JP4145222B2 - Cmosラッチ回路およびcmos・dff回路 - Google Patents

Cmosラッチ回路およびcmos・dff回路 Download PDF

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本発明は、3値のサインデジット数のデータを扱うデジタル論理回路に適用されるCMOSラッチ回路および該CMOSラッチ回路を2個縦属接続したCMOS・DFF(D型フリップフロップ)回路に関するものである。
多値のサインデジット数を用いたデジタル信号のCMOSラッチ回路やCMOS・DFF回路の要部回路の従来の構成例として、それぞれ2つ以上のしきい値電圧を有するNMOSトランジスタやPMOSトランジスタを用いて構成した例、あるいは電流モード回路の構成例が知られている(非特許文献1,2)。
松本外2名著、「MOSトランジスタとキャパシタ・メモリを使った4値論理回路の設計」、電子情報通信学会論文誌、第J70−D巻、第1号、50−59頁、1987年1月 亀山外2名著、「Signed-Digit数系に基づく双方向電流モード多値基本演算回路とその評価」、電子情報通信学会論文誌、第J71−D巻、第7号、1189−1198頁、1988年7月
しかし、それぞれ2つ以上の多値しきい値電圧を有するNMOSトランジスタやPMOSトランジスタを要部回路として用いたCMOSラッチ回路やCMOS・DFF回路は、通常のCMOSプロセスでは製造できないため、製品コストが高価となる問題点があった。また、電流モード回路の構成例では、スタティックな動作電流が発生し、LSIに多数搭載しようとすると低消費電力が阻害される問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解消し廉価な通常のCMOSプロセスで製造でき且つ低消費電力性を有し、高速化や小型化が可能となった3値のサインデジット数に対応するCMOSラッチ回路およびCMOS・DFF回路を提供することである。
請求項1にかかる発明は、VDD2,VDD1,VDD0(VDD2>VDD1>VDD1)の電圧を3値のサインデジット数の「+1」、「0」、「−1」のデータとして記憶するCMOSラッチ回路であって、前記VDD2の電源端子と前記VDD1の電源端子との間に接続され入力側が入力端子に接続された第1のインバータと、前記VDD1の電源端子と前記VDD0の電源端子との間に接続され入力側が前記入力端子に接続された第2のインバータと、前記VDD1の電源端子と出力端子の間に接続されたPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの直列回路からなるパス回路と、前記VDD2の電源端子と前記出力端子との間に接続された出力用PMOSトランジスタと、前記VDD0の電源端子と前記出力端子との間に接続された出力用NMOSトランジスタと、前記入力端子に接続された第1の転送ゲートとを有し、前記第1のインバータの出力側が前記出力用PMOSトランジスタのゲートおよび前記パス回路のNMOSトランジスタのゲートに接続され、前記第2のインバータの出力側が前記出力用NMOSトランジスタのゲートおよび前記パス回路のPMOSトランジスタのゲートに接続されていることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のCMOSラッチ回路において、前記入力端子と前記出力端子の間に接続され前記第1の転送ゲートと逆のタイミングで導通/遮断する第2の転送ゲートを具備することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、前記第1、第2のインバータを、一方の入力側が第1のプリセット端子に共通接続され、他方の入力側が前記入力端子に共通接続される第1、第2の2入力ナンドゲートに置き換え、記第1のプリセット端子に初期設定時に前記VDD0の電圧が印加されそれ以外では前記VDD2の電圧が印加されるようにしたことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、前記第1、第2のインバータを、一方の入力側が第2のプリセット端子に共通接続され、他方の入力側が前記入力端子に共通接続される第1、第2の2入力ノアゲートに置き換え、前記第2のプリセット端子に初期設定時に前記VDD2の電圧が印加されそれ以外では前記VDD0の電圧が印加されるようにしたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、前記第1のインバータを、一方の入力側が第3のプリセット端子に接続され、他方の入力側が前記入力端子に接続される2入力ナンドゲートに置き換え、前記第2のインバータを、一方の入力側が第4のプリセット端子に接続され、他方の入力側が前記入力端子に接続される2入力ノアゲートに置き換え、前記第3のプリセット端子に初期設定時に前記VDD1の電圧が印加されそれ以外では前記VDD2の電圧が印加され、前記第4のプリセット端子に初期設定時に前記VDD1の電圧が印加されそれ以外では前記VDD0の電圧が印加される、ようにしたことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、該マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断を、前記スレーブ側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断と反対に制御するようにしたことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項2のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項3のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項4のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項5のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、前記マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートと前記スレーブ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第2の転送ゲートの導通/遮断を同一タイミングとし、且つ前記マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第2の転送ゲートと前記スレーブ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断と反対に制御するようにしたことを特徴とする。
本発明のCMOSラッチ回路およびCMOS・DFF回路によれば、必要なトランジスタが1つのしきい値をもつMOSトランジスタであるので、廉価な通常のプロセスで製造できる。またスタティックな動作電流をほぼ0にできるので消費電力が少なくて済み、しかもMOSトランジスタ数が少ないので、LSIに多数搭載する場合にそのLSIのチップ面積、消費電力を増加させることがない。よって、このようなCMOSラッチ回路やCMOS・DFF回路を適用すれば、3値のサインデジット数で演算機能を構成するDSP等のデジタルICを高性能・廉価に実現できる。
本発明のCMOSラッチ回路では1つのしきい値を持つMOSトランジスタを8個使用して構成し、3値のサインデジット数「+1」、「0」、「−1」に対応する電圧VDD2、VDD1、VDD0(VDD2>VDD1>VDD0)のデータの処理を行う。本発明のCMOS・DFF回路ではこのCMOSラッチ回路をマスタ部およびスレーブ部にそれぞれ適用する。以下、詳しく説明する。なお、以下では、「MP」はPMOSトランジスタを表し、「MN」はNMOSトランジスタを表すものとする。
図1は実施例1のダイナミック動作用のMOS・DFF回路の構成を示す回路図である。本実施例では3値のサインデジット数「+1」、「0」、「−1」に対応する電源電圧として、それぞれVDD2、VDD1、VDD0を用意する。例えば、VDD2=1.8V、VDD1=0.9V、VDD0=0Vである。本実施例のCMOS・DFF回路は、3値のサインデジット数によるデータ信号をラッチ動作できるように構成したCMOSラッチ回路からなるマスタ部10と、同様のCMOSラッチ回路からなるスレーブ部20とから構成したものである。
マスタ部10において、INV1,INV2は入力側が入力端子IN1に共通接続されたCMOSインバータであり、それぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの直列接続回路からなり、そのうちインバータINV1はVDD2,VDD1を電源電圧とし、インバータINV2はVDD1,VDD0を電源電圧とする(図7(a)、(b)参照)。PATH1はトランジスタMP1,MN1の直列接続回路からなり、VDD1の電源端子と出力端子OUT1との間に接続されたパス回路、MP2は電源VDD2と出力端子OUT1の間に接続された出力用トランジスタ、MN2は電源VDD0と出力端子OUT1の間に接続された出力用トランジスタである。そして、インバータINV1の出力OUT11はトランジスタMP2,MN1のゲートに接続され、インバータINV2の出力OUT12はトランジスタMN2,MP1のゲートに接続されている。G1はデータ入力端子DINと入力端子IN1の間に接続された転送ゲートであり、クロック信号CKとその反転信号CKBにより導通/遮断が制御される。
スレーブ部20もマスタ部10と全く同様に構成されている。INV3,INV4はインバータ、PATH2はトランジスタMP3,MN3からなるパス回路、MP4,MN4は出力用トランジスタ、G2はマスタ部10の出力端子OUT1と入力端子IN2の間に接続された転送ゲートであり、クロック信号CKとその反転信号CKBにより導通/遮断が制御されるが、前記転送ゲートG1の導通/遮断とは逆に動作する。
さて、マスタ部10において、入力端子IN1に入力したデータ信号は、インバータINV1で反転されて信号OUT11となり、出力用トランジスタMP2のゲートおよびパス回路PATH1のトランジスタMN1のゲートに入力する。また、インバータINV2で反転されて信号OUT12となり、出力用トランジスタMN2のゲートおよびパス回路PATH1のトランジスタMP1のゲートに入力する。
いま、入力端子IN1が「+1」(=VDD2)のときは、インバータINV1の出力信号OUT11がVDD1、インバータINV2の出力信号OUT12がVDD0になる。よって、トランジスタMP1がオン、MN1がオフとなってパス回路PATH1は遮断し、MP2がオン、MN2がオフとなるので、出力端子OUT1はVDD2、つまり「+1」となる。
また、入力端子IN1が「0」(=VDD1)のときは、インバータINV1の出力信号OUT11がVDD2、インバータINV2の出力信号OUT12がVDD0になる。よって、トランジスタMP1とMN1がオンとなってパス回路PATH1が導通し、トランジスタMP2とトランジスタMN2がオフとなるので、出力端子OUT1はVDD1、つまり「0」となる。
さらに、入力端子IN1が「−1」(=VDD0)のときは、インバータINV1の出力信号OUT11がVDD2、インバータINV2の出力信号OUT12がVDD1になる。よって、トランジスタMP1がオフ、トランジスタMN1がオンとなってパス回路PATH1は遮断し、トランジスタMP2がオフ、トランジスタMN2がオンとなるので、出力端子OUT1はVDD0、つまり「−1」となる。
このように、マスタ部10では、入力端子IN1に「+1」、「0」、「−1」の3値のサインデジット数のデータ信号を入力すると、それを波形整形して「+1」、「0」、「−1」のサインデジット数の信号として出力端子OUT1に出力する。図6(a)にこのMOS・DFF回路のマスタ部10の動作の真理値を示した。
以上はマスタ部10の動作であるが、スレーブ部20の動作も全く同じであり、入力端子IN2に「+1」、「0」、「−1」の3値のサインデジット数のデータ信号を入力すると、それを波形整形して「+1」、「0」、「−1」のサインデジット数の信号として出力端子OUT2に出力する。
前記したように転送ゲートG1とG2はクロック信号CK,CKBによって一方が導通するときは他方が遮断するので、転送ゲートG1が導通し転送ゲートG2が遮断しているときは、マスタ部10で新しいデータを書き込み、スレーブ部20でデータ保持を行う。また、転送ゲートG2が導通し転送ゲートG1が遮断しているときは、マスタ部10で保持したデータをスレーブ部20に転送する。このようにして、ダイナミック型DFF動作が行われる。
本実施例のCMOS・DFF回路は、マスタ部10やスレーブ部20の各トランジスタが1つのしきい値をもつMOSトランジスタであるので、廉価な通常のプロセスで製造できる。またスタティックな動作電流をほぼ0にできるので消費電力が少なくて済み、しかもMOSトランジスタ数がたかだが16個と少ないので、LSIに多数搭載する場合にそのLSIのチップ面積、消費電力を増加させることがない。よって、このようなCMOS・DFF回路を適用すれば、3値のサインデジット数で演算機能を構成するDSP等のデジタルICを高性能・廉価に実現できる。
図2は実施例2のスタティック型のMOS・DFF回路の構成を示す回路図である。図1に示したMOS・DFF回路におけるものと同じものには同じ符号をつけた。ここでは、図1の回路構成に加えて、マスタ部10において入力端子IN1と出力端子OUT1の間に帰還用の転送ゲートG3を接続し、スレーブ部20において入力端子IN2と出力端子OUT2の間にも帰還用の転送ゲートG4を接続した。転送ゲートG1とG4が導通/遮断するとき、転送ゲートG2とG3は反対に遮断/導通する。
よって、転送ゲートG1が導通、G2が遮断、G3が遮断、G4が導通のときは、マスタ部10にデータ書き込みが行われ、スレーブ部20ではデータ保持が行われる。反対に、転送ゲートG1が遮断、G2が導通、G3が導通、G4が遮断のときは、マスタ部10に保持しているデータをスレーブ部20に書き込むデータ転送動作が行われる。
図3は実施例3のスタティック型のMOS・DFF回路の構成を示す回路図である。図2に示したMOS・DFF回路におけるものと同じものには同じ符号をつけた。ここでは、図2におけるインバータINV1〜INV4を2入力のナンドゲートNAND1〜NAND4に置き換え、その各ナンドゲートNAND1〜NAND4の一方の入力端子にプリセット端子SET1から「−1」(VDD0)のデータを入力するようにしたものである。図7の(c)、(d)にナンドゲートNAND1,NAND2の構成を示した。ナンドゲートNAND3はナンドゲートNAND1と同様であり、NAND4はナンドゲートNAND1と同様である。
このように各ナンドゲートNAND1〜NAND4の一方の入力端子に「−1」(VDD0)を入力すると、ナンドゲートNAND1,NAND3の出力信号OUT11,OUT21は「+1」(VDD2)に強制的に初期設定され、ナンドゲートNAND2,NAND4の出力信号OUT12,OUT22は「0」(VDD1)に強制的に初期設定される。この結果、初期状態で出力端子OUT1、OUT2のいずれも「−1」(VDD0)となり、マスタ部10、スレーブ部20のいずれもが「−1」(VDD0)に初期設定される。図6(b)にこの初期設定の真理値を示した。
なお、初期設定しないときは、プリセット端子SET1を「+1」(VDD2)にセットしておく。これにより、各ナンドゲートNAND1〜NAND4はインバータとして機能し、図2の回路と同様になる。
図4は実施例4のスタティック型のMOS・DFF回路の構成を示す回路図である。図2に示したMOS・DFF回路におけるものと同じものには同じ符号をつけた。ここでは、図2におけるインバータINV1〜INV4を2入力のノアゲートNOR1〜NOR4に置き換え、その各ノアゲートNOR1〜NOR4の一方の入力端子にプリセット端子SET2から「+1」(VDD2)のデータを入力するようにしたものである。図7の(e)、(f)にノアゲートNOR1,NOR2の構成を示した。ノアゲートNOR3はノアゲートNOR1と同様であり、NOR4はノアゲートNOR1と同様である。
このように各ノアゲートNOR1〜NOR4の一方の入力端子に「+1」(VDD2)を入力すると、ノアゲートNOR1,NOR3の出力信号OUT11,OUT21は「0」(VDD1)に強制的に初期設定され、ノアゲートNOR2,NOR4の出力信号OUT12,OUT22は「−1」(VDD0)に強制的に初期設定される。この結果、初期状態で出力端子OUT1、OUT2のいずれも「+1」(VDD2)となり、マスタ部10、スレーブ部20のいずれもが「+1」(VDD2)に初期設定される。図6(c)にこの初期設定の真理値を示した。
なお、初期設定しないときは、プリセット端子SET2を「−1」(VDD0)にセットしておく。これにより、各ノアゲートNOR1〜NOR4はインバータとして機能し、図2の回路と同様になる。
図5は実施例5のスタティック型のMOS・DFF回路の構成を示す回路図である。図2に示したMOS・DFF回路におけるものと同じものには同じ符号をつけた。ここでは、図2におけるインバータINV1,INV3を2入力のナンドゲートNAND1、NAND3(図7(c)の構成と同様)に置き換えてその各ナンドゲートNAND1、NAND3の一方の入力端子にプリセット端子SET3から「+0」(VDD1)のデータを入力するようにした。さらに、図2におけるインバータINV2,INV4を2入力のノアゲートNOR2、NOR4(図7(f)の構成と同様)に置き換えてその各ノアゲートNOR2、NOR4の一方の入力端子にプリセット端子SET4から「−0」(VDD0)のデータを入力するようにした。
このようにすると、ナンドゲートNAND1,NAMD3の出力信号OUT11,OUT21は「+1」(VDD2)に強制的に初期設定されるとともにパス回路PATH1が導通し、ノアゲートNOR2,NOR4の出力信号OUT12,OUT22は「−1」(VDD0)に強制的に初期設定されるとともにパス回路PATH2が導通する。この結果、初期状態で出力端子OUT1、OUT2のいずれも「0」(VDD0)となり、マスタ部10、スレーブ部20のいずれもが「0」(VDD0)に初期設定される。図6(d)にこの初期設定の真理値を示した。
なお、初期設定しないときは、プリセット端子SET3を「+1」(VDD2)にセットし、プリセット端子SET4を「−1」(VDD0)にセットしておく。これにより、各ナンドゲートNAND1,NAND3と各ノアゲートNOR2,NOR4はインバータとして機能し、図2の回路と同様になる。
実施例1のCMOS・DFF回路の回路図である。 実施例2のCMOS・DFF回路の回路図である。 実施例3のCMOS・DFF回路の回路図である。 実施例4のCMOS・DFF回路の回路図である。 実施例5のCMOS・DFF回路の回路図である。 (a)は実施例1のCMOS・DFF回路のマスタ部の動作の真理値、(b)は実施例3のCMOS・DFF回路のマスタ部の初期設定時の真理値、(c)は実施例4のCMOS・DFF回路のマスタ部の初期設定時の真理値、(d)は実施例5のCMOS・DFF回路のマスタ部の初期設定時の真理値の説明図である。 (a),(b)はインバータの回路図、(c),(d)はナンドゲートの回路図、(e),(f)はノアゲートの回路図である。
符号の説明
10:マスタ部
20:スレーブ部
INV1〜INV4:インバータ
NAND1〜NAND4:ナンドゲート
NOR1〜NOR4:ノアゲート
PATH1、PATH2:パス回路
G1〜G4:転送ゲート

Claims (7)

  1. VDD2,VDD1,VDD0(VDD2>VDD1>VDD1)の電圧を3値のサインデジット数の「+1」、「0」、「−1」のデータとして記憶するCMOSラッチ回路であって、
    前記VDD2の電源端子と前記VDD1の電源端子との間に接続され入力側が入力端子に接続された第1のインバータと、前記VDD1の電源端子と前記VDD0の電源端子との間に接続され入力側が前記入力端子に接続された第2のインバータと、前記VDD1の電源端子と出力端子の間に接続されたPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの直列回路からなるパス回路と、前記VDD2の電源端子と前記出力端子との間に接続された出力用PMOSトランジスタと、前記VDD0の電源端子と前記出力端子との間に接続された出力用NMOSトランジスタと、前記入力端子に接続された第1の転送ゲートとを有し、
    前記第1のインバータの出力側が前記出力用PMOSトランジスタのゲートおよび前記パス回路のNMOSトランジスタのゲートに接続され、前記第2のインバータの出力側が前記出力用NMOSトランジスタのゲートおよび前記パス回路のPMOSトランジスタのゲートに接続されていることを特徴とするCMOSラッチ回路。
  2. 請求項1に記載のCMOSラッチ回路において、
    前記入力端子と前記出力端子の間に接続され前記第1の転送ゲートと逆のタイミングで導通/遮断する第2の転送ゲートを具備することを特徴とするCMOSラッチ回路。
  3. 請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、
    前記第1、第2のインバータを、一方の入力側が第1のプリセット端子に共通接続され、他方の入力側が前記入力端子に共通接続される第1、第2の2入力ナンドゲートに置き換え、
    前記第1のプリセット端子に初期設定時に前記VDD0の電圧が印加されそれ以外では前記VDD2の電圧が印加されるようにしたことを特徴とするCMOSラッチ回路。
  4. 請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、
    前記第1、第2のインバータを、一方の入力側が第2のプリセット端子に共通接続され、他方の入力側が前記入力端子に共通接続される第1、第2の2入力ノアゲートに置き換え、
    前記第2のプリセット端子に初期設定時に前記VDD2の電圧が印加されそれ以外では前記VDD0の電圧が印加されるようにしたことを特徴とするCMOSラッチ回路。
  5. 請求項2に記載のCMOSラッチ回路において、
    前記第1のインバータを、一方の入力側が第3のプリセット端子に接続され、他方の入力側が前記入力端子に接続される2入力ナンドゲートに置き換え、
    前記第2のインバータを、一方の入力側が第4のプリセット端子に接続され、他方の入力側が前記入力端子に接続される2入力ノアゲートに置き換え、
    前記第3のプリセット端子に初期設定時に前記VDD1の電圧が印加されそれ以外では前記VDD2の電圧が印加され、
    前記第4のプリセット端子に初期設定時に前記VDD1の電圧が印加されそれ以外では前記VDD0の電圧が印加される、
    ようにしたことを特徴とするCMOSラッチ回路。
  6. 請求項1のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、該マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断を、前記スレーブ側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断と反対に制御するようにしたことを特徴とするCMOS・DFF回路。
  7. 請求項2のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項3のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項4のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、又は請求項5のCMOSラッチ回路を2個縦属接続してマスタ部とスレーブ部とし、
    前記マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートと前記スレーブ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第2の転送ゲートの導通/遮断を同一タイミングとし、且つ前記マスタ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第2の転送ゲートと前記スレーブ部側の前記CMOSラッチ回路の前記第1の転送ゲートの導通/遮断と反対に制御するようにしたことを特徴とするCMOS・DFF回路。
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