JP4531611B2 - 車両の傾斜検出装置 - Google Patents

車両の傾斜検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4531611B2
JP4531611B2 JP2005102502A JP2005102502A JP4531611B2 JP 4531611 B2 JP4531611 B2 JP 4531611B2 JP 2005102502 A JP2005102502 A JP 2005102502A JP 2005102502 A JP2005102502 A JP 2005102502A JP 4531611 B2 JP4531611 B2 JP 4531611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inclination
vehicle body
float
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005102502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006281918A (ja
Inventor
雄一郎 鶴田
徹 岩舘
祐輔 船寄
祐一 森野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005102502A priority Critical patent/JP4531611B2/ja
Priority to CA2535612A priority patent/CA2535612C/en
Priority to AU2006200567A priority patent/AU2006200567B2/en
Priority to US11/392,712 priority patent/US7389592B2/en
Publication of JP2006281918A publication Critical patent/JP2006281918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4531611B2 publication Critical patent/JP4531611B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C9/00Measuring inclination, e.g. by clinometers, by levels
    • G01C9/18Measuring inclination, e.g. by clinometers, by levels by using liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2520/00Input parameters relating to overall vehicle dynamics
    • B60W2520/16Pitch
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2520/00Input parameters relating to overall vehicle dynamics
    • B60W2520/18Roll

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

この発明は、車体の傾斜センサを有する車両の傾斜検出装置に関する。
従来、自動二輪車の車体下部に傾斜センサを設けてその車体のバンク角度(左右方向の傾斜角度)を検出可能とした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−133155号公報
ところで、ATV(All Terrain Vehicle)に代表される不整地走行車両においても、車体の左右方向の傾斜が所定角度に達したことを検出して所定のエンジン制御(点火カットや燃料噴射カット等)を行うべく傾斜センサを用いることがある。
このような車両においては、車体下部が水に浸った状態で走行するような状況を考慮すると、上記従来の構成では傾斜センサの防水性能を高めなければならず、該傾斜センサの部品コストを増加させることがあった。
また、上記車両においては、左右方向だけでなく前後方向でも車体の傾斜が所定角度に達したことを検出できるような構成が望ましいが、そのために傾斜センサを追加することは上記同様に部品コストを増加させてしまうため好ましくない。
そこでこの発明は、車体の傾斜を検出する傾斜センサの部品コストを抑えた上でその防水性を高め、かつ車体の左右及び前後方向の傾斜が所定角度に達したことを検出できる車両の傾斜検出装置を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体フレーム(4)にエンジン(5)が支持されると共にハンドルポスト(43)を介してステアリングシャフト(25)が支持され、エンジン上方には燃料タンク(22)が配置されると共にエンジン後方にはエアクリーナボックス(18)が配置され、エンジンとエアクリーナボックスとの間には燃料噴射部(17a)が配置されると共に燃料タンク後方であってエアクリーナボックス上方にはシート(23)が配置される車両(1)の傾斜検出装置において、前記車両(1)は不整地走行四輪車であり、前記車体フレーム(4)は、その上部及び下部において略前後方向に沿って延びる左右一対のアッパパイプ(41)及びロアパイプ(42)を有し、かつ前記各アッパパイプ(41)よりも上方に突出する櫓状の前記ハンドルポスト(43)を有し、前記シート(23)の底板(23a)の下端よりも上方となる位置に、車体の傾斜を検出する傾斜センサ(61)を設け、この傾斜センサ(61)が、側面視で前記ステアリングシャフト(25)と重なるように配置され、かつ右側の前記アッパパイプ(41)に設けた支持ブラケット(41a)を介して車体に支持され、さらに側面視で前記アッパパイプ(41)及びハンドルポスト(43)で囲まれた部位に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、車体下部が水に浸って走行するような状況下でも、傾斜センサが水没し難くなるため、傾斜センサの部品コストを抑えた上でその防水性を高めることができ、良好なエンジン制御を可能にできる。
請求項2に記載した発明は、前記傾斜センサ(61)は、車体に固定されるケーシング(62)内に振り子としてのフロート(63)を備える加速度センサとして構成され、前記ケーシング(62)の両側部には、これを前記支持ブラケット(41a)で支持するためのラバーマウント(69)が設けられることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記燃料タンク(22)の前部下方に燃料ポンプ(51)が配置され、この燃料ポンプ(51)よりも上方に前記傾斜センサ(61)が配置され、かつ側面視で前記アッパパイプ(41)を境に前記傾斜センサ(61)が上方、前記燃料ポンプ(51)が下方にそれぞれ配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記傾斜センサ(61)は、ラジエータ(26)よりも後方に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記傾斜センサが、U字状の外形の空間部(例えば実施例の空間部65A)と、該空間部内の略中央を支点に揺動するフロート(例えば実施例のフロート63)とを有してなり、前記フロートの両揺動端部に磁気部(例えば実施例のマグネット71)を設けると共に、該磁気部がフロートと共に所定の検出角度まで揺動したことを検出する検出部(例えば実施例の磁気センサ72)を前記空間部の端部に設け、前記フロートが前記検出角度まで揺動した状態が所定時間継続した場合には、車体の傾斜が所定角度にあることを検出することを特徴とする。
この構成によれば、旋回走行時における車体のバンク角度が比較的小さい不整地走行車両において、該旋回走行時の遠心力等によりフロートが前記検出角度まで一時的に揺動した場合でも、傾斜センサが車体の傾斜を誤認することを防止でき、良好なエンジン制御を可能にできる。
また、車体の左右方向の傾斜を検出する傾斜センサであっても、車体が前後方向に傾斜した際、その傾斜が90度以上であればエンジン振動等によってフロートが左右どちらかに倒れる機会が高くなる。すなわち、車体が前後方向に90度よりも大きい角度に傾いたときには、フロートが確実に左右何れかに倒れることとなる。この倒れによる揺動が前記検出角度まで達した状態が所定時間継続した場合には、車体の前後方向の傾斜が所定角度にあることを検出することができ、車体の傾斜に幅広く対応したエンジン制御を可能にできる。
請求項6に記載した発明は、前記車両は不整地走行四輪車であり、前記所定時間は、当該不整地走行四輪車の旋回走行時に前記フロートが前記検出角度に達している時間よりも長く設定されることを特徴とする。
この構成によれば、旋回走行時にも車体をバンクさせない不整地走行四輪車において、その旋回走行時の遠心力により傾斜センサのフロートが前記検出角度まで一時的に揺動した場合でも、車体の傾斜が所定角度に達したとの誤認を防止することができる。
この発明によれば、傾斜センサの部品コストを抑えた上でその防水性を高めることができる。
この発明によれば、傾斜センサが車体の傾斜を誤認することを防止すると共に、車体の左右及び前後方向の傾斜が所定角度にあることを検出することができる。
この発明によれば、不整地走行四輪車の旋回走行時における傾斜センサが車体の傾斜を誤認することを防止することができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す鞍乗り型四輪車(車両、不整地走行四輪車)1は、小型軽量に構成された車体の前後に、比較的大径の低圧バルーンタイヤである左右一対の前輪2及び後輪3を備え、最低地上高を大きく確保して主に不整地での走破性を高めた所謂ATV(All Terrain Vehicle)である。
車体フレーム4の略中央位置には、鞍乗り型四輪車1の原動機としてのエンジン5が搭載される。エンジン5は水冷式の単気筒エンジンであり、そのクランクシャフトを前後方向に沿わせた縦置きレイアウトとされる。エンジン5の下部を構成するクランクケース6は変速機ケースを兼ねており、このクランクケース6の前後からは、前方又は後方に向けてそれぞれプロペラシャフト8,9が導出される。
各プロペラシャフト8,9は、車体フレーム4の前後においてそれぞれ前輪駆動機構11又は後輪駆動機構12を介して各前輪2及び後輪3に動力伝達可能に接続される。各前輪2及び後輪3は、車体フレーム4の前後にそれぞれ不図示の懸架装置を介して懸架されている。
鞍乗り型四輪車1は、エンジン5への燃料供給系統に電子制御式燃料噴射装置を採用しており、エンジン5のクランクケース6上に立設されるシリンダ7の後部には、インジェクタ(燃料噴射部)17aを有するスロットルボディ17が接続される。また、スロットルボディ17の後部には、シート23後部下方に位置するエアクリーナボックス18が接続される。一方、シリンダ7の前部には排気管19の基端部が接続される。該排気管19は、シリンダ7の前方へ延びた後に後方へ折り返し、その先端部が車体後部に配設されたサイレンサ21に接続される。
鞍乗り型四輪車1の車体上部における車幅方向中央部には、前側から順にステアリングシャフト25、燃料タンク22、及び鞍乗り型のシート23が配設される。ステアリングシャフト25の下端部は不図示の前輪操舵機構に連結されると共に、ステアリングシャフト25の上端部には左右のグリップ部を有するバー型のハンドル24が取り付けられる。ハンドル24をステアリングシャフト25に固定するホルダの周辺は、樹脂製のハンドルカバー24aにより覆われる。ステアリングシャフト25の下部前方には、電動ファン29を有するエンジン5冷却用のラジエータ26が配設されている。
車体フレーム4の前部には、燃料タンク22を含む車体前部を覆う樹脂製の車体カバー31、及び各前輪2をその上方から後方にかけて覆う同じく樹脂製のフロントフェンダ32、並びに主として鋼管からなるフロントプロテクタ33及びフロントキャリア34が取り付けられる。また、車体フレーム4の後部には、各後輪3をその上方から前方にかけて覆う樹脂製のリアフェンダ35、並びに主として鋼管からなるリアキャリア36が取り付けられる。
図2,3を併せて参照して説明すると、車体フレーム4は、その上部及び下部において略前後方向に沿って延びる左右一対のアッパパイプ41及びロアパイプ42を有し、これら各アッパパイプ41及びロアパイプ42が車体前後で適宜湾曲して互いに結合することで左右一対の閉ループ構造体4aを形成し、かつこれら両閉ループ構造体4aが複数のクロスメンバを介して結合することで車幅方向中央部において前後に延在するボックス構造を形成している。
車体前部には、各アッパパイプ41よりも上方に突出する櫓状のハンドルポスト部43が構成され、該ハンドルポスト部43の頂部(車体フレーム4の最上部)のクロスメンバである上部支持ブラケット44にステアリングシャフト25の上部が支持される。また、ステアリングシャフト25の下端部は、車体フレーム4前部のクロスメンバである下部支持ブラケット45に支持される。
さらに図4を併せて参照して説明すると、燃料タンク22後部の直下からシート23前部の直下に渡る部位には、両アッパパイプ41間に渡る遮熱カバー46が設けられており、燃料タンク22及びシート23の下方に位置するエンジン5からの熱気の伝播が抑えられている。
燃料タンク22は、例えば樹脂製の一体成形品であり、その直前に配置されるステアリングシャフト25等を避けるように前部両側を前方に延出させることで容量を確保している。燃料タンク22の前部下方には燃料ポンプ51が配設されており、該燃料ポンプ51上部の燃料吸入口と燃料タンク22底部の燃料取り出し口とは連絡管52を介して接続される。
一方、燃料ポンプ51の燃料吐出口とスロットルボディ17のインジェクタ17aとは燃料供給管53を介して接続される。この燃料供給管53は、燃料ポンプ51上部の燃料吐出口から上方に延びた後に後方に向けて湾曲し、燃料タンク22と遮熱カバー46との間において該遮熱カバー46の上面に沿って配策されてインジェクタ17aに至る。
このとき、燃料供給管53は、エアクリーナボックス18から斜め上前方に延びてシート23前端部内側に開口するシュノーケル54等を避けるべく、上面視でクランク状をなすように配策される。なお、図2,4中符号55は、燃料供給管53の経路を規定するべく遮熱カバー46に固定されるクランプを示す。
そして、燃料ポンプ51が作動すると、燃料タンク22から吸引された燃料が所定の燃料圧力まで昇圧された後に燃料供給管53を介してインジェクタ17aに供給され、該燃料がインジェクタ17aの作動により適宜噴射されてエアクリーナボックス18から導入された外気と共にエンジン5に供給される。
ここで、車体前部右側には、車体の傾斜が所定角度に達した場合にこれを検出する傾斜センサ61が設けられる。この傾斜センサ61は、右側のアッパパイプ41に溶接固定された支持ブラケット41aを介して車体に支持されており、側面視でステアリングシャフト25と重なるように配置され、かつシート23の底板23aの下端部23b(シート23前後方向略中央の両側部)よりも上方となる位置に配置されている(下端部23b高さを図3,4中に線Kで示す)。
図5,6に示すように、傾斜センサ61は、車体に固定されるケーシング62内に振り子としてのフロート63を備える加速度センサとして構成される。
ケーシング62は、その上部を構成するボックス部64内に検出回路64aを収容する一方、下部を構成する空間形成部65内にフロート63を収容するものである。
空間形成部65は、正面視(前面視)でU字状の外形をなす前後壁部66,67と、これら前後壁部66,67の外縁間に渡る外周壁部68とを有してなり、その内部には正面視U字状の外形をなす空間部65Aが形成される。なお、ケーシング62の両側部には、これを車体フレーム4の支持ブラケット41aで支持するためのラバーマウント69が設けられる。
フロート63は、空間部65Aの略中央を支点としてケーシング62に揺動自在に支持されるもので、空間部65A下側の形状に概ね整合する半円状をなし、外周壁部68の円弧に沿って左右に揺動可能とされる。なお、空間部65A内には、フロート63の揺動を減衰するためのダンパーオイルが充填されている。
フロート63の左右端部(両揺動端部)にはマグネット(磁気部)71が埋め込まれる一方、空間部65Aの上端部左右には各マグネット71からの磁気を検出可能な磁気センサ(検出部)72が配設されており、該磁気センサ72にマグネット71が近接してその磁気を検出することで、フロート63が所定の揺動角度に達したことを検出するようになっている。
ここで、フロート63の揺動軸は前後方向と平行に設けられているが、その重心位置の調整等により、車体が左右方向に傾斜した場合に加え、車体が前後方向に傾斜した場合でも揺動するようになっている。以下、車体が前後左右の傾斜を0°とした状態(直立状態)にあり、かつフロート63に作用する力が重力のみの場合には、空間部65Aにおける揺動範囲の中立位置にフロート63が位置するものとして説明する。
このような傾斜センサ61において、車体が前後左右に傾斜した場合には、ケーシング62に対してフロート63が揺動し、この揺動が所定角度に達して検出回路64aにて車体の傾斜が所定角度に達したとの判断がなされた場合には、不図示のECU(Electronic Control Unit)を介して所定のエンジン制御(点火カットや燃料噴射カット等)が行われるようになっている。
ここで、鞍乗り型四輪車1においては、自動二輪車と異なり車体をバンクさせないことから、旋回走行時の遠心力等の作用により車体がほぼ直立状態であっても傾斜センサ61のフロート63が揺動することがある。このような状況の対応として、自動二輪車に用いる傾斜センサの検出角度(フロートの中立位置からの揺動角度)に対し、当該鞍乗り型四輪車1に用いる傾斜センサ61においてはその検出角度を大きくしている。
さらに、傾斜センサ61においては、鞍乗り型四輪車1の旋回走行時等にフロート63が一時的に大きく揺動して前記検出角度に達したような場合に、車体の傾斜が所定角度に達したとの誤認がなされないように、検出回路64aが車体の傾斜角度を検出するまでのタイムディレイを設けている。このタイムディレイは、旋回走行時の遠心力でフロート63が最大揺動位置に張り付く時間よりも長くなるように設定される。これにより、フロート63が所定角度まで傾斜した状態が所定時間継続した場合に、車体が所定角度まで傾斜しているとの判断がなされるのである。
以上説明したように、上記実施例における傾斜検出装置は、車体フレーム4にエンジン5が支持されると共にハンドルポスト部43を介してステアリングシャフト25が支持され、エンジン5上方には燃料タンク22が配置されると共にエンジン5後方にはエアクリーナボックス18が配置され、エンジン5とエアクリーナボックス18との間にはインジェクタ17aが配置されると共に燃料タンク22後方であってエアクリーナボックス18上方にはシート23が配置される鞍乗り型四輪車1に適用されるものであって、シート23の底板23aの下端よりも上方となる位置に、車体の傾斜を検出する傾斜センサ61を設けたものである。
この構成によれば、車体下部が水に浸って走行するような状況下でも、傾斜センサ61が水没し難くなるため、傾斜センサ61の部品コストを抑えた上でその防水性を高めることができ、良好なエンジン制御を可能にできる。
また、上記傾斜検出装置は、傾斜センサ61が、U字状の外形の空間部65Aと、該空間部65A内の略中央を支点に揺動するフロート63とを有してなり、フロート63の両揺動端部にマグネット71を設けると共に、該マグネット71がフロート63と共に所定の検出角度まで揺動したことを検出する磁気センサ72を空間部65Aの端部に設け、フロート63が前記検出角度まで揺動した状態が所定時間継続した場合には、車体の傾斜が所定角度にあることを検出するものである。
この構成によれば、旋回走行時において車体をバンクさせない鞍乗り型四輪車1において、該旋回走行時の遠心力等によりフロート63が前記検出角度まで一時的に揺動した場合でも、傾斜センサ61が車体の傾斜を誤認することを防止でき、良好なエンジン制御を可能にできる。
また、車体の左右方向の傾斜を検出する傾斜センサ61であっても、車体が前後方向に傾斜した際にはフロート63が左右何れかに揺動することから、この揺動が前記検出角度まで達した状態が所定時間継続した場合には、車体の前後方向の傾斜が所定角度にあることを検出することができ、車体の傾斜に幅広く対応したエンジン制御を可能にできる。
さらに、上記傾斜検出装置は、鞍乗り型四輪車1が不整地走行四輪車であり、前記所定時間が、鞍乗り型四輪車1の旋回走行時にフロート63が前記検出角度に達している時間よりも長く設定されることで、旋回走行時にも車体をバンクさせない不整地走行四輪車において、その旋回走行時の遠心力により傾斜センサ61のフロート63が前記検出角度まで一時的に揺動した場合でも、車体の傾斜が所定角度に達したとの誤認を防止することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば図7,8に示すように、傾斜センサ61は、シート23の底板23aの下端よりも上方(線Kよりも上方)であれば、車体の様々な場所(例えば、燃料タンク22とシート23との間、又はシート23後方の車体フレーム4上、あるいはハンドルカバー24a内等)に配置することが可能である。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における鞍乗り型四輪車の側面図である。 上記鞍乗り型四輪車の上面図である。 上記鞍乗り型四輪車の正面図である。 図1の要部を示す側面図である。 上記鞍乗り型四輪車の傾斜センサの正面図である。 上記傾斜センサの側面図である。 上記傾斜センサ配置の応用例を示す図1に相当する側面図である。 上記傾斜センサ配置の応用例を示す図2に相当する上面図である。
符号の説明
1 鞍乗り型四輪車(車両、不整地走行車両)
4 車体フレーム
5 エンジン
17a インジェクタ(燃料噴射部)
18 エアクリーナボックス
22 燃料タンク
23 シート
23a 底板
25 ステアリングシャフト
43 ハンドルポスト部(ハンドルポスト)
61 傾斜センサ
63 フロート
65A 空間部
71 マグネット(磁気部)
72 磁気センサ(検出部)

Claims (6)

  1. 車体フレーム(4)にエンジン(5)が支持されると共にハンドルポスト(43)を介してステアリングシャフト(25)が支持され、エンジン上方には燃料タンク(22)が配置されると共にエンジン後方にはエアクリーナボックス(18)が配置され、エンジンとエアクリーナボックスとの間には燃料噴射部(17a)が配置されると共に燃料タンク後方であってエアクリーナボックス上方にはシート(23)が配置される車両(1)の傾斜検出装置において、
    前記車両(1)は不整地走行四輪車であり、前記車体フレーム(4)は、その上部及び下部において略前後方向に沿って延びる左右一対のアッパパイプ(41)及びロアパイプ(42)を有し、かつ前記各アッパパイプ(41)よりも上方に突出する櫓状の前記ハンドルポスト(43)を有し、
    前記シート(23)の底板(23a)の下端よりも上方となる位置に、車体の傾斜を検出する傾斜センサ(61)を設け、この傾斜センサ(61)が、側面視で前記ステアリングシャフト(25)と重なるように配置され、かつ右側の前記アッパパイプ(41)に設けた支持ブラケット(41a)を介して車体に支持され、さらに側面視で前記アッパパイプ(41)及びハンドルポスト(43)で囲まれた部位に配置されることを特徴とする車両の傾斜検出装置。
  2. 前記傾斜センサ(61)は、車体に固定されるケーシング(62)内に振り子としてのフロート(63)を備える加速度センサとして構成され、前記ケーシング(62)の両側部には、これを前記支持ブラケット(41a)で支持するためのラバーマウント(69)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の傾斜検出装置。
  3. 前記燃料タンク(22)の前部下方に燃料ポンプ(51)が配置され、この燃料ポンプ(51)よりも上方に前記傾斜センサ(61)が配置され、かつ側面視で前記アッパパイプ(41)を境に前記傾斜センサ(61)が上方、前記燃料ポンプ(51)が下方にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の傾斜検出装置。
  4. 前記傾斜センサ(61)は、ラジエータ(26)よりも後方に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の車両の傾斜検出装置。
  5. 前記傾斜センサ(61)が、U字状の外形の空間部(65A)と、該空間部(65A)内の略中央を支点に揺動するフロート(63)とを有してなり、前記フロート(63)の両揺動端部に磁気部(71)を設けると共に、該磁気部(71)がフロート(63)と共に所定の検出角度まで揺動したことを検出する検出部(72)を前記空間部(65A)の端部に設け、前記フロート(63)が前記検出角度まで揺動した状態が所定時間継続した場合には、車体(1)の傾斜が所定角度にあることを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の車両の傾斜検出装置。
  6. 前記所定時間は、当該不整地走行四輪車(1)の旋回走行時に前記フロート(63)が前記検出角度に達している時間よりも長く設定されることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の車両の傾斜検出装置。
JP2005102502A 2005-03-31 2005-03-31 車両の傾斜検出装置 Expired - Fee Related JP4531611B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102502A JP4531611B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 車両の傾斜検出装置
CA2535612A CA2535612C (en) 2005-03-31 2006-02-08 Lean detector of vehicle
AU2006200567A AU2006200567B2 (en) 2005-03-31 2006-02-10 Lean detector of vehicle
US11/392,712 US7389592B2 (en) 2005-03-31 2006-03-30 Lean detector of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102502A JP4531611B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 車両の傾斜検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006281918A JP2006281918A (ja) 2006-10-19
JP4531611B2 true JP4531611B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=37055075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005102502A Expired - Fee Related JP4531611B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 車両の傾斜検出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7389592B2 (ja)
JP (1) JP4531611B2 (ja)
AU (1) AU2006200567B2 (ja)
CA (1) CA2535612C (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4208804B2 (ja) * 2004-09-13 2009-01-14 本田技研工業株式会社 傾斜センサを備えた車両におけるエンジン制御装置
JP2007237883A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP5171149B2 (ja) * 2007-08-01 2013-03-27 本田技研工業株式会社 自動二輪車における転倒センサの配設構造
US8056226B2 (en) * 2008-02-25 2011-11-15 Cooper Technologies Company Method of manufacturing a dual interface separable insulated connector with overmolded faraday cage
JP5102859B2 (ja) * 2010-05-07 2012-12-19 本田技研工業株式会社 傾斜角センサの配置構造
CN101976630A (zh) * 2010-11-04 2011-02-16 陈枫 一种摩托车倾倒感应开关
US20130200604A1 (en) * 2011-08-09 2013-08-08 Beamco, Inc. Tank for a utility terrain vehicle
DE102014201632B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201670A1 (de) 2013-03-07 2014-09-11 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201668B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201127B4 (de) 2013-03-07 2022-02-03 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014201630B4 (de) 2013-03-07 2021-09-02 Ford Global Technologies, Llc Seitlich neigbares, mehrspuriges Fahrzeug
DE102014217246B3 (de) 2014-08-29 2015-12-24 Ford Global Technologies, Llc Stabilisierungsanordnung für ein Neigefahrwerk eines Fahrzeugs
DE102014217386A1 (de) 2014-09-01 2016-03-03 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Betrieb eines Neigefahrwerks sowie aktives Neigefahrwerk für ein schienenungebundenes Fahrzeug
US10076939B2 (en) 2014-11-26 2018-09-18 Ford Global Technologies, Llc Suspension systems for laterally tiltable multitrack vehicles
US10023019B2 (en) 2015-02-24 2018-07-17 Ford Global Technologies, Llc Rear suspension systems with rotary devices for laterally tiltable multitrack vehicles
US9925843B2 (en) 2015-02-24 2018-03-27 Ford Global Technologies, Llc Rear suspension systems for laterally tiltable multitrack vehicles
US10317208B2 (en) 2017-03-03 2019-06-11 Philip Schafer Tilt sensor
CN107891748A (zh) * 2017-10-25 2018-04-10 北京汽车研究总院有限公司 一种车辆行驶控制方法、装置及车辆
TWM612940U (zh) * 2020-08-07 2021-06-11 光陽工業股份有限公司 全地形車輛

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000313381A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Misato Computer Insatsu Kk 二輪車転倒表示装置
JP2002068062A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体傾斜センサ
JP2004270589A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Suzuki Motor Corp 鞍乗型車両の燃料供給装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1085608A (en) * 1914-02-03 Harley S Heath Circuit-breaking means for motor-vehicles.
US3772643A (en) * 1972-03-06 1973-11-13 E Dodd Tilt-actuated safety device
SE441039B (sv) * 1983-12-08 1985-09-02 Gote Palsgard Anordning for metning av sidolutningen hos ett underlag med hjelp av en derpa framforbar vagn
JPS6184514A (ja) * 1984-10-02 1986-04-30 Omron Tateisi Electronics Co 傾きセンサ
JPS61144505A (ja) * 1984-12-18 1986-07-02 Jeco Co Ltd 傾斜計
JPS61155913A (ja) * 1984-12-28 1986-07-15 Daihatsu Motor Co Ltd 重力センサ
US5032821A (en) * 1989-05-12 1991-07-16 Domanico Edward J Motor vehicle stability monitoring and alarm system and method
JPH05124543A (ja) * 1991-10-31 1993-05-21 Isuzu Motors Ltd トラツク横転防止装置
DE4217247A1 (de) * 1992-05-25 1992-10-15 Rolf Keller Ueberwachungssystem fuer die neigung von fahrzeugen
JPH08133155A (ja) 1994-11-14 1996-05-28 Suzuki Motor Corp 二輪車用バンク角検出装置
US5532672A (en) * 1994-11-28 1996-07-02 Plazarin; James J. Vehicle level alarm
AUPN786796A0 (en) * 1996-02-05 1996-02-29 Verward Pty Ltd (trading as Brooks Merchants) Vehicle seat
US7017701B2 (en) * 2002-11-20 2006-03-28 Dura Global Technologies, Inc. Inclination-measuring device
US20050033549A1 (en) * 2003-07-25 2005-02-10 Siemens Vdo Automotive Corporation Rollover sensing using tire pressure sensor
US20050275516A1 (en) * 2004-06-09 2005-12-15 Rick Lang Vehicle overturn alarm device
JP4465607B2 (ja) * 2004-12-27 2010-05-19 東洋電装株式会社 傾倒センサ
JP4559324B2 (ja) * 2005-08-31 2010-10-06 本田技研工業株式会社 傾斜角センサの配置構造
JP2007062692A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Honda Motor Co Ltd 車両の傾斜角センサ配置構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000313381A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Misato Computer Insatsu Kk 二輪車転倒表示装置
JP2002068062A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体傾斜センサ
JP2004270589A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Suzuki Motor Corp 鞍乗型車両の燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2006200567B2 (en) 2011-09-01
CA2535612A1 (en) 2006-09-30
US7389592B2 (en) 2008-06-24
JP2006281918A (ja) 2006-10-19
US20060218808A1 (en) 2006-10-05
CA2535612C (en) 2010-09-14
AU2006200567A1 (en) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4531611B2 (ja) 車両の傾斜検出装置
JP4559324B2 (ja) 傾斜角センサの配置構造
US7426788B2 (en) Tilt angle sensor layout structure for a vehicle, and vehicle incorporating same
TWI417215B (zh) 機車
CA2607662C (en) Saddle ride type vehicle
JP5548499B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6613092B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2016068833A (ja) 鞍乗り型車両の後部燃料タンク支持構造
JP2012224285A (ja) 鞍乗型車両
JP2010058758A (ja) 鞍乗型四輪車両
JP2016068839A (ja) 鞍乗り型車両の電装品取付構造
JP2009090758A (ja) 自動二輪車
JP7263534B2 (ja) 鞍乗型車両のエアクリーナ構造
JP4900293B2 (ja) 自動二輪車の排気ガスセンサ装置
JP6684870B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5102859B2 (ja) 傾斜角センサの配置構造
JP3941803B2 (ja) スクータ型車両の吸気装置
JP2021011850A (ja) 鞍乗型車両のラジエータ
JP7216129B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4525244B2 (ja) 鞍乗型四輪車両
JP2023150798A (ja) 鞍乗り型車両
JP2010012916A (ja) オフロードビークル
JP2010012914A (ja) オフロードビークル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4531611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140618

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees