB02 BB02 2H045 AA01 CB22 DA02 2H071 AA26 DA02 DA05 DA15 EA04 EA06 5C072 AA03 BA19 DA04 DA21 DA23 HA02 HA13 HB08 QA14 QA17 XA01 XA05 5C074 AA10 AA15 BB03 CC22 CC26 EE03 FF15 GG01 GG09 HH02 HH04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームに取付けられ、一方向に沿
    って一定間隔をあけて配置された複数の出射ミラーから
    光ビームを各々出射する一体型の画像書込み装置と、 前記画像書込み装置と対向するように前記本体フレーム
    に配置され、各々の前記光ビームによって潜像が形成さ
    れる複数の像担持体と、 前記像担持体の各々に対して書き込まれた潜像を現像し
    てトナー画像とする複数の現像手段と、 前記トナー画像を転写する記録媒体を前記一方向に沿っ
    て搬送する搬送手段と、を備え、 前記一方向に沿って搬送される前記記録媒体に各トナー
    画像を重ねて転写することによって記録媒体上に多色の
    画像を形成する多色画像形成装置において、 前記画像書込み装置のハウジングに前記一方向に沿って
    一端が固定され他端が移動可能に取付けられて、前記複
    数の出射ミラーの前記一方向と直交する方向の一端部を
    取付け保持する一方の出射ミラー取付けフレーム部と、 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部と対向して配置
    され、前記ハウジングに前記一方向に沿って一端が固定
    され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の出射ミ
    ラーの他端部を取付け保持する他方の出射ミラー取付け
    フレーム部と、を有し、 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部と前記他方の出
    射ミラー取付けフレーム部とは、線膨張係数の異なる部
    材で構成されていることを特徴とする多色画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記本体フレームに前記一方向に沿って
    一端が固定され他端が移動可能に取付けられて、前記複
    数の像担持体の前記一方向と直交する方向の回転軸一端
    部を取付け保持する一方の像担持体取付けフレーム部
    と、 前記一方の像担持体取付けフレーム部と対向して配置さ
    れ、前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定
    され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持
    体の回転軸他端部を取付け保持する他方の像担持体取付
    けフレーム部と、を有し、 前記一方(in側)の出射ミラー取付けフレーム部にお
    ける線膨張係数を(α R)in、多色画像形成装置の作
    動による上昇温度を(ΔtR)in、 前記他方(out側)の出射ミラー取付けフレーム部に
    おける線膨張係数を(αR)out、多色画像形成装置
    の作動による上昇温度を(ΔtR)out、 前記一方(in側)の像担持体取付けフレーム部におけ
    る線膨張係数を(αD)in、多色画像形成装置の作動
    による上昇温度を(ΔtR)in、 前記他方(out側)の像担持体取付けフレーム部にお
    ける線膨張係数を(α D)out、多色画像形成装置の
    作動による上昇温度を(ΔtD)out、としたとき
    に、 (αR)inは、前記in側における前記像担持体取付
    けフレーム部と前記出射ミラー取付けフレーム部との上
    昇温度の比(ΔtD)in/(ΔtR)inを含む (αR)in=2・{(ΔtD)in/(ΔtR)in}
    ・(αD)in を満足し、 (αR)outは、前記out側における前記像担持体
    取付けフレーム部と前記出射ミラー取付けフレーム部と
    の上昇温度の比(ΔtD)out/(ΔtR)outを含
    む (αR)out=2・{(ΔtD)out/(ΔtR)o
    ut}・(αD)out を満足することを特徴とする請求項1に記載の多色画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部
    及び前記他方の出射ミラー取付けフレーム部は、何れも
    単一部材による構成である、又は、少なくとも何れかの
    出射ミラー取付けフレーム部が単一部材を複数組み合わ
    せた複合部材による構成であることを特徴とする請求項
    1に記載の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部
    及び前記他方の出射ミラー取付けフレーム部のうち、多
    色画像形成装置の作動による上昇温度が低い出射ミラー
    取付けフレーム部を前記単一部材よって構成することを
    特徴とする請求項3に記載の多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部
    及び前記他方の出射ミラー取付けフレーム部のうち、多
    色画像形成装置の作動による上昇温度が高い出射ミラー
    取付けフレーム部を前記複合部材よって構成することを
    特徴とする請求項3に記載の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記複合部材は、線膨張係数の異なる単
    一部材を2種類以上組み合わせ連結させた構造であるこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項5に記載の多色画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記複合部材の連結構造は、第1の部材
    を基盤としてこれと異なる線膨張係数を持つ第2の部材
    を前記第1の部材に重ねて配置するとともに、第2の部
    材の一端が第1の部材に固定され他端が摺動自在とされ
    た構造とされ、 前記出射ミラーの一端部又は他端部は前記第2の部材の
    他端側に取付けられることを特徴とする請求項6に記載
    の多色画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記出射ミラー取付けフレーム部の固定
    端部と前記像担持体取付けフレーム部の固定端部とは前
    記一方向での位置が揃えられて温度上昇による伸びの共
    通基準が設けられ、 前記共通基準から前記一方向に沿って距離Pだけ離れた
    位置が取付け部とされた前記出射ミラーを取付け保持す
    る第2部材の伸び有効長をLR2、 多色画像形成装置の作動による前記画像書込み装置の上
    昇温度をΔtR、 多色画像形成装置の作動による前記像担持体の上昇温度
    をΔtD、 前記出射ミラー取付けフレーム部における第1の部材の
    線膨張係数をαR1、 前記出射ミラー取付けフレーム部における第2の部材の
    線膨張係数をαR2、 前記像担持体フレーム部の線膨張係数をαD、としたと
    きに、LR2は、 LR2={P・(2・αD・ΔtD−αR1・ΔtR)}/
    {(αR2−αR1)・ΔtR} を満足することを特徴とする請求項7に記載の多色画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 本体フレームに取付けられ、一方向に沿
    って一定間隔をあけて配置された複数の出射ミラーから
    光ビームを各々出射する一体型の画像書込み装置と、 前記画像書込み装置と対向するように前記本体フレーム
    に配置され、各々の前記光ビームによって潜像が形成さ
    れる複数の像担持体と、 前記像担持体の各々に対して書き込まれた潜像を現像し
    てトナー画像とする複数の現像手段と、 前記トナー画像を転写する記録媒体を前記一方向に沿っ
    て搬送する搬送手段と、を備え、 前記一方向に沿って搬送される前記記録媒体に各トナー
    画像を重ねて転写することによって記録媒体上に多色の
    画像を形成する多色画像形成装置において、 前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定され
    他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持体の
    前記一方向と直交する方向の回転軸一端部を取付け保持
    する一方の像担持体取付けフレーム部と、 前記一方の像担持体取付けフレーム部と対向して配置さ
    れ、前記本体フレームに前記一方向に沿って一端が固定
    され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の像担持
    体の回転軸他端部を取付け保持する他方の像担持体取付
    けフレーム部と、を有し、 前記一方の像担持体取付けフレーム部と前記他方の像担
    持体取付けフレーム部とは、線膨張係数の異なる部材で
    構成されていることを特徴とする多色画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像書込み装置のハウジングに前
    記一方向に沿って一端が固定され他端が移動可能に取付
    けられて、前記複数の出射ミラーの前記一方向と直交す
    る方向の一端部を取付け保持する一方の出射ミラー取付
    けフレーム部と、 前記一方の出射ミラー取付けフレーム部と対向して配置
    され、前記ハウジングに前記一方向に沿って一端が固定
    され他端が移動可能に取付けられて、前記複数の出射ミ
    ラーの他端部を取付け保持する他方の出射ミラー取付け
    フレーム部と、を有し、 前記一方(in側)の出射ミラー取付けフレーム部にお
    ける線膨張係数を(α R)in、多色画像形成装置の作
    動による上昇温度を(ΔtR)in、 前記他方(out側)の出射ミラー取付けフレーム部に
    おける線膨張係数を(αR)out、多色画像形成装置
    の作動による上昇温度を(ΔtR)out、 前記一方(in側)の像担持体取付けフレーム部におけ
    る線膨張係数を(αD)in、多色画像形成装置の作動
    による上昇温度を(ΔtR)in、 前記他方(out側)の像担持体取付けフレーム部にお
    ける線膨張係数を(α D)out、多色画像形成装置の
    作動による上昇温度を(ΔtD)out、としたとき
    に、 (αD)inは、前記in側における前記出射ミラー取
    付けフレーム部と前記像担持体取付けフレーム部との上
    昇温度の比(ΔtR)in/(ΔtD)inを含む (αD)in={(ΔtR)in/2・(ΔtD)in}
    ・(αR)in を満足し、 (αR)outは、前記out側における前記出射ミラ
    ー取付けフレーム部と前記像担持体取付けフレーム部と
    の上昇温度の比(ΔtR)out/(ΔtD)outを含
    む (αD)out={(ΔtR)out/2・(ΔtD)o
    ut}・(αR)out を満足することを特徴とする請求項9に記載の多色画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 前記一方の像担持体取付けフレーム部
    及び前記他方の像担持体取付けフレーム部は、何れも単
    一部材による構成である、又は、少なくとも何れかの像
    担持体取付けフレーム部が単一部材を複数組み合わせた
    複合部材による構成であることを特徴とする請求項9に
    記載の多色画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記一方の像担持体取付けフレーム部
    及び前記他方の像担持体取付けフレーム部のうち、多色
    画像形成装置の作動による上昇温度が低い像担持体取付
    けフレーム部を前記単一部材よって構成することを特徴
    とする請求項11に記載の多色画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記一方の像担持体取付けフレーム部
    及び前記他方の像担持体取付けフレーム部のうち、多色
    画像形成装置の作動による上昇温度が高い像担持体取付
    けフレーム部を前記複合部材よって構成することを特徴
    とする請求項11に記載の多色画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記複合部材は、線膨張係数の異なる
    単一部材を2種類以上組み合わせ連結させた構造である
    ことを特徴とする請求項11又は請求項13に記載の多
    色画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複合部材の連結構造は、第1の部
    材を基盤としてこれと異なる線膨張係数を持つ第2の部
    材を前記第1の部材に重ねて配置するとともに、第2の
    部材の一端が第1の部材に固定され他端が摺動自在とさ
    れた構造とされ、 前記像担持体の回転軸一端部又は回転軸他端部は前記第
    2の部材の他端側に取付けられることを特徴とする請求
    項14に記載の多色画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記出射ミラー取付けフレーム部の固
    定端部と前記像担持体取付けフレーム部の固定端部とは
    前記一方向での位置が揃えられて温度上昇による伸びの
    共通基準が設けられ、 前記共通基準から前記一方向に沿って距離Pだけ離れた
    位置が取付け部とされた前記像担持体の回転軸を取付け
    保持する第2部材の伸び有効長をLD2、 多色画像形成装置の作動による前記画像書込み装置の上
    昇温度をΔtR、 多色画像形成装置の作動による前記像担持体の上昇温度
    をΔtD、 前記像担持体取付けフレーム部における第1の部材の線
    膨張係数をαD1、 前記像担持体取付けフレーム部における第2の部材の線
    膨張係数をαD2、 前記出射ミラー取付けフレーム部の線膨張係数をαR
    としたときに、LD2は、 LD2={P・(αR・ΔtR−2・αD1・ΔtD)}/
    {2・(αD2−αD1)・ΔtD} を満足することを特徴とする請求項15に記載の多色画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記本体フレームに取付けられる画像
    書込み装置は、前記一体型の画像書込み装置に代えて、
    前記光ビームの出射位置ごとに配置されて独立駆動され
    る単体型の複数の画像書き込み装置とされていることを
    特徴とする請求項9〜請求項16の何れか1項に記載の
    多色画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記出射ミラーと前記像担持体との相
    対位置関係の変化によって生じる色ずれにおいて、前記
    in側とout側とに共通な副走査方向の色ずれを補正
    可能な補正手段を有することを特徴とする請求項1〜請
    求項17の何れか1項に記載の多色画像形成装置。
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