JP4533010B2 - 放射線撮像装置、放射線撮像方法及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像方法及び放射線撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、撮像した被写体画像に対して補正処理を行なう放射線撮像装置、放射線撮像方法及び放射線撮像システムに関するものである。
現在、医療診断用に用いられるX線撮像装置では、X線を人体に曝射させ、人体を透過したX線を可視光に変換させる蛍光体に照射させ、その蛍光をフィルムに露光させるいわゆるフィルム方式が主流になっている。
しかしながら、高齢化社会を迎えつつある日本はもとより、世界的にも病院内での診断効率の向上や、より精度の高い医療機器が強く望まれている。そういった状況の中、従来のフィルム方式でのX線撮像装置においては、患者のX線画像を医師が得るまでには、途中にフィルムの現像処理工程があるために長い時間を必要とし、時としてはX線撮影中に患者が動いてしまった場合や露出があわない場合などに、再度撮影のやり直しを余儀なくされる。これらは病院内での診療の効率向上を妨げる要因であり、また患者の負担が大きく、今後の新しい医療社会を目指していく上での大きな障害となってくる。
近年、医療業界において”X線画像情報のディジタル化”の要求が高まりつつある。このディジタル化が達成されれば、医師がリアルタイムに最適なアングルでの患者のX線画像情報を得ることができ、得られたX線画像情報は光磁気ディスクのような媒体を用いて記録、管理することができる。また、ネットワークや他の通信方式等を利用すれば、患者のX線画像情報は世界中どこの病院にへも短時間に送ることが可能となる。そこで、最近では”X線画像情報のディジタル化”の要求に答えるべく、CCD固体撮像素子やアモルファスシリコン光電変換素子をフィルムの代わりに用いたX線撮像装置が提案されてきている。
図8は、近年開発されたディジタルX線撮像装置の概略断面図であり、以下にその構成について簡単に説明する(例えば特開平8−116044号公報に記載されている)。
ガラス基板20上にアモルファスシリコンを用いた光電変換素子21及びスイッチング用TFT22を形成する。これら素子の保護として、窒化シリコン等の保護層27で全体を覆い、光電変換素子21からの電気信号を外部(基板外)に取り出すための読み出し回路28及びTFTを駆動させるためのシフトレジスタ(不図示)をガラス基板外周部に接続する。これらをまとめて光検出器アレー8とする。光検出器アレー8の上部にX線から可視光に波長を変換する蛍光板142を接着等の手法により形成し、ディジタルX線撮像装置となる。
このようなディジタルX線撮像装置の場合、図8に示すように、蛍光板142上部からX線29が入射し、蛍光板142でX線29から可視光30に波長変換され、そして、変換された可視光30を光電変換素子21で検出する。さらに、検出された光はアナログ電気信号80へと変わり、TFT22のオン/オフにより、順次読み出し回路部28へ掃き出される。その後、読み出し回路28の後段に設けられたA/D変換器40により、ディジタル信号42へ変換される。そして、変換されたディジタル信号42は画像処理部10へ転送され、そこでオフセット補正、ゲイン補正等の画像処理が行なわれた後、ディスプレイ160に表示されて、医師106に診断される。
次に、ディジタルX線撮像装置を使って実際に撮影する場合について説明する。
図9は、病院にディジタルX線撮像装置を設置するところから、実際に患者を撮影するまでの流れを示したフローチャートである。
工場から出荷されたディジタルX線撮像装置は、病院に設置後、諸調整を行ない、実際に撮影を行なう前に必ずキャリブレーションを行なう。ここで、キャリブレーションとは、X線発生装置とディジタルX線撮像装置の間に被写体がない状態で、X線を曝射し撮影することであり、このキャリブレーションデータ(以後、白画像)は、実際に被写体がある状態で撮影した際のゲイン補正データとなる。そのため、撮影された白画像は、記憶装置53等に保管され、撮影毎に読み出されてゲイン補正時に使用される。
アモルファスシリコン等の光電変換素子を利用したディジタルX線撮像装置の場合、光電変換素子毎の感度バラツキや、読み出し回路部内のゲインバラツキ、また、蛍光板やX線のシェーディング等を補正を考慮しなければなれず、被写体撮影画像を白画像で除算する必要があり、これを白補正という。従来、この白画像は、ある1つの条件(X線管電圧/X線管電流/X線曝射時間/X線管球−ディジタルX線撮像装置間距離等)で撮影を行ない、その画像を例えば、1週間、1ヶ月、1年間使用しつづけることになり、その間は、図9の通常撮影作業52を繰り返すこととなる。
キャリブレーション後、被写体(患者)情報や撮影部位情報を入力し、撮影条件を決定し、実際に撮影を行なう。このとき撮影条件は、撮影する部位や、被写体の厚さ等により異なり、例えば管電圧(X線エネルギー)等は数kV単位での調整を行なう。そのため、白画像撮影時と被写体撮影時の条件は一致しない。撮影後、補正処理が行なわれるのだが、記憶装置53から白画像が読み出され、画像処理部で被写体画像に対し白補正が行なわれ、その後、ディスプレイに表示される。
次に、本発明はX線の吸収と深く関わるため、簡単にX線発生装置の説明を行なう。
図10は、X線発生装置におけるX線の発生源であるX線管の概略断面図である。
このX線管は、その管内はほぼ真空に保たれており、陰極と陽極間にある電圧(数十kV)を掛けることにより、電子が陰極から陽極に向かい加速され、ターゲットに衝突し、X線が発生する。X線発生装置でX線を発生させる際は、主に管電圧と管電流を調整する。この管電圧とは、陰極と陽極にかける電圧のことであり、この管電圧を大きくすることにより、電子の加速度が大きくなり、電子の持つ『エネルギー』が高くなる。また、管電流とは、フィラメントに流れる電流のことであり、この管電流を大きくするとフィラメントから出る電子の『数』が増し、X線の強度が強くなる。そのため、管電流を変えてもX線の強度(数/量)は大きくなるが、『エネルギー』は大きくはならない。
X線は、物質を通過する際、様々な相互作用(レイリー散乱、光電効果等)を行なうが、この相互作用の仕方はX線の『エネルギー』により変わる。そのため、X線発生装置の管電圧を変えることにより、発生するX線のエネルギーが変わり、さらに物質との相互作用(吸収量/透過量)も変わる。
次に、ディジタルX線撮像装置に用いられる蛍光体の説明を行なう。
現在、主に使用されている蛍光体としては、Gd22S:Tb3+、CsI:Tl等が挙げられる。このGd22S:Tb3+は、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート等に蛍光体及びバインダー樹脂を塗工/乾燥して作られる。そのため、一度に大量生産できるために安価であるが、粒子状蛍光体のために光の散乱が多く、解像度特性が良くない。一方、CsI:Tlは、柱状蛍光体であるためにGd22S:Tb3+に比べて光の散乱が少なく高解像度であり、また、厚く形成することにより、高輝度特性も得られる。そのため、現在、ディジタルX線撮像装置用の蛍光体としては、このCsI:Tiが広く用いられている。ここで、CsIは、不活剤としてTlとNaが現在主に使用されているが、ここでは特に限定しないので、以後CsIと記述する。
以下、このCsIの構成及び製造方法について述べる。
図11は、CsI蛍光板の概略断面図である。基材81側から入射したX線は、基材81を通って蛍光体82に吸収されてX線から可視光へ波長変換される。そして、波長変換された可視光は、保護層83を通過して当該保護層83に密着した光検出アレーで検出される。そのため、各材料には、以下の特性が求められる。
[1]基材81 :X線吸収が小さいこと。
[2]蛍光体82:X線の吸収が大きく、高輝度、高解像であること。
[3]保護層83:可視光透過率が高いこと。
X線吸収(透過)は、材料の減弱係数及び厚さで決まり、この減弱係数は材料の原子番号が小さいほど低くなり、X線を吸収し難くなる(透過し易くなる)。また、X線の吸収は、管電圧(X線エネルギー)によっても異なり、一般に低エネルギーほど吸収は大きくなる。
図12は、基材として主に使用されるガラス(85)、アルミ(86)、アモルファスカーボン(87)の管電圧−X線透過率の特性図である。アモルファスカーボン87は原子番号が小さく(z=6)、特に低エネルギーでのX線吸収が小さいため、他の基材に比べて低エネルギーにおける感度が高くなる。
蛍光体では、X線を吸収し、X線の吸収量に応じた可視光を発光する。蛍光体も基材と同様に、X線吸収は材料とその厚さにより決まり、現在は厚さ500μmのCsIが最もよく使用されている。図13は、厚さ100μm〜500μmのCsIにおけるX線吸収率を示した特性図である。
蛍光体及び基材におけるX線の管電圧特性は、材料の種類とその厚みにより決まるために、不純物や異物、また、厚さのバラツキ等があれば、管電圧特性は変わる。特に異物や、部分的な厚みムラがあると、その箇所のみ管電圧特性が変化してしまう。
CsIは、一般に図14に示すような真空蒸着法により基材に形成される。チャンバー内の上部に設置された基板ホルダー88に基材81をはめ込み、下部に設置されたポート89にCsI粉末を入れてポート89を加熱することによって、CsIを蒸発させ、基材81を形成する(抵抗加熱タイプ)。このCsIは柱状結晶であるため、通常では基板81から垂直に柱が伸びた構造になる。また、蒸着の際、CsIの粉末が溶解し、突沸が起こり、CsI表面にスプラッシュ90と呼ばれる無数の凹凸が発生する。
特開平8−116044号公報
ディジタルX線撮像装置は、大面積(例えば45cm×45cm)の光検出アレーに大面積の蛍光板を形成したものである。そのため、光検出アレー及び蛍光板の製造工程におおいて異物の混入を防ぐことは難しい。特に、CsIを蒸着する際には、基材の洗浄は当然行なうが、微小な異物が付着しているだけでその異物を核としてCsIが異常成長してしまう。図15は、蛍光体(波長変換体)として用いるCsIの異常成長の様子を示した図である。
図15(a)は、蛍光体として用いるCsIの異常成長の様子を示した概略図である。
図15(a)に示すCsI82は、通常柱状結晶であるため、蒸着面から垂直方向に成長するのだが、蒸着面に異物91があると、この異物91を核にして斜め方向に成長し、核の大きさに対して何倍もの大きさの凹凸へと変化する。この凹凸部(異常成長部)は、正常部に対してCsI82の厚さが変わるため、X線の吸収も変化する。また、CsIの厚さにより管電圧特性も変化するため、正常部と異常成長部とでは発光量の比が変わる。
図15(b)〜(d)は、正常部と異常成長部における発光量を示した特性図である。図15(b)は異常成長部と正常部を管電圧80kVで撮影した場合、図15(c)は異常成長部と正常部を管電圧60kVで撮影した場合、図15(d)は図15(c)における特性と図15(b)における特性とを除算して比として求めたものである。この除算行為は、白補正を意味しており、実際に白補正は、撮影管電圧の異なる画像で除算を行なう。
図15(b)に示すように、80kVで撮影したものは正常部の出力が100であるのに対し、異常成長部ではその出力が80と低下している。また、図15(c)に示すように、60kVで撮影したものは正常部の出力が100であるのに対し、異常成長部ではその出力が90と低下している。このように管電圧が変わると異常成長部の出力の低下の仕方が変わる。これは、CsIの厚さが異常成長部と正常部とでは違うため、X線の吸収が変わるからである。
図15(a)に示すような異物による異常成長の場合は、異物によるX線の吸収も大きく寄与してくる。異物によるX線吸収の分だけCsIに届くX線の量が減少してCsIの発光量は低下し、さらに管電圧特性を持つ。これらの原因により、管電圧に対する異常成長部の変化が白補正する際に白補正エラーとして現れ、図15(d)ではこの様子を示している。図15(d)において、正常部では100/100=1であるが、異常成長部では90/80=1.12となり、12%の白補正エラーとなる。
また、CsIは真空蒸着法する際、必ずスプラッシュが発生し、現在の技術ではこのスプラッシュを無くす手段は見出せていない。上述したスプラッシュは、CsIの突沸による欠陥であるが、決まった量、若しくは決まった大きさを持っているわけではなく、厚さや密度などがスプラッシュ部分では不規則な状態になっている。そのため、スプラッシュ部でのX線吸収は、他の正常部とは異なる。これにより、異物による異常成長と同様に、白補正を行なうと管電圧特性の変化分だけ白補正エラーが発生してしまう。
さらに、基材81中に異物の混入があった場合にも、上述の場合と同様に白補正エラーが起こってしまう。従来例の蛍光体82としてCsIについて説明を行なってきたが、他の蛍光体の材料においても同様に異物による白補正エラーは発生する。
また、蛍光体を用いない直接型放射線撮像装置においても、同様の白補正エラーが発生する。直接型放射線撮像装置の材料には、アモルファスセレン、ヒ素化ガリウム、ヨウ化水銀、ヨウカ鉛等が用いられるが、蛍光体と同様に成膜時に異物の付着等による厚み分布が発生する。発生した厚み分布は、CsIのスプラッシュと同様にX線の吸収量が変わり、白補正エラーが発生する。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、撮像した被写体画像の補正を行なうときに、スプラッシュや異物等によるX線吸収量の差に起因する補正エラーを低減させ、高精度の補正処理を実現する放射線撮像装置、放射線撮像方法及び放射線撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、放射線から画像信号を取得するための放射線検出部と、前記放射線検出部から転送された前記画像信号を処理して画像を取得するための画像処理部と、を含む放射線撮像装置であって、前記放射線検出部は、前記放射線から可視光に波長変換を行なう波長変換体と前記可視光を電気信号に変換するための光電変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された光検出器アレーとを有し、又は、前記放射線を直接電気信号に変換する直接型放射線変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された変換基板を有し、前記波長変換体又は前記変換基板は、形成時に発生した厚み分布を有しており、前記画像処理部は、放射線を放射する放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に被写体がある状態で取得される被写体画像を、前記放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に前記被写体がない状態又は標準物質がある状態で、前記放射線発生装置から放射された放射線の複数の放射線エネルギー毎に取得された複数のゲイン補正用画像のうち、前記被写体画像を取得する際の放射線の放射線エネルギーと最も近い放射線エネルギーで取得されたゲイン補正用画像を少なくとも用いて除算して、前記被写体画像のゲイン補正処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、撮像した被写体画像の補正を行なうときに、様々な放射線エネルギー(管電圧)の条件で撮影した被写体画像に対しても、高精度な白補正を行なうことができる。これにより、スプラッシュや異物等によるX線吸収量の差に起因する補正エラーを低減させ、被写体画像を高精度に補正することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。
工場から出荷されたディジタルX線撮像装置は、病院に設置され、画像出し等の諸調整を行なった後、キャリブレーションを行なう。キャリブレーションは、被写体のない状態で行ない、ディジタルX線撮像装置の飽和の1/2程度の出力が得られ、かつ線量に対してリニアリティのある領域(mAs値)で行なう。また、量子ノイズ等を軽減させるため、複数枚撮影した平均値を用い、例えば、10枚撮影した平均画像を1枚の補正用白画像として用いる。
第1の実施形態では、キャリブレーションを管電圧20kV毎に行ない、30kV、50kV、70kV、90kV、110kV、130kV、150kVの7ポイントでそれぞれ補正用の白画像を得る。キャリブレーションで得られた7枚の白画像は、記憶装置53や白画像保管用メモリに作られた参照用テーブルに管電圧毎に格納される。また、ディジタルX線撮像装置の場合、センサ特性の温度変化や経年変化が有るため、1週間、1ヶ月、1年間単位でキャリブレーションし、その都度、補正用の白画像を更新する。
次に、キャリブレーション画像の取得後、被写体の撮影を行なう。
まず、患者の情報や撮影部位、撮影モード等を設定し、撮影条件(管電圧、mAs値等)を入力する。続いて、X線を曝射して被写体の撮影を行なう。そして、撮影後、撮影画像は画像処理部10へ転送され、オフセット補正、白補正が行なわれる。この白補正を行なう際、記憶装置53や白補正画像保管用メモリを参照して、撮影条件における管電圧(X線エネルギー)情報に最も近い条件の白補正画像を選択して当該白補正画像を画像処理部10に転送し、撮影画像に対して当該白補正画像を用いて白補正を掛ける。
ここで、上述の管電圧情報に最も近い条件の白補正画像を選択する手段としては、記憶装置53や白補正画像保管用メモリに格納されている白画像の各管電圧値と、被写体撮影における撮影画像の管電圧値との差分を求め、1番差の小さい白画像を選択する等の方法がある。第1の実施形態の場合には、被写体撮影を管電圧85kVで行なったとすると、管電圧90kVの白画像が選択されて画像処理部10へ転送され、85kVで撮影された被写体画像に対して管電圧90kVの白画像を用いて白補正(除算)が行なわれる。
第1の実施形態では、蛍光体に高輝度/高解像度特性を持つ厚さ500μmのCsI:Tlを用いており、このCsI:Tlにはスプラッシュが存在する。上述したようにスプラッシュ部は凹凸を有する。図2は、凸部の厚さが600μm、凹部の厚さが400μmであった場合のCsIにおける管電圧−X線吸収率の特性図である。また、図2に示すように、CsIの厚さにより、管電圧に対するX線吸収特性は変わり、管電圧が低いときには、CsIの厚さによるX線吸収量の差は小さいが、管電圧が大きくなるに従って、吸収量の差が大きくなる。このX線吸収量から、従来における白補正画像が1枚の場合(白画像撮影の管電圧60kV)及び本実施形態における場合のX線吸収率比を比較すると、図3に示すようになる。
従来例の白補正画像が1枚の場合(白画像撮影の管電圧60kV)、白補正撮影の管電圧と被写体撮影の管電圧におけるCsIのX線吸収率比は、正常部では0.56、スプラッシュ凹部分では0.52、スプラッシュ凸部分では0.60であり、正常部と比べ7〜8%の差があった。これに対して、本実施形態の場合では、白補正撮影の管電圧と被写体撮影の管電圧におけるCsIのX線吸収率比は、正常部では1.14、スプラッシュ凸部分では1.15、スプラッシュ凸部分では1.13となり、正常部とスプラッシュ部のX線吸収率比が1%に減少する。このように、X線の吸収量の差を減少させるようにすることにより、補正エラー量も減少する。
本実施形態では、キャリブレーションを管電圧20kV毎に行なったので、撮影管電圧との差は、最大で10kVとなる。キャリブレーションにおける管電圧の間隔をさらに小さくすれば、白補正の精度もさらに高くなる。
本実施形態によれば、撮像した被写体画像の補正を行なうときに、予め入射する放射線の放射線エネルギーを変えて複数の補正用画像を取得しておき、被写体画像取得時における放射線エネルギーに対して最も近い放射線エネルギー条件で取得した補正用画像を用いて被写体画像の補正処理を行なうようにしたので、様々な放射線エネルギー(管電圧)の条件で撮影した被写体画像に対しても、高精度な白補正を行なうことができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。
図4は、第2の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。
工場から出荷されたディジタルX線撮像装置は、病院に設置され、画像出し等の諸調整を行なった後、キャリブレーションを行なう。キャリブレーションは、被写体のない状態で行ない、ディジタルX線撮像装置の飽和の1/2程度の出力が得られ、かつ線量に対してリニアリティのある領域(mAs値)で行なう。また、量子ノイズ等を軽減させるため、複数枚撮影した平均値を用い、例えば、10枚撮影した平均画像を1枚の白画像として用いる。
第2の実施形態では、キャリブレーションを管電圧40kV毎に行ない、30kV、70kV、110kV、150kVの4ポイントでそれぞれ白画像を得る。キャリブレーションで得られた4枚の白画像は、記憶装置53や白画像保管用メモリに作られた参照テーブルに管電圧毎に格納される。また、ディジタルX線撮像装置の場合、センサ特性の温度変化や経年変化が有るため、1週間、1ヶ月、1年間単位でキャリブレーションし、その都度、白画像を更新する。
次に、キャリブレーション画像の取得後、被写体の撮影を行なう。
まず、患者の情報や撮影部位、撮影モード等を設定し、撮影条件(管電圧、mAs値等)を入力する。続いて、X線を曝射して被写体の撮影を行なう。そして、撮影後、撮影画像は画像処理部10へ転送され、オフセット補正、白補正が行なわれる。この白補正を行なう際、撮影条件における管電圧に対して、当該撮影管電圧より大きく且つ最も当該撮影管電圧に近い白画像と、撮影管電圧より小さく且つ最も当該撮影管電圧に近い白画像の2枚を記憶装置53や白補正画像保管用メモリから選択する。
例えば、撮影管電圧85kVで撮影を行なった場合は、管電圧110Vと管電圧70kVにおける白画像が選択される。続いて、この選択した2枚の白画像を画像処理部10へ転送し、管電圧が85kVの補正用画像に変換を行なう。ここで、この変換方法としては、まず2つの白画像の平均値を合わせる(管電圧70kV、110kVの各白画像を画像面内の平均値で各画素の出力を割る)。その後、管電圧85kVに合わせるよう重み係数を求める(線形近似)。
具体的には、
85kV=α×70kV+(1−α)×110kV ⇒ α=0.625
であるため、
70kV白画像×0.625+110kV白画像×0.375=85kV用白画像
を作る。
このような処理を行なえば、管電圧70kVの白画像と管電圧110kVの白画像から、その中間の管電圧85kVの白画像を作ることができる。本実施形態では、第1の実施形態に比べて画像処理に時間が掛かるが、キャリブレーションの枚数を少なくすることができ、画像補正を短時間に行なうことができる。
本実施形態によれば、撮像した被写体画像の補正を行なうときに、予め入射する放射線の放射線エネルギーを変えて複数の補正用画像を取得しておき、被写体画像取得時における放射線エネルギーに対して、最も近い放射線エネルギー条件で取得した補正用画像と2番目に近い放射線エネルギー条件で取得した補正用画像とから新たに新規補正用画像を算出し、当該新規補正用画像を用いて被写体画像の補正処理を行なうようにしたので、様々な放射線エネルギー(管電圧)の条件で撮影した被写体画像に対しても、高精度な白補正を行なうことができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。
図17は、第3の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。また、図16は、第3の実施形態におけるキャリブレーション撮影図である。
本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態と比べて、キャリブレーション撮影方法が異なるだけである。
工場から出荷されたディジタルX線撮像装置は、病院に設置され、画像出し等の諸調整を行なった後、キャリブレーションを行なう。キャリブレーションは、第1の実施形態では被写体のない状態で行なっていたが、第3の実施形態では、水ファントムを用いる。図16の121はX線管球、140はX線検出器、222は水ファントムである。
一般にキャリブレーションを行う場合、被写体がない状態で撮影を行うが、被写体撮影はキャリブレーション撮影と比べ、被写体による放射線の吸収があるため、X線撮影装置に入射する放射線のエネルギー分布が変わる。そのため、本実施形態では、人体の構成(人体の水分含有率=約50〜60%)に近い水ファントムを被写体にし、キャリブレーション撮影を行なう。本発明の実施形態では、被写体が人のため、水ファントムを使用しているが、被写体が他の物質の場合は、被写体に近い標準物質を用いて、補正用画像を取得する。
(X線撮像装置及びX線撮像システムの概略構成)
次に、上述した第1、第2及び第3の実施形態におけるX線撮像方法を実現するためのX線撮像装置及びX線撮像システムについて説明する。
図5は、本発明に係るX線撮像システムの概略構成図である。
このX線撮像システムは、X線室101と、X線制御室102と、診断室103とを有して構成されている。X線撮像システムの全体的な動作の制御は、X線制御室102内にあるシステム制御部110によって行なわれる。また、本発明に係るX線撮像装置は、後述するX線検出器140と、撮像制御部214と、画像処理部10を主として構成されている。
操作者インターフェース111としては、ディスプレイ上のタッチパネル、マウス、キーボード、ジョイスティック、フットスイッチなどがある。操作者105は、操作者インターフェース111から撮像条件(静止画、動画、管電圧、管電流、照射時間など)及び撮像タイミング、画像処理条件、被験者ID、取込画像の処理方法などの設定を行なうことができるが、ほとんどの情報は、不図示の放射線情報システムから転送されるので、個別に入力する必要はない。操作者105の重要な作業は、撮影した画像の確認作業である。つまり、アングルが正しいか、患者が動いていないか、画像処理が適切か等の判断を行なう。
システム制御部110は、X線撮像シーケンスを司る撮像制御部214に対して操作者105あるいは放射線情報システムの指示に基づいた撮像条件を指示し、データを取り込む。そして、撮像制御部214は、その指示に基づき放射線源であるX線発生装置120、撮像用寝台130、X線検出器140を駆動して画像データを取り込み、画像処理部10に転送後、操作者105が指定する画像処理を施してディスプレイ160に表示し、同時にオフセット補正、白補正の基本画像処理を行なった生データを外部記憶装置161に保存する。
画像処理部10は、第1、第2及び第3の実施形態における白補正を行なう構成を含むものであり、外部記憶装置161内に格納されている管電圧毎の白補正用画像を随時読み出して白補正を行なう。また、画像処理部10と外部記憶装置161との間に白補正画像専用のメモリを設け、より高速に稼動させてもよい。このように、第1、第2及び第3の実施形態で説明した白補正の処理は、図5の画像処理部10、外部記録装置161が担当する。
さらに、システム制御部110は、操作者105の指示に基づいて再画像処理及び再生表示、ネットワーク上の装置への画像データの転送・保存、ディスプレイ表示やフィルムへの印刷などを行なう。
次に、信号の流れに沿った順番で説明を行なう。
X線室101のX線発生装置120は、X線管球121と、X線絞り123と、高圧発生電源124とを含み構成されている。X線管球121は、撮像制御部214に制御された高圧発生電源124によって駆動され、X線ビーム125を放射する。X線絞り123は、撮像制御部214により駆動され、撮像領域の変更に伴って不必要なX線照射を行なわないようにX線ビーム125を整形する。
X線管球121から放射されたX線ビーム125は、X線透過性の撮像用寝台130上に横たわっている被検体126に照射される。ここで、撮像用寝台130は、撮像制御部214の指示に基づいて駆動される。被検体126に照射されたX線ビーム125は、被検体126及び撮像用寝台130を透過した後に、X線検出部140に入射される。
このX線検出部140は、グリッド141と、蛍光板142と、光検出器アレー8と、X線露光量モニタ144と、駆動回路145とを含み構成されている。グリッド141は、被検体126を透過することによって生じるX線散乱の影響を低減させる。このグリッド141は、X線低吸収部材と高吸収部材とから成り、例えば、AlとPbとのストライプ構造をしている。そして、光検出器アレー8とグリッド141との格子比の関係によりモワレが生じないように、X線照射時には撮像制御部214の指示に基づいてグリッド141を振動させる。
蛍光板142は、高エネルギーのX線によって蛍光体の母体物質が励起され、再結合する際の再結合エネルギーにより可視領域の蛍光が得られる。その蛍光はCaWO4やCdWO4などの母体自身によるものや、CsI:TlやZnS:Agなどの母体内に付活された発光中心物質によるものがある。この蛍光板142に隣接して光検出器アレー8が配置されている。この光検出器アレー8は、光子を電気信号に変換する。
X線露光量モニタ144は、X線透過量を監視するものであり、結晶シリコンの受光素子などを用いて直接X線を検出しても良いし、蛍光板142からの光を検出してもよい。この例では、光検出器アレー8を透過した可視光(X線量に比例)を光検出器アレー8の基板裏面に成膜されたアモルファスシリコン受光素子で検知し、撮像制御部214にその検知した情報を送信する。そして、撮像制御部214は、その検知情報に基づいて高圧発生電源124を駆動して、X線を遮断あるいは調節する。駆動回路145は、撮像制御部214の制御下で、光検出器アレー8を駆動し、各画素から信号を読み出す。
X線検出部140からの画像信号は、X線室101からX線制御室102内の画像処理部10へ転送される。この転送の際、X線室101内はX線発生に伴うノイズが大きいために画像データが正確に転送されない場合があるため、転送路の耐雑音性を高くする必要がある。誤り訂正機能を持たせた伝送系にすることやその他、例えば、差動ドライバによるシールド付き対より線や光ファイバによる転送路を用いることが望ましい。
画像処理部10は、撮像制御部214の指示に基づき表示データを切り替える。その他、画像データの補正(オフセット補正、白補正)、空間フィルタリング、リカーシブ処理などをリアルタイムで行ない、階調処理、散乱線補正、各種空間周波数処理などを行なうことも可能である。画像処理部10で処理された画像は、ディスプレイアダプタ151を介してディスプレイ160に表示される。また、リアルタイム画像処理と同時に、データの補正のみが行なわれた基本画像は、外部記憶装置161に保存される。この高速記憶装置161としては、大容量、高速かつ高信頼性を満たすデータ保存装置が望ましく、例えば、RAID等のハードディスクアレー等が望ましい。
また、操作者105の指示に基づいて外部記憶装置161に蓄えられた画像データは、外部記憶装置162に保存される。その際、画像データは所定の規格(例えば、IS&C)を満たすように再構成された後に、当該外部記憶装置に保存される。外部記憶装置は、例えば、光磁気ディスク162、LAN上のファイルサーバ170内のハードディスクなどである。
X線撮像装置は、LANボード163を介してLANに接続することも可能であり、HISとのデータの互換性を持つ構造を有している。LANには、複数のX線撮像装置を接続することは勿論のこと、動画・静止画を表示するモニタ174、画像データをファイリングするファイルサーバ170、画像をフィルムに出力するイメージプリンタ172、複雑な画像処理や診断支援を行なう画像処理用端末173などが接続される。X線撮像装置は、所定のプロトコル(例えば、DICOM)に従って、画像データを出力する。その他、LANに接続されたモニタを用いて、X線撮像時に医師によるリアルタイムの遠隔診断が可能である。
図6は、光検出アレー8における等価回路の一例を示した図である。
以下、この光検出アレーとして2次元アモルファスシリコン光電変換素子について説明を加えていくが、検出素子は特に限定する必要はなく、例えばその他の固体撮像素子(電荷結合素子など)あるいは光電子倍増管のような素子であってもA/D変換部の機能、構成については同様である。
光検出アレー8の1素子の構成は、光電変換素子21と、電荷の蓄積及び読み取りを制御するスイッチングTFT22とで構成され、一般にはガラス基板上に配設されたアモルファスシリコン(α−Si)で形成される。光電変換素子21はキャパシタ21−Cと、光ダイオード21−Dとを備え、キャパシタ21−Cは、本例では単に寄生キャパシタでもよいし、光ダイオード21−Dのダイナミックレンジを改良するように追加したキャパシタであってもよい。ダイオード21−Dは、そのアノードAが共通電極であるバイアス配線Lbに接続され、カソードKがキャパシタ21−Cに蓄積された電荷を読み出すための制御自在なスイッチングTFT22に接続されている。本例では、スイッチングTFT22は、ダイオード21−DのカソードKと電荷読み出し用増幅器26との間に接続された薄膜トランジスタである。
スイッチングTFT22は、信号電荷によりリセット用スイッチング素子25を操作してキャパシタ21−Cをリセットする。その後、光電変換素子21に放射線1が照射され、光ダイオード21−Dで照射された放射線量に応じた電荷が生成され、キャパシタ21−Cに蓄積される。その後、再度、スイッチングTFT22は、リセット用スイッチング素子25を操作して、キャパシタ21−Cに蓄積された電荷を容量素子23に転送する。そして、光ダイオード21−Dにより生成された電荷量を前置増幅器26で電位信号として読み出し、その後、A/D変換を行なうことによって入射放射線量を検出する。
図7は、2次元に配列した光電変換装置(図5の光検出アレイ8及び駆動回路145に相当)の等価回路図である。以下、図6で示した光電変換素子を具体的に2次元に拡張して構成した場合における光電変換動作について述べる。
光検出アレー8は、2000×2000〜4000×4000程度の画素から構成され、アレー面積は200mm×200mm〜500mm×500mm程度である。図7に示した光検出アレー8は4096×4096の画素から構成され、そのアレー面積は430mm×430mmである。よって、1画素のサイズは約105μm×105μmである。1ブロック内の4096画素を横方向に配線し、4096ラインを順に縦に配置することにより各画素を2次元的に配置している。
上記の例では4096×4096画素の光検出器アレー8を1枚の基板で構成した例を示したが、4096×4096画素の光検出器アレー8を2048×2048個の画素を持つ4枚の光検出器で構成することもできる。この2048×2048画素の検出器を4枚で1つの光検出器アレー8を構成する場合は、分割して製作することにより歩留まりが向上するなどのメリットがある。
前述の通り1画素は、光電変換素子21とスイッチングTFT22とで構成される。図7に示す21−(1,1)〜21−(4096,4096)は前述の光電変換素子21に対応するものであり、光検出ダイオードのカソード側をK、アノード側をAとして表している。また、22−(1,1)〜22−(4096,4096)は前述のスイッチングTFT22に対応するものである。
2次元光検出器アレー8の各列の光電変換素子21−(m,n)のK電極は、対応するスイッチングTFT22−(m,n)のソース、ドレイン導電路により、その列に対する共通の列信号線(Lc1〜4096)に接続されている。例えば、列1の光電変換素子21−(1,1)〜(1,4096)は、第1の列信号配線Lc1に接続されている。また、各行の光電変換素子21のA電極は、共通にバイアス配線Lbを通して前述のモードを操作するバイアス電源31に接続されている。
各行のTFT22のゲート電極は、行選択配線(Lr1〜4096)に接続されている。例えば、行1のTFT22−(1,1)〜(4096,1)は、行選択配線Lr1に接続される。行選択配線Lrは、ラインセレクタ部32を通して撮像制御部33に接続されている。
ラインセレクタ部32は、例えばアドレスデコーダ34と4096個のスイッチ素子35から構成される。この構成により任意のラインLrnを読み出すことが可能である。ラインセレクタ部32は、最も簡単に構成するならば単に液晶ディスプレイなどに用いられているシフトレジスタによって構成することも可能である。
列信号配線Lcは、撮像制御部33により制御される信号読み出し部36に接続されている。この信号読み出し部36は、リセット基準電源24と、列信号配線Lrをリセット基準電源24の基準電位にリセットするためのリセット用スイッチ25と、信号電位を増幅するための前段増幅器26と、サンプルホールド回路38と、アナログマルチプレクサ39と、A/D変換器40とを有して構成されている。それぞれの列信号配線Lcnの信号は前段増幅器26により増幅され、サンプルホールド回路38によりホールドされる。また、その出力はアナログマルチプレクサ39により順次A/D変換器40へ出力され、ディジタル値に変換されて画像処理部10に転送される。
光電変換装置は、4096×4096個の画素を4096個のラインLcnに分け、1行あたり4096画素の出力を同時に転送し、列信号配線Lcを通して前置増幅器26−1〜4096、サンプルホールド部38−1〜4096を通してアナログマルチプレクサ39によって順次、A/D変換器40に出力される。図7では、あたかもA/D変換器40が1つで構成されているように示されているが、実際には4〜32の系統で同時にA/D変換を行なう。これは、アナログ信号帯域A/D変換レートを不必要に大きくすることなく、画像信号の読み取り時間を短くすることが要求されるためである。
蓄積時間とA/D変換時間とは密接な関係にあり、高速にA/D変換を行なうとアナログ回路の帯域が広くなり、所望のS/Nを達成することが難しくなる。従って、A/D変換速度を不必要に速くすることなく、画像信号の読み取り時間を短くすることが要求される。そのためには、多くのA/D変換器40を用いてA/D変換を行なえばよいが、その場合はコストが高くなる。よって、上述の点を考慮して適当な値を選択する必要がある。
放射線の照射時間はおよそ10msec〜500msecであるので、全画面の取り込み時間あるいは電荷蓄積時間を100msecのオーダーあるいはやや短めにすることが適当である。例えば、全画素を順次駆動して100msecで画像を取り込むために、アナログ信号帯域を50MHz程度にし、例えば10MHzのサンプリングレートでA/D変換を行なうと、最低でも4系統のA/D変換器40が必要になる。本撮像装置では、16系統で同時にA/D変換を行なう。16系統のA/D変換器40の出力は、それぞれに対応する不図示の16系統のメモリ(FIFOなど)に入力される。そのメモリを選択して切り替えることにより、連続した1ラインの走査線にあたる画像データとして以後の画像処理部10、あるいはそのメモリに転送される。この後、画像、グラフとしてディスプレイなどの表示装置に表示を行なう。
本発明の実施形態においては、蛍光板142を有するX線撮像装置を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、入射するX線を直接電気信号に変換する直接型X線変換素子を2次元アレー状に配設する変換基板を有するX線撮像装置においても適用することが可能である。また、この場合、直接型X線変換素子としては、アモルファスセレン、ヒ素化ガリウム、ヨウ化水銀、ヨウカ鉛等を主材料とするものが好適である。
本実施形態の放射線撮像装置によれば、撮像した被写体画像の補正を行なうときに、様々な放射線エネルギー(管電圧)の条件で撮影した被写体画像に対しても、高精度な白補正を行なうことができる。
第1の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。 CsIにおける管電圧−X線吸収率の特性図である。 CsIの厚さに対するX線吸収率を示した図である。 第2の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。 本発明に係るX線撮像システムの概略構成図である。 光検出アレーにおける等価回路の一例を示した図である。 2次元に配列した光電変換装置の等価回路図である。 従来例を示し、ディジタルX線撮像装置の概略断面図である。 従来例を示し、ディジタルX線撮像方法のフローチャートである。 X線発生装置におけるX線の発生源であるX線管の概略断面図である。 CsI蛍光板の概略断面図である。 基材として主に使用されるガラス、アルミ、アモルファスカーボンの管電圧−X線透過率の特性図である。 厚さ100μm〜500μmのCsIにおけるX線吸収率を示した特性図である。 CsIを基材に対して真空蒸着法により形成する様子を示した概略図である。 蛍光体(波長変換体)として用いるCsIの異常成長の様子を示した図である。 第3の実施形態におけるキャリブレーション撮影図である。 第3の実施形態におけるX線撮像方法のフローチャートである。
符号の説明
8 光検出器アレー
10 画像処理部
20 ガラス基板
21 光電変換素子
22 TFT
23 キャパシタ(容量素子)
25 リセット用スイッチ
26 電荷読み出し用増幅器
27 保護層
28 読み出し回路
29 X線
30 可視光
31 バイアス電源
32 ラインセレクタ部
33 撮像制御部
34 アドレスレコーダ
36 信号読み出し部
38 サンプルホールド回路
39 アナログマルチプレクサ
40 A/D変換器
42 ディジタル信号
51 設置作業
52 通常撮影作業
53 記憶装置
80 アナログ信号
81 基材
82 CsI(波長変換体)
83 保護層
85 ガラス
86 アルミニウム
87 アモルファスカーボン(α−C)
88 基板ホルダー
89 蒸着ボート
90 スプラッシュ
91 異物
101 X線室
102 X線制御室
103 診断室
105 操作者
106 医師
110 システム制御部
111 操作者インターフェース
120 X線発生装置
121 X線管球
123 X線絞り
124 高圧発生電源
125 X線ビーム
126 被検体
130 撮像用寝台
140 X線検出器
141 グリッド
142 蛍光板
144 X線露光量モニタ
145 駆動回路
151 ディスプレイアダプタ
160 ディスプレイ
161 外部記憶装置
162 光磁気ディスク
163 LANボード
170 ファイルサーバ
172 イメージプリンタ
173 画像処理用端末
174 モニタ
214 撮像制御部
222 水ファントム

Claims (11)

  1. 放射線から画像信号を取得するための放射線検出部と、
    前記放射線検出部から転送された前記画像信号を処理して画像を取得するための画像処理部と、
    を含む放射線撮像装置であって、
    前記放射線検出部は、前記放射線から可視光に波長変換を行なう波長変換体と前記可視光を電気信号に変換するための光電変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された光検出器アレーとを有し、又は、前記放射線を直接電気信号に変換する直接型放射線変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された変換基板を有し、
    前記波長変換体又は前記変換基板は、形成時に発生した厚み分布を有しており、
    前記画像処理部は、放射線を放射する放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に被写体がある状態で取得される被写体画像を、前記放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に前記被写体がない状態又は標準物質がある状態で、前記放射線発生装置から放射された放射線の複数の放射線エネルギー毎に取得された複数のゲイン補正用画像のうち、前記被写体画像を取得する際の放射線の放射線エネルギーと最も近い放射線エネルギーで取得されたゲイン補正用画像を少なくとも用いて除算して、前記被写体画像のゲイン補正処理を行なうことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、前記被写体画像を取得する際の放射線の放射線エネルギーと最も近い放射線エネルギーで取得された第1のゲイン補正用画像と、2番目に近い放射線エネルギーで取得された第2のゲイン補正用画像とを用いて新規ゲイン補正用画像を算出し、当該新規ゲイン補正用画像を用いて前記被写体画像を除算して前記被写体画像のゲイン補正処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記新規ゲイン補正用画像は、前記第1のゲイン補正用画像と前記第2のゲイン補正用画像との平均処理により算出されることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記放射線検出部は、前記画素を駆動して前記画像信号を転送する駆動回路を更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記波長変換体は、CaWO4、CdWO4、CsI、及びZnSのうち、少なくともいずれかを母体材料とするものであることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記光電変換素子は、アモルファスシリコンを主たる材料とするものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記放射線検出部、及び前記画像処理部を制御するための制御部を更に有し、当該制御部は、前記複数の放射線エネルギー毎に取得された複数のゲイン補正用画像を記憶するための記憶部と、前記放射線発生装置を更に制御し得ることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記標準物質は、水の入ったファントムであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの画像を記録する記録手段と、
    前記放射線撮像装置からの画像を表示するための表示手段と、
    前記放射線撮像装置からの画像を伝送する伝送処理手段と、
    前記放射線発生装置と、
    を具備することを特徴とする放射線撮像システム。
  10. 放射線から画像信号を取得するための放射線検出部と、前記放射線検出部から転送された前記画像信号を処理して画像を取得するための画像処理部と、を含む放射線撮像装置を用いた放射線撮像方法であって、
    前記放射線検出部は、前記放射線から可視光に波長変換を行なう波長変換体と前記可視光を電気信号に変換するための光電変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された光検出器アレーとを有し、又は、前記放射線を直接電気信号に変換する直接型放射線変換素子を含む画素が2次元アレー状に配設された変換基板を有し、
    前記波長変換体又は前記変換基板は、形成時に発生した厚み分布を有しており、
    前記画像処理部が、放射線を放射する放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に被写体がある状態で取得される被写体画像を、前記放射線発生装置と前記厚み分布を有する前記波長変換体又は前記変換基板を有する前記放射線検出部との間に前記被写体がない状態又は標準物質がある状態で、前記放射線発生装置から放射された放射線の複数の放射線エネルギー毎に取得された複数のゲイン補正用画像のうち、前記被写体画像を取得する際の放射線の放射線エネルギーと最も近い放射線エネルギーで取得されたゲイン補正用画像を少なくとも用いて除算して、前記被写体画像のゲイン補正処理を行なうことを特徴とする放射線撮像方法。
  11. 前記画像処理部が、前記被写体画像を取得する際の放射線の放射線エネルギーと最も近い放射線エネルギーで取得された第1のゲイン補正用画像と、2番目に近い放射線エネルギーで取得された第2のゲイン補正用画像とを用いて新規ゲイン補正用画像を算出し、当該新規ゲイン補正用画像を用いて前記被写体画像を除算して前記被写体画像のゲイン補正処理を行なうことを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像方法。
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