JP5191196B2 - レベルシフタ回路 - Google Patents

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Description

この発明は、出力信号レベルを変換するレベルシフタ回路に関し、より詳細には、電源投入時の出力信号レベルを安定化させる機能を設けたレベルシフタ回路に関する。
半導体集積回路において、消費電力の低減を図るためには、なるべく低い電源電圧を使用することが望ましい。近年では、電源電圧を1ボルト程度としたロジック回路も知られている。その一方で、3.3ボルト或いはそれ以上の電源電圧を用いる集積回路も、依然として使用されている。このため、同一の装置内で、複数種類の電源電圧を使用しなければならない場合がある。電源電圧が異なる集積回路どうしを接続する場合、レベルシフタ回路を用いて、信号電圧を変換する必要がある。
レベルシフタ回路を開示する文献としては、例えば、下記特許文献1、2が知られている。
図15(A)は、従来のレベルシフタ回路の構成例を示す回路図である。図15(A)のレベルシフタ回路1500には、電源電圧VDDCOREのロジックコア回路で生成された信号(ハイレベルはVDDCORE、ローレベルは接地電位)が、入力信号Sinとして供給される。
この入力信号Sinは、nMOSトランジスタ1503のゲートに、そのまま入力される。また、nMOSトランジスタ1504のゲートには、入力信号Sinの反転信号が、インバータ1505から入力される。
したがって、入力信号Sinがハイレベル(VDDCORE)になると、nMOSトランジスタ1503はオンし、nMOSトランジスタ1504はオフする。また、nMOSトランジスタ1503がオンすることにより、pMOSトランジスタ1502は、ゲート電圧がローレベルになるので、オンする。そして、nMOSトランジスタ1504がオフし且つpMOSトランジスタ1502がオンすることにより、出力信号Soutはハイレベル(VDDIO)になる。また、出力信号Soutがハイレベル(VDDIO)になると、pMOSトランジスタ1501はオフするので、pMOSトランジスタ1502のゲートはローレベルに安定し、したがって出力信号Soutもハイレベル(VDDIO)に安定することになる。
一方、入力信号Sinがローレベルになると、nMOSトランジスタ1503はオフし、nMOSトランジスタ1504はオンする。したがって、pMOSトランジスタ1501は、ゲート電圧がローレベルになるので、オンする。nMOSトランジスタ1503がオフし且つpMOSトランジスタ1501がオンすることにより、pMOSトランジスタ1502は、ゲート電圧がハイレベル(VDDIO)になるので、オフする。この結果、nMOSトランジスタ1504がオンし且つpMOSトランジスタ1502がオフしているので、出力信号Soutはローレベルに安定する。
このようにして、レベルシフタ回路1500は、信号のハイレベル電圧を、VDDCOREからVDDIOに変換することができる。
図15(B)は、レベルシフタ回路1500を搭載した半導体集積回路の構成例を概略的に示すブロック図である。図15(B)に示したように、電源電圧VDDCOREは、レギュレータ1510で電源電圧VDDIOを減圧することにより、得ることができる。
特開平9−98083号公報 特開2001−144600号公報
上述のように、レベルシフタ回路では、二種類の電源電圧VDDCORE,VDDIOが使用される。これらの電源電圧は、異なる電源回路で生成されるため、電源投入時の立ち上がりタイミングは完全には一致せず、VDDCORE,VDDIOのいずれか一方が先に立ち上がることになる。
ここで、電源電圧VDDCOREが先に立ち上がった場合には、nMOSトランジスタ1503,1504のゲート入力は、必ず、一方がハイレベル(VDDCORE)になり且つ他方がローレベルになる。したがって、その後で電源電圧VDDIOが立ち上がるときには、nMOSトランジスタ1503,1504の一方が必ずオンしており、したがってレベルシフタ回路とグランドとを接続する経路が形成されている。このため、出力信号Soutの値が不定になることはない。
一方、電源電圧VDDIOが立ち上がるときにVDDCOREが零ボルトの場合(図16(A)参照)、nMOSトランジスタ1503,1504のゲートは両方ともローレベルになるので、これらnMOSトランジスタ1503,1504がともにオフしていることになり、したがってレベルシフタ回路はフローティング状態である。この場合には、出力信号Soutの値が不定になり、温度、プロセス等の条件によって信号値が変動することになる(図16(B)参照)。
電源立ち上がり時に出力信号値Soutが不定であると、後段の回路を誤動作させるおそれがある。このため、出力信号Soutは、ローレベル或いはハイレベルに固定されることが望ましい。特に、レギュレータを用いて電源電圧VDDIOを電源電圧VDDCOREに減圧するような場合は(図15(B)参照)、電源電圧VDDIOの方が必ず先に立ち上がるため、後段回路が誤動作する可能性は非常に高くなる。
これに対して、上述の特許文献1、2のレベルシフタ回路では、電源立ち上がり時の動作を安定させるために、レベルシフタ回路の出力にリセット回路を設けている(特許文献1の例えば段落0018および図2等、特許文献2の例えば段落0017〜0019および図2等参照)。しかしながら、特許文献1、2の技術では、電源電圧VDDIO(特許文献1ではVH 、特許文献2ではVDD5)の上昇開始からリセット回路動作までの期間中は出力信号値が不定になってしまい、上述の課題を解決することはできない。例えば、特許文献1の図2に示されているレベルシフタ回路の場合、電源電圧VH がnMOSトランジスタ32の動作しきい値に達するまでは、出力信号値が不定になる。また、特許文献2の図2に示されているレベルシフタ回路では、電源電圧VDD5がnMOSトランジスタ2034bの動作しきい値に達するまでは、出力信号値が不定になる。
この発明の課題は、電源投入時に出力信号値が不定にならないレベルシフタ回路、すなわち後段回路を誤動作させるおそれが無いレベルシフタ回路を提供する点にある。
この発明に係るレベルシフタ回路は、第1電源ラインから供給される第1信号電圧と第2電源ラインから供給される第2信号電圧とを含む電圧信号を前段回路から入力し、第1信号電圧を第3電源ラインから供給される第3信号電圧に変換して後段回路に出力する信号変換回路と、信号変換回路内に設けられ、第1主電極が第2電源ラインまたは第3電源ラインに接続され且つ第1主電極が信号出力端に接続されたスイッチトランジスタと、第2、第3電源ライン間の電位差を分圧することによって基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、第1信号電圧が基準電圧に達する前はスイッチトランジスタをオンさせ且つ第1信号電圧が基準電圧に達するとスイッチトランジスタをオフさせるための制御信号を生成する電圧比較回路とを備える。そして、電圧比較回路が、第1主電極が第3電源ラインに接続された第1導電型の第1トランジスタと、第1主電極および制御電極が第3電源ラインに接続され且つ第2主電極が第1トランジスタの制御電極に接続された第1導電型の第2トランジスタと、第1主電極が第2電源ラインに接続された第2導電型の第3トランジスタと、第1主電極および制御電極が第2電源ラインに接続され且つ第2主電極が第3トランジスタの制御電極に接続された第2導電型の第4トランジスタと、第1主電極が第4トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第2トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が第3電源ラインに接続された第2導電型の第5トランジスタと、第1主電極およびバルクが第1トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が第1電源ラインに接続された第1導電型の第6トランジスタと、第1主電極が第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第6トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が第1電源ラインに接続された第2導電型の第7トランジスタと、第1主電極およびバルクが第1トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第5トランジスタの第2主電極に接続され、且つ、制御電極から基準電圧を入力する第1導電型の第8トランジスタと、第1主電極が第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第8トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極から基準電圧を入力する第2導電型の第9トランジスタと、第6トランジスタの第2主電極に初段入力端が接続され且つスイッチトランジスタの制御電極に最終段出力端が接続された、一段または複数段の第1インバータとを備える。
また、この発明に係る別のレベルシフタ回路は、電圧比較回路と、上述の基準電圧生成回路及び信号変換回路とを備える。
そして、電圧比較回路第1信号電圧が基準電圧に達する前はスイッチトランジスタをオンさせ、且つ、第1信号電圧が基準電圧に達するとスイッチトランジスタをオフさせるための制御信号を生成する。
詳細には、電圧比較回路は、第1主電極が第3電源ラインに接続された第1導電型の第1トランジスタと、第1主電極が第2電源ラインに接続された第2導電型の第3トランジスタと、第1主電極およびバルクが第1トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が第1電源ラインに接続された第1導電型の第6トランジスタと、第1主電極が第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第6トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が第1電源ラインに接続された第2導電型の第7トランジスタと、第1主電極が第1トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第1および第3トランジスタの制御電極に接続され、且つ、制御電極から基準電圧が入力される第1導電型の第8トランジスタと、第1主電極が第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が第8トランジスタの第2主電極に接続され、且つ、制御電極から基準電圧が入力される第2導電型の第9トランジスタと、第6トランジスタの第2主電極に初段入力端が接続され且つスイッチトランジスタの制御電極に最終段出力端が接続された、一段または複数段の第1インバータとを備える
この発明では、第1信号電圧が基準電圧よりも低いときに、レベルシフタ回路の信号出力端を第2電源ラインに接続することができ、これにより、該レベルシフタ回路の出力電圧を第2信号電圧に固定することができる。したがって、この発明によれば、電源投入時に、第3電源ラインが第1電源ラインよりも速く立ち上がっても、出力信号値が不定にならないレベルシフタ回路を提供することができる。
以下、この発明の実施形と、参考例とについて、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
まず、この発明の第1の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図1〜図4を用いて説明する。
この実施形態で使用される電源の構成は、従来の場合(図15(B)参照)と同様とする。
図1は、この実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。図1に示したように、この実施形態のレベルシフタ回路100は、信号変換回路110と、基準電圧生成回路120と、電圧比較回路130とを有している。
信号変換回路110は、電源ラインVDDCORE(この発明の第1電源ラインに相当する)から供給されるハイレベル電圧とグランドラインGND(この発明の第2電源ラインに相当する)から供給されるローレベル信号とを含む信号Sinを入力する。そして、信号変換回路110は、ハイレベル電圧VDDCOREを電源ラインVDDIO(この発明の第3電源ラインに相当する)から供給される電圧に変換して出力する。このために、信号変換回路110は、pMOSトランジスタ111,112、nMOSトランジスタ113,114およびインバータ115を備えている。
さらに、この実施形態では、信号変換回路110に、スイッチトランジスタとしての、nMOSトランジスタ116を設けている。スイッチトランジスタ116は、電源立ち上げ時に、電源ラインVDDCOREの電圧が基準電圧Vfよりも低い期間中は信号出力端子SoutをグランドラインGNDに接続し、該電圧が基準電圧Vfを超えると該信号出力端子SoutとグランドラインGNDとを切断する(後述)。
図1に示したように、pMOSトランジスタ111はソースで電源ラインVDDIOに接続され、且つ、ゲートで信号出力端子Soutに接続されている。pMOSトランジスタ112は、ソースで電源ラインVDDIOに接続され、ドレインで信号出力端子Soutに接続されている。nMOSトランジスタ113は、ソースでグランドラインGNDに接続され、ドレインでpMOSトランジスタ111のドレインおよびpMOSトランジスタ112のゲートに接続され、且つ、ゲートで信号入力端子Sinに接続されている。nMOSトランジスタ114は、ソースでグランドラインGNDに接続され、ドレインでpMOSトランジスタ111のゲートおよびpMOSトランジスタ112のドレインに接続されている。インバータ115は、入力端子で信号入力端子Sinに接続され、且つ、出力端子でnMOSトランジスタ114のゲートに接続されている。nMOSトランジスタ116は、ソースでグランドラインGNDに接続され、ドレインで信号出力端子Soutに接続され、且つ、ゲートから制御信号FIXOUTを入力する。
基準電圧生成回路120は、基準電圧Vfを、電圧VDDIO、GNDの電位差を分圧することによって生成する。このために、基準電圧生成回路120は、抵抗素子121,122を備えている。
図1に示したように、抵抗素子121は、一端で電源ラインVDDIOに接続される。また、抵抗素子122は、一端で抵抗素子121の他端に接続されるとともに、他端でグランド電圧GNDに接続される。そして、抵抗素子121,122の接続点の電圧が、基準電圧Vfとして出力される。
なお、基準電圧生成回路120を、抵抗素子ではなく、ダイオードを用いて構成することも可能である。図2は、基準電圧生成回路120の他の構成例を示す回路図である。図2の例では、4個のダイオード(ここではダイオード接続のnMOSトランジスタ)201〜204が直列接続され、アノード側が電源ラインVDDIOに、カソード側がグランド電圧GNDに、それぞれ接続されている。そして、ダイオード203,204の接続点の電圧が、基準電圧Vfとして出力される。ダイオードの段数等は、基準電圧Vfの設定値に応じて適当に定めることができる。
電圧比較回路130は、電源立ち上げ時に、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達する前はスイッチトランジスタ116をオンさせ、且つ、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達するとスイッチトランジスタ116をオフさせる。このために、電圧比較回路130は、MOSトランジスタ131〜139(この発明の第1〜第9トランジスタに相当する)と、ESD保護インタフェース140と、インバータ141,142とを備えている。
図1に示したように、pMOSトランジスタ131は、ソースで電源ラインVDDIOに接続されている。また、pMOSトランジスタ132は、ソースおよびゲートで電源ラインVDDIOに接続され、且つ、ドレインでpMOSトランジスタ131のゲートに接続されている。nMOSトランジスタ133は、ソースでグランドラインGNDに接続されている。nMOSトランジスタ134は、ソースおよびゲートでグランドラインGNDに接続され、且つ、ドレインでnMOSトランジスタ133のゲートに接続されている。nMOSトランジスタ135は、ソースでnMOSトランジスタ134のドレインに接続され、ドレインでpMOSトランジスタ132のドレインに接続され、且つ、ゲート電極で電源ラインVDDIOに接続されている。pMOSトランジスタ136は、ソースおよびバルク(すなわち、バックゲート)でpMOSトランジスタ131のドレインに接続され、且つ、ESD保護インタフェース140を介してゲートが電源ラインVDDCOREに接続されている。nMOSトランジスタ137は、ソースでnMOSトランジスタ133のドレインに接続され、ドレインがpMOSトランジスタ136のドレイン(すなわち、ノードN1)に接続され、且つ、ESD保護インタフェース140を介してゲートが電源ラインVDDCOREに接続されている。pMOSトランジスタ138は、ソースおよびバルクでpMOSトランジスタ131のドレインに接続され、ドレインでnMOSトランジスタ135のドレインに接続され、且つ、ゲートから基準電圧Vfを入力する。nMOSトランジスタ139は、ソースでnMOSトランジスタ133のドレインに接続され、ドレインでpMOS138のドレインに接続され、且つ、ゲートから基準電圧Vfを入力する。
ESD(Electrostatic discharge) 保護インタフェース140は、周知のESD保護回路と同様の回路であり、電圧比較回路130の静電破壊を防止するための回路である。
インバータ141,142は直列接続されており、インバータ141の入力端がpMOSトランジスタ136のドレイン(すなわち、ノードN1)に接続され、且つ、インバータ142の出力端がスイッチトランジスタ116のゲートに接続されている。この実施形態の電圧比較回路130では、MOSトランジスタ131,133等の抵抗成分によって出力振幅(ノードN1における信号振幅)が小さくなるため、インバータ141,142を用いて大きい振幅に整形している。
次に、図1に示したレベルシフタ回路100の動作について、図3および図4を用いて説明する。
電源を立ち上げると、従来のレベルシフタ回路と同様、電源電圧VDDIOが先に立ち上がる。これにより、まず、電源電圧VDDIOは最終値(設計値)まで完全に上昇し且つ電源電圧VDDCOREは零ボルトの状態になる(図3(A)および図4(A)参照)。また、これにより、基準電圧Vfの値も、設定値まで上昇する(図3(B)参照)。
このとき、電圧比較回路130のMOSトランジスタ138,139はともにオンする(そのような値に、基準電圧Vfが設定される)。したがって、MOSトランジスタ131,138,139,133を含む電流経路(流れる電流をIaとする)と、MOSトランジスタ131,138,139,135およびダイオード134を含む電流経路(流れる電流をIbとする)とが形成される。このとき、電流IbによってMOSトランジスタ131,133のゲート電圧が決定され、したがって、電流Iaが決定される。また、電流Ibの値は、MOSトランジスタ138,139のオン抵抗で決定され、したがって基準電圧Vfの値に依存する。この結果、電流Iaの値は、基準電圧Vfの値に依存することになる。
電源電圧VDDCOREが零ボルトのとき、pMOSトランジスタ136はオンしているが、nMOSトランジスタ137はオフしている。このため、pMOSトランジスタ131からpMOSトランジスタ136に供給された電荷によって、ノードN1の電圧が上昇する(図3(C)参照)。そして、ノードN1の電圧がインバータ141の動作しきい値を超えると、制御信号FIXOUTはハイレベル(VDDIO)になる。これにより、スイッチトランジスタ116がオンし、信号変換回路110の信号出力Soutがローレベルに固定される(図3(E)、(F)および図4(C)参照)。
続いて、電源電圧VDDCOREが上昇を開始する(図3(A)および図4(A)参照)。そして、VDDCORE≒Vfになると、MOSトランジスタ136,137がともにオンしている状態になる。これにより、MOSトランジスタ131,136,137,133を含む電流経路(流れる電流をIcとする)が形成される。このとき、nMOSトランジスタ133のドレイン電流は変化しないので、電流Icの分だけ電流Iaの値が減少する。
その後、電源電圧VDDCOREがさらに上昇すると、nMOSトランジスタ137はオン抵抗が減少するのに対して、pMOSトランジスタ136はオン抵抗が増大する。したがって、nMOSトランジスタ137はドレイン電流をさらに増大させようとするのに対して、pMOSトランジスタ136のドレイン電流は増大しない。このため、ノードN1とインバータ141の入力端子との間に蓄積された電荷がnMOSトランジスタ137に引き込まれることになって、ノードN1の電圧が急激に低下する(図3(C)および図4(B)参照)。
電源電圧VDDCOREがさらに上昇すると、pMOSトランジスタ136が完全にオフする。これにより、ノードN1の電圧はさらに低下して、インバータ141の動作しきい値を下回る。その結果、制御信号FIXOUTはローレベルになり、スイッチトランジスタ116がオフする(図3(C)、(D)および図4(B)参照)。したがって、出力信号Soutの値(ローレベル/ハイレベル)は、入力信号Sinの値に依存するようになる(図3(E)、(F)および図4(C)参照)。
信号変換回路110のうちスイッチトランジスタ116以外の回路動作は、従来のレベルシフタ回路1500(図15参照)と同様であるので、説明を省略する。
以上説明したように、この実施形態に係るレベルシフタ回路100によれば、電源電圧VDDIOが立ち上がってから、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vf付近に達するまでの間、出力信号Soutの値をグランド電位GNDに固定することができる。
なお、この実施形態では、電源電圧VDDCOREが立ち上がるまでの電圧をローレベルに固定したが、該電圧をハイレベルに固定してもよい。例えば、スイッチトランジスタとして電源ラインVDDIOと信号出力端子Soutとの間に接続されたpMOSトランジスタを使用するとともに、制御信号FIXOUT出力用インバータ(図1では2段のインバータ141,142)を奇数段とすることで、電源立ち上がり時の出力信号Soutをハイレベルに固定することが可能である。但し、後段回路の構成によっては、電源立ち上がり時の出力信号Soutをハイレベルに固定するとレベルシフタ回路100或いは後段回路に大電流が流れる場合も考えられ(pMOSトランジスタの場合、数十ミリアンペアの電流が流れ得る)、これにより発熱や故障が発生するおそれもある。このため、このような大電流に対する防止策が後段回路に施されていない場合には、該立ち上がり時の出力電圧をローレベルに固定する方が望ましい。
<第参考例
次に、この発明の第参考例に係るレベルシフタ回路について、図5〜図7を用いて説明する。
この参考例でも、使用される電源の構成を、従来の場合(図15(B)参照)と同様とする。
図5は、この参考例に係るレベルシフタ回路500の構成を示す回路図である。図5において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図1と同じものを示している。この参考例のレベルシフタ回路500は、電圧比較回路501の構成が、上述の第1の実施形態に係るレベルシフタ回路100と異なる。
電圧比較回路501は、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfよりも低いときはスイッチトランジスタ116をオンさせ、且つ、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達するとスイッチトランジスタ116をオフさせる。このために、電圧比較回路501は、MOSトランジスタ510〜515(この発明の第10〜第15トランジスタに相当する)と、ESD保護インタフェース140と、インバータ141,142とを備えている。
図5に示したように、pMOSトランジスタ510は、ソースで電源ラインVDDIOに接続され、且つ、ゲートでグランドラインGNDに接続されている。nMOSトランジスタ511は、ソースでグランドラインGNDに接続され、且つ、ゲートで電源ラインVDDIOに接続されている。pMOSトランジスタ512は、ソースおよびバルクでpMOSトランジスタ510のドレインに接続され、且つ、ESD保護インタフェース140を介してゲートが電源ラインVDDCOREに接続されている。nMOSトランジスタ513は、ソースでnMOSトランジスタ511のドレインに接続され、且つ、ドレインがpMOSトランジスタ512(すなわち、ノードN1)のドレインに接続されている。pMOSトランジスタ514は、ソースおよびバルクでpMOSトランジスタ510のドレインに接続され、且つ、ゲートから基準電圧Vfを入力する。nMOSトランジスタ515は、ソースでnMOSトランジスタ511のドレインに接続され、ドレインおよびゲートでnMOSトランジスタ513のゲートおよびpMOSトランジスタ514のドレインに接続されている。
次に、図5に示したレベルシフタ回路500の動作について、図6および図7を用いて説明する。
電源を立ち上げると、従来のレベルシフタ回路と同様、電源電圧VDDIOが先に立ち上がる。これにより、まず、電源電圧VDDIOは最終値(設計値)まで完全に上昇し且つ電源電圧VDDCOREは零ボルトの状態になる(図6(A)および図7(A)参照)。また、これにより、基準電圧Vfの値も、設定値まで上昇する(図6(B)参照)。
このとき、電圧比較回路501のpMOSトランジスタ512は、ゲート電圧がローレベル(すなわち零ボルト)なので、完全にオンする。一方、pMOSトランジスタ514のゲート電圧(すなわち基準電圧Vf)は、VDDIOを分圧することによって生成され、したがって完全なローレベルにはならない。このため、pMOSトランジスタ514には、完全にはオンせず、ゲート電圧Vfに応じたドレイン電流を流す。pMOSトランジスタ514のドレイン電流は、nMOSトランジスタ513,515のゲートを充電する。これにより、nMOSトランジスタ513,515は、オンする。
ここで、pMOSトランジスタ512,514は、ゲート電圧が一致しないので、同じ電流は流れない。すなわち、pMOSトランジスタ512の方が、ゲート電圧が低い分だけ、pMOSトランジスタ514よりも大きいドレイン電流を流す。一方、nMOSトランジスタ513,515は、ゲート電圧が同一になるのでカレントミラー回路として動作し、同一のドレイン電流を流そうとする。このため、pMOSトランジスタ512が出力するドレイン電流の一部(すなわち、pMOSトランジスタ512,514のドレイン電流差に相当する電流)は、インバータ141の入力端に供給され、該入力端を充電する。これによりノードN1はハイレベルになり(図6(C)および図7(B)参照)、したがってインバータ141の出力電圧はローレベルになり、さらに、インバータ142の出力電圧FIXOUTはローレベルになる。ここで、インバータ142は電源電圧としてVDDIOを用いているので、信号FIXOUTのハイレベルはVDDIOとほぼ一致する(図6(D)参照)。
この結果、nMOSトランジスタ116がオンし、したがって信号変換回路110の信号出力Soutはローレベルに固定される(図6(E)、(F)および図7(C)参照)。
その後、電源電圧VDDCOREが上昇を開始すると(図6(A)および図7(A)参照)、pMOSトランジスタ512のドレイン電流が減少し始める。一方、pMOSトランジスタ514では、ゲート電圧Vfが変化しないので、ドレイン電流も変化しない。このため、nMOSトランジスタ513,515のゲート電圧も変化しない。したがって、nMOSトランジスタ513,515は、電源電圧VDDCOREが零ボルトのときのドレイン電流値を維持しようとする。
このため、電源電圧VDDCOREが上昇して基準電位Vfを超えると(すなわち、pMOSトランジスタ512のドレイン電流がpMOSトランジスタ514のドレイン電流よりも小さくなると)、nMOSトランジスタ513はインバータ141の入力端子側の電荷を取り込もうとするので、ノードN1の電圧は急激に低下する(図6(C)および図7(B)参照)。そして、ノードN1の電圧がインバータ141の動作しきい値を下回ると、信号FIXOUTはローレベルになり(図6(D)参照)、したがって、nMOSトランジスタ116はオフする。この結果、出力信号Soutの値(ローレベル/ハイレベル)は、入力信号Sinの値に依存するようになる(図6(E)、(F)および図7(C)参照)。
以上説明したように、この参考例に係るレベルシフタ回路600でも、電源電圧VDDIOが立ち上がってから電源電圧VDDCOREが立ち上がるまでの間、出力信号Soutの値をグランド電位GNDに固定することができる。
なお、この参考例でも、第1の実施形態と同様、電源電圧VDDIOが立ち上がってから電源電圧VDDCOREが立ち上がるまでの間、出力信号Soutの値がハイレベルに固定されるようにしてもよい。
<第の実施形態>
次に、この発明の第の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図8を用いて説明する。この実施形態は、この発明の第1スイッチ回路を設けたレベルシフタ回路の例である。
図8は、この実施形態に係るレベルシフタ回路800の構成を示す回路図である。図8において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図1と同じものを示している。
この実施形態のレベルシフタ回路800は、スイッチ回路820を有する。スイッチ回路820は、基準電圧生成回路120内に設けられたpMOSトランジスタ810と、電圧比較回路130内に設けられたインバータ821,822,823とを備える。
pMOSトランジスタ810は、ソースで電源ラインVDDIOに接続され、且つ、ドレインで抵抗素子121の一端に接続されている。
インバータ821,822,823は、直列接続されている。そして、インバータ821は、制御信号FIXOUTを入力する。インバータ822の出力端は、pMOSトランジスタ132およびnMOSトランジスタ135のゲートに接続されている。また、インバータ823の出力端は、nMOSトランジスタ134およびpMOSトランジスタ810のゲートに接続されている。
以下、この実施形態に係るレベルシフタ回路800の動作を説明する。
制御信号FIXOUTがハイレベルのとき(すなわち、電源電圧VDDIOが立ち上がり且つ電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達していないとき)、インバータ822がハイレベル(VDDIO)を出力し、且つ、インバータ823がローレベルを出力する。インバータ822の出力がハイレベルになると、MOSトランジスタ132,135には電源電位VDDIOが印加される。また、インバータ823の出力がローレベルになると、nMOSトランジスタ134およびpMOSトランジスタ810にはグランド電位GNDが印加される。これにより、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130は、第1の実施形態に係る基準電圧生成回路120および電圧比較回路130と等価になる。この結果、レベルシフタ回路800は、第1の実施形態に係るレベルシフタ回路100と同様に動作する。
一方、制御信号FIXOUTがローレベルになると(すなわち、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vf程度或いはそれ以上になると)、インバータ821,822による遅延時間の経過後に、インバータ822の出力がローレベルに切り換わる。この結果、pMOSトランジスタ132がオンするとともに、nMOSトランジスタ135がオフする。これにより、MOSトランジスタ131は、ゲート電圧がハイレベル(VDDIO)になるので、オフする。続いて、インバータ823による遅延時間の経過後、インバータ823の出力がハイレベルに切り換わる。この結果、nMOSトランジスタ134がオンするとともに、pMOSトランジスタ810がオフする。nMOSトランジスタ134がオンすることにより、nMOSトランジスタ133は、ゲート電圧がローレベルになるので、オフする。このようにして、制御信号FIXOUTがローレベルになると、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130内の電流経路が全て断たれる。
このように、この実施形態によれば、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達した後に基準電圧生成回路120および電圧比較回路130内の電流経路を断つことができ、したがって、これらの回路120,130を設けたことによる消費電力の増大を抑えることができる。
<第参考例
次に、この発明の第参考例に係るレベルシフタ回路について、図9を用いて説明する。この参考例、第2スイッチ回路を設けたレベルシフタ回路の例である。
図9は、この参考例に係るレベルシフタ回路900の構成を示す回路図である。図9において、図5と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ、図5と同じものを示している。
この参考例のレベルシフタ回路900は、スイッチ回路920を有する。スイッチ回路920は、基準電圧生成回路120内に設けられたpMOSトランジスタ910と、電圧比較回路501内に設けられたインバータ921,922,923とを備える。
pMOSトランジスタ910は、ソースで電源ラインVDDIOに接続され、且つ、ドレインで抵抗素子211の一端に接続されている。
インバータ921〜923は、直列接続されている。インバータ921は、制御信号FIXOUTを入力する。インバータ922の出力端は、nMOSトランジスタ511のゲートに接続されている。また、インバータ923の出力端は、pMOSトランジスタ510,910のゲートに接続されている。
以下、この参考例に係るレベルシフタ回路900の動作を説明する。
制御信号FIXOUTがハイレベルのとき(すなわち、電源電圧VDDIOが立ち上がり且つ電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達していないとき)、スイッチ回路920では、インバータ922がハイレベル(VDDIO)を出力し、且つ、インバータ923がローレベルを出力する。インバータ922の出力がハイレベルになると、MOSトランジスタ511には電源電位VDDIOが印加される。また、インバータ923の出力がローレベルになると、pMOSトランジスタ510,910にはグランド電位GNDが印加される。これにより、基準電圧生成回路120および電圧比較回路501は、第参考例に係る基準電圧生成回路120および電圧比較回路501と等価になる。この結果、レベルシフタ回路900は、第参考例に係るレベルシフタ回路500と同様に動作する。
一方、制御信号FIXOUTがローレベルになると(すなわち、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達すると)、インバータ921,922による遅延時間の経過後に、インバータ922の出力がローレベルに切り換わる。この結果、nMOSトランジスタ511がオフする。続いて、インバータ923による遅延時間の経過後、インバータ923の出力がハイレベルに切り換わる。この結果、pMOSトランジスタ510,910がオフする。このようにして、制御信号FIXOUTがローレベルになると、基準電圧生成回路120および電圧比較回路501内の電流経路が全て断たれる。
このように、この参考例によれば、電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達した後に基準電圧生成回路120および電圧比較回路501内の電流経路を断つことができ、したがって、これらの回路120,501を設けたことによる消費電力の増大を抑えることができる。
<第の実施形態>
次に、この発明の第の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図10を用いて説明する。この実施形態は、この発明の第1スイッチ回路の他の例である。
図10は、この実施形態に係るレベルシフタ回路1000の構成を示す回路図である。図10において、図8と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図8と同じものを示している。
図10に示したように、この実施形態のスイッチ回路1010は、インバータ1011と、pMOSトランジスタ810と、nMOSトランジスタ1012とを備えている。インバータ1011の入力端は、制御信号FIXOUTを入力するとともに、pMOSトランジスタ132およびnMOSトランジスタ135に接続されている。また、インバータ1011の出力端は、nMOSトランジスタ134およびpMOSトランジスタ810に接続されている。
この実施形態に係るレベルシフタ回路1000によれば、以下のような理由により、電源電圧VDDCORE,VDDIOのどちらが先に立ち上がった場合でも、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130の消費電力増大を抑えることができる。
まず、電源電圧VDDIOが先に立ち上がった場合の動作を説明する。
電源電圧VDDIOが立ち上がり且つ電源電圧VDDCOREが基準電圧Vf(すなわち、nMOSトランジスタの動作しきい値)に達していないとき、スイッチ回路1010のnMOSトランジスタ1012はオフする。したがって、MOSトランジスタ132,135のゲートには制御信号FIXOUT(このときの値はハイレベルすなわち電源電位VDDIO)が印加され、nMOSトランジスタ134およびpMOSトランジスタ810のゲートにはグランド電位GNDが印加される。これにより、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130は、第1の実施形態に係る基準電圧生成回路120および電圧比較回路130と等価になる。この結果、レベルシフタ回路1000は、第1の実施形態に係るレベルシフタ回路100と同様に動作する。
一方、電源電圧VDDIOが立ち上がった後で電源電圧VDDCOREが基準電圧Vfに達すると、制御信号FIXOUTがローレベルになる。このとき、nMOSトランジスタ1012がオンするが、以下の動作には影響しない。制御信号FIXOUTがローレベルになると、MOSトランジスタ132,135のゲートにはローレベルが印加され、nMOSトランジスタ134およびpMOSトランジスタ810のゲートにはハイレベル(VDDIO)が印加される。したがって、pMOSトランジスタ132はオンし、nMOSトランジスタ135はオフする。これにより、MOSトランジスタ131は、ゲート電圧がハイレベル(VDDIO)になるので、オフする。また、nMOSトランジスタ134がオンすることにより、nMOSトランジスタ133は、ゲート電圧がローレベルになるので、オフする。このようにして、制御信号FIXOUTがローレベルになると、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130内の電流経路が全て断たれる。
次に、電源電圧VDDCOREが先に立ち上がった場合の動作を説明する。
電源電圧VDDCOREが立ち上がると、nMOSトランジスタ1012がオンするので、電源電圧VDDIOの値に拘わらず、制御信号FIXOUTの値はローレベルに固定される。これにより、スイッチトランジスタ116はオフするが、電源電圧VDDCOREが先に立ち上がった場合にはnMOSトランジスタ113,114の一方がグランドラインGNDにつながるので、出力信号Soutが不定になることはない。
その後で、電源電圧VDDIOが立ち上がったとき、pMOSトランジスタ132はオンし且つnMOSトランジスタ135がオフするのでpMOSトランジスタ131はオフし、さらに、nMOSトランジスタ134がオンするのでnMOSトランジスタ133はオフする。また、pMOSトランジスタ810は、オフする。このようにして、制御信号FIXOUTがローレベルになると、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130内の電流経路が全て断たれる。
以上説明したように、この実施形態に係るレベルシフタ回路1000によれば、電源電圧VDDCOREが立ち上がった場合にはFIXOUTを直ちにローレベルに固定する。このため、電源電圧VDDIOの立ち上がりと同時に、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130内の電流経路を全て断つことができる。これにより、この実施形態によれば、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130の消費電力増大を抑えることができる。
なお、ここでは第の実施形態に係るスイッチ回路820に代えてスイッチ回路1010を使用する場合を説明したが、第参考例に係るスイッチ回路920(図9参照)のスイッチ回路920(第2のスイッチ回路)に代えてこの実施形態のスイッチ回路1010を使用することも可能である。
<第の実施形態>
次に、この発明の第の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図11を用いて説明する。
図11は、この実施形態に係るレベルシフタ回路1100の構成を示す回路図である。図11において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図1と同じものを示している。
この実施形態は、第1の実施形態に係るレベルシフタ回路110の初段インバータ141に代えて、シュミットインバータ1101を使用している。シュミットインバータとは、電位上昇時と下降時とでハイレベル/ローレベルのしきい値が異なるインバータである(例えば上昇時のしきい値2V、下降時のしきい値1V)。
シュミットインバータ1101を使用することにより、何らかの原因でpMOSトランジスタ131の電位が揺らいだときに、制御信号FIXOUTの信号値(ハイレベル/ローレベル)を安定させることができる。
したがって、この実施形態によれば、スイッチトランジスタ116の動作を安定させることができる。
なお、ここでは、第1の実施形態と同様のレベルシフタ回路100にシュミットインバータ1101を搭載した場合を例に採って説明したが、第2及び第3の実施形態、並びに第1及び第2の参考例と同様のレベルシフタ回路にシュミットインバータ1101を搭載した場合にも同様の効果を得ることができる。
<第の実施形態>
次に、この発明の第の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図12および図13を用いて説明する。
図12は、この実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図であり、図13はこの実施形態に係るレベルシフタ回路のレイアウト構成を示す平面図である。
図12、図13のレベルシフタ回路1200において、信号変換回路110−1〜110−nの回路構成は、それぞれ、第1の実施形態に係るレベルシフタ回路100に設けられた信号変換回路110(図1参照)の回路構成と同じである。さらに、基準電圧生成回路120および電圧比較回路130の回路構成は、図1の場合と同じである。
図13に示したように、この実施形態では、信号変換回路110−1,110−2,・・・をIOセル1310−1,1310−2,・・・毎に形成し、各信号変換回路110−1,101−2,・・・から出力する信号Sout(1),Sout(2),・・・を対応するIOセル1310−1,1310−2,・・・に送る構成とした。また、各基準電圧生成回路120および電圧比較回路130は、専用のセル1320に形成した。
このように、この実施形態に係るレベルシフタ回路1200では、複数の信号変換回路110−1〜110−nが、共通の制御信号FIXOUTを用いて、スイッチトランジスタ116のオン/オフを制御する。
このため、レベルシフタ回路1200は、1個の基準電圧生成回路120と1個の電圧比較回路130とを用いてn個の信号変換回路110−1〜110−nを制御することができる。これにより、この実施形態によれば、集積回路の規模縮小や消費電力のさらなる抑制を図ることができる。
<第の実施形態>
次に、この発明の第の実施形態に係るレベルシフタ回路について、図14を用いて説明する。
この実施形態は、本発明のレベルシフタ回路を、前段回路および後段回路と同一の半導体チップ1400上に形成した場合のレイアウトの例である。
図14の平面図において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ、図1と同じものを示している。
図14(A)において、ブロック1410は、電源電圧VDDCOREおよびグランドラインGNDを使用する集積回路形成領域である。また、ブロック1420は、電源電圧VDDCORE2およびグランドラインGNDを使用する集積回路形成領域である。ここで、VDDCORE2はVDDCOREよりも高い電源電圧であり(すなわち、VDDCORE2>VDDCORE)、上述した第1〜第の実施形態と第1及び第2参考例における電源電圧VDDIOに相当する。図14に示したように、この実施形態に係るレベルシフタ回路1430は、ブロック1410とブロック1420との境界付近に配置される。
図14(B)において、前段回路1411は信号Sinを生成してレベルシフタ回路110に供給する回路であり、また、後段回路1412はレベルシフタ回路110から出力された信号Soutを入力する回路である。
図14(B)に示したように、前段回路1411はブロック1410に形成され、また、後段回路1412はブロック1420に形成される。
また、レベルシフタ回路1430において、電圧比較回路130はブロック1410,1420の境界部分に配置され、また、基準電圧生成回路120はブロック1420内に配置される。
このように、この実施形態では、前段回路1411および後段回路1412と同一の半導体チップ1400上に形成されたレベルシフタ回路1430に、この発明を適用することができる。
第1の実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 第1の実施形態に係る基準電圧生成回路の他の構成例を示す回路図である。 第1の実施形態に係るレベルシフタ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第1の実施形態に係るレベルシフタ回路の動作を説明するための信号波形図である。 参考例に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 参考例に係るレベルシフタ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 参考例に係るレベルシフタ回路の動作を説明するための信号波形図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 参考例に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路の構成を示す回路図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路のレイアウト構成を示す平面図である。 の実施形態に係るレベルシフタ回路のレイアウト構成を示す平面図である。 (A)は従来のレベルシフタ回路の構成例を示す回路図であり、(B)はレベルシフタ回路を搭載した半導体集積回路の構成例を概略的に示すブロック図である。 (A)、(B)ともに、従来のレベルシフタ回路の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
100 レベルシフタ回路
110 信号変換回路
111,112,131,132,136,138 pMOSトランジスタ
113,114,133,134,135,137,139 nMOSトランジスタ
115,141,142 インバータ
116 スイッチトランジスタ
120 基準電圧生成回路
121,122 抵抗素子
130 電圧比較回路
140 ESD保護インタフェース

Claims (7)

  1. 第1電源ラインから供給される第1信号電圧と第2電源ラインから供給される第2信号電圧とを含む電圧信号を前段回路から入力し、前記第1信号電圧を第3電源ラインから供給される第3信号電圧に変換して後段回路に出力する信号変換回路と、
    該信号変換回路内に設けられ、第1主電極が前記第2電源ラインまたは前記第3電源ラインに接続され且つ第1主電極が信号出力端に接続されたスイッチトランジスタと、
    前記第2、第3電源ライン間の電位差を分圧することによって基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記第1信号電圧が前記基準電圧に達する前は前記スイッチトランジスタをオンさせ、且つ、該第1信号電圧が前記基準電圧に達すると前記スイッチトランジスタをオフさせるための制御信号を生成する電圧比較回路とを備え
    前記電圧比較回路が、
    第1主電極が前記第3電源ラインに接続された第1導電型の第1トランジスタと、
    第1主電極および制御電極が前記第3電源ラインに接続され且つ第2主電極が前記第1トランジスタの制御電極に接続された第1導電型の第2トランジスタと、
    第1主電極が前記第2電源ラインに接続された第2導電型の第3トランジスタと、
    第1主電極および制御電極が前記第2電源ラインに接続され且つ第2主電極が前記第3トランジスタの制御電極に接続された第2導電型の第4トランジスタと、
    第1主電極が前記第4トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第2トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が前記第3電源ラインに接続された第2導電型の第5トランジスタと、
    第1主電極およびバルクが前記第1トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が前記第1電源ラインに接続された第1導電型の第6トランジスタと、
    第1主電極が前記第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第6トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が前記第1電源ラインに接続された第2導電型の第7トランジスタと、
    第1主電極およびバルクが前記第1トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第5トランジスタの第2主電極に接続され、且つ、制御電極から前記基準電圧を入力する第1導電型の第8トランジスタと、
    第1主電極が前記第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第8トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極から前記基準電圧を入力する第2導電型の第9トランジスタと、
    前記第6トランジスタの第2主電極に初段入力端が接続され且つ前記スイッチトランジスタの制御電極に最終段出力端が接続された、一段または複数段の第1インバータと、
    を備えることを特徴とするレベルシフタ回路。
  2. 第1電源ラインから供給される第1信号電圧と第2電源ラインから供給される第2信号電圧とを含む電圧信号を前段回路から入力し、前記第1信号電圧を第3電源ラインから供給される第3信号電圧に変換して後段回路に出力する信号変換回路と、
    該信号変換回路内に設けられ、第1主電極が前記第2電源ラインまたは前記3電源ラインに接続され且つ第1主電極が信号出力端に接続されたスイッチトランジスタと、
    前記第2、第3電源ライン間の電位差を分圧することによって基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記第1信号電圧が前記基準電圧に達する前は前記スイッチトランジスタをオンさせ、且つ、前記第1信号電圧が前記基準電圧に達すると前記スイッチトランジスタをオフさせるための制御信号を生成する電圧比較回路とを備え、
    前記電圧比較回路が、
    第1主電極が前記第3電源ラインに接続された第1導電型の第1トランジスタと、
    第1主電極が前記第2電源ラインに接続された第2導電型の第3トランジスタと、
    第1主電極およびバルクが前記第1トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が前記第1電源ラインに接続された第1導電型の第6トランジスタと、
    第1主電極が前記第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第6トランジスタの第2主電極に接続され且つ制御電極が前記第1電源ラインに接続された第2導電型の第7トランジスタと、
    第1主電極が前記第1トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第1および第3トランジスタの制御電極に接続され、且つ、制御電極から前記基準電圧が入力される第1導電型の第8トランジスタと、
    第1主電極が前記第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2主電極が前記第8トランジスタの第2主電極に接続され、且つ、制御電極から前記基準電圧が入力される第2導電型の第9トランジスタと、
    前記第6トランジスタの第2主電極に初段入力端が接続され且つ前記スイッチトランジスタの制御電極に最終段出力端が接続された、一段または複数段の第1インバータと
    を備えることを特徴とするレベルシフタ回路。
  3. 前記基準電圧生成回路と前記第3電源ラインとの間に設けられた第1導電型の第16トランジスタを備え、
    前記制御信号と同レベルの電圧を前記第2、第5トランジスタの制御電極に供給し、且つ、
    前記制御信号と逆レベルの電圧を前記第4、第16トランジスタの制御電極に供給する、
    第1スイッチ回路を備えることを特徴とする請求項に記載のレベルシフタ回路。
  4. 第1主電極が前記第2電源ラインに接続され、第2主電極が前記スイッチトランジスタの制御電極に接続され、且つ、制御電極が前記第1電源ラインに接続された、第2導電型の第18トランジスタをさらに備えることを特徴とする請求項に記載のレベルシフタ回路。
  5. 前記一段または複数段の第1インバータが、シュミットインバータを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のレベルシフタ回路。
  6. 複数個の前記信号変換回路と、
    これらの信号変換回路ごとに設けられた複数個の前記スイッチトランジスタと、
    それぞれの前記スイッチトランジスタに共通の前記制御信号を供給する1個の前記電圧比較回路と、
    該電圧比較回路に基準電圧を供給する1個の基準電圧生成回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレベルシフタ回路。
  7. 前記前段回路および前記後段回路と同一の半導体チップ上に形成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレベルシフタ回路。
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