JP4492852B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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本発明は、半導体集積回路装置に関し、例えば複数の電源電圧で動作する入出力回路とそれに対応したレベルシフト回路を持つシステムLSI(大規模集積回路)等に利用して有効な技術に関するものである。
本願発明を成した後の公知例調査によって、電源投入時における不定信号の出力を防止するものとして、特開2003−069404公報、特開2001−144600公報、特開2003−017996公報、特開2002−111466公報、特開2002−010488公報の存在が報告された。しかしながら、後述するような本願発明が解決しようとする課題に関して配慮なされていない。
特開2003−069404公報 特開2001−144600公報 特開2003−017996公報 特開2002−111466公報 特開2002−010488公報
システム制御を行う半導体集積回路装置では、それと接続される複数の周辺装置を構成する半導体集積回路装置との間でそれぞれ信号授受を行うことが必要とされる。上記複数の半導体集積回路装置は、それぞれが独自の電源電圧で動作する場合があり、それに対応して信号の授受のための入出力回路は、それぞれに接続される半導体集積回路装置の電源電圧で動作することが必要とされる。このため、上記システム制御を行う半導体集積回路装置としては、それに搭載される入出力回路に対応して複数の電源電圧が供給される。一方、内部回路は高集積化や低消費電力化等のために低電源電圧化されている。上記入出力回路には、上記内部回路で形成された低振幅信号をその電源電圧に対応した信号振幅に変換するレベル変換回路が設けられる。
このように電源仕様が多様化している半導体集積回路装置において、電源投入の順序や電源電圧そのものの立ち上がり時間が異なることによって、特に2つの電源電圧で動作するレベル変換回路では2つの電源電圧が正常になるまでの間は出力信号が不定レベルとなり、それを受ける入出力回路において大きな貫通電流が流れたり、他の半導体集積回路装置との間での電圧衝突が生じて大きな電流が流れたりしてしまい、素子破壊や電源電圧が立ち上がらなくなる等の問題が生じることがある。
特許文献1には、システムリセット信号でレベル変換回路を制御するものであるが、入出力回路の電源電圧が複数ある場合に、システムリセット信号を入力する電源電圧が遅れて入力された場合には、システムリセット信号の実効的な取り込みが遅れてしまいそれまでの間にレベル変換回路の上記のような制御が不能となるし、レベル変換回路を制御するために直流電流が流れてしまうという問題を有する。
特許文献2及び3は、レベル変換回路を初期化するものであり、あらゆる電源立ち上がり状態においても確実に初期化させることが困難である。引用文献4では複数のパワーオンリセット回路のうちいずれか1つによりリセット解除を行うものであり、2つの電源電圧が正常に立ち上がらなければ正常に動作しない上記レベル変換回路の制御には不向きである。
引用文献5では、電源監視回路により全ての電源が投入されると、それにより制御されるMOSスイッチを介して内部回路に複数の電源を同時に供給する。上記MOSスイッチにより内部回路の電源インピーダンスが大きくなってしまうという問題が生じる。また、パワーオンリセット回路や電源監視回路での検知電圧と、その電源で動作する回路の下限電圧とは必ずしも一致しないから、電圧検知信号が形成されても上記回路では未だ正常な動作が行えない場合があり、電源電圧の立ち上がりが遅いときにはその期間が無視できなく長い時間となって、上記信号の不定期間が生じてしまう。
この発明の目的は、複数電源電圧に適合し、その投入順序によらず安定動作を可能にした半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、内部回路を第1電源電圧で動作させ、複数の入出力回路を上記第1電源電圧によりも大きな複数の電源電圧で動作させ、上記第1電源電圧に対応した信号振幅をそれぞれの電源電圧に対応した信号振幅に変換するレベルシフト回路を設け、複数の電源検出回路により上記第1電源電圧及び上記複数の電源電圧がそれぞれ所定レベルに到達するまで第1制御信号を形成して、それに対応した入出力回路の動作を所定の動作状態に制御し、上記複数の電源電圧のいずれかで動作する入力回路を通して外部端子から供給される第3制御信号により上記入出力回路の動作を上記所定状態にする。
電源投入順序や立ち上がりに影響されないで、レベル変換回路を含めて半導体集積回路装置の安定動作を可能にすることができる。
図1には、この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、内部領域に形成された信号処理回路によって、代表として例示的に示されているI/O領域1〜3に形成される入出力回路を介して、複数からなる電源電圧Vcc1 、Vcc2 及びVcc3 で動作する周辺装置等の半導体集積回路装置との間で信号の授受を行う。これらの電源電圧Vcc1 、Vcc2 及びVcc3 は、互いに異なる電圧であってもよいし、全部又は一部が同じ電圧であってもよい。
I/O領域1は、複数からなるI/Oバッファとレベル変換回路LVC1からなる。上記I/Oバッファは、電源電圧Vcc1 で動作する。上記I/Oバッファに含まれる入力バッファは、外部端子から入力されたVcc1 レベルの入力信号を受けて内部に取り込み、上記I/Oバッファに含まれる出力バッファは、Vcc1 レベルの出力信号を上記外部端へ送出する。レベル変換回路LVC1は、電源電圧Vddで動作する内部領域に設けられた内部回路で形成されたVddレベルの信号振幅を上記I/O領域1に設けられた出力バッファに対応したVcc1 レベルの信号振幅に変換する。レベル変換回路LVC1は、上記のようなレベル変換動作のために、Vcc1 とVddとの2つの電源電圧で動作する。
代表として例示的に示されている他のI/O領域2及び3においても、上記同様なI/Oバッファ、レベル変換回路LVC2,LVC3が設けられている。この場合、上記と同様なレベル変換動作のために、上記I/O領域2に設けられたレベル変換回路LVC2は、Vcc2 とVddとの2つの電源電圧で動作し、上記I/O領域2に設けられたレベル変換回路LVC3は、Vcc3 とVddとの2つの電源電圧で動作する。
上記I/O領域1〜3のそれぞれには、電源検出回路1〜3が設けられる。つまり、上記I/O領域1に設けられた電源検出回路は、Vcc1 とVddとの2つの電源電圧が所定電圧に到達したことを検出してパワーオン信号PON1を形成する。他のI/O領域2と3に設けられた電源電圧検出回路2においても、上記同様にVcc2 とVddとの2つの電源電圧が所定電圧に到達したことを検出してパワーオン信号PON2を形成し、Vcc3 とVddとの2つの電源電圧が所定電圧に到達したことを検出してパワーオン信号PON3を形成する。
上記パワーオン信号PON1〜PON3は、それぞれに対応した上記I/O領域1〜3のレベル変換回路LVC1〜LVC3に供給されて、いずれか1つの電源投入直後から上記パワーオン信号PON1〜PON3が有効(立ち上がる)とされるまでの間、レベル変換回路LVC1〜LVC3の出力信号を所定レベルに制限する。
図2には、図1の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図が示されている。同図では、電源電圧Vcc1 〜Vcc3 が順不同で立ち上がり、内部領域の電源電圧Vddが遅く立ち上がった場合が示されている。特に制限されないが、内部領域の電源電圧Vddは、上記電源電圧Vcc1 〜Vcc3 のいずかを受ける内部降圧電源回路で形成される。このため、同図のように電源電圧Vddが最も遅いタイミングで立ち上がる。このように複数の電源電圧Vcc1 〜Vcc3 が順不同で供給されても、レベルシフト回路LVC1〜LVC3が正常に動作するための条件である電源電圧Vddとそれぞれに対応した電源電圧Vcc1 〜Vcc3 の立ち上がりが、各電源検出回路1〜3で形成されるパワーオン信号PON1〜PON3で検知されて上記出力信号のレベル制限が解除される。
また、各レベル変換回路LVC1〜3の出力制限動作からみて、電源電圧Vcc1 〜Vcc3 の立ち上がりに対応して立ち上がり、上記パワーオン信号PON1〜PON3で立ち下がるようにリセットされる同図に参考波形として示したようなパワーオン信号PON1’〜PON3’を形成して、そのハイレベル期間を上記レベル変換回路LVC1〜3の出力制限期間とするようにしてもよい。このようなパワーオン信号PON1〜PON3又はPON1’〜PON3’を用いることにより、電源投入順序に影響されないで、レベル変換回路を含めて半導体集積回路装置の安定動作を可能にすることができる。
図3には、この発明に係る半導体集積回路装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、内部領域に形成された信号処理回路によって、I/O領域に形成される入出力バッファを介して、電源電圧Vccで動作する他の半導体集積回路装置との間で信号の授受を行う。内部領域の電源電圧Vddは、上記電源電圧Vccを受ける内部降圧電源回路で形成されるものであってもよいし、上記電源電圧Vccと同様に外部端子から供給されるものであってもよい。
上記I/O領域のI/Oバッファに含まれる入力バッファは、外部端子から入力されたVccレベルの入力信号を受けて内部に取り込み、上記I/Oバッファに含まれる出力バッファは、Vccレベルの出力信号を上記外部端子へ送出する。レベル変換回路LVCは、電源電圧Vddで動作する内部領域に設けられた内部回路で形成されたVddレベルの信号振幅を上記I/O領域に設けられた出力バッファに対応したVccレベルの信号振幅に変換する。レベル変換回路LVCは、上記のようなレベル変換動作のために、VccとVddとの2つの電源電圧で動作する。
この実施例では、上記I/O領域には外部端子から入力されるリセット信号RESを取り込む入力バッファRBUFが設けられる。この入力バッファRBUFにより取り込まれたリセット信号RESと、前記図1の実施例と同様な電源検出回路により形成されたパワーオン信号PONは、ゲート回路G1に入力される。このゲート回路G1の出力信号は、パワーオンリセット信号PORとして上記レベル変換回路LVCに供給される。これにより、前記のように電源電圧VccとVddが供給されて、かつリセット信号がハイレベルに立ち上がるまでの間、レベル変換回路LVCの出力信号が所定レベルに制限される。
図4には、図3の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図が示されている。同図では、電源電圧VccとVddが順不同で立ち上がり、遅れてリセット信号RESが立ち上がった場合が示されている。特に制限されないが、内部領域の電源電圧Vddを上記電源電圧Vccを受ける内部降圧電源回路で形成した場合には、Vcc→Vddの順に立ち上がるようにされる。電源電圧Vccが立ち上がるまでの間、内部のリセット信号RESは不定レベルであり、電源電圧Vccの立ち上がりからVddが立ち上がるまでの期間T1は、電源検出回路で上記レベル変換回路のレベル制限が行われ、その後の期間T2はリセット信号RESによって上記レベル変換回路LVCのレベル制限が行われる。
この実施例では、上記のように電源検出回路によるパワーオン信号PONのロウレベル又はリセット信号RESのロウレベルに期間に上記レベル変換回路LVCのレベル制限が行われ、両信号PONとRESのハイレベルによって上記出力制限が解除されて通常動作状態となる。この構成は、前記のように電源検出回路での検知電圧と、その電源電圧で動作するレベル変換回路の下限電圧とは必ずしも一致しない場合に有効となる。つまり、この場合には電源検出回路によりパワーオン信号PONが形成されてもレベル変換回路LVCが未だ正常な動作が行えない低い電圧であり、かかる電源電圧の立ち上がりが遅いときにはその状態の期間が無視できなく長い時間となって、前記信号の不定期間が生じてしまう。しかし、この実施例では、上記のようなリセット信号RESのロウレベルによって上記不定期間を解消することができる。
図5には、この発明に係る半導体集積回路装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、前記図1の実施例のような複数のI/O領域1〜3のうちの1つ、例えばI/O領域2には前記図3の実施例のように外部端子から入力されるリセット信号RESを取り込む入力バッファRBUFが設けられる。この入力バッファRBUFにより取り込まれたリセット信号RESと、前記図1の実施例と同様な複数の電源検出回路1〜3により形成されたパワーオン信号PON1〜3とが対応するゲート回路G1〜G3にそれぞれ入力される。これらのゲート回路G1〜3の出力信号は、パワーオンリセット信号POR1〜POR3として上記レベル変換回路LVC1〜LVC3に供給される。
上記I/O領域1においては、電源電圧Vcc1 とVddの供給が行われてパワーオン信号PON1が形成されて、かつリセット信号RESがハイレベルに立ち上がるまでの間、レベル変換回路LVC1の出力信号を所定レベルに制限する。他のI/O領域2及び3においても、上記同様に電源電圧Vcc2 とVdd及びVcc3 とVddとの供給がそれぞれ行われてパワーオン信号PON2及びPON3が形成されて、かつリセット信号RESがハイレベルに立ち上がるまでの間、レベル変換回路LVC1及びLVC3の出力信号がそれぞれ所定レベルに制限される。
上記電源電圧Vcc1 〜Vcc3 が異なる場合、例えば電源電圧Vcc2 の電圧が電源電圧Vcc1 とVcc3 よりも低いときに、入力バッファRBUFで取り込まれたリセット信号RESの信号振幅は、I/O領域2の電源電圧Vcc2 に対応した信号振幅とされる。したがって、かかる信号振幅のリセット信号RESを、I/O領域1に対応した電源電圧圧Vcc1 で動作するゲート回路G1に適合した信号振幅とするために、レベル変換回路LVC4が設けられる。レベル変換回路LVC4は、Vcc2 とVcc1 で動作してVcc2 レベルのリセット信号RESをVcc1 レベルのリセット信号RESとしてゲート回路G1に入力させる。また、I/O領域3に向けて、電源電圧圧Vcc3 で動作するゲート回路G3に適合した信号振幅のリセット信号を形成するために、レベル変換回路LVC5が設けられる。レベル変換回路LVC5は、Vcc2 とVcc3 で動作してVcc2 レベルのリセット信号RESをVcc3 レベルのリセット信号RESとしてゲート回路G3に入力させる。
例えば、Vcc1 とVcc2 が同じ電圧であるとき、あるいはVcc1 <Vcc2 の関係にあるときには、上記レベル変換回路LVC4を省略することができる。Vcc1 <Vcc2 であるとき、その電圧差が大きくてゲート回路G1にVcc2 の信号を直接入力することが、素子耐圧等の関係で不都合が生じるならば、レベルを低下させるレベル変換回路を設けるようにすればよい。同様にVcc2 とVcc3 が同じ電圧であるとき、あるいはVcc3 <Vcc2 の関係にあるときには、上記レベル変換回路LVC4を省略することができる。上記Vcc3 とVcc2 のの電圧差が大きいとき、必要ならば上記同様にレベル変換回路LVC5によりレベルを低下させるようにすればよい。
図6には、図5の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図が示されている。同図では、電源電圧Vcc1 〜Vcc3 とVddが順不同で立ち上がり、遅れてリセット信号RESが立ち上がった場合が示されている。特に制限されないが、この実施例では前記同様に内部領域の電源電圧Vddは、上記電源電圧Vcc1 〜Vcc3 のいずかを受ける内部降圧電源回路で形成される。このため、同図のように電源電圧Vddが最も遅いタイミングで立ち上がる。電源電圧Vcc2 が立ち上がるまでの間、内部のリセット信号RESは不定レベルであり、電源電圧Vcc1 〜Vcc3 の立ち上がりからVddが立ち上がるまでの期間T1は、電源検出回路1〜3で上記レベル変換回路LVC1〜LVC3のレベル制限がそれぞれ行われる。その後の期間T2はリセット信号RESによって上記レベル変換回路LVC1〜LVC3のレベル制限が行われる。
この実施例では、上記のように電源検出回路1〜3によるパワーオン信号PON1〜PON3のロウレベル又はリセット信号RESのロウレベルに期間に上記レベル変換回路LVC1〜LVC3のレベル制限が行われ、ゲート回路G1〜G3の両信号PON1とRES、PON2とRES、PON3とRESがそれぞれハイレベルにされることによって、パワーオンリセット信号POR1〜POR3が形成されてそれぞれのレベル変換回路LVC1〜LVC3において上記出力制限が解除されて通常動作状態となる。この構成は、前記のように電源検出回路1〜3での検知電圧と、そのときの電源電圧で動作するレベル変換回路LVC1〜LVC3の下限電圧とは必ずしも一致しない場合に有効となる。つまり、この場合には電源検出回路1〜3によりパワーオン信号PON1〜3が形成されてもレベル変換回路LVC1〜3が未だ正常な動作が行えない低い電圧であり、かかる電源電圧の立ち上がりが遅いときには、上記状態の期間が無視できなく長い時間となって、前記信号の不定期間が生じてしまう。しかし、この実施例では、上記のようなリセット信号RESのロウレベルによって上記不定期間を解消することができる。
図7には、この発明に用いられるレベル変換回路の一実施例の回路図が示されている。同図のレベル変換回路は、前記図3のレベル変換回路LVCを構成するレベルシフタに向けられており、レベル変換部と不定伝播防止部とから構成される。レベル変換部は、次の回路により構成される。ソースに電源電圧Vccが供給されたPチャネルMOSFETpm1,pm2は、ゲートとドレインとが交差接続されてラッチ形態とされる。上記PチャネルMOSFETpm1,pm2のそれぞれドレインと回路の接地電位との間には、NチャネルMOSFETnm1、nm2が設けられる。内部領域に設けられた回路で形成された入力信号LVCINは、電源電圧Vddレベルに対応した低振幅信号であり、かかる電源電圧Vddで動作するインバータ回路INV1に供給される。このインバータ回路INV1の入力信号(LVCIN)と出力信号は上記NチャネルMOSFETnm2とnm1のゲートに供給される。
上記MOSFETpm2とnm2のドレインから出力される出力信号OUTは、不定伝播防止部を構成するナンドゲート回路G4に入力される。このゲート回路G4の他方の入力には、パワーオンリセット信号POR(又はパワーオン信号PON)が供給される。このゲート回路G4は、上記電源電圧Vccで動作して、レベル変換出力信号LVCOUTを形成する。パワーオンリセット信号PORは、上記電源電圧Vccで動作する電源検出回路、入力バッファRBUF及びゲート回路G1で形成されるために信号振幅はVccとされて上記不定伝播防止部に入力されるものである。この実施例のレベルシフタは、前記図1や図5のレベル変換回路LVC1〜LVC3にも適用できる。この場合、電源電圧VccがVcc1 〜Vcc3 に置き換えられ、図1の実施例に対応した不定伝播防止部にはパワーオン信号PON1〜3が、図5の実施例に対応した不定伝播防止部にはパワーオンリセット信号POR1〜3が供給される。
この実施例のレベルシフタの動作は、次の通りである。もしも、PチャネルMOSFETpm1がオン状態でpm2がオフ状態のときでも、入力信号LVCINがロウレベルのときにはインバータ回路INV1の出力信号がハイレベルとなり、MOSFETnm1がオン状態に、nm2がオフ状態にされる。上記のようにPチャネルMOSFETpm1がオン状態とNチャネルMOSFETnm1のオン状態とによる分圧電圧がPチャネルMOSFETpm2のゲートに供給される。したがって、上記分圧電圧がPチャネルMOSFETpm2のしきい値電圧よりも負方向に大きいように設定することにより、かかるMOSFETpm2をオン状態としてPチャネルMOSFETpm1のゲート電圧を上昇させる。それにより、上記PチャネルMOSFETpm1はオフ方向に、PチャネルMOSFETpm2はオン方向にゲート電圧が変化するという正帰還ループによって、最終的にはPチャネルMOSFETpm1がオフ状態に、pm2がオン状態に切り替えられて、出力信号OUTがロウレベルから電源電圧Vccのようなハイレベルに切り替えられる。
上記レベル変換部では、電源電圧Vccが立ち上がっているが、電源電圧Vddが十分でないときには、上記NチャネルMOSFETnm1とnm2が、オン/オフ状態のように制御できずに、出力信号OUTが不定レベルとなる。このとき、上記レベル変換部の出力信号OUTが不定レベルであっても、前記のような電源検出回路で形成されたパワーオン信号PONのロウレベルによりゲート回路G4がハイレベルの出力信号LVCOUTを形成して不定伝播防止動作を行うものである。上記不定伝播防止部は、上記のように不定伝播防止時にハイレベルを出力するもの他、ロウレベルの出力させるようにするものであってもよい。使用するゲート回路の論理に合わせて上記制御信号PORのレベルを設定することにより、ハイレベル又はロウレベルに固定させることができる。
図8には、この発明に用いられるI/Oバッファの一実施例の構成図が示されている。同図のI/Oバッファは、前記図3のI/Oバッファに向けられており、出力系はレベルシフタLS1,LS2と出力バッファOB及び入力バッファIBから構成される。出力バッファOBは、電源電圧Vccで動作して、外部端子i/oを通してVccレベルの出力信号を形成する。上記レベルシフタLS1とLS2は、前記レベル変換回路LVCに対応している。出力バッファOBは、出力ハイインピーダンス状態を含む3状態(トライステート)出力機能を持つものであり、入力信号DOと、出力制御信号OEとが入力される。これらの2つの信号OE及びDOをVdd系の小振幅信号oeとdoとを上記電源電圧Vccに対応した大振幅信号に変換するレベルシフタLS1、LS2が設けられる。これらのレベルシフタLS1,LS2は、前記図8のレベル変換回路から構成される。レベルシフタLS1,LS2には、小振幅信号oeとdoとともに、前記制御信号POR(PON)が供給される。図示しないが、レベルシフタLS1とLS2は、前記のようにVddとVccとで動作する。
もしも、上記レベルシフタが不定伝播防止部を持たない場合、電源電圧VddとVccがそれぞれの回路の動作下限電圧以下のときに不定レベルを出力する。この結果、例えば、出力バッファOBが上記出力制御信号oeが正しく伝えられないことにより、ハイレベル又はロウレベルの出力動作を行うようになる場合がある。このとき、他のLSIから上記外部端子i/oにロウレベル又はハイレベルの信号を供給するとき、ハイレベルとロウレベル(又はロウレベルとハイレベル)とが衝突するというコンフリクトが発生してしまう。上記出力バッファOBと他のLSIの出力バッファは、大きな電流供給能力を持つように形成されているで、上記出力バッファのオン状態にされたNチャネルMOSFETと、他のLSIの出力バッファのPチャネルMOSFETとが同時にオン状態となって2つのLSIの電源電圧Vccと回路の接地電位との間で大きな直流電流を流し、最悪の場合には電源電圧Vccを形成する電源装置の出力インピーダンスとの関係で、半導体集積回路装置の電源端子における電源電圧Vccの立ち上りを不能にしてしまう。
図9には、この発明に用いられるI/Oバッファの一実施例の回路図が示されている。同図は、図8の出力バッファOBの具体的回路と、かかる出力バッファOBに対する上記パワーオンリセット信号PORによるコンフリクト防止動作状態が示されている。出力バッファOBは、Pチャネル出力MOSFETpm3とNチャネル出力MOSFETnm3と、上記Pチャネル出力MOSFETpm3の駆動信号を形成するナンドゲート回路G5と、上記Nチャネル出力MOSFETnm3の駆動信号を形成するノアゲート回路G6と、レベルシフタLS1で形成された出力制御信号OEを受けて、その反転信号を形成するインバータ回路IVN2とから構成される。上記ナンドゲート回路G5とノアゲート回路G6の一方の入力には、レベルシフタLS2を通した出力すべき信号DOが伝えられる。上記ナンドゲート回路G5の他方の入力には、出力制御信号OEが上記インバータ回路INV2を通して反転されて供給され、上記ナンドゲート回路G6の他方の入力には、上記レベルシフタLS1で形成された出力制御信号OEが供給される。他の構成は、前記図8と同様である。
パワーオンリセット信号PORがハイレベルのとき、レベルシフタLS1は前記のような不定伝播防止部によってハイレベル( "H”)の出力制御信号OEを形成する。それにより、インバータ回路INV2は、ロウレベル( "L”)の出力制御信号を形成する。上記出力制御信号OEのハイレベル(論理1)によってノアゲート回路G6はロウレベル( "L”)の駆動信号を形成するのでNチャネル出力MOSFETnm3がオフ状態にされる。上記インバータ回路INV2の出力信号のロウレベル(論理0)によってナンドゲート回路G5はハイレベル( "H”)の駆動信号を形成するのでPチャネル出力MOSFETpm3がオフ状態にされる。この結果、外部端子i/oは、ハイインピーダンス状態にされる。それ故、かかる外部端子i/oと接続される他のLSIにおいて、出力バッファがハイレベル又はロウレベルを出力するものであっても、前記のようなコンフリクトを防止することができる。
図8及び図9の入力バッファIBは、電源電圧Vccで動作して外部端子i/oに供給された入力信号を取り込む。前記のように内部領域の回路が電源電圧Vddで動作する場合でも上記Vccレベルの信号を直接入力しても問題ない。しかし、電圧差が大きくて上記Vccレベルの信号を直接入力することが、素子耐圧等の関係で不都合が生じるならば、レベルを低下させるレベル変換回路が設けられる。
上記図8、図9のI/Oバッファは、前記図1、図5のI/Oバッファとして同様に用いることができる。この場合、出力バッファOBの電源電圧Vccは、上記I/O領域1〜3に対応した電源電圧Vcc1 〜Vcc3 に置き換えられる。
図10には、この発明に用いられる電源検出回路の一実施例の構成図が示されている。同図の電源検出回路は、前記図3の電源検出回路に向けられており、電源電圧Vccと内部領域の電源電圧Vddの2つの電圧検知を行う。このため、電源電圧Vddの電圧検知を行う電圧検出回路DET1と、電源電圧Vccの電圧検知を行う電圧検出回路DET2が設けられる。
上記電圧検出回路DET1は、特に制限されないが、電源電圧Vddの電圧検出を行うのに電源電圧Vccが用いられる。この前提として、電源電圧Vddが電源電圧Vccで動作する降圧電圧回路で形成される等のように電源電圧Vccが立ち上がった後に電源電圧Vddが立ち上がるように決められている。上記電源電圧Vccで動作するPチャネルMOSFETpm10とNチャネルMOSFETnm10からなるCMOSインバータ回路の入力端子に上記検出すべき電源電圧Vddが供給される。このCMOSインバータ回路(pm10,nm10)は、その論理しきい値電圧が電源電圧Vddが立ち上がったと見做されるような電圧に設定される。もしくは、PチャネルMOSFETpm10のサイズ(コンダクタンス)がNチャネルMOSFETnm10のサイズ(コンダクタンス)に比べて十分に小さくされて、MOSFETnm10のしきい値電圧がほぼ上記論理しきい値電圧となるように設定される。
上記CMOSインバータ回路(pm10,nm10)の出力信号は、増幅回路としてのインバータ回路INV10、シュミットトリガ回路のようにヒステリシス特性を持つ電圧判定回路SMT及び増幅回路としてのインバータ回路INV11を通して出力される。上記インバータ回路INV10の入力端子と電源電圧Vccとの間にはプルアップ用のPチャネルMOSFETpm11が設けられ、そのゲートは回路の接地電位が与えられる。上記インバータ回路INV10の出力端子と回路の接地電位との間にはプルダウン用のNチャネルMOSFETnm11が設けられ、そのゲートは上記電源電圧Vccが与えられる。
電源電圧Vddが立ち上がる前には、上記プルアップ用MOSFETpm11とプルダンウ用MOSFETnm11により、上記電圧判定回路SMTの入力信号は強制的にロウレベルとされ、インバータ回路INV11はロウレベルの出力信号detdを形成する。電源電圧Vddが上記CMOSインバータ回路(pm10,nm10)論理しきい値電圧又はMOSFETnm10のしきい値電圧に達すると、その出力信号をハイレベルからロウレベルに変化させ、インバータ回路INV10が増幅して電圧比判定回路SMTの入力信号をロウレベルからハイレベルに切り替える。これにより、電圧検出信号としての出力信号detdはロウレベルからハイレベルに切り替えられる。ヒステリシス特性を持つ電圧判定回路SMTは、その入力信号のレベルがロウレベル側からハイレベル側に変化すると、判定レベルをロウレベル側にシフトさせるという正帰還動作を行う。これにより、上記電源電圧Vddが上記CMOSインバータ回路(pm10,nm10)論理しきい値電圧又はMOSFETnm10のしきい値電圧を僅かに超えても、出力信号をロウレベルからハイレベルに変化させてもとのロウレベルに変化しないようにしている。
上記電圧検出回路DET2は、電源電圧Vccにより動作する。上記電源電圧Vccと回路の接地電位との間には、PチャネルMOSFETpm12、NチャネルMOSFETnm12,nm13が直列に設けられる。上記MOSFETpm12のゲートには、回路の接地電位が供給されて抵抗素子として動作させられる。MOSFETnm12のゲートには、電源電圧Vccが供給される。そして、MOSFETnm13は、ゲートとドレインとがダイオード形態に接続されてレベルシフタとして動作する。これらの直列回路は、Vcc検知回路としての動作を行う。上記MOSFETpm12とnm12の接続点の検知出力は、PチャネルMOSFETpm13のゲートに供給される。このMOSFETpm13のドレインと回路の接地電位との間には、NチャネルMOSFETnm14が設けられる。MOSFETnm14は、ゲートに電源電圧Vccが供給されて抵抗素子として動作させられる。上記MOSFETpm13とNチャネルMOSFETnm14は、上記Vcc検知信号の増幅回路としての動作を行い、その出力信号は波形整形を行うインバータ回路INV12とINV13を通して出力される。上記インバータ回路INV12の入力端子と回路の接地電位との間には、プルダンウン用のNチャネルMOSFETnm15が設けられ、ゲートには電源電圧Vccが供給される。
電源電圧Vccの供給が開始されてNチャネルMOSFETnm15のしきい値電圧以上にまで立ち上がると、MOSFETnm15がオン状態となる。また、PチャネルMOSFETpm2もオン状態となってPチャネルMOSFETpm13のゲート電圧を電源電圧Vccの上昇に対応させてPチャネルMOSFETpm13をオフ状態に維持する。これにより、インバータ回路INV12の入力信号はロウレベルとなり、インバータ回路INV13は、電圧検出信号としての出力信号detcをロウレベルにする。電源電圧VccがNチャネルMOSFETnm13とnm12との合成のしきい値電圧に到達すると、これらのMOSFETnm12とnm13がオン状態となり、電源電圧Vccの上昇に対応しているPチャネルMOSFETpm13のゲート電圧を低くする。これにより、PチャネルMOSFETpm13がオン状態となり、インバータ回路INV12の入力信号をロウレベルからハイレベルに切り替える。したがって、インバータ回路INV13は、電圧検出信号としての出力信号detcをロウレベルからハイレベルに変化させる。
上記2つの電圧検知信号detdとdetcは、ナンドゲート回路G10に入力される。ナンドゲート回路G10は、上記電源電圧Vccで動作して両入力信号detdとdetcが共にハイレベルであることを条件に、出力信号をロウレベルにする。このロウレベルの信号は、インバータ回路INV14を通してパワーオン信号PONとして出力される。また、内部の電源電圧Vddで動作するインバータ回路INV15にも入力されて、後述する内部回路に向けたパワーオン信号ponが形成される。
図11には、図10の電源検出回路の動作の一例を説明するための概略波形図が示されている。前記のように図示しない電源電圧Vccの立ち上がりに遅れて電源電圧Vddが緩やかに立ち上がるとき、上記電圧検出回路DET1ではNチャネルMOSFETnm10のしきい値電圧を超えたときに上記検知信号detdが形成されて、このタイミングでパワーオン信号PONを立ち上げてしまうことがある。この場合には、上記電源電圧Vddが前記レベル変換回路(レベルシフタ)の動作に十分ではないために、レベル変換回路が不定レベルを出力してしまうことがある。この場合でも、前記のようなリセット信号RESを用いることによって、かかるレベル変換回路での不定伝播防止を行うことができる。逆にいうなら、電源検出回路の他にリセット信号RESを組み合わせることでレベル変換回路の動作を制御を正しく行うようにすることができる。
図12には、この発明に係る半導体集積回路装置の更に他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、前記図5の変形例であり、前記のように複数のI/O領域1〜3と、前記同様にそのうちの1つのI/O領域2には外部端子から入力されるリセット信号RESを取り込む入力バッファRBUFが設けられる。この実施例では、内部領域の電源電圧Vddを含めて複数の電源電圧Vcc1 〜Vcc3 が順不同で立ち上がる場合に向けられている。
この実施例では、電源電圧検出回路1〜3で形成されたパワーオン信号pon1〜3が内部回路領域にも入力される。それ故、この実施例の電源電圧検出回路1〜3は、それぞれが前記図10の電源検出回路のインバータ回路INV15のように電源電圧Vddで動作するインバータ回路を有しており、それによりパワーオン信号pon1〜pon3が形成される。上記パワーオン信号pon1とpon3は、論理部log1,log3に入力されて、I/O領域1,3のI/Oバッファの出力制御信号oe等の制御信号をそれぞれ形成する。また、内部領域には、リセット等のために上記パワーオン信号pon1〜pon3とリセット信号resが供給される。
図13には、図12の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図が示されている。同図では、電源電圧Vcc1 、Vdd、Vcc2 、Vcc3 の順序で立ち上がった場合が示されている。Vcc1 とVddとが立ち上がった時点でパワーオン信号PON1が発生されるが、リセット信号RESが不定レベルであるためにパワーオンリセット信号POR1が形成されない。このときにはパワーオン信号pon1により、論理部において強制的に出力をハイインピーダンスにする出力制御信号oeが形成されてI/O領域1の出力バッファをハイインピーダンス状態にして前記コンフリクト防止を行う。他のI/O領域2と3では、電源電圧Vcc2 、Vcc3 が供給されていないので前記のようなコンフリクトは生じない。
電源電圧Vcc2 が立ち上がると、それに対応してパワーオン信号PON2が形成される。これとともに入力バッファRBUFがリセット信号RESを形成するので、パワーオンリセット信号POR2によってI/O領域2にレベル変換回路LVC2を介してI/Oバッファに対しては前記のように出力制限動作が行われる。また、I/O領域1に対しても、同様にパワーオン信号PON1による出力制限動作が行われる。他のI/O領域3では、Vcc3 が供給されていないので前記のようなコンフリクトは生じない。そして、電源電圧Vcc3 が立ち上がると、それに対応してパワーオン信号PON3が形成され、パワーオンリセット信号POR3によってI/O領域3にI/Oバッファに対しては前記のように出力制限動作が行われる。上記リセット信号RESがハイレベルにされると、そのタイミングt1でパワーオンリセット信号POR1〜POR3がハイレベルとなってレベル変換回路LVC1〜LVC3において上記出力制限が解除されて通常動作状態となる。
なお、上記リセット信号RESがハイレベルにされても、電源電圧Vcc3 が立ち上がらない場合には、I/O領域3では、Vcc3 が供給されていないので前記のようコンフリクトは生じない。I/O領域3ではVcc3 の立ち上がりとともにパワーオンリセット信号POR1がハイレベルとなり、通常動作状態となる。以上のような本願実施例において、複数電源電圧に適合し、その投入順序によらず安定動作を可能にすることができる。つまり、電源検出回路は個々の電源電圧の立ち上がりを検知し、それと上記リセット信号RESとが組み合われるために、全ての電源電圧が所望の電圧レベルに到達し、かつリセット信号RESにより動作の制限が解除されるまではLSIが誤動作することはない。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、電圧検出回路は、シリコンバンドギャップ等のような定電圧を用いて、差動増幅回路のような電圧比較回路により電源電圧を分圧したものを比較してパワーオン信号を形成するもの等であってもよい。この発明は、複数の電源を有するLSI(例:マイコン、システムLSI等)に広く利用することができる。
この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例を示す概略ブロック図である。 図1の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図である。 この発明に係る半導体集積回路装置の他の一実施例を示す概略ブロック図である。 図3の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図である。 この発明に係る半導体集積回路装置の他の一実施例を示す概略ブロック図である。 図5の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図である。 この発明に用いられるレベル変換回路の一実施例を示す回路図である。 この発明に用いられるI/Oバッファの一実施例を示す構成図である。 この発明に用いられるI/Oバッファの一実施例を示す回路図である。 この発明に用いられる電源検出回路の一実施例を示す構成図である。 図10の電源検出回路の動作の一例を説明するための概略波形図である。 この発明に係る半導体集積回路装置の更に他の一実施例を示す概略ブロック図である。 図12の半導体集積回路装置の動作の一例を説明するための波形図である。
符号の説明
LVC1〜LVC3…レベル変換回路、LS1,LS2…レベルシフタ、OB…出力バッファ、IB…入力バッファ、G1〜G10…ゲート回路、RBUF…入力バッファ、pm1〜pm13…PチャネルMOSFET、nm1〜nm15…NチャネルMOSFET、INV1〜INV15…インバータ回路、log1,2…論理部。

Claims (6)

  1. 第1電源電圧を動作電圧とする内部回路と、
    上記第1電源電圧よりも大きな第2電源電圧を動作電圧とし、上記第1電源電圧に対応した信号振幅を上記第2電源電圧に対応した信号振幅に変換する第1レベルシフト回路を含む第1入出力回路と、
    上記第1電源電圧よりも大きく上記第2電源電圧と異なる第3電源電圧を動作電圧とし、上記第1電源電圧に対応した信号振幅を上記第3電源電圧に対応した信号振幅に変換する第2レベルシフト回路を含む第2入出力回路と、
    上記第1電源電圧及び上記第2電源電圧がそれぞれ所定レベルに到達したことを検出して第1制御信号を形成する第1電源検出回路と、
    上記第1電源電圧及び上記第3電源電圧がそれぞれ所定レベルに到達したことを検出して第2制御信号を形成する第2電源検出回路と
    外部端子から供給される第3制御信号が入力され、上記第3電源電圧で動作する入力回路と、
    上記入力回路から出力された上記第3制御信号を上記第2電源電圧に対応した信号振幅に変換する第3レベルシフト回路と、
    上記第1制御信号および上記第3レベルシフト回路から出力された上記第3制御信号が入力され、上記第2電源電圧で動作する第1ゲート回路と、
    上記第2制御信号および上記第3制御信号が入力され、上記第3電源電圧で動作する第2ゲート回路を有し、
    上記第1入出力回路の動作は、上記第1電源電圧と上記第2電源電圧が所定レベルに到達するまで、上記第1ゲート回路からの出力信号により所定状態にされ、
    上記第2入出力回路の動作は、上記第1電源電圧と上記第3電源電圧が所定レベルに到達するまで、上記第2ゲート回路からの出力信号により所定状態にされることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項において、
    上記第1レベルシフト回路は、上記第1電源電圧に対応した信号振幅を上記第2電源電圧に対応した信号振幅に変換するレベル変換部と、かかるレベル変換部の出力信号と上記第1制御信号とを受けるゲート回路からなる不定伝播防止部とからなり、
    上記第2レベルシフト回路は、上記第1電源電圧に対応した信号振幅を上記第3電源電圧に対応した信号振幅に変換するレベル変換部と、かかるレベル変換部の出力信号と上記第2制御信号とを受けるゲート回路からなる不定伝播防止部とからなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項において、
    上記第1入出力回路及び第2入出力回路は、それぞれ3状態出力バッファを備え、上記所定状態は上記3状態出力バッファが出力ハイインピーダンス状態であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項において、
    上記第1電源検出回路は、上記第1電源電圧が所定レベルに到達したことを検知する第1電圧検出回路と、上記第2電源電圧が所定レベルに到達したことを検知する第2電圧検出回路と、上記第1と第2電圧検出回路の出力信号を受けて上記第1制御信号を形成するゲート回路からなり、
    上記第2電源検出回路は、上記第1電源電圧が所定レベルに到達したことを検知する第3電圧検出回路と、上記第3電源電圧が所定レベルに到達したことを検知する第4電圧検出回路と、上記第3と第4電圧検出回路の出力信号を受けて上記第2制御信号を形成するゲート回路からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項において、
    上記第1ないし第3制御信号は、上記内部回路に伝えられ、上記第1と第2入出力回路の3状態出力バッファに伝えられる入力信号及び出力制御信号により、上記所定状態にされることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 内部電源電圧を動作電圧とする内部回路と、
    上記内部電源電圧よりも大きな第1入出力電源電圧を動作電圧とし、上記内部電源電圧に対応した信号振幅を上記第1入出力電源電圧に対応した信号振幅に変換する第1レベルシフト回路を含む第1入出力回路と、
    上記内部電源電圧よりも大きく上記第1入出力電源電圧と異なる第2入出力電源電圧を動作電圧とし、上記内部電源電圧に対応した信号振幅を上記第2入出力電源電圧に対応した信号振幅に変換する第2レベルシフト回路を含む第2入出力回路と、
    上記内部電源電圧及び上記第1入出力電源電圧がそれぞれ所定レベルに到達したことを検出して第1制御信号を出力する第1電源検出回路と、
    上記内部電源電圧及び上記第2入出力電源電圧がそれぞれ所定レベルに到達したことを検出して第2制御信号を出力する第2電源検出回路と、
    外部端子から供給されるリセット信号が入力され、上記第2入出力電源電圧で動作する入力バッファ回路と、
    上記入力バッファ回路から出力された上記リセット信号を上記第1入出力電源電圧に対応した信号振幅に変換する第3レベルシフト回路と、
    上記第1制御信号および上記第3レベルシフト回路から出力された上記リセット信号が入力され、上記第1入出力電源電圧で動作する第1ゲート回路と、
    上記第2制御信号および上記リセット信号が入力され、上記第2入出力電源電圧で動作する第2ゲート回路を有し、
    上記第1入出力回路からの出力は、上記内部電源電圧と上記第1入出力電源電圧が所定レベルに到達するまで、上記第1ゲート回路からの出力信号によりハイインピーダンス状態に制御され、
    上記第2入出力回路からの出力は、上記内部電源電圧と上記第2入出力電源電圧が所定レベルに到達するまで、上記第2ゲート回路からの出力信号によりハイインピーダンス状態に制御されることを特徴とする半導体集積回路装置。
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