JP4530552B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にゲート長の異なる2種類の電界効果トランジスタ(FET)の形成に適した半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路装置に対する高速化の要求に伴い、電極形成幅もしくはフォトリソグラフィ工程における抜き幅を、プロセス限界を超えて微少化する技術が求められている。特に、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)回路と論理回路とを有する超高速半導体装置(例えば、汎用論理回路装置、DRAM混載論理回路装置等)において、論理回路部のみを高速化させたい場合には、論理回路部のFETのゲート長を短くする必要がある。このために、レチクルの改版を行わなければならない。
【0003】
また、波長248nmのKrFエキシマレーザを用いたステッパでは、線幅0.2μm以下のレジストパターンを、0.01μm以下の標準偏差で形成することが困難である。
【0004】
特開平7−22396号公報、特開平9−237777号公報、及び特開平9−251988号公報に、加工線幅を、フォトリソグラフィの加工限界よりも細くする技術が開示されている。特開平7−22396号公報に開示された技術では、エッチング用のマスクパターン自体をサイドエッチングすることにより、マスクパターンの線幅を細くしている。特開平9−237777号公報及び特開平9−251988号公報に開示された技術では、レジストパターンを等方的にエッチングして細らせることにより、レジストパターンを細くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図9(A)に、論理回路部のFETの平面図を示す。ゲート電極202が活性領域200と交差している。ゲート電極202は、露光及び現像直後のレジストパターン201を細らせたレジストパターンをマスクとしてパターニングされる。ゲート電極202のゲート長(図9において縦方向の幅)を短くすることができるため、FETの高速化を図ることができる。
【0006】
図9(B)に、SRAM部のFETの平面図を示す。2つの活性領域210及び211が相互に平行に配置されている。ゲート電極213及び215が活性領域210と交差し、ゲート電極217及び219が活性領域211と交差する。ゲート電極217は、ゲート電極213を延長した直線に沿って配置され、その端部がゲート電極213の端部に対向する。ゲート電極215と219との相対位置関係は、ゲート電極213と217との相対位置関係と同様である。
【0007】
ゲート電極213、215、217及び219は、それぞれ露光及び現像直後のレジストパターン212、214、216及び218を細らせたレジストパターンをマスクとして用いてパターニングされる。通常、SRAM部の集積度を高めるために、レジストパターン212の端部とレジストパターン216の端部との間隔が、露光、現像工程における最小抜き幅になるように設定される。
【0008】
このレジストパターン212と216とを細らせると、端部同士の間隔が広がってしまう。これにより、例えば図9(B)に示したように、ゲート電極213の端部が活性領域210の内部まで後退してしまう場合がある。ゲート電極の端部の後退を考慮して活性領域210及び211を、間隔を広げて配置すると、チップ面積が増大してしまう。
【0009】
本発明の目的は、論理回路部においてはFETの高速化を図り、SRAM部においては高集積化を図ることが可能な半導体装置、及びその製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によると、表面内に、相互にチャネル長の異なる電界効果トランジスタが形成される第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板の表面上に、ゲート電極用導電膜を形成する工程と、前記第1及び第2の領域上のゲート電極用導電膜の上に、それぞれ第1の絶縁材料からなる第1及び第2のゲートマスクパターンを形成する工程と、前記第1及び第2のゲートマスクパターンの側壁上に、前記第1の絶縁材料とはエッチング耐性の異なる第2の絶縁材料からなるサイドウォールスペーサを形成する工程と、前記第2の領域を、マスクパターンで覆う工程と、前記マスクパターンをマスクとして、第1のゲートマスクパターンの側壁上のサイドウォールスペーサを除去する工程と、前記マスクパターンを除去する工程と、前記第1のゲートマスクパターン、第2のゲートマスクパターン、及び第2のゲートマスクパターンの側壁上に形成されているサイドウォールスペーサをマスクとして、前記ゲート電極用導電膜をエッチングし、前記第1及び第2の領域上に、それぞれ第1及び第2のゲート電極を残す工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
【0011】
本発明の他の観点によると、表面内に第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板と、前記半導体基板の表面の第1の領域上に形成されたゲート電極を有する第1の電界効果トランジスタと、前記半導体基板の表面の第2の領域上に形成され、前記第1の電界効果トランジスタとはゲート長が異なるゲート電極を有する第2の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極の上面上に、絶縁材料で形成され、ゲート電極の縁に沿って延在する尾根状構造物とを有する半導体装置が提供される。
【0012】
ゲート電極をパターニングする際に、尾根状構造物をエッチングマスクとして用いると、尾根状構造物の幅だけゲート電極を広げ、かつ延ばすことができる。これにより、第2の領域の電界効果トランジスタのゲート長を、第1の領域の電界効果トランジスタのゲート長と異ならせることができる。
【0013】
本発明の他の観点によると、表面内に、相互にチャネル長の異なる電界効果トランジスタが形成される第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板の表面上に、ゲート電極用導電膜を形成する工程と、前記ゲート電極用導電膜の上面のうち、前記第2の領域を、第1の材料からなる第1のマスク膜で覆う工程と、前記ゲート電極用導電膜の第1の領域上及び前記第1のマスク膜上に、前記第1の材料とはエッチング耐性の異なる第2の材料からなる第2のマスク膜を形成する工程と、前記第1及び第2の領域上の前記第2のマスク膜の上に、ゲート電極に対応するレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして、前記第2のマスク膜及び第1のマスク膜をエッチングし、第1の領域上に、前記第2のマスク膜からなる第1のゲートマスクパターンを残し、第2の領域上に、前記第1のマスク膜と第2のマスク膜との積層構造を有する第2のゲートマスクパターンを残す工程と、前記第1及び第2のゲートマスクパターンを構成する第2のマスク膜の一部をサイドエッチングする工程と、前記第1及び第2のゲートマスクパターンをマスクとして、前記ゲート電極用導電膜をエッチングし、前記第1及び第2の領域上に、それぞれ第1の及び第2のゲート電極を残す工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
【0014】
本発明の他の観点によると、表面内に第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板と、前記半導体基板の表面の第1の領域上に形成されたゲート電極を有する第1の電界効果トランジスタと、前記半導体基板の表面の第2の領域上に形成され、前記第1の電界効果トランジスタとはゲート長が異なるゲート電極を有する第2の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極の上に配置され、外周が、下のゲート電極の縁に整合しており、第1の材料で形成された第1の膜と、前記第1の膜の上に配置され、外周が前記第1の膜の外周よりも内側に位置し、前記第1の材料とはエッチング耐性の異なる第2の材料で形成された第2の膜と、前記第1の電界効果トランジスタのゲート電極の上に配置され、外周が、その下のゲート電極の外周に整合し、前記第2の材料で形成された第3の膜とを有する半導体装置が提供される。
【0015】
ゲート電極のパターニングを行う際に、第1の領域においては第3の膜をエッチングマスクとして用い、第2の領域においては、第1の膜をエッチングマスクとして用いることにより、第2の領域の電界効果トランジスタのゲート長を、第1の領域の電界効果トランジスタのゲート長と異ならせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施例による半導体装置の構造について説明する。
【0017】
図1(A)は、第1の実施例による半導体装置の論理回路部のFETの平面図を示す。ゲート電極2が活性領域1と交差し、活性領域1がソース領域3とドレイン領域4とに区分されている。
【0018】
図1(B)は、第1の実施例による半導体装置のSRAM部のFETの平面図を示す。活性領域5と6とが、相互に平行に配置されている。ゲート電極7及び8が活性領域5と交差し、ゲート電極9及び10が活性領域6と交差している。ゲート電極9は、ゲート電極7を延長した直線に沿って配置され、ゲート電極7の端部がゲート電極9の端部に対向している。ゲート電極8と10との相対位置関係は、ゲート電極7と9との相対位置関係と同様である。ゲート電極7〜10の上面の上に、それぞれゲート電極の縁に沿って延在する尾根状構造物11〜14が配置されている。
【0019】
尾根状構造物11〜14の各々の、ゲート長方向(図1(B)においては縦方向)と交差する2つの部分(図1(B)においては横方向に延在する部分)の間隔W2は、図1(A)に示したFETのゲート長W1と等しい。
【0020】
図2の左図及び右図は、それぞれ図1(A)の一点鎖線A2L−A2Lにおける断面図及び図1(B)の一点鎖線A2R−A2Rにおける断面図を示す。
【0021】
図2に示すように、シリコン基板20の活性領域1の一部の表面上に、ゲート絶縁膜21を介して多結晶シリコンからなるゲート電極2が形成されている。ゲート電極2の上面は、コバルトシリサイド膜23で覆われている。ゲート電極2の側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ22が形成されている。サイドウォールスペーサ22の頂部は、コバルトシリサイド膜23の上面よりも上まで突出している。
【0022】
ゲート電極2の両側に、低濃度ドレイン構造(LDD構造)のソース領域3及びドレイン領域4が形成されている。ソース領域3及びドレイン領域4の上面が、それぞれコバルトシリサイド膜24及び25で覆われている。
【0023】
活性領域5の一部の表面上に、ゲート絶縁膜31を介して多結晶シリコンからなるゲート電極7が形成されている。ゲート電極7の上面の上に、その縁に沿って延在する尾根状構造物11が配置されている。尾根状構造物11は、酸化シリコンで形成されている。
【0024】
ゲート電極7の上面のうち尾根状構造物11で囲まれた領域が、コバルトシリサイド膜33で覆われている。ゲート電極7の側面及び尾根状構造物11の外周側の面上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ32が形成されている。ゲート電極7の両側に、LDD構造のソース領域34及び35が形成されている。ソース領域34及びドレイン領域35の上面が、それぞれコバルトシリサイド膜36及び37で覆われている。
【0025】
次に、図3及び図4を参照して、第1の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。図3及び図4の各図の左図は、図1(A)の一点鎖線A2L−A2Lにおける断面図に対応し、右図は、図1(B)の一点鎖線A2R−A2Rにおける断面図に対応する。
【0026】
図3(A)に示したシリコン基板20の表面層に、所望のp型ウェル及びn型ウェルを形成し、LOCOSもしくはシャロートレンチにより素子分離領域を形成する。素子分離領域により、活性領域1及び5が画定される。
【0027】
シリコン基板20の表面上に、熱酸化により厚さ4nmのゲート絶縁膜21及び31を形成する。ゲート絶縁膜21及び31の上に、多結晶シリコンからなる厚さ180nmのゲート電極用導電膜40を形成する。ゲート電極用導電膜40は、例えば化学気相成長(CVD)により形成される。
【0028】
ゲート電極用導電膜40の上に、厚さ50nmの窒化シリコン膜41を、熱CVDにより形成する。なお、プラズマCVDにより厚さ100nmの窒化シリコン膜を形成してもよい。プラズマCVDを用いる場合に、窒化シリコン膜の厚さを、熱CVDで形成する窒化シリコン膜の厚さと異ならせているのは、成膜方法によって窒化シリコンの屈折率が相違するためである。また、窒化シリコン膜の上もしくは下に、反射防止膜として厚さ30nmの酸化窒化シリコン膜を形成してもよい。
【0029】
活性領域1及び5の上の窒化シリコン膜41の上に、それぞれゲート電極に対応するレジストパターン42及び43を形成する。レジストパターン42及び43は、波長248nmのKrFエキシマレーザを用いた露光及び現像により形成される。レジストパターン42及び43の、ゲート長方向の幅W3は、当該フォトリソグラフィ工程における最小加工線幅である。
【0030】
レジストパターン43は、図1(B)に示したゲート電極7に対応する。図3(A)には現れていないが、レジストパターン43と同時に、図1(B)に示したゲート電極8、9及び10に対応するレジストパターンも形成される。ゲート電極7に対応するレジストパターンの端部とゲート電極9に対応するレジストパターンの端部との間隔は、当該フォトリソグラフィ工程における最小抜き幅に等しい。
【0031】
図3(B)に示す状態に至るまでの工程を説明する。窒素ガスと酸素ガスとの混合ガスを用いて、レジストパターン42及び43を部分的にエッチングすることにより、レジストパターン42及び43を細らせる。窒素ガス及び酸素ガスの流量を、例えばそれぞれ100sccm及び10sccm、圧力を6.65Pa(50mTorr)、プラズマ発生のための高周波電力を300Wとする。細ったレジストパターン42及び43をマスクとして、窒化シリコン膜41をエッチングする。活性領域1の上にゲートマスクパターン41aが残り、活性領域5の上にゲートマスクパターン41bが残る。窒化シリコン膜41のエッチングは、CF4とCHF3とArとn混合ガスを用いた反応性イオンエッチングにより行われる。窒化シリコン膜41のエッチング後、レジストパターン42及び43を除去する。レジストパターン42及び43自体が現像直後に比べて細くなっているため、その下に残されるゲートマスクパターン41a及び41bの線幅が、現像直後のレジストパターン42及び43の線幅W3よりも細くなる。
【0032】
現像直後のレジストパターン42及び43の線幅W3の平均が186.8nm、線幅の3σが21.8nmであった。このときのゲートマスクパターン41a及び41bの線幅の平均が142.2nm、線幅の3σが16.7nmであった。
【0033】
図3(C)に示す状態に至るまでの工程を説明する。ゲートマスクパターン41a及び41bを覆うように、窒化シリコン膜40の上に酸化シリコン膜を形成する。
【0034】
酸化シリコン膜の形成は、例えば熱CVDにより行われる。この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、ゲートマスクパターン41a及び41bの側壁上に、サイドウォールスペーサ11を残す。酸化シリコン膜の異方性エッチングは、CF4、CHF3、及びArの混合ガスを用いたRIEにより行う。CF4、CHF3、及びArの流量を、それぞれ40sccm、50sccm、及び800sccmとし、圧力を213Pa(1.6Torr)とし、プラズマ発生のための高周波電力を500Wとする。
【0035】
このとき、ゲートマスクパターン41bとその側壁上に形成されたサイドウォールスペーサ11との合計の線幅W4が、図3(A)に示したレジストパターン43の線幅W3とほぼ等しくなるように、酸化シリコン膜の膜厚及び異方性エッチングの時間を設定する。
【0036】
活性領域5の表面をレジストパターン44で覆う。活性領域1の表面は露出している。
【0037】
図4(D)に示すように、活性領域1の上のサイドウォールスペーサ11を除去する。サイドウォールスペーサ11の除去は、フッ酸を用いた等方性のウェットエッチングにより行うことができる。その後、レジストパターン44を除去する。
【0038】
図4(E)に示すように、活性領域1においては、ゲートマスクパターン41aをマスクとし、活性領域5においては、ゲートマスクパターン41bとその側壁上のサイドウォールスペーサ11とをマスクとして、ゲート電極用導電膜40をエッチングする。このエッチングは、HBrとO2とを用いたRIEにより行う。HBr及びO2の流量をそれぞれ100sccm及び2sccmとし、圧力を665mPa(5mTorr)とし、プラズマ発生のための高周波電力を30Wとする。
【0039】
活性領域1の上に、ゲート電極2が残り、活性領域5の上にゲート電極7が残る。ゲート電極2の線幅(ゲート長)W1は、図3(A)に示した加工最小線幅W3よりも細い。ゲート電極7の線幅(ゲート長)W4は、図3(A)に示した加工最小線幅W3とほぼ等しい。また、図1(B)に示した間隔W5は、現像直後のレジストパターンの間隔とほぼ等しい。
【0040】
ゲート電極2及び7をマスクとして、ソース及びドレインの低濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。これにより、低濃度領域3a、4a、34a及び35aが形成される。
【0041】
図4(F)に示すように、ゲート電極2とゲートマスクパターン41aとの積層構造の側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ22を形成する。また、ゲート電極7の側壁とサイドウォールスペーサ11の外周面上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ32を形成する。サイドウォールスペーサ22及び32は、全面に酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより形成される。イオン注入を行い、ソース領域3とドレイン領域4、及びソース領域34とドレイン領域35を形成する。
【0042】
イオン注入後、熱リン酸を用いてゲートマスクパターン41a及び41bを除去する。図2に示すように、ソース領域3、34、ドレイン領域4、35、ゲート電極2及び7の露出した表面上に、それぞれコバルトシリサイド膜24、36、25、37、23及び33を形成する。
【0043】
以下に、コバルトシリサイド膜の形成方法について、簡単に説明する。まず、基板の全面上に厚さ10nmのコバルト膜と厚さ30nmのTiN膜とを順番に積層する。熱処理を行い、コバルト膜とシリコンとの界面でシリサイド反応を生じさせる。その後、TiN膜及び未反応のコバルト膜を除去する。
【0044】
上記第1の実施例では、図1(A)に示した論理回路部のFETのゲート長W1を、図3(A)に示した最小加工線幅W3よりも細くすることができる。これにより、論理回路部の高速化を図ることができる。
【0045】
図1(B)に示したSRAM部のFETのゲート長W4は、最小加工線幅W3とほぼ等しい。また、ゲート電極7の端部とゲート電極9の端部との間隔W5は、図3(A)のレジストパターン42及び43を形成するフォトリソグラフィ工程における最小抜き幅にほぼ等しい。すなわち、SRAM部の各構成部分の寸法は、図3(B)に示したエッチング工程でゲートマスクパターン41a及び41bを細らせない場合の寸法とほぼ等しい。このため、論理回路部のFETのゲート長とSRAM部のFETのゲート長とが等しい世代の半導体装置のレチクルを改版することなく、論理回路部のFETのゲート長のみを短くし、高速化を図ることができる。論理回路部のFETのゲート長を短くしてもSRAM部の各素子の寸法が変動しないため、SRAM部の設計変更を行う必要はない。
【0046】
また、図1(B)に示したように、ゲート電極7の端部とゲート電極9の端部との間隔W5を、最小抜き幅とほぼ同程度に狭くすることができる。このため、SRAM部において、ゲート電極の端部が活性領域内まで後退してしまうという不都合も生じない。
【0047】
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施例による半導体装置の構造について説明する。
【0048】
図5(A)は、第2の実施例による半導体装置の論理回路部のFETの平面図を示す。ゲート電極102が活性領域101と交差し、活性領域101がソース領域103とドレイン領域104とに区分されている。
【0049】
図5(B)は、第1の実施例による半導体装置のSRAM部のFETの平面図を示す。活性領域105と106とが、相互に平行に配置されている。ゲート電極107及び108が活性領域105と交差し、ゲート電極109及び110が活性領域106と交差している。ゲート電極109は、ゲート電極107を延長した直線に沿って配置されており、その端部がゲート電極107の端部に、間隔W15を隔てて対向する。ゲート電極108と110との相対位置関係は、ゲート電極107と109との相対位置関係と同様である。ゲート電極107〜110の上面の、縁近傍を除いた領域上に、それぞれゲートマスクパターン111b〜114bが配置されている。
【0050】
ゲートマスクパターン111b〜114bの各々のゲート長方向(図5(B)においては縦方向)の幅W12は、図5(A)に示したFETのゲート長W11と等しい。SRAM部のFETのゲート長W14は、論理回路部のFETのゲート長W11よりも長い。
【0051】
図6の左図及び右図は、それぞれ図5(A)の一点鎖線A6L−A6Lにおける断面図及び図5(B)の一点鎖線A6R−A6Rにおける断面図を示す。
【0052】
図6に示すように、シリコン基板120の活性領域101の一部の表面上に、ゲート絶縁膜121を介して多結晶シリコンからなるゲート電極102が形成されている。ゲート電極102の上面は、酸化シリコンからなるゲートマスクパターン111aで覆われている。ゲート電極102及びゲートマスクパターン111aの側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ122が形成されている。
【0053】
ゲート電極102の両側に、低濃度ドレイン構造(LDD構造)のソース領域103及びドレイン領域104が形成されている。ソース領域103及びドレイン領域104の上面が、それぞれコバルトシリサイド膜124及び125で覆われている。
【0054】
活性領域105の一部の表面上に、ゲート絶縁膜131を介して多結晶シリコンからなるゲート電極107が形成されている。ゲート電極107の上面が、窒化シリコンからなるゲートマスクパターン123bで覆われている。ゲートマスクパターン123bの上面のうち、縁の近傍を除く領域が、酸化シリコンからなる2層目のゲートマスクパターン111bで覆われている。ゲート電極107、ゲートマスクパターン123b及び111bの側面上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ132が形成されている。
【0055】
ゲート電極107の両側に、LDD構造のソース領域134及び135が形成されている。ソース領域134及びドレイン領域135の上面が、それぞれコバルトシリサイド膜136及び137で覆われている。
【0056】
次に、図7及び図8を参照して、第2の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。図7及び図8の各図の左図は、図5(A)の一点鎖線A6L−A6Lにおける断面図に対応し、右図は、図5(B)の一点鎖線A6R−A6Rにおける断面図に対応する。
【0057】
図7(A)に示したシリコン基板120の表面層に、所望のp型ウェル及びn型ウェルを形成し、LOCOSもしくはシャロートレンチにより素子分離領域を形成する。素子分離領域により、活性領域101及び105が画定される。
【0058】
シリコン基板120の表面を熱酸化することにより、厚さ4nmのゲート絶縁膜121及び131を形成する。ゲート絶縁膜121及び131の上に、多結晶シリコンからなる厚さ180nmのゲート電極用導電膜140を、CVDにより形成する。なお、ゲート電極の低抵抗化を図るために、ゲート電極用導電膜140を、多結晶シリコン層とタングステンシリサイド(WSi)層との2層構造としてもよい。
【0059】
ゲート電極用導電膜140の上に、厚さ50nmの窒化シリコン膜123を、熱CVDにより形成する。なお、第1の実施例の場合と同様に、プラズマCVDにより厚さ100nmの窒化シリコン膜を形成してもよい。また、窒化シリコン膜の上もしくは下に、反射防止膜として厚さ30nmの酸化窒化シリコン膜を形成してもよい。
【0060】
活性領域105上の窒化シリコン膜123の表面を、レジストパターン142で覆う。活性領域101上の窒化シリコン膜123の表面は露出している。レジストパターン142をマスクとし、活性領域101上の窒化シリコン膜123をエッチングする。その後、レジストパターン142を除去する。
【0061】
図7(B)に示すように、基板の全面上に厚さ70nmの酸化シリコン膜111を形成する。
【0062】
図7(C)に示すように、酸化シリコン膜111の上に、ゲート電極に対応したレジストパターン143を形成する。レジストパターン143の線幅W13は、当該フォトリソグラフィ工程における最小加工線幅に等しい。図7(C)の右図に示したレジストパターン143は、図5(B)に示したゲート電極107に対応する。図7(C)には表されていないが、図5(B)に示したゲート電極108〜110に対応するレジストパターンも形成される。ゲート電極107に対応するレジストパターンの端部とゲート電極109に対応するレジストパターンの端部との間隔は、当該フォトリソグラフィ工程における最小抜き幅に等しい。
【0063】
図7(D)に示すように、レジストパターン143をマスクとして、酸化シリコン膜111及び窒化シリコン膜123をエッチングする。このエッチングは、CF4とCHF3とArとの混合ガスを用いた異方性のRIEにより行うことができる。異方性エッチングを行ったのち、酸化シリコン膜111のみを等方的にエッチングする。この等方的なエッチングは、例えばダウンフローエッチャを用い、CF4及びO2の流量をそれぞれ800sccm及び130sccm、圧力を133Pa(1Torr)、入力高周波電力を1000Wとした条件で行うことができる。酸化シリコンからなるゲートマスクパターン111a及び111bが、その端面から横方向にサイドエッチングされる。
【0064】
図8(E)に示すように、活性領域101上に、酸化シリコンからなるゲートマスクパターン111aが残り、活性領域105上に、窒化シリコンからなるゲートマスクパターン123bと酸化シリコンからなるゲートマスクパターン111bとの積層構造が残る。ゲートマスクパターン111aの線幅W11は、図7(C)に示した最小加工線幅W13よりも細くなる。ゲートマスクパターン123bの線幅W14は、図7(C)に示した最小加工線幅W13とほぼ等しい。
【0065】
酸化シリコンの等方的なエッチングを行った後、レジストパターン143を除去する。
【0066】
図8(F)に示すように、活性領域101上においてはゲートマスクパターン111aをマスクとし、活性領域105上においてはゲートマスクパターン123bをマスクとして、ゲート電極用導電膜140をエッチングする。活性領域101上に、フォトリソグラフィ工程における加工最小線幅よりも細いゲート電極102が残る。活性領域107上に、フォトリソグラフィ工程における加工最小線幅とほぼ等しい線幅のゲート電極107が残る。
【0067】
ゲート電極102及び107をマスクとして、ソース及びドレインの低濃度領域を形成するためのイオン注入を行う。これにより、低濃度領域103a、104a、134a及び135aが形成される。
【0068】
図8(G)に示すように、ゲート電極102とゲートマスクパターン111aとの積層構造の側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ122を形成する。また、ゲート電極107、ゲートマスクパターン123b及び111bの側壁上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ132を形成する。イオン注入を行い、ソース領域103とドレイン領域104、及びソース領域134とドレイン領域135を形成する。
【0069】
イオン注入後、図6に示したように、ソース領域103、134、及びドレイン領域104、135の露出した表面上に、それぞれコバルトシリサイド膜124、136、125、及び137を形成する。
【0070】
第2の実施例による半導体装置においても、第1の実施例の場合と同様に、図5(A)に示した論理回路部のFETのゲート長W11を、フォトリソグラフィ工程における最小加工線幅よりも短くすることができる。また、図5(B)に示したSRAM部のFETのゲート長W14を、最小加工線幅とほぼ等しくすることができる。また、ゲート電極107の端部とゲート電極109の端部との間隔W15は、フォトリソグラフィ工程における最小抜き幅とほぼ等しい。このため、第2の実施例は、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0071】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板表面内のある領域においては、FETのゲート長を、フォトリソグラフィ工程における最小加工線幅よりも短くし、他の領域においては、FETのゲート長を、フォトリソグラフィ工程における最小加工線幅とほぼ等しくすることができる。ゲート長を短くした領域の集積回路の動作速度を向上させることができる。また、他の領域においては、ゲート長を短くした影響を受けることなく、従来からの設計を踏襲することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による半導体装置の平面図である。
【図2】第1の実施例による半導体装置の断面図である。
【図3】第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その1)である。
【図4】第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その2)である。
【図5】第2の実施例による半導体装置の平面図である。
【図6】第2の実施例による半導体装置の断面図である。
【図7】第2の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その1)である。
【図8】第2の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その2)である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法により、論理回路部とSRAM部とを有する半導体装置を作製したときのFET部分の平面図である。
【符号の説明】
1、5、6、101、105、106 活性領域
2、7、8、9、10、102、107、108、109、110 ゲート電極3、34、103、134 ソース領域
4、35、104、135 ドレイン領域
11、12、13、14 尾根状構造物
20、120 シリコン基板
21、31、121、131 ゲート絶縁膜
22、32、122、132 サイドウォールスペーサ
23、24、25、33、36、37、124、125、136、137 コバルトシリサイド膜
40、140 ゲート電極用導電膜
41、123 窒化シリコン膜
41a、41b、111a、111b〜114b、123b ゲートマスクパターン
42、43、44、142、143 レジストパターン
111 酸化シリコン膜

Claims (10)

  1. 表面内に、相互にチャネル長の異なる電界効果トランジスタが形成される第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板の表面上に、ゲート電極用導電膜を形成する工程と、
    前記第1及び第2の領域上のゲート電極用導電膜の上に、それぞれ第1の絶縁材料からなる第1及び第2のゲートマスクパターンを形成する工程と、
    前記第1及び第2のゲートマスクパターンの側壁上に、前記第1の絶縁材料とはエッチング耐性の異なる第2の絶縁材料からなるサイドウォールスペーサを形成する工程と、
    前記第2の領域を、マスクパターンで覆う工程と、
    前記マスクパターンをマスクとして、第1のゲートマスクパターンの側壁上のサイドウォールスペーサを除去する工程と、
    前記マスクパターンを除去する工程と、
    前記第1のゲートマスクパターン、第2のゲートマスクパターン、及び第2のゲートマスクパターンの側壁上に形成されているサイドウォールスペーサをマスクとして、前記ゲート電極用導電膜をエッチングし、前記第1及び第2の領域上に、それぞれ第1及び第2のゲート電極を残す工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1及び第2のゲートマスクパターンを形成する工程が、
    前記ゲート電極用導電膜の上に、第1の絶縁材料からなるゲートマスク層を形成する工程と、
    前記ゲートマスク層の上に、レジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を露光、現像し、前記第1のゲートマスクパターンに対応する第1のレジストパターン、前記第2のゲートマスクパターンに対応する第2のレジストパターン、及び前記第2のレジストパターンの延長線に沿って配置され、該第2のレジストパターンと端部同士を対向させた第3のレジストパターンを残す工程であって、該第1〜第3のレジストパターンが当該露光、現像工程における最小加工線幅であり、前記第2のレジストパターンの端部と第3のレジストパターンの端部との間隔が、当該露光、現像工程における最小抜き幅であるように設定されている前記第1〜第3のレジストパターンを残す工程と、
    前記第1〜第3のレジストパターンをマスクとして、前記ゲートマスク層をエッチングし、前記第1〜第3のレジストパターンに対応した第1〜第3のゲートマスクパターンを残す工程と
    を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1〜第3のゲートマスクパターンを形成する工程において、前記第1〜第3のゲートマスクパターンの線幅が、前記第1〜第3のレジストパターンの線幅よりも細くなるように前記ゲートマスク層をエッチングして、該第1〜第3のゲートマスクパターンを形成し、
    前記サイドウォールスペーサを形成する工程において、前記第2のゲートマスクパターンとその側壁上に形成されたサイドウォールスペーサとの合計の線幅が現像直後の前記第1〜第3のレジストパターンの線幅と等しくなるように、前記サイドウォールスペーサを形成する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 表面内に第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板と、
    前記半導体基板の表面の第1の領域上に形成されたゲート電極を有する第1の電界効果トランジスタと、
    前記半導体基板の表面の第2の領域上に形成され、前記第1の電界効果トランジスタとはゲート長が異なるゲート電極を有する第2の電界効果トランジスタと、
    前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極の上面上に、絶縁材料で形成され、ゲート電極の縁に沿って延在する尾根状構造物と
    を有する半導体装置。
  5. 前記尾根状構造物の、ゲート長方向と交差する方向に延在する2つの部分の間隔が、前記第1の電界効果トランジスタのゲート長と等しい請求項4に記載の半導体装置。
  6. さらに、前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極の上面のうち、前記尾根状構造物の配置されていない領域が金属シリサイド膜で被覆されている請求項4または5に記載の半導体装置。
  7. 表面内に、相互にチャネル長の異なる電界効果トランジスタが形成される第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板の表面上に、ゲート電極用導電膜を形成する工程と、
    前記ゲート電極用導電膜の上面のうち、前記第2の領域を、第1の材料からなる第1のマスク膜で覆う工程と、
    前記ゲート電極用導電膜の第1の領域上及び前記第1のマスク膜上に、前記第1の材料とはエッチング耐性の異なる第2の材料からなる第2のマスク膜を形成する工程と、
    前記第1及び第2の領域上の前記第2のマスク膜の上に、ゲート電極に対応するレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして、前記第2のマスク膜及び第1のマスク膜をエッチングし、第1の領域上に、前記第2のマスク膜からなる第1のゲートマスクパターンを残し、第2の領域上に、前記第1のマスク膜と第2のマスク膜との積層構造を有する第2のゲートマスクパターンを残す工程と、
    前記第1及び第2のゲートマスクパターンを構成する第2のマスク膜の一部をサイドエッチングする工程と、
    前記第1及び第2のゲートマスクパターンをマスクとして、前記ゲート電極用導電膜をエッチングし、前記第1及び第2の領域上に、それぞれ第1の及び第2のゲート電極を残す工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  8. 前記レジストパターンを形成する工程において、前記第2の領域上に、端部同士が対向する2つのレジストパターンを形成し、前記第1の領域上に形成するレジストパターンの幅が当該工程における加工最小線幅であり、前記第2の領域上に形成する2つのレジストパターンの端部同士の間隔が、当該工程における最小抜き幅である請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 表面内に第1の領域と第2の領域とが画定された半導体基板と、
    前記半導体基板の表面の第1の領域上に形成されたゲート電極を有する第1の電界効果トランジスタと、
    前記半導体基板の表面の第2の領域上に形成され、前記第1の電界効果トランジスタとはゲート長が異なるゲート電極を有する第2の電界効果トランジスタと、
    前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極の上に配置され、外周が、下のゲート電極の縁に整合しており、第1の材料で形成された第1の膜と、
    前記第1の膜の上に配置され、外周が前記第1の膜の外周よりも内側に位置し、前記第1の材料とはエッチング耐性の異なる第2の材料で形成された第2の膜と、
    前記第1の電界効果トランジスタのゲート電極の上に配置され、外周が、その下のゲート電極の外周に整合し、前記第2の材料で形成された第3の膜と
    を有する半導体装置。
  10. 前記第2の膜の、ゲート長方向の幅が、前記第3の膜の、ゲート長方向の幅と等しい請求項9に記載の半導体装置。
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