JP2007060582A - 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置 - Google Patents

論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007060582A
JP2007060582A JP2005246692A JP2005246692A JP2007060582A JP 2007060582 A JP2007060582 A JP 2007060582A JP 2005246692 A JP2005246692 A JP 2005246692A JP 2005246692 A JP2005246692 A JP 2005246692A JP 2007060582 A JP2007060582 A JP 2007060582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
gate
output
transistor means
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005246692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Yamagishi
康朗 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005246692A priority Critical patent/JP2007060582A/ja
Publication of JP2007060582A publication Critical patent/JP2007060582A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 前段ゲート回路が接続される電源から後段ラッチ回路、後段ラッチ回路が接続される電源から前段ゲート回路に流れるスタンバイ電流を低減する。
【解決手段】 イネーブル制御信号Enableによりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路10と、この前段ゲート回路10の出力側に接続された後段ラッチ回路20、21または22との間に、イネーブル制御信号Enableによって制御されるトランスファゲートT1を直列接続して、イネーブル制御信号Enableによって、前段ゲート回路10がハイインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1を非導通状態に制御し、また、前段ゲート回路10がローインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1を導通状態に制御している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、この前段ゲート回路の出力側に接続された後段ラッチ回路とを備えた論理回路、この論理回路が入力バッファや出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路やデータ出力バッファなどとして内蔵された半導体集積回路、この半導体集積回路が内蔵された携帯電話機などの携帯端末装置に関する。
この種の従来の半導体集積回路では、外部から入力される入力信号を内部に伝達するための入力バッファとして、図4に示すような論理回路が用いられている。
図4は、従来の半導体集積回路に入力バッファとして用いられている論理回路の一例を示す回路図である。
図4において、入力バッファ100は、イネーブル制御信号Enableによりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路10と、前段ゲート回路10の出力信号を含む複数の信号が入力されて、前段ゲート回路10の出力に正帰還される信号を出力する後段ラッチ回路20とを有している。
前段ゲート回路10は、第1電源電圧VCCと接地電圧VSSとの間にPMOSトランジスタP1およびP2とNMOSトランジスタN1およびN2とがカスケード接続されてインバータが構成されている。イネーブル制御信号EnableはPMOSトランジスタP1のゲートにインバータINV1を介して入力されると共にNMOSトランジスタN1のゲートにも入力されている。また、PMOSトランジスタP2のゲートとNMOSトランジスタN2のゲートとは一つにまとめられて入力ノードに接続されている。さらに、PMOSトランジスタP2のドレインとNMOSトランジスタN2のドレインは一つにまとめられて配線L1を介して出力ノードと接続されている。
後段ラッチ回路20は、第2電源電圧VCCと接地電圧VSSとの間にPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが直列に接続されてインバータが構成されている。PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとは一つにまとめられて、一方の入力が前段論理ゲート回路10の出力に接続されると共に他方の入力にインバータINV2を介してリセット制御信号Resetが入力されるNAND回路NAND1の出力端に接続されている。また、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインは一つにまとめられて前段ゲート回路10と出力ノードとをつなぐ配線L1に接続されている。
上記構成により、以下に、入力バッファ100の動作について説明する。
図4に示すように、入力バッファ100において、まず、入力ノードからの入力信号は前段ゲート回路10に入力される。
その際、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態では、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1がOFF状態となるので、前段ゲート回路10はインバータとして機能せず、入力ノードから入力された信号が前段ゲート回路10から先に伝達されない。
一方、イネーブル制御信号Enableが”Hight”状態では、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1がON状態となるので、入力信号にしたがってPMOSトランジスタP2またはNMOSトランジスタN2がON状態となり、入力信号は前段ゲート回路10を通って、入力信号の状態が反転されて伝達される。
前段ゲート回路10を通った信号は、後段ラッチ回路20のNAND回路NAND1に入力される。
その際、リセット制御信号Resetが”Low”状態では、前段ゲート回路10からNAND回路NAND1に入力された信号はNAND回路NAND1を通って状態が反転され、さらに、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とによって構成されたインバータを通って状態が反転されて元の状態となって出力ノードから出力される。この出力ノードから出力される信号は、配線L1を通ってNAND回路NAND1に再入力され、ラッチ機能が実現される。
一方、リセット制御信号Resetが”Hight”状態では、前段ゲート回路10を通った信号に関わらず、NAND回路NAND1の出力は”Hight”状態となり、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とによって構成されたインバータからの出力は”Low”状態となって、出力ノードから”Low”状態の信号が出力される。
これと同時に、前段ゲート回路10を通った信号は、配線L1を通って出力ノードに出力されるため、入力ノードから入力された信号は、信号状態が反転されて出力ノードに伝えられる。
このように、入力バッファ100は、後段ラッチ回路20を備えているため、入力ノードから入力された信号を記憶させることもできる。さらに、後段ラッチ回路20の正帰還動作によって、前段ゲート回路10を構成するPMOSトランジスタP1とP2に対するNMOSトランジスタN1とN2の能力比が後段ラッチ回路20に記憶されている状態によって変化されることを利用して、前段ゲート回路10の入力反転レベルを変化させることができる。即ち、入力ノードに与えられる信号の遷移方向(”L”状態から”H”状態に変化する場合と”H”状態から”L”状態に変化する場合)によって、前段ゲート回路10の入力反転レベルが変化するので、入力反転レベルにヒステリシス特性を設けることができる。
図4において、リセット制御信号Resetとイネーブル制御信号Enableは、信号状態が同期されており、リセット制御信号Resetが”Hight”状態のときに、イネーブル制御信号Enableは”Low”状態とされる。また、リセット制御信号Resetが”Low”状態のときに、イネーブル制御信号Enableは”Hight”状態とされる。
上記関係が成り立たない場合には、入力ノードから入力される信号と、後段ラッチ回路20から出力される信号とが衝突し、貫通電流が発生することになる。
従来技術として、例えば特許文献1には、出力用インバータと帰還用インバータとを有するラッチ回路において、帰還用インバータをウェル領域が電源に接続または接地されたMOSトランジスタによって構成し、出力用インバータをウェル領域とゲートが接続されたダイナミックスレッショルドMOSトランジスタによって構成することにより、消費電力を少なくしたラッチ回路が開示されている。
また、例えば特許文献2には、例えばその図2に、外部からデータが入力されてイネーブル制御信号によりデータを出力するトランスファゲートと、そのトランスファゲートの出力に一方の入力が接続されて外部へデータを出力する論理ゲートと、論理ゲートの出力が入力されたインバータとを有し、インバータ出力が上記論理ゲートの一方の入力と接続されたラッチ回路において、インバータを抵抗またはインダクタンスを介して電源電位および接地電位の少なくとも一方と接続することにより、入力信号の切り替わり時に流れる電流を減少させたラッチ回路が開示されている。
特開2002−50944号公報 特開平4−162817号公報
上記従来の論理回路100において、出力ノードからの出力信号が”High”状態で、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態、かつ、リセット制御信号Resetが”Low”状態である場合、配線L1は”High”状態である。また、PMOSトランジスタP1はOFF状態であり、NMOSトランジスタN1もOFF状態である。
このとき、入力ノードからの入力信号が”High”状態である場合には、NMOSトランジスタN2はドレイン電圧が”High”状態であり、ゲート電圧が”High”状態であるため、ソース電圧が”High”状態よりもNMOSトランジスタN2の閾値電圧分だけ低い電圧になるまで、NMOSトランジスタN2がON状態となる。また、NMOSトランジスタN1はOFF状態であるが、ソース−ドレイン間に電圧がかかっているため、オフリーク電流が流れる。
したがって、上記状態では、第2電源電圧VCCからPMOSトランジスタP3を通り、配線L1、NMOSトランジスタN2およびN1を通って接地電圧VSSに電流が流れる。
同様に、図4に示す従来の論理回路100において、出力ノードからの出力信号が”Low”状態で、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態、かつ、リセット制御信号Resetが”Low”状態である場合、配線L1は”Low”状態である。また、PMOSトランジスタP1はOFF状態であり、NMOSトランジスタN1もOFF状態である。
このとき、入力ノードからの入力信号が”Low”状態である場合には、PMOSトランジスタP2はドレイン電圧が”Low”状態であり、ゲート電圧が”Low”状態であるため、ソース電圧が”Low”状態よりもPMOSトランジスタP2の閾値電圧分だけ高い電圧になるまで、PMOSトランジスタP2がON状態となる。また、PMOSトランジスタP1はOFF状態であるが、ソース−ドレイン間に電圧がかかっているため、オフリーク電流が流れる。
したがって、上記状態では、接地電圧VSSからNMOSトランジスタN3を通り、配線L1、PMOSトランジスタP2およびP1を通って第1電源電圧VCCに電流が流れる。
以上のように、従来の論理回路100では、入力ノードの状態とラッチ回路20との状態によって、リーク電流が発生する。このリーク電流が発生するイネーブル制御信号Enableとリセット制御信号Resetの状態は、半導体集積回路(半導体装置)のスタンバイ状態と同じである。したがって、このリーク電流は、半導体集積回路のスタンバイ電流に含まれることになる。
このリーク電流は、PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1のオフリーク電流分のみであるので、微小ではあるが、スタンバイ電流という微小な電流の中では、その割合が大きくなる。また、最近の半導体集積回路における入力ノード数の増加やプロセスデザインルールの微細化によるオフリーク電流の増加に伴って、このリーク電流は加速度的に増加する傾向にある。よって、従来では無視することが可能なレベルであったが、今後は無視できない問題となってきている。
上記特許文献1では、出力用インバータをDTMOSトランジスタで構成することにより占有面積を大きくすることなく駆動力を大きくし、帰還用インバータを通常のMOSトランジスタで構成することにより両インバータをDTMOSトランジスタで構成した場合に比べて入力信号の切り替わり時に流れる貫通電流を小さくしている。しかしながら、この特許文献1には、上述したようなスタンバイ電流の低減については何ら記載されていない。
上記特許文献2では、入力信号の切り替わり時に流れる電流を減少させることを目的としており、上述したようなスタンバイ電流の低減については何ら記載されていない。また、特許文献2では、消費電流を減少させるためにラッチ回路を構成するインバータに流れる電流量を減少させている。これは、ヒステリシス特性を減少させることとなるため、入力ノードに与えられる信号の遷移方向によって前段ゲート回路の入力反転レベルにヒステリシス特性を与えることが可能な図4に示すような論理回路には適していない。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、前段ゲート回路が接続される電源から後段ラッチ回路、後段ラッチ回路が接続される電源から前段ゲート回路に流れるスタンバイ電流を低減できる論理回路、この論理回路が内蔵された半導体集積回路およびこの半導体集積回路が内蔵された携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の論理回路は、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、該前段ゲート回路の出力側に接続される後段ラッチ回路との間にトランスファゲート手段が直列接続されており、該トランスファゲート手段は、該イネーブル制御信号によって、該前段ゲート回路が該ハイインピーダンス状態に制御されているときに非導通状態に制御され、該前段ゲート回路が該ローインピーダンス状態に制御されているときに導通状態に制御されており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の論理回路における前段ゲート回路は、第1電源電圧端とこれよりも電圧が低い第2電源電圧端との間に、二つのPMOSトランジスタ手段の直列回路と二つのNMOSトランジスタ手段の直列回路とがカスケード接続されてインバータ構成とされ、前記イネーブル制御信号が一方のPMOSトランジスタ手段のゲートにインバータ手段を介して入力されると共に他方のNMOSトランジスタ手段のゲートに入力され、 他方のPMOSトランジスタ手段のゲートと一方のNMOSトランジスタ手段のゲートとが入力ノードに接続され、該他方のPMOSトランジスタ手段のドレインと該一方のNMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段を介して出力ノードと接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の論理回路におけるトランスファゲートは、前記イネーブル制御信号がインバータ手段を介してゲートに入力されるPMOSトランジスタ手段と、該イネーブル制御信号がゲートに直接入力されるNMOSトランジスタ手段との並列回路で構成されている。
さらに、好ましくは、本発明の論理回路における後段ラッチ回路は、前記前段ゲート回路の出力信号を含む一または複数の信号が入力されて、該前段ゲート回路の出力端に正帰還される信号を出力する。
さらに、好ましくは、本発明の論理回路における後段ラッチ回路は、第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとがNAND回路の出力端に接続され、該NAND回路の一方入力端が前記トランスファゲート手段の出力端に接続され、該NAND回路の他方入力端がインバータ手段を介してリセット制御信号の出力端に接続され、 該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の論理回路における後段ラッチ回路は、第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、前記トランスファゲート手段の出力端がインバータ手段を介して、該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとに接続され、該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている。
さらに、好ましくは、本発明の論理回路における後段ラッチ回路は、第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとがNOR回路の出力端に接続され、該NOR回路の一方入力端が前記トランスファゲート手段の出力端に接続され、該NOR回路の他方入力端がリセット制御信号の出力端に接続され、該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている。
本発明の半導体集積回路は、本発明の上記論理回路が内蔵されており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の半導体集積回路において、前記論理回路が入力バッファ、出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路およびデータ出力バッファの少なくともいずれかとして内蔵されている。
本発明の携帯端末装置は、本発明の上記論理回路が内蔵されており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の携帯端末装置において、前記論理回路が入力バッファ、出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路およびデータ出力バッファの少なくともいずれかとして内蔵されている。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明の論理回路にあっては、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、後段ラッチ回路との間に、そのイネーブル制御信号によって制御されるトランスファゲート手段が直列接続されており、イネーブル制御信号によって前段ゲート回路がハイインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲート手段が非導通状態に制御されるようになっている。
これにより、図4に示す従来技術において、後段ラッチ回路に接続される電源電圧VCCから後段ラッチ回路を構成するPMOSトランジスタを通り、出力ノードと前段ゲート回路の出力端とを接続する配線L1、前段ゲート回路を構成する二つのNMOSトランジスタを通って前段ゲート回路の接地電圧VSSに流れるリーク電流経路、または、前段ゲート回路に接続される電源電圧VCCから二つのPMOSトランジスタを通って、出力ノードと前段ゲート回路の出力端とを接続する配線L1、後段ラッチ回路を構成するNMOSトランジスタから後段ラッチ回路の接地電圧VSSに流れるリーク電流経路が、そのトランスファゲート手段によって遮断され得るので、スタンバイ電流を低減することが可能となる。
以上により、本発明の論理回路によれば、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、後段ラッチ回路との間に、そのイネーブル制御信号によって制御されるトランスファゲート手段を直列接続して、イネーブル制御信号によって前段ゲート回路がハイインピーダンス状態に制御されるときに、トランスファゲート手段を非導通状態に制御するため、スタンバイ状態時にリーク電流経路を遮断してリーク電流の低減を図ることができる。
また、本発明の論理回路を、半導体集積回路の入力バッファや出力回路、または半導体メモリのアドレス入力回路やデータ出力バッファなどに用いることによって、携帯電話機などの携帯端末装置において多数使用されている半導体集積回路のスタンバイ電流を削減でき、これによって、待ち受け可能時間など、特に、電池駆動される携帯型電子機器の利用時間を長くすることができる。
以下に、本発明の論理回路の実施形態1〜3を、半導体集積回路の入力バッファとして用いる場合について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る論理回路が内蔵された半導体集積回路の入力バッファの構成例を示す回路図である。
図1において、本実施形態1の半導体集積回路の入力バッファ101は、イネーブル制御信号Enableによりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路10と、前段ゲート回路10の出力信号を含む複数の信号が入力されて、前段ゲート回路10の出力端側に正帰還される信号を出力する後段ラッチ回路20との間に、そのイネーブル制御信号Enableによって制御されるトランスファゲート手段としてのトランスファゲートT1が直列に接続されている。
前段ゲート回路10は、第1電源電圧VCCとこれよりも電圧が低い第2電源電圧(基準電圧)としての接地電圧VSSとの間に、二つのPMOSトランジスタ手段としてのPMOSトランジスタP1およびP2の直列回路と、二つのNMOSトランジスタ手段としてのNMOSトランジスタN1およびN2の直列回路とがカスケード接続されてインバータ構成とされている。イネーブル制御信号EnableはPMOSトランジスタP1のゲートにインバータINV1を介して入力されると共にNMOSトランジスタN1のゲートに入力されている。また、PMOSトランジスタP2のゲートとNMOSトランジスタN2のゲートは一つにまとめられて入力ノードに接続されている。さらに、PMOSトランジスタP2のドレインとNMOSトランジスタN2のドレインは一つにまとめられてトランスファゲートT1および配線L1を介して出力ノードに接続されている。
後段ラッチ回路20は、第3電源電圧VCCとこれよりも電圧が低い第4電源電圧(基準電圧)としての接地電圧VSSとの間に、PMOSトランジスタ手段としてのPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタ手段としてのNMOSトランジスタN3とが直列に接続されてインバータ構成とされている。PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとは一つにまとめられて、NAND回路NAND1の出力端に接続されている。このNAND回路NAND1の一方入力端は前段論理ゲート回路10の出力端に接続され、その他方の入力端はインバータINV2を介してリセット制御信号Resetの出力端に接続されている。また、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインとは一つにまとめられて、トランスファゲートT1の出力端と出力ノードとをつなぐ配線L1に接続されている。
トランスファゲートT1は、イネーブル制御信号Enableがインバータ手段としてのインバータINV1を介してゲートに入力されるPMOSトランジスタ手段としてのPMOSトランジスタと、このイネーブル制御信号Enableがゲートに直接入力されるNMOSトランジスタ手段としてのNMOSトランジスタとの並列回路で構成されている。 さらに、このトランスファゲートT1の出力端が前段ゲート回路10と出力ノードとをつなぐ配線L1に接続されている。さらに詳細に説明すると、このトランスファゲートT1を構成するPMOSトランジスタのゲートは、前段ゲート回路10を構成するPMOSトランジスタP1のゲートと接続され、インバータINV1を介してイネーブル制御信号Enableの出力端に接続されている。また、トランスファゲートT1を構成するNMOSトランジスタのゲートは、前段ゲート回路10を構成するNMOSトランジスタN1のゲートと接続され、イネーブル制御信号Enableの出力端と接続されている。これにより、イネーブル制御信号Enableによって前段ゲート回路10がハイインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1が非導通状態に制御され、また、イネーブル制御信号Enableによって前段ゲート回路10がローインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1が導通状態に制御されている。
上記構成により、以下に、入力バッファ101の動作について説明する。
図1に示すように、入力バッファ101において、入力ノードからの入力信号は、図4に示す従来の入力バッファ100の場合と同様に、まず、前段ゲート回路10に入力する。
この際に、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態では、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1がOFF状態となるので、前段ゲート回路10はインバータとして機能せず、入力ノードから入力された信号が前段ゲート回路10から先に伝達されない。
一方、イネーブル制御信号Enableが”High”状態では、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1がON状態となるので、入力信号にしたがってPMOSトランジスタP2またはNMOSトランジスタN2がON状態となり、入力信号は前段ゲート回路10を通ってその信号状態が反転して伝達する。
前段ゲート回路10を通った信号は、イネーブル制御信号Enableが”High”状態では、トランスファゲートT1が導通状態となるため、トランスファゲートT1および配線L1を通って後段ラッチ回路20のNAND回路NAND1の一方入力端に入力する。
その際、リセット制御信号Resetが”Low”状態では、前段ゲート回路10からNAND回路NAND1に入力された信号はNAND回路NAND1を通って状態が反転され、さらに、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とによって構成されたインバータを通って状態が反転されて元の状態となって出力ノードから出力する。この出力ノードから出力する信号は、配線L1を通ってNAND回路NAND1の一方入力端にも再入力され、これによってラッチ機能が実現される。
一方、リセット制御信号Resetが”High”状態では、前段ゲート回路10を通った信号に関わらず、NAND回路NAND1の出力は”High”状態となり、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とによって構成されたインバータからの出力は”Low”状態となって、出力ノードからは”Low”状態の信号が出力する。
これと同時に、前段ゲート回路10を通った信号は、配線L1を通って出力ノードに出力されるため、入力ノードから入力された信号は、信号状態が反転されて出力ノードに伝えられる。
半導体集積回路のスタンバイ状態では、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態で、かつ、リセット制御信号Resetが”Low”状態とされる。
ここで、図4に示す従来の入力バッファ100では、出力ノードからの出力信号が”Hight”状態で、入力ノードからの入力信号が”High”状態である場合には、後段の電源電圧VCCからPMOSトランジスタP3を通り、配線L1、NMOSトランジスタN2およびN1を通って接地電圧VSSに電流が流れる。また、出力ノードからの出力信号が”Low”状態で、入力ノードからの入力信号が”Low”状態である場合には、前段の電源電圧VCCからPMOSトランジスタP1およびP2を通って、配線L1、NMOSトランジスタN3から接地電圧VSSに至る経路に電流が流れる。
これに対して、本実施形態1の入力バッファ101では、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態であるスタンバイ状態のときにトランスファゲートT1がOFF状態となり、上記リーク電流の経路が遮断されるため、リーク電流を低減することができる。スタンバイ状態以外のときには、イネーブル制御信号が”High”状態でトランスファゲートT1がON状態となるため、前段ゲート回路10からの出力は、トランスファゲートT1から配線L1を通って出力ノードに出力する。
これによって、前段ゲート回路10が接続される電源VCCから後段ラッチ回路20側に流れるスタンバイ電流、後段ラッチ回路20が接続される電源から前段ゲート回路10側に流れるスタンバイ電流を低減できる論理回路を得ることができる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、図1に示しように、後段ラッチ回路20は、電源電圧VCCの出力端とこれよりも電圧が低い接地電圧VSSの出力端との間に、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが直列接続されてインバータ構成とされ、PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとがNAND回路NAND1の出力端に接続され、このNAND回路NAND1の一方入力端がトランスファゲートT1の出力端に接続され、このNAND回路NAND1の他方入力端がインバータINV2を介してリセット制御信号の出力端に接続され、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインとがトランスファゲートT1の出力端と出力ノードとに接続されている場合について説明したが、本実施形態2では、後述する図2に示しように、後段ラッチ回路21として、電源電圧VCCの出力端とこれよりも電圧が低い接地電圧VSSの出力端との間に、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが直列接続されてインバータ構成とされ、トランスファゲートT1の出力端がインバータINV3を介してPMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとに接続され、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインとがトランスファゲートT1の出力端と出力ノードとに接続されている場合について説明する。
図2は、本発明の実施形態2に係る論理回路を用いた入力バッファの構成例を示す回路図である。
図2において、本実施形態2の半導体集積回路の入力バッファ102は、前述したように、図1に示す後段ラッチ回路20の代わりに後段ラッチ回路21が設けられており、入力信号としてリセット制御信号Resetが省略されている。
即ち、後段ラッチ回路21は、第3電源電圧VCCとこれよりも電圧が低い第4電源電圧としての接地電圧VSS(基準電圧)との間に、PMOSトランジスタ手段としてのPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタ手段としてのNMOSトランジスタN3とが直列に接続されてインバータ構成とされている。PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートは一つにまとめられてトランスファゲートT1の出力端にインバータ手段としてのインバータINV3を介して接続されている。また、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインは一つにまとめられてトランスファゲートT1と出力ノードとをつなぐ配線L1に接続されている。
本実施形態2の入力バッファ102においても、上記実施形態1の場合と同様に、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態であるスタンバイ状態のときにトランスファゲートT1がOFF状態となり、図4の入力バッファ100のようなリーク電流の経路が遮断されるため、リーク電流を低減することができる。スタンバイ状態以外のときには、イネーブル制御信号が”Hight”状態でトランスファゲートT1がON状態となるため、前段ゲート回路10からの出力は、トランスファゲートT1および配線L1を通って出力ノードに出力される。
本実施形態2の入力バッファ102では、図1の入力バッファ101の場合と比較して、リセット制御信号Resetが省略されているため、後段ラッチ回路21の初期状態を制御する機能が無くなるが、NAND回路NAND1が設けられないため、トランジスタ数を減らして回路規模を小さくしたい場合には有効である。
(実施形態3)
本実施形態3では、後段ラッチ回路22として、後述する図3に示すように、電源電圧VCCの出力端とこれよりも電圧が低い接地電圧VSSの出力端との間に、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが直列接続されてインバータ構成とされ、PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとがNOR回路NOR1の出力端に接続され、このNOR回路NOR1の一方入力端がトランスファゲートT1の出力端に接続され、このNOR回路NOR1の他方入力端がリセット制御信号の出力端に接続され、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインとがトランスファゲートT1の出力端と出力ノードとに接続されている場合について説明する。
図3は、本発明の実施形態3に係る論理回路を用いた入力バッファの構成例を示す回路図である。
図3において、本実施形態3の半導体集積回路の入力バッファ103は、前述したように、図1に示す後段ラッチ回路20の代わりに後段ラッチ回路22が設けられている。
即ち、この後段ラッチ回路22は、第3電源電圧VCCとこれよりも電圧が低い第4電源電圧としての接地電圧VSS(基準電圧)との間に、PMOSトランジスタ手段としてのPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタ手段としてのNMOSトランジスタN3とが直列に接続されてインバータ構成とされている。PMOSトランジスタP3のゲートとNMOSトランジスタN3のゲートとは一つにまとめられて、NOR回路NOR1の出力端に接続されている。このNOR回路NOR1の一方入力端がトランスファゲートT1の出力端に接続され、その他方入力端がリセット制御信号の出力端に接続されている。また、PMOSトランジスタP3のドレインとNMOSトランジスタN3のドレインとは一つにまとめられてトランスファゲートT1の出力端と出力ノードとをつなぐ敗戦L1に接続されている。
本実施形態3の入力バッファ103においても、イネーブル制御信号Enableが”Low”状態であるスタンバイ状態のときにトランスファゲートT1がOFF状態となっており、これによって、図4の入力バッファ100のようなリーク電流の経路が遮断されている。このため、リーク電流を低減することができる。スタンバイ状態以外のときには、イネーブル制御信号が”Hight”状態でトランスファゲートT1がON状態となっているため、前段ゲート回路10からの出力は、トランスファゲートT1および配線L1を通って出力ノードに出力する。
本実施形態3の入力バッファ103では、図1の入力バッファ101の場合と比較して、リセット制御信号Resetが入力されるインバータINV1が削除されているため、後段ラッチ回路22の初期状態を制御する機能を備え、かつ、トランジスタ数を減らして回路規模を小さくしたい場合に有効である。
以上により、上記実施形態1〜3によれば、半導体集積回路の入力バッファにおいて、イネーブル制御信号Enableによりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路10と、この前段ゲート回路10の出力側に接続された後段ラッチ回路20、21または22との間に、イネーブル制御信号Enableによって制御されるトランスファゲートT1を直列接続して、イネーブル制御信号Enableによって、前段ゲート回路10がハイインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1を非導通状態に制御し(構成トランジスタがハイインピーダンス制御時にも、構成トランジスタのいずれかがタイミング的にローインピーダンス状態になっている場合があるので、トランスファゲートT1を非導通状態にしている)、また、前段ゲート回路10がローインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートT1を導通状態に制御している。これによって、前段ゲート回路10が接続される電源VCCから前段ゲート回路10さらに後段ラッチ回路20、21または22に流れるスタンバイ電流を低減することができる共に、後段ラッチ回路20、21または22が接続される電源VCCから後段ラッチ回路20、21または22さらに前段ゲート回路10に流れるスタンバイ電流を低減することができる。
なお、上記実施形態1〜3では、図1〜図3に示す本実施形態1〜3の論理回路を、半導体集積回路の入力バッファ(入力バッファ回路)として用いる場合について説明したが、これに限らず、図1〜図3に示す本実施形態1〜3の論理回路を、半導体集積回路の出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路やデータ出力バッファとして用いる場合にも、上記実施形態1〜3と同様に、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路10と、後段ラッチ回路20、21または22との間に、そのイネーブル制御信号によって制御されるトランスファゲートT1を直列に接続することにより、スタンバイ電流を低減することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜3を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜3に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜3の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、この前段ゲート回路の出力側に接続された後段ラッチ回路とを備えた論理回路、この論理回路が入力バッファや出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路やデータ出力バッファなどとして内蔵された半導体集積回路、この半導体集積回路が内蔵された携帯電話機などの携帯端末装置の分野において、イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、後段ラッチ回路との間に、このイネーブル制御信号によって制御されるトランスファゲートを直列に接続されて、イネーブル制御信号によって前段ゲート回路がハイインピーダンス状態に制御されているときにトランスファゲートを非導通状態に制御することにより、スタンバイ状態時にリーク電流経路を遮断してリーク電流を低減することができる。また、本発明の論理回路が内蔵された半導体集積回路を携帯電話機などの携帯端末装置に用いることによって、半導体集積回路のスタンバイ電流が減少され、待ち受け可能時間など、電池駆動する携帯型電子機器の利用時間をより長くすることができる。
半導体集積回路に入力バッファとして用いる本発明の実施形態1に係る論理回路の構成例を示す回路図である。 半導体集積回路に入力バッファとして用いる本発明の実施形態2に係る論理回路の構成例を示す回路図である。 半導体集積回路に入力バッファとして用いる本発明の実施形態3に係る論理回路の構成例を示す回路図である。 従来の半導体集積回路に入力バッファとして用いられている論理回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
101、102、103 入力バッファ
10 前段ゲート回路
20、21、22 後段ラッチ回路
T1 トランスファゲート(トランスファゲート手段)
P1、P2、P3 PMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ手段)
N1、N2、N3 NMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ手段)
INV1、INV2、INV3 インバータ(インバータ手段)
VCC 電源電圧(第1電源電圧または第3電源電圧)
VSS 接地電圧(第2電源電圧または第4電源電圧)
L1 配線
NAND1 NAND回路
NOR1 NOR回路
Enable イネーブル制御信号
Reset リセット制御信号

Claims (11)

  1. イネーブル制御信号によりハイインピーダンス状態とローインピーダンス状態とが制御される前段ゲート回路と、該前段ゲート回路の出力側に接続される後段ラッチ回路との間にトランスファゲート手段が直列接続されており、
    該トランスファゲート手段は、該イネーブル制御信号によって、該前段ゲート回路が該ハイインピーダンス状態に制御されているときに非導通状態に制御され、該前段ゲート回路が該ローインピーダンス状態に制御されているときに導通状態に制御される論理回路。
  2. 前記前段ゲート回路は、
    第1電源電圧端とこれよりも電圧が低い第2電源電圧端との間に、二つのPMOSトランジスタ手段の直列回路と二つのNMOSトランジスタ手段の直列回路とがカスケード接続されてインバータ構成とされ、
    前記イネーブル制御信号が一方のPMOSトランジスタ手段のゲートにインバータ手段を介して入力されると共に他方のNMOSトランジスタ手段のゲートに入力され、
    他方のPMOSトランジスタ手段のゲートと一方のNMOSトランジスタ手段のゲートとが入力ノードに接続され、
    該他方のPMOSトランジスタ手段のドレインと該一方のNMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段を介して出力ノードと接続されている請求項1に記載の論理回路。
  3. 前記トランスファゲートは、前記イネーブル制御信号がインバータ手段を介してゲートに入力されるPMOSトランジスタ手段と、該イネーブル制御信号がゲートに直接入力されるNMOSトランジスタ手段との並列回路で構成されている請求項1または2に記載の論理回路。
  4. 前記後段ラッチ回路は、前記前段ゲート回路の出力信号を含む一または複数の信号が入力されて、該前段ゲート回路の出力端に正帰還される信号を出力する請求項1に記載の論理回路。
  5. 前記後段ラッチ回路は、
    第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、
    該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとがNAND回路の出力端に接続され、該NAND回路の一方入力端が前記トランスファゲート手段の出力端に接続され、該NAND回路の他方入力端がインバータ手段を介してリセット制御信号の出力端に接続され、
    該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている請求項1または4に記載の論理回路。
  6. 前記後段ラッチ回路は、
    第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、
    前記トランスファゲート手段の出力端がインバータ手段を介して、該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとに接続され、
    該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている請求項1または4に記載の論理回路。
  7. 前記後段ラッチ回路は、
    第3電源電圧端とこれよりも電圧が低い第4電源電圧端との間に、PMOSトランジスタ手段とNMOSトランジスタ手段とが直列接続されてインバータ構成とされ、
    該PMOSトランジスタ手段のゲートと該NMOSトランジスタ手段のゲートとがNOR回路の出力端に接続され、該NOR回路の一方入力端が前記トランスファゲート手段の出力端に接続され、該NOR回路の他方入力端がリセット制御信号の出力端に接続され、
    該PMOSトランジスタ手段のドレインと該NMOSトランジスタ手段のドレインとが前記トランスファゲート手段の出力端と出力ノードとに接続されている請求項1または4に記載の論理回路。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の論理回路が内蔵された半導体集積回路。
  9. 前記論理回路が入力バッファ、出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路およびデータ出力バッファの少なくともいずれかとして内蔵された請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載の論理回路が内蔵された携帯端末装置。
  11. 前記論理回路が入力バッファ、出力回路、半導体メモリのアドレス入力回路およびデータ出力バッファの少なくともいずれかとして内蔵された請求項10に記載の携帯端末装置。
JP2005246692A 2005-08-26 2005-08-26 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置 Withdrawn JP2007060582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246692A JP2007060582A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005246692A JP2007060582A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007060582A true JP2007060582A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37923614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005246692A Withdrawn JP2007060582A (ja) 2005-08-26 2005-08-26 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007060582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009044711A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nanya Sci & Technol Co Ltd 信号受信器回路
CN108023464A (zh) * 2017-12-26 2018-05-11 上海数明半导体有限公司 一种用于电机驱动芯片的超低待机功耗电路
CN113593624A (zh) * 2021-06-30 2021-11-02 北京大学 存内逻辑电路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009044711A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Nanya Sci & Technol Co Ltd 信号受信器回路
JP4717092B2 (ja) * 2007-08-08 2011-07-06 南亞科技股▲ふん▼有限公司 信号受信器回路
CN108023464A (zh) * 2017-12-26 2018-05-11 上海数明半导体有限公司 一种用于电机驱动芯片的超低待机功耗电路
CN108023464B (zh) * 2017-12-26 2023-12-19 上海数明半导体有限公司 一种用于电机驱动芯片的超低待机功耗电路
CN113593624A (zh) * 2021-06-30 2021-11-02 北京大学 存内逻辑电路
CN113593624B (zh) * 2021-06-30 2023-08-25 北京大学 存内逻辑电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7453300B2 (en) MTCMOS flip-flop, circuit including the MTCMOS flip-flop, and method of forming the MTCMOS flip-flop
JP2006054886A (ja) ロー漏洩電流を持つレベルシフタ
JP4205628B2 (ja) 高速フリップフロップ回路
US20080074151A1 (en) Dual-edge-triggered, clock-gated logic circuit and method
JP2003229758A (ja) 半導体装置
EP2936491A1 (en) Sense amplifier including a level shifter
US7427875B2 (en) Flip-flop circuit
KR20000020260A (ko) 외부 클럭 신호를 가지는 동기형 반도체 메모리 장치
CN109217860B (zh) 具有电力门控方案的半导体器件
US11315609B2 (en) Memory with high-speed and area-efficient read path
US9871503B2 (en) Semiconductor integrated circuit, latch circuit, and flip-flop circuit
KR20030087741A (ko) 기준전압 변동을 감소시키는 차동 타입의 입출력 버퍼
JP2007060582A (ja) 論理回路、半導体集積回路および携帯端末装置
US20060071695A1 (en) Signal driving circuits including inverters
US7928792B2 (en) Apparatus for outputting complementary signals using bootstrapping technology
WO2006087845A1 (ja) レベルシフト回路及びこれを備えた半導体集積回路
US20070052466A1 (en) Flip-flop with improved operating speed
JP2011061289A (ja) 入力バッファ回路
US7429872B2 (en) Logic circuit combining exclusive OR gate and exclusive NOR gate
KR100346002B1 (ko) 레지스터 및 래치 회로
US5991227A (en) Clock sync latch circuit
JP2005197478A (ja) 信号出力回路及び半導体装置
KR100792356B1 (ko) 반도체 메모리 소자 및 그의 구동방법
KR20000043230A (ko) 데이타 입력버퍼
JP4145222B2 (ja) Cmosラッチ回路およびcmos・dff回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104