JP2006140884A - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006140884A
JP2006140884A JP2004330249A JP2004330249A JP2006140884A JP 2006140884 A JP2006140884 A JP 2006140884A JP 2004330249 A JP2004330249 A JP 2004330249A JP 2004330249 A JP2004330249 A JP 2004330249A JP 2006140884 A JP2006140884 A JP 2006140884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
level shift
voltage source
shift circuit
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004330249A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4484671B2 (ja
Inventor
Daisuke Matsuoka
大輔 松岡
Hisanori Nojiri
尚紀 野尻
Masato Maede
正人 前出
Shiro Usami
志郎 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004330249A priority Critical patent/JP4484671B2/ja
Priority to US11/002,625 priority patent/US20050134355A1/en
Priority to CNB2004101013503A priority patent/CN1305219C/zh
Publication of JP2006140884A publication Critical patent/JP2006140884A/ja
Priority to US11/808,814 priority patent/US20070247210A1/en
Priority to US12/133,124 priority patent/US7768308B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4484671B2 publication Critical patent/JP4484671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

【課題】 レベルシフト回路において、低電圧源を電源とする信号のレベルを高電圧源の電圧レベルにシフトする場合に、低電圧源を低電圧化した場合にも、前記高電圧源の電圧に起因してトランジスタが破壊することなく、レベルシフト動作を確実に行う。
【解決手段】 相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2は、低い閾値電圧を有する低電圧側の素子で構成される。従って、低電圧源VDDを電圧源とする相補信号IN、XINが一層に低く設定される場合であっても、前記N型トランジスタN1、N2は確実に動作して、レベルシフト動作は所期通り行われる。前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレインは、そのかかる電圧値が、保護回路Aにより、低電圧源VDDの電圧以下(N型トランジスタN1、N2の耐圧以下)に制限される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、論理レベルを変換するレベルシフト回路に関し、特に、低消費電力で且つ低電圧動作する構成を持つものに関する。
従来、レベルシフト回路として特許文献1に記載されたものがある。このレベルシフト回路の構成を図9に示す。
同図のレベルシフト回路は、低電圧源VDDを電源とする入力信号の電位を高電圧源VDD3の出力信号にレベルシフトするものであって、入力端子INからの入力信号INを反転するインバータINV1と、前記入力信号INと前記インバータINV1で反転された反転入力信号XINとから成る一対の相補信号がゲートに入力される2個のN型トランジスタN1、N2と、一対のP型トランジスタP1、P2で構成される電源供給回路B1と、抵抗として動作するP型トランジスタP3とを備える。前記電源供給回路B1は、高電圧源VDD3を何れか一方のP型トランジスタP1、P2を介して第1のノードW1又は第2のノードW2に供給する。
また、前記レベルシフト回路は、ラッチ回路Cと、断続回路B2とを備える。前記ラッチ回路Cは、第1及び第2の2入力型NAND回路NAND1、NAND2で構成され、各々、第1及び第2のノードW1、W2の電位をラッチし、NAND回路NAND1の出力側は出力端子OUTに接続される。更に、前記断続回路B2は、一対のN型トランジスタN3、N4で構成され、前記第1及び第2のノードW1、W2から前記一対の相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2を経て接地に至る接地経路に配置されて、この各接地経路を断続する。前記ラッチ回路Cの2個のNAND回路NAND1、NAND2の出力側には各々インバータ回路INV2、INV3が接続され、この両インバータ回路INV2、INV3は、前記電源供給回路B1を制御する電源供給制御回路として機能すると共に、前記断続回路B2を制御する断続制御回路として機能して、その出力は前記電源供給回路B1の2個のP型トランジスタP1、P2及び前記断続回路B2の2個のN型トランジスタN3、N4のゲートに入力される。
前記レベルシフト回路において、前記インバータINV1は、例えば1.5Vなどの低電圧源VDDで動作する低電圧源側の素子で構成され、その他の素子は、全て、例えば3.3Vなどの高電圧源VDD3で動作する高電圧源側の素子で構成される。
次に、前記図9に示したレベルシフト回路の動作を説明する。定常時、第1及び第2のノードW1、W2の電位は共にH(VDD3)レベルにある。入力信号がL(0v)レベルの場合には、相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2は各々OFF、ONし、ラッチ回路Cの2つの出力(第1及び第2のNAND回路NAND1、NAND2の出力)は、L(0v)レベル、H(VDD3)レベルにあって、その論理を保持している。この時、断続回路B2のN型トランジスタN3、N4は各々ON、OFFし、電源供給回路B1のP型トランジスタP1、P2は各々OFF、ONしている。ラッチ回路Cの一方のNAND回路NAND1の出力がL(0v)レベルであるので、出力端子OUTはL(0v)レベルである。
前記の状態において、例えば、入力信号がL(0v)レベルからH(VDD)レベルに変化した場合には、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1がONする。この時、断続回路B2のN型トランジスタN3がON状態にあるので、第1のノードW1の電位はHレベル(VDD3)からL(0v)レベルに変化する。第1のノードW1がL(0v)になることにより、ラッチ回路Cの論理が逆転し、NAND回路NAND1の出力はH(VDD3)レベルに、NAND回路NAND2の出力はL(0v)レベルに反転する。これに伴い、断続回路B2のN型トランジスタN3がOFFすると共に、電源供給回路B1の一方のP型トランジスタP1がONするので、第1のノードW1は高電圧源VDD3によりH(VDD3)レベルまでプリチャージされる。一方、電源供給回路B1の他方のP型トランジスタP2がOFFして、高電圧源VDD3から第2のノードW2へのプリチャージを停止すると共に、断続回路B2のN型トランジスタN4がONして、第2のノードW2を、OFF状態のN型トランジスタN2に接続して、次の入力信号の変化待ち状態となる。ラッチ回路CのNAND回路NAND1の出力がH(VDD3)レベルであるので、出力端子OUTはH(VDD3)レベルとなる。
特開2001−298356号公報
ところで、今日では、低消費電力化などを図るために、電圧源の電圧をより一層に低電圧化する傾向になる。
しかしながら、前記図9に示した従来のレベルシフト回路は、低電圧源VDDの電圧を、相補信号入力用の高電圧源側のN型トランジスタN1、N2の閾値電圧付近にまで低い電圧に設定すると、この相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2の動作がし難くなって、レベルシフト回路は所期の動作が困難となる欠点がある。
そこで、例えば、閾値電圧が前記高電圧源側のN型トランジスタN1、N2よりも低い低耐圧用の低電圧側のN型トランジスタで構成すれば、低電圧源の電圧を前記高電圧源側のN型トランジスタN1、N2の閾値電圧よりも低い電圧に設定しても、図9のレベルシフト回路は所期の動作を行うことが可能である。
しかしながら、図9に示した従来のレベルシフト回路では、入力信号の変化待ち状態では、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1又はN2のドレインには、断続回路B2内でON状態にあるN型トランジスタN3又はN4を介してノードW1又はW2の高電圧源VDD3の電圧がかかる状態となるため、これ等の相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2を低電圧源VDD側の素子に変更した場合には、これ等の相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2は破壊されることとなる。
本発明は前記の課題に着目し、その目的は、図9に示したようなレベルシフト回路において、一対の相補入力信号を受けるN型トランジスタを低電圧源側の素子に変更しながら、そのN型トランジスタの破壊を招くことなく、低電圧源の電圧を低く設定しても確実に動作できるレベルシフト回路を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明では、一対の相補信号入力用のN型トランジスタを高電圧源側の素子から低電圧源側のトランジスタに変更すると共に、それらの低電圧源側のN型トランジスタにその耐圧以上の電圧がかかることを防止する保護回路を追加する構成を採用する。
すなわち、請求項1記載のレベルシフト回路は、低電圧源を電源とする相補の第1及び第2の信号を入力し、その第1及び第2の信号の電位を高電圧源の電位にレベルシフトするレベルシフト回路であって、前記相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタと、一端が高電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方に前記高電圧源の電圧を供給すると同時に、その他方のノードへの前記高電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、前記電源供給回路を制御する電源供給制御回路と、前記第1のノードと前記第2のノードとを接続する抵抗と、前記第1及び第2のノードの電位を各々ラッチするラッチ回路と、前記第1及び第2のノードから前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタを経て接地に至る2つの接地経路に配置され、その両接地経路の一方を接続し且つ他方を切断する断続回路と、前記断続回路を制御する断続制御回路と、前記第1及び第2のノードと前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタとの間に配置され、前記2個の低電圧側N型トランジスタの端子間にかかる電圧を前記2個の低電圧側N型トランジスタの耐圧以下に制限する保護回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、前記断続回路を兼用することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に1つのN型トランジスタが配置されて構成されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に2つのN型トランジスタが直列に配置されて構成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に1つのN型トランジスタと1つのダイオードとが直列に配置されて構成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項4又は5記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、前記各直列回路を構成する2つの素子同士の接続点と、前記低電圧源とを接続し、前記2つの素子同士の接続点の電位を前記低電圧源の電圧にクランプするクランプ回路を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1〜6の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記保護回路以外の回路の何れかには、前記高電圧源の電圧に対する耐圧を有する高電圧源側のN型トランジスタが含まれ、前記保護回路は、閾値電圧が前記高電圧源側のN型トランジスタの閾値電圧よりも低く設定されたN型トランジスタを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記断続制御回路は、前記ラッチ回路でラッチされた前記第1及び第2のノードの電位に基づいて、前記2つの接地経路の一方を接続し且つ他方を切断するよう前記断続回路を制御することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を受け、この相補の第1及び第2の入力信号に基づいて、前記2つの接地経路の一方を接続し且つ他方を切断するよう前記断続回路を制御することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項9記載のレベルシフト回路において、前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を各々反転する2つのインバータ回路から成ることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項9記載のレベルシフト回路において、前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を各々設定時間遅延する2つの遅延回路から成ることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記ラッチ回路は、第1及び第2のNAND回路を有し、前記第1のNAND回路は、前記第1のノードの電位と前記第2のNAND回路の出力とが入力され、前記第2のNAND回路は、前記第2のノードの電位と前記第1のNAND回路の出力とが入力されることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項2記載のレベルシフト回路において、前記断続制御回路は、前記高電圧源を電源として高電圧の制御信号を生成し、前記断続回路を兼用する保護回路は、前記断続制御回路からの高電圧の制御信号を前記低電圧源の電圧に降下させる降下回路を有することを特徴とする。
以上により、請求項1〜13記載の発明では、低電圧源の電圧をより一層に低い電圧に設定した場合であっても、一対の相補信号入力用のN型トランジスタが、その閾値電圧の低い低電圧源側のトランジスタで構成されているので、この低電圧源側のトランジスタは所期通りに動作して、レベルシフト動作が確実に行われる。
しかも、前記一対の相補信号入力用のN型トランジスタは、保護回路によって、その端子間には、その耐圧以上の電圧がかかることが防止されるので、これ等の相補信号入力用のN型トランジスタが破壊されることはない。
以上説明したように、請求項1〜13記載の発明のレベルシフト回路によれば、低電圧源の電圧をより一層に低く設定した場合であっても、その低電圧源を電源とする一対の相補信号入力用のN型トランジスタの破壊を招くことなく、所期のレベルシフト動作を確実に行うことができる効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。同図において、INは信号の入力端子、INV1は前記入力端子INに入力された信号を反転するインバータである。前記入力端子INへの入力信号は、例えば1.5vの低電圧源VDDを電圧源としている。
また、図1において、N1、N2は第1及び第2の一対の相補信号入力用の低電圧側N型トランジスタであって、一方のN型トランジスタN1のゲートには前記入力端子INに入力された信号(相補信号を構成する第1及び第2の信号のうち一方の信号)INが入力され、他方のN型トランジスタN2のゲートには、前記インバータINV1の反転信号(相補信号を構成する第1及び第2の信号のうち他方の信号)XINが入力される。
図1のレベルシフト回路では、前記インバータ回路INV1、及び前記相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2は、低電圧源VDDで動作する低電圧側の素子であり、以下に説明するその他の素子は、全て、例えば3.3vの高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子である。
更に、図1のレベルシフト回路において、B1は電源供給回路であって、一対のP型トランジスタP1、P2から構成される。一方のP型トランジスタP1は、そのソースが高電圧源VDD3に接続され、ドレインが第1のノードW1に接続される。他方のP型トランジスタP2は、そのソースが前記高電圧源VDD3に接続され、ドレインが第2のノードW2に接続される。この電源供給回路B1は、何れか一方のP型トランジスタP1、P2のON時には、そのP型トランジスタP1又はP2を経て高電圧源VDD3を第1又は第2のノードW1、W2に供給する。前記2個のP型トランジスタP1、P2のドレイン同士、即ち、第1及び第2のノードW1、W2は相互に、抵抗として機能するP型トランジスタP3(抵抗)で相互に接続され、このP型トランジスタP3のゲートは接地される。
更に、Cはラッチ回路であって、第1及び第2の2入力型NAND回路NAND1、NAND2から成る。前記第1のNAND回路NAND1は、前記第1のノードW1の信号と前記第2のNAND回路NAND2の出力信号とを受け、前記第2のNAND回路NAND2は、前記第2のノードW2の信号と前記第1のNAND回路NAND1の出力信号とを受けて、各ノードW1、W2の電位を保持する。前記第1のNAND回路NAND1の出力側は、出力端子OUTに接続される。
前記第1及び第2のノードW1、W2から各々前記相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2を経て接地に至る2つの接地経路GP1、GP2には、前記相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2と接地との間に、断続回路B2が配置される。前記断続回路B2は、2個のN型トランジスタN3、N4から成る。その一方のN型トランジスタN3は、そのソースが接地され、そのドレインは前記相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1に接続される。また、他方のN型トランジスタN4は、そのソースが接地され、そのドレインは前記相補信号入力用の他方のN型トランジスタN2に接続される。
加えて、図1に示した前記レベルシフト回路において、前記ラッチ回路Cの第1及び第2のNAND回路NAND1、NAND2の出力側には、各々、インバータ回路INV2、INV3が接続される。これ等のインバータ回路INV2、INV3は、前記電源供給回路B1及び前記断続回路B2を制御する電源供給及び断続制御回路Fを構成する。前記一方のインバータ回路INV2は、前記第1のNAND回路NAND1の出力信号を受け、その信号の反転信号を前記電源供給回路B1のP型トランジスタP1及び断続回路B2のN型トランジスタN3の両ゲートに出力する。同様に、他方のインバータ回路INV3は、前記第2のNAND回路NAND2の出力信号を受け、その信号の反転信号を前記電源供給回路B1のP型トランジスタP2及び断続回路B2のN型トランジスタN4の両ゲートに出力する。
そして、本実施形態の特徴として、図1のレベルシフト回路には、前記第1及び第2のノードW1、W2と前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレインとの間に、それらの相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2を保護するための保護回路Aが配置される。この保護回路Aは、2個のN型トランジスタN5、N6から構成される。前記一方のN型トランジスタN5は、そのソースに前記相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1のドレインが接続され、そのドレインには前記第1のノードW1が接続される。また、他方のN型トランジスタN6は、そのソースに前記相補信号入力用の他方のN型トランジスタN2のドレインが接続され、そのドレインには前記第2のノードW2が接続される。これ等の2つのN型トランジスタN5、N6の各ゲートには低電圧源VDDが接続される。前記保護回路Aを構成する高電圧源側のN型トランジスタN5、N6の閾値電圧は低く、例えば0V付近に設定される。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。
定常時、第1及び第2のノードW1、W2の電位は共にH(VDD3)レベルにある。入力信号がL(0v)レベルの場合には、相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2は各々OFF、ONし、ラッチ回路Cの第1及び第2のNAND回路NAND1、NAND2の出力は、各々、L(0v)レベル、H(VDD3)レベルにあって、その論理を保持している。この時、電源供給回路B1のP型トランジスタP1、P2は各々OFF、ONし、断続回路B2のN型トランジスタN3、N4は各々ON、OFFしている。ここで、保護回路AのN型トランジスタN5、N6は、共に、そのソースの電圧、すなわち、相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレインの電圧を、低電圧源VDDの電源電圧以下(N型トランジスタN1、N2の耐圧以下)に制限しているので、これ等の相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2の端子間には、前記第1及び第2のノードW1、W2の高電源VDD3の電圧はかからない。従って、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1の端子間には低電圧源VDDの電源電圧を越える電圧はかからず、相補信号入力用のN型トランジスタN1の破壊を招くことはない。前記NAND回路NAND1の出力がL(0v)レベルであるので、出力端子OUTはL(0v)レベルである。
前記の状態において、例えば入力信号INがL(0v)からH(VDD)レベルに変化した場合には、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1がONし、他方のN型トランジスタN2がOFFする。この時、断続回路B2のN型トランジスタN3はON状態にあるので、前記相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1のドレインが断続回路B2のN型トランジスタN3を経て接地され、これに伴って保護回路AのN型トランジスタN5がONする。その結果、接地経路GP1が接地に繋がって、第1のノードW1の電位はHレベル(VDD3)からL(0v)レベルに変化する。第1のノードW1がL(0v)になると、ラッチ回路Cの論理が逆転し、NAND回路NAND1の出力はH(VDD3)レベルに、NAND回路NAND2の出力はL(0v)レベルに反転する。これにより、断続回路B2のN型トランジスタN3がOFFして前記接地経路GP1が遮断されると共に、電源供給回路B1のP型トランジスタP1がONするので、第1のノードW1は高電圧源VDD3によりH(VDD3)レベルまでプリチャージされる。一方、電源供給回路B1のP型トランジスタP2がOFFして、高電圧源VDD3から第2のノードW2へのプリチャージが停止されると共に、断続回路B2のN型トランジスタN4がONして、次の入力信号の変化待ち状態となる。NAND回路NAND1の出力がH(VDD3)レベルであるので、出力端子OUTはH(VDD3)レベルである。図1のレベルシフト回路は、以上のような動作を行うことにより、低電圧源VDDを電源とする入力信号の論理レベルを高電圧源VDD3のレベルに変換した信号を出力する。
ここで、相補信号をゲートに受ける2個のN型トランジスタN1、N2は閾値電圧の低い低電圧側のトランジスタで構成されているので、前記相補信号用の低電圧源VDDの電源電圧をより一層に低く設定した場合であっても、これ等の低電圧側のN型トランジスタN1、N2は所期通りに動作して、図1のレベルシフト回路のレベルシフト動作は確実に行われる。
しかも、前記相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1がONして、接地経路GP1が接地に繋がった際には、第1のノードW1はHレベル(VDD3)にあるものの、保護回路Aの一方のN型トランジスタN5のゲートには低電圧源VDDが接続されているので、前記相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1のドレインの電圧は、前記保護回路AのN型トランジスタN5によって低電圧源VDDの電源電圧以下に制限される。従って、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1の端子間には低電圧源VDDの電源電圧を越える電圧(N型トランジスタN1の耐圧を越える電圧)はかからず、相補信号入力用のN型トランジスタN1の破壊を招くことはない。
また、保護回路Aを構成する高電圧源側のN型トランジスタN5、N6の閾値電圧は低く、例えば0V付近に設定されているので、低電圧源VDDの電圧が低く設定されても、保護回路Aの2個の高電圧源側のN型トランジスタN5、N6は正常に動作して、図1のレベルシフト回路は確実に動作することができる。
一方、前記とは逆に、入力信号INがH(VDD3)レベルからL(0v)レベルに変化した場合の動作も、前述の動作と同様であるので、その説明を省略する。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
前記第1の実施形態のレベルシフト回路では、図1に示したように、保護回路Aを構成する2個のN型トランジスタN5、N6のゲートに各々低電圧源VDDを接続したが、本実施形態では、各々のゲートに、入力信号INとこれをインバータ回路INV1で反転した信号XINとを入力したものである。その他の構成は図1と同様であるので、その説明を省略する。
従って、本実施形態においても、例えば入力信号INがL(0v)レベルからH(VDD)レベルに変化した場合には、相互信号入力の一方のN型トランジスタN1がONして、第1のノードW1のH(VDD3)レベルの電位が接地経路GP1を経て低下するが、この際には、保護回路Aの一方のN型トランジスタN5のゲートに入力信号INのHレベルの電位(低電圧源VDDの電源電圧)がかかって、この保護回路AのN型トランジスタN5が相互信号入力のN型トランジスタN1のドレインの電位を低電圧源VDDの電圧以下(N型トランジスタN1の耐圧以下)に制限するので、相互信号入力のN型トランジスタN1の破壊を招くことはない。また、相互信号入力の他方のN型トランジスタN2はOFFするものの、保護回路Aの他方のN型トランジスタN6のゲートにL(0v)の電圧がかかるので、第2のノードW2が高電圧源VDD3の電圧であっても、その相互信号入力のN型トランジスタN2のドレインに高電圧源VDD3の高電圧がかかることはない。
入力信号INがからH(VDD3)レベルからL(0v)レベルに変化した場合も同様である。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
図3では、図1のレベルシフト回路と比較すると、相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2の配置位置と、断続回路B2を構成する2個のN型トランジスタN3、N4の配置位置とが入れ替えられている。すなわち、相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2と第1及び第2のノードW1、W2との間に、保護回路Aと断続回路B2とが配置されている。その他の構成は前記第1の実施形態と同じである。
従って、本実施形態のレベルシフト回路では、断続回路B2を構成するN型トランジスタN3、N4と保護回路Aの2個のN型トランジスタN5、N6の双方でもって、相補信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2のドレインの電位が、低電圧源VDDよりも低い電位(2個のN型トランジスタN1、N2の耐圧以下の電位)に制限される。
尚、以上説明した第1及び第2の実施形態における保護回路Aの変形例として、図4(a)〜(f)に示す保護回路A1〜A7を採用することも可能である。例えば、同図(a)の保護回路A1では、各接地経路GP1、GP2に配置される素子は、高電圧側のN型トランジスタN51と低電圧側のN型トランジスタN52との直列回路である。前記高電圧側のN型トランジスタN51の閾値電圧は例えば0vであり、前記低電圧側のN型トランジスタN52の閾値電圧は例えば0.3vである。従って、前記高電圧側のN型トランジスタN51の製造過程において、その閾値電圧が0vにならず、負値(例えば−0.1v)となった場合であっても、低電圧側のN型トランジスタN52のソース(即ち、相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレイン)にかかる電圧は、低電圧源VDDの電圧よりもその閾値電圧分低い電圧(VDD−0.3v)に制限される。また、同図(e)では、同図(a)の低電圧側のN型トランジスタN52はダイオードD1に置換されている。更に、同図(g)に示すように、2個の高電圧側のN型トランジスタN51のソースを、ダイオードからなるクランプ回路D2を介して低電圧源VDDに接続する構成とすれば、高電圧側のN型トランジスタN51のソース電圧を低電圧源VDDの電圧に制限できて、低電圧側のN型トランジスタN52を良好に保護できる。同図(b)〜(d)及び(f)のN型トランジスタN51、N52の各ゲートには、それ等と直列に接続される前記相補入力信号用のN型トランジスタN1、N2のゲートに入力される信号IN又はXINが入力される。同図(e)〜(g)のダイオードD1、D2は、N型及びP型トランジスタで構成可能である。同図(g)では、同図(a)に示した保護回路A1にクランプ回路D2を追加したが、同図(b)〜(f)の保護回路A2〜A6にクランプ回路D2を追加しても良いのは勿論である。
(第4の実施形態)
図5は本発明の第4の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
前記第3の実施形態を示す図3のレベルシフト回路では、断続回路B2と保護回路Aとを設けたが、本実施形態では、図3に示した断続回路B2を構成する2個のN型トランジスタN3、N4を図3の保護回路Aを構成する2個のN型トランジスタN5、N6としても共用して、この2個のN型トランジスタN3、N4により断続回路兼保護回路Eを構成したものである。
前記断続回路兼保護回路Eでは、N型トランジスタN3、N4は、例えば3.3Vなどの高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子で構成され、これ等の高電圧源側のN型トランジスタN3、N4の閾値電圧は低く、例えば0V付近に設定される。
前記断続回路兼保護回路Eの各N型トランジスタN3、N4のゲートには、各々、第1及び第2のレベルシフター(降下回路)LD1、LD2が接続される。これ等のレベルシフターLD1、LD2は、高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子で構成されていて、各々、ラッチ回路Cに接続された2個のインバータ回路INV2、INV3の出力を受ける。これ等のレベルシフターLD1、LD2及びインバータ回路INV2、INV3は、前記断続回路兼保護回路Eの断続回路部分を制御する断続制御回路Fとして機能する。具体的に、第1のレベルシフターLD1は、インバータ回路INV2の出力信号を受けて、その信号の論理レベルを低電圧源VDDのレベルに変換した信号を前記断続回路兼保護回路Eの一方のN型トランジスタN3のゲートに出力する。同様に、第2のレベルシフターLD2は、インバータ回路INV3の出力信号を受け、その信号の論理レベルを低電圧源VDDのレベルに変換した信号を前記断続回路兼保護回路Eの他方のN型トランジスタN4のゲートに出力する。
以上のように構成された本実施形態のレベルシフト回路では、相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレインの電位は、断続回路兼保護回路Eにより低電圧源VDD以下の低い電位(N型トランジスタN1、N2の耐圧以下の電位)に制限されるので、これ等の相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2が破壊されることはない。
また、断続回路兼保護回路Eを構成する高電圧源側のN型トランジスタN3、N4の閾値電圧は低く、0V付近に設定されるので、低電圧源VDDの電圧が低く設定されても、図5のレベルシフト回路は確実に動作する。
更に、2個のN型トランジスタN3、N4のみで保護回路と断続回路を共用しているので、前記第1及び第2の実施形態に比べて、回路面積の縮小が可能である。
(第5の実施形態)
図6は本発明の第5の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
本実施形態のレベルシフト回路が図5のレベルシフト回路と異なる点は次の通りである。図5では、レベルシフターLD1、LD2を設けて、インバータ回路INV2、INV3の信号のレベルを低電圧源VDDの電圧に降下させ、その低電圧源VDDの電圧レベルの信号を断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3、N4に与えたが、本実施形態では、低電圧源VDDを電圧源とする入力信号IN及びその反転信号XINを各々インバータ回路より成る遅延回路DINV1、DINV2を介して断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3、N4に与えている。
前記遅延回路DINV1、DINV2は、前記断続回路兼保護回路Eの断続回路部分を制御する断続制御回路H1として機能する。また、これ等の遅延回路DINV1、DINV2は、例えば1.5vなどの低電圧源VDDで動作する低電圧側の素子で構成される。前記断続制御回路H1が設けられた結果、2個のインバータ回路INV2、INV3は断続制御機能を持たず、電源供給回路B1を専用に制御する電源供給制御回路Gとなる。
従って、本実施形態のレベルシフト回路では、例えば入力信号がL(0v)からH(VDD)レベルに変化した場合には、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1がONする。その際、遅延回路DINV1の持つ所定の遅延時間が経過するまでの期間では、断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3はON状態にあるので、接地経路GP1が接地に繋がって、第1のノードW1の電位がHレベル(VDD3)からL(0v)レベルに変化する。この時、断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3は、そのゲート電位がH(VDD)レベルにあるので、そのソース電位、すなわち、相補信号入力用の一方のN型トランジスタN1のドレイン電位を低電圧源VDDの電圧以下(N型トランジスタN1の耐圧以下)に制限する。従って、この相補信号入力用のN型トランジスタN1が破壊することはない。
また、前記第1のノードW1のL(0v)レベルへの変化に伴い、ラッチ回路CのNAND回路NAND2がL(0v)レベルとなり、インバータ回路INV3の出力信号によって電源供給回路B1のP型トランジスタP2がOFFすると、第2のノードW2へのプリチャージが停止すると共に、遅延回路DINV2の持つ所定の遅延時間が経過すると、相補信号入力用の他方のN型トランジスタN4は、そのゲート電位がH(VDD)レベルとなって、ONするので、次の入力信号の待機状態となる。
(第6の実施形態)
図7は本発明の第6の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
本実施形態のレベルシフト回路が図6のレベルシフト回路と相違する点は次の通りである。すなわち、本実施形態では、断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3、N4のゲートへの入力信号を図6とは異ならせて、入力信号INを遅延回路DL1を経て断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN4に入力すると共に、入力信号INの反転信号XINを他の遅延回路DL2を経て断続回路兼保護回路EのN型トランジスタN3に入力したものである。これ等の2個の遅延回路DL1、DL2は、断続制御回路H2を構成しており、例えば1.5vなどの低電圧源VDDで動作する低電圧側の素子で構成される。
本実施形態のレベルシフト回路の動作は、前記第5の実施形態のレベルシフト回路と同一であるので、その説明を省略する。
尚、前記第4〜第6の実施形態では、断続回路兼保護回路Eを図8(a)〜(e)で置換した断続回路兼保護回路E1〜E5の構成を採用することも可能である。同図(e)に示した断続回路兼保護回路E5は、同図(a)の断続回路兼保護回路E1にクランプ回路D2を配置した構成を例示しているが、同図(b)〜(d)の断続回路兼保護回路E2〜E4にクランプ回路D2を配置した構成を採用しても良いのは勿論である。
以上説明したように、本発明は、低電圧源の電圧をより一層に低く設定した場合であっても、その低電圧源を電源とする一対の相補信号入力用のN型トランジスタの破壊を招くことなく、所期のレベルシフト動作を確実に行うことができるので、低電圧源の下で動作するレベルシフト回路等として有用である。
本発明の第1の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第1〜第3の実施形態のレベルシフト回路に備える保護回路の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第4〜第6の実施形態のレベルシフト回路に備える保護回路の変形例を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
IN 入力端子
OUT 出力端子
VDD 低電圧源
VDD3 高電圧源
D1、D2 ダイオード
N1、N2 一対の相補信号入力用のN型トランジスタ
N5、N6、N51、N52 N型トランジスタ
P3 P型トランジスタ(抵抗)
INV1〜INV3 インバータ回路
DINV1、DINV2 遅延回路
DL1、DL2 遅延回路
NAND1、NAND2 NAND回路
D1 ダイオード
D2 クランプ回路
LD1、LD2 レベルシフター(降下回路)
W1 第1ノード
W2 第2ノード
A 保護回路
B1 電源供給回路
B2 断続回路
C ラッチ回路
E 断続回路兼保護回路
F 電源供給及び断続制御回路
G 電源供給制御回路
GP1、GP2 接地経路

Claims (13)

  1. 低電圧源を電源とする相補の第1及び第2の信号を入力し、その第1及び第2の信号の電位を高電圧源の電位にレベルシフトするレベルシフト回路であって、
    前記相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタと、
    一端が高電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方に前記高電圧源の電圧を供給すると同時に、その他方のノードへの前記高電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、
    前記電源供給回路を制御する電源供給制御回路と、
    前記第1のノードと前記第2のノードとを接続する抵抗と、
    前記第1及び第2のノードの電位を各々ラッチするラッチ回路と、
    前記第1及び第2のノードから前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタを経て接地に至る2つの接地経路に配置され、その両接地経路の一方を接続し且つ他方を切断する断続回路と、
    前記断続回路を制御する断続制御回路と、
    前記第1及び第2のノードと前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタとの間に配置され、前記2個の低電圧側N型トランジスタの端子間にかかる電圧を前記2個の低電圧側N型トランジスタの耐圧以下に制限する保護回路とを備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、前記断続回路を兼用する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に1つのN型トランジスタが配置されて構成される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に2つのN型トランジスタが直列に配置されて構成される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、前記2つの接地経路の各々に1つのN型トランジスタと1つのダイオードとが直列に配置されて構成される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 前記請求項4又は5記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、前記各直列回路を構成する2つの素子同士の接続点と、前記低電圧源とを接続し、前記2つの素子同士の接続点の電位を前記低電圧源の電圧にクランプするクランプ回路を備える
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 前記請求項1〜6の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路以外の回路の何れかには、前記高電圧源の電圧に対する耐圧を有する高電圧源側のN型トランジスタが含まれ、
    前記保護回路は、閾値電圧が前記高電圧源側のN型トランジスタの閾値電圧よりも低く設定されたN型トランジスタを有する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記断続制御回路は、前記ラッチ回路でラッチされた前記第1及び第2のノードの電位に基づいて、前記2つの接地経路の一方を接続し且つ他方を切断するよう前記断続回路を制御する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を受け、この相補の第1及び第2の入力信号に基づいて、前記2つの接地経路の一方を接続し且つ他方を切断するよう前記断続回路を制御する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 前記請求項9記載のレベルシフト回路において、
    前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を各々反転する2つのインバータ回路から成る
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  11. 前記請求項9記載のレベルシフト回路において、
    前記断続制御回路は、前記相補の第1及び第2の入力信号を各々設定時間遅延する2つの遅延回路から成る
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  12. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記ラッチ回路は、第1及び第2のNAND回路を有し、
    前記第1のNAND回路は、前記第1のノードの電位と前記第2のNAND回路の出力とが入力され、
    前記第2のNAND回路は、前記第2のノードの電位と前記第1のNAND回路の出力とが入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  13. 前記請求項2記載のレベルシフト回路において、
    前記断続制御回路は、前記高電圧源を電源として高電圧の制御信号を生成し、
    前記断続回路を兼用する保護回路は、前記断続制御回路からの高電圧の制御信号を前記低電圧源の電圧に降下させる降下回路を有する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
JP2004330249A 2003-12-18 2004-11-15 レベルシフト回路 Expired - Fee Related JP4484671B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330249A JP4484671B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 レベルシフト回路
US11/002,625 US20050134355A1 (en) 2003-12-18 2004-12-03 Level shift circuit
CNB2004101013503A CN1305219C (zh) 2003-12-18 2004-12-17 电平转换电路
US11/808,814 US20070247210A1 (en) 2003-12-18 2007-06-13 Level shift circuit
US12/133,124 US7768308B2 (en) 2003-12-18 2008-06-04 Level shift circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330249A JP4484671B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 レベルシフト回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006140884A true JP2006140884A (ja) 2006-06-01
JP4484671B2 JP4484671B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=36621353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004330249A Expired - Fee Related JP4484671B2 (ja) 2003-12-18 2004-11-15 レベルシフト回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4484671B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737756B2 (en) 2007-09-10 2010-06-15 Panasonic Corporation Level shift circuit
JP2011530213A (ja) * 2008-07-29 2011-12-15 クゥアルコム・インコーポレイテッド 高信号レベル対応入出力回路
US8593203B2 (en) 2008-07-29 2013-11-26 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
JPWO2016067154A1 (ja) * 2014-10-29 2017-09-21 株式会社半導体エネルギー研究所 表示素子、表示装置、または電子機器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737756B2 (en) 2007-09-10 2010-06-15 Panasonic Corporation Level shift circuit
JP2011530213A (ja) * 2008-07-29 2011-12-15 クゥアルコム・インコーポレイテッド 高信号レベル対応入出力回路
US8593203B2 (en) 2008-07-29 2013-11-26 Qualcomm Incorporated High signal level compliant input/output circuits
JP2013240089A (ja) * 2008-07-29 2013-11-28 Qualcomm Inc 高信号レベル対応入出力回路
JP2015133726A (ja) * 2008-07-29 2015-07-23 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高信号レベル対応入出力回路
JPWO2016067154A1 (ja) * 2014-10-29 2017-09-21 株式会社半導体エネルギー研究所 表示素子、表示装置、または電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4484671B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7268588B2 (en) Cascadable level shifter cell
JP4870391B2 (ja) レベルシフタ及びレベルシフティング方法
JP2006261981A (ja) レベルシフト回路及びレベルシフト装置
JP2006311507A (ja) 電源スイッチ回路
KR100795694B1 (ko) 저전력 레벨 쉬프터 및 저전력 레벨 쉬프팅 방법
JP2006295926A (ja) 電圧レベルシフタを備えるインターフェース回路
KR100379610B1 (ko) 전압 레벨 차이로 인한 누설 전류를 효과적으로 차단할 수있는 전압 레벨 변환 장치를 구비한 온-칩 시스템
US11409314B2 (en) Full swing voltage conversion circuit and operation unit, chip, hash board, and computing device using same
JP2004260242A (ja) 電圧レベルシフタ
JP4484671B2 (ja) レベルシフト回路
JP4559826B2 (ja) レベルシフト回路
JP2007180797A (ja) レベルシフト回路
JP2002185299A (ja) 半導体装置
JP2005348427A (ja) 半導体集積回路装置およびレベル変換回路
JP2006295252A (ja) レベルシフト回路及びレベルシフト装置
JP2009065070A (ja) レベルシフト回路
JP2007174627A (ja) レベルシフト回路
US7541839B2 (en) Semiconductor device having a pseudo power supply wiring
JP4469798B2 (ja) 集積回路装置、およびインバータ段の出力で出力信号を駆動するための方法
JP2006301840A (ja) 信号レベル変換バススイッチ
WO2012063382A1 (ja) レベルシフト回路
JP2013110584A (ja) 半導体装置
JP2009171084A (ja) レベルシフタ回路
JP5481071B2 (ja) 半導体集積回路
JP2024093764A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4484671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees